賃金に関して

economy/0511 / 51 レス / 2002/05/14〜2006/07/09

1 :どんたく名無しさん:2002/05/14(Tue) 08:55
賃金に関していくつかの質問があります。お答えいただければよろこびます。
(1)生産性が向上すると実質賃金が高まるのはなぜか?
(2)賃金が上昇すると必ず物価上昇につながるのか?

基本的なことかもしれませんが、よろしくお願いします。
2 :ドラエモン:2002/05/14(Tue) 10:51
俗論的説明。

付加価値生産額Y(賃金W+利潤R)に占める賃金の割合は一定xだから、雇用一単位あ
たり賃金W/Nと生産性Y/Nの間にはW/N=x・Y/Nとなり、生産性の上昇した分
だけ実質賃金も上がる。

ミクロ経済学的説明
労働需要は実質賃金率と労働の限界生産力(一定の条件下では平均生産性と同じ)の均等
になる状態できまる。つまり、生産性が上昇すれば、一定の実質賃金率の下で労働需要が
増加する。もし、労働供給が実質賃金率の上昇に対して無制限に増加しないなら(途上国
では起こりうる)労働需給の均衡は実質賃金率の上昇によって実現される。
3 :どんたく名無しさん:2002/05/15(Wed) 10:13
あともうひとつですが、実質賃金が上昇していく時にどうして名目賃金も一緒に上昇する場合が多いのでしょうか?これは労働運動のためですか?質問ばかりですみません。本当は意見を言えるレベルまではやく達したいのですが。
4 :ドラエモン:2002/05/15(Wed) 11:19
>>1

この問題は、実はこの掲示板での多数意見(?)が、一部から異常に嫌われている原因と
関係しているのだよ。つまり、緩やかなインフレのほうが、平均的には経済成長率は高く
(逆にいえば、長期にわたる安定的で高めの成長を実現する条件である資源配分の適正化
には相対価格のスムースな調整が必要であって、価格の下方硬直性ないし粘着性のある世
界では、そうした調整はインフレ的なほうがスムースになる)。経済成長率が比較的高い
世界では実質賃金率の上昇も比較的高い。ミクロ経済学的説明>>02でも書いたように、そ
うした状況では労働需給は引き締まり、労働運動も活発になる。つまり、インフレ・高め
の成長・名目賃金上昇・実質賃金上昇は、ワンセットで観測される理由があるということ。

そういう裏付けなしに労働運動だけで高い実質賃金を獲得しても、賃金アップした分だけ
利潤が減少し、それが設備投資を減らし、結局総需要は減少し、労働需給は緩み、賃上げ
の対価として失業を甘受せざるを得なくなるということ。
5 :どんたく名無しさん:2002/05/15(Wed) 12:24
ドラエモンさん、速攻のご回答ありがとうございます。
何度も何度も申し訳ないですが、質問させてください。おそらくこれが最後になればよいですが。
(1)生産力の上昇がないのに労働運動で名目賃金だけあがるとインフレがおこるのはなぜか?
(2)生産力が上昇すると労働運動が活発になるのはどうしてか?

お忙しいところすみません。よろしくお願いいたします。
6 :銅鑼@お腹いっぱい:2002/05/15(Wed) 13:07
>1

1)需要が十分にあれば、賃上げを価格引き上げに転嫁することは容易です。それで利潤
を確保して、労働組合にもいい顔ができる。もっとも、労働者もインフレ分を取り返そう
と、また賃上げを要求しますから結局はインフレスパイラル(!)に入ります。

2)需要も十分にある環境下で生産性があがれば、個別企業ベースではぼろ儲けできます
し、マクロ的には労働需要が強くて大規模なストを打って万一会社が倒産してもどうせす
ぐに仕事が見つかるので「勇敢」に戦えます。

ただし、90年代のアメリカのように、労組が弱くなって、既得権益化した割高な賃金や
雇用条件がなくなることで、結果的に生産性を引き上げることになる可能性はあります。
7 :どんたく名無しさん:2002/05/15(Wed) 14:43
>既得権益化した割高な賃金や
>雇用条件がなくなることで、結果的に生産性を引き上げる
構造改革って話は、これなのではないのか?
8 :ドラエモン:2002/05/15(Wed) 14:53
日本の労組はずーーーっと前から十二分に弱くて、そんな既得権を維持する力なんてあり
ません。リストラ窓際自殺がこれだけ激しくても(と書くと、表層的だと批判されるかな?)
それを理由にスト打てる組合なんか一軒もないじゃない。プラス3%のインフレさえ実現
してれば、毎年実質賃金率は十分に低下する状態です。なぜ名目賃金が余り下がらないか?
これは雇用契約の理論でも調べてください。組合の存在とは関係なく貨幣賃金は下方に
硬直的なミクロ合理的理由なら腐るほどあります。
9 :どんたく名無しさん:2002/05/15(Wed) 14:59
>>08
07は労組をはずして引用してたんだが、気づいていただけなかったようで、こちらの不手際。スマソ。
「リストラ窓際」自殺ってのは、煽りに過ぎんのでパス。
>組合の存在とは関係なく貨幣賃金は下方に
>硬直的なミクロ合理的理由なら腐るほどあります。
これをたたくのが重要でないのか?
10 :歌舞音曲:2002/05/15(Wed) 15:12
>>09

貨幣賃金の下方硬直性は、どの経済にでも存在するものだよ。完全に伸縮性をマクロ経済的な規模で実現している経済は寡聞にして知らない。たとえば、アメリカの経営者のアンケート調査でも、経営者の方が、不況下での賃金の切り下げに反対している。その理由はさまざまだが、共通しているのは、賃金を過度に切り下げると生産性に悪影響がでると(組合の影響などは除外しても)思っているからだ。
「たたいてはいけない」理由はこのように一例をあげたけど、さてあなたの「たたく」理由はなんだい?
11 :歌舞音曲:2002/05/15(Wed) 15:17
つけくわえると「たたく」結果として出現する完全に伸縮的な賃金経済のイメージも教えてくれないかな。たとえば、正社員はゼロ。経営者もゼロ。その都度の仕事がどこからかあらわれて(裁定者が必要?)、その値に応じて、経営者が名乗り出て、その日の業務に必要な人間を限界生産性を勘案しながら携帯電話やインターネットでも使って召集するということかな?
12 :どんたく名無しさん:2002/05/15(Wed) 15:44
>>10
じゃあ、アメリカと日本は同程度にそうなの?
それならあなたの意見に納得するけどね。
13 :ドラエモン:2002/05/15(Wed) 16:05
日本の方が賃金伸縮性は高いんじゃないかな?特にボーナスの存在の結果として。
14 :どんたく名無しさん:2002/05/15(Wed) 16:47
>>12

13のどらえもんさんの言うとおりに、従来の日本は賃金伸縮型経済という評価が80年代はされていたね。ボーナスとか、人員調整なども非正規従業員の調整とかの手法を使ってね。一方で、アメリカ経済の方が、硬直的な賃金体系といわれていた。代表的には、weitzmanの邦訳もあるシェア・エコノミー、とか島田晴雄氏のその手の論文を80年代のはじめに書いていたと思う。

で、ちょっと12の投げかけがよくわからんけど、どうしてアメリカと日本が同程度(何の同程度かも明記ないのでわからないけど、賃金の伸縮度?)だとどうして僕の意見に賛成なのかなあ? 別にアメリカと日本が同じだからといって何の意味があるんだろうか。僕がアメリカの事例を持ち出したのは、貨幣賃金の下方硬直性を「叩く」ということは、どの経済にもかなりな痛みを労使双方にもたらすということをいいたいため。そしてその痛みをわざわざ甘受するよりも、これも銅鑼さん指摘の3%程度のインフレで順調にいまの雇用システムがまわるのであれば、そのような方策を見出すほうが社会的な軋轢が少なくてすむということだ。そして残念ながら、いまの政策はそのような形ではないので、「叩く」という行為は、企業からすればやむをえない選択肢だろうけど、それについて労使双方がかなりなコストを支払わなければいけない、ということを見なくてはいけない。そして90年代以前には、アメリカにくらべて伸縮的な賃金経済であったメリットが失われたのは、やはりデフレの放置だからであり、他方で日本に比較しても伸縮的ではない賃金経済のアメリカが、下方硬直性と面とむかわずにすんでいるのは、これは適度なインフレを保った金融政策の成果ではないのかな?
15 :歌舞音曲:2002/05/15(Wed) 16:48
14は僕ね。
16 :どんたく名無しさん:2002/05/15(Wed) 17:13
うおー難しくてついていけなくなってきたぞ。ところで、賃金のメカニズムを解明するさいに「生産性」「生産力」また、「限界生産物」「限界生産力」など同じような用語がでてきますがこれらは同じ意味なのですね。それから、実質賃金にしても名目賃金にしても上昇するのは生産力の上昇が原因なのですね。
17 :どんたく名無しさん:2002/05/15(Wed) 18:40
因果関係の流れとしては、
生産力の増大→商品の生産コストの低下→実質賃金増大→消費の増大→投資の増大→雇用の増大→名目賃金の増大
となるのですね。「限界」という概念を理解するのは今の私には難しいですけど
18 :歌舞音曲:2002/05/15(Wed) 18:57
>>12

吉川洋氏の『日本経済とマクロ経済学』をみてはどうですか? 実質賃金の伸縮性の各国別の推計がでています。簡単にいえば、日本はアメリカよりも伸縮的です。吉川氏も指摘しているし、わたしも同じ立場ですが、この実質賃金がより伸縮的(下方硬直性の緩み)になることが、現在の経済を不安定化させていると考えています。

>>17

17さん、できればマンキューのミクロ経済学、マクロ経済学などを読まれてはいかがですか。それから難しい問題に少しづつなれたほうがいいのでは? やはり「限界」概念はちゃんと理解したほうが当然いいですよ。
19 :どんたく名無しさん:2002/05/15(Wed) 23:28
>マンキューのミクロ経済学、マクロ経済学などを読まれてはいかがですか。

♪ひゅ~~~、どろどろどろどろ~♪へ( ̄■ ̄へ)

(._+ )☆\(-.-メ) そりゃ、オバQ
20 :cloudy:2002/05/16(Thu) 00:50
スティグリッツ「ミクロ経済学」第2版、pp.42-43より一部変更して引用
-------------------
限界○○とは、何かを微小量だけ増やしたときの追加1単位当りの○○の増加分
(もしくは増加率)を表わす。
(中略)
対応するもともとの単語は"marginal"という英語である。辞書をひくとわかる
ように、その本来の意味は「ふちの、へりの」である。つまり、ノートや本の
端に相当する。まったく白紙のノートに文章を書こうとすれば、文章の収まる
スペースをつくるために、どこらへんに文章の端が収まる部分を設けるかが問
題となる。ページ全体に文章が見栄えよく収まるように、この端の設定はほん
のわずかずつ調整することになるのだが、これが転じて「非常にわずかな」と
いう意味も持つようになった。経済学で問題となる「限界」とはまさにこの
「非常にわずかな」増加分なのである。
--------------------

歌舞音曲さんがいわれるとおり、「機会費用」「サンクコスト」「価格弾力性」
等々、この板でとびかってる用語を一通り理解するためには教科書を読んでお
いたほうがいいです。当方も畑違い(数学出身)ですが、スティグリッツの
「入門経済学」読んで何が話されてるかぐらいはわかるようになってきました。
#「ミクロ」と「マクロ」も買いましたが、今のところ筋トレの道具と化してます(笑)
21 :ポチ:2002/05/16(Thu) 20:35
>4
>そういう裏付けなしに労働運動だけで高い実質賃金を獲得しても、賃金アップした分だけ
>利潤が減少し

賃金アップ分は、寡占企業がマークアップ原理により、価格に上乗せすることに
より、インフレを高めるように思います。
緩やかな物価上昇はいいが、生産性の向上を上回る賃上げがインフレを加速化させ
ることはあり得る。


貨幣賃金の下方硬直性は経済を安定化させ設備投資に有利と思われます。
逆に貨幣賃金率の低下は、投資の限界効率を悪化させるはずです。
貨幣賃金の下方硬直性は、不況の原因ではないと思われる。
22 :どんたく名無しさん:2002/05/16(Thu) 20:40
>21

かなり、PKが入っているように思われ。
23 :ドラエモン:2002/05/16(Thu) 20:42
>>21

>>4で、「需要の裏付け」と書いてます。これがなければ、寡占企業が価格転化できても
残りの企業の生産物への需要は減少し、利潤も減少し、設備投資も減少するはずではない
でしょうかね?
24 :ポチ:2002/05/16(Thu) 20:45
>23

貨幣賃金率の増加は名目ベースでの需要の増加になりませんか。
25 :ポチ:2002/05/16(Thu) 20:47
>22

フィリップス曲線が70年代、80年代に安定していないしね。
26 :ポチ:2002/05/16(Thu) 20:49
>22

つーか、オイラのような異端派がいたほうが
掲示板が盛り上がるというものさ。
27 :どんたく名無しさん:2002/05/17(Fri) 00:53
生産力が増大することによって、企業が容認するのは実質賃上げですか?それとも名目賃上げも含みますか?ほんと質問ばっかですみません。自分でも勉強していますがなかなか難しいです。
28 :ドラエモン:2002/05/17(Fri) 02:03
>>27

合理的な企業や労働者の行動は、実質賃金に依存して決まります。その理由が、企業の
利潤極大化行動、家計の消費・労働の最適選択の理論から導かれます。

で、生産力の上昇(経済学の言い方に従えば、『労働の限界生産力の上昇』)が生じると
今までの実質賃金の下でもっと労働者を雇って生産を増やした方が利潤を得られることに
なります。もし、当初に労働者が満足しているなら、今までより実質賃金を上げないと、
働いてはくれません。このため賃金のせり上げが起こるわけです。当然、企業と労働者が
直面しているのは名目賃金ですから、こうした調整はそこで生じる訳ですが、労働の需要
も供給も、財の価格の変化を織り込んで決まりますから、結果的に労働の需給を一致させ
るのは実質賃金なのです。

なんて書いてるが、疲れる。これを機会に、ミクロ経済学の最初の2、3章読んでみて
下さいね。
29 :名無しさんの冒険:2006/04/07(Fri) 14:40
質問です。アルゼンチンが1対1でドルとペソのカレンシーボードを導入したことによって、
PPPが上昇し、これが輸出する商品の国際市場での価格競争力を弱め、この企業の収益性を低め、労働者の賃金が低下します。
ここで、もし賃金下落が硬直的ならば失業者が増加して、米国へのより高い賃金を求めて季節労働者として不法移民が増加すると考えられます。
しかし、途上国の賃金は発展途上国に比べてより弾力的なので賃金が低下して失業率は増加しません。
ここで、質問ですが、なぜ途上国と発展途上国の間で賃金の弾力性が違うのか知っている人いたら教えてください。
30 :すりらんか:2006/04/07(Fri) 16:38 ◆G3b0eLLP4o
>途上国と発展途上国の間
先進国と発展途上国という意味かな??
一番単純なのは労働者の権利への社会的理解や保護法制の有無.もうちょっと
fancyな理由としては労働のタイプの違い……未熟練単純労働は代替が容易なの
で競争的な市場になりやすいが,先進国の労働者は①技能労働が多いため差別化
されている,②マニュアル労働ではないので監督が難しく高止まりしやすいなど
31 :&:2006/04/08(Sat) 00:58 ◆vK4fdXi5xA
そうです。先進国と途上国の比較のいみです。すみません。
なるほど、途上国の労働スキルは低くて代替可能なので、賃金が競争的に下がりやすくて、先進国は
高度なスキルを必要とするので、差別化して下がりにくくなるということなのですね。それと、法律などの社会的保護ですね。
自分で考えてみた結果、もうひとつの理由として、先進国では、賃金を下げると生活が成り立たないので、労働者の意欲を減ら
してしまうなどいろいろな理由があって労働団体の抗議が強く、下がりにくい。結果、不景気の際に、失業率が増加する。
途上国は農業に従事している人が多いので、賃金が低くても、自給自足で生活していけるので、労働者の賃金下落許容率が高い。
よって、失業率は大きく増加しない。というのも考えられますか?
32 :すりらんか:2006/04/08(Sat) 09:19 ◆G3b0eLLP4o
先進国では、賃金を下げると生活が成り立たないので、労働者の意欲を減らして
しまうなどいろいろな理由があって労働団体の抗議が強く、下がりにくい。結果、
不景気の際に、失業率が増加する。途上国は農業に従事している人が多いので、
賃金が低くても、自給自足で生活していけるので、労働者の賃金下落許容率が高
い。よって、失業率は大きく増加しない。


これは今ひとつ.
と言うのも先進国には社会保障制度があり,労働者個々人には貯蓄があり賃金を
下げると「生活が成り立たない」とはほど遠い状況でしょう.逆に途上国につい
ての話はいわゆる偽装失業論というやつです.現代の途上国未熟練労働者層は農
村との結びつきは既にそんなに強くないでしょうから(以前は魅力的だったかも
だけど)いまはそんなに強力な仮説ではない.やはり途上国では「あ!お前の代
わりいくらでもいるから」といってクビにして後釜がそく同じ仕事ができるとい
うこと+それを阻む制度がないことというのが中心何じゃないかな?
33 :名無しさんの冒険:2006/04/08(Sat) 14:27
なるほど。金融政策の授業で失業問題との関連ついてなんとなく思いついたのですが、やはり労働経済学の授業
とったことがないので、賃金とかどのように動くのか、なんだかとても面白そうですね。
教えてくださって、ありがとうございました。
34 :名無しさんの冒険:2006/05/21(Sun) 21:28
「労働(仕事)の報酬について経済学的に説明せよ」

という問いに対してはどう答えるのが適切でしょうか?
アドバイスをいただけたら幸いです。
35 :すりらんか:2006/05/21(Sun) 21:42 ◆G3b0eLLP4o
>労働(仕事)の報酬について経済学的に説明せよ
=物理的限界生産性×価格
36 :名無しさんの冒険:2006/05/21(Sun) 21:59
>>すりらんかさん
迅速なレスありがとうございます。
ただ、よく意味が分かりません。
物理的限界生産性×価格 というのはどういう事なんですか?
37 :ドラエモン:2006/05/21(Sun) 23:16 ◆giBWulmBYE
一人追加で雇うと(厳密には一時間追加で働いて貰うと)、W円の給料(時給)が追加的
費用となります。で、その追加した労働でどれだけ生産が増えるかが限界生産物とか限界
生産性とよばれるもの。生産物の価格が一定で与えられているなら、その限界生産性に
価格を掛けたものである価値限界生産性が、「一人追加で雇ったときの企業の売上増加
額」になります。企業の目的である利潤は、売り上げから費用を差し引いたものですか
ら、「一人追加で雇ったときの利潤の増加額は、売り上げの増加額から費用の増加額を
引いたもの」となります。これは、価値限界生産性-賃金となります。これがプラスで
あれば雇うほど利潤は増えるし、マイナスなら雇用を減らすことで利潤が増えることに
なるわけです。

今、雇用の増加に従って徐々に限界生産性が低下すること、雇用がゼロのときには限界生
産性が非常に高いと仮定しましょう。つまり、雇用ゼロでは価値限界生産性>賃金となり
雇用をふやすことが利潤を増やすことになり、雇用はどんどん増えていきますが、徐々に
限界生産性が低下するので、ある程度雇用が増えたところで両者が一致して利潤は最大に
なり、雇用量がきまることになります。

こうして、企業の利潤が最大化された状態では、価値限界生産性=賃金が成り立ちます。
38 :名無しさんの冒険:2006/05/21(Sun) 23:24
よくわかりました。教えてくださってありがとうございました。
39 :名無しさんの冒険:2006/06/24(Sat) 02:56
派遣社員の下限賃金を規制するのはやっぱりNG?
40 :名無しさんの冒険:2006/06/25(Sun) 12:37
今でも、最低賃金は設定されてるんじゃないの?
41 :cloudy:2006/06/25(Sun) 13:18 ◆zDdVtKDoo6
>>40
はい。
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-01.htm

ただ、日本の最低賃金はかなり低いので雇用への悪影響は少ないのではないでしょうか。

たとえば、東京都の最低賃金は時給714円ですが、フランスのSMICは以下によれば
時給8.03ユーロです。
http://www.insee.fr/en/indicateur/smic.htm

これらを、それぞれの国の一人あたり名目GDPで割ってみると

日本: 714/3984681.814 = 0.00017918620189230496
フランス: 8.03/27112.73 = 0.00029617083930684958

と、フランスの方が1.6倍も高く設定されていますね。
42 :名無しさんの冒険:2006/06/27(Tue) 15:53
>>41
日本って第三世界か。
そもそも最低賃金制度なんて必要ないんだろうけど。
43 :名無しさんの冒険:2006/06/27(Tue) 16:08
必要ないだろうけど、先進国で最賃制のない国ってあるの?
44 :cloudy:2006/06/27(Tue) 17:00 ◆zDdVtKDoo6
>>42
ニューヨーク州の場合は$6.75/hourですが、これだと
6.75/41975.978 = 0.00016080625923712843

と、東京より低いですよ。フランスが高すぎるんだと思います。

以下のレポートの中に、OECD各国の最低賃金の平均賃金に対する割合が出てますが
これをみてもフランスは71%とトップですね。
http://www.oecd.org/dataoecd/33/57/1864285.pdf
45 :名無しさんの冒険:2006/06/27(Tue) 22:27
最低賃金:人は時給608円で生きられるか 県労連4人が“実験” /青森
 ◇冷や麦、水でも赤字
 県労働組合総連合(苫米地宣広議長)は今月1日から、時給608円という全国最低の最低賃金で本当に生活できるのかを調べるため、専従職員4人による1カ月間の「最低賃金生活体験」を行っている。このほどまとまった中間結果(19日現在)によると、食事を冷や麦やカップめんなどで我慢し、食費を極限まで削らないと生きていけない厳しい現実が浮き彫りになった。【村松洋】(毎日新聞)
[記事全文]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060627-00000015-mailo-l02
46 :名無しさんの冒険:2006/06/29(Thu) 11:47
>>45
それでもゼロよりずっとましだよね。やっぱ毎日ってアホだな。
47 :名無しさんの冒険:2006/06/29(Thu) 14:19
>>46

ゼロで生活保護受けれるなら、もっとずっとましだよん
48 :名無しさんの冒険:2006/07/08(Sat) 17:01
>>18

「実質賃金がより伸縮的(下方硬直性の緩み)になることが、現在の経済を不安定化
させている」ってどういうことですか?
49 :ドラエモン:2006/07/08(Sat) 20:12 ◆va4qsJNk0c
>>48

もう60年ほど揉めてる話なので(笑)、一言では説明し難い。静学的なモデルの世界では
実質賃金下がれば雇用は増えるのは当たり前。問題は、そのプロセスでは資産・負債関係や
実質利子率などを経由して逆方向の作用もあり得るという話。
50 :名無しさんの冒険:2006/07/08(Sat) 21:32
バランスシートというから混乱を招くんだけどなw
51 :名無しさんの冒険:2006/07/09(Sun) 00:01
歌舞?