日本企業と欧米企業

economy/0570 / 26 レス / 2002/07/20〜2002/07/28

1 :俺の名無しさん:2002/07/20(Sat) 09:20
(1)日本企業は欧米化していかないと生き残れないか
(2)日本企業の年功序列制、終身雇用制は崩壊せざるをえないのか

みなさんのご意見をおきかせください。
2 :夏の名無し:2002/07/20(Sat) 11:18
欧米って英米のこと?
ドイツとイギリスじゃ全然違うだろう。
3 :俺の名無しさん:2002/07/20(Sat) 11:54
ええと、欧米型はアメリカ型にしときます。
4 :BIG-C:2002/07/20(Sat) 12:09
>>1
(1)のアメリカ型が何を意味しているのかは分かからないので何ともいえませんが、(2)年功序列制&終身雇用制は国際競争上(今後さらなる規制緩和が予想されますので)崩壊せざるを
得ないというのは確実だと思います。それは、年功序列制&終身雇用制の下では、各企業が経済
状態、競争環境の変化などに応じて柔軟な対応ができないからです。
5 :♪:2002/07/20(Sat) 12:13
>>4
国際競争は今までだってあったのよ。
日本の貿易依存度がこれから急増するとは思えませんが。
6 :スレ主:2002/07/21(Sun) 15:47
(1)について
とても一般的な日本型とアメリカ型の区分ではありますが、

1.日本型企業
成長し、大きくなり、人を増やすことを目的とする

2.アメリカ型企業
最大の利潤をあげることを目的とする

参考文献
「日本の終わり」竹内靖夫著 日経ビジネス文庫
7 :タラ:2002/07/21(Sun) 17:35
じゃあ日本型企業は何のために「成長し,大きくなり,人を増やす」のさ?
結局のところ日本型にしろアメリカ型にしろ利潤の獲得が目的じゃないの?
会社を保有してるのは誰か知ってる?
8 :俺の名無しさん:2002/07/21(Sun) 19:47
>>07
戦後からの日本の大企業は利潤の獲得を目的とはしていなかったようです。(中小は別)
なぜなら基本的に大企業はつぶれないから。系列会社から仕事をもらったり、
苦しくなったら融資をしてもらえたりしたから。逆を言えば、そういう立場を維持したいから
一所懸命に「成長し、大きくなり、人を増やすことを目的とした」と思われます。
まあ、私のソースはウォルフレンなので、誰かその点に学術的に言及してくれると嬉しい。
というか、ウォルフレンで十分学術的だといってくれるともっと嬉しい(w
9 :俺の名無しさん:2002/07/21(Sun) 20:16
然るべきところに出れば、ウォルフレンどころかマルクスだってアリストテレスだって
十分に学術的なんだから安心するように。
10 :俺の名無しさん:2002/07/21(Sun) 20:27
http://matari.ichigobbs.com/economy/
11 :俺の名無しさん:2002/07/21(Sun) 20:57
アメリカでは会社は株主のものだけど、日本では会社は社長や社員のものだ
という意識だと思う。
12 :俺の名無しさん:2002/07/21(Sun) 21:10
ステイクホルダーとシェアホルダー、どちらを重視すべきか、という話だな。
シェアホルダーもステイクホルダーの一部だが、ここはあえて区別させてもらう。

東京スタイルの話をするけど、あの会社はステイクホルダーにとっては
とても素晴らしい会社なのだな。アパレルにしては営業利益率も高いので、
ほかの会社に比べれば経営陣の手腕は高いといえよう。

で、大株主のほとんどがステイクホルダーなので、経営陣を怒らせるような
結論が出てくるはずもなかった。銀行や生保や百貨店からすれば、優良な取
引先を失うことは自殺行為だ。

アパレルのことがわかっているとはとても思えない妙な経営者がボードに加
わることを否決した株主総会の結果は、まあ妥当なところなんだろうな。
手許金融資産を、回収が困難になることが予想される変な不動産投資よりも
配当で株主に還元すべきだ、というM&Aコンサルティングの主張については
同感できるけど。
13 :08:2002/07/21(Sun) 21:18
>>09ありがとう。
というか、私の表現がまずかった。
私もウォルフレンのこの考え方は肯定するのですが、
この考え方が経済学的に共通認識とされているのか非常に怪しいので、
Academicの方々の認識はどの程度なのか教えてほしいなぁと思ったのです。
ちなみに、ウォルフレンの「日本/権力構造の謎」第15章(下、p261から263)によると、

1.戦後の日本企業は、税法とその他の規制の組み合わせによって、
 公募市場で株式や社債によって資金を集めることを強く抑えられていたので、
 株式配当は世界で最も低かった(1970年代の東証1部企業の平均配当利回りは1.5%)
2.株の持合により、日本の会社社長は、会社と銀行が合意した拡張計画について頭を悩ませなくてはならないが、そのかわりに、主要株主の意向は(少なくとも最近までは)あまり聞く必要はなかった。
3.戦前は比較的民間産業は利益を追求していたが、軍部=官僚連合が日本統制の力を強め、利益追求は尊敬に値しないとみなされるようになった。
4.1950年代になって、通産省が不況カルテルを結ぶ際に、工場の生産効率ではなく、マーケットシェアに基づいて生産能力削減を決めたため、企業はマーケットシェアを伸ばそうとする強いインセンティブがあった。

他にも、大企業であればあるほど、企業として生存できる要因があるんでしょうね。それが>>12のいう「優良な取引先を失うことは自殺行為だ」という発言につながるのでしょう。ちなみに、東京スタイルって、大企業なんですか?銀行にとって優良な取引先ということは、多分大企業なんでしょうけど、私ははじめて聞きました。
14 :俺の名無しさん:2002/07/21(Sun) 21:29
http://marketsearch.nikkei.co.jp/cdb/fininfo.cfm?scode=8112

売上高600億円もあるし、アパレルにしては利益の浮き沈みがあまりない。
自己資本比率は90%を超えている。

http://www.interwoman.co.jp/brand_1.htm
売上数十億円のブランドを多数展開し、全国の百貨店に売り場を確保し、
強固な販売力を持っている。ちなみに「東京スタイル」というブランドは
ないらしいよ。
百貨店のオリジナルブランドへOEM供給を行うなどして、良好な関係を
保っている。アパレルのサプライヤーとしては一級なんじゃないの。
15 :俺の名無しさん:2002/07/21(Sun) 21:37
「大企業であればあるほど企業として生存できる」
などというほど企業経営は甘いものではない。
確かにそういう時代はあったが、大企業でもあっという間に左前になるのが
現在という時代。

山一、雪印を知っているでしょう?

アパレル受難のこの時代に、ブランドを分散させ、一定の利益率を
保っている東京スタイルの経営陣の手腕は決して悪くはないと思うよ。

ただ、膨大な手許流動性をどうすればいいのかが問題なのだ。株主に
返すというのがファイナンス理論から出てくる公式回答だけど、果た
してそれでいいのだろうか。
16 :俺の名無しさん:2002/07/21(Sun) 22:50
agency theory以後の人から見れば、
まともな経営しそうにはないよね。
むしろ、株式保有構造がとんでもない歪みを如実に表したケースと思われ。
17 :俺の名無しさん:2002/07/22(Mon) 00:19
>>12では「主張には同感できるが」「株主総会の結果はまあ妥当」。
>>15では「ファイナンス理論の公式な回答はこうだが」「果たしてそれで良いのか」。
理論のあまりの力のなさに愕然とします。
荀子の「制度とその名前が一致しないとき、社会はきわめて危険な状態にある」
という言葉の重みをしみじみと感じます。
今必要なのは、この今の状況を説明できる正確な「言葉」なんだろうな。
18 :俺の名無しさん:2002/07/22(Mon) 00:36
>>17
論旨不明。 具体的に貴君の見解を示して下さい。 それともただの煽り?
19 :17:2002/07/22(Mon) 00:57
>>18
確かに後から見たら意味不明ですね(汗
よく考えないで書くとまた変なこと書きそうなのでとりあえず無視してください。(恥
20 :俺の名無しさん:2002/07/22(Mon) 02:13
どっちもどっち
21 :俺の名無しさん:2002/07/22(Mon) 04:54
自分で結論持ってるんだったらこんなとこ書き込んだりしねーよ。
22 :スレ主:2002/07/28(Sun) 13:40
みなさん、ご意見くださってありがとうございます。いったん、途中までの経過をまとめたいと思います。

(1)年功序列制度、終身雇用制度について

「年功序列制&終身雇用制は国際競争上(今後さらなる規制緩和が予想されますので)崩壊せざるを得ないというのは確実だと思います。それは、年功序列制&終身雇用制の下では、各企業が経済状態、競争環境の変化などに応じて柔軟な対応ができないからです。 」とのご意見をいただきました。竹内靖雄氏は「日本型経営の日本柱である終身雇用制と年功序列制は成長の時代に確立したもので、成長がなくなると日本とも倒れる運命にある。とくに脆いのは年功序列制の方で、これは会社の成長、組織の膨張なしには絶対に成り立たないやり方である」と述べています。

(2)アメリカ企業と日本企業の違い

「戦後からの日本の大企業は利潤の獲得を目的とはしていなかったようです。(中小は別)なぜなら基本的に大企業はつぶれないから。系列会社から仕事をもらったり、苦しくなったら融資をしてもらえたりしたから。逆を言えば、そういう立場を維持したいから一所懸命に「成長し、大きくなり、人を増やすことを目的とした」と思われます。」とのご意見をいただきました。私は山一、雪印がつぶれたのは、内部汚職が進んだためで、競争にさらされたためかどうかには確信がもてません。
また、会社の保有者に関する意識としては、アメリカでは株主であるという意識が強く、日本では株主のものであると同時に、社会の公器としての意味合いが強くなるという伝統があるようです。

日本の中小企業は日本の大企業と違うと言うことですが、日本の中小はアメリカ型であるということでしょうか?
23 :夏の名無しさん:2002/07/28(Sun) 17:45
>>22
あなたが「アメリカ型」をどのようにとらえているかが問題だが、
もし、アメリカ型企業を「自由放任主義と司法制度によって揉め事を解決する社会制度
のもとで、会社を所有する株主のために短期的な利益を追求する態度をとる企業」
ととるのであれば、
「市場や資金調達をめぐって熾烈な競争を繰り広げる」という点では同じだが、
(1)揉め事は法体系の外で解決し、
(2)信用ははるかに得にくく、
(3)大企業と取引をするのにその系列につかねばならない
という意味では全然違うだろうね。
24 :23:2002/07/28(Sun) 17:52
あと、会社を所有しているのが創業者である場合もあるが、
もし大企業と取引を始めたりすれば、その大企業から役人が送り込まれてきて
事実上参加に入れられてしまうだろうね。だから、日本の場合は会社を所有
しているのは大企業。
25 :夏の名無しさん:2002/07/28(Sun) 18:18
>>23
うそー。英米と比較したら同族企業が圧倒的に多いでしょう?
26 :夏の名無しさん:2002/07/28(Sun) 18:48
>>25
それが正しいとして、
「日本の中小はアメリカ型であるのか」という質問に対する答えと
どのようにつながってくるのか説明希望。