だれか教えてください「セット販売が単品より安い訳」
economy/0467 / 40 レス / 2002/02/18〜2004/09/18
- 1 :ハム太郎:2002/02/18(Mon) 22:53
- どなたか経済学的に教えてください。
なぜセット販売(たとえば、マクドナルドのバリューセット)は、単品で
別々に買った合計金額より安いのでしょうか?
ん~~~、わからん。 - 2 :名無しさん2002:2002/02/18(Mon) 23:10
- 客単価をあげるためじゃないの?
単品の単価と同じだったら、
誰も必要以上に買おうとは思わないでしょ。 - 3 :atmark:2002/02/19(Tue) 06:05
- 利益率で言うとポテトと飲み物は、利益率がハンバーガーに
比べると、かなり高いらしい。
教科書的には、「バンドル」っていうので、マイクロの教科書に
のってましたよ。 - 4 :名無しさん2002:2002/02/19(Tue) 10:07
- ヒントは需要の価格弾力性と自己選択だよ(もう殆ど答えいっちゃってるけど)
経済学的根拠はちゃんとあるんだよね - 5 :非常勤講師:2002/02/19(Tue) 10:08
- 独占企業の価格差別化戦略で説明できると思います。
つまり、需要の価格弾力性が買い手間で異なる場合(平たく言えば「しょぼい」客と
「まる~い」客←株屋用語ね)、後者により高い価格を受け入れさせて利潤を増大させよう
という戦略です。もちろん、貴方はしょぼいですか、まるいですかと入店のときに
尋ねるわけにもいかないので、同品の単価が異なるメニューを複数提示して、
知らぬ間に買い手をコース分けして2つの市場を作るわけです。
この戦略が成立する決定的な条件は、買い手が購入した商品を他の市場に転売できない
ことです。昔の証券市場のように、株屋間を回る鞘取り業者(才取)がいる場合、
最終的には2つの市場間の価格差はゼロに収束してしまうからです。
数学的には独占の下で限界収入MRが価格Pに(1-需要の価格弾力性(e)の逆数)を
掛けたものに等しいという関係から、2つの市場の価格間に
P1×(1-1/e1)=P2×(1-1/e2)
という関係が成立するので、e1<e2であればP1>P2でなければならないことが
わかります。すなわち需要の価格弾力性が小さい市場の方に高い価格をつける
ことが企業の利潤最大化原則から見て有利であることがわかります。 - 6 :名無しさん2002:2002/02/19(Tue) 11:09
- あなたのその商品に対する総支払用意(その品物に対して、
どれだけお金を払う意思があるのかという金額の大きさ)を企業が
知っているのならば、あなたの支払うお金よりもちょっと低い価格
で売ると企業は儲かる。セット販売はまさにその典型例。仮に
あなたが個々の品物に対してそれほど高い総支払用意を持っていな
いとすれば、あなたのその商品から得られる望ましさ(消費者余剰
)は個々の商品を買って得られる望ましさよりも、セット販売か
ら得られる望ましさよりも低い。こういうケースもあるという
こと(これを割引のパラドックスという)。
すべてはあなたの心の中の望ましさに関係しています。 - 7 :ハム太郎:2002/02/20(Wed) 11:52
- いろいろご回答ありがとうございます。
でも
>2さんへ
セットにするとお客がそれを買うという前提が無ければ、客単価が上がることに
ならないのではないかと思います。
>4さんへ
まだ良くわかりません。(なにしろハムスターの頭脳なので)
ヒントじゃなくて正解を・・・。
>5さんへ
5さんの説明は、独占企業でなくてマクドナルドのように競合のある場合でも
適合しますか? - 8 :非常勤講師:2002/02/20(Wed) 17:05
- あなたがカウンターの前に並んでメニューを選んでいる時点で、
売り手と買い手は1対1対応の典型的独占状態になっています。
後は店内でセット・メニューの単品をばら売りしてさやを取る
輩が現れない限り、上記の価格差別化戦略が成立します。 - 9 :すりらんか:2002/02/20(Wed) 18:22
- >非常勤講師さん
それだと,店に入る前にはセット販売されていることを知らないこと
になってしまいますよ?むしろハムちゃんへの解答として妥当なのは,
競合企業があったとしても,完全競争状態とは遠い.各人の好み,立
地要因によって市場が軽く分断されているため,多少の価格変更にお
いて全需要を失うようなことはない.その意味で,多くの店は「弱い
市場支配力」を持っている,
といったところでしょう. - 10 :やんばる:2002/02/20(Wed) 22:26
- 客の単価が上がる理由は二つあると思います。
セット販売にすると、単品で注文するより客は
便利だから、セット販売の方を選択しやすい。
あと単品で売るとなると、客はそれぞれの
アイテムに対して、それを買う価値があるか
と、判断するのに対して、セットでは
トータルで判断する。
たとえばビッグマックセットを購入した客が
二人いたとして、「客A」はコーラに対して100円の
価値、ポテトに対して50円の価値、「客B」
はコーラに対して50円の価値、ポテトに対して
100円の価値があるとします。
ポテトもコーラも75円で売っていた場合
「客A」はコーラしか買わず「客B」は
ポテトしか買いませんが、もしセットに
して150円にして売った場合、「客A」
も「客B」も150円だして、両方買います。 - 11 :やんばる:2002/02/20(Wed) 22:38
- 間違い、
セットで150円で売っていた場合
>正解
セットで125円で売っていた場合 - 12 :atamrk:2002/02/21(Thu) 02:13
- 単純な価格差別とバンドルのくみ合わせでOKじゃないんですか?
ターゲットはハンバーガーを食べにくる人。
ハンバーガーだけだと、利益率低いのでセットで
買ってくれる人には合計価格を安くしてあげる。
ポテトだけ買うひとは、無視して考えると。 - 13 :名無しさん2002:2002/02/21(Thu) 05:22
- ビッグマックのMセットは550円。
単品では250円+ポテト240円+コーラ180円=670円。
漏れの場合、それぞれの評価額はそれぞれ370円、200円、100円。
したがってビッグマックだけを買い、このとき120円の余剰(最大値)を得る。
同時にビッグマック・ポテト・コーラのセットの評価額は670円。
漏れは120円という余剰さえ手に入れればいい。
だから550円のMセットという提案を受け入れる。
一方、店の評価額がそれぞれ250円、20円、10円だとする。
生産者余剰は当初ゼロである。
店は550円のMセット(評価額は280円)を提案する。
この提案は漏れに受け入れられる。
店は余剰270円を手にする。
Mセットはあるタイプの客に対しては消費者余剰を最大に保ちながら
生産者余剰だけを増加させることができる。 - 14 :atmark:2002/02/21(Thu) 09:21
- 上の例だと「あるタイプ」ってすごく限られるんじゃないですか?
- 15 :06:2002/02/21(Thu) 14:14
- atmark氏>
13氏の例は消費者行動に則った自然な例だと思うけど。
消費者が何か購入するときは、消費者余剰が最大化するような
行動をとっているはず。もしセット販売が損だと思ったら
消費者は購入しないはず。マクドナルドもリサーチ等で、
消費者がセットに対して支払おうとしている総支払用意に
近い値を知っているから、例えば550円という設定をする。
こうすることにより、マクドナルドは消費者余剰の一部を
生産者余剰に転換することができる。
消費者が合理的であるのならば、消費者余剰最大化原理
に則って消費行動をするので、Mセットから消費者余剰が
でる限り購入するということ。 - 16 :atmark:2002/02/21(Thu) 14:52
- 06氏
そのとおりなんだけど、
「マクドナルドは消費者余剰の一部を
生産者余剰に転換することができる。」
は全くそのとおりですが
「消費者余剰を最大に保ち」
ってのは13氏の例以外は当てはまらないんじゃないですか? - 17 :名無しさん2002:2002/02/21(Thu) 16:25
- 生産者余剰最大化つまりは利潤最大化ってだけなんじゃないの?
完全に差別化できれば、総余剰の最大化もはかれてるってこと。 - 18 :06:2002/02/21(Thu) 21:07
- atmark氏>
そうですね。確かに消費者余剰を最大に保つというのではなく、生産者は
消費者が得られる消費者余剰を最小化する価格設定をすれば、自分の利益を
最大化できるっていうことを言いたかったんではないかと思います。どんな
大きさであれ、消費者余剰が得られる限り、消費者は買ったほうが得ですか
らね(もちろん、ベースには消費者余剰最大化原理がありますが)。
13氏の例は総支払用意が個々人で違っていて、セット販売から消費者余剰が生まれる
のならば買うという数値例だと理解しています。一般化はできない、と思います。
いうならば「消費者余剰を保ちながら、生産者余剰を生産者は最大化できるような
価格設定ができる」という感じなのでしょう。 - 19 :13:2002/02/22(Fri) 05:14
- ビッグマックのMセットは550円。
単品では250円+ポテト240円+コーラ180円=670円。
漏れの友人の場合、それぞれの評価額は300円、200円、100円。
したがってビッグマックだけを買い、このとき50円の余剰(最大値)を得る。
同時にビッグマック・ポテト・コーラのセットの評価額は600円。
漏れの友人は50円という余剰さえ手に入れればいい。
だから550円のMセットという提案を受け入れる。
一方、店の評価額がそれぞれ250円、20円、10円だとする。
生産者余剰は当初ゼロである。
店は550円のMセット(評価額は280円)を提案する。
この提案は漏れの友人に受け入れられる。
店は余剰270円を手にする。
やはり消費者余剰を最大に保ちながら
生産者余剰だけを増加させている。 - 20 :atmark:2002/02/22(Fri) 06:20
- 別に、セットからの消費者余剰とビッグマックだけの
余剰が一致するって意味じゃなかったのね。
それじゃあ、反論はないです。
でも、上の例ではまた同じになってますね…。
一致する必要はないじゃないですか。 - 21 :13:2002/02/22(Fri) 13:04
- すみません、「消費者余剰が最大に保たれる」のは
ポテト+コーラの合計評価額が300円の客だけですね。
ビッグマックのMセットは550円。
単品では250円+ポテト240円+コーラ180円=670円。
いま、客の評価額をそれぞれx円、y円、z円とする。
Mセットの評価額はx+y+z円。
ビッグマックだけを買う客は x>250, y<240, z<180 が成り立つ。
客はとりあえずx-250円の余剰(最大値)を得る。
店は550円のMセットを提案してみる。
x+y+z-550≧x-250 つまり y+z≧300 のような客は喜んで受け入れる。
客は (x+y+z-550)-(x-250) = y+z-300 だけ余剰を増加させる。
漏れと友人の例はちょうど無差別となるケース(等号が成り立つケース)
なので余剰の増分がゼロとなり「最大値が保たれ」てしまうのですね。 - 22 :atmark:2002/03/07(Thu) 14:25
- ハムさんこっちはわかったんですか?
- 23 :ハム太郎:2002/03/07(Thu) 23:12
- atmarkさん
雰囲気的にはわかりました。
消費者も生産者もどちらも得をするってことですね。
でもたとえば、みんなとマクドナルドなんかに行ったときに、
「おいおい、どうしてバリューセットの方が単品の合計より安くなってるか、
知ってるか」的に、ちょっと軽めの話題ないし知ってて自慢したい話題として
さらっと説明することは難しそうですね。
「生産者余剰がさぁ」なんて言い出したら「逝ってよし」なんていわれそうですね。
話題にするのは避けます。 - 24 :名無しさん2002:2002/03/08(Fri) 15:33
- どーでもいいことだが、チーズバーガーは利益率が低いらしい。
- 25 :名無しさん2002:2002/03/09(Sat) 10:16
- >>24
雪印のチーズを使えば利益率を上げられると思うよ - 26 :名無しさん日本語版:2002/03/22(Fri) 04:41
- 2商品の場合:
●individual sales:
max_{p1,p2} p1 d1(p1,p2,p1+p2) + p2 d2(p1,p2,p1+p2) + (p1+p2) d1(p1,p2,p1+p2)
●mixed bundling:
max_{p1,p2, pb} p1 d1(p1,p2,pb) + p2 d2(p1,p2,pb) + pb db(p1,p2,pb)
ここで、p1,p2,pbは、商品1、2、バンドルの価格。d1(d2)は、p1,p2,pbが
与えられられたもとでの商品1(2)だけの販売量。dbは、バンドル(セット)
の価格。
mixed bundlingの方が決定変数がが多いので、最適化理論から自明に、
mixed bundlingの方が、高いまたは等しい収入を生む。ところで、
mixed bundlingの最適解がpb<p1+p2となる場合は、上記2つの最大化問題は
同じ解を持つ。つまり、そのときは、bundlingをする必要がない。 - 27 :名無しさん日本語版:2002/03/22(Fri) 11:33
- 細かいけど、Individual sales:の最終項はいらないのでは?
前半部分はすごく明快ですね。後半部分は不等号の向きが逆じゃないでしょうか?
セット価格のほうがバラで買うよりやすくなってないとセットを買う消費者はいないので、最適解がpb>p1+p2の時はdp=0となり2つの問題は同一となると。
ざくっというと、セット財を買いに来る消費者のほうがそれぞれバラの財を買いに来る消費者より需要の価格弾力性が高いので、pb<p1+p2みたいなセット割引で収入を最大化させることができるみたいな感じでしょうか。 - 28 :26:2002/03/24(Sun) 01:17
- >>27
酒飲みながら、楽しみで書きました。なんでも、真面目にやらんといけませんね。
27氏の指摘は正しいです。訂正どうもありがとうございます。 - 29 :名無しさん日本語版:2002/03/26(Tue) 02:02
- ビッグマック、ポテト、コーラの単品販売の場合は客席も3つ(以上)必要、カウ
ンターの対応時間も長いなど、トータルコストも上がる。まあ、「客単価を上げ
る」の一言で言い尽くされているが。 - 30 :名無四月馬鹿:2002/04/21(Sun) 11:48
- 安くしてもお客さん数が増えるわけじゃない。過去に来店してくれた人の数
や店の雰囲気から来る数は決まってくる。価格を今日安くしてもそれを
お客さんに伝える手段には限りがあるじゃないか。(テレビコマーシャル?
安くなる度に変えるの?ムリムリ)
客数に限りがあるから売り上げをあげるためには価格を上げるのがいい。
でも・・・価格を上げると次からお客さんが来てくれなくなる。
お客さんを減らさずに売り上げをあげる工夫がバンドル化でしょ。
(客単価をあげること)
ばら売りすれば高すぎて、次から来てもらえなくなるからね - 31 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/05/29(Wed) 02:37
- ポートフォリオ・セレクションで考えたらダメですか?
フライドポテトは利益率がものすごく高いけど、切ってしまって売れ残ったら廃棄
しないといけないのでリスキーであると。一方、バーガーやナゲットはなんだかん
だいっても受注調理だし、原材料は冷凍がきく(バウンズもできるそうな)。だか
ら、中程度の利益率で廃棄リスクもそこそこだと。さらに、ドリンクは廃棄リスク
はほとんどゼロだけど、利益率はそんなに高くないと。
これらを抱き合わせることで、高収益は見込めないけれど、廃棄リスクは小さくで
きると。
しかしまぁよく考えると、悪ド○ルドが新鮮なジャガを使っているとはとても思え
ないから(あれはぜったい冷凍だと思いますが、違いますか?)、これにも無理があ
るか。 - 32 :13:2002/05/30(Thu) 01:11
- >あれはぜったい冷凍だと思いますが
あそこで売ってるものはほとんど冷凍ですよ。
ポテトで使うジャガイモなんてフットボール
見たいな大きさだし。(どっかで見た)
廃棄リスクより(手間を考えると、そのほうがローコスト)
注文受けてから作ったほうが美味しい
ということで、ハンバーガーも作り置き
しないようになったと聞きました。 - 33 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/05/30(Thu) 01:14
- つーか、ドリンクの利益率は高いです。
- 34 :名無しさんの秋:2002/11/04(Mon) 11:38
- 利益率
ドリンク>ポテト>ハンバーガー - 35 :晩秋の名無しさん:2002/11/15(Fri) 13:43
- これも駄スレにつきage
- 36 :晩秋の名無しさん:2002/11/17(Sun) 18:33
- age
- 37 :ぼんくら学部生:2002/12/26(Thu) 16:02
- 『戦略の経済学』の89ページに1ページ分解説が書いてあった。
- 38 :残暑名無しさん:2003/08/20(Wed) 07:27
- 原則的には[セット価格]<単品価格の総計でしょう。
但し、例外もあります。その店舗網が商品券等を導入している場合です。
即ち(飽く迄も仮定ですが)「ハンバーガー¥80&紅茶¥100」がセッ
トなら\10引きの¥170だとします。一方金券屋で[千円のその店舗網全
店で使え、お釣もでる型の]ギフト券が\980で2枚流通していたとします。
すると、2千円分の(店舗網限定としても)購買力を¥1960で入手出
来るのですから単品の総計の実質的な払い込み額は¥140でセットの
方は¥150となります。手間がかかるのは確かですが、こういう事例
もあり得る、点の指摘をして置きましょう。 - 39 :残暑名無しさん:2003/08/20(Wed) 07:52
- 大量に売りさばくとメーカーから販促金がもらえる。
現在の問屋や卸しの制度ではケース売りしかしないので大量に短期間にさばかないと他のもので儲ける場所がなくなる。
ハンバーガー屋の場合、コカコーラ社の「水商売」によるキックバックがかなりでかい。 - 40 :名無しさんの冒険:2004/09/18(Sat) 16:00
- ageる