『恐慌の罠』 クルーグマンを読む

economy/0499 / 215 レス / 2002/04/22〜2002/06/19

1 :2ちゃんの相場師:2002/04/22(Mon) 12:15
「苺えびすは,ハイレベルすぎて議論についていけない」
と感じている普通の人が,インフレ・ターゲット論の大枠
を理解するための「しゃべり場」だあよ。

「Ⅳ 罠から抜け出せない日本」をテキストに,理解を
深めていこう。

では,言い出しっぺから,166ページの「 yr 」は,
「yf」ではないのだろうか?
2 :名無四月馬鹿:2002/04/22(Mon) 22:05
♪わなっ、わなっ、わなに落ちそう~、誘惑の恋~♪

ヽ(゜▽、゜)ノ (▽、゜ノ) ヽ(   )ノ(ヽ゜▽、)
3 :2ちゃんの相場師:2002/04/23(Tue) 00:43
う,荒らされてる。
4 :フーバー橋本:2002/04/23(Tue) 21:58
クルーグマンの言う理屈はわかるんだが,
やはりインフレ期待は制御できるのか?
つう点が争点だと思うが。
俺は,日銀総裁を星野にすればできるように
おもふが。
5 :名無四月馬鹿:2002/04/24(Wed) 10:49
>日銀総裁を星野にすれば

大賛成!燃える男 星野仙一よっ!タイガースだけでなく、
日本経済も立て直せ!!

(#`0´)/”☆---------o  かきぃぃ-んHOMERAN
6 :名無四月馬鹿:2002/04/24(Wed) 12:52
>日銀総裁を星野にすれば

そんなことしたら阪神はどうなる。
阪神と日銀とどっちが大切だと思ってるんだ。
7 :トトロ:2002/04/24(Wed) 21:43
阪神。
8 :トトロ:2002/04/24(Wed) 21:47
つーところで、素人のしゃべり場っつー事で、ちょっと教えて君してみるのですが、
インフレターゲティングが有効なケースって、どんなケースで、やっちゃいけんケース
って、どんなケースなんでしょうか?

インフレターゲティングって、如何なる条件下でも有効なのでしょうか?
それとも、特定の条件下でのみ有効なものなのでしょうか?
9 :名無四月馬鹿:2002/04/24(Wed) 22:15
>>08
てゆーか、
インフレターゲティングとインフレ調整(=裁量的インフレ政策)区別していってる?
この板の主流派は結構区別ついてないからね。
10 :名無四月馬鹿:2002/04/24(Wed) 22:43
>>09
区別がついてるから、やって欲しいんだろ。
なんせ日銀批判がメインだから。

インフレ時も、デフレ時も、日銀はアホって結論だからな。
当然行き過ぎれば引き締めもする。
11 :名無四月馬鹿:2002/04/24(Wed) 22:47
>>10
裁量的発想止める気があればいいんだけどね。
12 :ドラエモン:2002/04/25(Thu) 00:45
ターゲット内に押さえると主張しても、やはり裁量というのかね?

過去にも君ないし君のような人が出てきたが、どうも「デフレを阻止する」という発想を
裁量と呼んでいるように聞こえるのだが、君もそうかね?
13 :すりらんか:2002/04/25(Thu) 09:21
>インフレ時も、デフレ時も、日銀はアホって結論だからな。
>当然行き過ぎれば引き締めもする。
何いってんのか分からないんだけど?もしかして,インフレ・デフレは
日銀の責任外だと言いたいとか?さらに,けどハイパーインフレになっ
ても引き締めず国債出し続け買い続けみたいなのを防ぐためにもターゲ
ット上限があるというのは必要だ,というのはかなり「裁量」とは遠い
発想ですよ?

インフレターゲットまで裁量だと言うことになると,「日銀は物価目標
圏を設定してもダメだし,その都度の目標に会わせて調節を行う(<こ
れぞ裁量)のもダメ」というわけだから何やるところになるのかね?ラ
ンダムに行動しろってこと??
14 :名無四月馬鹿:2002/04/25(Thu) 09:26
>>13
ちゃうちゃう、すべてほとんど日銀のせいって言いたいの。
ターゲットの必要性は、上でも下でも(インフレでもデフレでも)必要だと
思うわけです。

日銀には、少しそんな感じの責任を負わせないと
好き勝手やるからさ。
15 :すりらんか:2002/04/25(Thu) 09:34
誤読スマソ.
>日銀には、少しそんな感じの責任を負わせないと
>好き勝手やるからさ。
はまさに禿同.何が起きても「うちの責任じゃない」と言えてしまう
(目標がはっきりしないから)状況でまともな政策運営は出来ないで
しょう.また,日銀が将来政治側に引きずられてワケわかんない行動
をさせられる羽目に陥らないためにも今のうちに「日銀の目標は物価
に関するものでその数値は日銀のみの決定事項ではない」「日銀の独
立性は手段に関するもの」というのをはっきりさせとくべき.
16 :名無四月馬鹿:2002/04/25(Thu) 11:11
>日銀が将来政治側に引きずられてワケわかんない行動
>をさせられる羽目に陥らない
ここまでは禿同。このあと、物価というのが必然なのかはわからないけど。

それが物価として、インフレターゲットが採用されうまく機能したとする。
おそらく財政赤字はまったく解消されていない(どころか今より拡大している)だろうし、失業率もそこそこ高いでしょう。
さて、次なる政策は?
新古典派的なインフレ・ターゲット論者は後は構造改革進めるだけだろうから問題ないが、
ケインジアンのインフレ・ターゲット論者の場合、この段階でどういう政策を想定しているのかな?
(A)国債格付けいくら落とされようと財政は維持可能と考えているから財政赤字をもっと拡大
(B)やっぱ、インフレ・ターゲット放棄
(C)その他
ぜひ聞いてみたい。
17 :ドラエモン:2002/04/25(Thu) 12:37
>>16

>インフレターゲットが採用されうまく機能したとする。
>おそらく財政赤字はまったく解消されていない(どころか今より拡大している)だろう>し、失業率もそこそこ高いでしょう。

財政赤字については、基本的に対名目GDP比率の発散経路から降りることができれば
十分ではないか?つまり、プライマリーバランスのGDP比が上昇せず、名目成長率>
国債利回りが確保できればよい。

なお、ケインズ派が構造改革無視だと思うなら、大誤解(w
昔の急進ケインズ派は、市場経済自体を構造改革しないと近代経済は維持不可能と思って
社会主義に走ったわけで(w
18 :ドラエモン:2002/04/25(Thu) 12:42
追加

需要創出型構造改革という吉川さんの主張は、インフレターゲット実現後のケインジアン
の構造改革の1タイプだよ。この両者については、僕みたいなゴキブリケインジアンと、
吉川さんみたいな人の違いは、効果の想定による順番の違いとうことになる。
19 :R:2002/04/25(Thu) 13:24
>>16
>それが物価として、インフレターゲットが採用されうまく機能したとする。
>おそらく財政赤字はまったく解消されていない(どころか今より拡大している)だろうし、失業率もそこそこ高いでしょう。

よくわからない、最近この手の主張をよく見かけるんですけど
インフレ化しても、失業率は改善しないとか需要が増えないってのは
どうゆう事ですかね。
需要が増えた結果のインフレなのではないんですかね?

格付け会社は、財政赤字だから格付けを下げてるのではなく
最近の日本の政府、日銀に失望しての格下げだと聞いてるんですけど。

それと、量的緩和で日銀が国債の買い入れを増額すれば
国債の利回りは下がり、財政破綻から遠くなるわけですし。


あ、10=14=Rです・・。
20 :名無四月馬鹿:2002/04/25(Thu) 13:54
本来の目的からどんどん離れていってますね。
21 :名無四月馬鹿:2002/04/25(Thu) 15:45
>>20
では、きちっとクルーグマンに戻って語ることにしましょう。
といって、それでは他スレと同じになってしまいそうですね。
22 :2ちゃんの相場師:2002/04/25(Thu) 18:40
また,難解な神学論争になってる?
テキストに関する質問に答えてよ。
「目標」でも「調整」でもいいから。

p166の図2で,
①罠に落ちているときは財政政策でしかデフレギャップが解消できない。
②でも,借金多すぎて財政支出はもう限界。
③そこで,インフレにしちゃってLM曲線を横軸yの下に持ってきちゃえ。
 (んでこの場合のrは,実質金利?)
 つう理屈だと思ふのだが?

まず,ここまではいいのかな?
23 :ドラエモン:2002/04/26(Fri) 11:28
>>22

縦軸を名目金利とするなら、シフトするのはIS曲線だよ。投資が期待実質金利の関数で
期待インフレ率の上昇は所与の名目金利の元でIS曲線を右にシフトさせる。
24 :2ちゃんの相場師:2002/04/26(Fri) 14:57
>>23
ありがとうございます。考えてみればそうですね。
つうことは,インフレにしてもIS曲線はシフトするつうわけだ。

そこで,質問。インフレになれば流動性に対する選考も弱くなるのでは?
たんす預金は不利だからLM曲線も変化すると思ふのだが?

図2は,投資に対する影響だけを考えて入るのか?
もう一変読み返してみまふ。
25 :2ちゃんの相場師:2002/04/26(Fri) 15:00
>>24
訂正「考えて入るのか」⇒「考えているのか」
   「もう一変」⇒「もういっぺん」
26 :ドラエモン:2002/04/26(Fri) 22:40
>>22

>たんす預金は不利だからLM曲線も変化すると思ふのだが?

そう。ここは思案のしどころ(笑

現金だけのLM曲線(その場合は縦軸は短期金利だ)は、君の言うとおりにシフトするかも。
だが、M2レベルで考えると、退蔵現金が預金に還流して、貨幣乗数は上昇し、M2が増加する
効果もあるのだよん。

その辺りは無視して、単に名目長期金利だけのLM曲線を、インフレ率から独立に描いたのが
クルッグマン(そのほかの教科書にもあるよ。ドンブッシュ&フィッシャーなんかもそう)の
分析。
27 :歌舞音曲:2002/04/26(Fri) 23:29
中原伸之氏の新刊を読むと、いわゆる「裁量」でも「ルール」でもない
「フレーム」としてのInflation Target(IT)を提言してますね。クルーグマン
の高いインフレ率を目指すのではなく(それは調整インフレと表現)。
ただ中原氏もデフレ脱却のためにITを提言しているらしいから、なぜわざわざ
クルーグマンの論を「調整インフレ」と別くくりしなくてはいけないんだろうか?
中原氏の貢献は認めるにはやぶさかではないけど、デフレ脱出策としてのITの
議論をいたずらに混乱させ、かえって日銀の連中にデフレ対策としてのITを
否定するための論拠さえも提供しかねないのでは?
まあ、中原氏のクルーグマン批判?もデフレ対策のITを実現するための説得
の便法かもしれないけど。
28 :ドラエモン:2002/04/26(Fri) 23:49
インフレターゲットが狭い意味でのルールではないのは、中原さんでなくとも多くの論者が言っ
てるように思うけど?僕自身も、マネタリストではないが、マネーサプライを5%から10%位
のレンジに誘導するように金利政策やってれば、バブルもその後の不況も、相当避けられただろ
うとは思うが、それが厳密なルールとは思わないし、さりとて何でも有りの裁量とも思わない。

クルッグマンの語り口の辛辣さが、日本のエリートの自尊心を痛く傷つけて反感を買いまくって
いるのは確かであって、親クルッグマンと思われるのは相当やばいんだろうとは思うけどね(w
29 :歌舞音曲:2002/04/27(Sat) 00:02
>>28
ちょっと発言がわかりずらかったようですね。なんで、中原さんはデフレ対策としてIT
をすすめながら、他方でクルーグマン的なITを「調整インフレ」として採用せず、とする
のかわからなかったのです。ドラエモンさんの見解だと、やはりクルーグマンに好意をよせると、本当に日銀内部で孤立するから、というわけですか(なんてちょっと無粋な返し
ですんませんが

ITを裁量でもルールでもなくフレームにするという見解は、僕はBernanke et al のInflation Targetingの中で読みましたが、ちょっとアバウトという感じがしています。
どこがアバウトだかわからないほどのアバウトなんですが(藁
30 :2ちゃんの相場師:2002/04/28(Sun) 18:20
ここでは,テキストに沿った質問や回答
を予定しております。

相場師にも解るようにね。
31 :トトロ:2002/04/29(Mon) 14:06
>>9-10
多分、わかっていないでしょう。で、わかっとらん人というものは、
自分がわかっとらん事も判断できないはずですから、質問そのものが
無意味なような・・・(w

2ちゃんの相場師さんが、ここではテキストに沿った内容限定と言われ
ますので、早々に引き上げますが、せっかくですから、脇道。

裁量的量的緩和にしても、インフレターゲティングにしても、日銀券の
シャバへの供給量を増加させる事には変わりは無いわけで、やる事は
同じでは無いのかな?と。

デフレを止める目的のがインフレターゲティングとの事ですが、裁量的
量的緩和のつもりでも結果としてデフレが止まったのなら、インフレター
ゲティングになるのでは?と。

多分、よくわかっとらんだろう素人の疑問ですが、デフレの時には、どんな
場合でもインフレターゲティングやって効果が有るのかな?と、言う事なの
です。
32 :トトロ:2002/04/29(Mon) 14:33
すりらんかさんは、以前に日本銀行券の価値がバブルになったのが問題
と言っておられましたが。何故、そうなったのでしょうか?ずっと、
心にひっかかっとりますです。はい。

日銀券がバブルになる原因は、一つなのでしょうか?それとも、幾つか
あるのかな?


ついでだ。

日銀券の発行量を増やせば解決しそうなケース。
例えば、運転資金さえ得られれば十分に業績上げてやっていけそうなのに、
何らかの理由で融資を切られちゃって、倒産。そんな企業が続出。

で、融資を銀行が切った理由は、マネーゲームの方に資金をつぎこんじゃって
前者の企業に融資するお金が無くなっちゃった。
例えば、こんなケースなら、お金の絶対量が不足と言う事だから、
日銀券の発行量を増やせば解決するのでは無かろうか?

とりとめも無くて、ごめんなさい。では退散します。
33 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 14:33
>>31
16既出ですが、
インフレターゲットを採用して、ある程度のインフレが仮に実現したとしましょう。
その水準で、インフレ率は落ち着いているとしましょう。
でもその頃には、多分、財政赤字はもっと拡大しているでしょう。かつ期待通りのインフレは、失業を解消することもないでしょう。
では、政策担当者は次なる一手として何をするでしょうか?

(1)インフレ・ターゲットは維持して、
  (1a)財政拡大ひたはしる
  (1b)自律的拡大を待つ(=座して死を待つ?)
(2)インフレ・ターゲットは放棄して、もっとインフレ

>裁量的量的緩和にしても、インフレターゲティングにしても、日銀券の
>シャバへの供給量を増加させる事には変わりは無いわけで、やる事は
>同じでは無いのかな?と。
(1)(2)はいまとる政策は同じで、(2)だとしてもいまはそういわない。それでいて(2)は政策担当者には結構おいしい話だからね。
34 :ドラエモン:2002/04/29(Mon) 17:31
>>33

>でもその頃には、多分、財政赤字はもっと拡大しているでしょう。かつ期待通りのインフレは、失業を解消することもないでしょう。

勝手に決めるなよ(笑 だが、その通りだとしても、名目成長率>金利なら財政赤字爆発は最悪
でも防げる。あんまり嬉しくもないが、JGBの格付けは上がるな(藁
35 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 19:34
>>34
第1次オイルショック時のような20%前後のインフレ率は経済をかく乱するにしてももう少しマイルドなら大したことはない。
とすると、インフレ率高くして、でも、金利はそれほど上がらないとすれば、名目成長率>金利を求める政策担当者には、
(2)インフレ・ターゲットは放棄して、もっとインフレ
が最適な政策ってことでしょうね。

あとは、
(1)ターゲットなんて放棄されるだろうけどインフレ政策
(2)金融緩和効果の乏しいのは承知しつつ、わざと続ける量的緩和
のどっちを選ぶの?だと思うんだけど・・・
36 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 19:47
>失業を解消することもないでしょう。
これって基本的に考え方がハイパーインフレ論
と一緒じゃない?
インフレ=>失業率低下
を否定するのは難しいよ。
37 :ドラエモン:2002/04/29(Mon) 19:57
>>35

君、勝手に最初から結論を用意してんじゃ、議論にならないわな(藁
なんだか、社民党の土井さんが「駄目な物は駄目!!」と絶叫かましてたのを彷彿とさせる
カキコですなぁ。まずは、インフレターゲット付き量的緩和がインフレを起こさない理由
そして、起こったインフレで実質所得は増加しない理由につき、考えるところを述べなさい。
議論はそれからだ。

なお、名目成長率>金利は「政策担当者にとっての最適な政策」ではない。国民にとって
「必要な」政策だ。「政策担当者」諸氏は、こっちの肝心の安定条件は無視して、プライマリー・バランス黒字化が
「最適」らしいし(藁
38 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 20:04
33氏はインフレのメリットというか必要性
を無視してるような…。
だいたい、インフレで赤字が増え、失業率が上がるなら
デフレのままでいいじゃん!(笑)
39 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 21:48
>>38
>インフレで赤字が増え、失業率が上がるなら
>デフレのままでいいじゃん!(笑)
インフレで赤字は実質的に減り、失業率は変わらない
40 :ドラエモン:2002/04/29(Mon) 21:52
だから、なぜ失業率は変わらないんだ>>39

貨幣の中立性が成立するのは、完全雇用下の話であって、不完全雇用下ではないぞ。
41 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 21:56
>>40
期待通りのインフレでなんで変わるの?
42 :ドラエモン:2002/04/29(Mon) 21:59
引き締め政策に転換するから。
43 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 22:45
>40
完全雇用の下ではケインズの考える投機的需要はないという
ことなのでしょうか?
経済の不確実性が存在すれば、完全雇用下でも投機的需要が
存在し、貨幣は滞留する。

完全雇用という状態が安定ならば、不確実でもないかもしれないが。
44 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 22:48
>>42
引き締め政策に転換する、と見せかけながら、裏切るから効くってこと?
45 :ドラエモン:2002/04/29(Mon) 22:49
>>43

? 不完全雇用下で大幅な金融緩和を行っても実質金利が下がらないという論点と、それ
がどう関係するか分からないですけど?
46 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 23:00
>45
完全雇用の下で貨幣が中立であるというほうが
ひっかっかたのです。

ニューケインジアンの理論の
短期で非中立で、長期で中立
クルーグマンも、流動性の罠にも言及しています。
しかし、長期では貨幣は滞留しないと読めます。

この短期と長期の使い分けをどのように理論ずける
のか、わからないのです。
47 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 23:28
>この短期と長期の使い分けをどのように理論ずける
>のか、わからないのです。
ケインジアンのずるなんだから、突っ込んじゃダメよ。
48 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 23:48
>ケインジアンのずるなんだから、突っ込んじゃダメよ。
あんたそりゃそういうなら、新古典派のずるでもあるよ。
49 :名無四月馬鹿:2002/04/30(Tue) 00:02
>>47、>>48
短期と長期って経済学では突っ込んじゃいけないずるですか?
50 :名無四月馬鹿:2002/04/30(Tue) 00:58
>49

ニューケインジアンや新古典派総合の世界では
短期=ケインズ、長期=新古典派という使い分けが
あるんちゃう。

でも、インフレターゲットの有効性を考える上では
避けて通れない議論かも?

あと、貨幣供給が内生的なのか外生的なのか

逆に
フィッシャー方程式が短期でも成り立つ世界では
インフレ期待による名目金利の上昇は、
実質金利を結果的に低下させないかもしれん。
51 :ドラエモン:2002/04/30(Tue) 08:18
>>50

だから、それじゃあ貨幣は短期でも中立とか言う話でしょう?マイルドインフレでも中立
じゃあ、金融政策一般が無効だという話になる。
52 :ドラエモン:2002/04/30(Tue) 09:14
>>50

ついでにいうと、それなら金融引締めをすべきだということになる。インフレ以上に名目
金利が上がるなら、デフレ以上に長期金利はさがるから(w
53 :名無四月馬鹿:2002/04/30(Tue) 19:47
>52
短期も長期も貨幣が非中立なら、金融政策は有効だと思います。
一番の問題は短期で非中立なのに、なぜ長期だと中立になるか
だと思います。
こういう短期と長期の使い分けでしっくりいかない説明が
経済学には多すぎるように思います。

バブルとファンダメンタルズという話もそうですし・・・。
54 :ドラエモン:2002/04/30(Tue) 21:04
ルーカスやバーローの短期非中立性は、予測過誤の結果だから、政策としては使えない種類の
非中立性だよ。>>53
55 :2ちゃんの相場師:2002/04/30(Tue) 23:49
このスレはドラえもんに無償譲渡します。

さあ,2ちゃんに逝って子供を相手にしよう。
56 :ドラエモン:2002/04/30(Tue) 23:56
>>55

ごめんごめん。つい出過ぎた真似をしました。スレ主様にはご機嫌をお直しください。
57 :名無四月馬鹿:2002/05/01(Wed) 04:04
>56

ルーカスではなく、クルーグマンの貨幣観について疑問に思っていたのです。

ルーカスの場合はインフレ期待が瞬時に市場に反映するので
非中立でも政策は無効になりそうです。
想像ですが、ルーカスの非中立は貨幣増がインフレに反映するのに
単に時間的なギャップがあるとするだけではないですか?
マネタリストがそうだったと思います。
それは、わかるのですが
ニューケインジアンというかクルーグマンが、
短期では流動性選好を肯定しているような記述をしているのに
長期では貨幣が中立だとすることが、イマイチ理解できないのです。

短期でも長期でも人間の行動は同じではないでしょうか?
短期で不確実性を理由に投機的需要が発生し、貨幣が滞留する一般理論の
発想が成立するのに
長期になると、貨幣を皆、取引に使用するためだけの貨幣需要だけになって
しまう。
長期の均衡が成立する世界では、不確実性が消えるからでしょうか?
少なくとも、ケインズは完全雇用の状態でも不確実性は存在し
長期でもやはり貨幣は非中立だし、完全雇用の状態を安定した、均衡という
ものとしてとらえていないと思うのです。

実証的には長期では貨幣供給と物価上昇率に関係があるらしいですが
私は貨幣が長期的に非中立でも、そういう関係を見出せると思っている
のです。

ケインズの貨幣需要にも取引のための需要はあり
貨幣供給増がないと物価上昇は起きないと思います。
貨幣増ならば必ず物価上昇ではないが、物価上昇には貨幣増が必要であるのではない
でしょうか?
そして、戦後の経済の歴史がインフレの歴史であるなら
実証的には貨幣増は長期的にはインフレと関係していてもおかしくないと思います。
58 :ドラエモン:2002/05/01(Wed) 07:48
長期の中立性を雑に言えば、以下のように表現できる。

同じ資本設備、技術、労働力を有する2つの経済があるとき、貨幣量だけが違う場合、実物経済
の状態に相違はあるのか?

無いとするなら中立、あるとするなら非中立。それぞれが定常均衡にある場合にだけ非中立なら
ほぼ全ての経済学者が中立性を認めるだろう。そうでなければ、経済発展論はマネーサプライの
増加方法の研究になる(w
59 :名無四月馬鹿:2002/05/01(Wed) 08:12
紙くずとしての貨幣ということですね。

そうすると、この世の中で最高のバブルですよね。
デフレでその価値が増してるってのを強烈に反転させれば
バブルはクラッシュってこともありかな?
60 :銅鑼衣紋:2002/05/01(Wed) 09:37
スマソ。>>58は、はやりのタイポです。

>定常均衡にある場合にだけ非中立

は、中立の間違いです。
61 :ドラエモン:2002/05/01(Wed) 10:04
>>59

70年代初めの時点で理論経済学の最高峰と言われた(けど、今では単なる通過点だった)
一般均衡理論の研究書の著者の一人(片割れはアロー)であるハーン教授の出した問題に
「貨幣経済のハーンのパラドックス」というのがあります。

1)貨幣は食えない(それ自身では効用を持たない)つまり交換手段としての価値しかない。

2)世界はいつか必ず滅びる(1億年か10億年か10年かはともかく)が、その日を時点Nと定義する。
3)期待は合理的であると仮定する

以上の想定にもとでは、Nには翌日はない(仮定2より)ので貨幣は誰によっても持ち越されない。(仮定1より)つまり、価値はゼロ。

そのことを知っている(仮定3より)のでN-1時点でも貨幣を保有する人はいない。

以下、今日も貨幣の価値はゼロになる。つまり、完全予見の有限な歴史の世界では、
不換紙幣の価値はバブルだということになる。もちろん、仮定を緩めたり制度条件を
変えればこの問題に答えることはできるが、基本的に不換紙幣はバブルであり、それに
基づく貨幣経済もバブルみたいなもんだといえなくもない。

平時の金融政策くらいで、このバブルが完全にクラッシュして物々交換に戻るかどうか、
常識的にはありえない。しかも、名目債務の固定性がデフレの問題なのだから、お札が
あれば債務を返せるという意味で、十分有用。

>>57

>実証的には貨幣増は長期的にはインフレと関係していてもおかしくないと思います。

クルッグマンでも誰でも長期的に貨幣の中立性を主張しているということは、貨幣と
インフレはストレートに関係している(というより、長期的にはインフレは純貨幣現象
である)という主張そのものです。クルッグマン批判者である吉川先生などは、長期的
にもインフレは貨幣的とばかりはいえない現象だと主張している。君の理解が変(w
62 :名無四月馬鹿:2002/05/01(Wed) 10:56
>>61
>平時の金融政策くらいで、このバブルが完全にクラッシュして物々交換に戻るかどうか、
>常識的にはありえない。しかも、名目債務の固定性がデフレの問題なのだから、お札が
>あれば債務を返せるという意味で、十分有用。
もともと何も効用を生まないという仮定なら、そこにバブルが発生することもまずない。
ある程度の効用を生むから、そこでバブルは発生する。
そうすると、バブルのクラッシュは物々交換に戻るわけではないが、ありうる話でしょう。かつ、名目債務の固定性がデフレの問題というのは、デフレが起きると何が問題になるのかであって、デフレの発生・消滅それ自体の問題ではない。
いいたいことは、貨幣の信認というのをあまり甘く見ない方がいいのでは、ってことなんだが・・・
63 :名無四月馬鹿:2002/05/01(Wed) 11:01
>>62
粘着質に真綿で首を絞めるようなデフレも甘く見ない方がいいかと・・。
64 :ドラエモン:2002/05/01(Wed) 11:58
>>62

だったら、金利>名目成長率という国債爆発条件が既に満たされていることを考えれば
今の長期金利こそ100%バブルでしょう。まあ、そういうと、だからこそ長期金利上昇
を招きかねないインフレ政策は危険だというのだろうが。

でも、それって、要するにデフレがなんとなく去っていくのを神頼みで待つということで
すよね? どうも、ゴジラがなんとなく現れて、ミサイルぶち込もうと提案すると、まわ
りの被害を考えろ、どうせゴジラはいつかは海に戻っていくという意見にしか聞こえない。
65 :ドラエモン:2002/05/01(Wed) 12:04
>>62

>もともと何も効用を生まないという仮定なら、そこにバブルが発生することもまずない。
>ある程度の効用を生むから、そこでバブルは発生する。

だから、ハーンの逆説に従えば、不換紙幣の存在そのものがバブルだっていってるでしょう。

>貨幣の信認というのをあまり甘く見ない方がいいのでは

大恐慌の最中に、軍が決起して総理大臣が暗殺され、農村で娘が万人単位で売り払われる
事態でも、インフレ政策で貨幣は消滅しなかった。今が、これ以上物凄い環境であると、
本気で信じてる???
66 :名無四月馬鹿:2002/05/01(Wed) 20:02
>>64
>でも、それって、要するにデフレがなんとなく去っていくのを神頼みで待つという
ことで
>すよね?
確かに、デフレ話聞いてるといつも思い出すのは朝鮮特需ではありますね。

>どうも、ゴジラがなんとなく現れて、ミサイルぶち込もうと提案すると、まわ
>りの被害を考えろ、どうせゴジラはいつかは海に戻っていくという意見にしか聞こ
えない。
これもなんか去年のパリーグの話を思い出す。「王の本塁打記録 年間55本は守らな
いかん。どうせローズはいつかは米国に戻っていく」。で、ゴジラは来年日本にいる
のかという話はおいといて、

>>65
>だから、ハーンの逆説に従えば、不換紙幣の存在そのものがバブルだっていってる
>でしょう。
てゆーか、もともと何も効用を生まないという仮定から始めたって多分ムダ。
何がしかの効用生むけど、そこにバブルが発生する。だから、デフレだのインフレだのってのを理解するときに、不換紙幣がバブル的存在であることは意味があるのでは?そこで、貨幣への新任の崩壊ってのを考えることもできるのでは、という気がしますけどね。
67 :ドラエモン:2002/05/01(Wed) 20:12
>>66

貨幣への信任の崩壊は起こるよ、もちろん。ハイパーインフレなんか歴史上腐るほどある
わけですから。問題は、今の日本でそれを理由に政策転換を恐れるのが変だというだけ。

なんか、病院に運ばれる急患が、救急車の起こす大気汚染の心配してるようでね(笑
68 :名無四月馬鹿:2002/05/02(Thu) 00:41
てゆーかー、まともにインフレのメカニズム説明してないのに
話しそらしてばっかはどうなのかは?
ハイパーが起こる可能性が低いのはそんなもんあたりまえ。
かといって、もしハイパー起こればマイルドデフレとは比較にならないのも
あたりまえ。
だから、マイルドインフレとハイパーのメカ説明して欲しいんだよねー。
69 :ドラエモン:2002/05/02(Thu) 00:44
>>68

それは僕に対する質問?
70 :名無四月馬鹿:2002/05/02(Thu) 00:45
ドラエモンさんならなおいい
71 :すりらんか:2002/05/02(Thu) 01:02
貨幣がバブルであるという議論で(特に小野先生のハイパーインフレで)
いつも気になるのは,「紙切れである不換紙幣が一般通用性を持つ」と
いう貨幣創世神話の部分でのバブルと,確立された一資産がその価格動
向のトレンドが自己強化的に働くというバブルの部分がごちゃ混ぜにな
っているんではないかと言うところ.この2つはかなり垣根があると思
う.

近代以降のハイパーインフレはその多くが貨幣の資産価値崩壊(貨幣価
値の値下がりへのトレンドフォロー)が中心ではないだろうか?そう思
う根拠はハイパーインフレでもみんな「貨幣は受け取る」から.また貨
幣創世バブルに関してだって,非貨幣的均衡にむけてジャンプが起こる
前にはひとつの不安定均衡の超える必要がある.その前に手を離せば元
の均衡へ自律回復する.不安定均衡に向かう際には(その到達前に)貨
幣価値の下落ピッチが早まるので来れに気づくのはたやすい.政策転換
で嘘のように収まったインフレのかなりひどいの(ワイマール共和国と
か)ですらせいぜいここまで.なのになぜ2%-4%のインフレ宣言がこれ
以上の激流を起こし,さらにハイパーインフレの傾向に日銀が何も出来
ないという話をする気になるのか分からない.
72 :名無四月馬鹿:2002/05/02(Thu) 01:09
>>71
実際にハイパーインフレに陥る可能性が低いだろって
説明としてはよくわかる。
でも自己強化的バブルって話だけ
(てゆーかー、これ自体強烈なんで本当はこれを聞きたい)で
一般的にでインフレ起きるのって説明してなくてハイパーインフレの
話とりあえず消してるのがぜんぜーんわかんないです。
73 :2ちゃんの相場師:2002/05/02(Thu) 04:30
スレが盛況でうれしいやら悲しいやら????
74 :イーブルマインド:2002/05/02(Thu) 05:41
インフレは、北朝鮮韓国そして中国への送金の完全停止と地下経済の具現化によってすすめよう!
75 :ドラエモン:2002/05/02(Thu) 08:48
>All

スレ主殿の意図を尊重し、ここではクルッグマンのエッセイ解読に関してだけ議論しましょう。

インフレターゲットに関する一般的な議論は、以下のスレッドのどれかがよろしいかと
思います。

インフレ・ターゲティング導入の是非について
http://www.ichigobbs.net/cgi-bin/readres.cgi?bo=economy&vi=0126

インフレターゲットの素朴な疑問
http://www.ichigobbs.net/cgi-bin/readres.cgi?bo=economy&vi=0325

日銀国債買い切りでハイパーインフレは起こるの?
http://www.ichigobbs.net/cgi-bin/readres.cgi?bo=economy&vi=0342

連休も後半戦です。せっかくの機会ですから、議論をなるべく整理して進めましょう。
76 :ドラエモン:2002/05/02(Thu) 09:06
次いでといってはなんですが、クルッグマンの著作で翻訳が出ているものの一覧は以下の
通りです。(順不同)

1)マクロ経済政策に関するエッセイ集など
マクロ経済政策の課題と争点(クルッグマン提案を巡る経産研編集の論文集)
クルーグマン教授の経済入門
恐慌の罠
良い経済学 悪い経済学
グローバル経済を動かす愚かな人々
資本主義経済の幻想
経済政策を売り歩く人々
世界大不況への警告

2)国際経済学のエッセイ集
通貨政策の経済学
脱「国境」の経済学
自己組織化の経済学

3)教科書
国際貿易の理論
国際経済-理論と政策-(共著)
77 :77get!:2002/05/02(Thu) 19:09
♪ぱっちん、ぱっちん ☆彡  ★彡  ☆彡  ★彡 ♪

ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ

そりゃ、ポール・クルーグマンじゃのーて、ポール牧じゃあぁぁぁ!!

(‘_‘)ノ゛バシィィィィィ!!!!
78 :歌舞音曲:2002/05/02(Thu) 19:47
クルーグマンのスレ表題の本でいちばんわかりがたかったのは、最初の章で日本の「構造問題」にふれたところ。ちょっと今出先で手元に本がないのでうろおぼえだけど、構造的な超過貯蓄の悲劇?みたいなことを書いていた。で、それに関連するとインフレターゲットで一番わかりにくい(クルーグマンの本に限定すると)のは、消費はどうなるのか?ということである。超過貯蓄が構造的な問題であるという発言の真意もいまいちあの対談をテープおこしした代物ではわかりがたいが、消費をその構造的な超過貯蓄とどう関係させてクルーグマンが考えているのかもいまいち、このテキストの中ではわかりにくかった。みなさんはどうでした? クルーグマンは消費についてインタゲの効果の範囲でどう考えていると思いますか? それと構造問題との関連をどう彼は整理していると?
79 :歌舞音曲:2002/05/02(Thu) 19:53
クルーグマンの本の第二の疑問は、あの本ではヒックス流のIS-LM分析を拡張してインタゲの分析をしています。例のクルーグマンの最初期のITS Baaack? では確かミクロ的基礎づけを試みていましたが、今回のは「誤解」をよぶというので説明方法をかえています。では、どのような限界があってこの本のヒックス流の分析に移行したのか? それとIS-LM分析で分析することは理論の明晰性と現実の説明には秀でていても、やはりミクロ的な基礎づけが必要ではないのでしょうか? 上の「誤解」を回避して、IS-LM的インタゲのミクロ的基礎づけとしてどのような方向づけが見出せるでしょうか?
>どらえもんさんとスレ主さんに敬意を表してあえて論題をふらせていただきます。
80 :歌舞音曲:2002/05/02(Thu) 20:20
上だとちょっとレスない不安もあるので、超おばかなレベルの自問自答も書いときましょ。

IS-LM分析をうっかりするとわすれがちな私(もうだめなほど年です いや別にそういう意味では)は、今回もクルーグマンの「罠から抜け出せない日本」を読むためだけに、バーナンキとアーベルのマクロの翻訳を手元において照らし合わせながら読んでました。その経験でいうと、バーナンキのテキストはクルーグマンのこの章を読むには適していましたよ。>2チャンネルの相場師さん。
81 :57:2002/05/02(Thu) 23:42
>61
要は、インフレにとって貨幣増は必要条件であるが、
充分条件ではないのではという意見です。
私は長期でも非中立で、投機的需要の存在する世界を想定しています。
もっと言えば長期=均衡ではないと思っています。
経済は不均衡が一般的であり、均衡が特殊なケースだと思います。
ケインズは完全雇用の下では貨幣数量説は成り立つとも言っていますが
長期で貨幣数量説が成り立つかどうかは複雑でわからないとしたと思います。

もう一つは貨幣供給は内生的なものだと考えています。

故に、インフレターゲットの若干の疑問を持っています。
82 :ドラエモン:2002/05/03(Fri) 00:27
>>57@81

>私は長期でも非中立で、

これはまずいですよ。前にも書いたが、開発途上国でお札刷るだけで生活水準は上がらないもの。それが可能なのは、資本が十二分に蓄積され有効需要不足が生産を制限している世界ですよ。

率直に言って貴君は教条的ケインズ主義(まあ、人は私をそう呼ぶかもしれないから天に唾かもしれないが)です。ハリー・ジョンソンの「ケインズの影」をお読みなさい。カレツキがインフレ問題を論ずるために貨幣数量説を使った実証分析をセミナーで報告したとき、ロビンソン婆などの「ケインズ親衛隊」が嘲笑う様が描かれていて興味深い。もちろん、貨幣数量説が無意味という意味ではなく、ロビンソン自身がケインズ以上にケインズと呼んでいたカレツキが、そういう研究をしていたことと、それを数量説という単語故に誹謗する親衛隊の馬鹿さ加減を理解するためです。
83 :どんたく名無しさん:2002/05/03(Fri) 09:06
>52 「ケインズの影」読んでみます。

>教条的ケインズ主義

そうかもしれません。あと、ポール・デビットソンぽいかな。
ロビンソンも異端の経済学など面白いとは思うけど。
カレツキの影響を受けた、PKの経済成長に対する考え方などは
少しうさんくささも感じるし。
PKというよりはケインズ原理主義かも。
84 :83:2002/05/03(Fri) 09:11
>これはまずいですよ。前にも書いたが、開発途上国でお札刷るだけで生活水準は上がらないもの。

それは、そうだと思います。完全雇用GDPが上昇しなければ、意味がありません。
ケインズも完全雇用の状態では、貨幣数量説は成り立つとしますし。
ただ、長期的に完全雇用で均衡するという考えに疑問があるのです。
極論を言えば、今の日本だって何も有効な政策を打ち出せなければ
ずーと、経済が低迷することもあり得ると思っています。
逆にほっておいても、何かのきっかけで(例えば技術革新)などが
きっかけとなり、企業の投資が増加に転じるなどの可能性もありま
すが・・・。
85 :83:2002/05/03(Fri) 09:13
実は私はポチです。
86 :ポチ:2002/05/03(Fri) 09:18
言いたいのは
長期で貨幣が中立であるというためには
長期では、市場の調整能力があるという仮定を
置く必要があると思うのです。
そこに疑問を持つのです。
あと貨幣供給は内生的なものだと思うのです。

このあたりがクリアできないと
一時的にはインフレターゲットで、若干のインフレ期待を起すことが
できても、すぐにもとに戻ってしまうと思うのです。
結局、足元の物価上昇率のほうがインフレ期待に与える影響は大きい
のでは・・・・。
87 :ドラエモン:2002/05/03(Fri) 12:34
>ポチ殿

その手のディスカッションは上記のインフレターゲットスレでやろうよ。
88 :トトロ:2002/05/03(Fri) 12:36
クルーグマンつながりと言う事でよろしければ。

先日買ってしまった小室直樹先生の『日本国憲法の問題点』と言う本に、
利子率が著しく低下すると、一切の金融政策は効果が無くなると言う
流動性の罠についての記述が有りました。
ケインズが指摘して、クルーグマンも最近指摘されたとか?

だったら、今の日本のちょー低金利は、ちょー論外と言う事では
無いのでしょうか?どんな経済政策やっても、無駄やで・・・。
と言う事で。

今はデフレで、名目金利は低くても、デフレ分がプラスされて実質金利
は高いっつー事かも知れないけれど、デフレのおかげで投資が冷え込ん
でるっつー現実と聞いているが、だったら、これは流動性の罠では
無かろうか?などと、素人発想で思っとる次第なんです。

クルーグマン先生は、どう言われとるんでしょうか?
89 :トトロ:2002/05/03(Fri) 12:48
あと『恐慌の罠』って事ですが、クルーグマン先生は、恐慌ってものを
どう定義されとるんでしょうか?

「そんなモン、本買って自分で読め!!」などと言わないで頂けたら
有りがたいんですが・・・。専門家だったら、必要な本は買わなきゃ
ならんでしょうが、素人の身にゃ、一冊2000円くらいの本をバカバカ
買わなきゃならんのは、家計的に無理ってモンで。

2ちゃんの相場師さん、スレの運営の仕方として、「表題の本の、このページ
には、こんな事書いていたけれど、どう思う?」みたいな、まず叩き台を自分
から提起する遣り方が、皆さんもレスしやすい気もするのだが・・・。
90 :ドラエモン:2002/05/03(Fri) 13:04
図書館もある。それにクルッグマンの本は専門書ではないよ。あくまで啓蒙書。もし君が、
リチャード・クーとか木村剛あるいは齋藤精一郎、まあいわゆる経済啓蒙書・入門書の類なら
どれでも同じだが、持ってるなら、全部まとめて売り払い古本屋で「恐慌の罠」か「クルーグ
マン教授の経済入門」を買いなさい。そして解ろうと解るまいと10回全部読みなさい。

社会現象に関する批判的で論理的な見方を身につける切っ掛けになることは保証します。それが
君の人生観ですら、大きく変える可能性は十分あります。
91 :ドラエモン:2002/05/03(Fri) 13:19
と、説教ばっかりじゃ爺はウザイと言われるので>>88,>>89のお答え。

>だったら、今の日本のちょー低金利は、ちょー論外と言う事では
>無いのでしょうか?どんな経済政策やっても、無駄やで・・・。
>と言う事で。

なぜ流動性の罠が発生し、どうすれば抜け出せるか、特に日銀のやり方では抜け出せない
し、竹中&小泉政策でも抜け出せない理由を示すのが、クルッグマンの真骨頂。

>恐慌ってものをどう定義されとるんでしょうか?

今日本で起こっている事態は、史上最大の財政赤字抜きでは、GDP半減とか失業率25
%とかの大恐慌期の現象と本質的には変わらない。しかし、こういう本のタイトルは、
編集者が付けるから、あんまり深刻に考えてもしょうがない。
92 :一夢庵@人生すでにやる気なし:2002/05/03(Fri) 13:38
経済板では山形氏によるクルーグマン御大の論文(エッセイ?)の翻訳
について取り上げられることが少ないような気がするのですが、
山形氏の翻訳を参考文献にあげるのはタブーなんでしょうか?

もしタブーでないなら、
「Ⅳ 罠から抜け出せない日本」=「日本:まだはまってます(山形氏訳)」
だと思うのですが。。。
http://www.post1.com/home/hiyori13/krugman/japtrap2j.html

クルーグマン御大の原文はこちら
http://web.mit.edu/krugman/www/japtrap2.html
93 :一夢庵@人生すでにやる気なし:2002/05/03(Fri) 13:59
>「Ⅳ 罠から抜け出せない日本」=「日本:まだはまってます(山形氏訳)」

なお、「読書スレなんだからテキストを統一しねーと混乱するだろゴルァ」
(翻訳者が違う&本にはいくつか注釈がついているetc.の違いあり)という
お叱りがありうるのは承知しておりまする。
94 :ドラエモン:2002/05/03(Fri) 15:13
>一夢庵さん

いやいや、山形訳で十分でしょう、ガラは悪いかもしれないけど(笑
でも、山形氏が言うように本来のクルッグマンの口調を翻訳すれば、あの訳のほうが適切
だろうと思いますよ。とにかく、クルッグマン先生もブランシャール先生も頭がよすぎて、
周りが馬鹿に見えてしょうがないタイプだと思う。それでも、そこらの秀才君とは格違い
に頭が良いし、本質的にwarm heartなので(どっちも本来の意味での左翼w)
僕は大好き。その崩れ左翼のスネオ振りを良く再現しているという意味で、山形訳は秀逸
だと思うよ。

でも、どうして人生やる気なくなったんですか?ITセクター急激に回復し始めてるじゃ
ないですか!と、これはスレ違いでした。
95 :どんたく名無しさん:2002/05/03(Fri) 17:49
クルーグマンは日本経済「罠」論の先駆者でんな。

これぞまさしく、ワーナー・パイオニア

・・・なんちて。(^^ゞ

( ^o^)ノ◇ 山田く~ん座布団1枚♪
96 :どんたく名無しさん:2002/05/03(Fri) 20:59
二年以内に「中華が堕落するとき」という本が出ると思う。
97 :一夢庵@人生すでにやる気なし:2002/05/03(Fri) 22:42
>いやいや、山形訳で十分でしょう、ガラは悪いかもしれないけど(笑

山形氏訳をテキストとして認めるかどうかは、相場師さんの一存でいいですよね

>でも、どうして人生やる気なくなったんですか?

あ、いや、そうとでも思わないとGWにのんびりしないもんで(藁
本筋と関係ないのでsage
98 :2ちゃんの相場師:2002/05/03(Fri) 23:06
てきすとぐらい自分で買ってよ。
コピーすると重くなってサーバーに負担が
かかるでしょ?
99 :2ちゃんの相場師:2002/05/03(Fri) 23:08
訳はどっちでもいいです。
山形さんのほうも買うかな?
100 :ドラエモン:2002/05/04(Sat) 00:27
>>99

ネット上にあるから無料だよ。http://www.post1.com/home/hiyori13/jindex.html
101 :どんたく名無しさん:2002/05/04(Sat) 18:10
>てきすとぐらい自分で買ってよ。
すいません。漫画エロトピア、PENT HOUSE、月刊プレイボーイ
とかいろいろ愛読してて、そんな余裕ないっす。

…おおっ!ドラエモン様!ありがどうごぜいまず。
102 :どんたく名無しさん:2002/05/04(Sat) 18:45
月間プレイボーイのチョムスキーの記事って何かいてたの?
103 :どんたく名無しさん:2002/05/04(Sat) 18:46
ちなみにエロトピアはこの間休刊したから、その分余裕が出来ているはずだ。
104 :どんたく名無しさん:2002/05/04(Sat) 21:35
>チョムスキーの記事って何かいてたの?
チョムスキーはちょめちょめ好き!って書いてました。
105 :2ちゃんの相場師:2002/05/05(Sun) 04:43
ありゃりゃ・・・・
106 :どんたく名無しさん:2002/05/05(Sun) 18:48
<A href="http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/2069/Krugman01.html">ポール・クルーグマンのインフレ・ターゲット論は間違っている</A>

かの(政治的)保守・右翼系サイトの総本山として有名な日本茶の論客のサイトより転載です。苺の皆様、このクルーグマン批判についてどう思われますか?
107 :ドラエモン:2002/05/06(Mon) 12:11
>>106

読んでみました。2ちゃんで展開されているクルッグマン批判の集大成としては、有用な
HP文書ですね。反論は散々繰り返した物ばかりだからここでは書かない。だが、それを
きちんとした論文に書けば、最悪でも修論にはなるよ。

ちなみに、書き手のロジックの中心に来てるのは利子弾力性についての実証命題。これも
コーナーソリューションの一種であるクルッグマンの罠ではどれだけ意味があるかわから
ないけど(つまり、クルッグマン自身の数値例を変だと言えば変)、筆者の書くほど需要
の利子弾力性は低くないのではないかな?第一に、クルッグマン的状況下で弾力性の推計
をしたければ、合理的期待モデルを前提にしなければならないが、そういう推計例をほと
んど知らない。第二に、数少ない推計例であるジョン・テイラーの世界経済モデルでは、
日本もアメリカもあまり弾力性には違いはなかったように覚えてる。第三に、ここにいる
ケインジアン的インフレターゲット支持派は、財政政策の有効性の回復のためにマイルド
インフレの必要を力説してもいるわけで、実質金利の低下だけでGDPギャップが埋めき
れないのは、別にこまらない。
108 :トトロ:2002/05/06(Mon) 13:10
>>90 ドラエモンさん
私の住んでるところは、そんな図書館まで行く為には、ちょっとした長距離
ドライブになるもんで・・・。ははは。
で、お勧め本を紹介して貰えた事は、有り難いです。どの本を買えば良いか
わかれば、その本だけ、買えばいですから。で、最初から、「どれ買えば
良いか紹介してくれー。」って言えないところが、私のひねくれてるところ
でしょうか。

紹介状、お見事な名文ですねぇ。購入意欲が、そそられます。一冊の本で私の
人生観がひっくり返されるかも知れないと、はっきり言い切られました。
本当にそうなると、私にとっては、小室直樹先生に次いで、二回目です。
あの時の、わくわくするような興奮を、もう一度味わえると言う事になる。
楽しみですぅ~。

書店みても、なかなか見当たりませんでしたから、ネットで取り寄せようかと
思います。ご助言、有り難う御座いました。(^^
109 :ドラエモン:2002/05/06(Mon) 13:18
>>108

あんまり期待しないで下さいね(汗 で、クルッグマンだけなら山形HPが無料でほとん
ど入手可能ですから、まずはそちらを。
110 :どんたく名無しさん:2002/05/08(Wed) 22:41
クルーグマンの要旨は次のとおりです。

?@日本では名目金利は”0”だが、デフレであるため、実質金利はプラスである。
?A現在の日本では少子高齢化による需要減退もあり、実質金利はマイナスでないといけない。
?Bこのため日本は名目金利が0であるにもかかわらず、一向に需要が喚起されない流動性の罠に陥っている。
?C日本がこの流動性の罠から抜け出すには、永続不可能な財政支出に依存するのではなく、インフレ期待を引き起こすような金融政策が必要である。
?Dインフレ期待によって実質金利が下がると、新規投資が起き、消費も増える。また円安傾向になり輸出も増える。

これに対して速水総裁は次のように反論しています。

日銀がインフレ率を引き上げると宣言し、それを内外の市場参加者が信じたとしましょう。発達した金融資本市場は、直ちにそれを織り込んで実際にインフレになる前から国債の利回りなどの長期金利が上昇するでしょう。理論的には、名目金利は実質金利に期待インフレ率を加えたものですから、なんのことはない、インフレ期待分だけ名目金利が下駄を履くだけです。経済活動に対して意味を持つ実質金利は前と変わらないことになります。

つまり日銀速水総裁が言うには、期待インフレ率を発表したとたんに、そのゴールとなる金利にあっという間に収斂し、債券市場が反応して金利が上がり、(債券価格が下がる)実質金利は下がらない、ということです。
111 :2ちゃんの相場師:2002/05/08(Wed) 23:59
>>110
これはクルーグマンの論文の寄せ集めでしょ?
「現在の日本では少子高齢化による需要減退もあり、
実質金利はマイナスでないといけない」
つうのはここで問題にしてるテキストに書いてあった?

ドラえもんさん
p166の図では,rは実質金利となってるんですけど?
つうことは,i=期待インフレ率をプラス,r=実質金利
をマイナスにして,デフレ・ギャップを解消しなければ
ならないので,やはりLM曲線も変化しなければ
rがマイナスの領域で完全雇用均衡にならないのでは?
この辺の疑問のヒントは,106にあるように思いますので
これから逝ってみます。
112 :招き猫(ノラ):2002/05/09(Thu) 00:53
>>110
速見のおっさん、そう言うのなら税制改革に日銀側から「現預金に課税しよう」って提言すればいいのに。それすらしないのは、無能なんだよ。無能。

しかし、ホントに勉強不足だなぁ。
113 :どんたく名無しさん:2002/05/09(Thu) 01:45
>>110
なるほど。ということは速見総裁によれば、過去最悪の失業率は雇用のミスマッチに
起因するものであって、日本は完全雇用下にあると言いたいわけですね。
構造改革マンセーなわけですね。
114 :プロボーラー[プロボーラ]:2002/05/09(Thu) 03:33
うがった見方かもしれないが、彼らにしてみれば、「最近の若いもんはたるんどる」の一言なんでしょうな。金融政策なんてないと。
インフレ⇒70年代の狂乱物価もしくは40~50年代の物不足⇒けしからーん⇒思考停止。
失業⇒やる気無し⇒けしからーん⇒思考停止。
115 :ドラエモン:2002/05/09(Thu) 13:46
>>111 相場氏殿

おお、わるかった。確かに縦軸はrとしか書いてないね。だけど、LMがx軸に
ごく近いところで水平なのは「名目金利の非負性」からだから、やっぱりy軸
は名目金利でもあるんですよ。

つまり、あのグラフは名目金利と実質金利の両方がy軸に描かれているのです
よ。で、ISは実質金利について描かれ、LMは名目金利について描かれ、この本
のグラフで明示されていない期待インフレ率で両者が結ばれる。

今、期待インフレ率が与えられたら、IS曲線をその分だけ上方にシフトさせた
IS’曲線を描き、それがLM曲線と交わる点を均衡とする。p166図2でいう
ならYfを通り垂直な破線上で、IS(ダッシュではない)とLMの差の分だけ期待
インフレ率が与えられれば、均衡国民所得はYfになり、完全雇用が実現できる。

もし逆が好きなら、LMを期待インフレの分だけ下にシフトさせLM'を描き、実質
金利に関してISとLM'の交点を得ることもできる。これでも結果は同じ。
116 :どんたく名無しさん:2002/05/09(Thu) 23:08
「よい経済学…」
で「巨人がスープをすする…」
って誤訳ですよね。
117 :2ちゃんの相場師:2002/05/11(Sat) 02:59
>>115
なんか変では?たしか,i=期待インフレ率がゼロでr=実質金利と名目金利が
一致するんじゃ?とすると,実質金利下落でIS曲線がシフトするとともにLM曲線も
シフトして,実質金利マイナスの領域で両曲線は交わり,かつその交点は,yf上の
破線の上にこなければいけないのでは?
さらに,IS曲線のシフトとLM曲線のシフトでは意味が違うのでは?
具体的にいうと,やはりマイナスの実質金利は貨幣市場において
流動性選考を弱めるという変化をもたらすのでは?
相場師の経験から言うと,先高感がある時(つまり資産=貨幣以外
の価格が上がると思った時)は定期解約して蕪買います。
118 :ドラエモン:2002/05/11(Sat) 14:51
>>117

ちがうよ。ここで想定されている貨幣需要関数は名目金利と実質GDPの関数だから、LM曲線
は実質GDP-名目金利平面に描かれる。それに対してISの方は実質GDP-期待実質金利平面
に描かれる。ただ、実質金利=名目金利-期待インフレ率だから、両方を一緒に描くことができる
だけ。

もう一度考えてみて。まずは名目金利に関してLM曲線を描く。次ぎに(例えば)期待インフレ
率をゼロと仮定すればIS曲線が描ける。この場合は名目金利=実質金利だから問題ないよね。

その場合に、LMは名目金利がゼロ以上だから第一象限にしかこないけど、完全雇用GDPを実
現するのに必要な実質金利がマイナスであれば(これを想定するクルッグマンは極端だと思うけど)
完全雇用GDPを通る垂線とIS曲線は実質金利が負の領域で交わる。もちろん、ここで期待
インフレ率がゼロなら、体系の均衡点はずっと左の方にあって不完全雇用になっている。

ここで、インフレ政策が取られ、期待インフレ率が高まった場合、IS曲線を名目金利に関して
描き続けるなら、期待インフレ率の分だけ上にシフトする。そしてLM曲線と交われば、めでたく
完全雇用を実現できる。

と、説明していて相場師さんの疑問がなにかわかった。上で僕の書いた「IS曲線がシフト」と
いうのは、実質GDP-名目金利平面に写されたIS曲線であって、本来の実質GDP-実質金利
平面のIS曲線は動いてはいないということなんだけど、ここで混乱したんじゃない?
119 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/05/28(Tue) 21:05
銅鑼氏へ
>>61
>「貨幣経済のハーンのパラドックス」というのがあります。
>1)貨幣は食えない(それ自身では効用を持たない)つまり交換手段としての価値しかない。
>2)世界はいつか必ず滅びる(1億年か10億年か10年かはともかく)が、その日を時点Nと定義する。
>3)期待は合理的であると仮定する

ですが、このパラドックスの問題点は「期待は合理的でない」ことなのでしょうか?
それとも(2)を逆説的に言うと、「世界or発行主体が滅びる瞬間まで貨幣は使える」から
名のでしょうか?
120 :ドラエモン:2002/05/28(Tue) 21:29
問題点というか、有限の時間の世界では、食えない貨幣は存在できないということですね。
不良債権じゃないですけど、先延ばしの極地が貨幣の本質なわけです。もともと不換紙幣は
政府(いわゆる政府と中央銀行の統合した部門)の負債です。償還期限と金利のない国債である
ともいえます。
121 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/05/28(Tue) 22:34
銅鑼氏お返事有り難う。
>>120
「不換紙幣は政府の負債」ということは、政府の信用を前提とした永遠に切り替えの効く手形と
いうことでしょうか?
国債が償還される時とは、国債は「償還期限と金利のない国債」と交換されると言うことですよね。国債と紙幣とでは信用力に差でもあるんですか?
(謎・・・今晩眠れそうにありません。
122 :すりらんか:2002/05/31(Fri) 08:32
>>119
単純には,世界が滅びる主観確率が如何なる時点においても主観割引率
(因子じゃなくグロスの方)を超えないならばハーンのパラドクスは生
じません.無限時間視野の「可能性」が残っていればよい.

国債・日銀券ともに,政府+中銀連結会計での負債に来ます.その意味
で類似点はありますね(「償還する」というのは満期の書き換えと言え
るのかも).したがって,日銀券とその請求権(∞満期のコールオプシ
ョン)である預金(これをあわせてマネー)の価値がどんどん上がる一
方で国債の価値は下がるという「デフレ+国債暴落」ストーリーは非常
におかしいということになる思います.
123 :ドラエモン:2002/05/31(Fri) 09:23
>すりらんか氏@>>122(の前半)

いや、世界は、というか人類は、確実に滅びる。これは生物学上の真理。ただし、何時か
はわからない。だから貨幣はバブルでしょう。いや、我ながら建設的な話ではないな(笑
124 :すりらんか:2002/05/31(Fri) 09:27
>無限時間視野の「可能性」
という表現はマズイですね.各時点での世界崩壊確率が0でない(もちろん
<1ね!)ならば無限期先のサバイバル確率は0に収束する.その意味で人
類は「確実に滅び」るんだけど,どこの時点にも今日絶対滅びる(確率1)
という日がないならば,貨幣は維持可能な無限連鎖講と「なりうる」という
話です.
125 :ドラエモン:2002/05/31(Fri) 13:10
そういえば、最初に書いておかねばならない大事なことを忘れていた。いや、2篇の頃に
書いたかもしれないが・・・

クルッグマンのこのbaaaackのモデルの隠された目的は「イヤミ」であることを
見落とすと、某スレのヒツコイ論客氏のごとく、問題の所在を勘違いする。

普通は、インフレ期待の入ったISLMで十分なのに(実際、「恐慌の罠」ではそうして
説明している)、なぜ二期間モデルやら、キャッシュインアドバンス仮説やら、人口の減
少を取り上げるのか?これはすべて、ISLMでインフレ政策のサポートしたときに出て
くる批判に、先制攻撃を仕掛けたものだと思う。

つまり、最初の二つの仮定は、この掲示板でも多いが、ISLMごときで政策なんか論ず
るのは不可という「現代的な」理論家向けの当て擦り。人口減少は構造主義への当てて擦
りだと思う。「ほれ、オメーラの仮定でモデル作ると、インフレ政策が必要なんだよ」と
いう具合だと思う。
126 :2ちゃんの相場師:2002/06/02(Sun) 05:12
インフレ期待でIS曲線シフトというのは大ちょんぼでしたが,
縦軸のr=実質金利とするとLM曲線がシフトでいいわけですね。

さて,これで完全雇用を達成する実質金利水準がマイナスにならなければ
ならないという点は理解できたのですが,先週号のエコノミストのキクちゃん
の論文なぞを読むと,流動性選考にも影響があるような説明がありました。
てえことは(おいらは江戸っ子ではないが),インフレ期待はLM曲線の
シフトだけでなく,流動性の罠に陥っている部分の形状にも影響を与える
のでは(水平⇒右上がりという変化)?

とりあえず次は,開放体系化のIS-LM分析だ。eは対数?なんじゃこりゃ?
127 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/02(Sun) 08:18
>>122
すりらんか氏
ご指導ありがとう。
ようやく国債と日銀発行権の持ち意味がわかり始めたような気がいたします。
「国債の多額な発行」によって貨幣供給の減少を防いでいた、と言うことでしょうか?
と言うことは小渕のミックスの時点で量的緩和&国債大量買い切りオペをしていれば
今頃日本経済は発信してた?

>>126
>インフレ期待はLM曲線のシフトだけでなく,流動性の罠に陥っている部分の形状にも影響を与える
つうのを優しく実体経済でいうとどうなるの?
岩田せんせーは信用創造のあり方を、間接金融→直接金融で行えるという説明も同時にされてま
したが、その辺のところはどうですか?
128 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/02(Sun) 18:01
ぜひ一度、生クルグマンの生嫌味に身を任せてひざをがくがく言わせたいのですが、
どのようにしたら体験できるでしょうか。
129 :2ちゃんの相場師:2002/06/03(Mon) 02:34
>>127
えのこみすと5月28日号 49頁上段7行目から17行目
の「消費支出等のための・・」つうとこなんですが?
インフレ期待⇒現金で持ってると目減りするからモノかうじぇ。
流動性選考減る。
うーーん,これもLM曲線のシフトに還元されるのかな?

ここは,僕ぐらいのレベルの人が教えを請うところで
僕に質問するなよ。ぷんぷん。
130 :くろき げん:2002/06/03(Mon) 03:45
2ちゃんの相場師さんが >>129 で触れている岩田規久男による解説は、
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/Readings/iwata20020528.html
に引用した部分の3番目の段落にあります。

引用した部分は論争における結構大事なポイントで、銀行貸出が増えないとデフレから脱出できないという主張は歴史的経験に反しているんだよね。
131 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/03(Mon) 09:17
>>130
甘い。

不良債権問題の解消は、「追い貸し」に見られるような非効率な貸出を回収して、
優良企業への貸出を増やすということなので、銀行貸出全体の総額が不変のまま、
景気回復が起こっても何の不思議もない。
総量ではなく、allocationが大切。
ゴキブリ・マクロは、aggregateな指標しか見られないのか(藁

・・なんて言われかねないよ。
132 :ドラエモン:2002/06/03(Mon) 10:21
>>131

ふーん。キャッシュフロー大余りのトヨタが借金するのかね?日本全体で企業セクターは
資金余剰状態にあるからねぇ。特に「優良企業」は。回復期には恐らく貸し出し総額は
減少するだろうけど。それに、追い貸しは、多分回収できないよ。債権放棄か、貸し先の
破綻でパーになるだけじゃない?
133 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/03(Mon) 10:41
>追い貸しは、多分回収できないよ。
結果からしか見ない発想は止めた方がいい。

>ゴキブリ・マクロは、aggregateな指標しか見られないのか(藁
禿同
134 :ドラエモン:2002/06/03(Mon) 10:50
>>133

追い貸しが無いとか言ってるわけじゃないのよ。日銀でやってるらしいけど、多分一杯あ
るんでしょうね。それはそれで良いの。問題は、僕らの同類のマクロゴキブリだがインフ
レ反対派の連中が、銀行貸出のマクロ指標「だけ」見て、これの増加がなければ景気は回
復しないと言ってるのが変じゃないかな?と思うわけ。

インフレ・ゴキブリは、別に貸し出しの推移自体には関心ないわけだよ。マネーの波及経
路として広いスペクトル考えてるから。キーになるのはインフレ期待そのものだし。問題
は、反対派が、この集計量に異常に注目していること。
135 :ぱっぱらぱー:2002/06/03(Mon) 21:03
金融緩和政策についての議論はもちろん重要ですが、
不良債権問題、貸し渋り・貸し剥がし、審査・債権管理能力の乏しさ、低収益構造、
コーポレート・ガバナンスなどなど財務、経営構造にかかわる問題が邦銀には山積し、
かつ金融検査マニュアルが中小企業融資を妨げていることなどの問題が金融行政にはあり、
こうしたことにも注目していかなければならない、と僕は考えますが・・・。
136 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/03(Mon) 21:59
>>132
回収出来なくてパーになるということは、簿価がごっそりぬけるわけだから、
統計上は、やはり貸出総額の減少になるね。
つまり、>>131に対する反論になってないかと。

大体、トヨタや製薬会社なんてのは、明らかに流動性を持ちすぎているし(むしろ希な
例だと思うが)、反面、資金ショートで倒産した企業の中には、前期の決算で黒字だった
企業があったりする。まさに、allocationが大事かと。
137 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/03(Mon) 22:03
>>134
貸出の集計量に注目するのは、確かに馬鹿らしいかも。

因みに、>>131=>>136の私は、決してインフレターゲット導入に反対ではありません。
ただ、>>135のような議論も重要であり、べつにインフレターゲットと背反な
話しではないので。
138 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/03(Mon) 23:20
>>137
インチキ「インタゲ」派に言い訳するな。
139 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/03(Mon) 23:23
>>131
>不良債権問題の解消は、「追い貸し」に見られるような非効率な貸出を回収して

(黒か灰色か白かの選別はひとまず置くとして)
国による不良債権の簿価買取を想定している訳ですね。
で、国は追い貸しはしない。ロールオーバーにはある程度応じると。

買取代金は日銀当座を増やして、日銀は国債の交付を受ける、と。
総額はだいたい100兆円くらいですか。
ふむ、悪くない。
140 :ドラエモン:2002/06/03(Mon) 23:25
>>138

ここは、インチキのスクツなんだから出ていってくれる?世の中の大部分は君のように賢いから
ここで馬鹿が出鱈目言ってるのはみんな無視してんだから、なにも秀才の君が貴重な時間を割い
て書き込みしたり、レス読んだりしちゃあ勿体ないよ。
141 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/03(Mon) 23:27
>>140
またまた登場言論弾圧のドラエモン
142 :ドラエモン:2002/06/03(Mon) 23:34
>>141

日本語読めないのね(嘲 >>138は、>>137に「言論弾圧」してるんだけど。
143 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/03(Mon) 23:38
(藁
と答える
144 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/03(Mon) 23:43
>>143
ドラエモン大先生たちに楯突くな
145 :2ちゃんの相場師:2002/06/03(Mon) 23:54
こりゃ。
おいらの勉学の場で騒ぐんではない。
君達はレベルが高すぎるっつうの。
おいら程度のアブラムシ(関西ではこう呼ぶ)
経済学徒は,アロよりもアグリが好きなの。
解った?
てことで,今度疑問が湧いたらテキストに沿って
質問するから誰か答えてね。
146 :くろき げん:2002/06/04(Tue) 00:23
2ちゃんの相場師さん、申し訳ないです。

でも、あの『金融法廷』の著者による一般向けの解説文に対してこういう方向に話が進むとはさすがに予想できませんでした。
147 :131=136=137:2002/06/04(Tue) 01:39
>>138
言い訳ではない。
インチキ・インタゲ(笑)と、無責任な日銀となら、前者の方がよほどマシ。
日銀は、決してインタゲが問題だと判断したから、実行しないのではない。
何かやって「目立って」しまい、責任を取らされるのが嫌なだけなのだ。
日々の金融調節と決済システム維持(アホか!)をチマチマやりながら、
世間に対して威張っていたいという卑小なモチベーションで動いている組織。

インタゲがそんなに嫌ならば、代替する政策を提言すればいいのにそういうことは
全くしようとはしない。「不作為有罪」とでも言おうか。
保身の為に現状から目を背けている人間が、インチキでもアクションを起こそう
としている人間を嘲笑う、などということを許してはいけないよ。
148 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/04(Tue) 04:06
作為犯と不作為犯は違うだろ。
作為義務があって初めて不作為犯は成立する。
149 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/04(Tue) 05:44
>>148
それが、行政であってもか?
公害の場合はどうなるんだ?
「作為的に公害の発生を放置した」のではなく「例え不作為であっても公害を放置した行政に対
して有罪の判決が出たと思うが?」
150 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/04(Tue) 12:20
>>148
作為義務あるでしょ。
「物価の安定を通じて経済発展に資する」のが日銀の独立性の大前提。
151 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/04(Tue) 12:21
>>149
いいこと言った!
素晴らしい。
日銀マンには、全くそういう感覚ないよ。
いや、マジで。
152 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/04(Tue) 12:27
>>151
有り難う、そう思ってくれるか?
俺、顧問弁護士に「日銀を訴えたい!」と言ったら、
「政策は裁量の範囲だから、その時点でアウト!になる可能性が高い」と言われてしまった。
153 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/04(Tue) 13:07
>>152
しかし、独立性を付与されておきながら、政策目標の達成度合いに対する
ペナルティが全くないというのは、法理論的におかしいんじゃないの?

普通の行政官庁にはない独立性があるのだから、そう単純に裁量の範囲内とは言えないだろう。
顧問弁護士は、日銀法を理解している?
普通、馴染みのない法律だからなあ。
154 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/04(Tue) 13:38
>>153
もう一度、顧問弁護士と話し合ってみるよ。
問題は日銀の「政策目標は何か」だよね。
http://www.boj.or.jp/about/law1.htm
第1章 総則

(目的)

第1条  日本銀行は、我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うことを目的とする。
2   日本銀行は、前項に規定するもののほか、銀行その他の金融機関の間で行われる資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資することを目的とする。

(通貨及び金融の調節の理念)
第2条  日本銀行は、通貨及び金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とする。
155 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/04(Tue) 13:42
日銀にとって「物価の安定」は手段であり「国民経済の健全な発展」こそが目標とされるべき事
だと思うんだが。
間違ってる?
156 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/04(Tue) 14:33
>>154
今は、理念なく仕事をしているということだな。
だって、デフレとゼロ成長なんだからw。

理念がないのに、どうやって金融調節してるのだろう。適当かw?
157 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/04(Tue) 21:07
>>152
>俺、顧問弁護士に「日銀を訴えたい!」と言ったら、
>「政策は裁量の範囲だから、その時点でアウト!になる可能性が高い」と言われてしまった。
あなたの顧問弁護士は大変誠実な人です。信頼に足ります。
世の中には、法律上の争訟にあたりもしないのがわかりきっていても、
金というよりは、自らの顕示欲のために、メチャクチャナ訴訟の代理人を務めたがる弁護士もいます。大変良心的な弁護士さんですから、大切にしましょう。
158 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/04(Tue) 21:54
つーか、少しでもまともな弁護士なら、そんな訴訟にかかわりたくはねえだろ。
資産税やってる弁護士なら余計なことでお上にたてつきたくはないはずだから、
あまりいじめないでやってください。ついでに税理士もいじめないでね。
159 :2ちゃんの相場師:2002/06/05(Wed) 04:03
政策の当否については裁判所は判断しません。
第一,どうやって法律上の争訟にするんだい?
「法を適用し宣言することによって,紛争を終局的に解決する」
つう「法律上の争訟」の要件に当てはまるかどうかよく考えなさい。
昔「郵便貯金目減り訴訟」つうのがあったから判例をよく読んでおこう。
160 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/05(Wed) 07:45
>>157-159
>あなたの顧問弁護士は大変誠実な人です。信頼に足ります。
それは、その通りだと思う。兜山事件なんかでも活躍した人だから。正義感強いし。裁判にも強い(笑)

>「郵便貯金目減り訴訟」  時間が出来たら調べてみるよ。
161 :すりらんか:2002/06/05(Wed) 16:51
ちょっと事情があって亀レス続きになるかと思いますが

>不良債権問題の解消は、「追い貸し」に見られるような非効率な貸出を回収して、
>優良企業への貸出を増やすということなので、銀行貸出全体の総額が不変のまま、
>景気回復が起こっても何の不思議もない。
これは非常に重要な論点かと思います.では,過去の例において「銀行貸出全体
の総額が不変」で生じた景気回復が資金のアロケーションの問題だったのか,実
際に内部資金の吐き出しだったのかを調べるにはどうしたらよいでしょうか?皆
さんのお知恵拝借です(新規貸出とかどうでしょ).また,

不良貸し出しに資金が囲い込まれていた(いる)ことが決定的に重要ならば,
・不良債権(債務)を抱えた企業よりもよい投資プロジェクト思っている企業がある
というストーリーなのか,
・不良債権(債務)を抱えた企業がそれを跳ね除ける新規投資を行う資金を貸してもらえない
という話か,後者は割とモデル化が容易だけどなにか現実とはそぐわない気がしてな
らない.前者だと,経済の一部では現在旺盛な資金需要があり……という話になるの
でそのままでは正当化が難しい(それじゃ金利に上昇圧力あるじゃん).経済のどの
部分かに協調の失敗がありというストーリーになるかと思います.131さんがどのよ
うな協調問題を想定をされているのかなかなか気になるところ.
162 :ぱっぱらぱー:2002/06/05(Wed) 22:36
銀行の貸出残高自体は、1996年の537兆円から2001年末の約440兆円まで、
約100兆円減少しています。

また、このような貸出減は中小・中堅企業向けに集中しています。
1997年末の105.5兆円だった大企業向け融資残高は、2001年6月末には103.6兆円で
ほぼ横ばい。中小・中堅企業向けは390.8兆円⇒338.2兆円と13.5%減少しています。

中小・中堅企業は運転資金を中心に資金需要が旺盛であるものの、
銀行がそれに及び腰になっている姿が浮かび上がります。
163 :ぱっぱらぱー:2002/06/06(Thu) 22:48
このことから分かるように、銀行は融資に非常に慎重になっています。
(ひょっとしたら、建設、不動産に追い貸しを続けているのでは?と疑いたくもなります。)
将来性のあるベンチャー・ビジネスを発掘しているのか、また育成するノウハウがあるのか
非常に疑わしいといわざるを得ません。
ベンチャー・ビジネスの発掘・育成は外資系のVCに依存せざるを得ないのが
現状でしょう。
銀行の低収益構造、審査・監視能力の乏しさが
克服されなければ、公的資金をいくらつぎ込んでも、本当の意味での解決策になるのか
ちょっと疑問です。
164 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/07(Fri) 00:01
>ベンチャー・ビジネスの発掘・育成は外資系のVCに依存せざるを得ないのが
>現状でしょう。

IPOなりVCは国内証券会社のプレゼンスが大きいよ。外資は妙な動きを見せてるだけ。
まあ銀行系は駄目だということでは同意なんだけどね。何やってんのかね。
セミナーなんかでは良く見るけどね。
165 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/07(Fri) 00:07
>>164

ベンチャーリンクなんかどうよ。
166 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/07(Fri) 00:40
>>164
ベンチャーリンクの業務内容は偏っているだろうが。
167 :Thumb:2002/06/07(Fri) 01:56
>>162
金融機関の問題って看過できないですよね。
以前、オーバーバンキングを解消しないと、非効率だという主旨のスレを立ち上げて、
不評だったこともあります。私自身も勉強不足ということもあるんですけれども。
マクロ経済政策との齟齬という意味で、問題点として何故盛り上がらないんでしょう・・・。
どうしてもミクロ経営改革の上での問題だからでしょうか、
小林慶一郎氏のマクロ政策提言や木村剛氏の存在が邪魔をしているのでしょうか、
巷間の銀行批判が感情論の域を出ないからでしょうか(そうは思わないですが)、
あまりに非効率でカルチャーが官僚的だから、まともに相手にしても仕方がないってことでしょうか、
インフレになれば、淘汰・改善されるというのも疑問ですね。私は心情的には断固とした金融機関の構造改革を支持しますがね・・・。
168 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/07(Fri) 02:06
>>167
小林慶一郎と木村剛を同じに並べるな。
そんなことするから、マクロオタクを喜ばしてあなたの意見は葬られる。
169 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/07(Fri) 02:14
>>168
そうか、大差ないぞ。
それより、彼がバカにされるのは「野口悠紀夫」を尊敬するからだ(笑)
師匠も師匠なら、弟子も弟子。デフレの意味を知らなかったぞ。

ほんとに、あれでよく「構造改革」というマクロ経済政策を提言できたな。
くそー、俺はだまされてた。学歴や大学のブランドにな。
170 :Thumb:2002/06/07(Fri) 02:34
>>169
2chならいざ知らず、ここで学歴コンプレックスを露呈しててどうすんの。
そういう恥を忘れるようなカルチャーになったから、
早い話、駄目になっているんじゃないの。
相変わらず、粘着質で思い込みが激しいようだし。

その手のコンプレックスが痛いから、相対化を心掛けているんだがな。
171 :くろき げん:2002/06/08(Sat) 17:19
http://www.ichigobbs.net/cgi-bin/readres.cgi?bo=economy&vi=0290&rr=270&fi=no
と同じく、またしても、すりらんかさんの質問への回答を読みたいという発言で申し訳ありません。

すりらんかさんが >>161 で「過去の例において「銀行貸出全体の総額が不変」で生じた景気回復が資金のアロケーションの問題だったのか,実際に内部資金の吐き出しだったのかを調べるにはどうしたらよいでしょうか?」という質問をしてますが、これに対する回答があれば嬉しいです。アローケーションが重要だと発言した方がどれだけのデータを持っているのか?

あと、 >>161 のもう一つの疑問、不良貸し出しに資金が囲い込まれていた(いる)ことが決定的に重要になるとはどういうストーリーを考えているのか、についても回答を読みたいと思いました。

ところで、声の出るゴキブリさんたちのあいだでは、デット・ディスオーガニゼーション仮説が日本に適用できるという説はまったく信用できず、実証もずさんであり、どうしようもない、というのが定説になっているようですね。岩田『デフレの経済学』253頁以降にまとめがあります。以下はドラエモンさんの発言:

http://www.ichigobbs.net/cgi-bin/readres.cgi?bo=economy&vi=0158&rr=39&fi=no
http://www.ichigobbs.net/cgi-bin/readres.cgi?bo=economy&vi=0239&rs=636&re=641

ロシアのインフレを説明するための道具をどうして日本に適用しようと思ったのか?
172 :2ちゃんの相場師:2002/06/08(Sat) 21:24
なんだかまた以上にレベルが上がってるなあ。
初学者には理解に苦しむんだけど。
いしいひさいち風にお願い。
173 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/09(Sun) 05:07
>>171
総需要と総供給ってどういう概念?
総需要<総供給だと「一般物価」が下がるの?
それって理屈あるの?
ちゃんと考えた事あるか?
174 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/09(Sun) 05:17
質問ですが
インフレターゲットにしろ、量的緩和にしろ
デフレがインフレに変わるきっかけや条件は何ですか。

ただ、買いオペを続けていれば、時間の経過とともに
デフレは払拭されるのですか?

それとも
マネーサプライ増大なり、投資拡大なり、景気回復なり(ポチさん言)
といった他の条件が必要なのですか?
175 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/09(Sun) 06:07
>>173

財と貨幣の世界なら、財の超過需要の価値合計は、貨幣の超過供給。解消する手段はインフレ。
176 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/09(Sun) 13:17
173氏は
175氏の説明で解ったんだろうか?
「財の超過需要の価値合計は、貨幣の超過供給」ってどういう意味ですか?
177 :ドラエモン:2002/06/09(Sun) 14:42
>招き猫氏@>>176

>>175は、正しいような間違ったような、微妙なコメントだな(笑) 余所スレで論戦というか
嫌味の応酬というかが続いているのがあるけど、あそこで問題になっている「一般均衡」という
奴の話です。貨幣を普通の財と同じように一定期間にある金額だけ「追加的に」欲しいという風
に考え「貨幣需要」を処理できるとしましょう。本当は、貨幣のようなストックは期間中に必要
な追加額ではなくて、ある時点で必要な残高を考えるべきだというのが通説ですから、このよう
な処理は問題ではありますが、それは一応置いておくことにして・・・

全ての経済主体の予算制約式を集計してやると、ワルラス法則が出てきます。つまり、超過需要
額の合計は「恒等的」にゼロ。そこで、存在する財を、貨幣とそれ以外に分類すると、

貨幣の超過需要+(それ以外の)財の超過需要額の合計=ゼロ

という恒等式が導かれる。上式()内は書くのが面倒だから省略して、

財の超過需要額=貨幣の超過供給

も恒等式になる。その解釈は、「人々の欲しがる以上の貨幣を供給すれば、その金額は物の超過
需要を価格でウェイトした合計額に定義により等しい」ことになる。つまり、個々の財の価格の変動をその財の市場の需給が決めるといっても、その平均は結局は貨幣の需給で決まることにな
るということです。この関係は、貨幣数量説とか流動性選好説とかなんとかいう貨幣需要の仮説
に依存しないわけ。>>173は、恐らく山崎元の信者の類で、マクロ概念なんて出鱈目なもので、
真実は個々の市場・個々の財・個々の需給を論じないと分からない=黒木はアホウだと言いたい
のだと思うが、ワルラス法則によれば、誰がアホウかは(ストック均衡の話は別にするとして)
自明だと言うこと。なお、超過需要額の合計とは、言うまでもなく「総需要と総供給の差額」だ
し、貯蓄投資差額でもある(笑
178 :ドラエモン:2002/06/09(Sun) 14:48
追伸

なお、>>177が分かれば、中国が出てこようと、生産性格差があろうと、要するに集計的な物価
水準の変化を決めるであろう集計した財の超過需要は、貨幣抜きに考えられないという基本的な
認識が得られます。大体に置いて、単純なケースから明確に出てくる結論を複雑なモデルが否定
するときは、単純な方が正しいというのが科学の常識(かな?)
179 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/09(Sun) 18:15
銅鑼氏、解説、有り難うございました。

俺の頭の中では、先に
>財の超過需要額=貨幣の超過供給
先にこっちが成立した。というか、当然のように思う。
いま有斐閣の近代経済学の基礎知識を引っ張り出してきた。
ワルラス法則   財の需要=貨幣の供給であるとき、
財の超過需要額=貨幣の超過供給
貨幣の超過供給-財の超過需要額=0

で、最後に銅鑼氏が言いたいことは
総需要と総供給の差額=財の超過需要額=貯蓄投資差額=貨幣の超過供給
需要-供給=貯蓄-投資
と言うことでよろしいか?

>>178
平蔵先生が「日本経済が逼塞しているのには中国も一因」といったのはご愛敬?
180 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/09(Sun) 18:21
銅鑼氏
>当は、貨幣のようなストックは期間中に必要な追加額ではなくて、ある時点で必要な残高を
>考えるべきだというのが通説ですから

これもはっきり理解できます。貨幣量が不足すると、貨幣以外の別のストック、株・不動産・金・外貨などの間でゆがみが生じて、他の資産が縮んでいくと考えていますから。
181 :ドラエモン:2002/06/09(Sun) 18:34
>>179 ご明察

>>180

まさにそこが問題です。ケインズが明らかにしたのは、貨幣ストックと代替関係にあるのは同じ
ストックである債券や株式そして資本ストックだと言う点で、貨幣量の変化はそうした資産の価
格(金利、株価など)の変化を通じて最初の効果を現し(ポートフォリオリバランス効果とかと
呼ぶこともある)、それが投資や消費に影響するというわけです。

ところが、我々がリフレ政策で論じているのは、そういう効果だけではなくて、貨幣量の将来に
渡っての変化が将来の物価に関する予想を変化させ、それが現在に直接作用する経路も存在する
ということです。前者の経路だけだと、実際に株価が上がってそれから投資が増えて、失業率が
低下し、賃金上昇圧力が高まり、それを見て期待インフレ率が上昇するというような経路が想定
されていますが、それだけではなく、もっと即時的な効果すら存在しうるということです。
182 :初級PK:2002/06/09(Sun) 19:20
だから、そこのところは、財一般物価が上がるんではなくて、その時々、注目された
財にミニ限定バブルが起きて、恒等式が前提している「交換」だけでなく、「清算」
が起こるのではないでしょうか?
183 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/09(Sun) 21:07
ドラエモン氏
>>181
>貨幣量の将来に渡っての変化が将来の物価に関する予想を変化させ、
>それが現在に直接作用する経路も存在する

存在しますね、確かに。
現在のように教育水準が高く、情報伝達が早い社会では作用すると思います。

ご教示ありがとうございました。
184 :ドラエモン:2002/06/09(Sun) 21:36
>>182

君の言う「バブル」とは「ファンダメンタルズ(マネーサプライなどを含む)の裏付け無しに
生じ資産価格の持続不可能な上昇」のことなのか?それとも、貨幣量の変化による資産価格の
変化を「バブル」と定義しているのか?
185 :2ちゃんの相場師:2002/06/09(Sun) 23:23
別スレ立てるかな?
どうもここは頭のいい人の「スクツ」になってるから。

新スレは「キクちゃんの『金融』(東洋経済新報社)を読む」
でどうだ?
186 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/09(Sun) 23:44
いーかも。
187 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/11(Tue) 07:41
銅鑼氏に質問ですが、
>ワルラス法則  財の需要=貨幣の供給であるとき、

財の超過需要額=貨幣の超過供給
総需要と総供給の差額=財の超過需要額=貯蓄投資差額=貨幣の超過供給
需要-供給=貯蓄-投資
でした。

輸出=供給-需要  輸入=需要-供給
M=輸出額-輸入額
また、Mは貨幣の超過供給である。
需要-供給=貯蓄-投資=輸出額-輸入額

で良いんでしょうか?
188 :ドラエモン:2002/06/11(Tue) 11:47
>招き猫氏@>>187

相場師殿に申し訳ないのでロビーに引っ越しましょう。

http://www.ichigobbs.net/cgi-bin/readres.cgi?bo=economy&vi=0517

答えはそちらで。
189 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/11(Tue) 16:51
相場師さん、スレを邪魔をしました。

スンマソー。
190 :2ちゃんの相場師:2002/06/12(Wed) 23:26
俺は一応この論文理解したから(独力で?)
スレあげるよ。
191 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/15(Sat) 22:54
ここの人たちは、スティグリッツの翻訳された「啓蒙書」とか読まないですか?
192 :ドラエモン:2002/06/16(Sun) 02:30
>>191 今読んでる。
193 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/16(Sun) 10:37
中谷氏が日経に書評を書いてますけど、この方ホントにマクロの教科書書いた方なんでしょうか?日本経済の罠を参考にすれば、いわゆる「通貨危機」と「日本経済のバブル崩壊」は、メカニズム的には類似じゃないですか?通貨市場も資産市場の一種と考えるのであれば。
構造改革路線とスティグリッツ氏の非難するIMF路線は、類似ではないですか?
ただ単純にバブルを礼賛するわけではないですけれども。(注文してるですが、未着で読んでません。)
194 :ドラエモン:2002/06/16(Sun) 13:11
>>193

>構造改革路線とスティグリッツ氏の非難するIMF路線は、類似ではないですか?

類似じゃないだろうね。同値でしょう(藁
195 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/16(Sun) 19:05
クルーグマンは語る。
構造改革?
たいていのエコノミストは1930年代の大恐慌を、避けることができた、無用の悲劇だったと見なしている。
 当時のフーバー大統領が不況の真っ只中で財政均衡化政策をとらなかったなら、FRBが国内経済を犠牲にしてまで金本位制を守ろうとしなかったなら、金融当局が破産の危機にあった銀行に資本を注入して、1930年から1931年にかけての倒産パニックを未然に防いでさえいたなら、ニューヨーク株式市場の大暴落はささいな景気後退に終わり、すぐに忘れ去られていたはずだと考えられている。
 そして今日のエコノミストや政策立案者達は、大恐慌のような惨事が再び起こることはありえないと信じている。なぜなら、誰もが当時の教訓を学んでいるからだ。

「労働者を解雇し、株式を売りさばき、農民を整理し、不動産を清算して(中略)この経済システムから腐敗を一掃すべきだ」というアンドリューメロンの有名な提言に共鳴する財務長官など現代にはいないからである。だが果たしてそうであろうか?

でも、上記が必要である場合もありませんか?では、その判断は、誰がどのようにどのような根拠で為されるのでしょう?
196 :ドラエモン:2002/06/16(Sun) 22:21
>>195

好景気の最中も、駄目企業は潰れます。もう日本の銀行は過去の蓄積を食いつぶしてしまいまし
たから、景気が回復過程に入れば不良債権の切り捨てに入ります。経済合理性で処理できるもの
は、これでOKでしょうし、あとは警察・検察の出番でしょう。
197 :くろき げん:2002/06/16(Sun) 22:53
スティグリッツ『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』180-181頁からの引用:

| ○○○の誤りの厄介なところは、それがいつまでも尾を引きそうだというこ
|とである。○○○は、経済に必要なのはよい下剤だとでも思っているような言
|い方をしばしばする。痛みを引き受けなさい。痛みが深ければ深いほど、その
|後の成長は強力になります。○○○の理論では、国が将来のことを長期的に―
|―たとえば二〇年後のことを――考えるなら、ここでぐっと我慢して深刻な下
|降局面を受け入れなければならない。いまの人びとは苦しむだろうが、少なく
|とも子供の世代が成長することには豊かになる。
|
| 残念ながら、証拠は○○○の理論を裏づけてはいない。深刻な景気後退を経
|た経済は、回復期に急速に成長するかもしれないが、失われた時間の埋め合わ
|せは決してできないのだ。今日の景気後退が深刻であればあるほど、二〇年後
|の収入はそれだけ低くなる。○○○が言っているような豊かな将来など訪れな
|いのだ。
|
| 景気後退の影響はいつまでも尾をひく。ここに重要な意味がある。今日の景
|気後退が深刻であればあるほど、今日の生産高だけではなく、おそらく将来の
|生産高も低くなる。ある意味では、これは吉報かもしれない。今日の経済を健
|全にする最高の薬と、将来の経済を健全にする最高の薬が同じでいいわけだか
|ら。つまり経済政策は、どんな場合にも経済下降の深刻さと持続期間を最小限
|にすることを目標にすればよいのだ。残念ながら、これは○○○が目指したこ
|とでも果たしたことでもなかった。

伏せ字は引用者による。原文の「○○○」は「IMF」なのですが、「日本における構造改革路線の支持者たち」にしてもそのまま普通に読めちゃいますよね。
198 :2ちゃんの相場師:2002/06/17(Mon) 03:31
おう,また繁盛してきたな。
俺も今日,スティグリッツのいわゆる一つのその本を
買ってきたよ。

みんな,IS-LM分析とかバリバリに解った上で議論してる
のかな?

教科書的に言うと,流動性の罠のときは「財政政策」ってのが
解答なんだけど?紺屋女子や植草ぼっちゃまあるいは小野のよっちゃん
なんか教科書的なんだけど?
でも,「政治的にはダメだ」つってた民主党の枝野の若造なんかの意見と
舛添たっくるなんかを共闘して,アメリカの経済学者をひっくるめると
金融緩めろ政策になるみたい。
そういえば,スティグリッツかクルーグマンが唯一評価していた元日銀
審議委員は,われ共同所有者たりし「東燃じぇねらる」の元会長仲原
ちゃんではないかえ?
199 :ドラエモン:2002/06/17(Mon) 11:01
>>198

昔の教科書だとそうなんだけど、このごろ話が変わってきてるんですよ。具体的には、
大恐慌からの脱出の過程でどれが一番効いたのかということ。フリードマン&シュバルツ
対サムエルソン、トービン、昔のテミンといった対立ではフィスカリスト優勢のうちに
有耶無耶になったのだが、80年代以降の国際比較研究によって、メカニズムは広い意味で
ケインズ的だが、必要でありかつ実際に効果のあった政策は金融政策であって、流動性の
罠(デフレ版)は、日銀流にいえば「非正統的」金融政策で粉砕できるし、そこを粉砕し
ないと消費関数や投資関数も機能せず、結局財政政策も効き目がないのではないかという
ことになってきている。これについては、ピーター・テミン「大恐慌の教訓」東洋経済を
読んでみてください。
200 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/17(Mon) 15:06
IS-LM分析では、利子率は常に正なんですか?それで現実が分析できます?
赤羽隆夫氏が翻訳した「信用恐慌の謎」という本は、示唆に富むと思うんですが、経済学を修めた立場からいうと、「漫談書」になってしまいます?
201 :ドラエモン:2002/06/17(Mon) 19:45
>>200

1)ISLMと関係なく、名目利子率は定義により非負です。
2)期待インフレ率を導入したISLMモデルで実質金利はマイナスになりえます。
3)赤羽さんはトンデモ度95%位ですが、面白い人です。信用恐慌の謎も、面白い本です。
202 :招き猫:2002/06/17(Mon) 22:26
2ちゃんの相場師さんへ

アメリカの株価が下がり始めていますよね。
数ヶ月前のNYタイムズでは「株価は高すぎる8000ドルくらいまで下落するのでは?」という
エール大学教授のコメントが在りました。これも>>193氏がおっしゃるところのメカニズムと同
様だと思うのですが、今後のアメリカの市場はいかに?また、ドルは現在の水準を維持できます
か?
203 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/18(Tue) 00:23
実質金利がマイナスになると、金を借りる人が増えるんですか?それとも金を貸す人が減って、タンス貯蓄が増えるんですか?
金利がマイナスになると、皆金を借りたがりますよね?流動性の罠というのは誰も金を借りたがらない状態ではないですか?
金利がマイナスになると、貯蓄が増加(金を貸さないから)するのか、それとも投資が増加するのか(皆が金を借りたがるから)、どうなるんでしょう?
素人解釈では、マイナスの金利とは元本割れの事態と考えるんですが?
価値が下落する通貨を低金利(つまり行き過ぎの自国通貨高を抑制目的)で借りれば、マイナスの金利になりませんか?これらは全く異なる事態ではないですか?
204 :ドラエモン:2002/06/18(Tue) 00:25
>>203

さあ、どうなんでしょう?マイナス金利なんて想定してませんから分かりません。教えて。
205 :いなば:2002/06/18(Tue) 13:05
私も知りたいです。実質金利マイナスとは、具体的にはどういうことなんでしょう。小林慶一郎氏も斉藤誠氏も、論争初期のクルーグマン我に追わせたこれがなんだか逆鱗に触れるみたいで猛反発してた。
206 :ドラエモン:2002/06/18(Tue) 13:52
>>203

>実質金利がマイナスになると、金を借りる人が増えるんですか?それとも金を貸す人が減って、タンス貯蓄が増えるんですか?

実質金利がマイナスになれば、たとえ金利の付く預金にしても資産価値は物で測って目減
りします。それでも良い人はそうすればよろしいし、嫌な人は物を買えばよろしい。

>価値が下落する通貨を低金利(つまり行き過ぎの自国通貨高を抑制目的)で借りれば、マイナスの金利になりませんか?

なります。別に低金利でなくとも、ある国の為替減価率>その国の金利なら、自国通貨で
測った金利はマイナスです。こんなこと、事後的(予想の失敗した場合)にはしばしば起
こってます。ただし、事前的にはリスクプレミアムを込みにしては裁定条件を満たさない
から起こらないでしょうね。
207 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/18(Tue) 19:50
またまた素人的な質問なんですが、金利というのは市場的に決定されるのですか?その時は、国債の金利で決定されるわけですか?というのは、タイで問題が生じたとき、政府債務がなく国債発行が少なくて、債券市場がなかったのが、「逃げ場」がなく資本投資になったうんぬんという話を見た記憶があるからです(インチキ記憶かもしれません。)あるいは中央銀行が決定する訳ですか?

利子と利潤の関係は、経済学的にはどう定義されているのですか?
利潤というのは、事後ですから、マイナスが当然ありえると考えます。
利子は、マイナスは一般的にはないわけであります。
でも、利子は利潤の予想ですよね。予想が外れた場合、つまり利子が正で、利潤がマイナスの場合というのはどうなるんですか?
私的には、利子がマイナスにならないように管理するのが、中央銀行の仕事でしょと考えるわけでありますが。

マイナス金利は、ここでは評判の悪い伊東氏がバブル形成時にユーロ市場でマイナスの金利が生じており、結果バブルが生じたうんぬんを主張していました。今回の80円円高局面で、円を借りてドルに変えるだけで、マイナスの金利が可能ではなかったでしょうか?だから何といわれても困りますが。
208 :ポチ:2002/06/18(Tue) 20:56
ちょっと質問ですが
確か恐慌の罠の中で日本が継続的な財政拡大を行えないのは
政治家が腹をくくれないからだ。
その理由は面白いが、本のテーマとはずれるから話題にしない。

というような趣旨の話をクルーグマンがしていたように思ったのですが

政治家が腹をくくれない理由とは何でしょう?
209 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/18(Tue) 22:10
>>205&ドラエモン氏

実質金利がマイナスというのは、例えば、一万円札に
「6ヵ月後(x年x日)に失効」というスタンプが押してあると考えればいい。

これで、実質金利はマイナスになったことになる。
210 :招き猫:2002/06/18(Tue) 22:47
ありゃ、ドラえモンさんでも知らないことがあった?

ここでもちらほらスレが立ってる「地域通貨」がその概念を利用して作られたものですよ。
「消滅貨幣」と言って、印紙課税を提案はったり、スタンプを押して有効期限を延ばすんです。
実際に「ピーナッツ」とか「おうみ」とか日本でも一部で使われていますよ。
NHKの衛星放送で「エンデの遺言」という番組を何度も再放送していまが、「地域通貨」の概念と仕組みについての紹介番組です。

マイナス金利については、課税という形で金利をかけるのです。
ちなみに深尾先生は、毎年お札の色を変えたらどうか?と言ってます。

手元に「エコノミスト」の2月号があれば、そこに「提言・預貯金元本課税」I・T氏と跡田直澄阪大教授の連名で割と詳しく解説されていると思います。

2年間の時限立法で流通速度を増して、その後通貨発行量を増大させれば必ずインフレになると
思うのですが・・
211 :招き猫:2002/06/18(Tue) 22:51
誤字おおくてすみません。
>>210
印紙課税を提案はったり→印紙をはったり、
212 :招き猫:2002/06/18(Tue) 22:51
誤字おおくてすみません。
>>210
印紙課税を提案はったり→印紙をはったり、
213 :cloudy:2002/06/19(Wed) 01:03
>招き猫さん

深尾センセイの色つき紙幣の話はここでもずいぶん前にガイシュツです。

銅鑼さんが言ってるのは、たとえ減価する貨幣を導入しても、期待実質金利マイナスの
借金なんて実現できないのでは?ってことじゃないですか?マネーの価値が減価すること
がわかっているのだから、当然金貸すほうは減価をみこんだ利子を要求しますよね。
(どうでもいいけど、硬貨も毎年変えるの?変えないと500円玉貯金が流行るね)
214 :招き猫:2002/06/19(Wed) 10:16
cloudyさん、ありがとう。

大変僭越なことでした。
215 :2ちゃんの相場師:2002/06/19(Wed) 16:52
>>199
クルーグマン読んでうすうす解ってたけど,
やっぱり学説も変化してたか?
その,ピーターさんの本を読んでみます。
ぺんてぃあむⅦ搭載の「ドラエモン」さん
ありがとう。