●●税効果会計は本当に必要か?●●
economy/0697 / 144 レス / 2002/12/30〜2004/10/15
- 1 :technopolis:2002/12/30(Mon) 14:12
- 2chの経済板(会計に関する知識不足)及び会計板はまともな議論が成立しない(会計士受験生と税理士受験生の煽りあい)
ので、こちらでスレッドを立ててみました。
みなさん税効果会計についてどう思われるしょうか?
税効果会計は、ものすごく大雑把に言うならば税法上の課税所得計算と
企業会計との間の歪みを修正するものです。
しかし、その歪みを修正しようとすることが、特に銀行において、
重大な財務諸表の質の低下を招いてると思うわけです。
ここらへんに関するみなさんの意見を聞きたいのでよろしくお願いします。 - 2 :走る名無しさん:2002/12/30(Mon) 14:25
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■ - 3 :走る名無しさん:2002/12/30(Mon) 14:31
- 胡散臭い
財務諸表は資産と負債の精査ができるよう情報を蓄えるべき
こういう類の情報は注釈とかでよい - 4 :technopolis:2002/12/30(Mon) 15:11
- >>3
そうだよね。
企業会計の情報提供機能の観点から税効果会計は肯定されるわけだけど、
その情報の質が逆に低下してる一面があるんじゃないのかな、と。
あとはBIS規制クリアのための道具と化してると言う部分も重大だと思う。
まぁこれに関しては不良債権について無税償却を認めることも大事だと思うわけだけど。 - 5 :走る名無しさん:2002/12/30(Mon) 15:26
- 注釈というか、注記といったほうがよいと思われます。
あと、確かに会計と経済を結ぶスレッドって僕もほしかった。
今後の展開に期待してます。
ときどき書き込んでいると思われる会計士の人、頑張ってください。
税効果会計で銀行の財務諸表の質の低下を招いている、と
いうけれど、税効果会計が導入された経済学の理論とは異なる
会計上の理論的背景があると思うんで、財務諸表の質の低下を招いた、
なんていえないと思います。掃除が終わって時間があったら、六法の
税効果会計のところでも読んでみます。
"つまり、「経済学的BSでの債務超過あるいは過少資本」の問題と、「経済学的BSと
会計学的あるいは法律的BSの乖離。そしてその乖離の引き起こす問題」は、別々に論じ
なければならない。" by ドラエモン
別々に論じた後、どうやってつなげてるんですか > ドラエモン&他のみなさん - 6 :会計士:2002/12/30(Mon) 18:31
- 具体的に、どういう意味で、質の低下が発生しているのですか?
と、参加者のレベルをちょっと探ってみるテスト - 7 :technopolis:2002/12/30(Mon) 19:14
- >>6
繰延税金資産計上に伴う税効果資本は、将来的に差異が解消されることによって初めて
資本としての実体を持つ(少なくとも会計的な意味では)わけです。つまり、繰延税金資産が
計上された時点では税効果資本の資本性はかなりよわっちいものであって、赤字になれば
資本性は完全に否定されてしまいませんか?
そのような危うい資本が、バランスシート上において連結剰余金等の形で他の資本項目同様に
資本として計上されていることは、企業の財務状況に関して誤解を与えるんじゃないでしょうか? - 8 :technopolis:2002/12/30(Mon) 19:16
- かなりの勘違いでした。
差異が解消されたら繰延税金資産が取り崩されて消えてしまうだけですね。
ここの部分に関して訂正させていただきます。 - 9 :走る名無しさん:2002/12/30(Mon) 19:26
- 「税効果会計は、企業会計上の収益又は費用と課税所得計算上の益金または、損金の認識時点
の相違等により、企業会計上の資産又は負債の額と課税所得計算上の資産又は負債の額に相違
がある場合において、法人税等の額を適切に期間配分することにより、法人税等を控除する前の
当期純利益と法人税等を合理的に対応させることを目的とする手続きである。」
from 税効果会計に係る会計基準 by企業会計審議会
→PLの期間損益計算をより適切に計算するために、BS上に繰延税金資産、負債という
相手科目の計上がされることになるけれど、この科目の会計上の性質(繰延税金資産
ならばその資産性)が、どうなのか、回収可能性の検討など判断の要素が増える分だけ、
BSの質が低下している、と考える人は考える、ということでしょうか?
質の低下といっている人は、大雑把にいえば、PLの損益計算のために、BSによる
財政状態の把握にしわよせがいっている、というようなイメージなのでしょうか。
よくわからないんで、>>06の会計士の人、おせーてください。 - 10 :走る名無しさん:2002/12/30(Mon) 19:36
- つーか、税効果会計って、コテハンの人でもわかってない人いると思うんで、
超簡単な説例を出していただいたうえで、仕訳や科目の性質なども説明して
もらえるといいかな、と思います。(むかし、どら氏は、減価償却を時価評価の
手続きだ、みたいなようなことを書いていて、それを会計士と思われる人に
原価配分の手続きだ、みたいに修正されていたこともあったし。) >>06 会計士様 - 11 :走る名無しさん:2002/12/30(Mon) 19:48
- >>10
だから、その前に、何が問題であるのかをクリアにしてくれ。
こっちも有益な議論をしたいのだ。 - 12 :走る名無しさん:2002/12/30(Mon) 20:35
- こんにちは。>>10ではないものですが、
議論というか、会計素人の教えて君として質問させてください。
http://db1.eol.co.jp/ASP/8305?task=download&download_category=yuho&id=515527&a=b.c
にみずほ銀行の連結財務諸表があるんですが、昔話題になっていた
繰延税金資産は、中核資本の何%までしか認めない、という議論が
あったと思うんですが、あの話を上記の連結財務諸表でいうと、
具体的に、何が中核資本を表す科目で、どの科目が、いくらまでしか
認められない、という話なんですか?
>>07さんのいう、税効果資本というのは、上記の連結財務諸表というのは
どの科目をさしているんですか?
中核資本の何%までしか、繰延税金資産を計上できない、というのは
どういう理論があるんですか? - 13 :technopolis:2002/12/30(Mon) 21:34
- >>10
私が2chの某スレでの議論の際に用いた例をこれからコピペします。
殆ど何も見ないで書いたので多少のミスがあることはご容赦下さい。
会計に詳しい方、問題点あったら修正の方よろしくお願いします。 - 14 :technopolis:2002/12/30(Mon) 21:35
- 税効果会計は、上手に説明できるかな。ここにうまく損益計算書を書ければ
楽なんだけどな、、
まず、投資者保護目的で作成される財務諸表と、課税所得を計算する目的で作成される
計算書は同じデータを元に作成されます。
ただ、両計算書で最終的に求められる、財務諸表上の税引前当期純利益と課税所得は全く同じ
数字にはなりません。それには2つの原因があります。
①企業会計上の収益・費用と課税所得計算上の益金・損金は範囲が異なる。例えば、
交際費とかは企業会計上費用計上が認められていても、損金としては計上できないことがある。
②企業会計上の収益・費用と課税所得計算上の益金・損金で計上時点が異なる場合がある。
とある債権に対して企業会計上は200千円まで貸倒引当金繰入が認められても、税法上は100千円まで
しか認められない場合がある。この場合、企業会計上はある期に200千円が
貸倒引当金繰入額として計上されるが、課税所得計算上は、ある期に100千円を
貸倒引当金繰入額として計上した上で、貸倒が実際に発生した期にさらに100千円を
貸倒損失として計上する(貸倒見積額=実際の貸倒額=200千円と仮定)
続く - 15 :technopolis:2002/12/30(Mon) 21:35
- 以降は>>14の①(永久差異)は存在しないものと仮定して話を進めます。
(①の永久差異は税効果会計の対象とはならない)
②の例を用いて税効果会計を説明します。
売上総利益-営業費用(販売費及び一般管理費)=営業利益=税引前当期純利益とします。
とすると、売上総利益=1000千円、営業費用=②の貸倒引当金繰入額200千円のみ、とすると、
法人税率50%として、
(1)税効果会計適用前の損益計算書(一部・単位:千円)
売上総利益 1,000
営業費用 - 200(貸倒引当金繰入額)
―――――
営業利益 800
法人税等 450((売上総利益1,000-税法上の営業利益100(>>564②参照))×税率50%=450千円)
―――――
税引後利益 350
===== - 16 :technopolis:2002/12/30(Mon) 21:36
- >>15の損益計算書の営業利益800と法人税等450は対応してないですね。
なぜなら法人税等だけは課税所得計算に基づいて算定されているからです。
すなわち、会計上は営業費用が当期の貸倒引当金繰入額200千円なのに対し、
課税所得計算上は貸倒引当金繰入額限度額100千円までしか計上できないから
です。残額100千円は当該債権について貸倒が実際に発生しない限り税法上の
損金としては計上できない。
そこで登場するのが税効果会計。税効果会計はこの説明例で言えば、
営業利益800千円×法人税率50%=400千円を法人税等として計上したいということです。
とりあえず税効果会計適用後の損益計算書を示すと、
(2)税効果会計適用後の損益計算書
売上総利益 1,000
営業費用 - 200(貸倒引当金繰入額)
―――――
営業利益 800
法人税等 450((売上総利益1,000-税法上の営業利益100(>>564②参照))×税率50%=450千円)
法人税等調整額-50
―――――
税引後利益 400
===== - 17 :technopolis:2002/12/30(Mon) 21:36
- (2)の損益計算書は営業利益800千円(税引前当期純利益)×法人税率50%=法人税(法人税等-法人税等調整額400千円
というように税引前当期純利益と法人税等が対応してますね。このような対応を目的とするのが
税効果会計です。ちなみに、この税効果会計の適用による仕訳は、
(借方) 繰延税金資産 50 (貸方) 法人税等調整額 50
となります。繰延税金資産は貸借対照表上の資産項目であり、法人税等調整額は、
損益計算書上の、費用としての(ここには学説に争いあり)法人税等の減少項目、
簡単に言っちゃえば収益としての意味を持ちます。
すなわち、最近日経によく書いてる「税効果会計の適用による自己資本の積み増し」っていうのは
この法人税等調整額の計上によって、税引後当期純利益がその分だけ増加し、
当期処分利益が増加(=資本の部(自己資本)が増加)ということを意味してます。 - 18 :technopolis:2002/12/30(Mon) 21:43
- コピペ終了。
>>12
「税効果資本」は、>>17に
>すなわち、最近日経によく書いてる「税効果会計の適用による自己資本の積み増し」っていうのは
>この法人税等調整額の計上によって、税引後当期純利益がその分だけ増加し、
>当期未処分利益が増加(=資本の部(自己資本)が増加)ということを意味してます。
とあるように、個別財務諸表なら当期未処分利益、連結財務諸表なら連結剰余金の増加額が相当します。
資本の部に「税効果資本」という科目名で計上されているわけではありません。
ちなみに自己資本の中にどれだけ税効果資本が含まれているかどうかは、
資産の部の繰延税金資産から負債の部の繰延税金負債を差し引くことで分かります。 - 19 :12:2002/12/30(Mon) 21:57
- >>17
なるほど。結局、繰延税金資産として計上しているのと同額だけが
資本の部の中の当期未処分利益(単体)や連結剰余金(連結)の部分に
資本として組み込まれている、ということですか。>>07さんは、その分を
税効果資本といっていると。で、この税効果資本という言葉は、
普通に使われているものなんですか?
で、中核資本?の何%分以上は、税効果による資本を
計上してはいけない、というのはういう理屈なんですか?なんか、
欧米ではそういう基準がある、というのを以前、税効果会計が
議論になっているときにマスコミがいっていたような気がするんですが。
>>会計士さん
あと、税効果会計を行なうことのどの部分が、財務諸表の質を落として
いるんですか?>>17さん - 20 :12:2002/12/30(Mon) 21:59
- >>19は、>>18を読む前にかいたので、かぶってしまいました。
>>17さん、ありがとう。 - 21 :ドラエモン:2002/12/30(Mon) 22:22
- >>10
はじかしぃw>儂
というか、経済学での減価償却というか資本減耗というのは、確かに時価換算の為の
方法なんです。つまり、期間t末の実質資本ストックの価値Ktについて、
Kt=Kt-1+It-Dt (Itは期間中の実質投資額、Dtは「資本減耗」とか「減価償却」と呼ぶものの実質額)
会計学の費用配分とは、考え方が違うのに、用語が一緒なので混乱しますね。
間接金融/直接金融の普通の用語法と、経済学での用語法の違いみたいなもんです。
資本減耗という用語を使うべきでした。スンマソ。 - 22 :走る名無しさん:2002/12/30(Mon) 22:55
- >>21
なるほど。経済学と会計学で、同じ用語でも意味が違うんですね。 - 23 :12:2002/12/30(Mon) 23:09
- 税効果に係る資本の部分にあたる金額を、BS上の表示を
負債の部と資本の部の間に、適当な表示科目名(例えば
税効果資本??)を作って、表示するというのはどう?
それか、>>7をみると、繰延税金資産の回収可能性が
念頭にあるみたいだから、回収可能性を統計的に評価して、
回収可能額の期待値に相当する額を計上する、というのは
どう?資産査定で、DCFやってるんだから、回収可能額の
期待値を用いるのだって別に問題ないような気もするんだけれど。
面倒ですが。税効果の対象期間中にどれだけ課税対象となる利益が
でるか、を予想するのにリアル・オプションとか使えないんでしょうか?
と、適当なことを書いてました。すんません。 - 24 :走る名無しさん:2002/12/30(Mon) 23:30
- 一時差異から計算される繰延税金資産のうち、
回収が難しいと見積もられる額については、
繰延税金資産は減額されるのでそこら辺は
だいじょうぶだよ。
リアオプションと表記するときは、リアルオプション(w
と、最後にwを忘れないように。リアルwオプションwでも可。
最終利益とバリュエーションとの関係の話まで持っていくと
経済学っぽくなるかもしれない。 - 25 :走る名無しさん:2002/12/30(Mon) 23:47
- >>21
英語ではdepreciationで同一の単語だけど、
日本語ではSNAは「固定資本減耗」という言葉を使う
ことになっているので、そんなに混乱はないかと。
日本語の「減価償却」という言葉を時価会計の文脈で
用いられると、会計屋からすれば見過ごせないほど
違和感ありまくりです。 - 26 :12:2002/12/31(Tue) 00:14
- 「リアオプションと表記するときは、リアルオプション(w
と、最後にwを忘れないように。リアルwオプションwでも可。」
この、wってみなさんよく使われていると思うんですが、どういう
意味なんですか?なんか、深い意味があるんでしょうか? - 27 :technopolis:2002/12/31(Tue) 00:26
- 「税効果会計に係る会計基準」では、繰延税金資産の回収可能性については毎期
見直しを行うよう求められています。
現役会計士さんがここにいられるのなら分かると思いますが、会計士による専門的判断は、
その信頼性に非常に問題がある場合がある。重要性の原則は会計士の利便のために、
会計基準の変更の正当性判断に関しても、結局はクライアントに抗うことはできない。
そしてゴーイングコンサーンに関してはどうでしょうか?これに関しても私は情報提供のメリットは
非常に微々たるものだと思います。
ちょっと話は反れましたが、種類は違っても、結局会計士という「人間」が繰延税金資産の回収可能性について
判断するわけです。会計士が監査基準にいうところの「公正不変の態度」を保持することは根本的な意味で困難なわけ
ですから、そのような状況下で判断される「回収可能性」についても、危ういといわざるを得ない。
(これは会計士の判断を全て否定するものではありません。財務諸表に最低限要求される信頼性についての期待値より
は明らかに低くなるであろうということです)
なお、このような批判は税効果会計そのものに関するものではない、会計士の問題だ、という指摘も
あるかもしれませんが。それに対しては次のように反論させていただきます。
上に述べたように、税効果会計の適用には会計士の専門的判断が非常に密接に関連してきます。
とすると、その会計士の専門的判断の信頼性に問題がある場合には、税効果会計適用にも大きな
問題が生じてきます。
つまり、会計士の専門的判断が現在に比べ非常に信頼できるものとならなければ、
税効果会計も害ばかりで利のないものになってしまうと考えるわけです。 - 28 :12:2002/12/31(Tue) 00:34
- >>27
これは会計士のプロ魂に触れる強烈な挑戦状のような・・・。
>>6 会計士さんからの反論を非常に期待してます! - 29 :12:2002/12/31(Tue) 00:36
- >>27
「会計士が監査基準にいうところの「公正不変の態度」を保持することは
根本的な意味で困難」
というのは、何故ですか?やっぱり、クライアントから監査報酬をもらっているから
ということでしょうか。 - 30 :technopolis:2002/12/31(Tue) 00:39
- >>28
こういう風に書くと個々の会計士に対する批判になってしまうので表現を変えたかったんですけどね。
あと、少し議論の方向性が変わってしまうことにも不安が。。。
このような会計士の専門的判断に関する疑義の問題は、個々の会計士の問題というよりも、
「会計士も結局はサービス業」という根本的な問題だと思います。 - 31 :technopolis:2002/12/31(Tue) 00:41
- >>29
まさにその通りだと思います。
使命感に燃える監査法人は淘汰されると思います。そんな大手監査法人は存在しないと思いますが。 - 32 :ドラエモン:2002/12/31(Tue) 00:45
- 素人が口出しスマソ。
でも、なんかエンロン以降のアメリカ人の物言いがまさに>>27なんですよね。
BSは「意見」の塊であって、「事実」はキャッシュフローしかないって奴です。
で、その経済学的帰結は、キャッシュフローが十分あっても設備投資はしないということになる。
これって、まさに90年代後半、特に98年以降の日本の企業行動と同じなんですな。
財政金融政策が作用する経路で、企業の投資行動がはさまる部分がガタガタになってしまうわけ。 - 33 :PK@初級コテハン:2002/12/31(Tue) 00:49
- 設備投資ってのは予算で、キャッシュフローはホントは決算の分野だから。
財務諸表は回収可能性で真実かどうか見るしかないよ。そうでなければ、どうにでも
できるもん。学説はともかくとして。 - 34 :technopolis:2002/12/31(Tue) 00:52
- >>32
そうかもしれません。自分自身、エンロン・ワールドコム事件にかなり影響を受けていると思います。
財務諸表は「事実と慣習と判断の総合的産物」と言われるらしいですが、これは三者が
均衡を保っているからよいのであって、税効果会計のように「判断」に依存する部分が非常に大きい
ものに関しては、非常に問題を感じます。
と、結局自分の主張ばかりになってしまったので、ドラえもんさん、下3行分に関してもう少し
詳しい説明をいただけると嬉しいです。 - 35 :12:2002/12/31(Tue) 00:57
- >>28の表現、すんません。
ただ、>>27の内容に関しては、会計制度、監査制度のあり方、というスレが
あってもいいかもね。
http://matari.ichigobbs.com/cgi/readres.cgi?bo=economy&vi=0695&rr=104&fi=no
といった感じで、別のスレでも監査制度についてほんの少しですが話題がでたりもしているし、
いいんじゃないでしょうか。
>>27の重要性の原則に関しては、大手の監査法人ならば、社内で金額基準をもっている
と思います。○○利益の5%以下、といったかんじで。あと、ゴーイング・コンサーンも
結局、監査法人とクライアントの力関係かな、と。クライアントが中小企業の場合、
監査法人は、結構、筋を通せると思うんですが、クライアントが重要クライアントの
場合、まぁいろいろあるのかなと思う。(←あくまで想像です。ただ、最低限の実質・形式
は踏み外さないようにいろんな証拠をそろえてはいると思いますが。)
仕事上、会計士の人ともお話する機会が多いので、投稿させていただきました。
(会計士の方、優秀で尊敬できる人が本当におおいです。念のため。) - 36 :ドラエモン:2002/12/31(Tue) 01:05
- >テク氏@>>34
いや、会計学厨房なので変な発言すると恥ずかしいのですが、その場合は許してね。
で、>>32の話は、正確に言えば、株式市場での企業評価の基準がPLでもBSでもなくなって
(つまり会計士の話を信用しなくなって)CFになったために、株価を押し上げる責任を負う
企業経営者は、投資の将来収益を株式市場に納得させられず、それを削ってCF(正確には
ネットのCF)を増やすことに狂奔しているらしいのです。
こうなると、減税しても、総需要増えても、結局は企業の収入になってから投資に向かわず
債務の返済や配当ないし内部留保にまわってしまう。配当は別にすれば、結局は企業の貯蓄
性向(敢えていえばですが)が上昇し、総需要を抑制し始める。これと似たことが日本でも
過去5年位は猛烈に生じているわけです(但し原因は会計不信よりもデフレなんですが)
でも、この状態が続くと、アメリカもデフレが現実の物となって、会計不信からデフレ不況へ
転化する事が懸念されているわけです。それでグリンスパン氏は猛然と警告を発し始めたわけ。 - 37 :12:2002/12/31(Tue) 01:53
- >>31
「使命感に燃える監査法人は淘汰されると思います。
そんな大手監査法人は存在しないと思いますが。」
これに関しては、個人的には逆の見解をもっていて
職業倫理に誠実な監査法人程、長期的には生き残っていく
と僕は考えています。アンダーセンの崩壊がその
証左かな、と。いや、あれには驚きました。やばいとは
きいていたんですが、まさか本当になくなるとは・・・。
>>36
「株式市場での企業評価の基準がPLでもBSでもなくなって
(つまり会計士の話を信用しなくなって)CFになったために、株価を押し上げる責任を負う
企業経営者は、投資の将来収益を株式市場に納得させられず、それを削ってCF(正確には
ネットのCF)を増やすことに狂奔しているらしいのです。」
会計士は、たしかCFにも意見表明したと思うので、
「(つまり会計士の話を信用しなくなって)CF」というのは
ちょっと違うかも。ただ、CFも含めての財務諸表、というか
会計制度の信頼性の低下からくる経済的混乱に備えて
投資活動をやや保守的にするというのはある(あった)
のかもしれませんが、どんなもんなんでしょうか。>>06 会計士さん - 38 :やすひさ:2002/12/31(Tue) 02:05
- 以前、「不良債権問題の本質」(だったと思う)という書き込み欄を立ててからかなり時が過ぎたように思います。立てたのはいいが、忙しさに感けて書き込みをしないまま書き込み欄すら消えてしまいました。名前すら覚えられていないとは思いますが、今夜、時間をかけて皆様の議論、楽しく拝見させてもらっています。経済学ばかりを学んでいると意外と盲点になるのが会計の知識です。日頃勉強してあることからすると、細かい話のようにみえるかもしれませんが、実は、経済活動の重要な部分を構成している個々の企業の行動が大きく依存しているのが会計です。ですので、「たまには」勉強してみるのも重要なことと思います。頑張ってください。この書き込み欄で活躍の方々ならば、有益な議論ができると思います。その際、議論の筋道が分かっていないまま無理に経済学に引き付けてしまうと、中途半端な理解で終始してしまうでしょう。「分からないこと」と「こう考えるべきではないかということ」をしっかり区分して書き込んでいくことがこの書き込み欄を充実させるポイントだと思います。この正月休みは暇をみつけて議論に飛び入り参加させていただこうと思いますので宜しくお願いします。
- 39 :"歌舞音曲":2002/12/31(Tue) 02:17
- >>38 下の方に転がってるよ>不良債権問題の本質。
- 40 :やすひさ:2002/12/31(Tue) 03:21
- ▼歌舞音曲さん(何と読めばいいのですか)、どうも有り難う。
気づいた点を敷衍すると、
▼ここの書き込み欄で議論は税効果からキャッシュフローの話へとシフトしてきているようですね。
ここでは税効果に拘った方がスマートに議論できるかもしれません。また、金融機関の決算でいう税効果会計
のことを議論しているのか、一般企業でのことを言っているのかも、ここまでの議論では不明瞭さがあると思います。
もちろん前者とは思いますが。
なお、キャッシュフローの議論をするのであれば、やや焦点はずれますが、DCFの議論を、別の書き込み欄を作って
展開するのも一案でしょう(ここで議論されている方々、DCFについてはどうお考えでしょうか)。
▼ドラエモン氏は「企業評価の基準がPLでもBSでもなくなって・・云々」とおっしゃっているが、
この点については37さんと同じ理由で少々語弊があると感じました。
▼また、36の書き込みについては、株式を公開していない中小企業でも同様の傾向(CF-減価償却=正)にあることに鑑みれば、
“株式市場での企業評価の基準が変わった”からだけの理由ではないでしょう。前の書き込みにもあるように、
企業の投資行動をみると、CFが潤沢な先でも投資を抑制する傾向が強いですが、これは
「CFを重視したため」と説明すると違和感があるでしょう? - 41 :やすひさ:2002/12/31(Tue) 03:37
- 簡単な例題です。具体例があれば、税効果のイメージがわきますか?実際には仮定が複雑で
分かり難いものですが、その点は個々で学んでください。
帝国信金は現時点(T期終了時点)で、有税の個別貸引(破綻懸念先以下に対して積んでおく引当金)を250億円抱えており、このほかに一時差異はなく、税務上の繰越欠損金(繰損と言う)も存在しないとします。帝国信金の収益力は非常に弱く、将来の業務純益はT+1期こそ+50億円が見込まれるが、T+2期には0億円、T+3期には▲20億円、T+4期以降は各0億円となることが見込まれるとします(単純化するためにその他の損益は発生しないものとします)。帝国信金では不良債権の最終処理を加速させる方針を打ち出しており、現在の有税償却250億円については全額T+1期に無税化する見込みです。
このとき、帝国信金で計上できる繰延税金資産はいくらしょうか?
まずはスケジューリングという作業からはじめるのですが、この場合は仮定の中でその作業を省けるようにしています。実際にはこのスケジューリングの見極めが難しいのです。例示区分でいうと、④の但書のところ。 - 42 :やすひさ:2002/12/31(Tue) 03:46
- 「例示区分④の但書」については、詳しく知りたい方は別途勉強して頂く必要ありますが、ここでは結論だけ書きますと、
その要件とは、重要な繰損や過去の経常的利益水準を大きく上回る将来減算一時差異は非経常的は特別の原因により発生した」というものですが、「非経常的な特別の原因」は幅広い概念でして、よほどのことがないかぎり、監査法人も認めざるを得ない状況にあるのが実情です。この点が繰延税金資産に対する不信感の発生源でしょう。ちなみに「但書」に該当すると認められると、スケジューリング期間は「概ね5年以内」となり、「本文」のままだと「1年(翌期)以内」と制限されてしまします。「概ね」というのもよく問題にされるところですが。 - 43 :やすひさ:2002/12/31(Tue) 03:48
- 訂正
「非経常的は特別の原因」→「非経常的な特別の原因」
失礼しました。 - 44 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 05:40
- 銀行に限っていえば、税効果会計の判断をするのは、
実は金融庁。竹中が金融庁長官に就任するまでは、
「繰延税金資産は今後5年間について定めることにしろ」
という金融庁見解が口頭で示されていた。しかも課税
所得ベースでなくもっと大きい金額をベースに計上して
よいというとんでもない見解だった。一応完全にオフレコ
だが匿名掲示板だから知ったこっちゃねえ。まあもうだい
じょうぶだろうし。
竹中の就任で銀行経営者がなぜ不快感をあらわにして
いるかというと、そこら辺の口約束が一方的に反故に
されてしまったから。だから「行政の連続性」とかよくわか
らないことを口走ることになる。竹中の言っていることは
公表されたルールに従えば妥当ではあるにもかかわらず。
会計士が繰延税金資産を否認して銀行が破綻した例は
ある。東京相和銀行。1999年3月期決算が発表できなくて
破綻。同時期に東邦生命も責任準備金の計上が不適正と
され破綻。危機感を覚えた金融監督庁が方針転換し、会計
士の行動を縛るようになった。
金融庁のホームページにいって金融検査マニュアルを見ると、
いわゆるGAAPからすごく外れた会計処理がたくさん見受け
られる。有価証券(株式)の減損処理のワンタッチ方式とかね。
興味があったら勉強してみてください。 - 45 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 05:50
- 企業評価の尺度がCFに変わってきた、という見解が
一般的になっているし、いくつかのpositiveな研究も
それを証明している。
ただ、Ohlsonなどによれば、将来キャッシュフローを
予想するための一番重要な情報は実は会計上の利益
にある、といわれている。企業評価のために重要なのは
将来キャッシュフローであり、それを予想するためには
会計上の利益を予測することが重要である、と考えられ
ている。
なので、アナリストは今日も一生懸命業績予想している
わけだ。PERという尺度はそれなりに客観性を持つから
ねえ。 - 46 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 06:01
- >>36
キャッシュフロー計算書はBS、PLから間接的に作成されるので、
BS、PLが間違っていたら自動的に間違えるよ。BS、PLと独立に
CF計算書があるわけではないのだ。
で、CF重視経営というのは会計士に関する信頼とは関係ない。
在庫コストの洗い出しやらリードタイムの短縮のような管理会計
的手法の広がりを「キャッシュフロー経営」と言い換えているに
すぎない例が多い。
あまりよくないねえ。 - 47 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 06:09
- どうも経済学やっている人から見ると非常識扱いされるのだが、
企業とはもともとキャッシュフローを生み出すために存在する
ものだよ。利潤を生んでそれを分配するために設立されるんだ
からね。未来永劫資金需要バリバリになったらそれはそれで
とても不健全だ。
いま企業がキャッシュを溜め込んでいるのはデフレだからで
あって、会計基準は関係ないよ。戦前の「株式会社亡国論」
の時代の基準まで戻るのならいきなり放漫経営が始まるだろ
うが、そっちの方が社会的コストはでかいだろうね。 - 48 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 06:23
- >>27
繰延税金資産を完全に否認したり大幅に減額した決算も
たくさんあるよ。他者を攻撃する前にちょっと調べてみたら。 - 49 :歌舞たんラブ:2002/12/31(Tue) 06:27
- >>36
>いや、会計学厨房なので変な発言すると恥ずかしいのですが、その場合は許してね。
そんなこといっても、トンデモは猛爆するのが科学的姿勢ではないか。 - 50 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 07:55
- ここまで議論wが進んできてからで悪いが
(といって1日も経過してないからいいか)
問題の立て方がおかしいんじゃないか?
立てるべきは
経営者や会計士のagency問題を前提にして
それを極力回避するための会計制度設計として、
DCFにしろ税効果会計にしろ必要なのかどうか、
必要だとすればどういう制度がいいのかだろう。
>>1 が
>税効果会計は、ものすごく大雑把に言うならば税法上の課税所得計算と
>企業会計との間の歪みを修正するものです。
企業会計自体が歪みまくってるって発想がない限りまともな答えは期待できんという罠。
それに対して、ドラエモンも歌舞も回答がおとなしすぎんじゃねぇの?
ドラエモンはともかく、歌舞も「苺のやんちゃ中年」から「苺の良識」に
成り下がってきたってことかもしれんが、この1年弱で腐っっちまったってのは
さびしいことだ罠、と言い捨てて年の瀬を迎える。 - 51 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 08:32
- >>50
「企業会計自体が歪みまくってるって発想がない限りまともな答えは期待できんという罠。」
税務会計と商法会計・証取会計で、それぞれ相互に重なる部分もありながらも
微妙に違いがあるんですよね。ただその違いは、会計の利用目的の違いから
発生してくるものであって、どれが間違っているという類の話ではありません。 - 52 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 08:34
- 言い捨てるのはけっこうだが、
>>税効果会計は、ものすごく大雑把に言うならば税法上の課税所得計算と
>>企業会計との間の歪みを修正するものです。
>企業会計自体が歪みまくってるって発想がない限りまともな答えは期待できんという罠。
なんだこりゃ。お前馬鹿だろ。 - 53 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 08:46
- こういうテーマについて、2chであれば、金融板ならばそこそこ
レベルの高い議論が可能ではある。 - 54 :technopolis:2002/12/31(Tue) 10:38
- >>48
それは分かってます。
そういう事例がたくさんあったとしても、その比率が問題なわけでしょう。
特に日本の銀行に関しては、税効果資本の自己資本に占める割合が非常に大きいため、
特に厳格な審査が必要だと考えます。 - 55 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 11:02
- >ただその違いは、会計の利用目的の違いから
>発生してくるものであって、どれが間違っているという類の話ではありません。
経済学からはどれも間違っているというだけの話。 - 56 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 11:16
- >>55
「経済学からはどれも間違っているというだけの話。」
経済学からは間違っているかもしれないけれど、
経済学的な利潤等の概念を基に企業経営している経営者
なんているんかね?経済学を考えている人の脳内にしか
ないものなんでないの? - 57 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 11:20
- >>54
ところで、あの税効果資本は、中核資本(資本金と資本準備金?)
の10%だっけ、なにしろ上限が設定されるべき、というのはいかなる
理屈によるものなんですか? - 58 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 11:21
- >>54
日本の税法では、貸倒の損金算入用件が厳しいため、
どうしても多額の一時差異が発生してしまいます。
乱暴に言ってしまえば、法的な倒産処理や債権の売却
などがなされない限り、損金に算入できないのです。
繰延税金資産について厳格な審査がなされれば、
貸倒引当金を積んでいる融資先について、銀行は
破たん処理をしなければならなくなります。そうすると
デフレが深刻化するのではないかという懸念があるの
ですが、このことについてはどうお考えでしょうか。
このことについてはすでに厚みのある議論が他スレで
なされていると思います。このスレの独自性とは何だろうか。 - 59 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 11:30
- >>55
経済学的に正しい利益というのは利潤関数であらわされるような
利潤でしょうから、概念的に見れば
付加価値-労働費用-資本費用
ということでしょうか。
これは、損益計算書を組み替えたり、いくつかの(機会費用に
基づいた)見積もり計算を行ったりすれば可能でしょうね。
見積計算が入ると客観性と監査可能性が損なわれるので、
利害調整をきちっとするには縛りを加えて裁量の余地を少な
くしなければなりません。会計的利益の算出の場合は、資本
コストについて過去設備に支出した金額をもとに計算したり
することで裁量の余地を狭め、課税所得の計算については
さらに貸倒などについてもっと厳密なルールを定めて裁量の
余地を小さくしています。
で、それが経済学的に見て間違っているからって、それが
どうしたの? - 60 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 11:34
- >>57
会計基準というのは決算を公表する経営者の裁量の
余地を狭めるためにある。
税効果資産というのは不確実なものであるからその
見積には裁量の余地が大きい。そんなものを多額に
認めるのは危険だ。
なので、中核資本の10%という枠を定めた。
日本でこれを行うには、その前に、貸倒についての
一時差異が多額に膨らまないような制度改正を行う
べき。貸倒の損金算入要件の緩和が必要。国税庁を
動かさなければならん。 - 61 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 11:35
- 煽るのはけっこうなんだけど、問題点を明らかにする方向で
煽ってくれ。 - 62 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 11:42
- >>56
そこら辺は管理会計の領域。管理会計に基づく意思決定
理論というのを一回勉強してみると発見があるかも。
前変な勉強会に出て勉強不足の経済学者が好き勝手
のたまうのにぶちきれたことがある。ぐちぐちいうだけで
シャドウプライスの計算すらできやしない野郎だった。
計算したら徹底的に突っ込んでやろうと楽しみにしてた
のだがな。 - 63 :technopolis:2002/12/31(Tue) 12:08
- 自分自身で論点をずらしてしまった感があり、その点に関しては申し訳なく思います。
事例をからめつつも、できるだけ税効果会計自体を話の中心において議論していただけると
ありがたいです。
税効果会計を肯定する方の意見が聞きたくてたまらないのですが、この場には税効果会計肯定派は
いないようですね。
税効果資本の脆弱性(及びそれを他の資本と同質に表記することによる財務情報の質の低下)という
デメリットを全部覆すだけのメリットというものを純粋に知りたいです。 - 64 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 12:25
- 税効果会計は、「法人税等の額を適切に期間配分することにより、法人税等を控除する前の
当期純利益と法人税等を合理的に対応させる」手続きというんだから、
税引後利益が、期間損益計算の観点からみてより適正な額・営業実態を
表す額になっている、というのが税効果会計のメリットなのでは、と考える
のは間違ってますか?
ストックの期首・期末の資本の差を計算して、それをフローの当期の利益
とするのでなく、当期のフロー・期間損益をまず計算して、それをストック・
期首資本に加える、という感じでまずフロー・損益計算重視、という考え方が
あるのでは? - 65 :technopolis:2002/12/31(Tue) 12:29
- >>58
無税償却にできればそれが一番良いと思うわけですが、それはリアリティに
欠ける考え方なんでしょうか? - 66 :ドラエモン:2002/12/31(Tue) 12:46
- 割り込みスンマソ。本筋に関係ないから興味ない人は無視して頂戴。
>>36で書いたCF重視というのは、>>45,>>46氏の言うような話ではない。もろに
手許にある「現金」そのもののことです。しかも、会計不信と関係あるといわれて
いるのはアメリカのことであって、日本については>>47氏の言うようにデフレが
原因なのは、それこそ過去3年近く拙者が主張していたことです。
あと、会計学上の利潤概念と経済学上の利潤概念の相違に関して。これを論ずる際
にポイントなのは>>56氏の言うように「経営者がどっちに従って行動するか」であ
る。というより、経済学上の利潤概念は計測可能性は置いて置いて、まさに行動を
説明するための利潤概念であるべきだ。しかも、ネットキャッシュフローの現在割
引価値極大化こそ普通の経済学の利潤極大定義そのものであり>>47氏のいうような
対立は存在しない(筈)
以上、単なるメモ。続きをどうぞ。 - 67 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 12:49
- それにしても
会計問題ってのがagency問題だって発想の欠落は痛いな - 68 :technopolis:2002/12/31(Tue) 12:51
- >>67
どういう種類のエージェンシー問題だとお考えですか? - 69 :歌舞:2002/12/31(Tue) 13:41
- >>68 僕は会計問題はまったく知りませんが、経済学の観点からエージェンシー問題との関係は昔からかなりやられていて、ちょい古いですが翻訳もあるティロールの『銀行規制の新潮流』なんかにはその種の議論が豊富にありますね。最近の議論については日銀あたりのサイトにペーパーころがってないですかね?
- 70 :technopolis:2002/12/31(Tue) 13:56
- エージェンシー問題については薄っぺらい知識しか持っていないので、以下誤りがあったら
優しく指摘してください(煽られるとすぐ泣いてしまうため)。
エージェンシー問題は、一般的にプリンシパルとエージェントの利害が不一致のため、
エージェントがプリンシパルの利益を犠牲にして自己の利益を追求するという問題だと
認識しています。
もしかしてこれはエージェンシー問題の一つとしてのモラルハザードの問題でしょうか?
>>67さんのレスは、会計問題がいかなる性質のエージェンシー問題なのかということについての
言及がないため、モラルハザードしか知らない自分としては正直>>67さんのレスの意図が
分かりません。
モラルハザードを指しているというのであれば、この会計問題において誰をプリンシパルとして誰をエージェントと置いているのかがまず問題となります。
もし、プリンシパル→経営者、エージェント→会計士としているのならば、上に定義した意味での
エージェンシー問題(モラルハザード)は発生していないと考えます。なぜなら、モラルが
ハザードしてるのはむしろプリンシパルたる経営者だからです。
なお、エージェンシー問題という言葉は用いてませんが、>>29 >>30でクライアントと会計士の
関係については一応言及しています。 - 71 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 14:39
- 繰延税金資産・負債を計上したりしなかったり
その見積り額が間違ったりするというのと、
そのagency問題というのはどういう
関係があるんすか? >>67さん
あなたのコメントをみんな?待ってます。 - 72 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 16:39
- >>65
貸倒を貸し手の任意で損金算入できるとしたら、不正の温床になります。
ちょっと想像してみてください。 - 73 :47:2002/12/31(Tue) 16:47
- マクロの経済政策な人は企業が永遠の資金需要主体であることを望んで、
企業が資金供給主体になると異常だ異常だという人が多くない?
それからキャッシュとキャッシュフローは別物なので、キャッシュと言
いたいときにCFなんて言葉を使わないでいただきたいものだ。
で本題なんだけど、手持ち現金が多いほど企業価値が高まるなんて話は
勉強不足のため知らなかったんだけど、そのような調査はどこにいけば
見ることが出来るでしょうか。EVという概念はバリュエーション上意味
を失ったのでしょうか。 - 74 :ドラエモン:2002/12/31(Tue) 16:54
- >>73
>マクロの経済政策な人は企業が永遠の資金需要主体であることを望んで、
>企業が資金供給主体になると異常だ異常だという人が多くない?
個別企業に話ならともかく、企業全体で資金供給主体になったら、家計は普通黒字なので、
対外黒字か財政赤字が定義的に必要。ことに後者はある条件下で永続不可能な場合がある。
>それからキャッシュとキャッシュフローは別物なので、キャッシュと言
>いたいときにCFなんて言葉を使わないでいただきたいものだ。
キャッシュは普通はストック概念。だから期間中に獲得した現金をCFと言うのは別に問題ないでしょう? - 75 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 17:05
- >>66
企業価値と企業利潤は分けて考える必要があると思う。
スレの流れからすると。
単なるメモに突っ込むのも野暮なのかも知れんが、一応言っとくべき
だと思うから言う。 - 76 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 17:10
- >>74
なんとなく言いたいことはわかったが、それならば、
>(つまり会計士の話を信用しなくなって)
というのは正確ではないな。会計基準が信用できなくなった、
というべきだな。粉飾の話をしているのではないんでしょ? - 77 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 17:11
- 会計基準を作っているのは会計士ではないということを
周知徹底させる必要がありそうだ。 - 78 :ドラエモン:2002/12/31(Tue) 17:18
- >>75
企業価値を、ネットキャッシュフローの現在割引価値と定義するのが普通だけど?
>>76
エンロンショックやワールドコムショックは会計士を信用しなくなったケースでしょう? - 79 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 18:01
- 会計士だけでなく、事業会社、アナリスト、証券会社のIB部門、
会計基準設定主体の4者がすべて信頼を失墜したことによって、
投資の減少が起こっている、ということですね。それなら同意。
会計不信を会計士(それもほんの一部の)だけのせいにされる
ような物言いはちょっと見過ごせませんでしてね。
あと、期間利益と企業価値は違いますので、そこんとこよろしく。
PLで出てくるのは期間利益だけ。それが税効果によってゆがむと
企業価値もゆがむのか、というのがこのスレの隠された論点。
>>45参照のこと。 - 80 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 18:03
- 4者でなくて5者だった。
- 81 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 18:06
- ドラエモンは偉いなあ。この静かに一年の余韻にふけるw年末にも論争してんだもんね。
なんか格闘王ってかんじだね。 - 82 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 18:11
- >>74
アメリカみたいに家計が赤字になってしまえばそれでいいわけではあるな。
てスレちがいだな。
いや、資本のビンテージと会計というネタを展開できるかも知れん。 - 83 :ドラエモン:2002/12/31(Tue) 18:13
- >>79
>>78で、「企業価値=ネットキャッシュフローの現在割引価値」って書いてるんですが?期間
利益だなんて何処にも書いてませんよ。
>>81 女房の目を盗んで、掃除の合間に書いているのだ(涙 - 84 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 18:15
- >>79
「期間利益だけ。それが税効果によってゆがむと
企業価値もゆがむのか、というのがこのスレの隠された論点。」
>>64の税効果会計のメリットの考え方は間違ってますか?
税効果会計は、期間損益計算上望ましいものではなくて、
逆に期間損益を歪めているんでしょうか? - 85 :ドラエモン:2002/12/31(Tue) 18:15
- Forward Lookingな資本価値と、Backward Lookingな資本価値という経済学vs会計学での
資本理論の扱いに関しては、ヒックスの「資本と時間」に詳しいよ>>82 - 86 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 18:15
- >>83
女房の目を盗んで、過去ログのチェックをしてくれ。
いきなり企業価値の話を持ち込んだのはどなた? - 87 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 18:25
- >>84
期間利益からのバリュエーションは、実績でなく予想利益に基づいて行われるし、
BS情報はディスカウント要因として用いられるので、税効果による差異はあまり
関係ないかも知れんなあ。
まあ税効果を導入すると提供情報量が増えるのでより精度の高い分析が可能にな
るかも知れん。
とマッチポンプしてみるテスト。意見求む。 - 88 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 18:29
- 女房はいくつ目があっても足りないな、とからかってみるテスト
- 89 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 18:37
- ドラエモンは実は年のわりには純情な椰子なんだからあんまりからかうなよ。w
- 90 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 18:59
- >>31
会計士協会の方で、そういった理由での監査法人の変更は
認めないことになっております。赤井電機が、決算にダメ
出しをした中央青山を切って他法人に乗り換えようとした
けど、会計士協会が新たに選任された監査法人に圧力をか
けて監査契約を破棄させ、そのまま赤井電気は潰れた、と
いうことがありました。ほかにも、サワコーという会社が
トーマツから乗り換えようとして失敗したという事例もあ
ります。
まあ個人的には定期的に監査法人の入れ替えがあった方が
いいと思いますが。 - 91 :technopolis:2002/12/31(Tue) 19:08
- 家族とレコ大見ながら寿司食べながらレスしてますw
>>84
法人税は費用であるが故に収益と期間対応させて計上すべき、という観点から
税効果会計は理論的に正当化されます。
そして、その結果、税引き後当期純利益に関しても費用(法人税等を含む)と収益が
キレイに期間対応した結果としての数値になります。
これは確かに一つのメリットであると考えます。
ただ、これが前にしつこく述べたようなリスクを無視できるほどに大きなメリットである
とは考えられません。 - 92 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 19:11
- >>64
企業会計は、基本的に損益会計重視主義に立っており、貸借対照表は
損益計算書を結ぶ連結環として位置づけられております。すなわち、
支出されたが費用化されないものを資産計上する、というノリでして、
BSには資産性や負債性が認められない勘定科目がけっこう載っている
のが常です。繰延資産などはその代表ですな。
しかし、それではBSが企業財産と乖離してしまいますし、経営者の裁
量の余地も広がってしまうという批判がありまして、近年時価会計が
全世界的に急速に導入されてきています。そうすると今度は逆に損益
計算書がゆがんでしまう、という意見もありまして、それを解消する
ために、US-GAAPなどでは包括利益計算書というものを導入して、当
期純利益のほかに包括利益も計算してたりします。
で、包括利益に一本化してしまえとかいう話もあって、ややこしいこ
とになってます。そうなると、BSだけしか意味を持たなくなって、PL
は前期と当期のBSの差額にしかならなくなるのではという懸念もあり
ます。
保険会社を狙い撃ちした負債の時価会計がそのうち導入されると考え
られますが、そのころにはPLはどうなっているのだろうか。つーか誰
も期間利益をバリュエーションに用いなくなっているかもしれないな
あ。大変だ。 - 93 :technopolis:2002/12/31(Tue) 19:18
- >>90
そういったシステムである程度の改善は望めるかもしれませんが、それだけでオピニオンショッピングが
完全になくなるとも思えません。2chの会計板の数少ない有用なスレでもその点に関しては
ネガティブな意見が多かったように思います。監査業務のサービス業的な性質そのものを
変えることは無理だと思いますから、監査業務の監視機構の権限を強化すべきだと思います。
証券取引委員会とかでしょうか? - 94 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 19:30
- そもそもなぜ日本に税効果会計が導入されたかというと、銀行救済のため
だったりします。1999年3月期から銀行が先行して税効果会計を導入しまし
たが、これは、不良債権の処理をすすめると銀行の自己資本が枯渇してBIS
規制に抵触してしまうので、それを回避するために繰延税金資産の計上を
認めてしまおう、という非常に不純な動機によるものです。導入によって
貸倒の引き当てがすすみ、銀行の自己資本は繰延税金資産だらけになって
しまったのです。
税効果会計の導入は1970年代から検討されてきていたのですが、国税当局
が税金を費用と認識することに難色を示していたため、導入はされないと
考えられていました。国税からすれば法人税は利益分配として認識する方
が何かと都合がよかったらしいです。
なので、このタイミングで、監督官庁がその資産性に疑念を持つのは、首
尾一貫していない態度といえましょう。銀行が色をなして竹中等を攻撃す
る理由は、そこら辺にあります。
しかしながら、デフレが続いて業務純益が減り続ければ、繰延税金資産の
資産性に疑念を持たざるを得ないというのは正常な考え方ですので、そこ
らへんの折り合いをつけるのは難しいですな。まともなリストラをしてこ
なかった銀行には十分非があると思います。
まあなんというか早くインフレ起こして名目金利上げて業務純益増やせや。
危なっかしくて見ちゃいられねえんだよ。 - 95 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 19:39
- つーか組織論的に考えると、国でないところが監査したほうがうまく行くと
思うんだよね。世界の潮流からしても、今まで国がやっていた監査を民間が
請け負う方に持っていくのが大勢だし。あと、国に所属するよりも、監査法
人のような組織の方が、監査人としての能力は身につくと思う。グローバル
ネットワークは伊達ではない。対応力が全く違うよ。全世界から専門家を一
瞬のうちに連れてこれるからね。
監査法人に対する監視を厳しくするのは同意しますが、果たしてちゃんと監
視できる人がどれだけいるのか疑問ですな。
外資系企業みたいに、税務諸表監査だけでなく、業務監査など、監査関係の
ことはほとんど外部監査人に任せてしまうほうが合理的だ、という認識が高
まれば、日本の監査も変わるんだろうな。 - 96 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 19:41
- さて消えるか。
- 97 :走る名無しさん:2002/12/31(Tue) 19:56
- 僕も友人とカウントダウンにいく約束があるんで、そろそろ消えます。
このスレ、勉強になります。どうもありがとう。
小林幸子と美川憲一の衣装に少し心残りがありますが・・・。
衣装代、数億円とかいってたからな・・・。
では、良いお年を!! - 98 :technopolis:2003/01/01(Wed) 14:34
- 新年明けましておめでとうございます。
早速なんですが、前々から言ってるように税効果会計を非常にポジティヴに捉えてる人の
意見が聞きたいです。というわけでよろしくお願いします。 - 99 :12:2003/01/01(Wed) 16:30
- あけましておめでとうございます。
税効果会計のメリットでいままででてきたのは、
・期間損益計の観点からは、税引後利益の額がより適正になる
・情報量が増える
・世界的にも税効果会計導入している方が主流である
デメリットでは、
・資産性(資本性)の不確実なものがBS上に計上される
・経営者の恣意性の入り込む余地が税効果の分だけ高まる
で、メリット、デメリットのどちらが大きいかは、
一概には言えないですが、利用目的によるかもしれませんね。
ただ、資本の税効果による分というのが、BSで繰延税金資産・負債
の差額だとわかっているならば、利用目的によって税効果分の資本
を入れたり外したりして、BS情報を加工すればいいと思うので、
別に税効果会計あってもいいんじゃないでしょうか? - 100 :走る名無しさん:2003/01/01(Wed) 16:57
- >>94
「国税当局が税金を費用と認識することに難色を示していたため、導入は
されないと考えられていました。国税からすれば法人税は利益分配として
認識する方が何かと都合がよかったらしいです。」
法人税が、企業にとっての費用と利益の分配なのとで、
なにか違いがあるんですか?
例えば、給与だって、普通、費用とされると思うけれど、
企業が産み出した価値を労働者に分配している、という
側面もあるし、費用と利益の分配の違いの本質って何なん
ですか? - 101 :technopolis:2003/01/01(Wed) 17:05
- >>100
この議論とズレが生じてるかも分かりませんが、法人税等の会計学的性質について少し説明させていただきます。
そもそも費用とは「収益獲得に必要な財貨・サービスの費消」といった感じのものです。
ここで、法人税等が「収益獲得に必要」かどうかによって、法人税等を費用と見做すか否かが
決定されます。
ちなみに、法人税等が費用計上されない場合に何として計上されるのか、という質問に対する回答は
できません。ちょっと俺も分からないので。ただ、税効果会計は法人税等を費用として捉えることが
前提です。
>>99
とても上手にまとめてくれてありがとうございます! - 102 :technopolis:2003/01/01(Wed) 17:21
- しつこくなりますが、私がこのスレッドを立てて主張したい点を改めて明確にしておきたいと思います。
>>99にある通り、税効果会計には3つのメリットと2つのデメリットがあります。
ここで、このメリットに関して疑問が浮かぶわけです。
メリット1 期間損益計の観点からは、税引後利益の額がより適正になる
疑問1)そもそも「課税所得計算と企業会計の歪みを修正する」という目的で制度化された
税効果会計は、 課税所得計算側に何の修正も加えられてないわけだから、結局は企業会計が
課税所得計算に妥協した、ということなわけです。
要するに税効果会計によって却ってある面で企業会計は歪んだのだと考えられます。
敢えて歪ませて表示された税引き後当期純利益の値にどれだけ意味があるのでしょうか?
ただし、「将来の法人税等の支払額に対する影響」を繰延税金資産等のBS項目で表示できることには
意味があると考えます。ただし、それもBSよりは注記が適当だと考えます。
メリット2 情報量が増える
疑問2)注記でも可能な情報では?
メリット3 世界的にも税効果会計導入している方が主流である
疑問(ではない) 確かにこれはその通りですね。。ただ、同じ情報を提供するのなら、
注記でよいと考えます。
このメリット3つは、2つのデメリットを度外視できるほどに重要な意義を持つのでしょうか? - 103 :横レス素人ですが:2003/01/01(Wed) 22:44
- 最近外形標準課税の導入が具体的に進んでいますが、
もし仮にこれが成立してしまうと赤字でも課税されるわけですから
確実性のある資産として計上されても何ら問題無いわけで
税効果会計の問題は全て解決しませんか?
ただ外形は外形で問題が多いんでしょうけど・・・。 - 104 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 02:19
- >>102
注記により情報提供することと、実際に仕訳をいれてBS、PLの中の
一項目として計上し、情報提供することで、情報の質って
何か違いが生じるんでしょうか?というか、情報利用者の
経済活動に何か違いを生み出すんでしょうか?
まぁ確かに、BISの自己資本比率規制のように、自己資本比率そのもの
で規制がかかったりすると、確かに参加者の経済活動に影響を
及ぼしますね・・・。 - 105 :technopolis:2003/01/02(Thu) 06:07
- >>103
外形標準課税に関しては詳しく知らないのですが、外形標準課税によった場合に課税所得に対して
課税する方法が完全に否定されるのなら、そもそも税効果会計の存在意義自体が否定されると思います。
>>104
注記とBS、PLだとその情報の強調度が違いますよね。
例えば税効果会計適用前は税引前当期純利益がマイナスだが、税効果会計を適用すると
税引き後当期純利益がプラスになるという状況を想定すると、
①税効果会計適用せず+税効果会計適用時の数値(法人税等調整額、繰延税金資産・負債)を注記
②税効果会計適用
だと、明らかに後者の方が株価は上がると思います。 - 106 :会計士:2003/01/02(Thu) 06:27
- >>technopolisその他
システムに負担を与える行為はやめろや。
そのくらいの想像力もないのか。ボケカスが - 107 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 06:34
- >>105
ただ、仮に翌期に一時差異がすべて解消されたとすると、
①と②を比較すると、①のほうが、税引後純利益はたぶん
でかくなって、株価も上がりますよね。結局、①のほうが
税効果がない分、業績がぶれる、というだけのような気もします。
株価も他の条件が同じならば、①と②で、税効果が解消される
までの期間で平均したら同じになるのでは。
としたら、期間の営業結果がきっちりと各期毎に損益に反映
されている税効果会計適用済みの財務諸表のほうが情報の質が
高いような気がしなくもない・・・。(知ったかぶりでへんなこと
いっていたらすみません。) - 108 :technopolis:2003/01/02(Thu) 06:52
- >>106
そんな想像力ないね。というか「1000超えてもレスするとシステムの負担になる」なんてのは
想像力じゃなくて知識だろ?お前の立派な想像力には参るよww
そんな小さなことで「ボケカス」とか人格否定する言葉使うおまえの想像力って何なんだろうね。
まぁ今後は気をつけるけど。 - 109 :technopolis:2003/01/02(Thu) 07:02
- >>107
確かにその通りですね。そういう意味で情報提供機能の観点からはやはり税効果会計は肯定されるんでしょう。
ただ、税効果資本の脆弱性について何が根本的に問題になるかというと、企業会計の利害調整機能、
特に債権者と株主の利害調整機能に関してですよね。
資本性の脆弱な税効果資本までも現行商法では配当可能になってますが、このような資本を
配当してしまった場合、実際の会社財産はかなりBSと乖離してしまうのでは、と考えるわけです。 - 110 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 08:08
- とうとうドラエモンも歌舞もいなくなってしまったわな。
とりあえず何でも口出すドラエモンと歌舞が出てこない場合、
(1)専門性が高い場合:金融工学スレなど
(2)スレの議論がとろすぎて痛い場合
さあ、このスレはどっちでしょう?
それにしても、既存制度の担い手が、制度設計の議論すると
ろくでもないのは、自民党税調を見てもわかることだが、
取得原価主義マンセーで育った椰子が、最近の会計制度の変更を
見て苦しむ姿がよくわかるスレではあるなw
既存の会計制度のロジックで語ることがだめなんだけど、
それすらわかってないところが痛いという罠。 - 111 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 11:57
- >>110
「既存の会計制度のロジックで語ることがだめなんだけど、
それすらわかってないところが痛いという罠。 」
>>110さんは、>>50さんと同じ人のような気もするんですが、
どういうロジックで語ればよいんですか?もうちょっと詳しく
お願いします。 - 112 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 13:09
- 会計知識に欠ける人間の浅薄な会計批判のような気がする。
会計学は経済学とは全く違った論理で動いているのだ。
どうも経済学中華思想は見苦しい。まあ経済板だから仕方ないのだが。
苺で会計の話はやめとけや。話が滑るだけだ。 - 113 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 14:35
- >>111
たんに、自分が正しいと信じているロジックだろ?
普通は異分野の人間が交流すれば、地平の融合があるわけだが、
ここでは、相手を全否定することや自分の意見が正しいと認めさせ
ることだけに執念を燃やす香具師が一部にいるからな。
このスレッドの会計の話面白いと思う。トンデモ猛爆とか唱
える椰子はほっておいて、続けて欲しい。 - 114 :technopolis:2003/01/02(Thu) 15:16
- >>110
そういう半端な批判はウザイだけで何の足しにもならないので>>111のような質問に対する
回答をあらかじめ準備してからそういうレスはして欲しいです。
ただ、確かに自分が取得原価主義に洗脳されてるかな、という部分はありますね、実際。
>>112
これももう少し丁寧に説明をお願いします。 - 115 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 16:25
- 結局コドモだらけだなあ。
- 116 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 19:47
- ローエコの場合と比較してみると結構面白い。
(1)法学ほとんど知らずに(知らないフリして)経済学だけで語る経済学者
例)三輪、松村
(2)経済学知らないくせに知ってるフリする法学者
例)林田
(3)例外的に結構いい線いってる椰子
例)金本、藤田
さて、経済学と会計学とではいかに?
といったときに、実は(1)すら出て来ないという罠。
経済学から見たときに大きな問題は
(1)経済的意思決定に必要な情報は、時価であると思われるのに、それが極めて限定的である点
この点は、ドラエモンがあげている点で、これが一番重要な問題
(2)会計情報作成者(経営者や会計プロフェッション)が、正しい情報を作成するインセンティブが乏しい点
この点が、>>67のあげる問題点。
これらが、会計知識に欠ける人間の浅薄な会計批判であるというのは正しい。
(その意味で、ローエコの(1)にあたる)
しかし、既存制度の設計思想が問われているときに、既存制度の考えからから一生懸命答えようとするのは、問題意識に乏しいとしか言いようがない。
もちろん、このことは制度の設計思想を考えるのに経済学に頼ることがいいと主張するものではない。
ただ、経済学を学んだ人間の多くは今の会計制度がトンデモだと思ってる。 - 117 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 20:45
- >>116
おおむね同意するが、そこまで言うのなら財務会計だけでなく管理
会計にも目を向けて同様の考察を行って欲しい。管理会計では、
agencyの問題は小さい。また、整備された原価計算制度の下では、
意思決定は取得原価ではなくdifferential costを基礎になされる。
おれは経済の院崩れであるが、会計学と経済学を接合させよう
なんてことは思ったことがない。会計学は単なる約束事にしか
過ぎないし、経済学のような、統一的なprincipleを追求するような
態度を取ることは出来ないと思っている。しょせん実務的な知識体
系であり、原理を追及することはかえって仕事に対して誠実でない
と考えている。
ただ、会計制度の限界が(財務会計、管理会計を問わず)、いかに
経済主体の意思決定をミスリードするのかについては、非常に興味
を持ちつつ仕事を進めている。
サンプルが集まったらそのうち何か言いたいと考えている。 - 118 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 20:57
- そもそも会計数値というものが経済学的にどんな意味を持つか、
というところから考えなければならないわけであるが、それに回答
を与えるならば、「期待」を形成するための情報提供であろう。
で、現在の実務においては「最終利益」が一番大きなウェイトを占
めている。これは棄却できない事実だ。
で、税効果会計によってそれがどんな風にゆがむのかなー、って
話で、一応見解を示したが反応ないからつまんない。寝よ。 - 119 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 22:05
- >>117
経済院崩れの会計士は多いと思われ。
50=67=110=116よりそういう人に活躍してもらうといい。 - 120 :走る名無しさん:2003/01/02(Thu) 23:13
- >(1)経済的意思決定に必要な情報は、時価であると思われるのに、それが極めて限定的である点
> この点は、ドラエモンがあげている点で、これが一番重要な問題
ジョーン・ロビンソンの批判を待つまでもなく、これはトートロジーだぞ。
経済学的な「時価」とは、将来キャッシュフローの割引現在価値のことだ。
将来キャッシュフローの予測に資するものとして最も一般的なものが、取得
原価主義に基づく会計利益だと目されている。1960年代のファイナンス理論
の成果であり、棄却されていない命題。一応会計学だってそのくらいのこと
は前提として理論構築されている。
また、「割引現在価値」については、厚生経済学の見地からいろいろと批判
がなされている。さまざまな仮定を必要とするため、practiceの面からする
と非常に危険なやり方である。
会計学とファイナンス理論の接合を日本で「きちっと」やっている人は非常
に少ない。たいていがアメリカの理論の紹介で終わってしまっている。向こ
うへ行って一回最先端の勉強をしてみたいものである。 - 121 :走る名無しさん:2003/01/03(Fri) 01:49
- >>120さん、ちょっと教えて欲しいんですが。。。
>将来キャッシュフローの割引現在価値のことだ。
ゼロ金利下で、将来キャッシュフローの割引現在価値ってどうやって求めるの? - 122 :走る名無しさん:2003/01/03(Fri) 02:50
- >>116
「経済的意思決定に必要な情報が時価」というのは常に成立つんでしょうか。
一口に経済的意思決定といっても、誰がどのような目的で意思決定を行なうのか、
課税当局が課税目的で行なう意思決定なのか、投資家が投資目的でなのか、債権者
が審査目的でなのか、その他の利害関係者が各種の取引を行なう目的なのかで
企業実態を把握するために必要な情報、正しい情報というのも複数存在しないで
しょうか。また、時価といっても、現実には売価であったり、再購入価格であったり
市場で取引が行なわれていなくて時価の存在しないものがあったり、見積もり計算に
大きく依存するものであったりします。
「経済学を学んだ人間の多くは今の会計制度がトンデモだと思ってる」とのこと
ですが、経済学のモデルが現実の経済取引まで落とし込まれていったときに
現実からの要請にどれほどまでに応えられるものとなっているのでしょうか。 - 123 :走る名無しさん:2003/01/03(Fri) 06:27
- >>121
長期金利もゼロなんですか?つーか思いつきで質問するなよ。 - 124 :走る名無しさん:2003/01/03(Fri) 18:33
- >>117
>会計学は単なる約束事にしか
>過ぎないし、経済学のような、統一的なprincipleを追求するような
>態度を取ることは出来ないと思っている。しょせん実務的な知識体
>系であり、原理を追及することはかえって仕事に対して誠実でない
>と考えている。
この手の話は
経済と法、と見ても
経済と会計、と見ても同じでしょうね。
>ただ、会計制度の限界が(財務会計、管理会計を問わず)、いかに
>経済主体の意思決定をミスリードするのかについては、非常に興味
>を持ちつつ仕事を進めている。
>サンプルが集まったらそのうち何か言いたいと考えている。
これはぜひ期待したい。暇見つけてがんばってほしい。 - 125 :走る名無しさん:2003/01/03(Fri) 18:33
- >>120
>>(1)経済的意思決定に必要な情報は、時価であると思われるのに、それが極めて限定的である点
>ジョーン・ロビンソンの批判を待つまでもなく、これはトートロジーだぞ。
>経済学的な「時価」とは、将来キャッシュフローの割引現在価値のことだ。
トートロジーというべきかはわからないが、first bestの世界での話であるのはその通り。
>将来キャッシュフローの予測に資するものとして最も一般的なものが、取得
>原価主義に基づく会計利益だと目されている。1960年代のファイナンス理論
>の成果であり、棄却されていない命題。一応会計学だってそのくらいのこと
>は前提として理論構築されている。
この主張は、私の不勉強のせいだろうが、初めて聞いた。
ただ、そのファイナンス理論ってなんなんだ。今でいうところのファイナンス理論ってのは、いわずもながだが、50年代のMM、60年代のCAPM、70年代のBSあたりで形成されている。逆に、MMの登場で崩れていったファイナンス理論っていうのは会計学そのもの。その会計学から出発して、ファイナンス理論と会計学の狭間で悶々と暮らしてきたのが、たとえば、東大の若杉さんら位の世代だろう。そういう意味では、1960年代のファイナンス理論ってなんだ、といいたい。
それに関連して、最近は、管理会計系の人たちがOhlsonモデルをもとに、(正統かは怪しいが、MBA的コーポレート・ファイナンス的な)ファイナンス理論をベースにしたフリー・キャッシュ・フロー・モデルなんかよりも、会計利益から企業価値を評価したほうがフィットするじゃねぇか、っていっているのはこの線にあたるのか?
それにしたって、将来キャッシュフローの予測に資するものとして最も一般的なものが取得原価主義に基づく会計利益だ、というほど強い主張が、1960年代のファイナンス理論の成果とは読めないのだが、このあたりは説明希望。 - 126 :走る名無しさん:2003/01/03(Fri) 18:43
- ファイナンス理論というのは正確でなかった。すまぬ。
会計情報論という奴。いわゆる経済学的に言う「」ファイナンス理論」
とは違うが、その世界ではファイナンス理論と呼ばれることもあるので、
不正確な物言いをしてしまった。
後段はそのとおり。実際実務の世界でのValuationにはPL上の期間
利益の予想値が広く使われており、キャッシュフローはあまり用いら
れない。Ohlsonによって実証的にその手法も悪くないことが理屈付け
られた。
これからはちょっと気合入れて書く。 - 127 :走る名無しさん:2003/01/05(Sun) 01:13
- 会計情報論というのは、どこで仕入れてくればいいでしか?
厨房質問でスマソ - 128 :走る名無しさん:2003/01/05(Sun) 01:26
- >>127
http://www.google.com
財務諸表をどうやって利用すればいいの?という話だ。
それ以上の何者でもない。明治大学の会計の人にでも聞いて。 - 129 :走る名無しさん:2003/01/05(Sun) 01:47
- 明治大学の人のとこにはリンクがなかたでし。
あといいとこはどこでしか? - 130 :走る名無しさん:2003/01/05(Sun) 03:21
- ネットで全部済むわけねえだろ
- 131 :走る名無しさん:2003/01/05(Sun) 04:22
- >明治大学の会計の人にでも聞いて。
の意味はなんだったの? - 132 :走る名無しさん:2003/01/05(Sun) 08:06
- 明治で盛んだったんだよ。「聞いて」って言っただろ?
直接会って聞けよ。
横着な奴は不快だ。 - 133 :走る名無しさん:2003/01/05(Sun) 13:41
- technopolis氏が最近顔を見せないが、どうしたのだろうか。
- 134 :technopolis:2003/01/05(Sun) 15:08
- >>133
自分の無知というか勉強不足を知り猛省してるところです。現在ROM。
所詮学部生が勝てるはずもなしって感じですね。。。 - 135 :走る名無しさん:2003/01/05(Sun) 15:13
- >>134
知らないことは、132氏に怒られない程度に聞いてしまえばいいんだよ。 - 136 :132:2003/01/05(Sun) 17:11
- そうそう。
- 137 :名無しさんの冒険:2004/09/12(Sun) 11:56
- 日本の繰越欠損金の控除期間が5年から7年になりましたが,今までどうして5年間だったんですか?
アメリカは20年イギリスは無制限という話ですがどうして日本だけ今まで5年という短さだったんですか?
できれば教えてください。 - 138 :名無しさんの冒険:2004/09/12(Sun) 12:03
- >>137
俺も知りたい - 139 :名無しさんの冒険:2004/09/12(Sun) 12:26
- >>137
国策ですね
単に短いと政府が得をしますから - 140 :名無しさんの冒険:2004/09/12(Sun) 13:23
- 官僚が作った戦後の日本の制度は、基本的に社会主義的5年ごとの
5ヵ年計画に基づく。それで5年だろ。現在でも5ヵ年計画というの
がたくさんある。 - 141 :137:2004/09/13(Mon) 08:33
- 日本は5年が好きだということですね。ありがとうございます。
- 142 :名無しさんの冒険:2004/09/26(Sun) 20:08
- >>137
以前は、前期黒字、当期赤字の場合、前期に納税していたら
当期に還付してもらえたんだ。繰戻し還付というやつ。
これも凍結されている。 - 143 :名無しさんの冒険:2004/09/26(Sun) 20:11
- 税効果会計は、黒字基調の企業のためのもの
万年赤字企業には関係なし。
最近はCPAの監査もきつくなり、安易に繰延べ税金資産つめなくなった。 - 144 :名無しさんの冒険:2004/10/15(Fri) 14:27
- ダイエーの繰延資産は何ですか。