インタゲの政治経済学的考察

economy/0742 / 124 レス / 2003/04/19〜2004/04/23

1 :最近考えた妄想:2003/04/19(Sat) 03:09
若田部、岩田、竹森俊平らのほんを読んで、不況の原因を金融政策の失敗に求めるのがもっとも合理的、科学的だと俺もおもった。それゆえインフレターゲットということでしょ?ただここで疑問なのは経済政策と民主主義との関連性。ちょっと前までの国民の小泉の構造改革支持から両者はある程度結びついているといえると思う。インタゲ派は標準的な経済学で考えると構造改革しても意味無いといっている。それが正しいとすれば、経済学的に誤った政策に国民が合意したといえる。
これはある意味では衆愚制。これにリベラルパラドクス等を加えてもよいが、経済学的観点から考えれば経済政策は民主主義に基づかない方がよいと考えられる。
にもかかわらず、経済政策と民主主義は結びつくべきだと多くの人が考えてる(たぶん)。このようなパラドクスを解決するには、直感的に思いついただけでも以下の仕方があるとおもう。
1.国民の意思と関係なしに官僚、政治家(政治学的にはリーダー、経済学的には独裁者?、プラトン的には哲人?)がリーダーシップを発揮し、(独裁的に?)、正しい政策を行うようになるようなインセンティブを生む制度を作る。
(このようなことは若田部もいってた。)
その上で国民に合意が得られるような説明すれば、民主主義とも合致する。
2.国民に標準的な経済学を学校教育などでまなばせる。それによって民主的な決定で、少なくとも現在よりは合理的な決定が出来ると思う。

だが残念ながら1,2ともインタゲ派=反エートス-反構造論(註、>>2をみてください)の立場では実行が難しそう。
なぜなら1、2両方における制度の改善の誘引として民意が不可欠だと思うから。
だが、現在では民意も合理的でない。インタゲ派の「啓蒙活動」の根本的もくろみは、インタゲ論を仕掛けることによって民意をかえることだとおもう。
だが民意≒内面≒エートスは上記にも述べたようにインタゲ派みずから否定してしまっている。この矛盾をどう考えればいいのでしょう?こんなこと書いてる本あったら紹介して頂戴。
2 :最近考えた妄想:2003/04/19(Sat) 03:10
註:稲葉振一郎のHPからヒントを得て反エートス-反構造論を次のように勝手に定義する。即ち、経済問題と国民の精神構造or社会構造とを無関連と考える立場。その立場と対照的なのは、資本主義論論の講座派(その延長に金子勝)、野口悠紀雄ばりの「デフレによる改革促進論」、竹森の本で言えばヒルファーディング。
3 :走る名無しさん:2003/04/19(Sat) 03:11
そのための日銀法です(笑)
4 :七子:2003/04/20(Sun) 22:29
>>1

二つの点で、的確に分離できていないとおもう。

一つが問題状況の分離

 1 インフレターゲットが正しいと仮定した上で、それをどのように政治的に実行して
   いくかという意思決定のプロセス

 2 どのような統治機構が適切な経済政策を選択できるかという機構論

もう一つが、政治学的な分離

 1 正当性はどこからくるかという正当性理論

 2 どのような統治機構が適切な経済政策を選択できるかという機構論


まず、問題状況1の意思決定のプロセスだが、小泉政権がインフレーターゲットを採用
しなかったから衆愚政治だは、論理が飛びすぎ。
国民にマクロ経済学の全てを理解することを期待するのは、全ての国民が犯罪をおこ
さないことを期待するよりも厳しいものであり、かつ、仮に、国民全てが「マクロ経済学
どんとこーい」となり、マクロ経済政策を実施したら、別の問題が発生すると思うだが。

逆に、インフレターゲットが正しいと仮定し、現行の機構上でインフレターゲットを導入
する方法を模索し、どうもうまくいきそうもないならば、「機構」上の問題があるということ
になる。「民主主義」と「機構」については後に述べる。

この日本でインフレターゲットを導入することができる者、組織は以下の三つである。

 1 日銀総裁 福井氏
 2 総理大臣 純ちゃん
 3 立法府

法律上は、1から3の順に権力が強大になっていく。
5 :七子:2003/04/20(Sun) 22:29
従って、市井の私が、あるいは、あなたが、インフレターゲットを導入しようと思ったら、
福井氏を脅すか、純ちゃんを説得するか、あるいは、このどちらかを退陣させるか、
法案を作り、議員に持って行き、議員を説得し、議会を通しもらうしかない。

しかし、ここで、ひとつの問題が浮かびあがる。インフレターゲットが正しいならば、何故
専門家の福井氏が導入の意思決定をしないのだろう。
現実は、インフレターゲットが正しいかもしれないし、違うかもしれない。ここは、正しいと
仮定して論を進めれば、福井氏がたわけだからという結論になる。

これは、機構上の立論に大きな影響与える。専門家と思われてその地位いる人がたわ
けかも知れない。ある意思決定者がたわけであった時のためにどのような機構を準備す
るか。

一つの手段が意思決定を何段階にわけること。

幸い別の意思決定者がいるので、たわけはほっと置いて別の意思決定者のところに行っ
てみる。純ちゃんのところに行ってみる。しかし、彼はクリーンで気持ちの良い男だったが
たわけだった。

しかも、人間は過去の過ちは自分でなかなか認めない。私のような素直な人間は謝りを
素直に認めるが、私の周りをみてもそんな気持ちの良い奴はなかなかいない。それどころ
か、私に対して「たまには素直になって人の意見を聞いてみたらどうだ!」と罵倒するひね
くれたやからがいる始末。やれやれだ。

そこで重要なのが総理大臣を指名し、不信任決議によって解任させられる議会の存在だ。
議会が退陣しろと言えば、総理大臣は退陣か総選挙に打って出るしかない。

しかし、議会もたわけだったらどうしよう。首相にぶーぶー行っても、それがてんで的はずれ
だったらどうしよう。議会に法案作成能力がなく、マクロ経済に詳しい人間がなかったらどう
しよう。経済の話をしにいったら、共産党しか聞いてくれなかったらどうしよう。

三者全てたわけだったら私達はどうすれば良いのか。
6 :七子:2003/04/20(Sun) 22:33
これは、二つの問いかけである。

 1 そんな現実でなかで、私達はどのような行動を取るべきなのか

 2 三者全てがたわけなどという哀れな結果を避けるためにはどのような「機構」をつくれば
   よかったのか。

1 への正攻法の答えは、「言論と投票箱」しかない。別の言葉で言えば「気合」である。
夏目漱石は、人間は知性には頭を下げないが努力には頭を下げると言っていた。
論理的に説得し、粘り強さで納得させる。「私の意見は正しく、他人を説得するはずだ」と信
じる狂人となって主張し続ける。

これを、「信念を持って」(確率論的に正しい選択肢と信じて)やり続ける。

この点は、ミルトン・フリードマンを見習わなければならない。
あのおっさんのすごさは何より粘り強さある。

具体的には、この掲示板に書き続けるのも良いし、街頭演説も良いだろう。友人を各個撃破
するのも良い方法だし、満員電車の中でずっと大声で主張するのも良いだろう。

これが究極の権力を持っている「国民」を説得すれば、彼ら、彼女らが究極の権力を行使
(正当性の理論)して、インフレターゲットを導入する議員を投票箱で選ぶことによって(機構
論)で、インフレターゲットは導入されるはずある。
その前段階で上記の三者のいずれかが翻意して、導入の意思決定をするかもしれない。
しないかもしれない。しかし、それは、いずれにしても「言論」と「民主主義」という<正当性>
をもった<機構>を通じてであり。それ以外はない。
7 :七子:2003/04/20(Sun) 22:34
しかし、私は週プレ(週間プレイボーイ)が愛読書で、吉野家で並を二杯食べる知性派なの
でそんな泥臭いことはできません。
歴史上にも同じような知性派がいる。
あまり有名な方ではないのだが、「モンテスキュー」という言う奴です。
「法の精神」になんていう誰も読まない本を書いきました。書いた本の内容で弾圧されるの
が怖くて偽名で国外で発行したのに、「こんなのモンテスキューしか書かねえよ」と、ばれて
しまったお茶目な人です。しかもまったく弾圧されなかったチキン野郎です。

師匠のロックと大違いです。ちなみに、ロックの「市民政府二論」の最初の方は、徹頭徹尾
他人の説の批判です。他人の批判するのに論文を一つ書くなんて驚くべき奴です。
「ロックはすごい」と刷り込まれていないと、最初の論文で「え、この人大丈夫」と思うこと受
けあいです。

長くなったので、とりあえず、このへんで。
8 :すりらんか:2003/04/20(Sun) 22:52
でも日銀がインタゲ反対なのは不良銀行の淘汰がおこるから……という日銀マン
にとっては重大な問題があるからなんではないでしょうか.その意味では日銀の
人がインフレ策に反対なのはある意味合理的なんではないかと思います.
9 :走る名無しさん:2003/04/20(Sun) 23:53
日銀の仕事は銀行を潰すことなのか?淘汰っては合理的なのか?
10 :最近考えた妄想:2003/04/21(Mon) 00:08
>ななこ氏へ

「国民すべてにマクロ経済学を知ってもらうのはむり」なのはもちろん承知の上
経済学の教育を施すという選択肢を書いたのはレトリック、非現実的。
すると政治学でいうリーダーシップ(社会選択論で言う独裁者?)や官僚が必要となる。
確かに衆愚制というのは言い過ぎかもしれないが、国民がインタゲを選択しない且つマクロをしらないということから、金融政策に関しては衆愚制といえる。
仮に金融政策に関しては衆愚制ではないとすると、国民の多くがマクロを知っているということになりあなたも言うように非現実的。

よって現実的なのは、リーダー(あなたの言葉を使うと1 日銀総裁 福井氏 2 総理大臣 純ちゃん 3 立法府)に正しい政策へのインセンティブを持たせるような組織(あなたの言葉でいうと機構)を作ること。その上で国民に説明すれば、形式的には民主的になる。(インタゲを国民に説明しても反対はないと予想される。なぜなら上記にもあるとおり、国民の多くはマクロを知らないから。)そして、例えば、すりらんか氏の言うように日銀マンがインタゲに反するのは国益でなく日銀益?を優先しているからであるとすれば、国益を優先できるようなインセンティブが働く組織に作り変えることが必要となる。
そのためにあなたは、
>具体的には、この掲示板に書き続けるのも良いし、街頭演説も良いだろう。友人を各個撃破
>するのも良い方法だし、満員電車の中でずっと大声で主張するのも良いだろう。
といっているけど、俺もそんなのしたくなし、それは学者が啓蒙書を通してやっている。(俺も啓蒙された)
11 :すりらんか:2003/04/21(Mon) 00:08
>>09
全く逆の話をしているんですが…….

日銀の権力行使先であり天下り先である銀行をつぶすようなことだけはさけたい
でしょう.インフレが起きて市場メカニズムによる選別的な淘汰(不良行のみが
つぶれる)がおきると救済措置がおこないにくい(一斉に悪化した場合には「決
済システムの維持」などの理由がつきやすい)……すると銀行の日銀への忠誠度
が落ちる(どうせ救ってくれないんだからなんでつくさにゃいかんのか和下欄)

これは日銀の内部の人にとっては大変重要な問題であり,その様な事態を招くイ
ンタゲに反対するのは「組織人として」合理的だと書いているんです.
12 :最近考えた妄想:2003/04/21(Mon) 00:08
よって俺が現時点で、インタゲを施行するのに最も有力だと思われる具体的方法は
短期的には、そこまで民主的な方法ではないが、学者のロビー活動。(それに似たようなことを、岩田氏は国会でやっていたとおもう。)

長期的にはジャーナリストが、上記にも述べた組織≒機構を変えるため日銀、財務省の組織的腐敗(あるのかどうかは分からないが)を炙り出して、国民、議員に日銀、財務省改革をやろうとするインセンティブを生み出す。
だがこれは、国民にインタゲの必要性を訴える事ではないし、>>1にも述べたように民意≒内面≒エートスはインタゲ派みずから否定してしまっている。
13 :最近考えた妄想:2003/04/21(Mon) 00:15
註

>>10インタゲを国民に説明しても反対はないと予想される。なぜなら上記にもあるとおり、国民の多くはマクロを知らないから。

というのは逆説的に聞こえるかもしれないが、国民は集団として見ればマクロ経済学をしらないということを前提にしているので、どのような政策が実施されよと、説得力のある説明がされればそれを支持しているといえる。逆に、下手に経済学をしっている(知ったふりをしている)「有識者」、「評論家」の方が反対する。
14 :走る名無しさん:2003/04/21(Mon) 00:34
誰も指摘してないことだが>>01氏の
「インタゲ派は標準的な経済学で考えると構造改革しても意味無いといっている」
というのは誤りだよね。

構造改革という名の権力闘争ではなく、真の構造改革であれば潜在成長率を
上げるという効能がある。平均して毎年3%ずつ収入が増えるよりも
毎年4%ずつ収入が増える方がずっと嬉しいので構造改革には大きな意味がある。

しかし、デフレを放置したままでは需給ギャップは埋まりそうもないし、
需給ギャップが埋まらなければ潜在成長率が実現することはないので、
構造改革の努力が無駄になってしまうのだ。

リフレ派が「経済問題と国民の精神構造or社会構造とを無関連と考える立場」
だというのも誤り。

「経済と国民性や社会構造は関連している」という立場と
「デフレから脱出して需給ギャップを埋めることは金融財政政策という
社会全体の中のほんの一部の制度を利用するだけで可能である」
という主張は互いに矛盾しない。

そもそも「関連している」という曖昧な言い方だと絶対に否定できない。

若田部、岩田、竹森なんかは、改革は改革で重要であるが、
デフレ不況脱出もまた重要であるという考え方を広めようとしています。
それによって民意を変えようと本気で努力しているわけだ。
俺はその考え方も努力もどちらも正しいと思うので、
積極的に応援すべきだと思うけどね。そして、
自分自身が説得する側の人間になることが最大の応援だ。
15 :走る名無しさん:2003/04/21(Mon) 00:36
>>01-02

いなば氏は自分自身が超越的で嫌らしい立場に立たないように十分注意を
払っていると思う。>>01-02氏のような議論をしたければその点には十分
注意を払うべきだと思う。
16 :最近考えた妄想:2003/04/21(Mon) 01:12
>>14ごめんなさい、言葉不足でした。
正しくは、「(現時点では)構造改革しても意味無いといっている」
とすべきでした。
俺も効率化という観点からみれば「構造改革」は必要だと思うし
竹森の本にも、構造改革は景気がよいときに行われているという事を実証している論文が紹介されていたはず。

あと「経済問題と国民の精神構造or社会構造とを無関連と考える立場」
における「経済問題」の解決は、リフレ派は当面の間「金融財政政策」によるべきと考えている
とすれば、「金融財政政策と国民の精神構造or社会構造とを無関連と考える立場」といえないでしょうか?でもこれはあなたの言うとおりあいまいなので「現在の不況は、(改革すべき)構造によって引き起こされたのではなく、財政金融政策の失敗によってひき起こされた立場」としたらどう考えますか?
17 :最近考えた妄想:2003/04/21(Mon) 01:13
あと>>14「積極的に応援すべきだと思うけどね」といってるが具体的にはどんな応援をしてるの?
おれは「啓蒙活動」をべつにすれば(といいながら俺自身は「啓蒙」されているが・・・。どうぞ笑ってください)、リフレ派の考えは基本的に正しいとは思うが別に応援はしてない。っていうかしようがない。社会工学的な問題だし・・・
18 :走る名無しさん:2003/04/21(Mon) 05:12
>>17
>具体的にはどんな応援をしてるの?

名無しなのでそういう質問をされても・・・。

難しく考えなくても、ここ以外の場所で機会があるごとに
若田部、岩田、竹森が最近言っていること(実際にはその中身も説明するようにする)
は正しいんだよという話をする程度のことはすぐにでもできると思う。
他人に話しているうちに理解が深まるので自分の勉強にもなる。

ネット上にあれば良いと思うのはリフレFAQ
たしか一夢庵氏が作りかけたのがあったと思うがどうなったんでしたっけ?
真面目に考えると大作業になりそうな予感がして躊躇してしまう。
19 :歌舞:2003/04/21(Mon) 08:33
http://ichi-m-an.hp.infoseek.co.jp/inflation_target_links.html
20 :走る名無しさん:2003/04/21(Mon) 13:07
>>18,>>19
これも使える。
http://www.rieti.go.jp/jp/special/policy_discussion/07.html
21 :走る名無しさん:2003/04/21(Mon) 18:51
日本のインフレターゲッティング政策FAQ
http://www.csfb.co.jp/client_entrance/research/economic/eco030110.pdf
22 :走る名無しさん:2003/04/21(Mon) 21:19
これいいですね。
「平成デフレと1930年代米国の大恐慌との比較研究
-信用経済がもたらす影響を中心に-
http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/ron028.pdf
23 :走る名無しさん:2003/04/22(Tue) 03:38
>>22
何が書かれているのかわからない。
歴史でもなく、分析もなく、雑多な文章の羅列。
今の日本のデフレを日本的な金融制度からくるといいながら、1930年代米国と似ている
なんて(金融政策の失敗ならわかるが日本的はどうしたんだ!)学者のペーパーとは思えない。
適当に迎合しながら、受け入れやすいモノを全部いう、政治家の演説みたい。
24 :走る名無しさん:2003/04/22(Tue) 04:50
この板的ではあるのでそうきつく言うなかれw
25 :走る名無しさん:2003/04/22(Tue) 07:45
丹羽春喜の政府通貨発行益論をはじめて読んだが、まるでわかってない。
日銀が紙幣を刷っても貨幣発行益がでない、と書いてる。笑い
次に政府通貨の発行の権利を日銀に「転売」し、日銀の「健全経営」に役立てる、とも書いている頭がくらくらしてくる。
しかも制限も明示的でないし、二千円札が流通しなかったので紙はだめ、などと余計な妄言も続く。
これではせっかくのアイディアもだいなしだね。
http://www.asyura.com/2002/dispute2/msg/356.html
26 :走る名無しさん:2003/04/22(Tue) 09:32
>>25
丹羽はインタゲ反対。とにかくバンバンやりたいからだろう。
この点でダメ。
27 :走る名無しさん:2003/04/22(Tue) 09:38
>>23
著者は学者となっているが、疑問だ。
何についても「検討する」と書いてあるだろ。あれは役人言葉みたいだ。
本当の学者なら、「○○を検討する」ではなく、「○○を△△の観点から検討した結果、採用すべき(採用すべきでない)」となる。
28 :走る名無しさん:2003/04/22(Tue) 12:10
>>11
不良銀行の淘汰を日銀が心配するというのもあるだろうが、他人(不良銀行)の心配より、インタゲがうまくできなかった場合に我が身(日銀)がペナルティをくらうのがいやなんだろ。日本の官僚組織は担当するけど責任をとるのはイヤというのが相場だ。
29 :走る名無しさん:2003/04/23(Wed) 12:12
>>28
その点をスティッグリッツがついたわけだ。
仕事をしない日銀には独立性はないと。
30 :走る名無しさん:2003/04/23(Wed) 21:11
日銀たんが一番心配しれるのは、自分の天下り先でもペナルティでもなくて、
資産価格の扱いだと思うよ。
31 :走る名無しさん:2003/04/23(Wed) 23:09
日銀はISDNか
32 :走る名無しさん:2003/04/24(Thu) 13:04
>>31
ISDNって何?
33 :走る名無しさん:2003/04/24(Thu) 21:38
>>322
みかか
34 :33:2003/04/24(Thu) 21:39
すまん
>>32
35 :走る名無しさん:2003/04/24(Thu) 21:44
>>33

とんとかいも
36 :ISDNとは:2003/04/25(Fri) 12:45
Integrated Services Digital Networkの略。
NTTが提供する「INSネット64」などの商品が有名。

http://yougo.ascii24.com/
37 :system:2003/04/25(Fri) 13:08
日銀はISDNってどんな比喩さ?
38 :走る名無しさん:2003/04/25(Fri) 13:24
解釈1
ISDN=NTTの不良資産
日銀=日本の不良資産
39 :走る名無しさん:2003/04/25(Fri) 13:36
解釈2

コストの安いADSLに物理的にも政治的にも干渉して効率を下げる
40 :bewaad:2003/04/26(Sat) 18:50
>>18-21
faqを作ってみました。間違いや足りない点などあったら教えてください。
http://bewaad.com/archives/themebased/reflationfaq.html
41 :30:2003/04/28(Mon) 19:00
自己レス。
>>30
>>資産価格の扱いだと思うよ。
資産バブルのことです。
消費者物価が安定的に推移してる時に資産バブルになりそうだから
金利上げますと言って上げられるのだろうか?と言うことです。
日銀は資産価格ターゲットを明確に否定してるから、そんな事言い出したら
自己矛盾に陥る。って事は絶対にインタゲなんてしたくないってことなんだね。
42 :ろしあんぶる:2003/04/29(Tue) 02:19
>>40@bewaadさん

素晴らしいですね。
感動しますた。

僕なんかが言うのもアレですが、「問1-5:インフレターゲットって何?」には「ターゲッ
ト外から施行する場合は達成期限を明確に定める」みたいな文言を入れていただけると嬉
しいです。
43 :ろしあんぶる:2003/04/29(Tue) 02:19
>>40@bewaadさん

素晴らしいですね。
感動しますた。

僕なんかが言うのもアレですが、「問1-5:インフレターゲットって何?」には「ターゲッ
ト外から施行する場合は達成期限を明確に定める」みたいな文言を入れていただけると嬉
しいです。
44 :ろしあんぶる:2003/04/29(Tue) 02:20
>>40@bewaadさん

素晴らしいですね。
感動しますた。

僕なんかが言うのもアレですが、「問1-5:インフレターゲットって何?」には「ターゲッ
ト外から施行する場合は達成期限を明確に定める」みたいな文言を入れていただけると嬉
しいです。
45 :ろしあんぶる:2003/04/29(Tue) 02:44
わああ。
3重カキコすみません・・・。
逝ってきます。
46 :走る名無しさん:2003/04/29(Tue) 12:14
問8-2:浜口首相&井上蔵相って、腐敗や経済停滞に命をかけて立ち向かったけど、何か問題でも?
http://bewaad.com/archives/themebased/reflationfaq.html#q82
47 :ドラエモン:2003/04/29(Tue) 18:02
>>46

>経済停滞に命をかけて立ち向かったけど

? 実際死ぬまで命をかけて経済停滞(昭和恐慌)を引き起こしたわけだが(爆
48 :走る名無しさん:2003/04/29(Tue) 18:08
問8-2:浜口首相&井上蔵相って、腐敗や経済停滞に命をかけて立ち向かったけど、何か問題でも?
答:彼らのスタンスは、経済をあえて苦境に突き落とすことによって非効率部門を一掃し、そこから日本経済は新たに成長を始めるというもの。 しかし、苦境に突き落とされた経済の中で、失業率は増加、社会不安が広がる一方で、財閥などデフレに耐える経済力のある「持てる者」はカルテルなどを活用して生き残りを図り、経済の寡占度は上がっていく。 月並みな言葉だが、「地獄への道は、善意で敷き詰められて」いたのだ。
49 :すりらんか:2003/04/29(Tue) 18:50
すごいです.これで新規参入の人の質問のほとんどには「ここ見てからね」
と交わすことが出来る.討論の際のカンペとしても最適かもしれません….
50 :走る名無しさん:2003/04/29(Tue) 19:00
>>40
http://bewaad.com/archives/themebased/reflationfaq.html

問2-6:中国から安い輸入品が流れ込んでいることがデフレの原因であり、致し方ないのでは?
答:(1)輸入品を直接含まない物価指数であるGDPデフレータも継続的に低下しているので、輸入品とは無関係にデフレは発生していると言える。

ということでいいですか?
51 :走る名無しさん:2003/04/29(Tue) 21:42
>>40
問.なぜリフレ政策が世間で支持されないのか?
の答えも書いておくれ。
52 :走る名無しさん:2003/04/29(Tue) 21:55
日銀が「事なかれ主義」だから
53 :すりらんか:2003/04/29(Tue) 22:23
>問.なぜリフレ政策が世間で支持されないのか?
これはリフレ策の有用性を説得し,実現させていく上で最も重要な問かもしれません.
……でみなさんは何でだと思いますか?先日,学部以来の友人でジェンダーの人と話
したのですが,「マッチョでない政策は支持されない」という話を聞き……ちょっと
面白い視点を得たかなぁと思っています.ブッシュ・小泉路線も,膿だしの発想も,
覚悟を決めろ的精神論もすごく「響き」が勇ましくてマッチョですよね.一方,リフ
レって凄く技術論じゃないですか.社会学とかそう言うの素人なんで何とも言えない
んですがこういう「勇ましくなさ」が経済学者を含む多くの人の支持を得られない理
由なのかなぁとおもったりします.
54 :MM:2003/04/29(Tue) 23:02
>>53
それはいい指摘です。齋藤氏もいっている。インタゲは「セクシーなレトリック」だってね。
笑い このときのセクシーはどうもマッチョではないんでしょう。
55 :深嶋 修:2003/04/29(Tue) 23:19
>>40
 私のような経済学オンチがインタゲを勉強するには、涙モノのfagですね。
 読ませていただいて、インタゲに対する浅はかな拒絶反応はかなり解消されましたが、そのまま受け入れづらい部分もかなり残ります。
 私なりの、インタゲ、構造改革に関する意見を、以下の記事(HP「平成維新」で公開予定)にまとめてみました。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/ima1.htm

 一般人に、なぜリフレ政策が世間で支持されないのか?のご参考のひとつにでもなれば幸いです。
56 :Thumb:2003/04/29(Tue) 23:25
>>53
金融政策のイメージが持つ「アバウトなマッチョ」も同じように嫌われていると思いますがね。
何せレジーム・チェンジですからね。女性的な発想ではない。
イメージとして、もっとマッチョな財政政策と同列に思われている。

対立相手にマッチョというネガティブなレッテル貼るという構造こそ、
マッチョを温存するための手法のような気もするんですけどね。
米国が悪の枢軸の独裁制に張ったレッテルも同じようなものでしょう。
一方は、シバキアゲ主義と非難し、もう一方は、リスクをみないぶっきらぼうな政策と無視する。
これってマッチョのレッテル合戦でしょう。要するにジェンダーの壁を固くしているだけ。

セクシーというのは、そういうジェンダーの壁を飛び越えるところに妙味があるんでは。
57 :ドラエモン:2003/04/29(Tue) 23:35
>Thumb氏

ん? 勘違いしてません?すりらんかは、>>53で「マッチョな方が支持される」と言ってるが?
58 :Thumb:2003/04/29(Tue) 23:38
>>53 >>57
失礼しました。全く逆でした。逝ってきます
59 :cloudy:2003/04/30(Wed) 02:34
>>55
> ・デフレによる実質金利の上昇による債務者の損失の不合理部分を、一定期間毎に清算し
> 返済額の減免を行う。
> ・上記による貸し手の損失を日銀が全額補填する。
> ・上記の通貨供給により、結果的にデフレを緩和する。

モラルハザードが発生すると思います。

> しかしその主な動機は、将来の値下がり期待ではなく、将来や失業等のリスクへの備えと
> 見るべきではないでしょうか。

これも良く聞く意見。しかしそれは「自分の将来の収入は今より減るだろう」という予測、
すなわちデフレ期待にほかならないのでは。

> 本来の有効需要を喚起する最も有効な施策は、市場経済が十分に機能していない分野に
> おいて存在する、膨大な満たされていないニーズを刺激することです。
(…)
> (インフレを目的化しない)通貨流通量増加策こそ、有効な需要喚起策(効率は高くなくとも
> ニーズの高い分野における供給強化策)となりうると考えます。

このあたり、どんな政策をとるべきといってるのかわからない(というか書いてない)。
規制緩和でしょうか?
60 :bewaad:2003/04/30(Wed) 03:18
いろいろとレスをいただきありがとうございます。

>>42 ろしあんぶるさん
いつも真っ先に着目していただき感謝してます。
問1-5にはご指摘の趣旨を盛り込みます。

>>49 すりらんかさん
かのすりらんかさんにそこまでお認めいただき、感激してます。
可能な範囲でどんどん活用してください。

>>50
私から何かお答えすべきなのでしょうか・・・?

>>51
難しい問題ですが、すりらんかさんの>>53も参考にしつつ、追加します。

>>53
ページ拝見いたしました。可能な範囲でfaqに問いを追加してお答えしたいと思います。

加除訂正すべき点の指摘やご意見ご要望、他にもございましたらよろしくお願いします。
61 :走る名無しさん:2003/04/30(Wed) 04:59
> (インフレを目的化しない)通貨流通量増加策こそ、有効な需要喚起策(効率は高くなくとも
> ニーズの高い分野における供給強化策)となりうると考えます。
ほとんど現状維持なのでは?
62 :深嶋 修:2003/04/30(Wed) 20:51
以下ピントはずれで、スレのレベルを下げたらお詫びします。

>>55
>モラルハザード
債務者がデフレによって不合理なしわ寄せを受けているかどうかは,インフレ率のみで客観的評価が可能ではないでしょうか?・・
(仮の話ですが,実質金利で評価すると,インフレ率だけでなく名目金利の変動が包括されてしまうため,日銀からの補填を見越した極低金利融資が横行しモラルハザードが生じてしまうような気がしますが?・・。)
名目金利や自分自身の収入や担保資産の価値の変動リスクについては,自己責任原則を貫けば,大きなモラルハザードは起こらないような気がするのですが・・いかがでしょうか?
また,名目金利はインフレ率にも影響をうけることから,「デフレを帳消しする名目金利の低下があっても,日銀の補填を受けてしまう」と言う問題点は残るような気がしますが,デフレ期のほうが「日銀補填も含めた実質金利」が安くなるような仕掛けは,デフレ緩和・景気回復にも整合していると思われます。
ただ,少なくとも現状の実質金利は過去に比べさほど高くなく,上記のような政策を今すぐ行なうような状況にはないように思われるのですが。

>デフレ期待に他ならない
「デフレ期待=物価下落分だけ賃金も減る(実質賃金は変わらない)=借金さえなければ困らない」と解釈しているのですが
年金不安や失業の話は、デフレとは直接的な関係はないと思うのですが。
63 :深嶋 修:2003/04/30(Wed) 20:53
>>59
>>61
 上記のような債務者対策とは別に,潜在的な実需・必需・内需の喚起(それに対する供給強化)を目的とした具体的な経済政策の例としては,使用目的を限定した超長期償還無金利国債の買い切りオペが考えられるのではないでしょうか。
 上記には,以下が不可欠であると考えます。
・本政策の目的はインフレ化ではなく,現在世代の人的資源の有効活用であること
・次世代へのツケの実質的最小化(社会の持続性確保に向けたストックの最大化)を目指すこと
・上記の理念の元で使用目的の決定に民意が十分反映されること

 連携すべき社会政策としては,上記財源を根拠とした良質なストックにつながる投資への支援,労働集約的な環境保全事業の大規模かつ継続的な実施,規制改革(単純な規制緩和ではなく),社会的ニーズに直結した社会人教育の充実等が挙げられます。

 大事なことは,このような経済政策が,破綻的でもないし将来世代に不合理なつけを回すものでもないことを,一般の人達に広く認知してもらうことではないでしょうか。
 そのためには,無機質な通貨流通量増加策に上記のような生活臭ある大義名分を付与することが不可欠だと考えます。
 化石燃料が底をつく時代はまだまだ先かもしれませんが,環境問題が更に顕著化し高齢化により労働力が大きく減少する時代はそう遠くないはずです。
そうなってしまってから,「700万人を超えるとも言われる実質失業者と年間3万人を超える自殺者」を出して,それらの貴重な人的資源を将来のために活かしきれなかった経済社会政策の過ちを後悔しても遅いはずです。
64 :走る名無しさん:2003/04/30(Wed) 23:32
>>63
日銀が財政政策をしろ、って事?
65 :深嶋 修:2003/04/30(Wed) 23:55
財政政策はもちろん政府がするのでしょうが、独立性の問題はあるものの、危機的な財政事情の中で国民に不安を与えない大胆な財政政策には、日銀の手助けが必要ではないかと思っているのですが、おかしいですか?
66 :一夢庵[一夢庵]:2003/05/01(Thu) 00:24
>>60 bewaadさん
遅くなってしまいましたが、拝見しました。すばらしいです。
67 :走る名無しさん:2003/05/01(Thu) 11:18
マッチョかどうかはともかく、「潔く散る」政策が支持されることは多い。
68 :64:2003/05/01(Thu) 12:34
>>65
批判というより疑問に思っただけです。いちご経済板住人の多く(?)とは違って漏れは
「ど」の憑く素人。具体的な話について答えられるかどうかはかなり不明。この辺の事は
できれば詳しい人にお願いしたいくらい。
それはそれとして疑問ついでに書くと日銀の目的って物価安定と金融システムの安定でし
ょ。財政政策の錬金所にするとしたら日銀法の改正が必要でしょう。それについては「改
正すればいいだけ」という返答がくるかもしれないけど、それ以前にこの案ってヘタすり
ゃ財政規律を乱しかねない。ぶっちゃけた話、財源を日銀の輪転機で、ってのを積極的に
肯定するものだから。財政規律を守る制約はせいぜい「民意が十分反映されること」とい
う程度で実に危うい。日銀や政府は俗説煽りの天才じゃないかとか漏れなんかは思うから、
「潜在的な需要」のある産業を政治が探し出すインセンティブなんてあるわけないという
点も含めて、俗説が「十分反映」されてバラまきになっちゃうかもしれない。「民意」そ
のものにしたって、「消費者の選択はいつでも正しい」って事はないからなんで市場メカ
ニズムを飛び越えて民意に依存するような事をするのかわからない。マクロの回復のほう
がよほど良いのでは?
69 :64:2003/05/01(Thu) 12:34
それと、インフレを目的としなくても市中の貨幣量が増加すればインフレ方向に動くでし
ょ。「インフレが起こらない程度の供給」だったら「貴重な人的資源」を活かすにはほど
遠いものとなるだろうから「インフレが起こらない程度の供給」でありえるはずがない。
で、インフレが目的じゃないんだから日銀は当然引き締めをする事になる。財政政策の効
果より金融政策の効果(乗数効果、って言うんですかね)のほうが大だから、場合によっ
ちゃ景気を後退させるだけって事にもなりかねない。大体、不況時で新規産業をおこすこ
と自体が困難でしょう?この点においても好況時の方がよほど効率よく新規産業をおこせ
ると思うんですけど。その点(マクロ環境からくる企業運営の困難さ)を補うために潤沢
な資金供給を特定産業に投下するとなるとモラルハザードの危険性が増すでしょう。
ぱっと見で思ったのはこんなところ。的外れだったら御免なさいね。
70 :走る名無しさん:2003/05/01(Thu) 23:35
小泉が、インフレの痛みを絶えろとアジっていたら、歴史は変わっていた。
全てはボタンの掛け違い
71 :深嶋 修:2003/05/02(Fri) 00:25
>>68
 丁寧なレスをいただき感謝します。
 遅レスにはなりますが、私なりに精一杯お答えしたいと思います。
 間違い等あれば、是非教えてください。

「財政規律」「日銀を財政政策の錬金所」
 私も、財政規律は中長期的には保つべきだと思います。
 そのためには、先進国の中では例外的に低い国民負担率(租税負担率+社会保険負担率)を正常なレベルにすること、規制緩和等により民業の活躍範囲を広げることが不可欠であると考えます。

 しかし、今の日本経済は、かなり厳しい状況あると言えるでしょう。
 増え続ける大借金と重病を抱えている人を救うためには、当面は、病気を治すための資金を超長期低金利で融資するしかないはずです。
 今の日本社会の病気を治すためにも、極めて規律の乱れた財政を中長期的に規律回復するためにも、日銀のかなり強引な金融政策との連携が当座不可欠であると考えます。

 そのような緊急事態だからこそ、日銀の独立性、物価や金融システムの安定に対する責任は、堅持すべきであると考えます。
 幸いにも今はデフレなので、通貨供給を増やす余地がかなりあるので、責任を持てる範囲で「財政政策の錬金所」となることができるはずです。
 インタゲでは「適度のインフレを起こすこと」が日銀の責任になりますが、提案する政策では、「政府が何と言おうとも、過度なインフレを起こさない範囲にとどめること」が日銀の責任となるでしょう。
 「日銀の独立性」とは、独自の判断と責任をもつことであって、政府に正当な協力をしないと言うことではないはずです。
72 :深嶋 修:2003/05/02(Fri) 00:27
>>68,69
「俗説が十分反映」「特定産業への資金投下がモラルハザードをうむ」
 おっしゃるようにその危険性は大いにあるでしょうね。
 そのようなことのないように、産業の特定には、市民参加型の政策懇談会や国勢調査を実施するなりして、透明性を高める必要があると考えます。
 いずれにしても、必需最優先が大原則になると考えます。
 ただ、私の独断と偏見かもしれませんが、以下のような分野を対象とすることは、大多数の合意が得られるような気がするのですが・・

>>55で紹介させていただいたページの抜粋
>託児所への待機児童は全国で約3万人、特別養護老人ホームへの待機者数は
>その比ではありません。
>その他にも、商売は成り立ちづらいが確かなニーズがあるはずの分野は
>山ほどあります。
>環境保全事業、クリーンエネルギー、大規模地震に対する防災、
>高齢者向けサービス(家事代行等)、高信頼性安全食品、社会人教育・・
73 :深嶋 修:2003/05/02(Fri) 00:29
>>68,69
「市場メカニズムを超えて民意」
 市場メカニズムは、民意の一部分の現れだと解釈します。
 市場メカニズムを支配する民意の一部とは、「比較的短期の利益追求部分」と言えるでしょう。
 パットミ派手で安いものはあまり長持ちしなくてもよく売れるけれど、今すぐ効用が実感できないものはなかなか売れない。
 多くの人は理性を持っていますから、「長期的な利益追求部分」(市場メカニズムが機能しづらい部分)も重要な民意の一部です。
 つまりその部分が、「満たされていない潜在的需要」そのものといえるのではないでしょうか。
 そのような市場経済が十分に機能していない部分に、擬似的な市場メカニズムを作り上げる総合的な施策こそ今最も重要であると考えます。

「インフレが起こらない程度の供給<人的資源を活かす供給」
 例えば、完全失業者の約半分の200万人を年収500万円(諸経費込み)で雇用するための人件費10兆円分の国債を、日銀が5年間買い切り続けたとします。
 私は、その道の専門家ではないのでよく分かりませんが、とても過剰なインフレを起こすような規模ではないように思われるのですが・・

「不況時に新規産業を起すこと自体不可能でしょう」
 提案する分野は全くの新規産業ではありません。
 今の構造改革は、未成長産業の成長を促す前に構造不況業種の締め上げを行っていること(行き先を創る前に追い出していること)に大きな問題があると考えます。
 社会的ニーズの高い未成長産業の成長なくして、構造改革は実現しませんし、景気も回復しないと思われます。
 >>55で紹介させていただいたページをもし読んでいただいていないなら、ご一読いただければ幸いです。
74 :走る名無しさん:2003/05/03(Sat) 02:41
問題は誰か賢い奴がこれからの「成長産業」を指定して
そこに重点的に資金を割り当ててうまく行くかどうか。
「産業政策」って言葉を知っているのかな?

産業政策は効果がないもしくは有害でしかないので、
景気を回復させることによって、
消費者が成長産業にお金をたくさん使うようにすることによって、
その産業の成長をうながす方が良い。

そもそも真の成長産業であれば政府が関与しなくても
消費者が勝手にお金を使ってその産業を成長させるはずなのだ。
もしもそういう産業にお金を回らないとすれば、
その産業は実際には大して重要でないかもしくは
市場が失敗しているかのどちらかである。

政府の役割は「成長産業」を特別扱いしてそこに資金を回すことではなく、
市場の失敗のせいで供給されない財やサービスが提供されるように
様々な政策を打つことだ。

もちろん景気対策も政府(と中央銀行)の重大な責務である。
75 :深嶋 修:2003/05/03(Sat) 23:33
>>74
 55からの投稿とかなり重なる部分がありますが、以下コメントさせていただきます。

> 問題は誰か賢い奴がこれからの「成長産業」を指定して
>そこに重点的に資金を割り当ててうまく行くかどうか。

 「成長産業」の指定は、ニーズオリエンテッドであるべきだと考えますが、それは、賢い奴というよりは、ごく普通の生活者の視点で考えてこそ意味があるといえるでしょう。
 例えば、3万人以上も待機児童のいる託児所が成長産業かどうかは、世間を知っている生活者なら判断できるはずです。

>「産業政策」って言葉を知っているのかな?

 少なくとも、官の過剰な影響力行使により、市場の機能をかえって低下させるような「産業政策」を私は支持していません。
 73では、「そのような市場経済が十分に機能していない部分に、擬似的な市場メカニズムを作り上げる総合的な施策こそ今最も重要であると考えます。」と主張しています。

 2段落目以降に書かれている内容については、55以降の私の投稿と、かなり合意点があるようですね。
 合意点を挙げていくと、
・あるべき方向性は「消費者が成長産業にお金をたくさん使うようにすること」
・市場は失敗しなければ、成長産業は勝手に成長する
・市場の失敗のせいで供給されない財やサービスが提供されるように様々な政策を打つ

 私は、72の後半で具体例を挙げたように、今残されている未成長産業のほとんどが、市場が失敗している(または十分に機能していない)分野に偏っていると考えます。
 そのような分野は、おっしゃるように、景気が回復しても様々な政策を打たない限り供給は強化されない。
 私は、市場メカニズムが機能するような形で、特別扱い先へ資金を回すことを、様々な政策のひとつと考えています。
76 :走る名無しさん:2003/05/04(Sun) 02:56
>あるべき方向性は「消費者が成長産業にお金をたくさん使うようにすること」

これだとまるで消費者と独立に「成長産業」があって、
それに消費者がお金をたくさん使うようにするという話に聞こえてしまう。

深嶋さんが成長産業だと思っていても実際にはそうでないかもしれない。
だから深嶋さんが「成長産業はこれだ」と具体的な例を出して、
それが「成長産業だ」という理由で「そこにお金を回すべきだ」
と意見を述べても説得力は生じない。

「成長産業」のような危ない言葉を使わずにすべてを考え直してみたらどうか?

市場が失敗していることを理由に政府の積極的関与を提案したいならば、
市場の失敗とは何であるかを正確に述べ、それで何が問題なのかを説明し、
現実に市場の失敗が起こっていることの証拠を提出することによって
他人を説得しようとすべきだろう。

最後に市場の失敗はミクロの問題だということは強調しておきたい。
ミクロの改革ではマクロの不況は解決しない。これは今の日本では非常に重要。
ミクロの改革が重要でないと言いたいのではなく、
マクロの不況を放置したまま改革だけしようとしても駄目だと言いたいのである。

日本の革新系の人たちにはこの点への理解が全くない。
小泉政権を批判しておきながら、結果的に政策案の中身が
改革一点張りの危ない人たちになってしまっている。

批判勢力の方が小泉政権よりもやばい考え方を持っていることが多い。
有効だと考えられる不況対策が存在するにもかかわらず、
批判勢力は小泉政権に輪をかけて不況対策を拒絶しようとしているように見える。
77 :走る名無しさん:2003/05/04(Sun) 12:05
>>76
不況ということは市場の失敗ということと同値じゃないか。
証拠は「不況」というこでまったく十分だ。
市場の失敗が一切起こっていないならば、今は、
不況でもなんでもない。
大丈夫か?
78 :走る名無しさん:2003/05/04(Sun) 17:03
>>77

ピントが外れている。

たとえば「日本の農業が衰退しているのは市場が失敗しているせいだ。
政府は農業への補助金を増やすべきだ」と言う人がいたとしよう。
こんなことを誰も言ってないのだが、これはもちろんトンデモ。

これを少しデフォルメして「安全な農産物を生産するための有機農法は
これからの成長産業であると考えられる。なぜならば日本の消費者は
安全な農産物を欲しているからである。しかし安全な農産物は十分に
供給されていないように見える。それは市場が失敗しているからである。
よって政府は有機農法に補助金を出すべきである」のように言えば
賛成する人が出るかもしれない。しかしこれもトンデモ。

トンデモを排除するためには、
「市場の失敗とは何であるかを正確に述べ、それで何が問題なのかを説明し、
現実に市場の失敗が起こっていることの証拠を提出すること」
の要求がどうしても必要。
79 :深嶋 修:2003/05/04(Sun) 23:09
>>76,78
>深嶋さんが成長産業だと思っていても実際にはそうでないかもしれない。
 私の独断で、供給強化策の対象とすべき産業を、最終的に決めるなんて言ってませんよ。
 ただ、私が挙げている具体例は、かなり必需に近いものに限定しているつもりなので、一部私の偏った思い込みもあるかもしれませんが、多くの人に合意を得られる確率は高いとは思っていますが・・
 例えば、72で挙げた具体例の中で、供給強化する必要のないと思われるものをその理由を添えて具体的に挙げていただけませんか。
80 :深嶋 修:2003/05/04(Sun) 23:37
>>76,78
>市場が失敗していることを理由に政府の積極的関与を提案したいならば・・・
 貴方は、市場は絶対に失敗しない。財政は必要ないと言いたいのですか?
 経済学的に正確な定義はと言われると怪しくなりますが、市場の失敗とは、「市場での自由な取引だけに任せていたのでは、望ましい資源配分が実現されない状況」と理解しています。
 市場の失敗と一言で言っても、各品目によって望ましい資源配分にならない原因は千差万別です。勿論、「望ましい資源配分」の評価の難易度も。
 (本当は、どうみても純粋な市場の範疇にない分野、規制等によって市場の本来の機能が阻害されている分野のほうが、供給強化すべきサービスは沢山あると思いますが)

 本スレの主旨から話が激しく逸れますが、折角78で「安全な農産物」という具体例を出していただいたので、食品の安全性を高まるための政策に関する私の考え方を以下URLにて紹介させていただきます。
 http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/miniron/mini120.htm
 上記から、「現実に市場の失敗が起こっていることの証拠」を提出するとすれば、
 ①消費者は、何が、どの商品が安全なのかを正しく知らされていない。
 ②消費者は、一般に安全でないと言われている食品のリスクが実際にどのくらいあるか知らされていない。
 消費者が目隠しされている状態で、「食の安全性という効用」の市場が成功できるはずがありません。
 マクロ経済政策で、景気を良くしても上記市場の失敗要因は取り除けません。

 ちなみに、費用逓減産業に、補助金を出すこと自体は悪いことだとは思いませんが。
 補助金の出し方には知恵を絞るべきですが。
81 :深嶋 修:2003/05/04(Sun) 23:40
>>76,78
>マクロの不況を放置したまま改革だけしようとしても駄目だと言いたいのである。
 そんなことも私は言ってませんよ。
 私は不況対策自体を否定していませんが、マクロの経済政策は、出来うる限りミクロの改革と整合した方法を選択すべきである、両者は出来うる限り連携すべきであると考えています。
82 :64:2003/05/05(Mon) 00:59
>>81
そのような批判を受けるのは
>>73
に
>社会的ニーズの高い未成長産業の成長なくして、構造改革は実現しませんし、
>景気も回復しないと思われます。
という一文があるからじゃないですか?
83 :走る名無しさん:2003/05/05(Mon) 12:07
http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/ima1.htm
では、
“構造改革に整合したマクロ経済政策なくして、構造改革の実現も景気回復もなし。”
“ニーズオリエンテッドな視点、ローカル重視の視点なくして、真の構造改革なし。”
って書いてはいるけどね。
84 :64:2003/05/05(Mon) 12:20
>>83
過去ログ読めないから辿れなかった…
85 :走る名無しさん:2003/05/05(Mon) 12:30
マクロ経済政策を十分にやればデフレは終わるし景気も回復する。
それで景気が回復して余裕ができてからはあらゆる改革に邁進する。
もちろんデフレ不況脱出と整合的な改革は今すぐ実行する。
これがおそらく苺的な考え方。

ところが困ったことに、世の中には不況が続いていることを改革をするための
好機だととらえている方々がたくさんいる。そういう人たちにとって困るのは
自分が提案している改革が一切なされないまま景気が回復してしまうこと。

だから、そういう人たちは「構造改革なくして景気回復なし」に類似の
スローガンを声高に叫び続けなければいけないのだ。
景気回復のための政策と構造改革を常にセットで語らなければいけないと信じ、
他人にもそういう間違った考え方を押し付けようとする。

深嶋氏にも明らかにそれに近い傾向が見られる。
世間一般では常識的な思考であっても有害でトンデモない考え方。
要するに現政権に批判的な立場のつもりでも根っ子は同類だということだ。
86 :走る名無しさん:2003/05/05(Mon) 12:47
>これがおそらく苺的な考え方。
笑える
87 :走る名無しさん:2003/05/05(Mon) 13:09
>>85

 83では具体策は見当たらないけど、構造不況業種をシバク前に潜在的な需要を喚起すると言う考え方も、80の話も、デフレ不況脱出と整合的にもみえるけど
88 :走る名無しさん:2003/05/05(Mon) 15:30
構造改革の中身がばらばらで意味なさない。サプライサイダーのペンキが剥げたぐらい。
デフレとその害については、やっと世間がついてきた程度。
89 :深嶋 修:2003/05/05(Mon) 22:03
>>82
 言葉足らずをご忠告ありがとうございます。83でフォローしていただいた通りです。

>>85,87
>もちろんデフレ不況脱出と整合的な改革は今すぐ実行する。
 私は、自身のHPの、「夢と持続性を両立する生活大国」を目指した基本政策提言として、
http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/
構造改革の中身を提案していますが、デフレ不況脱出と整合しないものは一切ないはずです。
構造改革と一口に言っても、いろいろな解釈があります。

>世の中には不況が続いていることを改革をするための
>好機だととらえている方々がたくさんいる。
 私もその一人です。不況の時こそ出来る改革も沢山あります。
 経済板ロビーvol8の23で紹介したようなスウェーデンの改革は、どん底の不況時だからこそ実行できたと言えるでしょう。
 もちろん、87でフォローしていただいたように、不良債権処理などの構造不況業種の切捨てを最優先で急ぐこと(悪い構造改革)はすべきではないと思いますが。

>そういう人たちにとって困るのは自分が提案している
>改革が一切なされないまま景気が回復してしまうこと。
一エンジニアである私は、個人的には全然困りません。

>要するに現政権に批判的な立場のつもりでも根っ子は同類だということだ。
 私は、誰にも批判的な立場を取らないように心がけているつもりです。
 批判的な立場にこだわる=反対することだけにこだわる=自分の意見が無い
90 :走る名無しさん:2003/05/07(Wed) 02:44
深嶋さんは自分自身が他人に対して十分批判的なことを理解していない。
単に他人の意見にケチをつけることと批判的であることは異なる。
批判的であることを誤解している人だけがその二つを同一視してしまうのだ。
社会に関する提案や議論では絶対に批判的な議論を避けることはできないし、
避けるべきではない。

論点を一点だけにしぼりそれ以外の話題は後回しにした方が良いように思える。
それは>>82,>>83,>>85で指摘されていることだ。

もしも深嶋さんがおっしゃるように
“構造改革に整合したマクロ経済政策なくして、構造改革の実現も景気回復もなし。”
“ニーズオリエンテッドな視点、ローカル重視の視点なくして、真の構造改革なし。”
のような考え方が正しいとすれば景気を回復させるためには
深嶋さんが提案しているような改革抜きには不可能だということになる。

そのような考え方は、実際にはそのような改革抜きのマクロ経済政策によって
景気だけは回復させることはできるというかなりの確度で信頼できる考え方と
真正面からぶつかってしまう。

もしも深嶋さんが
「以下に述べるような改革が実施されなくてもマクロ経済政策によって
景気を回復させることができるのだからそうすべきである。
しかも以下の改革が実施されても景気は回復しないだろう。
景気回復のためにはマクロ経済政策の方が決定的に重要である。
しかし景気だけが重大な問題であるわけではない。
我々には快適で安全な生活を送りながら社会を発展させる権利が存在する。
だから私は以下のような改革を提案しているのである。建設的なコメントを求む!」
のように主張しているのであれば重大な論点は消え、
あとは個別の改革に関する議論になる。
91 :走る名無しさん:2003/05/07(Wed) 19:14
真面目な議論にド素人がヨコヤリ入れて申し訳ないんだが、深嶋さんは
市場に任せるよりも政府で行ったほうが効率的な産業もあるのであり、、、
といふ切り口で行ってもいいんじゃない?
スティグリッツの教科書で、フランスの電力産業の例が取上げてあったような…
92 :ねこぶた:2003/05/07(Wed) 21:20
ふらんすの電力は、原子力どっぷりで、その点では日本より酷い。
まあ、地震が原発を襲う可能性がないだけふらんすのが安全だけど。
社会保障を国に依存するのと、多数の生命保険会社の競争とどっちが効率がいいのか?
デンマークは公を選んでうまくいっているけど、日本の国民年金の事務の非効率性はIT社会じゃない。
これは経済の問題か、封建主義の問題か?
原発だって、地方差別と理科教育の死滅という見方からは封建主義の問題かも。
93 :深嶋 修:2003/05/07(Wed) 22:01
>>90
>深嶋さんは自分自身が他人に対して十分批判的なことを理解していない。
 私が,批判的な「「立場」」ではないように心がけているというのは,平たく言えば「単に反体制・反既成理論を気取っているわけではない。」と言いたかっただけです。

>マクロ経済政策によって景気「だけ」は回復させることはできる
 貴方の言っていることは、論理的には誤りはありませんが、一般の生活者にとっては魅力の少ない論理です。
 私のページではありませんが、以下URL「景気回復という幻想」を参照してみてください。
http://www.tabi.ac/users/honjyo/thesis/seiron/7/7-1.htm

 ただ、論理的には私に誤りがあるのですから、
“構造改革に整合したマクロ経済政策なくして、構造改革の実現も景気回復もなし。”に、「構造改革に整合しないマクロ経済政策でも、一時的な景気浮揚は期待できますが、それが長く続くことも、暮し向きが改善することも期待できない可能性が高いでしょう。」と言う注記を加えておきます。
94 :深嶋 修:2003/05/07(Wed) 22:02
>>90
 今回のこのスレへの投稿は,マクロ経済政策の基本的な方向性がどうあるべきかについて,私なりの考えを述べたつもりです。
 90の方との見解の相違点(と言うよりは論点の相違)は,マクロ経済政策の是非ではなく、その目的、方法、他の政策との連携に関する考え方でしょう。
 私は,より重要なのは,「景気回復」を目的化したマクロ経済政策ではなく,「構造改革(私流の主な着眼点は,社会全体の需給の質的ギャップの解消。地域経済の自立活性化も重要)」の実現を支援するマクロ経済政策であると考えます。

 ねこぶたさんの絶妙な比喩のレベルを下げて申し訳ありませんが,身勝手に拝借すれば,
「マクロ経済政策によって上がるべき獣道は,明るい見通しの尾根に続いたものでなければ,景気だけは回復しても更に深く迷い込んでしまう危険性がある。」
「構造改革は,近道と思ってさらに深い谷底にまず降りるようなことをすると,獣道にすら這い上がれなくなるかもしれない。獣道にあがるまでは,素直に経済政策の手を借りる方が効率的。」

 最終目的はあくまで「破壊的な痛みを最小にして,明るい見通しの尾根に行き着くこと。」
 そのことを双方が忘れなければ,ミクロの改革とマクロの経済政策は十分整合・連携できると考えます。
95 :深嶋 修:2003/05/07(Wed) 22:36
話のガイシュツに拍車をかけて申し訳ありませんが、
>>91,>>92
 どう見ても競争原理の働かない、JRと道路公団の民営化は誤りだと思いますが。
 地方の休耕田などで、バイオマスエネルギーを期待した菜の花畑なんて、効率が悪すぎるんでしょうか?
 http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/news1.htm#yukyuu
>>92
 国民年金は全てを国庫負担にすべき(保険料徴収を全廃するべき)であると考えます。
 国民年金保険料徴収を税徴収に一本化することにより、徴収コストの劇的な削減と、徴収の確実性の向上が期待できます。(税徴収の確実性の問題は残りますが)
 ちなみに、厚生年金、共済年金については、公的関与を完全排除するべき(もちろん、国庫負担もゼロにするべき)であると考えます。
 国は、税金を財源に最低限の老後の経済保障をし、それ以上のレベルについては、自己責任の元で個人が民間企業のサービスを選択する。
 そのような官民の住み分けが理想だと思われますが・・
96 :ねこぶた:2003/05/07(Wed) 22:39
デフレ状態と、そこから脱出できた状態の間には、水の温度が-0.5度と0.5度では温度差は1度でも、固体と液体のような質的な差があるのを捨象した議論はナンセンスだ。
脱出しないと、深嶋さんの理想とする社会的政策の逆がどんどん実現されていくし、実際そうなっている。
脱出できたあと、山腹(1パーセント成長程度)か尾根道かを論議するのは、まあそういう閑人スレがあれば、閑人がつどうかも。
97 :ねこぶた:2003/05/07(Wed) 22:55
『地方の休耕田などで、バイオマスエネルギーを期待した菜の花畑なんて、効率が悪すぎるんでしょうか?』
エネルギーだけ考えれば、光合成は太陽のエネルギーの1/10000程度なので、アモルファス電池を並べた方がいいかも。
田舎土方の失業対策としては、さらなる道路よりよいのでは。
菜の花畑に入り日薄れ、景観としては 素晴らしい。
http://www.springer.de/cgi-bin/search_book.pl?isbn=4-431-00007-0
元気老人会。ガールスカウト。総合学習などで実現できれば。

予算を組んでやるのは、デフレ脱出の相転位が先。
国内の菜の花畑と、ボルネオのオランウータンさんのおうちの森と、どっちに先に金を使うべきかは僕にはわかりません。
98 :深嶋 修:2003/05/07(Wed) 23:04
もしよろしければ、最後に一点だけ教えていただけませんか。
>デフレ状態とそうでない状態の境に固体と液体のような質の差がある。
 よくデフレの問題点として、賃金や負債の下方硬直性が指摘されますが、賃金の下方硬直性はかなり緩和されているし、実質金利がさほど高いわけではない。
 そのような質の差を生む要因とは何なのでしょうか?
 苺の方々も私も閑人ではないので、これを最後の投稿とさせていただきます。
99 :ねこぶた:2003/05/07(Wed) 23:11
銀行という竹薮に貨幣を平蔵している(そういうのを竹中へ遺贈といいます)頭の不自由なお金持ちたちが、お金を動かし始めることです。
うまくだませば、深嶋さんの政策を実現する地方政策債券なんか買わせることができるかも。
竹薮平蔵の5パーセントが動けば、失業者がどの位へるか、経済学部の方概算して下さい。
100 :ドラエモン:2003/05/07(Wed) 23:35
>>98

>賃金の下方硬直性はかなり緩和されているし

各時点でマーケット清算できるという伸縮性と、観測データで伸縮的だということは違う。
その根拠は、労働分配率の変化で見て取れる。大企業より中小企業で労働分配率は上がっている、
これが、「下方硬直性」の証拠。
101 :cloudy:2003/05/07(Wed) 23:46
>>98 ブタネコさんのおっしゃるとおりで、
予期しないデフレは負債を重くすることにより経済を悪化させますが、
予期されるデフレは、消費や投資を抑制させる効果があります(その方が得だから)。

とくに投資の抑制が大きく、結果、現在の日本の企業は資金余剰状態となっています。
次の「平成13年度国民経済計算のポイント」
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/h13-kaku/point.pdf
の6ページ、「制度部門別貯蓄投資差額」のグラフを見てください。
このピンクのグラフが再びマイナス方向に伸びていかないといけないわけで。
102 :cloudy:2003/05/07(Wed) 23:47
>>98 ブタネコさんのおっしゃるとおりで、
予期しないデフレは負債を重くすることにより経済を悪化させますが、
予期されるデフレは、消費や投資を抑制させる効果があります(その方が得だから)。

とくに投資の抑制が大きく、結果、現在の日本の企業は資金余剰状態となっています。
次の「平成13年度国民経済計算のポイント」
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/h13-kaku/point.pdf
の6ページ、「制度部門別貯蓄投資差額」のグラフを見てください。
このピンクのグラフが再びマイナス方向に伸びていかないといけないわけで。
103 :走る名無しさん:2003/05/07(Wed) 23:51
>>101, >>102
>>98ブタネコさん・・・って、わざとだとしたら、ちょっとひどくない。
間違いだよね。この人の書き込み、けっこう楽しみにしてんだけど。
104 :cloudy:2003/05/07(Wed) 23:52
sorry↑
105 :走る名無しさん:2003/05/07(Wed) 23:53
↑資金余剰であるということはデットデフレ仮説は当てはまらないの?
106 :cloudy:2003/05/07(Wed) 23:55
>>103
ごめんなさい。つい黒木掲示板のブタネコさんと間違えました。
>> 99 の ねこぶたさんの意見に同意したつもりです。
107 :走る名無しさん:2003/05/08(Thu) 00:07
ねこぶたさんは苺のたぶん「ざしきわらし」だと思うなw だから大切にしたほうがいいと
思うよ。
108 :はてはて:2004/04/19(Mon) 15:59
突然お邪魔します。今年大学に入って早速レポートがあり、聞かれている
ことの訳がわからないので、教えてください。『市場の欠陥を補うための
産業政策について3つ取り上げ、その解説をしなさい』というものです。
市場の欠陥とはなんですか?市場の失敗とは違うのですか?
109 :名無しさんの冒険:2004/04/19(Mon) 16:04
<市場の欠陥とはなんですか?市場の失敗とは違うのですか?>

先生にきくぐらいの配慮がなければ社会人になってからつらいと思う
110 :ドラエモン:2004/04/19(Mon) 19:04
>>108 普通の教科書には「失敗」としか書いてませんよね。その先生が何を「欠陥」に
意味させているのかは、君のカキコだけでは良く判らないな。
111 :はてはて:2004/04/19(Mon) 22:22
まだ何も説明を受けていないのです。次回の授業にまでに調べてレポートにし、その日の講義で解答が出るそうなのですが、インターネットや本を調べても、「市場の欠陥を補うための産業政策」という言葉にピンとくるものがなく、皆さんなら分かるかな?と思いカキコしました。すいません。
112 :名無しさんの冒険:2004/04/19(Mon) 22:33
market failure
113 :はてはて:2004/04/19(Mon) 23:11
ありがとうございます!!
114 :ドラエモン:2004/04/19(Mon) 23:15
やっぱり、failureを「欠陥」と訳したのかな?だが、その対策が産業政策というのがあんまり
腑に落ちないんだけど。
115 :名無しさんの冒険:2004/04/19(Mon) 23:27
>>111
にしてもなんでこんな無関係の古いスレッドを上げるかな。
質問スレがちゃんと上のほうにあるのに。

質問の形をとったage荒らし?
116 :はてはて:2004/04/19(Mon) 23:46
そもそも私の使い方が間違っていたようで・・・。気分を害してしまって本当にすいません。
117 :名無しさんの冒険:2004/04/20(Tue) 00:02
ひょっとして○経?
http://www.arsvi.com/0e/mf.htm
“資本主義は市場=商品経済の最高度の発展なので独自の多様な「市場の欠陥」をしめします”
118 :名無しさんの冒険:2004/04/20(Tue) 00:33
まあ、近経でそんな言葉の使い方、してるやつ、がアカポスと、
ってたら、ある意味神だな。
119 :ドラエモン:2004/04/22(Thu) 00:20
昔の「現代経済学10巻」シリースの経済政策(9)を見てみたら、市場の「欠陥」という章が
あったよ。村上・公文・筑井などは、欠陥で違和感なかったようですな。
120 :名無しさんの冒険:2004/04/22(Thu) 01:20
だから、市場の欠陥で言葉が定義されていたならば、それでいいのよ。
両方あることを知った上で、そのうえで、こちらの呼び方がポピュラー
だということを説明すれば、その人はすばらしい指導者でしょ。

反対に、市場の欠陥と書いた答案をみんな不可にしたり、心象を悪く
してBやCをつけちゃう先生は、大馬鹿ものだということよ。
121 :ドラエモン:2004/04/22(Thu) 09:01
>>120 さいですな。とにかく、ポピュラーではない言葉を使うのに、原語やポピュラーである
方も一緒に解説しない先生が変であることは間違いない。
122 :名無しさんの冒険:2004/04/22(Thu) 19:19
「金融工学」という言葉を避けて「理財工学」という言葉を使い続けている人たちも
いますが、一応“原語やポピュラーである方”も一緒に解説しているので無罪ですかね。
http://sinai.craft.titech.ac.jp/activity/whatsrizai.html
123 :ドラエモン:2004/04/22(Thu) 22:37
慶応の経済学部は昔は理財科という名前だったんだよね。福沢諭吉の銘々だろうから、由緒から
いえば>>122の人たちがなんと言おうと理財=経済なんだろうと思うよ。だとすると、「金融
工学」=経済工学となるが、これは変だよね。

あと、財務省で国庫・国債・財投の担当部局が理財局ですけど、これは、まあ、他の部局の機能
と比較してみると、経済局でも変というわけではない。

なんか、無理矢理自分たちを差別化してるだけじゃあないの?理財工学
124 :名無しさんの冒険:2004/04/23(Fri) 00:17
財の理(ことわり)だから理財科
経世済民だから経済
だいぶニュアンスは違うんじゃないかな。
金融工学は財の理かもしれないが経世済民ではないって事では?