ロバート・ルーカスはかく語りぬ
economy/0464 / 330 レス / 2002/02/13〜2005/06/30
- 1 :ドラエモン:2002/02/13(Wed) 11:05
- 日本銀行がデフレ的な政策に傾きがちであり、結果的に物価が下がっているということだ。一歩間違えばこれは恐慌になる、と近代経済学は教えている。
日銀が間違えているのは、金利水準に焦点を当てすぎていることだ。日銀は「金利水準は非常に低く、やるべきことはやり尽くした。従って我々に過ちはない」と主張する。だが、それは違う。
国債だけでなく、極端な話をすれば、ドルでもポテトでも銃でも買ったらいいということになる。
日本は恐らく、財政刺激も必要なのだろうが、これまでの財政拡大のペースを見れば、日本のマネーサプライをさらに増やす余地はあるように見えるし、日銀にはそれができるはずだと思う。
合理的期待形成理論に基づいても、そうしたデフレは害がないと考える理由はないし、デフレが実体経済になんの影響も与えないとの結論にもならない。
----日経ビジネス2月11日号「景気後退、米は軽傷だが日本は深刻」
思わぬ方角からの援護射撃か?日銀は「振り返ると独りぼっち」なのか? - 2 :ぼけ老人[ぼけ老人]:2002/02/13(Wed) 11:26
- これは本当ですか?
いやあ、トービンとルーカスが同じこと言う時代が来るとは。
学界の対立を終結させた日銀の業績は大きいですなあ(大笑)。
O氏はシカゴに電話をかけているところかも。
( 役に立った! | 元スレ ) - 3 :すりらんか:2002/02/13(Wed) 12:04
- 穀物法以来の大同団結かも知れない!
確かに,どのタイプの経済学でも(標準的なモノなら)インフレ政策
だよなぁ.日銀の人が何でここまでデフレ政策に拘泥するのかホント
わからんですなぁ. - 4 :プロボーラー[プロボーラ]:2002/02/13(Wed) 12:33
- 記事を読んでないのでコメントしずらいですが、銅鑼さんを信用しますね。
教祖はつらいですな。教徒は教義を勝手に神化するし、聴取はそれに追従するし。
ケインズの場合にも同じことが言えますけど、賢者の「常識」というのが凡夫の「知恵」と乖離するところが重要ですね。 - 5 :ドラエモン:2002/02/13(Wed) 13:21
- うわ! 苺マクロ屋総動員でレスが来るとは、空前の反響(笑
2ページだけのインタビュー記事で、1ページ目は内生的成長理論の話、日本の金融政策の話
は1ページだけ(タイトルとか抜かすと、それでも7割以上)ですが、正直驚いた・・・
もちろん、財政政策の話をするときルーカスがどんな皮肉な笑みを浮かべていたか分からない
し、最後の方では「金融政策は経済成長を速めたり失業率を低下させるために体系的に使って
はいけない・・・」といったコメントもあり、額面通り受け取って良いのか否かは若干の疑問
無しとはしません。しかし、2月12日の「総合デフレ対策メモ」の後だけに、感慨無量です。 - 6 :ららら:2002/02/13(Wed) 13:37
- ルーカスに
>日本銀行がデフレ的な政策に傾きがちであり、
結果的に物価が下がっているということだ。
>日銀は「金利水準は非常に低く、やるべきことはやり尽くした。
従って我々に過ちはない」と主張する。だが、それは違う。
などと言われたら、確かに今頃O氏あたりは話が違うよと、
泣いているかもしれませんね(笑)。
ただ、ルーカスの中で金融政策を肯定するに当たって、
どんな枠組みで考えていたのか、その点は
ちょっと興味のあるところではありますね。 - 7 :ヨロズ:2002/02/14(Thu) 09:37
- ルーカスは広義のマネタリストだから(貨幣的景気循環論だから)、順当な
コメントなのでは。プレスコットが言ったら驚きますけどね。 - 8 :ららら:2002/02/14(Thu) 11:22
- 基本的に、
>どのタイプの経済学でも(標準的なモノなら)インフレ政策
だよなぁ.
ということなのでしょうね。
ただ、ルーカスがマネタリーなものはマネタリーでというのに対し、
マネタリスト的なケインジアンとは、
>「金融政策は経済成長を速めたり失業率を低下させるために体系的に使って
はいけない・・・」
という点から違ってくるっちゅーことか。
ともかく今日は記事を読んでみよっと。 - 9 :ドラエモン:2002/02/14(Thu) 12:29
- >ヨロズ氏
>ルーカスは広義のマネタリストだから(貨幣的景気循環論だから)、順当なコメントなのでは。
つまり、90年代の日本経済の現実に立脚すれば、超低金利政策がもっと早い段階で徹底的に
行われるというのが「合理的期待」だったのだが、それを裏切って引き締め気味の政策が続い
てきたことで、悪い方への「サプライズ」が累積していると言う風に解釈すればいいんでしょ
うかねぇ?
確かに、80年代後半に、日銀の政策反応関数のパラメータが不連続に変化したという地主・
黒木・宮尾とか、バーナンキの結果を考えれば、合理的期待派の貨幣的景気循環の典型的な
ケースと言えなくもないのかな???
どちらにしろ、貨幣の中立性命題を盾にしてマイルドデフレを擁護する人は窮地に立ってい
るのは、間違いないでしょう。 - 10 :ヨロズ:2002/02/14(Thu) 13:31
- >つまり、90年代の日本経済の現実に立脚すれば、超低金利政策がもっと早い段階で徹底的に
>行われるというのが「合理的期待」だったのだが、それを裏切って引き締め気味の政策が続い
70年代のルーカスの議論(貨幣錯覚)に基づけばそういう解釈になるのでしょう。
ただその後のルーカスは貨幣錯覚説にそれほどこだわっていないように私には思えます。
むしろ現金制約とか、資産市場への参加を取り入れたモデルとかを考えているような気が。
>どちらにしろ、貨幣の中立性命題を盾にしてマイルドデフレを擁護する人は窮地に立ってい
>るのは、間違いないでしょう。
銀行や保険会社の存亡が取りざたされる段に至っては、もはやケインジアンも新古典派も
ないですよね。なぜ日銀は抵抗するのだろう? - 11 :あひゃ:2002/02/14(Thu) 15:30
- http://y.virtualave.net/clubaaj.html
↑でも取り上げらてるけど、リンクの仕方間違ってるよ、いなばさん - 12 :ららら:2002/02/14(Thu) 21:46
- 記事みてみたんですけれど・・・
ルーカスの議論に有効な「サプライズ」を政府が行うことは
可能だなんて話ありましたっけ?
どなたかそのような文献があれば教えていただけないでしょうか。
それから、ルーカス自身は「インフレ率がプラスであることは重要」だと
述べています。
そのとおりと思いますが、やはり合理的期待形成の枠組みからは、
釈然としないものを感じます。
ルーカスはNAIRUみたいなものはOKなんでしょうか? - 13 :ヨロズ:2002/02/16(Sat) 11:01
- >ルーカスの議論に有効な「サプライズ」を政府が行うことは
>可能だなんて話ありましたっけ?
>どなたかそのような文献があれば教えていただけないでしょうか。
ルーカス・ラッピングの枠組みでは、予期されなかった貨幣供給の変化によって
フィリップス曲線が説明されているわけですから、政府が国民を驚かせることは
可能ではあっても望ましくないわけですね。
>それから、ルーカス自身は「インフレ率がプラスであることは重要」だと
>述べています。
>そのとおりと思いますが、やはり合理的期待形成の枠組みからは、
>釈然としないものを感じます。
合理的期待形成仮説から導き出されるのは、インフレであれデフレであれ予期されていれば
問題でない、予期されていなければ厚生を損なうということですね。したがってその限り
ではインフレであれデフレであれ構わない。ルーカスがインフレの重要性を指摘する根拠と
して私が想像するに、単純に、名目金利のゼロ下限制約を前提とするとデフレは政策手段
(実質金利の動く幅)を狭めるということなのではないかと思います。 - 14 :ららら:2002/02/17(Sun) 00:27
- >ヨロズさんへ
そうなんですよー!
記事読んでみたら、やっぱり70年代バリバリっぽいんですよねー。
それでも、最近のルーカスはじつはちょっとかわったのかなというのが、
疑問だったわけです。
で、70年代よりもちょっとばかしソフトになった感じもするのですが、
「マクロ政策のすべてが無効といった覚えはない、それは誤解だ」
と述べたとき、本当のところ、マクロ政策がどこまで有効だ
といってるのかについては、何を考えているのかが
ちょっとわからないんです。
名目金利の非負制約か・・・。
やっぱり以前の単純とも思えるような
貨幣ヴェールは、とりあえず無くなったのかな。 - 15 :ドラエモン:2002/02/17(Sun) 01:08
- バリバリ需要教の銅鑼です(w
なんつうか、フリードマンのk%ルール自体が陰伏的に価格の下方硬直性を前提にした議論で
すよね。今の日本みたいな深刻な事態になると、ケインズ派のように市場経済の本質に関わる
わけではないが(つまり、反市場経済的な制度上の欠陥とかで)、価格硬直性の存在は認めて
いるのが広い意味でのシカゴ的マネタリストなのかなと思わないでもない。
だが、フリードマンは駄目だとルーカスがかいてたのをどっかで読んだ気もするんだが・・・
謎は多いね、>>1の発言は。 - 16 :ヨロズ:2002/02/17(Sun) 09:49
- >謎は多いね、>>1の発言は。
>>1 をディミスティファイするためにちょっとしつこく書きます。マクロ経済学を新古典派対
ケインジアンで理解するのは教育上有用だし経済思想史の上でも有効(というかケインズ
の天才的なプロパガンダ)だと思うけど、実際の経済を論じる上で足かせとなる場面も多い。
「GDPギャップ馬鹿」「二分法馬鹿」の応酬などその典型で、そんな紋切り型を言うの
でなく各論で反証しない限り不毛な議論になる。この日経ビジネスのインタビューにしても、
ここでの引用を見る限り、「新古典派の教祖」という紋切り型イメージ(その形成には宇沢
さんの貢献も大きいと思われる)と現実のコメントとのギャップをセンセーショナルに搾取して
いるようにしか読めない。例えば、ららら氏が正当にも疑問に思うような、なぜインフレが
望ましいのかとか、政府には具体的に何ができるのかといった質問が出てこないわけですね。
だから >>1 のコメントは、>>3 のように、「経済学者だったらインフレ政策でしょ、フツー」
と読むのが正しい。もちろん >>2 >>3 >>4 に見られるように、この手の学派争いの話題が
経済学者に格好のネタを提供してくれるのはもちろんなのだが、それを真に受けてはいけない。
(つづく) - 17 :ヨロズ2:2002/02/17(Sun) 09:50
- 「経済学者だったらインフレ政策でしょ」がどこまでフツーなのかを検証するために、
マネタリスト論争を振り返りたい。フリードマン/シュワルツの記念碑的著作(1963)は、
産出とマネーサプライが景気循環周波領域において強く正相関する事実を確立した。引き続く
マネタリスト/ケインジアン論争の一側面は、産出とマネーの因果関係をめぐって争われたが、
フリードマンがマネーから産出への因果を主張したのに対し、ケインジアンの総帥トービンは
逆の因果関係を主張した。一世代後、テイラー/フィッシャーと80年代のニューケインジ
アン、および70年代のルーカスはそろってマネーから産出への因果関係を主張したが、
その理由において、ニューケインジアンは価格硬直性に依拠し、ルーカスと合理的期待形成派
は貨幣錯覚に基づくといういうように異なっていた。ここで、新古典派/ケインジアンという
学派区分とマネタリスト論争における論陣のねじれに注目したい。マンキュー/ローマーがその
著作「ニューケインジアンエコノミクス」の序論に宣言しているとおり、「ニューケインジ
アンはニューマネタリストと呼ばれてよい」のであって、マネタリスト-ケインジアン論争は
この論点に限っては「みんなマネタリスト」的状況に帰結したと考えられる。現在でも激しく
争われている新古典派対ケインジアンの論点は、「成熟した資本主義経済の通常の循環・成長
にとって望ましい政策は何か」であって、ルーカスの>>1 における留保 (>>8)
>金融政策は経済成長を速めたり失業率を低下させるために体系的に使ってはいけない
はこの点に対応していると思われる。
また、価格硬直性がケインズ派の本質であるという見方も一枚岩でない。ニューケインジアン
は価格硬直性を強調するが、吉川さんとかホーイットだったら「有効需要の原理と45度線
分析」かもしれないし、小野さんや斎藤さんだったら流動性選好かもしれない。 - 18 :ヨロズ3:2002/02/17(Sun) 10:09
- 現代において産出からマネーへの因果関係を主張しているのは King-Plosser らリアル
ビジネスサイクル派である。私自身は、通常の循環は「産出からマネー」で説明できる
が、マネーサプライは流動性選好を通じて政策変数たりうる、と考える(根拠なし藁)。 - 19 :名無しさん2002:2002/02/17(Sun) 10:19
- >マネーサプライは流動性選好を通じて政策変数たりうる、と考える(根拠なし藁)。
オポチュニストで痛い - 20 :ヨロズ:2002/02/17(Sun) 10:45
- >>19
じゃ、根拠言いますね。まず、仮に通常の因果関係が産出からマネーであったとしても、
中銀による自律的なマネー拡張が実物に影響しないと考える理由はない。つまり現実の
説明(産出はマネーにどう影響するか?)と政策の効果の予測(マネーは産出にどう
影響するか?)は実は別の問題。一行レス氏はここが分かってないようで。もひとつ、
高周波領域においては産出からマネーへの因果が明らかである。あとは根拠なし藁 - 21 :ドラエモン:2002/02/17(Sun) 12:46
- >ヨロズさん
そうですな。受動的金融調整の意味と、能動的金融政策の可能性を共に現実と見るなら、あなた
の言うのが「計量経済学的」現実だよね。 - 22 :ららら:2002/02/18(Mon) 01:03
- >ヨロズさん
>ドラエモンさん
解説ありがとうございます。
思いがけず良い勉強になりました。以前に、新古典派的に見ても
今インフレ政策が必要だろうという議論が、
どこかのスレで行われていたようにも思います。
今回は、さらに論旨が非常にすっきりしていてわかりやすいです。
私自身の関心は主に、ルーカスはほんとのところ
何を考えているんだろうという点にあったのですが、
一方で、今回のルーカスの発言がドラエモンさんが言うとおり、
日銀がマイルドなデフレを「物価の安定」などと呼んでいた事自体が、
完全に日銀の失策であることが明らかになりました(振り返ると一人きり・・・)。
ましてや、一部の民間エコノミストや経済ジャーナリストが、
しかつめらしくデフレとの共存などといっているのは、
何をかいわんやです。
でも、あいつらそろって聞く耳ってやつを持ってないからなー。
そもそもほんとのところで経済学を見下しているようにも見えるし(欝。 - 23 :名無しさん2002:2002/02/18(Mon) 02:19
- この板相変わらずですねって感じ。
ルーカスの主張は何も変わってないのに・・・
むしろケインジアンを標榜する人たちがふらふらしている。
別に、合理的期待形成だろうとケインジアンだろうと構わないけど、
マネーサプライ上昇率にコミットせいっていうのは、ルーカス的だろうし、
インフレターゲティングなんて裁量政策ではないんだろうから、これに賛成するケイちゃんたちはどうしたんだろうって心配しちゃう。
それに比べりゃ、吉川・小野大先生たちはさすがケインジアン。 - 24 :ららら:2002/02/18(Mon) 03:04
- >23さん
つーか、70年代に考えられていた形での
>マネーサプライ上昇率にコミットせいっていうのは、ルーカス的
などというのものは、テイラー・ルール以降、
うまくいかないことが自明になったんじゃないの?
もちろん、その前に裁量的な財政政策が深手を負ったのも事実だ、
忘れてはなるまい・・・。
ルーカスが手段について言及したわけではないので、
なんともいえない部分もあるが、一見裁量的ともとれる
金融政策に対する言及は、少しばかり変わった部分もあるようにも見えるが。
てーか、70年代にデフレについてまで考えてたのかね、彼は。
んで、
>インフレターゲティングなんて裁量政策ではないんだろうから
は、ちょっと違ってて、目標自体はルールなのだが、
そのための手段については、裁量に任されている。
したがって「インフレ・ターゲットはルールである」というのはそれほど
自明ではない。
>それに比べりゃ、吉川・小野大先生たちはさすがケインジアン
政府の裁量的な政策の余地を認めているのを広くケインジアンと
言ってるだけで、誰が真のケインジアンかなんて事については、
誰も興味がないと思うんだけど。ヨロズさんのレスちゃんと読んだ?
あんた頭固いでしょ(笑)。 - 25 :名無しさん2002:2002/02/18(Mon) 03:15
- >政府の裁量的な政策の余地を認めているのを広くケインジアンと
>言ってるだけで、誰が真のケインジアンかなんて事については、
>誰も興味がないと思うんだけど。
ケインジアンって人たちがそれなら多少安心するけど。
ルーカスの話読んで、裁量的な政策考えてるわけじゃないことだけは確かだよね。
>てーか、70年代にデフレについてまで考えてたのかね、彼は。
70年代にデフレについてまで考えてはいないんでしょう。
でも同じストーリーで語れることは事実だし、この記事ってそういうことじゃないの。
裁量的政策って読みたいケインジアンの勝手な読み違いだと思うけど・・・ - 26 :ドラエモン:2002/02/18(Mon) 08:25
- >>23
k%>0はルーカスの昔の理論からは出てこない。
>ルーカスの主張は何も変わってないのに・・・
は、どう考えても変でしょうに。 - 27 :名無しさん2002:2002/02/18(Mon) 08:36
- >k%>0はルーカスの昔の理論からは出てこない。
確かに。
でも、もともとk%は何%でもいいって言ってたの?
あるいは、そのk%より低すぎって言ってるだけじゃないの?
>>ルーカスの主張は何も変わってないのに・・・
>は、どう考えても変でしょうに。
どこをどう比べて変わっているといってるかわからないけど、
デフレを念頭において語っている点では変わった。
でも、理論的フレームワークを変えているわけではないことは
あの文章見れば確かだと思うけど・・・ - 28 :ドラエモン:2002/02/18(Mon) 08:46
- >>27
k>0は、前にも書いたが、陰伏的に価格の下方硬直性を仮定しないと出てこない。フリード
マンは明示的にこれを考えていた。つまり、フィリップス曲線を賃金調整関数と読んでいた。
しかし、フェルプスから始まりルーカスに至り定式化された「ルーカス型供給関数」は、労働
市場の需給均衡を前提に、期待過誤で実現する雇用量が変動する枠組みだ。つまり、フィリッ
プス曲線は均衡点の軌跡(モングレル)に過ぎない。このフレームワークでは、大幅な超過
供給時に賃金の下方硬直性が生じるといった議論はできないし、当然ながらk>0である必要
性もない。恐らく貨幣保有の効用極大化の議論に従ってデフレが最適でしょう。
かつてトービン達と論争したとき、大恐慌時の失業問題に「リンゴ売れば良かった」と断言し
た人が、こういう発言(デフレの持続は大恐慌を招きかねない)するから驚いただけだよ。 - 29 :ドラエモン:2002/02/18(Mon) 08:53
- >>27
ただ、誤解して欲しくないが、ルーカスやサージェントの分析的業績を過小評価する気は全然
ないからね。経済動学というものの技術的な発展に彼らのなした貢献は、戦後のアドホックな
ケインジアンの景気循環論なんかとは比較にならない重要なものだと認めてるよ。別に、僕に
認められても嬉しくないだろうが(w - 30 :名無しさん2002:2002/02/18(Mon) 09:40
- >このフレームワークでは、大幅な超過
>供給時に賃金の下方硬直性が生じるといった議論はできないし、当然ながらk>0である必要
>性もない。
賃金の下方硬直性が生じるといった議論は必要ないんだと思う。
k>0は、期待を撹乱しないという点では出て来ないが、
何でもいいっていうのが正しいルーカス理解なの?
どうでもいい話題だけど、ちょっと誤解or曲解気味じゃないのかな。
ルールとしてのkというのをどうしたらいいってのが、ルーカスの議論にまったくないのかな? - 31 :ドラエモン:2002/02/18(Mon) 10:05
- >>30
どうでも良い議論じゃないよ。ここがロードス島だ(藁 - 32 :名無しさん2002:2002/02/18(Mon) 10:13
- 日本も島国だからね
- 33 :へなへな@小ネタ好き[へなへな]:2002/02/18(Mon) 11:34
- >>30
跳べ!>どらさん。
( 役に立った! | 元スレ ) - 34 :名無しさん2002:2002/02/18(Mon) 13:19
- 「ロバート・ルーカスはかく語りき」とは言わないのか?
- 35 :すりらんか@わしも小ネタ好き:2002/02/18(Mon) 13:38
- 「ロバート・ルーカスはこう言った」でしょうやっぱ
- 36 :へなへな@小ネタ好き[へなへな]:2002/02/18(Mon) 14:01
- うひゃ。
翻訳題名揃い踏みですな。
( 役に立った! | 元スレ ) - 37 :小ネタ:2002/02/18(Mon) 16:17
- フリードマン/シュワルツの記念碑的著作(1963)というのは、
インチキな実証という意味で『記念碑的』なことをお忘れなく。 - 38 :ドラエモン:2002/02/18(Mon) 16:27
- >>37
例の回帰計算のこと?あれはどうでも宜しい(笑 マネー関連データの発掘の方は問題ない
でしょう?あちこちの連銀のデータバンク覗いても、それほど変な齟齬はなかったと思うが。 - 39 :へなへな@ちょっとだけよ[へなへな]:2002/02/18(Mon) 18:31
- >>37
インチキな実証って、
因果関係と相関関係をあまり意識しないで、
M→Y としたってことですか?
( 役に立った! | 元スレ ) - 40 :ドラエモン:2002/02/18(Mon) 19:14
- >へなへな氏
そう。消費支出をマネーと独立支出に回帰させて、相関係数の大小を比較して投資乗数より
流通速度が安定してると主張した奴だと思うよ。 - 41 :名無しさん2002:2002/02/19(Tue) 09:03
- よくわかんないけどそんなに簡単に結論出る話なの?
- 42 :ヨロズ:2002/02/19(Tue) 09:17
- >かつてトービン達と論争したとき、大恐慌時の失業問題に「リンゴ売れば良かった」と断言し
>た人が、こういう発言(デフレの持続は大恐慌を招きかねない)するから驚いただけだよ。
なるほど。しかし「リンゴ売れば良かった」発言はおそらく、大恐慌時の失業を
自発的失業とみるか否か、言い換えれば労働市場を均衡概念で分析するか否かに関わる
ものですよね。「デフレの持続は大恐慌を招きかねない」という発言とは矛盾
しないと思います。
静学的な需要-供給モデルにこだわったために不均衡概念を導入せざるをえず、
しかも不均衡状態から均衡状態へ推移する動学理論の基礎付けを欠いていた
オールドケインジアンは、ルーカスの動学均衡モデルに理論面で多くを学んだ
と思います。また政策思想的にも、ルーカス/フリードマンの考えはケインズ派の
ハーベイロード前提を正しく衝いていた(ブキャナンと並んで)。ルーカスの
評価されるべき業績は決して分析手法だけではないと思います。(でないと
ストーキーになっちゃう) - 43 :ヨロズ:2002/02/19(Tue) 09:23
- ドラ氏@ロドス島
>k>0は、前にも書いたが、陰伏的に価格の下方硬直性を仮定しないと出てこない。フリード
>マンは明示的にこれを考えていた。つまり、フィリップス曲線を賃金調整関数と読んでいた。
これは典拠あるのでしょうか。私の理解では、kの決定は最適通貨供給量に関わる
もので、労働市場を操作するための政策手段ではないと思います。最適貨幣量の
いわゆるフリードマンルールは、貨幣を飽和せしめよ、すなわち貨幣の限界効用
が0になるまで(あるいは名目利子率が0になるまで)供給せよというものです
ね。これの動学バージョンのサーベイは私には手に負えませんが。 - 44 :名無しさん2002:2002/02/19(Tue) 09:27
- ルーカスの功績は、資産価格理論も大きいと思うのだが・・・
この板じゃ人気ないね。 - 45 :ヨロズ:2002/02/19(Tue) 09:51
- 御意>>44。人的資本込み成長論もあるね。
- 46 :ドラエモン:2002/02/19(Tue) 13:06
- >ヨロズ氏@43
根拠は、フリードマンが修正フィリップス曲線(期待インフレ率の入った奴のこと)を
「ワルラス的な『調整関数』」といってることだな。フェルプス・ルーカス的な均衡の
軌跡なら「調整関数」とはいわない。そして、調整関数ならk>0の根拠はない。この
あたりの話は、エドモンド・フェルプスのwage dynamics and モニャラモニャラ(タイト
ル忘れた。JPEの68年頃の論文)にでてたはず。
>>44、>>45
他人は知らないが、僕に関しては知らないので論じられないだけだよ。教えて頂戴。 - 47 :ドラエモン:2002/02/19(Tue) 13:42
- >ヨロズ氏
>静学的な需要-供給モデルにこだわったために不均衡概念を導入せざるをえず、
>しかも不均衡状態から均衡状態へ推移する動学理論の基礎付けを欠いていた
>オールドケインジアンは、ルーカスの動学均衡モデルに理論面で多くを学んだ
>と思います。
ご期待通りに(笑)オールドケインジアンサイドから文句を垂れましょう。
静学的だから不均衡概念を持ち込まざるを得なかったというのが、まずわからない。動学的な
不均衡モデルも可能でしょう?
さらに、不均衡状態から均衡状態への推移のモデルがないというが、今のモデルは最初から均
衡なわけで、その問題を逃げてるだけじゃないの?ベナシーとかの数量オークションというか
割当モデルも変だから文句を付けても代替案がある訳じゃないけどね。 - 48 :プロボーラー[プロボーラ]:2002/02/19(Tue) 13:44
- 銅鑼先生のいってる奴は、
Money-wage dynamics and labor market equilibrium, JPE 76 4 part2 August 1968, 678-711
かな。 - 49 :ドラエモン:2002/02/19(Tue) 16:55
- >プロボーラー氏
ん?もしかすると、その論文は不均衡モデルのほうかもしれない。家に帰ればフェルプスと
誰だかの編集した論文集が見つかると思うけど、見つかったら該当個所を引用しておきます。 - 50 :ドラエモン:2002/02/19(Tue) 16:57
- そういえば、プロボーラー氏はフェルプス先生面識なかったっけ?直接訊いて頂戴よ(w
- 51 :名無しさん2002:2002/02/20(Wed) 12:25
- マクロンからすれば、フェルプスはヘルペスみたいなもの?
バカねたでスマソ - 52 :ヨロズ:2002/02/20(Wed) 12:42
- >静学的だから不均衡概念を持ち込まざるを得なかったというのが、まずわからない。
雑に言って混乱させてしまいました。簡単にレスします。
ストック調整原理にせよ、賃金調整関数としてのフィリップスカーブにせよ、
需給一致による均衡決定+不均衡から均衡への回復過程という二段構えの理論体系が
新古典派総合のあたりでできたと思います。しかし例えばストック調整速度やフィリップス
曲線の傾きといったパラメータを決定する理論がそこには欠けていたし、これらは
経済状況に応じて変動することが指摘された。動学均衡論はそこに理論を提供したと思います。
>動学的な不均衡モデル
>ベナシー
70年代のケインズ派が多様な方向性を模索していたことは認識しています。それらが
合理的期待「革命」と反革命で押し流されてしまったことを考えると、ニュークラシカルの
機会費用は大きかったですね。
>さらに、不均衡状態から均衡状態への推移のモデルがないというが、今のモデルは最初から均
>衡なわけで、その問題を逃げてるだけじゃないの?
逃げているというより方法論の違いだと思います。市場不均衡はじめにありきという立場
には、実際の経済を描写するための新しいモデルと新しい解概念の提供が求められていたと
思います。45度線やIS-LMは立派なモデルですが、調整関数あたりで行き詰まったの
かなと思いますね。
なににせよ、「学会を二分する大論争」などと聖戦化しないで、評価すべきものをフェアに
評価して次に行きたいですな、というのが私の意図です。 - 53 :ヨロズ:2002/02/20(Wed) 12:50
- >>46
ルーカスの功績
1。「ルーカスの島」。貨幣錯覚によるフィリップス曲線の説明
2。「ルーカス批判」。
3。「ルーカスの木」。いわゆるCAPM。均衡消費系列所与のとき(賦存経済)の資本価格
決定
4。人的資本成長モデル。宇沢二部門成長論を敷延したもの。ソローの生産関数 F(K,L)の
労働を人的資本に置き換える F(K,H)と、収穫一定のとき本質的にAKモデルと同じ振る舞い
を示す。内的成長論のはしり - 54 :ドラエモン:2002/02/20(Wed) 14:39
- >ヨロズ氏
>評価すべきものをフェアに評価して次に行きたいですな、というのが私の意図です。
禿同。いかに「マクロン」の僕とて、ヘクシャー&オリーンモデルは使うわけでして(笑
前述のように、現代古典派の貢献を否定してはいません。合理的期待も、飲み込むまでには
時間は掛かったが(10年位w)、今では使わせて頂いてます。
問題なのは、例えば実質金利とインフレ政策の関係なんかで露呈する。民間エコノミストの
多くが、インフレ政策を採ったら、即時に期待インフレの分だけ名目金利が上昇して、実質
金利は低下しないと言う説を「盲信」してます。しかし、インフレが実質変数に影響しない
のは、貨幣の中立的な場合だけなわけで、そう簡単に「盲信」されても困る(w
この辺りに、現代古典派の影響を受けた半可通の困ったところがあるのです。そういうのに
限って、ケインズは死んだとか、ISLMは使い物にならないとか公然と主張するのでね。 - 55 :名無しさん2002:2002/02/20(Wed) 17:41
- でも財政やったって一時的な効果しかないけどね。
こういう場合、ISLMは使い物になるってか? - 56 :すりらんか:2002/02/20(Wed) 18:17
- 一時的な財政政策が一時的な効果しか持たないってのは別にIS-LMモデルと矛
盾した話ではないんじゃないの(っていうか「IS-LMは使える」って言ってる
だけな気がするんだが)?学部のテキストなどでは説明の便宜でにIS-LMモデ
ルはケインズ型消費関数と貨幣の投機需要からしか導かれ無いかのような印象
をうけられているのかも知れませんが,IS-LMの基礎づけはもう違う方法でも
行えます.その意味でIS-LMは様々なモデルのパッケージプログラムみたいな
もんで基本モデルをいじることでわりと適用範囲広くなるんですよ.
あと,最近一行レスが増えてるけど,疑問を呈する場合は理屈がついてないと
盛り上がらないですよ. - 57 :ドラエモン:2002/02/20(Wed) 18:27
- >>55
まあ、別に返事を期待はしてない書きぶりだから余計なカキコだろうけど、一応書いておく。
すりらんか氏の言うとおり、元々ISLMは一時的均衡を記述するだけだから、来年に公共
投資減らせばIS曲線はまた逆戻りでGDP減るのは当然なんで、別に君の批判は批判になっ
ていない。まあ、無批判な半可通ケインジアンもいるから君が誤解するような説明をする場合
もあるかもね。君流にいえば、インフレも考慮されていないし、長短金利の区別もない、株と
債券も区別がないし、資本ストックも陽表的に考慮されていない、等々と欠陥というか捨象し
ているものをあげつらえば、幾らでも出てくるさ。なんて言っても、変数は2個、方程式は2
本だからね(藁 - 58 :名無しさん2002:2002/02/21(Thu) 03:31
- >>ドラエモン氏他
いろいろと聞いてみて分かった事は、国債買切オペ増額に反対する意見の中で
理屈が通っているのは一つだけだと思うようになりました。
財政規律話しや、日銀の破綻と言った寝言のような議論は無視して、まっとうな話し
というのは、結局こういうことです。
日銀を中心に漠然と懸念されていることは、
「人々が突然、円を使うのをやめ、流通通貨をドルに変えてしまうような大変革」
ということのようです。
こういう事態が起こる蓋然性が高いと考える人が多いとは思えないものの、
円がfiat moneyである以上、理論的には可能性はあるわけです。
円安になってなお結構じゃないか、という見方もあるでしょうが、とりあえずどうですか?
既出だったら申し訳ないですが。 - 59 :名無しさん2002:2002/02/21(Thu) 03:32
- >>58はぼけ老人です。
どうでもいいんですが。 - 60 :ヨロズ:2002/02/21(Thu) 08:51
- ぼけ老人さん
>日銀を中心に漠然と懸念されていることは、
>「人々が突然、円を使うのをやめ、流通通貨をドルに変えてしまうような大変革」
>ということのようです。
これってつまりハイパーインフレ論ですよね?
インフレになってから心配すればいいと思うのですが。 - 61 :名無しさん2002:2002/02/21(Thu) 10:00
- 景気は心配するけど、インフレは心配しない。
やっぱり、失業率とインフレ率で無差別曲線描いてみるのも結構いけてそうだね。 - 62 :名無しさん2002:2002/02/21(Thu) 10:16
- >その意味でIS-LMは様々なモデルのパッケージプログラムみたいな
>もんで基本モデルをいじることでわりと適用範囲広くなるんですよ.
どう広いのかわかんないけどケインズ・マクロンにとっても本当に必要なのかね。
>一時的な財政政策が一時的な効果しか持たないってのは別にIS-LMモデルと矛
>盾した話ではないんじゃないの(っていうか「IS-LMは使える」って言ってる
>だけな気がするんだが)?
にしても
>すりらんか氏の言うとおり、元々ISLMは一時的均衡を記述するだけだから、来年に公共
>投資減らせばIS曲線はまた逆戻りでGDP減るのは当然なんで、別に君の批判は批判になっ
>ていない。
にしても、モデルでかけない問題は問題でないっていってるに過ぎないと思うけどね。
しょせんモデルは、語りたいことがあってそれに焦点を当ててるだけ。
違う話が出てくればそれにあわせて別のモデルを提示したほうがいい。
IS・LMが今の話に適合的だとは思わないのが多くの馬鹿エコノミストってことじゃない? - 63 :すりらんか:2002/02/21(Thu) 11:55
- >モデルでかけない問題は問題でないっていってるに過ぎないと
逆だよ.標準的なIS-LMでもそうなるじゃない?っていってるのです.
別に無理してついてくる必要はないですが,IS-LMは今日的な意味で
の「モデル」ではなく,多くの「モデル」を組み合わせたパッケージ
で,それ故,使い勝手がいいというのが>>56の趣旨です.(実際,55
さんのいう「財政政策の効果が一時的」っていうのもIS-LM上だと簡
単に示せて見通しがいい) - 64 :すりらんか:2002/02/21(Thu) 12:03
- >ぼけ老人さん
しかし,その様な事態が生じる時にはやはり現象としてハイパー・インフレ
は生じるわけですよね.その意味で,無制限のインフレ政策への批判にはな
り得てもターゲッティングへの批判としては弱いのかとも思います.
私が多少気にしているのは,現在安全な資産がマネー・国債しかないからで
ふれになっている.インフレ政策は「これらが安全すぎるから消費・投資が
おきない……だからこれをもう少し魅力的でなくそう」というもので,これ
が行われると国中から安心して持っていられる資産がなくなるというもので
す.ただ,この考え方は,今度はあまりにも貨幣の投機需要みたいな部分を
重視しすぎている気がします.貨幣価値を構成するのは交換手段として便利
というインカムゲインみたいなものとキャピタルゲイン的な部分だと思いま
すが,ハイパーインフレのケースを除くとこのインカムゲイン部分はそれほ
ど損なわれないだろうと漠然と考えたりしますね. - 65 :名無しさん2002:2002/02/21(Thu) 16:30
- >>63
IS-LMで考えているケインジアンは、ずっと財政支出突っ込めって主張なの? - 66 :ドラエモン:2002/02/21(Thu) 17:08
- >>65
横レス失礼。クー損師あたりは、そう考えてんじゃない?日銀だって、ハッキリは言わないが
やっぱり財政出てこいと言ってるよね。
僕は、支出中立・インフレターゲットの組み合わせが当面は唯一のポリシーミックスだと思う。
これは、投資や消費がデフレ下では正常に財政政策に反応しないからだがね。 - 67 :名無しさん2002:2002/02/21(Thu) 19:45
- >>66
>これは、投資や消費がデフレ下では正常に財政政策に反応しないからだがね。
IS曲線が垂直になっているということ?
そうか、だから量的緩和は効かないってことね。 - 68 :ドラエモン:2002/02/21(Thu) 20:39
- >>67
君のカキコの意図は、僕を馬鹿にすることだろうからまじめに反論しても無意味だろう
けど、読んでる人のために一言解説しておきますね(藁
君の結論の半分は正解。デフレ期待を解消するような強烈でインパクトのあるものでなけ
れば、いくら量的緩和やってもほとんど効かないね。実際、日銀はCPI上昇率前年比0
を目指す「時間軸効果」によって、イールドカーブ全体の下方へのシフトを期待している
わけだが、期待インフレ率が上昇するのに、どうして長期金利が低下すると期待するのか
謎でしょう(笑 つまり、「これ以上の長期国債買いきり増額は財政規律喪失を懸念させ
長期金利の上昇を招くから、好ましくない」というステートメントに見られるように、日銀
の究極的というか真の目的は長期金利の低位安定を可能な限り引き伸ばす「先送り」その
ものなんだよ。
つまり、量的緩和は本来有効だが、無効になるように運用されているというのが本当。
まあ、同意は期待してないがね(w - 69 :名無しさん2002:2002/02/21(Thu) 21:35
- >君のカキコの意図は、僕を馬鹿にすることだろうからまじめに反論しても無意味だろう
けど、読んでる人のために一言解説しておきますね(藁
馬鹿にするなどおこがましいので、気分を害したらスマソ。
ただ、ケインジアンにとっても、ISLMは使い物にならないんじゃないのってことなので。 - 70 :すりらんか:2002/02/21(Thu) 23:31
- うーん,なんか言いたいことが段々分かってきました(かな?)
55さんはIS-LMで分析の結果が得られても経済状態を良くする方法が分からない
というなら「全然だめじゃん」と言いたいのでは?それに対し僕&銅鑼さんは「
IS-LMで分析の結果が得られ」るんだからIS-LM「使えるじゃん」と言いたいわけ
です.さらには,IS-LMのバックグラウンドになるようなモデルを考えると「経
済状態を良くする方法」まで迫れるのではというのが僕の>>56で言いたいことに
近い.
>IS曲線が垂直になっているということ?
あっ,僕は実はこれはそんなに外れてないと思います.僕はどっちかというとイ
ンフレ→消費,またはインフレ→ポートフォリヲ組み替えが第一効果で,投資へ
の即効性は疑問だ(強いて言うならIS垂直で,金融政策のレジーム転換はISをシ
フトさせる,その結果業績見込みが変わってやっと投資の利子弾力性が大きくな
る)と思ってますから. - 71 :すりらんか:2002/02/22(Fri) 00:02
- ふと思ったんですが,
>日銀を中心に漠然と懸念されていることは、
>「人々が突然、円を使うのをやめ、流通通貨をドルに変えてしまうような大変革」
>ということのようです。
という時の「人々」は日本国民ではなくてアジア諸国を指してたりしません?JPY
を機軸通貨にすることこそが悲願だからその障害になるインフレなんて受け入れら
れない……みたいな.確かこれKrugmanも批判してましたが,日本人流に言い直す
ならば
「おいおい!また大東亜虚栄圏作って日本沈没させるつもりかよ」
と小一時間問いつめたい気分です. - 72 :ドラエモン:2002/02/22(Fri) 02:00
- >>69氏
なんか拗ねたこと言って申し訳なかったようですね。こちらこそスマソ。
しかし、このスレ自体はケインズ派とか新古典派の話題と言うより、ルーカスが量的緩和とか
インフレターゲットに賛成したのに単純に驚く(喜ぶ?)所なので、ISLM批判はちょっと
すれちがいかもしれないですね。
少なくとも僕は干渉(殴り込みともいう)しませんから、新古典派の我こそはと思う方が、
「ここが変だよケインズ派」とか言う名前の過去スレ発掘して主宰しません?是非一度、
ケインズ派ボロクソにロジカルに批判するのを見てみたい(ルーカス&サージェントの80年代
の批判は読んだから、最近のニューファッションで書いてくれるとウレシイ) - 73 :名無しさん2002:2002/02/22(Fri) 02:54
- >しかし、このスレ自体はケインズ派とか新古典派の話題と言うより、ルーカスが量的緩和とか
>インフレターゲットに賛成したのに単純に驚く(喜ぶ?)所なので、ISLM批判はちょっと
>すれちがいかもしれないですね。
御意。ここに戻るとうれしい。
でも、ガイシュツだけど、ルーカスがインフレターゲットってのはぜんぜん驚きでもないし、むしろ当然。そういった区別自体やめろっていわれるかもしれないけど、伝統的ケインジアンがインフレターゲットって方がスッゴク違和感あり。
>ケインズ派ボロクソにロジカルに批判するのを見てみたい
このあたりは、私には能力不足なので(泣)、前にどっかで出てた220氏あたりに期待。 - 74 :名無しさん2002:2002/02/22(Fri) 09:08
- >伝統的ケインジアンがインフレターゲットって方がスッゴク違和感
どらえもん氏は自称オールドケインジアンだけど、どっちかっちゅーとマネタリスト的ケインジアンだろ?すりらんか氏はニューケインジアンってことはイコールニューマネタリストでもある - 75 :名無しさん2002:2002/02/22(Fri) 09:16
- >どらえもん氏は自称オールドケインジアンだけど、どっちかっちゅーとマネタリスト的ケインジアンだろ?すりらんか氏はニューケインジアンってことはイコールニューマネタリストでもある
なるほど。
そうする、いまどきはどう分けりゃいいんだろうか? - 76 :ドラエモン:2002/02/22(Fri) 09:18
- >>74
う、仰る通りであります。フィリップス曲線を動学的な均衡の軌跡とは読まないという所しか
アイデンティティーはないね。その意味で、オールドケインジアンでもありオールド・マネタリ
ストでもある。まあ、年寄りは常に保守反動勢力ということでして(笑 - 77 :名無しさん2002:2002/02/22(Fri) 09:58
- インフレターゲティングはマネタリストの系統でしょう?
- 78 :ドラエモン:2002/02/22(Fri) 11:26
- >>77
僕の最初はそう思っていたが、道具立てはケインジアンでよくて、動学的非整合性が
ターゲットのメリットなわけだから、マネタリストの系統というわけにもいかない。 - 79 :名無しさん2002:2002/02/22(Fri) 11:38
- ルールか裁量かで分けてるんじゃないんだ。
そりゃ話食い違うわ。それでもケインジアンってどんな人? - 80 :ドラエモン:2002/02/22(Fri) 11:39
- 上は、「動学的非整合性が」ではなく「動学的非整合性を回避できるのが」に訂正。
- 81 :名無しさん2002:2002/02/22(Fri) 11:50
- >>78
>>80
そういう話なら、なんでルーカスの発言に驚くのかな? - 82 :ドラエモン:2002/02/22(Fri) 12:03
- >>81
1.インフレ率やマネーサプライが「安定している」ことが金融政策の巧くいっている証拠なら、
今の日本はインフレ率はGDPデフレータでマイナス2%、マネーサプライはM2+CDで
3%で非常に安定してます。長期のフィリップス曲線が垂直という昔のルーカスモデルに
従う限り、これで問題は何もないはずで、>>1のような日銀批判は無意味でしょう。
2.しかも、デフレを放置すれば「大恐慌に陥る恐れがある」なんて、いったいどんな理論的
裏付けて出てきますか?
3.そもそも、前のレスでも書いたように、マネーサプライルールでk>0とする根拠は、
新古典派マクロには存在しないと思う。あるなら教えて欲しいですな。 - 83 :名無しさん2002:2002/02/22(Fri) 12:23
- >>82
結局は3ってことね。
でも、マネーサプライなんでもいいってことではないと思うけど。
このへんは、ヨロズ氏にバトンタッチ。
(勝手に放り投げて申し訳ないですが、よろしくお願いします)
3の解釈次第ではあるけど、今の状態は「安定している」って判断も?
こういうのってどれくらいの期間で見るのかもわかんないけど・・・ - 84 :ぼけ老人[ぼけ老人]:2002/02/22(Fri) 12:41
- >>60
>>64
「ハイパーインフレが怖いのか?」と「彼ら」に聞くと、どうもそういう
ことではないようです。彼らの中には、殆ど経済学の知識のない人もいますが、
なかにはゲーム論を勉強したれっきとしたエコノミストもいます。
(例えば小林慶一郎氏とにたような経歴の人)
彼らゲーム論系の人々は、fiat moneyを完全にnash均衡のひとつの形として
しか見なしていません。そう考えると、「円を使わない」という均衡は
あっという間にやって来てもおかしくないというのです。
「その時、結果としてハイパーインフレなのではないか?
本気でそんなことが起こると思うか?」
と問うと、割と自信なさげな顔をする人も多いですが(笑)。
ま、現場の人々の心中はそんな感じだという話です。
( 役に立った! | 元スレ ) - 85 :名無しさん2002:2002/02/22(Fri) 14:27
- 学派の対立を戯画的に描いても仕方ないだろうから
どっちも相手を狭く描いて攻撃するのは?
なんだけど、
ドラエモン氏が
>>76
>フィリップス曲線を動学的な均衡の軌跡とは読まない
といいつつ、
>>78
>>80
で動学的非整合性の問題解決のために
インフレターゲッティングOKというあたりが
わからん。 - 86 :ドラエモン:2002/02/22(Fri) 14:45
- >>85
動学的非整合性を主張した走りのロゴフのモデルでも、ただのISLM+期待インフレ付き
フィリップスカーブでしょう。別に、フィリップスカーブが調整関数だとしても、失業率-
インフレ率平面での最適点選択の問題には関係ないんじゃない???
動学的均衡の軌跡っていう僕のカキコは、任意時点で労働需給が事前的に均衡しているという
意味で、ISLM均衡と両立するとか言う意味ではないよ。 - 87 :名無しさん2002:2002/02/22(Fri) 22:04
- 伊藤元重先生のマクロのテキストは
ちょっとだけ45度線分析やIS・LM分析やっているみたいですね。 - 88 :学部厨房:2002/03/01(Fri) 00:29
- 学部厨房ですが
試験も終わり、ほっと一息ついてるところです。
IS・LMもわからないながらなんとかこなしましたが、
「IS・LMもまだまだ使える」とドラエモン先生やすりらんか先生のご発言をここで見て喜んでいます。
といいつつ質問なのですが、
デフレ下で失業率が高くなる=国民所得が低くなる、
デフレで物価水準が下がる=実質貨幣供給量が増える
というのは、IS・LM分析(あるいは、ケインズ経済学)ではどのように考えたらいいのでしょうか?
ルーカスとは無関係な話なんですが、とりあえず関係しそうだったんで、
先生方に教えていただきたいと思い、投稿しました。よろしくお願いいたします。 - 89 :ドラエモン:2002/03/01(Fri) 09:42
- >>88さん
先生はやめてね。本当に違うんだから。
で、問題なのは一回限りの物価の下落の効果と、持続的な物価の下落の効果は違うと言うこ
とです。このあたりが、批判を受けるところ(ルーカスも「名人芸で使えば巧く使えるが、
モデル自体は駄目だ」と言ってる根拠)ではある。本当は背後にインフレを含むより一般的
な動学モデルがあって、それを基準に「解釈」しているのは事実。
ある物価水準から、より低い物価水準に低下して、その後は一定なら君の言うように実質貨幣
残高の増加によって総需要は増加する。しかし、持続的な物価の下落が予想されている場合に
は、実質金利=名目金利+予想デフレ率だからデフレは総需要に抑圧的に作用する。
マンキューのマクロ経済学には、こうした効果を明示的に扱えるようにISLMを拡張した
モデルの説明がでているよ。 - 90 :学部厨房:2002/03/02(Sat) 01:36
- >>89
あえて先生と呼ばせてください。
ドラエモン先生、ありがとうございました。
>マンキューのマクロ経済学には、こうした効果を明示的に扱えるようにISLMを拡張した
>モデルの説明がでているよ。
ありがとうございます。今度厨房なりに勉強してきます。
>実質金利=名目金利+予想デフレ率だからデフレは総需要に抑圧的に作用する。
ぼくがうけたマクロの先生は、最初は
「今年こそ45度線やIS/LMを使わずに、面白いマクロをやる」と
言いつつ、途中で「教育効果考えて、今年はギブアップ」
とかいって45度線やIS/LMを結局やったんですが、
この話って、そんな(いい加減な)講義の途中で出てきた、
フィッシャー効果がどうのこうのとかいってた話と
かかわりそうな気がするのですが・・・
そこで、質問なのですが、
名目金利とデフレ率は連動してしまわないのでしょうか?
勉強不足ですみませんが、先生方よろしくお願いいたします。 - 91 :すりらんか:2002/03/02(Sat) 11:06
- 「先生」に関しては黒木掲示版ルールみたく,「冷やかし」の時だけと
かにしましょうよ.
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keijiban/Rules.html#sensei
>「今年こそ45度線やIS/LMを使わずに、面白いマクロをやる」
どういう意味か分からないですが,確かにそれってチャレンジしたい話
ではある.つまりはミクロ的基礎づけからはじめちゃうってはなしです
よね.ただ,マクロをはじめてやる人向けにそれをやると「何でこんな
コトすんのか分からない」状態で細部の話が多くなるから確かに難しい
と思います.
>名目金利とデフレ率は連動してしまわないのでしょうか?
名目金利=実質金利+期待インフレ率ですから実質金利が一定ならばイ
ンフレ率と名目金利は連動しますね(デフレ率とは逆相関する). - 92 :ドラエモン:2002/03/02(Sat) 19:39
- 期待インフレ率と名目長期金利の間の関係は、実に深刻な問題であり、現在のインフレターゲッ
トの有効性を巡る論争も、煎じ詰めればここに帰着する。つまり、インフレ期待の形成は、期待
実質金利を下げられるのか?インフレという名目変数の変化は実質変数に影響しうるのか?結局
は、二分法は成立するのか?といった、200年くらい続いている論争の一部だよ。
昔、フィッシャー効果の実証を行った例では、実質金利を一定と仮定した奴が多かったように思
う。そこで、フィッシャー効果が係数1で成立している例は結構あるね。ただ、これは実質金利
が一定と先験的に仮定している。
金融政策が何らかの意味で実質的に有効なら、実質金利を一定と見なすことは出来ない。だが、
実質金利を資本の限界生産力とみなすと、金融政策からは独立となる。
言えることは、この問題を避けてとおる人が多いということだな。 - 93 :名無しさん2002:2002/03/02(Sat) 22:28
- >期待インフレ率と名目長期金利の間の関係は、実に深刻な問題であり、現在のインフレターゲットの有効性を巡る論争も、煎じ詰めればここに帰着する。つまり、インフレ期待の形成は、期待実質金利を下げられるのか?インフレという名目変数の変化は実質変数に影響しうるのか?
これって本当ですか?
インフレターゲットの有効性云々をここに結び付けても議論を誤るだけのようにしか思えないのですが・・・
そもそもこのスレッドの出発点からその点での誤解があるようにも思われますが、金融的なトランスミッションを認める立場にたつとして、どういう帰結になるということですか? - 94 :学部厨房:2002/03/02(Sat) 23:01
- >>91
>>92
両先生あらため両御大に回答いただき、感動してます。
ドラエモン御大の後半がよくわからないのですが、
「実質金利一定として、係数1が成立」という実証はなぜだめなんですか?
「係数1が成立」なら、実質金利一定と見れませんか?
できが悪くて申し訳ありません。 - 95 :ドラエモン:2002/03/02(Sat) 23:07
- >>94
だから、実質金利一定を仮定して、インフレ期対は実質金利に影響しないと言っても無意味でしょう。
>>93
インフレターゲットが無効だと言ってる議論の半分くらいは、実質金利は一定で、インフレ期待
の分だけ名目金利が上がるだけだといった議論ですよ。 - 96 :名無しさん2002:2002/03/02(Sat) 23:27
- >>95
インフレターゲット賛成派のかなりは、実質金利にはほとんど影響しないと思ってるのではないのですか?(多分ルーカスも) - 97 :ドラエモン:2002/03/03(Sun) 02:04
- そうかしらん?>>96
実質金利が変化しないのに、実物変数に影響でないでしょう?たとえ、インフレ期待=>実質金
利=>その他の実物変数という因果で効果がでるとは考えていなくても、実物変数が動くなら、
実質金利は変化するよ。 - 98 :ドラエモン:2002/03/03(Sun) 02:38
- >>94
ごめん。質問の主旨を取ってなかった。期待インフレ率は観測できないわけで、検証は期待に
関する仮説と実質金利一定の複合仮説になる。この場合、統計的なテストだけで結果をだすの
は難しいよね。 - 99 :学部厨房:2002/03/03(Sun) 22:54
- >>98
御大に返事をいただけるだけで幸せの厨房です。
といって、よくわかりません。
少し間を補って説明していただけませんでしょうか? - 100 :学部生:2002/03/04(Mon) 16:53
- 100頂きます。
- 101 :名無しさん2002:2002/03/04(Mon) 19:26
- あれ?
- 102 :名無しさん2002:2002/03/05(Tue) 12:45
- >>97
インフレターゲット => 期待が安定 => 経済全体も安定 => 実物変数に影響
よって、インフレターゲットは、実質利子率への効果をもつからケインズ政策である、
ってことなの?
風が吹けば桶屋が儲かる式ロジックにしか見えないけど - 103 :ドラエモン:2002/03/05(Tue) 12:57
- >>102
君、誤解しとるよ。僕の立場は、将来の金融政策のスタンス変更を民間が信任すれば、期待に
直接影響する。これは期待実質金利の変化を通じて実物経済に影響し、GDPの増加をもたら
す。同時に、フィリップス曲線が水平な世界ではインフレ率の上昇が生じて、債務の実質価値
の低下を通じて企業活動の制約を緩和する。
>>97で書いたのは、実質金利一定の想定では、インフレターゲットに効果はないということと
同義でしょうと言うこと。僕が上述した経路を否定するのは自由だが、何らかの効果があるな
ら、実物変数が変化しているわけで、当然ながらその一部である実質金利も変化しているとい
う意味さ。 - 104 :プロボーラー[プロボーラ]:2002/03/05(Tue) 14:47
- >102さん
真面目に考えれば、「安定的なkのもとで」マネーの総量と生産の間にしかるべき関係があるといっているから、基本的な新古典派だとおもうんだけど。マネーが実物変数にあるからケインジアンというのは分からんでもないが、「そんなこと」はどうでもいいと思う今日この頃。 - 105 :名無しさん2002:2002/03/05(Tue) 16:47
- 102ですが、
>>104
>「そんなこと」はどうでもいいと思う今日この頃。
この点は同感なのですが、
インフレターゲティングについてケインジアン的理解ってのに誤解があることが
このスレッドのそもそものルーカス理解が基本的間違いだと思われるので、こう書いた次第です。
ドラエモンさんが、>>102で
>将来の金融政策のスタンス変更を民間が信任すれば、期待に
>直接影響する。
ここまでは同じなんでしょうが、その後の経路が違うのでしょう。 - 106 :ドラエモン:2002/03/05(Tue) 18:18
- >>105
旧ケインズ派+旧マネタリズム=僕ですから、批判を受けるのは当然でしょうけど、このスレ
でのルーカス理解の何が基本的に誤っているのかを教えてくれないと議論になりません。
既に受けている批判は、ターゲットのインフレ率>0がルーカスの議論からは出てこないだろ
うという僕の主張に対して、そんなことはないというものだ。しかし、価格の下方硬直性の存
在を認めないで、なぜプラスのインフレ率が必要かという説明はまだない。 - 107 :名無しさん2002:2002/03/05(Tue) 22:03
- >>106
要するに、ドラエモンさんは
ルーカスの議論が変わったとかではなく
論理的に不十分だといいたいと思われ。 - 108 :名無しさん2002:2002/03/06(Wed) 02:16
- ドラエモンさんは、ルーカス斬りなんてすごい
- 109 :ドラエモン:2002/03/06(Wed) 09:21
- >>108
斬ってなんかいません。なぜ彼のフレームワークでk>0とかプラスのインフレ率が経済安定の
条件になるかが分からないと言ってるだけ。どれほど不備でも、ケインズ派や旧マネタリストは
(理論的に十分説明されていないにしても)価格・賃金の下方硬直性から、その理由を主張でき
る。 - 110 :にゃあ:2002/03/12(Tue) 14:55
- ドラエモン氏。
価格の硬直性からはインフレが経済安定の条件なんて出てこないよ。
たとえば、今年のNorthwestern University卒業のSiuの論文では
価格が硬直的なモデルで最適なインフレ率は負になってる。 - 111 :プロボーラー[プロボーラ]:2002/03/12(Tue) 16:08
- にゃあさんが言っている紙って、ジョブペーパー?
さーっと見たんだけど、1)シミュレーションの標準ケースで名目金利を0にしてる(実質は大体2%)のは、計算の都合でしょ?、2)ラムゼーモデル+スティッキー価格でKルールの話を証明しているところを見ると、インフレ率プラスっていう話に見える?
んですけど。あとで、読みますけど、ポイントを示してもらえれば感謝。 - 112 :ドラエモン:2002/03/12(Tue) 22:21
- >>110
ご指摘ありがとう。今、ダウンロードしましたので読んでみます。で、読む前の反論(w)で
すが、
1)僕が言ってるのは、ルーカスの発言の理由がわからないということ。
2)昔気質のケインジアンやマネタリストは、単にスティッキーなのではなく、下方硬直であ
ることを問題にしているということ。ことに賃金率。デフレと下方硬直的な賃金率は、定義に
よって実質賃金率の上昇ないし高止まりを意味し、総需要減少期にあっては実質産出量の低下
をもたらすのはどんなモデル(マクロ生産関数の限界生産力逓減が成り立つ限り)であっても
自明である。
3)ゆえに、Sui氏のモデルがデフレを最適条件としているなら、いわゆる総需要・総供給の
バランスで産出量が決まるという議論とは基本的な想定が違うはずだ。ゆえに、これから読ん
でみます。 - 113 :ドラエモン:2002/03/12(Tue) 22:50
- >>110
見たところ、生産物価格は上下にスティッキーだが、賃金率だけは完全伸縮的のようですな。
労働市場では自動的に完全雇用が成立しているわけで、議論の土俵が全然違うよね。
それと、蛇足だが、経済安定と最適性は関係ないでしょう?ケインジアンの考えてる経済安定
とかいうのは「生産可能性フロンティア上までの移動」であって、最適性は「フロンティアの
上での最適点への移動」だから。 - 114 :名無四月馬鹿:2002/04/26(Fri) 16:12
- ルーカスネタではないが、防虫銀の退路がまた絶たれた例として興味深いニュースがあったので、age
現在、連邦準備制度理事会には2つの空席があるが、その候補者が絞られてきたという話です。候補者の一人は、
なんと「自ら機能麻痺に陥った日本の金融政策」の著者にして、国債買い切り大幅増でデフレが止まらなきゃ、
シニョリッジ無限大だからありえないという野口旭の主張のネタ元である。
ホワイトハウスサイドからグチャグチャ言われても平気だろうけど、連銀サイドから虐めに合うかもしれないね・・・ - 115 :名無四月馬鹿:2002/04/26(Fri) 16:15
- ↑肝心の名前は、ご存知、ベン・バーナンキプリンストン大学経済学部長でやんす。
- 116 :名無四月馬鹿:2002/04/27(Sat) 09:02
- 最近の日銀は、経済理論をあからさまに無視しているから、
怖いものは何もないのでは? - 117 :初心者:2002/04/27(Sat) 09:34
- >>109,110
価格の下方硬直性と景気の関係って、どういうことですか?
簡単に教えて。すみません。
参考文献などもあれば。ぺこり。
ウェブで検索したら、独占・寡占の問題点らしいですが。 - 118 :名無四月馬鹿:2002/04/27(Sat) 10:15
- >>116
>最近の日銀は、経済理論をあからさまに無視
アフォ?
ここの政策への賛否はともかく・・・ - 119 :名無四月馬鹿:2002/04/27(Sat) 11:38
- 経済理論=ドキュソ理論
- 120 :すりらんか:2002/04/27(Sat) 12:17
- >117さん
>価格の下方硬直性と景気
学部教科書的な説明ですか?それとももうちょいミクロ・モデル
になっているような説明ですか? - 121 :名無四月馬鹿:2002/04/27(Sat) 14:57
- 117さんではないですが、
もうちょいミクロ・モデル キボンヌ に1票 - 122 :初心者:2002/04/27(Sat) 16:09
- 117 です。
教科書を調べてみたんですけど、寡占・独占による価格硬直性と、
「メニューの価格改訂コストがかかるからそれを惜しんで価格改訂しない」
というのとがある。
だけど、そんなことで、景気が悪化するんですかね?
(だって、メニューを変えないで、値引きすればいいんだし。)
よくわからない。
何か、大いなる勘違いをしているような気がする。
よろしく、説明お願いします。ぺこり。
教科書があるのでしたら、その紹介もしていただけると。・・・ - 123 :ドラエモン:2002/04/27(Sat) 21:28
- >>122
そんなことで景気が悪化するわけではない。正確に言えば、そういうツマラナイことが原因で
生じる価格調整の遅れが、経済に加わった衝撃を価格調整ではなく数量調整へと転換するので
景気変動が生じるということだよ。
ちなみに、値引きすればメニューを書き換えたのと同じ事。 - 124 :名無四月馬鹿:2002/04/27(Sat) 21:32
- >ちなみに、値引きすればメニューを書き換えたのと同じ事。
つまり、メニュー・コストってのはそれ自体字義どおりに取れば不適切。 - 125 :すりらんか:2002/04/28(Sun) 02:13
- ちょっと名目硬直性(価格の「額」がかわらないという硬直性)の
話になっていますが,これは(僕は)貨幣の非中立性を導くときの
みに重要な点だと思うので,実質硬直性(相対価格の変化が行われ
にくいという硬直性)について.
財市場で価格を引き下げてたとき「今いるお客からの上がりが減る」
一方で今まで自分の客じゃなかった連中は「その店が値下げしたこと
に気づかない(気づくヤツが少ない)」なら値下げはかなり損な行動
になる.だから値下げは行われにくく効率的な価格より「やや高い」
価格付けが維持されてしまう.これはその市場での効率性をダイレク
トに損ないますね.労働市場について実質硬直性の話としては効率賃
金仮説(これは結構教科書にも載ってると思われ)などがやはり実質
賃金の高止まりの元となりこれは非自発的な失業を産みうるでしょう.
金融市場についても借金の返済可能性が利子率に左右される場合同様
の事態が生じる.
価格の高止まりは効率点から経済を遠くにとどめるという意味で123の
銅鑼さんの話よりやや直接的な「価格硬直性が不況を産む」メカニズム
と言える……かな. - 126 :ドラエモン:2002/04/28(Sun) 02:29
- >すりらんか氏@>>125
そうね。実質硬直性はそのまま不完全雇用だからね。 - 127 :初心者:2002/04/28(Sun) 07:58
- 説明ありがとうございます。
まだわからないことが。・・・
・価格改定コストというのは、価格の硬直性のことであり、
上方硬直性もあるはず。これはインフレをもたらすはず。
なぜ下方硬直性だけが問題となるのか?
・下方硬直性は、価格低下を防ぐので、デフレを停止するのでは?
・下方硬直性による数量調整などはありえない。
なぜなら、1企業だけでなく全企業がそうすれば、
普通のカルテルと同じことになるから、
単に企業の収益率が向上するだけで、数量は変わらない。
企業の収益率の向上は逆にインフレをもたらすはず。
・現実にはデフレでどんどんメニュー価格が下がっている。
これは価格の下方硬直性を説明しない。
価格の下方硬直性がないのに、デフレになっている。
デフレそのものが価格の低下であり、下方硬直性を否定している。 - 128 :ドラエモン:2002/04/28(Sun) 12:38
- >>127
価格硬直性ってのは、価格が「いつでも」硬直なわけではなく、「需要の減少に対して硬直的」
なのが、ここでいう景気との関係は重要。このあたりは、屈折需要曲線を用いた根岸先生の分析
を参照したほうがいいよ。古いけど、内容としては今でも十分意味があると思う。 - 129 :初心者:2002/04/28(Sun) 13:59
- >>128
ミクロとマクロが問題なんですけど。
ミクロ的には、個別企業で、価格の硬直は数量減少の制限だが、
マクロ的には、カルテル的で、収益向上のはず。 - 130 :プロボーラー[プロボーラ]:2002/04/28(Sun) 17:49
- ミクロ的にはカルテルで収益向上だけど、マクロ的には(他部門での)遊休資源の発生で社会的ロスの発生じゃない?
- 131 :ドラエモン:2002/04/28(Sun) 21:08
- >>129
平均費用と価格の差は拡大する(生産物1単位あたり利益は増加する)けれども、それが掛かる
数量が減少するので利潤総額が増加するとは断言できない。利潤総額は、
(価格-平均費用)・数量
だから、価格は硬直的とすると、利潤総額の数量に対する弾力性は1/平均費用の産出弾力性-1
になるので、平均費用の産出弾力性が比較的低い限り、数量と利潤額は同方向へ変化する。 - 132 :ドラエモン:2002/04/28(Sun) 21:11
- ごめん、上の定式化は平均費用の数量弾力性ではなく単位生産量当たり利潤(p-AC)の産出
弾力性だな。でも価格が一定の想定では結論は同じようなもんだ。 - 133 :すりらんか:2002/04/29(Mon) 01:57
- >なぜ下方硬直性だけが問題となるのか?
これに明快な解答があるのがMenu Costモデルのよいところ.名目
総需要の収縮に対して価格が硬直的に保たれるときには価格の高
止まりが市場の歪みを増幅させるのに対し,上方硬直性は(独占
力を持つ企業にとっての最適価格より安値にとどまるから)むし
ろ厚生促進的でよいことがあるというわけ.言葉で言うより図を
見るのが一番手っ取り早いのでテキストかMankiw 1985 QJEみてみ.
>下方硬直性は、価格低下を防ぐので、デフレを停止するのでは?
例えば大恐慌期の農作物なんかが典型だけど,価格が需給一致点
に向けてフリーフォールするタイプの財がある.これらの価格低
下が下方硬直性のあるタイプの財の相対価格を押し上げてしまう
ことから非効率が発生するわけ.
>下方硬直性による数量調整などはありえない。なぜなら、1企業
>だけでなく全企業がそうすれば、普通のカルテルと同じことにな
>るから、単に企業の収益率が向上するだけで、数量は変わらない。
カルテルはマクロ的には非効率の元.不況期にマークアップがむし
ろ上がってしまうのは実証的にも観察される.ただし「単に企業の
収益率が向上」はだめMenu Costが「企業にとっての最適価格(=利
潤最大化選択)への妨げになる」のがポイントなんだから.
>現実にはデフレでどんどんメニュー価格が下がっている
これはメニューコストという比喩的命名を額面通り受け止めすぎ.
むしろ不完全なサーチにともなう利益逸失としてとらえた方がよい. - 134 :初心者:2002/04/29(Mon) 07:15
- >>131
まだちょっとよくわからないんですけど。
下方硬直性は、カルテルで価格上昇をすることではなくて、
単に価格を現状維持するだけです。だから数量の減少はないはず。
>>132
おっしゃっていることはもっともですが、
下方硬直性で景気悪化というシナリオとはちがうのでは?
ちがっている? - 135 :初心者:2002/04/29(Mon) 12:17
- 本質的によくわからないんです。
「価格調整をすればそれで失業は消えて万事片付く」
というのは、古典派の考え方ですが、
そんなことで簡単に不況は解決するもんなんでしょうか? - 136 :すりらんか:2002/04/29(Mon) 12:42
- >ちがっている?
うん.
>単に価格を現状維持するだけです。だから数量の減少はないはず。
名目硬直性モデルは需要の方が変動したときの話だから数量は当然の
ように変化します.ついでに,完全競争的な財との相対価格の問題(
133の2段)の点も注意すること.
>下方硬直性で景気悪化というシナリオ
もう少し関係は間接的.需要の変動(ある意味これが不況か?)を
価格調整によって防ぐという経路がふさがれてしまっているという
話になっている.
>「価格調整をすればそれで失業は消えて万事片付く」
>というのは、古典派の考え方ですが、
そう?「価格調整が起きて……」なら古典派だろうが,「価格調整
があれば(そうでないときより)上手くいくけど起きないからなぁ」
という視点は古典派だけのものではないよ.ただし,価格調整の不
全がどの程度量的な重要性を持っているかどうかというのは議論あ
るところだけど,ほぼ全てモデルで価格がフルに調整すると状況は
改善する.
もちろん生産性の変化(低下)による不況という視点も重要な局面
もあるよ.ただし現在の不況を考える道具としては?だというだけ. - 137 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 15:07
- ケインズは貨幣賃金率が下方硬直的でなくても
不況はおきるとしたと思います。 - 138 :初心者:2002/04/29(Mon) 21:40
- >>136
説明ありがとうございました。
けっこうよくわかってきました。
ただしまだ根本的な疑問が。
「現在失業が出ているのは、価格調整が足りなくて、
数量が不足しているからだ」
ということになりますよね? ね?
だから数量を増やすために、価格を下げるべきだ。
そうすると、ただでさえ赤字なのに、さらに値下げで赤字が増える。
(1個あたりの赤字額が増え、数量も増えるから。)
赤字の額が増えることが「利潤の最大化」だということになる。
あとね、現実には赤字を減らすために、企業はリストラをして、
失業を増やしている。これは間違いなのかな?
「価格を下げて数量を増やすべし。無駄な雇用を増やし、
赤字を増やせ」と言うべきかな? - 139 :ドラエモン:2002/04/29(Mon) 21:43
- >>138
だから、こういう状態は民間企業の自助努力では解決できないというのがケインズ主義の
エッセンスなわけです。各自が最善を尽くすのだが、結果的に好ましくない状態へと動く
というのが合成の誤謬と言う奴ね。 - 140 :ドラエモン:2002/04/29(Mon) 21:45
- >>137
この件は、大恐慌時代の日本とアメリカを見ると良く分かる。日本もアメリカも大不況に
陥ったが、価格が伸縮的だった日本では実質GDPは減らずに金融的な破綻が起こった。
一方、比較的価格の硬直的だったアメリカでは実質GDPが49%だか減った。 - 141 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 21:52
- >>140
で、どっちが痛かったの? - 142 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 21:58
- >>141
あなたの足の痛みとわたしの足の痛みのどちらが痛いかなんてわからないのよ。 - 143 :ドラエモン:2002/04/29(Mon) 21:58
- どっちも酷い事になった。日本の価格伸縮性の理由は農業のウェイトの高さだが、それ故
に生産費を割り込む価格でも借金返済のために生産を続ける羽目になった。この結果とし
て、数年前に国有地の払い下げを受けていたある村は、村中の娘30人だか40人を一度
に娼婦として売らねばならない羽目に陥っている。当時、日本中で売られた娘は5万人と
かいうオーダーだったと記憶している。結果的に、この惨状を貧農出身の兵士から聞かされた地主階級出身の青年将校達が、軍上層部の政治的な思惑に操られ、未熟な日本議会制
をクーデターで打倒し、第二次大戦への道を歩むことになる。
アメリカの事情については、スタインベックの怒りの葡萄でも読んで頂戴。 - 144 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 22:41
- 一般理論には貨幣賃金率の下落は、さらに下落しづけるという予想が
支配する場合は、投資の限界効率を低下させるとある。
不況の原因は貨幣賃金の下方硬直性とは無関係と書いてあると読める。
むしろ、不確実性や血気といった部分に不況の原因を見出せないか? - 145 :ドラエモン:2002/04/29(Mon) 22:58
- >>144
それは期待実質金利が上昇するという意味でしょうな。限界効率表が名目金利に対して
描かれていれば、デフレ期待は限界効率の下方シフトを意味する。
問題は、価格が新古典派的な意味で瞬時に調整して貨幣の中立性が維持されるケースと、
低下はするが僅かでも粘着的で、乗数過程というか実質値の減少過程を引き起こすうえに
デフレによる期待実質金利の上昇の圧力まで生じるというのがケインズ的な世界なんじゃ
ないかしらん? - 146 :名無四月馬鹿:2002/04/29(Mon) 23:16
- >低下はするが僅かでも粘着的で
一般理論を読むと、貨幣賃金はむしろ制度的要因で決まる
というようにも読めます。
とすると、非自発的失業の存在は、なんら貨幣賃金の下落圧力に
ならないのではないでしょうか?
また貨幣賃金が下落する仮定で限界効率の下方シフトが起きるなら
市場は根本的に完全雇用という均衡を長期的にも保証できないし
均衡がおきても、すぐに乖離してしまうのではないでしょうか? - 147 :ぱっぱらぱー:2002/04/29(Mon) 23:23
- >140
>この件は、大恐慌時代の日本とアメリカを見ると良く分かる。日本もアメリカも大不況に
>陥ったが、価格が伸縮的だった日本では実質GDPは減らずに金融的な破綻が起こった。
日本の金融恐慌は1927年で、高橋是清の活躍によって収束し、翌年制定の銀行法によって
金融再編が促されるなど、金融システムの前近代性はある程度、克服されました。
護送船団方式が導入されることになりましたが。
大恐慌は1929年10月24日のウォール街の株価大暴落に端を発するもの。
時代が前後しているのでは? - 148 :ぱっぱらぱー:2002/04/29(Mon) 23:29
- 僕のマクロ経済学の知識はドラエモン御大に遠く及ばないのですが、
貨幣賃金の硬直性が不況を助長しているのならば、貨幣賃金を切り下げろという話になり、
それは、消費減退から有効需要の縮小につながりませんか?
ケインズはいわば市場横断的な分析に特徴があったと記憶しています。
ただし、ドラエモンさんが消費減退につながらない
オランダ流のワークシェアリングを想定しているのであれば、
話は別ですが。 - 149 :歌舞音曲:2002/04/30(Tue) 00:25
- ちょいと議論がみえないのですが、要するにどらえもんさんの説明だと20-30年代のアメリカの方は価格ー賃金体系に下方硬直性があったから、ケインズ的な世界であって、実質GDPの減少が生じた。それに対して、同時期(というかアメリカよりもちょい先で20年代真ん中ぐらいからか?)の日本ではケインズ的な世界というよりも、産業構造の違いから価格は伸縮的であり、むしろ農村部の実質債務の上昇、金融機関の不良資産の実質値の増加などによるバランスシートの悪化といった、ケインズならぬフィッシャー(負債デフレのフィッシャー)的世界がみられたということでしょうか?
で、それとどのような関係にあるかわかりませんが、ケインズ自体は貨幣賃金の下方硬直性を不況の原因とは考えていないという議論が流れていると思うのですが、上の歴史的な話と下のケインズテキストの話がいまいち私の脳みそでドッキングしないんですが? したのケインズテキストの問題は、やはり歴史的な話ではなく、テキストに即して議論した方がいいのではないでしょうか? - 150 :ドラエモン:2002/04/30(Tue) 08:34
- 昭和初期前後の恐慌は3種類もあって、まずは第一次大戦後の「反動恐慌」、次が上でみ
なさんが言ってる「金融恐慌」、最後が金本位制復帰後の「昭和恐慌」。で、私が書いた
のは最後の奴です。
で、理論的な話に戻すと、賃金・物価の伸縮性の二つの意味を取り違えてはいけないと思
う。第一は、ワルラス的な即時のマーケット清算を実現する手段としての伸縮性であり、
これが事実なら最初から失業なんか起こらない。第二は、価格調整は起こるけどあくまで
実現してしまった不均衡の結果としての調整である場合。これは、ワルラス的な意味では
価格は硬直的(取引日の価格は所与)であるが、週を超えてその水準が変化するような場
合。このときは、価格が見かけは素早く動いても、各取引日内の均衡はケインズ均衡であ
り、数量調整で均衡が達成されている。
このあたりに興味がある人は、ベナシーとかマランボーの80年代の研究に目を通してみて
ください。まあ、今じゃはやらないだろうけど、本質的な意味では依然として重要性を失っ
ていないと思うんだが。でもニューケインジアンの視野からは抜け落ちてるね。
で、結論は、ワルラス的な論理的時間の中での価格伸縮性は完全雇用均衡をもたらすが、
歴史的な時間の中での価格調整は、ぜんぜん違う効果をもつということ。 - 151 :名無四月馬鹿:2002/04/30(Tue) 10:28
- >>144
>>146
もう少し説明続けてください。
結構ケインズって、世にいわれてるケインジアンよりずっとまともなこといってそうな気が・・・ - 152 :名無四月馬鹿:2002/04/30(Tue) 11:39
- >151
だから、よく戦後のいわゆる「ケインジアン」は「俗流ケインジアン」などといわれることになる。
人によっては、サミュエルソンはケインズを読んでも理解できなかったなどと悪口を言っているな。 - 153 :初心者:2002/04/30(Tue) 13:18
- どうも、よくわからないんですけどねえ。
企業はいったい、現状よりももっと値下げすればいいのかどうか?
たとえば、吉野家は牛丼を値下げして、単価を下げ、
数量を増やして、現状において利潤を最大化した。
あるいは、家電会社は、リストラをして、現状において
赤字を最小化した。
こういう現状に対し、
「価格の下方硬直性がある。
今は市場経済が正常でないから不況なんだ。
今のままじゃダメだ。もっと価格を下げよ。」
という説がある。
で、吉野家は、牛丼を250円にすれば、利潤が増えるのか?
家電会社は、赤字なのに、商品価格をもっと下げて
赤字を増やせばいいのか? - 154 :すりらんか:2002/04/30(Tue) 14:29
- >「価格の下方硬直性がある。今は市場経済が正常でないから
>不況なんだ。今のままじゃダメだ。もっと価格を下げよ。」
というのは「下方硬直性→不況調整されず」という考える人の主張で
はないんですよ.>>150で銅鑼さんも書いてますが日々のスポットで
均衡するような即座の価格調整は望むべくもない(というかすごく価
格調整早いが無限じゃないというときにはすごく価格調整が遅い時よ
り状況は悪化するというモデル化あり).需給バランスに応じて価格
は変化するが要する時間は0ではない状態で経済状態を改善するには
名目総需要の方に変化してもらう必要があるというのがポイント.
>吉野家は、牛丼を250円にすれば、利潤が増えるのか?
増えるなら勝手に値下げするので考える必要すら無し.(debt defla
tionの話は無視したとして)一斉の値下げは経済厚生(利潤ではない!
)を挙げるのにそれが個別企業のインセンティブとしては行われない
のというが問題なのです. - 155 :歌舞音曲:2002/04/30(Tue) 14:44
- >このあたりに興味がある人は、ベナシーとかマランボーの80年代の研究に目を通してみて
>ください。まあ、今じゃはやらないだろうけど、本質的な意味では依然として重要性を失っ
>ていないと思うんだが。でもニューケインジアンの視野からは抜け落ちてるね。
このあたりのフレンチ・ケインジアン+根岸さん、たちはなんで理論の中心から引退?したんでしょうね?
個人的には興味あるんですが。 - 156 :名無四月馬鹿:2002/04/30(Tue) 14:52
- クルーグマン・モデルが実際ははやってないのと同じ。
- 157 :ドラエモン:2002/04/30(Tue) 15:16
- >>155
数量割り当てオーショニアーとか割り当てルール(少ない有効需要をどの企業に割り当て
るかといった問題)の恣意性故に理論が美しくないからねぇ。でも非自発的失業も同じな
のだが(労働者が等質的なら失業ははずれ籤を引いたようなものになる) - 158 :ドラエモン:2002/04/30(Tue) 17:18
- ただし、有効需要の原理が不完全競争の問題として形式的に処理できるという論点は、
今時のニューケインジアンへも継承されていると言えるでしょうね>>歌舞音曲氏 - 159 :歌舞音曲:2002/04/30(Tue) 18:02
- >>157,158
なるほど。でも「失業ははずれ籤を引いたようなもの」という点は、妙に現実的で怖いな。どうしてかというと、日本の労働者のマインドはまさにそのような「籤」的失業観だからです。今年の春闘あたりみてると変貌しつつあるのかもしれないけど、伝統的には日本の労働者は人員整理と賃金引下げとでは、前者の方を好む性向があるらしいです。つまり自分だけは「はずれ籤」にあたらないと思っているのかもしれません。 - 160 :名無四月馬鹿:2002/04/30(Tue) 20:54
- 働いてないやつが多すぎるとみんな思ってるんでしょ。
結局会社というのはサバイバルゲームの場なのだ。 - 161 :ぱっぱらぱー:2002/04/30(Tue) 23:13
- 素朴な疑問です。貨幣賃金や物価の硬直性が不況を助長しているということが
正しいとするならば、そのことを踏まえて、不況を克服するためにはいったいどのような
政策パッケージ、または政策的インプリケーションが導き出せるのでしょうか?
御大、お二人にお聞きしたいっす。 - 162 :名無四月馬鹿:2002/04/30(Tue) 23:31
- 標準偏差の話じゃないですが、ガッコのお勉強の時の偏差値のように8割くらいが真ん中近辺にきて、それほど大差ないんじゃないですか?五十歩百歩というやつで。
- 163 :名無四月馬鹿:2002/05/01(Wed) 04:16
- >151
私にはケインズがニューケインジアンのような長期的均衡が前提に
あるというように一般理論を読めません。
ニューケインジアンはケインズとはかなり別の理論に思えます。
ケインズは貨幣がなければ市場メカニズムが有効に働く世界が
描ける、不況は貨幣の性質に原因があるともいいます。
また
ケインズの世界では完全雇用の状況であろうが、不完全雇用であろうが
経済は不確実性が支配していて
そこには均衡という発想はないのではないでしょうか?
ケインズの天才的なヒラメキは
貨幣が実体経済に影響を与えることを発見したこと。
経済の不確実性から期待、血気という考えを導いたこと
ではないでしょうか。
そこからは価格調整が緩慢なので、有効需要政策で
需要の方を調整したほうがいいという考えとは別ものだと
思います。 - 164 :初心者:2002/05/01(Wed) 07:22
- >>154
>一斉の値下げは経済厚生(利潤ではない!)を挙げるのに
>それが個別企業のインセンティブとしては行われない
>のというが問題なのです.
すると、企業は経済厚生をよくするために、
利潤を犠牲にして、値下げするべきということかな?
だとすると、消費者は得して、経済厚生はよくなるが、
赤字企業の赤字はふくらむから、倒産して、不良債権に。
不良債権を増やすことが経済学的にベター? - 165 :名無五月雨:2002/05/01(Wed) 13:09
- >>161
>貨幣賃金や物価の硬直性が不況を助長している
そんなことはないんじゃにゃあ。
硬直性が経済を悪化させるのは不況でないときだけだにゃあ。
硬直性は不況のときには意味がないのだにゃあ。
価格が下がりすぎのときは上がるようにする状況が大事だもん。
>そのことを踏まえて、不況を克服するためにはいったいどのような
>政策パッケージ、または政策的インプリケーションが導き出せるのでしょうか?
そのことを踏まえないでいいの。単純に需要を増やすといいんだにゃあ。 - 166 :ぱっぱらぱー:2002/05/01(Wed) 22:19
- >そのことを踏まえないでいいの。
まあ、確かにニュー・ケインジアンが効率賃金仮説 etc.によって貨幣賃金の硬直性を
解釈しようとしていますが、定説がない、すなわち貨幣賃金の硬直性の原因がはっきり
わかっていないので、政策提言はできないといったところでしょうか。
西部邁が以前書いた本によると、
貨幣賃金の硬直性または安定性(→貨幣価格の硬直性)は163さんが
おっしゃるように社会的要因によって決定され、かつそれは経済秩序を維持する
(貨幣が貨幣として機能する)上での条件の一つでありながらも、それは一方で
価格機構が作用する範囲を狭めている、ということです。 - 167 :すりらんか:2002/05/02(Thu) 00:54
- >ニューケインジアンはケインズとはかなり別の理論に思えます。
それは確かにその通りだと思う+俺は何ら問題のあることでもない
と考えています.ケインズ的な発想にインスパイヤされて他の様々
の理論とも結びついて「経済の理解に役立つ」ならそれでいい.
>ケインズは貨幣がなければ市場メカニズムが有効に働く世界が
>描ける、不況は貨幣の性質に原因があるともいいます。
これを見事に(しかもびっくりするくらい簡潔な理論で)解き明か
したのが(僕は)小野モデルだと思っています.で,小野モデルの
「貨幣の特殊性に起因する不況」を成立させるためにはやはり価格
調整の緩慢さは必要.価格の硬直性がケインズ理論ではないが,価
格が全くスムーズに動く世界ではケインズ的な世界を描けない.ケ
インズの訓古学が何も解き明かさなかったのに対し(迂遠に見えて
も)精密な論理を組むと思わぬ所から(ケインズ自身も思ってみな
かったような)ケインズ自身の理論がみえたりするのかもしれませ
んよ.
>すると、企業は経済厚生をよくするために、
>利潤を犠牲にして、値下げするべきということかな?
とはかぎらんよ.価格硬直性が企業にとっての協調の失敗から(Ba
ll and Romerとか)から生じているなら企業にとってもbetterかも
しれない.企業利潤ではなく両余剰の和の動向が重要といういみで
書いたのです.結構親切に説明しきたと思っているので,次はとり
あえずテキスト読んでから質問してね(君の疑問のかなりの部分は
図で説明されればすごくすっきり行くと思うんですよ). - 168 :化け猫:2002/05/02(Thu) 13:09
- 本日の読売の記事。
価格が下落していたが、各社が減産して価格が上昇。
市況は持ち直したので一息ついた。ただし価格上昇により需要が減る
心配もある。しょせんは需要縮小のもとでは、問題だ、とのこと。
結局、デフレのときは、価格を下げても上げてもダメ。
馬鹿と阿呆のどちらがマシか、というようなものだ。一長一短ならぬ
一長二短か。だから価格調整ではなくて需要を増やす根本が大事。
問題は、為替相場との関連だ。
円安は、価格上昇をもたらすが、良いのか悪いのか?
価格上昇をもたらすからダメ、という結論になりそうだが、
円安は良い、という議論の流れもあった。
さあ、どっち? 難問だぞ。 - 169 :ドラエモン:2002/05/02(Thu) 13:20
- >化け猫
難問じゃないよ。デフレに陥った経常黒字経済で円安の害など何もない。それどころか、
マンデル&フレミングモデルの前提とする「小国で完全に資本移動が自由」な経済では、
景気刺激を目的にしたマクロ経済政策は通貨安を引き起こす金融緩和「だけ」しか有効
ではない。 - 170 :名無四月馬鹿:2002/05/02(Thu) 15:58
- >>169
>円安の害など何もない。
あまり怪しげな議論しなさんな。素人だますにゃちょうどいいかもしれないけどね。
経済厚生普通に比較してみたらどうよ。 - 171 :ドラエモン:2002/05/02(Thu) 16:05
- 交易条件が悪化するから害があるといいたいんだろう?>>170
問題は生産可能性曲線上での交易条件悪化効果と、大幅な不完全雇用からの脱出の比較の
話だぜ。あんたこそ、一見アカデミックなふりをして、いい加減なこというなよ。
レーガン政権の前半期にも、ドル安誘導の必要性を主張するマクロ経済学者に対して、
WSJあたりに巣くうサプライサイダースがドル高はアメリカの利益だと言い募っていたな。
挙句にプラザ合意に追い込まれ、それがめぐりめぐって日本のバブルや長期低迷に関係
してきたわけで、今の不況下で円高の効用なんかぶったり、アジアへの悪影響とか、
アジア通貨同盟なんて世迷言を並べてると、結局世界にますます迷惑かけることになるよ。 - 172 :名無四月馬鹿:2002/05/02(Thu) 16:43
- >>171
>交易条件が悪化するから害があるといいたいんだろう?
まさにその通り。
>挙句にプラザ合意に追い込まれ、それがめぐりめぐって日本のバブルや長期低迷に関係
プラザ合意の結果の円高不況の舵取り誤ったからそうなったわけで
関係ないわけじゃないけど、ポイントはずれてると思うが。
>今の不況下で円高の効用なんかぶったり、アジアへの悪影響とか、
>アジア通貨同盟なんて世迷言を並べてると、結局世界にますます迷惑かけることになるよ。
最適通貨圏の話好きな人はEUROネタやってんだろうけど、
個人的には関心なし。
(少しネタが古いが)円の国際化は必要だろうね。
結局、最後は自国の経済厚生に関心があるんだけど。 - 173 :ドラエモン:2002/05/02(Thu) 16:55
- を、やっぱり円の国際化好きなんだ(w どうして必要か教えてくれ。俺には何がメリッ
トか、全然理解できない。
で、前半だが、交易条件悪化と実質産出量増加の厚生比較で、前者が有意に後者と比較
できる根拠を教えてほしいもんだ。素人だましとまで言った以上、よほど大きな効果が
あるんだろうね?ちなみに、95年に78円/ドルに振れたときの交易利得は1兆円にも満た
ない(95年価格)けどな。 - 174 :歌舞音曲:2002/05/02(Thu) 18:32
- >>173
そうですね。「円の国際化」は、気楽なかんじで書けば、せいぜい外国のホテルの外貨両替でいつも円が種類も量も豊富にあればいい程度じゃないのかな?
その意味でよければ、一旅行者としては「人民元の国際化」が必要だよね。いつも不便なんだよね。夕方の北京国際空港につくと、いつもタクシー代にするために一万円を入国ロビーから出る前に自動両替機で両替しなくてはいけないし。日本にいるときから少しでいいから円と人民元の両替できないもんかなあ。求む、そんな「通貨の国際化論」 - 175 :ぱっぱらぱー:2002/05/02(Thu) 18:51
- 横レスですが…
円の国際化のメリットは、
①為替変動リスクが回避ないし軽減できる、
②シニョレッジ(造幣益)が享受でき、
したがって少々の経常収支赤字なら気にする必要がなくなる
③EU、NAFTAなど地域経済統合の動きが国際経済において高まっているが、
これはなんらかの事情で大戦間期のようにブロック経済につながりかねない。
したがって日本も経済の安全保証上、東アジアで地域経済圏を構築すべし。
この際、円の国際化というよりも円圏の構築が大きな役割を果たす。
といったところでしょうか。
円の国際化、円圏の構築については批判もたくさんあるでしょう。
たとえば、③に関連して、大東亜共栄圏の復活に向けてのone stepちゃうかと。 - 176 :ドラエモン:2002/05/02(Thu) 19:16
- 1.シニョリッジ本当に享受できるんですか?デフレ下での金融政策に慎重な防虫銀です
よ。インフレを阻止して国民の財産・富の防衛が第一の任務とか言ってるやつもいるのに外人からの搾取は平気なの(笑
2.その結果、金融政策の自由度は大幅に失われるんじゃないですか?
3.そもそも経常赤字を大量に出さないと外国の円保有は増えないわけで、因果は逆じゃ
ないの?
4.東アジアでアメリカから独立した経済圏を日本と作る気のある国なんかないですよ。
バブルのころならまだしも、アルゼンチンとかナミビア並みの国債格つけの国となにが
うれしくて地域経済圏をつくらにゃならんの?だいたい、FTAだって日本の都合で中々
決まらないわけで。
僕から見ると、国内の金融政策運営だけでこれだけ失敗続きの国が、偉そうに国際通貨を
目指そうという考えが可笑しい。 - 177 :プロボーラー[プロボーラ]:2002/05/02(Thu) 20:20
- 1.大丈夫です。ODAでばら撒けば。頑張れ、鈴木ムネオ(笑)。
2.大丈夫です。自由度を失うことが大切です(笑)。
3.大丈夫です。アジア各国に強制的に準備させます(笑)。
4.大丈夫です。スハルトはこけたけど、アジアの盟主達は民主主義が嫌いだから(笑)。
書いてて嫌になったなあ(涙)。 - 178 :ぱっぱらぱー:2002/05/02(Thu) 21:55
- 3.トリフィンとかいう古い学者が昔、「流動性ジレンマ」論を唱えていたそうですが…
(ある国の通貨が国際通貨になるには、各国がその通貨を
たくさん保有することが必要。これは経常収支赤字の垂れ流しで
達成可能だが、そんなことをするとその通貨の信認が崩れてしまう)。
これについては、日本が魅力のある金融資産(短期国債、政府短期証券 etc.)を
アジア・大洋州各国に提供できるように
国内の金融市場の規制緩和・整備を進めなければならないって議論は以前は盛んでした。
日本国債の格付けがここまで下がるとそんなことは笑い話になりつつありますが。
2.経済政策の自律性が失われるっていうのは、地域経済の安定に責任を
もつ覇権国の宿命でしょう。
国際通貨体制が不安定なのは、基軸通貨国アメリカが自国経済安定を優先した経済政策を
とっているからだ!という批判が以前はよく聞かれました。
…そんなアメリカ発の国際経済、国際通貨体制の混乱を避けるうえで、円の国際化は重要だ
という議論もありましたっけ。
ともあれ、いま、円の国際化について議論する人は少なくなりましたように感じます。
日本経済がデフレ不況にあえぎ、それどころじゃないってのが
本当のところでしょうか。(;^_^A - 179 :名無四月馬鹿:2002/05/02(Thu) 23:01
- 「長期ドル問題」ってのがありましたね。ハリージョンソンの。
翁邦雄が書くとしたら、さしずめ「長期円問題外」 - 180 :ドラエモン:2002/05/03(Fri) 00:39
- 変動相場制で各自が責任持てば良いじゃないですか。今だって、アメリカの方は日本経済に「ある種の」責任を感じて干渉してくるのだが、それが鬱陶しいと思ってる(それどころか激怒している)日本人は山ほどいるでしょう?独善的とはいえ、ともかくも敗戦国に食い物や技術をしこたま提供してもこの有様です。過去に因縁の多いアジア諸国の経済運営に「責任を持つ」だなんて言ったら、どれほど嫌がられるか分からない。
この件は、バブルの頃から95年くらいまで、政府の招待で途上国から日本に多くの人が「経済制度と経済政策の修得」に来ていたのですが、それにマクロ経済政策の講義をしながら内心赤面していた苦い思い出があります。お役人達はまだまだ自信満々でしたが、マクロ経済政策の効果といった話をしなきゃならないこっちの身にもなって欲しかったね。
地域経済に責任を持つなど、1億年くらい早い。もちろん通貨危機の際に資金提供することなど役に立つこともしてきたが、日本経済の運営に失敗していたため、IMFの滅茶苦茶パッケージを跳ね返す事も出来なかった責任は重い。これだって戦ってくれたのは、クルッグマンやスティグリッツだったわけです。 - 181 :Thumb:2002/05/03(Fri) 01:52
- 貨幣と言語は植民地支配における使用強制の道具だったわけだから、
そうした政治的優位性の象徴性の伝統からして、言語も通貨も国際化が同時に求められるものではなかろうか。いずれも恣意性の強いもの(前者は記号と意味の関係、後者は貨幣そのものに付与される価値)ですからね。
しかし、現状の変動相場制下のドル本位制も、英語が国際語として機能している現状とパラレル
だし、円の国際化を唱えるのであれば、日本語の国際化もすすめなければならない気もするけど。金本位制はラテン語、SDRはエスペラント語みたいなものでしょ。
日本語を誰も普及させようなどとは考えていないみたいだし、そもそも日本語を学ぼうとする
外国人の数も多くはないだろうから、円の国際化などそもそも誰も本気で考えていなっかたのでは。日本語がそうであるように、円で決済しようとする外国人をヘンな奴と自らが考える日本人の姿が頭に浮かぶ。 - 182 :ららら:2002/05/03(Fri) 02:13
- 外為審議会の分科会でやってるあれは冗談?
「アジア通貨バスケットなんちゃって論」なんつって…。
いやむしろそのほうが良いな(笑)。 - 183 :名無四月馬鹿:2002/05/03(Fri) 05:26
- まあ、日銀の国際局も実質的に解体されたし、
円を国際化させようと本気で考えているやつは
もういないのではないだろうか。
いるとしたらよほど頭がオハナバタケな人だな。 - 184 :ドラエモン:2002/05/03(Fri) 12:41
- いや、いるんですよ実際(藁
どうも、外為審での議論をかいま見るに、インフレターゲット反対の根拠の一つがこれら
しい。前にだれぞもメンションしてたが、「通貨への信任崩壊」を国内のハイパーインフ
レとか円の急落(300円/ドルとか)としてではなく、国際通貨としての信任の崩壊と
読んでる人も多いみたい。
大体、モルスタのロブ・フェルドマンなんか、少子高齢化と経常赤字は通貨発行益で乗り
切れなんて昔から吹聴している。さすがにMITのPh.D.様だけに「構造改革+反マクロ」
で首尾一貫はしてるな。まあ、首尾一貫して出鱈目なだけだけど(爆笑 - 185 :どんたく名無しさん:2002/05/03(Fri) 13:16
- 国際通貨ってのは自国外で広く用いられる通貨のことなんだろうけど、
そのためには、(1) 国外で広く決済手段として用いられる (2) 外貨建資産
として有利の2条件を備えなければならないんだろうけど、(1)については
経常収支が黒字の国では難しいし、(2)については、円貨建資産のクレジッ
トリスクの高さに鑑みるとデフレによるデバリュエーションリスクの低さ
(本当に低いのか?)を考慮に入れたとしてもお勧めできないわけで(不動産
も銀行預金も国債もみんなリスク抱えているから買えるのは「国際優良株」
くらいだがこの調子で行くとそのうち重要無形文化財として文化庁の指定を
受けなければならなくなるほど衰退が著しい)、今の状況ではそんなこと考
えるだけ時間の無駄だとムーディーズやエスピーもおっしゃっていると思う
のだが、まあそれで食っている人のことを考えると強くもいえまい、という
構図なのでしょうか。
去年あたりから格付け機関が「こんなこと世間の手前いいたくないんだけど
よお、インフレにしてくれよお」って言ってるんだから素直にそれに応じた
ほうが楽だと思うのは素人考えで、四谷大塚あたりではもっと素晴らしいマ
クロ経済学を教えているのかなあ。 - 186 :ドラエモン:2002/05/03(Fri) 15:20
- >>185
あ、年がバレルぞ(藁 うちの奥さんに言わせると、今は日脳研だそうだ。どうでも
良いけど(爆笑 - 187 :化け猫:2002/05/03(Fri) 17:15
- >>171
>問題は......大幅な不完全雇用からの脱出
ここが問題だぞ。現在、失業者は、350万人。
外需拡大だけで、これだけの失業を解消可能か?
仮に可能だとしたら、外国では大幅な失業が生じる。
つまり失業の輸出だ。政治的に可能か?
さて。円安で得するのは輸出産業だけ。GDP比で輸出はわずか。
GDPの大部分を占める第三次産業の失業を外需頼りで解決可能か?
問題をもう一つ。
市場経済では均衡点が最適なのに、なぜ均衡点を逸脱する
円安が好ましいのか?
誰が何のために円安(均衡点逸脱)を阻止するか?
問題をもう一つ。
将来、1ドル=100円になったとして、日本から金を借りた途上国は、
借金がドル建てと円建てとで、どちらが得か? (利子も考慮。)
将来強くなる通貨を使うことは、途上国にとって得か損か? - 188 :えどやねこはち:2002/05/03(Fri) 17:44
- >GDP比で輸出はわずか
10%くらいですよ。決して小さな数字じゃありません。
民間設備投資は15%弱ですし。 - 189 :ドラエモン:2002/05/03(Fri) 18:12
- >化け猫殿
1.円安誘導が、金融政策の裏づけを欠いたものであるなら、君の言うとおり、一時的に
輸出業者を潤すだけで、350万人の失業者を救うことにはならない。しかし、今の円レート
が恒常的にアメリカその他外国のインフレ率を日本のインフレ率が下回っている結果であ
り、その傾向が今後も続くという予想の結果であるなら、インフレ政策は恒常的な円安を
副作用として結果する。この場合には、マイルドインフレのメリットが生じるので、別に
輸出業者に特別の利益が生じるわけではない。経済全体に利益となる。
2.今の円レートが均衡水準だとしても、その前提になっている金融政策の変更が問題な
のであって、新たな円安水準も新たな均衡である。
3.一時的な円安なら将来円高になるが、恒常的な円安ならそうはならないので、途上国
が円建てで日本から借金しても特に問題はない。 - 190 :化け猫:2002/05/04(Sat) 07:13
- 1.3.
景気回復すれば、当面は円安だが、長期的には、
経済力が高まるので、円高になる。
経済力が弱まると、円安になる。
(これは今の「円安必要」説と同じ。)
2. レーガノミックス(ドル高)擁護と同じですね? - 191 :どんたく名無しさん:2002/05/04(Sat) 09:49
- >>189
インフレ政策の話と購買力平価の話がどう関わってくるのだろうか? - 192 :ドラエモン:2002/05/04(Sat) 10:16
- >>190、>>191
両方とも、為替レートの決定について誤解してるよ。為替レートはあくまでも通貨の交換比率、
つまり究極的には二国のマネーの相対量に依存して決まるものであって、経済力だとかなんとか
は関係ない。例えば、各国で数量説が長期的に成立するから
物価=流通速度・貨幣量/実質生産
となるから、物価の比率である為替レートは、相対的な流通速度、実質生産、貨幣量の比率にな
る。このうち、実質生産を「経済力」と呼びたければ呼んでも良いが、長期では潜在GDPとし
て決まってくるので、為替やマネーとは関係ない(貨幣の中立性)。
つまり長期的な為替レートの動向を決めるファクターで政策的に変化させられるのはマネーとい
うこと(インフレ政策・デフレ政策)になる - 193 :化け猫:2002/05/04(Sat) 12:30
- また問題。
金融政策による円安は可能か?
通常は金融政策による公定歩合の変更で数%の
為替相場変更が可能である。
しかし今求められているのは次のもの。
・ゼロ金利状態における、金融政策変更の余地
・それによる、20%以上の円安効果
さあ、為替介入なしで、可能か?
また、為替介入することは、可能か? (政治的に)
(注意:
インフレの必要性を否定しているわけではない。
流動性トラップ状態での金融政策の有効性を問題にしている。
350万人に対応する十分な有効性。
金利2%のときに2%の金利引き下げで円安をもたらし、
失業率を1%だけ改善する、と唱えるのなら同意。) - 194 :どんたく名無しさん:2002/05/04(Sat) 13:47
- インフレで消費つまり輸入、貿易が増えるほうが国際的には喜ばれる。
為替レベルなんてものは、貿易にくらべるところ短期的にはどうでもよい。 - 195 :化け猫:2002/05/04(Sat) 14:57
- >>192
それはおかしいな。
為替レートは貿易競争力で決まる、というのが定説。
物価水準じゃない。
物価水準は全商品によって決まるが、貿易競争力は
貿易財だけの競争力によって決まる。
途上国でいくら人件費や土地などが安くても人間や土地を輸入する
わけにはゆかないから、そういう物価は貿易財には反映しない。
事実を見ればすぐわかる。途上国と先進国の物価比較。
また、景気が回復すれば、円高になるのは確実。
それはドラ氏自身の主張に含まれている。
「景気が悪い → 円安が必要だ。円安政策を取る」
「景気が良くなった → 円安は必要ない。円安政策は捨てる」
景気回復後にも円安政策を取るなら、インフレ。だから円高。
為替トレーダーはみんなそう思っていますよ。
経済力 ≒ 貿易競争力 × 景気水準 - 196 :どんたく名無しさん:2002/05/04(Sat) 17:19
- >為替レートは貿易競争力で決まる、というのが定説。
>物価水準じゃない。
あのねえ、この定説間違ってるのよ。
じゃあ何で1980年代前半の円相場はものすごい円安だったの?
1ドル240円くらいあったんだよ。日本の競争力は空前絶後だったのにさあ。
それがプラザ合意まで5年以上も続いたのはなぜ? - 197 :さんゆうていこえんゆう:2002/05/04(Sat) 17:36
- >195
>それはおかしいな。
おかしかったら、笑いませう。
わーっはっはっはっは!(^O^)
わーっはっはっは!いーーーっひっひっひ!…ぐっぐるじぃぃぃぃぃぃ!!
こちょぐるな!!(ノ`■´)ノ ~┻━┻
でへっ。(^^ゞ - 198 :さんゆうていこえんゆう:2002/05/04(Sat) 17:48
- >何で1980年代前半の円相場はものすごい円安だったの?
1981年に始まったレーガノミックスが原因です。
レーガン政権は、マネーサプライの厳格な管理を行うと同時に、
強いアメリカの復活を掲げて軍事支出を大幅に増加しました。
その結果、金利が高騰し、それを受けてドルが高騰(円は急落)し、
経常収支は大幅な赤字となりました。
こうしていわゆる「双子の赤字」(財政・貿易赤字)が持ち上がりました。
製造業は海外に移転し、経済の空洞化という問題も持ち上がりました。
ドル高については、このとき、冷戦構造が緊迫化していたこともあって
有事のドル高が続いていたという説もあります。
しかし、1985年ごろになっていわゆる「サステナビリティー」問題
(このままでは、ドルが大暴落し、世界経済が大混乱に陥りかねない)が持ち上がり、
プラザ合意となったわけです。 - 199 :ドラエモン:2002/05/04(Sat) 22:44
- ウーン・・・
貿易競争力って何?まずは、これを教えて頂戴。
で、僕の言ってる購買力平価は卸売物価ベースで、財だから貿易可能なものばかりだから
君の言うのはちょいと当たらない。 - 200 :ドラエモン:2002/05/04(Sat) 22:45
- 上は化け猫氏@>>195への質問と答え。
- 201 :すりらんか:2002/05/05(Sun) 01:37
- >為替レートは貿易競争力で決まる、というのが定説。
僕は通り一遍の経済学は勉強したつもりですがこれ聞いたことが
ないんですよ.というか「貿易競争力」というの自体ビジネス誌
くらいでしか見たこと無いです.
>長期的な為替レートの動向を決めるファクターで政策的に変化さ
>せられるのはマネー
を否定して両国の期待インフレ率と為替レートの関係がずれてい
る(っていうか無関係)って言うのはフリーランチがあると言う
ことでしょうか?だったらむちゃむちゃおいしいけどそんなのあ
り?ここがロードス島だココで跳べ! - 202 :どんたく名無しさん:2002/05/05(Sun) 02:22
- だから、インフレ政策とったとしても、それが即円安になる
なんていうことははありえない・・・。
ましてや、キャピタルフライトになるなんていう骨髄反射はありえない・・・ - 203 :化け猫:2002/05/05(Sun) 06:41
- >>189, >>192
この二つは言っていることがまったく正反対。
A,B 2国の物価上昇率が異なっていて、
Aが3%で、Bが1%だとする。
比較して、毎年、Bは2%物価上昇率が低くなり、貨幣価値が
2%上がる。
192 によると、Bは相対的に貨幣価値が上がるから、平価は2%上がる。
189 によると、Bはインフレ政策が必要だから、副作用で、平価は下がる。
どちらが正しいか?
実は、どちらも効果はある。(どちらも部分的には正しい。)
ただし、192の効果は2%だけ。189の効果は非常に大きく、
7%ぐらいの効果がある。差し引きして、5%の平価下落。
通常、192の効果は小さいので無視してよく、189だけが残る。
つまり、不況のときは平価下落。好況のときは平価上昇。
これは事実に符合している。
もし 192 が正しければ、デフレの日本は円高となる。
デフレが悪化すると、企業はどんどん赤字になって倒産し、
失業者があふれて、国家は壊滅的。そのとき大幅な円高になる、
というのが192の説。むしろ、
貨幣価値と経済力は比例する、と単純に考えた方がよい。 - 204 :化け猫:2002/05/05(Sun) 06:43
- >>199
貿易競争力とは? 輸出入が均衡になるような平価水準でわかる。
マネー過剰で増える物価には土地や株も含まれる。
物価指数だけ見ちゃダメ。 - 205 :どんたく名無しさん:2002/05/05(Sun) 06:53
- 単純化
貨幣価値と貨幣量に経済力は比例する。
単純に貨幣価値と貨幣量のどちらに比例するかは、
金融政策の基準をどちらにとるかの金融政策の問題。
(基準となるほうは当然固定、定義の問題)
マネー量が物価指数だけでは駄目なような複雑なものなら、
貨幣価値を基準とするほうがわかりやすいし、使い易い。 - 206 :どんたく名無しさん:2002/05/05(Sun) 07:50
- >>198
前から思ってたんだが、君のギャグとてもつまらないよ。
つーか横から出て答えないで欲しいな。 - 207 :どんたく名無しさん:2002/05/05(Sun) 08:18
- それにしても、ふだん貨幣は非中立だって言ってる人たちが
貨幣数量説で語るのがおもしろいね。 - 208 :どんたく名無しさん:2002/05/05(Sun) 08:43
- 多国間だと相対性の話が入るから、数量説関係ないんじゃないの
(重力変換でもやるのか・・・) - 209 :すりらんか:2002/05/05(Sun) 12:00
- >貿易競争力とは? 輸出入が均衡になるような平価水準でわかる。
フロー概念である経常収支均衡をそのようにするのはおかしいでしょう.
異時点間代替の考え方が抜けちゃってる.第一,それ全然定説じゃない
でしょ?さらに,
>マネー過剰で増える物価には土地や株も含まれる。
>物価指数だけ見ちゃダメ。
っていうのは単にCPIやWPIのカバレッジがマズイといっているだけで,
理論的な物価指数(ストックが入っているからそうはいわないけど)
ならば為替レートは物価変化差で決まるといっているんでないの?? - 210 :すりらんか:2002/05/05(Sun) 12:14
- >Aが3%で、Bが1%だとする。
>Bは相対的に貨幣価値が上がるから、平価は2%上がる。
>Bはインフレ政策が必要だから、副作用で、平価は下がる。
インフレ政策がとられるけどBの(期待)インフレ率は変わらな
いという想定は全く意味が分からない.
>192の効果は2%だけ。189の効果は非常に大きく、
>7%ぐらいの効果がある。差し引きして、5%の平価下落。
数字を出すときにはちゃちでいいから統計的な根拠を出すこと!
根拠無しにいってる単なる「フカシ」なら書かないで欲しい.
>貨幣価値と経済力は比例する、と単純に考えた方がよい
デフレで貨幣価値が上がることは認めているのだからデフレ=
経済力上昇ということか?自分でいっている単語の意味が分か
らなくなっているのではないのか??ちなみに
>不況のときは平価下落。好況のときは平価上昇。
>これは事実に符合している。
これ全然そんなことないです.為替レートのデータなんてネッ
ト中にころがってるからGDPの差分あたりとプロットしてみ.ふ
と思ったのだけど円高=円価値上昇=邦貨建てレート低下,っ
て理解して書いてますか?なんかゴッチャになってる気がする
んですが? - 211 :化け猫:2002/05/05(Sun) 12:45
- >>199
非貿易財として一番肝心なものを見失っている。
サービスだ。これがGDPの大半を占める。
しかもそれらの価格はマネー供給の影響を
貿易財と同等に受ける。
貿易競争力というのはわかりやすく理解するための言葉。
正しくは国際収支が均衡するようになればよい。
基本的には貿易収支が均衡すればよい。
貿易収支が均衡すると、先進国では平価が高くなり、
(非貿易財を含めた)一般物価水準が上昇する。
だから物価が高い国ほど、貿易競争力が強いことになる。
「物価水準は均衡するべきだ。日本のサービス価格が高いのは問題だ」
という主張があるが、それは「日本の貿易財の輸出競争力を弱め、
賃金を切り下げよ」と主張していることになる。
先進国と途上国とで物価水準(賃金水準)は均衡しない。
均衡するのは輸出入。輸出入は価格では均衡せず、
価格と商品力とのかねあいで均衡する。
商品力=貿易競争力=非価格競争力
≒技術水準や品質的魅力。 - 212 :化け猫:2002/05/05(Sun) 12:48
- >貨幣価値と経済力は比例する、と単純に考えた方がよい
すみません。「貨幣価値」でなく「平価」の誤記でした。
為替レートは、最近、ドル安で、これは米国景気の悪化に対応。
だいたいいつもそうです。景気と連動します。 - 213 :すりらんか:2002/05/05(Sun) 16:51
- >正しくは国際収支が均衡するようになればよい。
というのはおかしい.というか金本位時代の遺物といってよい思考法です.
例えば,成長が見込まれる経済・好況期に国際収支均衡という天井を填め
てしまうよりも,使うときには借り手でもつかえ,余ってる(というと語
弊があるが)ならば貯蓄する方が「厳密に」経済厚生は向上する(借りた
り貯めたりしないということも可能だから).
>先進国と途上国とで物価水準(賃金水準)は均衡しない。
>均衡するのは輸出入
変動相場制で均衡するのは円需要と円供給(ドル供給とドル需要)でありそ
れ以外ではない.
議論全体が「固定相場制にすべき」「○○すべき」と「××になる」がごち
ゃ混ぜになってしまっていますよ.国際経済の基本に関しては『経済対立は
誰が起こすのか』(野口旭 ちくま新書)が丁寧で分かりやすい&おもろい
のでご一読アレ. - 214 :すりらんか:2002/05/05(Sun) 17:00
- >為替レートは、最近、ドル安で、これは米国景気の悪化に対応。
>だいたいいつもそうです。景気と連動します。
これ自体全然明らかな関係ではないと思いますし,もっと悪いことには
今までのあなたの主張とこれは矛盾しますよ.不景気→輸入減退→経常
収支好転だから君の主張である「経常収支均衡にむけ為替は変化」なら
ば「不景気ならばドル高」といわにゃならん.
>「物価水準は均衡するべきだ。日本のサービス価格が高いのは問題だ」
>という主張があるが、それは「日本の貿易財の輸出競争力を弱め、
>賃金を切り下げよ」と主張していることになる。
この主張がナンセンスなのはこの板でも何度か議論しましたし,これが
何で僕らへの反論なのか理解できない.第一に銅鑼さんも書いてるがtr
adables中心のWPI使え(orそれに資産価格をウェーとしたもの)って主
張してるだけでは?さらに後半は「円安になると輸出競争力が弱まる」
というのは通常の用語法とはだいぶ違うと思いますが??? - 215 :化け猫:2002/05/05(Sun) 17:40
- >>210
>不況のときは平価下落。好況のときは平価上昇。
>これは事実に符合している。
>これ全然そんなことないです.為替レートのデータなんてネッ
>ト中にころがってるからGDPの差分あたりとプロットしてみ.
景気の良し悪しはGDPの差分を見るのではない。
金利を見る。
景気悪化 = (少し遅れて)金利引き下げ = 円安
明白に見て取れます。(逆も成立)
だいたい、これは、ドラ氏たち自身の主張ですよ。
「景気の悪いときは金融政策で円安にせよ」
と主張しているはずでは? いったい、どっち?
>ならば為替レートは物価変化差で決まる
そんなに単純じゃない。貿易収支のほか、
資本収支の影響もある。上記の金利影響はそのことをも示す。
(景気水準の影響 ≒ 金利変化 ≒≒≒ 資本収支の影響 )
勘違いがありそうだ。
インフレ目標では景気回復期には低金利。(円安)
そう思っているのでは? たしかに短期的にはそうだ。
しかし景気回復後にはインフレ目標では高金利。(円高)
低金利は永続するわけではない。 - 216 :招き猫:2002/05/05(Sun) 17:44
- ちょっと誤解がありますが、
反論・批判などが目的ではありません。
そう受け取られるようでしたら、お詫びします。
また、ごくささいな勘違いは、指摘しません。 - 217 :ドラエモン:2002/05/05(Sun) 18:17
- >化け猫氏
>勘違いがありそうだ。
>インフレ目標では景気回復期には低金利。(円安)
>そう思っているのでは? たしかに短期的にはそうだ。
これには文句ありません。
>しかし景気回復後にはインフレ目標では高金利。(円高)
>低金利は永続するわけではない。
当然、景気が回復したら超低金利は終わるだろうが、だからといって購買力平価を越える
円高になる必然性はないよ。たとえ金利が他国に比べ高めでも、インフレ率が他国に比べ
高めか低めかで、最終的な効果は違う。 - 218 :どんたく名無しさん:2002/05/05(Sun) 20:16
- 上の議論はなんかあんましわかりませんが、
経常取引よりも資本取引が支配的な現代のフロート制のもとでは、
①短期:為替心理説・・・オーバーシュート、アンダーシュートあり
②中期:アセットアプローチ・・・ミスアラインメントあり
③長期:購買力平価説
の説明力が高いのでは?
短期でみると、ファンダメンタルズ、国際政治(戦争、大災害等)などなど
いろんな要因と絡めて、日々のニュースが市場参加者の期待に影響を与える。
群衆心理を読み解くことが鍵となる。
中期については、ミスアラインメントが続くと、互いの経済構造がそれに応じて変化するので、
長期的にみると購買力平価が成立するという見方もやや問題ありという見方もあり。
ってことがいえるのではないでしょうか?
そういえば、最近、マクロ経済政策協調って話は聞かなくなりましたね。 - 219 :ドラエモン:2002/05/05(Sun) 22:53
- >>218 御意。小宮先生の慧眼通りに政策協調はパーになったように思う。もちろん、浜田
先生を嚆矢とするような政策協調の理論の方は生きてんじゃないですか? - 220 :すりらんか:2002/05/06(Mon) 00:38
- >景気の良し悪しはGDPの差分を見るのではない。金利を見る。
というのは標準的ではない(標準的でない設定で語る場合は断
らないといけない)ですし,
>景気悪化 = (少し遅れて)金利引き下げ = 円安
>明白に見て取れます。(逆も成立)
これって政策反応関数と利子率平価の合わせ技ですよ.少なく
ともこう言うのは「景気が悪いならば円安」とはいわない.為
替レートは金利平価で決定してて景気に対する反応として不況
時には低利子率誘導へのが行われるという話.
もしかして,政策反応関数の話をしたいのでしょうか?それだ
としても発言相互が矛盾している.
で,利子率平価を重要視する(いろいろな要因だというのは何
もいっていないのと同じどれが重要なファクターか--少なく
とも各期間毎にどれが重要なのか語らねば無意味です)という
ことは前に出てきた「貿易収支均衡を達成するよう為替レート
が決定する(それともこれは「べき」論なのかしら)」という
論理はどうしちゃったんですか??またもし「べきだ」論とし
たならば>>213の第一段落の問題にぶつかるはずです.
とりあえず問題点をひとつづつ片していくとして私の提案
「国際収支均衡は放任下で達成される自律的なものではないし,
必要でも望ましいものでもない」
に関してはどのように思われているのですか? - 221 :すりらんか:2002/05/06(Mon) 00:41
- おっとっと「国際収支均衡」というと(特に第一点に関して)め
んどくさい問題が生じるので,上のラストは,
>「貿易収支均衡は放任下で達成される自律的なものではないし,
>必要でも望ましいものでもない」
>に関してはどのように思われているのですか?
に変更させてください. - 222 :すりらんか:2002/05/06(Mon) 00:56
- >ちょっと誤解がありますが、
>反論・批判などが目的ではありません。
>そう受け取られるようでしたら、お詫びします。
いえいえ.こういうのは気にされなくてもいいかと.メチャメチャな
話をふっかけてきて「これが正しいにきまってんだろゴルア」みたい
なのにも耐えてますから(爆).むしろ相互に理解を探ろうとして批
判・反批判をするのはいいことだと思いますよ. - 223 :dell:2002/05/06(Mon) 23:01
- 招き猫氏大暴れですね。
招き猫氏の問題提議で一つ興味深かったのは
>>187
>現在、失業者は、350万人。外需拡大だけで、これだけの失業を解消可能か?
仮に可能だとしたら、外国では大幅な失業が生じる。つまり失業の輸出だ。政治的に可能か?
金融緩和だけに頼ってデフレ対策を採った場合、当面は外需主導による景気回復になる事は避け難いのではないかと思われます。
最終的にはもちろん内需拡大につながるにしても、潜在成長率経路に乗り内需に火がつくまで外需に依存するとなると、諸外国の経済に与える影響(特にアジア経済)が懸念されます。
この点を考慮すれば、すなわち国際経済に対する日本の責任をも考慮すれば、内需喚起のための財政出動の併用も必要ではないでしょうか、ドラエモンさん。 - 224 :ドラエモン:2002/05/07(Tue) 00:41
- 順序の問題なんです>dellさん
今、財政政策の乗数効果は著しく低下している原因がデフレだと考える十分な根拠が有り
それゆえ、回復過程で財政赤字の拡大幅を最小化するためには、まずは金融緩和から始め
なければ駄目だと思う。さらに、マンデル&フレミング効果も完全に否定は出来ないので
財政頼みはリスキー過ぎる。そしてなにより、デフレ解消は為替レート低下を必然的に伴
うはずであり、スヴェンソン教授ではないが輸出入物価を動かして見せるほど金融政策の
有効性を証明するのに露骨な手段はない。 - 225 :dell:2002/05/07(Tue) 01:04
- >>224
「内需喚起のための財政出動の併用も必要」ということであって「財政頼み」というとちょっとニュアンスが違うのですが・・・。 あえて言えば「金融・財政頼み」。(笑)
まあそれはそれとして、「順序の問題」ということは、金融緩和の効果で外需主導の景気回復が始まったある段階で財政を出動するということかと思いますが、財政出動のタイミングとしてはどういうのがベストでしょう? - 226 :どんたく名無しさん:2002/05/07(Tue) 01:23
- >財政政策の乗数効果は著しく低下している原因がデフレだと考える十分な根拠が有り
これ本当ですか? - 227 :どんたく名無しさん:2002/05/07(Tue) 01:32
- やたら猫が多いな。
化け猫は迷い猫なのか? - 228 :どんたく名無しさん:2002/05/07(Tue) 01:36
- いや、どら猫の親戚だろ
- 229 :にゃんこ:2002/05/14(Tue) 20:24
- 猫がねこむ。おきて O0。。(_ _))ヽ(^^ ) 起きて♪
猫がねころぶ。*・・(o_ _)o ばっきんきゅ~♪ - 230 :並盛梅雨だく名無しさん:2002/06/16(Sun) 19:45
- ルーカスのフォロスコープ
http://members.tripod.co.jp/JupiterLee/index-32.html - 231 :招き猫@IQ20以とち下の業界:2002/06/16(Sun) 21:09
- ザ・モデルは「化け猫」じゃないの?
- 232 :招き猫@IQ20以とち下の業界:2002/06/16(Sun) 21:16
- 化け猫は=招かれざる猫だよね。
うん、俺じゃないんだから、きっと。 - 233 :100%USOKAMONA:2002/06/16(Sun) 22:25
- シュレーディンガーの猫
- 234 :招き猫@IQ20以下の業界:2002/06/16(Sun) 23:40
- >>233
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/etc/joke/sch.html
俺には、デ・ジャブっていう気がした。 - 235 :ドラエモン:2002/10/10(Thu) 01:03
- 日銀に一段の量的緩和を求める…IMF局長
来日中の国際通貨基金(IMF)のケネス・ロゴフ経済顧問兼調査局長は9日、都内で記者会見し、「日本がデフレ圧力から脱却するには、日本銀行はもっと量的緩和を行うべきだ」と述べ、日銀に一段の金融緩和を求めた。
さらに、一定の物価上昇率を目標に金融政策を運営するインフレ目標の設定について、「過度のインフレを招く危険はあるが、デフレを終息させるには手荒い手段も必要だ。ゼロ金利下では、日銀が採れる政策手段も限られており、長期のデフレが続く中で、積極的な政策に乗り出すべきだ」と強調した。
ロゴフ局長はこのほか「銀行や企業の徹底的な組織改革が必要。銀行が持つ貸出債権を正常化し、企業に改革のペースをつかませるべきだ」と述べた。
(10月10日00:02) - 236 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 01:06
- >過度のインフレを招く危険はあるが、
これをきちんとコメントしてくれる人は信頼に足るね。
でもこの板では、ここの危険性は語られないから怪しいんだよな。 - 237 :ドラエモン:2002/10/10(Thu) 01:18
- >>236
つーかねぇ、そもそも物価は上がらないという主張との戦いで消耗してしまったけどねぇ。
で、その後のインフレの制御可能性は、ロゴフの慎重な言い回しにも関わらず、実際には
能動的な金融政策が原因で過度のインフレになったことは過去に一度も観測されていない
わけでね。日銀理論=受動的金融調整だけが現実の金融調整というスタンスでは、確かに
過度のインフレに容易に突っ込むけど・・・ - 238 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 01:42
- >>237
>そもそも物価は上がらないという主張との戦いで消耗してしまったけどねぇ。
どんな戦いしてたかは知りませんが、
そう簡単には上がらないでしょう。
でも上がるほどの政策をとったとき、制御不能になる可能性が結構ありそうでしょう。
それを念頭に置いた上で議論して欲しいんですけど。 - 239 :ドラエモン:2002/10/10(Thu) 01:51
- ないでしょう(笑)
世界大恐慌の時代には10%を超える大デフレからインフレに反転しても3%程度にしかなって
ません。失業率25%、GDPは既往ピークの半分という凄い状態で大デフレをインフレに反転させるほどの金融政策を発動しても制御不能なインフレなんか起こっていない。 - 240 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 02:05
- >>239
大恐慌と比べられても比較対象が悪そーで・・・ - 241 :ドラエモン:2002/10/10(Thu) 02:56
- >>240
なぜ? デフレを反転させるほどの金融緩和には副作用として強烈なインフレが生じるという
主張に対して、容易なことでは反転しそうもない猛烈なデフレからの反転のケースを比較対象
に持ってくるのは十分意味があると思うけど?
マイルドデフレのケースなら90年代のニュージーランドがあるが、ここでもインフレの顕著な
昂進なんか起こっていないのは同じだが。 - 242 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 03:02
- >>241
日銀は何をしたいのでしょうか?
どうもなお一層の金融緩和を不良債権処理とひきかえにみたいな空気が感じられるようになって
きたのですが、日銀は何が目的なのでしょうか?不良債権処理で気が済むのでしょうか? - 243 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 03:32
- >>241
日銀がマネーサプライのコントロールに失敗した例として、
70年代前半(狂乱物価)とか80年代後半(資産価格インフレ)って
気になりませんか? - 244 :招き猫:2002/10/10(Thu) 10:50
- >>243
70年代前半(狂乱物価)の物価上昇率って一体いくら?
ハイパーインフレの定義は?その二つの違いは? - 245 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 10:56
- 歌舞。しかしアナウンス効果でこれだけ続落か。本格化したらどうなるんだ? やはりもれの
やるんだったら徹底的にやれ、ごらあ路線が現実化しそうだ。それにしても日銀いつまで偽善的な行為を続けるのだ? しかもマスコミも気づけよなあ。理論的には株価の底値のあとの急反発なんてシナリオが自律的には成立しないてことを。これはこのまま適切な手をうたんと取引停止か? - 246 :↑:2002/10/10(Thu) 10:59
- 20%超
ハイパーではないが、10%程度のインフレくるくらいだったら、
(漏れ借金持ちだけど)マイルドデフレの方がずっとまし。
不動産屋にはいやだろうけどね。 - 247 :↑:2002/10/10(Thu) 11:00
- 246は244へのレス
スマソ - 248 :↑:2002/10/10(Thu) 11:04
- その頃の失業率は?
しかし、不動産屋だけの問題か?
すでに大手生保は日本生命を除いて株式含み損、さらに8400円われで日本生命すら含み損を抱えるのだぞ。これは一例にすぎない。 - 249 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 11:26
- 年度 消費者物価上昇率 失業率 実質GDP成長率
――――――――――――――――――――――――――
1972 4.9 1.4 8.4
1973 11.7 1.3 8.0
1974 23.2 1.4 -1.2
1975 11.7 1.9 3.1
1976 9.4 2.0 4.0
1977 8.1 2.0 4.4
1978 4.2 2.2 5.3
1979 3.7 2.1 5.5
1980 7.7 2.0 2.8
1981 4.9 2.2 2.8
1982 2.8 2.4 3.1
1983 1.9 2.6 2.3
1984 2.3 2.7 3.8
1985 2.0 2.6 4.4
1986 0.6 2.8 3.0
1987 0.1 2.8 4.5
1988 0.7 2.5 6.5
1989 2.3 2.3 5.3
1990 3.1 2.1 5.3
1991 3.3 2.1 3.1
1992 1.6 2.2 0.9
1993 1.3 2.5 0.4
1994 0.7 2.9 1.0
1995 -0.1 3.2 1.6
1996 0.1 3.4 3.5
1997 1.8 3.4 1.8
1998 0.6 4.1 -1.1
1999 -0.3 4.7 0.8
2000 -0.7 4.7 1.7 - 250 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 11:57
- そもそも、オイルショックのようなコストプッシュ・インフレと
大金融緩和による需要拡大によるリフレーションを同列に論じるのはおかしい。
1973~1974年の大インフレの原因に関する小宮隆太郎と日銀の論争よって
所謂「日銀理論」の存在が明らかになった。
日銀が受動的なハイパワードマネー供給を止めていれば
第一次オイルショック直後の大インフレをかなり緩和できていたはずである。
議論の場では日銀サイドはかなり滅茶苦茶なことを言っていたようだが、
その後の数字を見れば、日銀は第一次オイルショックへの対応の失敗の教訓に
十分配慮した政策を行なっていたことがわかる。
第一次オイルショック失敗の後はマネーサプライに配慮した政策を行なっていた。
第二次オイルショック時のインフレ率上昇幅が小さかったことも、
1980年代前半に安定した経済成長が実現できたのもそのおかげである。
しかし、1980年代後半からそういう金融政策のスタイルが崩れ始めた。
その結果がバブルの膨張とバブル崩解後のデフレ不況である。
インフレーション・ターゲティングの枠組のもとでのリフレ政策を行なえば、
インフレ率が上昇し過ぎたときに中央銀行は必ず金融引締を行なうことになる。
インフレ率のさらなる上昇を予想して行動する人たちは痛い目に会うだろう。
そうなることを確実にする枠組がインフレーション・ターゲティングである。
インフレーション・ターゲティングの枠組の採用は、
インフレ率が上昇し過ぎることを防ぐことに貢献するだろう。
実際にはインフレーション・ターゲティングのような知恵が存在しない時代の
リフレ政策によってインフレ率が無用に上昇したりしなかったので、
これは少々心配し過ぎなのだが、念のためにインフレーション・ターゲティング
の枠組を採用することには賛成しておいた方が良いだろう。 - 251 :招き猫:2002/10/10(Thu) 12:51
- >>249
ありがとよ。俺は狂乱物価の時代に子供だったけど、トイレットペーパーを買うのにおばちゃん達が並んだ以外の記憶は無いぞ。他に大変だった事って何だ?
インフレ基調になれば、個人の不満は多少つのるかもしれないが、今のような高水準の失業率や
自殺者数3万人というのは下がるに違いない。 - 252 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 12:58
- まあ日銀の周期からいったら
ニクソン・ショック後、円高不況後に続き、
マネーサプライのコントロールに大失敗するのに、
そろそろいい時期だろうな。
そのうち、インフレ派の喜ぶ政策やって
あげく大失敗するであろうことを予想しておく。 - 253 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 13:18
- >>248
>すでに大手生保は日本生命を除いて株式含み損、さらに8400円われで日本生命すら含み損を抱えるのだぞ。
大手生保考えるなら、株価より低金利のほうがずっと問題なんだが、
低金利はお好きなようだね。 - 254 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 13:21
- まぁ、アクセス数が伸びているのが昼間だから、まだましだろうが・・
このまま、株価が下落し続けると、苺の経済版がパンクするかもしれないな。 - 255 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 13:25
- >>251
>俺は狂乱物価の時代に子供だったけど、トイレットペーパーを買うのにおばちゃん達が並んだ以外の記憶は無いぞ。他に大変だった事って何だ?
素直にそのおばちゃんたちに聞いてみな。
「今のマイルドデフレと当時の狂乱物価とどっちがいい?」って。
おばちゃんたち、大部分が「今のがいい」って答えるよ。
庶民感覚出すんなら、怪しいことやってた連中よりおばちゃんの感覚に
いった方がいいよ。 - 256 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 13:52
- >>253
だからといって、金利を上げられないだろう?不動産屋のことばかり考えてはいけないように、生保のことばかり考えてはいけないからな。
別スレで話題になっているように、名目金利を先行上昇させる、という御仁もいるようだが、それはナンセンス。 - 257 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 13:54
- >>255
ぷ。今度はおばあちゃんのことを考えて、マクロ政策を考えるのか。しかし、そのおばあちゃんたちを支える年金は誰が払っているのか?しかも、その頃と違って、年金は物価スライド制を導入しているぜ。 - 258 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 14:20
- >>256,>>257
マクロ政策の名の下にどういう分配政策が絡むか
きちっと理解できればいいんだよ。
マクロ政策って言ってるからって、それから独立ではないんでね。 - 259 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 14:48
- >>258
しかし、デフレ不況の下、自分の生活だけ影響受けない、なんていうことがあるのだろうか。
分配政策についてのきちんとした理解、というのは重要だ。私の考えでは、なにしろ全体のパイが縮小しているのだから、それを拡大させることが大事だというものだが。
ただ「分配政策についてのきちんとした理解」という名前のもとに、「ハイパーではないが、10%程度のインフレくるくらいだったら、(漏れ借金持ちだけど)マイルドデフレの方がずっとまし」という「自分の立場」を正当化することだけはないように願いたい。ちなみに、ご存知のように、借金されているならば、デフレのもとでは不利ですな。 - 260 :招き猫:2002/10/10(Thu) 15:26
- >>255
「鷲掴み」スレでも何度も言っているが、「民意(おばちゃんの気持ち)」が正しいなら、そうするよ。民意が間違う事は多い。大切なことは、何のために「経済学」という学問が存在するかだ。
「民意」だけで経済政策決めるのなら、そうしたらいい。そして、経済学という学問そのものを
放棄・崩壊させればいい。 - 261 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 18:00
- >>259
>私の考えでは、なにしろ全体のパイが縮小しているのだから、それを拡大させることが大事だというものだが。
この考え方に異存はない。
全体のパイを拡大させること=効率性を追求すること
とマクロ政策は一致してない。
効率性を追求するミクロ的な政策と異なるマクロ政策の主張は
しばしば分配問題の隠れ蓑である。
>ちなみに、ご存知のように、借金されているならば、デフレのもとでは不利ですな。
年間の消費額に比べたら借金額の方が少ないんでね。
インフレになったって入りが増える保証は何もない
(少なくとも再契約までは割に合わない)以上、
インフレの方がやだよ。
>>260
自殺者の数でいろいろいうのはどうかと思うんで、
「民意(おばちゃんの気持ち)」を取り上げただけ。
(ついでに、正直なところいっておけば、
廃業する人は多いが自殺する人は少ない、
元事業主の自殺で多いパターンが
本業以外でバブルで調子こいてた人が多い、というのが
私の知る範囲にあるor聞く話) - 262 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 18:51
- >>261
マクロの最初で、非自発的失業の存在こそ、資源の非効率利用の最たるものだ、と学ばなかったのか?
「年間の消費額に比べたら借金額のほうが少ない」とか、よくわからない理屈だ。デフレによって、実質利子率が上がっているのに、反応しないということか?あまり合理的ではないな。さらにいえば、普通、デフレの下では、収入が増える保証はなく、収入は確実に減っていくはずだが。もちろん、名目値の下方硬直性から、実質賃金がきり下がるにはラグがあるが、それもいずれは徐々に減っていくのだが。なにしろ、デフレのもとで設備投資はされていないし、機械設備もどんどん老朽化していく。
「私の知る範囲」を超えられない人のようですな。 - 263 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 19:13
- >>261
>インフレの方がやだよ。
あんたがおばちゃんだと言うことを自ら立証したわけだ。 - 264 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 19:21
- >>261>本業以外でバブルで調子こいてた人が多い
バブル期で調子こいて何か問題あるか?
経済的には、チミのようにデフレが良い(おそらくブックオフや\100店のファンだろう)より、
バブル等その時々で金ジャンジャン使うヤシらのが世の中のためになってるな。
チミはバブル悪玉説が好きと見た。 - 265 :しろうと:2002/10/10(Thu) 19:25
- >>264
金回りがいい人を見て、激しく嫉妬する人なのでせうね。 - 266 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 20:25
- >>262
非自発的失業の存在ってのは懐かしい響きだ - 267 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 20:26
- >>265
嫉妬するより自業自得ってみんな見てるけど
判断誤った人守ってあげてどうするの - 268 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 20:31
- >>266
つうことは、今の失業者は全部構造的失業者だ、とか?本気かね。 - 269 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 20:40
- これで失業給付が減ったときにどうなるかが楽しみだな
- 270 :ドラエモン:2002/10/10(Thu) 20:44
- おお、こんなにルーカス批判の声が強いとは驚いた。
- 271 :28:2002/10/10(Thu) 20:46
- 失業給付も減るし年金給付も減るし健康保険負担率も上がるし少子高齢化だし失業者はまだ増えるし、
くっくっくっ、どうなることやら・・ - 272 :↑:2002/10/10(Thu) 20:47
- 28は間違い。スマソ
- 273 :名無しサンバルカン:2002/10/10(Thu) 23:04
- 失業給付がかなり減れば中高年失業者の多くが
結構早く再就職するよ。 - 274 :赤い眼鏡:2004/03/31(Wed) 14:58
- Chapter5
Economic GrowthⅡ(第5章 経済成長Ⅱ)
http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/mankiw/mankiw05.htm
ルーカスの内生的成長理論
http://homepage1.nifty.com/tonogi/madeconomists/yubenron/ron4.html
景気循環論の研究
http://homepage1.nifty.com/tonogi/madeconomists/keikaku/keikaku.html
Robert E. Lucas, Jr.
http://home.uchicago.edu/~sogrodow/
“Macroeconomic Priorities”
http://home.uchicago.edu/~sogrodow/homepage/paddress03.pdf
Monetary Neutrality
http://www.nobel.se/economics/laureates/1995/lucas-lecture.pdf
基本的なインフレ率とフィリップ曲線
http://www.imes.boj.or.jp/jdps99/99-J-47.pdf
利子率と物価水準
http://www.mof.go.jp/f-review/r20/r_20_053_066.pdf
Robert J. Barro
http://post.economics.harvard.edu/faculty/barro/barro.html
Epilogue
What We Know,What We Don’t
http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/mankiw/epilogue.htm
参照URL
郡上経済学研究所
http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/
日本銀行金融研究所
http://www.imes.boj.or.jp/
WorkShop
http://prof.mt.tama.hosei.ac.jp/~miya_ken/workshop.html - 275 :名無しさんの冒険:2004/03/31(Wed) 17:32
- 赤い眼鏡氏へ>
前々から疑問なのだったのだが、そうやってホームページを貼り付けて、赤い眼鏡氏自身
の知識は増えるのだろうか?それよりもどれかひとつでもいいからしっかり勉強して基礎
力をつけたほうが良いのではないだろうか。マクロに興味があるならば、マンキューマク
ロを読んでから、ローマーをしっかり読むことが初心者にはいい道ではないか。まるで洋
書を買って本棚に飾っておくだけで自分が偉くなったような気がしてい院生(もちろん偉
くなどなっていない)のようだ。少し老婆心ながら気になったもので。 - 276 :名無しさんの冒険:2004/03/31(Wed) 17:48
- >>275
こういうことでは?
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0403/29/news002.html
試験前になると友達のノートをコピーして勉強した気になるのと一緒だよ。
経済学にしろ何にしろ、いすに座っているだけでは
賢くはならないし身に付かない。手や足を動かさないと。 - 277 :名無しさんの冒険:2004/03/31(Wed) 22:52
- 赤い眼鏡氏の苺におけるポジションって、何か
指輪物語におけるゴラムのそれに近いものがあるな。 - 278 :名無しさんの冒険:2004/04/01(Thu) 07:12
- >>277 すごい名言
- 279 :赤い眼鏡:2004/04/01(Thu) 16:13
- >>275氏
書けない理由が、あるんです。
その理由は、いえません。
マクロの教科書は、
スティグリッツ→ローマ、
まで一通り読みました。
マンキュウは読んでません。
あと、洋書のほうも一夢庵氏が推薦?されている文献を読んでいます。
>>276氏
誤解されています。
>>277-278氏
私は、ゴラム以上に強欲です。
では。。 - 280 :名無しさんの冒険:2004/04/01(Thu) 16:46
- 参考になるリンクもあるから文句は言いづらい部分もあるんだが、
全体としてみれば赤い眼鏡は荒らしと同レベル。 - 281 :名無しさんの冒険:2004/04/07(Wed) 01:38
- http://www.google.co.jp/search?q=cache:G492LM8IUo0J:www1.sphere.ne.jp/curio/economic/morphine.htm+%E9%87%8F%E7%9A%84%E7%B7%A9%E5%92%8C&hl=ja&ie=UTF-8
↑
量的緩和に疑問、インタゲをインチキ呼ばわりしているこの理論に
ついて意見を聞かせてくれ。漏れはおバカだからどうも納得してしまうよ。
ただ俺が思うに、インタゲを反対したところで今のデフレ・スパイラルを
正当化する理由にはならない。インフレ(貨幣供給量増加)→景気という因果関係
が見いだせないという主張と同様に、インタゲ→ハイパーインフレ確定という因果関係は
見いだせないし、実際そうなってから考えればいいのではないだろうか?
それは俺がインフレを身を以て経験していないために、インフレに対して
警戒心がなさ過ぎるというこのなのだろうか? - 282 :281:2004/04/07(Wed) 01:49
- ↑
ごめん。レスを読んでいく内にわかったよ。話を蒸し返してしまったようだ。
次からはきちんと読むよ。 - 283 :名無しさんの冒険:2004/04/07(Wed) 15:22
- http://www.google.co.jp/search?q=cache:G492LM8IUo0J:www1.sphere.ne.jp/curio/economic/morphine.htm+%E9%87%8F%E7%9A%84%E7%B7%A9%E5%92%8C&hl=ja&ie=UTF-8
http://www21.ocn.ne.jp/~curio/economic/morphine.htm
>景気が底這いからやや回復傾向を示すに至って「量的緩和」をめぐる議論は、大方
>決着がついた感があったが、量的緩和論者は不死身のようだ。日銀の政策委員の中
>にも中原氏のように、他のメンバーがゼロ金利政策を今まさに解除しようかどうか
>と話しているときにも量的緩和を議案として提案し続けた強兵もいる。
ちなみに日付から察するにこれが書かれたのは2000年7月ではないかと思われる。
今となっては中原伸之元審議委員が正しかったのは明らかではないかと思う。現
在と2000年が違うのは中原伸之氏はもう審議委員ではないということだ。 - 284 :名無しさんの冒険:2004/04/07(Wed) 16:10
- >>281
ほんのちょっと景気が上向いたからとまたこんなこといっている、なんて思っていたら
4年前の文章だったのね。古さを感じさせない迷文だなあ。
さすがに日本経済を病人に比喩してあれこれいうのは影を潜めたけど。
この文章が書かれた4年前は日経平均2万円だったのだから、12000円で大騒ぎ
している現在から見ても隔世の感がある。 - 285 :名無しさんの冒険:2004/04/07(Wed) 17:14
- 『検証ゼロ金利』のなかに、ゼロ金利解除を決定した会合でゼロ金利解除賛成派が
反対派の委員に「あなたも賛成したらどうだ」と話し掛けた、というエピソードが
ある。 - 286 :281:2004/04/07(Wed) 17:18
- キャッシュだったから古い文章だとは思ったけど、4年も前だったのね。
ごめんなさいでした。 - 287 :283:2004/04/07(Wed) 17:49
- >>286
>ごめんなさいでした。
謝る必要はありません。>>283のように、2000年以降の量的緩和派の正しさと日銀の
間違いを鮮やかに現したものはあまりありません。反面教師としてきちんと記録し
ておくべきでしょう。
そして、日銀とわが国が2000年と同じ間違いを繰り返さないように祈りましょう。
(しかし、中原伸之氏は本当に偉大な人ですね。2000年に彼の言うことを聞いていれば、
こんなに苦しむことはなかったでしょうに) - 288 :名無しさんの冒険:2004/04/07(Wed) 19:40
- こんなこと言うと怒られるかも知れんが、
何故に中原氏のようなお爺ちゃんが、これだけ正しい見識を持てるに至ったのだろうか?
経営者出身でお年寄りとなると、如何にもな妄言を吐いてしまいがちになるのが常だと
思うが。
率直に偉いよ、中原さん。大学に出講に来てちょ。 - 289 :走る名無しさん:2004/04/07(Wed) 21:01
- 中原伸之氏
http://216.239.53.104/search?q=cache:CPKBUiTuyVAJ:%0Ahttp%3A%2F%2Fwww.telerate.co.jp%2Fmarket%2Ftel_news%2Ffeature%2Finterview%2Ffukuitaisei4.html+%C3%E6%B8%B6+%BF%AD%C7%B7%A1%A1%C6%FC%B6%E4%A1%A1%BF%B3%B5%C4%B0%D1%B0%F7&lr=lang_ja&hl=ja&ie=EUC-JP&output=html&client=nttx
現在、金融庁顧問。日本工営取締役。アメリカ研究振興会理事長。
福井さんがうまく日銀を運営しているだけに
おじいちゃんの繰れ言のようにしか聞こえないでしょうw
西園寺公望であるかはもう少し世代を経ないとw - 290 :名無しさんの冒険:2004/04/07(Wed) 21:07
- >>289 はぁ? いまの福井こなき爺のいってることはほとんど中原のパクリw
だが。正確にいえば、中原にアドバイスした連中が天下とってるだけなんだろう(中原本のあとがき参照 - 291 :名無しさんの冒険:2004/04/07(Wed) 21:29
- >>290 ということは福井翁は総裁選対立候補の主張を丸呑みした“真空総理”小渕みたいなもんか。
- 292 :名無しさんの冒険:2004/04/07(Wed) 22:05
- >>289
走る香具師よ、福井が日銀をうまく運営していても、日本の金融政策をうまく運営していることにはならんぞ(爆笑)。
そういえば、2002年末のインタゲ大騒動は、官邸/財務省が中原案をちらつかせることで中原氏を毛嫌いする日銀側からある程度の譲歩を引き出したんだろうことが、例の日銀本2冊を読むとよくわかるな。
もし中原氏がもうちょっと丸いというか政治的というか、だったら話は違ったかもしれん。まあ今となってはしょうがないやな。合掌。 - 293 :名無しさんの冒険:2004/04/07(Wed) 22:08
- >>292 おい、中原殺すな
- 294 :292:2004/04/07(Wed) 23:30
- あ、ごめん。そんなつもりはなかった。こんな大事な人、簡単に頃されちゃたまらん。
合掌ってのは5年に1度のチャンスが政治のおかげで棒に振られたことに対して、だ。 - 295 :招き猫:2004/04/08(Thu) 00:04
- >>289
中原さん、すごいんだけど。
>日銀の量的緩和解除の出口論については時期尚早
>行動をみていると伝統的な日銀理論に基づいて対処している。
>需要に対応してマネーを出していくという感じ。
よーわからんところもあるな。
>不況は根本的に過剰貸出があり、過剰設備投資、過剰地価、過剰雇用から来ている。
最後の過剰雇用って何だ?結局このおっちゃんも「構造改革マンセーー」なのか? - 296 :ドラエモン:2004/04/08(Thu) 00:09
- >>295
結構そうだよw さもなきゃ、木村がいた竹中PTのメンバーにはならない。
シバキリフレ派というのもいるのよ。 - 297 :名無しさんの冒険:2004/04/08(Thu) 00:26
- 「小泉さんしかいないから仕方ない」
という発言の心理を、最大限好意的に解釈すれば
「金融政策に柔軟なのは、竹中・小泉だけしかいない。現に竹中は0%インタゲにせよ
名前だけなら否定しないし、小泉は国会答弁でインタゲを肯定した。それをTBSの関口の番組で批判したぐらいなのだ。一方亀井氏はあくまで財政出動だけ強調し、虚栄中疑惑も
清算しきっておらずあげく死刑制度撤廃を掲げる。 橋本派は過去に半端なシバキで今は土建屋利権だけで自民では論外。民主党もスーパー構造改革路線、共産党はいまだ共産革命の夢想を捨てきれない、社民党は実質北朝鮮の傀儡で憲法はトートロジーで合理性のかけらもない。ならば、小泉自民支持は仕方がない」
と解釈できねえか?
結局、小泉内閣が経済音痴というより日本の「幽死期捨」サマ全体がまだまだ経済音痴。
いま必要なのは、景気回復ではなく「経済学回復」なのかもしれない。 - 298 :名無しさんの冒険:2004/04/08(Thu) 00:35
- >>296
つーか、リフレ派で構造改革を否定する人、いるの?
木村だって、マクロ以外では結構正しい。
マクロだけで見過ぎてんじゃないかな。 - 299 :ドラエモン:2004/04/08(Thu) 01:08
- >>298
だから「構造改革」の意味が微妙に違うんじゃないの? 僕自身はマクロ環境を安定化させれば
あとは産業政策的なものは無用であり、規制緩和というか撤廃するのが良いとおもうけども、
金融改革なるものを見てると、どうも主流の「構造改革派」は、産業構造の「べき論」を持って
政府主導でなにかやりたいみたい。中原さんは、後者の意味での構造改革派ではないと思うよ。 - 300 :名無しさんの冒険:2004/04/08(Thu) 01:38
- >>299
もともと「構造改革」の定義ははっきりしないし、意味はみんな違うから仕方な
いでしょうね。
ミクロ的な「構造改革」(人によって違う)は誰も否定しないんじゃないかな。
漏れには誰が主流かどうか判断できない。産業構造といっても、一昔前は法律(産
構法なんてあったな)もあったが、そんなモノは今はないので、失業対策の範囲か
もしれない。
マクロ政策は、無用と有用の人にはっきりわかれるね。 - 301 :名無しさんの冒険:2004/04/08(Thu) 10:56
- >>299,>>300
http://www.comp.metro-u.ac.jp/~wakita/Essay/Saito.htm
脇田さんの斉藤書評の中にある議論は、どう考えてるの? - 302 :名無しさんの冒険:2004/04/08(Thu) 12:13
- >>301
経済学の書評・批評は、病人やら、うな丼やら、シュレーディンガーやら、
書評と関係ないうんちくたとえ話がとりあえずでますなあ。なんで?
文系知識人としての碩学さを発揮しないといけないから?でもその分
本論がおろそかなんだよね。 - 303 :すりらんか:2004/04/08(Thu) 15:41
- [A]
まず冒頭のIS-LMの問題点の指摘はやや教条的にすぎる気がします.こ
こらの解説は銅鑼さんの方が適任だけど50年代60年代のマクロにIS-LM
しかなかったかの様な議論は非常に問題を矮小化している.旧マクロ問
題点はそんなところではないと考えています.
[B]
>現在の状況は、財政破綻だから困るのではなく、増税が不可避で
>あり、大きな分配問題を引き起こすから重大なのではないだろうか。
これは全く禿道.
[C]
で「名目金利を上げればインフレ率あがる」への言及ですが……これが
意味があるためには現時点で市場利子率が均衡水準である必要があるん
です.なんというか今均衡してるなら,今問題はないわけで政策提言な
んていらないわけです.こここそがポイント.
通常のリフレ提案に対しての脇田氏の言及についても疑問です.ここで
はすでにおなじみですが,Krugmanの話は「たとえ実質限界資本収益率が
マイナスだとしても」であって「マイナスの時だけのモデル」というわ
けではない.リスクプレミアムの話などをジャンプする簡単化の所産で
あって,ここがクルーシャルな訳ではない.
ついでにいうと(b)の話とその後は全然意味がわからないです.名目金
利,均衡実質金利,市場金利の区別が無く話が進んでいるところが特に
…….市場実質金利は現在けして低くない状態なのですが…….
>書評と関係ないうんちくたとえ話がとりあえずでますなあ。なんで?
これは脇田氏の癖w,パースペクティブスとかでも結構ネタ振ってたし. - 304 :名無しさんの冒険:2004/04/08(Thu) 21:48
- 経済政策を考える時いちいち動学的最適化問題を解く必要も無く、IS-LMで事足りる場合が多い、というクルーグマンのhttp://web.mit.edu/krugman/www/islm.htmlでの指摘が、この書評(および今先そのもの)のIS-LM批判への有力な反論になっている気がするけどね。
「企業収益を高めて実質利子率を上昇させる」という記述の“実質利子率”は、明らかに均衡実質利子率のことですな。すりたんの言う通り、ここは用語をきちんと使ってほしいところですね。この均衡実質利子率が実質利子率と同じ水準になれば(どちらが動いてなるにせよ)需給ギャップが解消するというのはコンセンサスかと思いますが、実質利子率が現在マイナスという認識は確かに理解に苦しみます。
しかし、齊藤にしろ小林慶一郎にしろ、何でフィッシャー式から「(名目金利,実質金利)→予想インフレ率」の経路を考えてしてしまうのだろう。名目金利を上げ下げして人々の予想インフレ率が変わるならば、こんな楽なことは無いのだが…。 - 305 :名無しさんの冒険:2004/04/08(Thu) 22:01
- >なんというか今均衡してるなら,今問題はないわけで政策提言な
んていらないわけです.
かなり恥ずかしいことを言わせてください。間違ってたら、バンバン教えてください。
Cでは、因果関係はさておき名目利子率とインフレ率に正相関があるわけだから、
実質利子率はある水準に固定されている。
その水準とは長期均衡状態における実質利子率であって、そのとき経済は
自然産出量水準にあるということになる。
詰まり、インタゲだのなんだのという政策自体を提案する必要がない。
現在の高い失業は基本的に自然失業率で説明できることになる。
間違ってる? - 306 :ドラエモン:2004/04/08(Thu) 22:55
- >>305
横レス失礼。そういうことです。正確に言えば、完全雇用実質利子率=自然利子率と、現実の
期待実質利子率が一致している必然性がなくて、その乖離で経済変動がおこるというのが、
ヴィクセルやケインズ、フリードマンの共通する認識だということです。 - 307 :名無しさんの冒険:2004/04/08(Thu) 23:25
- あくまで、
短期では…
実質利子率=名目利子率-期待インフレ率…①
長期では…
期待インフレ率=インフレ率…②
①に②を代入して、
実質利子率=名目利子率-インフレ率…③
さらに総需要関数をここではY=α×M/Pをおくと、(α:定数)
経済成長率=名目マネーサプライの成長率-インフレ率
長期では、正常成長率で成長しているから、ここではそれをゼロとすると
名目マネーサプライの成長率=インフレ率…④
③に④を代入して、
実質利子率=名目利子率-名目マネーサプライの成長率
さらに、長期では完全雇用国民所得に達しているため、投資はある水準で固定されており、そのとき実質利子率もある水準に固定されている。したがって、
名目利子率=名目マネーサプライの成長率+実質利子率(一定)
ブランチャードのここまで突っ込んだ議論が他の入門書にない(?)ようで勘違いしている学生って多いよな。セミナー論文を読んでるとときどき出てくるよ。
別に直観的にわかることだと思うんだが… - 308 :名無しさんの冒険:2004/04/08(Thu) 23:45
- >306-307
ありがとうございます。
そう考えるとC以下はなにいってんだか、よくわからないですね。 - 309 :名無しさんの冒険:2004/04/09(Fri) 00:35
- >>303
脇田を擁護する気もないのだが
>[A]
>まず冒頭のIS-LMの問題点の指摘はやや教条的にすぎる気がします.・・・旧マクロ問
題点はそんなところではないと考えています.
「IS-LM分析では投資や政府支出の「質」は考慮できないし、名目価格硬直のもとで予想インフレを考察すると言う不思議な分析も強いられる。」という主張に対して、教条的だととっているのだろうか?
>[C]
>で「名目金利を上げればインフレ率あがる」への言及ですが……これが
>意味があるためには現時点で市場利子率が均衡水準である必要があるん
>です.なんというか今均衡してるなら,今問題はないわけで政策提言な
>んていらないわけです.こここそがポイント.
このあたりは、立場の違いもあるにしても、違う「均衡」概念が使っているのに、こういうコメントをすること自体不適切だろうと思う。
>名目金利,均衡実質金利,市場金利の区別が無く話が進んでいるところが特に
>…….市場実質金利は現在けして低くない状態なのですが…….
これも同じ話のうちだよね。 - 310 :名無しさんの冒険:2004/04/09(Fri) 00:44
- >>308
おいおい。そんな簡単に納得するなよ。
脇田はすでに最初の段階で
「IS-LM分析では(略)名目価格硬直のもとで予想インフレを考察すると言う不思議な分析も強いられる。」といっていて、これをそのまま持ってくれば、期待を所与とした世界で期待インフレ率に影響を与える政策が(少なくとも)モデル内では語れないことに気づけよw - 311 :ドラエモン:2004/04/09(Fri) 00:52
- 名目価格硬直性とは、模索過程で価格が決まるわけではないと言うだけの意味であって、
歴史的時間の中で価格の変動することを否定しているわけではないのだがねぇ。
だから、両者は別に矛盾はしないのよ。 - 312 :名無しさんの冒険:2004/04/09(Fri) 05:01
- >>311
>模索過程で価格が決まるわけではないと言うだけの
タトヌマンじゃないのはいいとして、どうやって価格決まると考えるのでしょうか? - 313 :すりらんか:2004/04/09(Fri) 08:35
- >>309
>IS-LM分析では投資や政府支出の「質」は考慮できないし
>名目価格硬直のもとで予想インフレを考察すると
これは投資・政府支出の質を考慮しないモデルならどれにでも当てはまる話
で別にIS-LM特有の問題じゃないです.さらにそれらをad-hocにIS-LMスタイ
ルのモデルに組み込むことも出来るでしょう(投資・支出時点で減耗すると
仮定するなど……あまりにくだらないけど).IS-LMのダメさの本質は厚生
評価が出来ないこととルーカス批判でつきています.価格硬直性についても
調整の遅れを前提としているだけで「全く動かない」と言う話をしているわ
けではないと言う点は>>311参照.
それをあたかもコンテンポラリーな話題である政府支出の質の取扱いにある
かのように言うのは「旧マクロ=政府支出マンセー」といったイメージに依
存している様に感じるため「教条的」と表現したのです.
>違う「均衡」概念が使っているのに、こういうコメントを
>すること自体不適切だろうと思う。
これは全く意味が分かりません.資本の限界的な実質収益率と債権の実質収
益率を区別せよと言っているだけです.で,この両者を区別する必要がない
世界では金融政策にはなんら問題がないのだから金融政策への提言というの
も意味が分からないと言っているのです. - 314 :名無しさんの冒険:2004/04/09(Fri) 11:32
- >>313
>IS-LMのダメさの本質は厚生評価が出来ないこととルーカス批判でつきています.
IS-LMのダメさ加減はもっと他の話の方がいいよ、ってことだったんだw
>資本の限界的な実質収益率と債権の実質収
>益率を区別せよと言っているだけです.で,この両者を区別する必要がない
>世界では金融政策にはなんら問題がないのだから金融政策への提言というの
>も意味が分からないと言っているのです.
資本市場に問題があるから金融政策が重要だというのはいいとして、どういう問題があるからこういう政策が効くんだって話しないと無意味だよね。 - 315 :すりらんか:2004/04/09(Fri) 17:23
- >>314
IS-LMは事後的な情報整理法だ(だから良いとも言えるしダメともいえる)というの
は結構ここでも繰り返してきたから端折ってしまいました.
>資本市場に問題があるから金融政策が重要だというのはいいとして、どういう問題
>があるからこういう政策が効くんだって話しないと無意味だよね。
はまたも誰に何を言いたいのかわからない.実社会ならいろいろしがらみがあるから
こういう物言いもわからいではないけど,どうせ匿名掲示板なんだからはっきり言っ
てくれないかしら... - 316 :名無しさんの冒険:2004/04/09(Fri) 17:40
- 頼むから、マクロの理論が実際の経済の舵取りに貢献してる例をあげてくれ。
今の社会を見る限り、マクロはかなり無力。 - 317 :ドラエモン:2004/04/09(Fri) 18:01
- >>316
マンデル=フレミング命題なんて、90年代以降の動きを非常によく予言しているわけだが
問題はそれを無視するのが一般的だということじゃあないの?
>今の社会を見る限り、マクロはかなり無力
そりゃ、マクロに限ったことじゃあないだろう?いくら言っても使わないのが政策当局な
わけで。 - 318 :名無しさんの冒険:2004/04/09(Fri) 19:08
- 各国の金融政策の大枠の変遷はマクロの理論の発展にかなり影響されている。
たとえば、先進国ではインタゲを採用している国の方が主流になってしまった。
日本や米国は例外の方に属している。
日本にいるとマクロは社会的に無力という印象を受けるかもしれないけど、
不十分ながらもなんとかあれだけ金融緩和させることができたのは
デフレは有害だというマクロの常識を広める努力をした人たちが
いたからだと思うぞ。そういう人たちがいなければ今の日本経済は
現状よりも悪い状態だったのは間違いないことだと思う。
財務省によるデフレ対策を理由とした為替介入も
マクロのことがわかっている人の影響抜きには考えられない。
頭の悪い連中は「ブッシュの要請」の類の謀論に与しているみたいだが。 - 319 :名無しさんの冒険:2004/04/09(Fri) 23:22
- >>318
日銀が受動的であれ、とりあえず一定の成果はあったようだね。
不胎化政策完全撤廃ぐらいの積極性があれば、もっと効果はあっただろうけど - 320 :名無しさんの冒険:2004/04/10(Sat) 00:28
- >>318
日銀がやったのは半分の非不胎化。これで効果があったわけだから、100%なら
もっと効果があったはず。 - 321 :名無しさんの冒険:2004/04/10(Sat) 10:38
- でも本当に為替介入が効果があったの?為替介入規模と景気との相関性を示すデータきぼんぬ。
- 322 :名無しさんの冒険:2004/04/10(Sat) 11:59
- >>321
為替介入と金融緩和はとりあえず別物です。
為替介入と関連して、日銀が金融緩和すれば、物価に影響が出てくるというわけで、
金融緩和→物価
という相関はあるでしょう。
>>320は為替介入でなく日銀の非不胎化つまり日銀の金融緩和がデフレに効果を持っ
たといっているのでしょう。 - 323 :ロバート・ルーカス:2005/06/26(Sun) 23:55
- I want to come back this persistence of the IS-LM model, because it
isn't over.
The problem is that the new theories, the theories embedded in general
equilibrium dynamics of the sort that we know how to use pretty well
now--there's a residue of things they don't let us think about. They
don't let us think about the U.S. experience in the 1930s or about
financial crises and their real consequences in Asia and Latin America.
They don't let us think, I don't think, very well about Japan in the
1990s. We may be disillusioned with the Keynesian apparatus for
thinking about these things, but it doesn't mean that this replacement
apparatus can do it either. It can't...Some people just deny that there
are real effects of monetary instability, but I think that is just a
mistake. I don't think that argument can be sustained. I do think that
most of the post-World War II fluctuations of GDP around trend can be
accounted for in real terms. I've estimated that would be something on
the order of 80 percent. People can argue with that. But that's not
because money doesn't matter. That's because monetary policy in the
postwar United States has been so good. - 324 :中継ぎ要員:2005/06/27(Mon) 20:45
- これはどこの記事の抜粋でしょうか? ソース希望。
- 325 :cloudy:2005/06/27(Mon) 23:22
- >>324
どうもこれらしいけど、アカウントがないと見られないようです。
http://muse.jhu.edu/journals/history_of_political_economy/v036/36.5lucas.html
Lucas, Robert E., Jr.
"Keynote Address to the 2003 HOPE Conference: My Keynesian Education."
History of Political Economy, 2004, 36(4), pp. 12-24. - 326 :中継ぎ要員:2005/06/28(Tue) 00:33
- 教えていただき感謝します。見れないのは少し残念ですね。
引用されているルーカスの発言をみると、アメリカは金融政策がうまくいって
たから貨幣的要因が問題ではなかったが、日本は金融政策がまずい、という
ことなんでしょうね。 - 327 :名無しさんの冒険:2005/06/28(Tue) 14:08
- さっきパラパラと読んでみたけど、日米の金融政策を対比しているわけではないと思われ。
論文全体は、ヒューム、スミス、リカードから続く経済学の歴史の中で
IS-LM(ここではケインジアンと同義)とは何だったのか、を、
ルーカスが学生のころの授業や学界の雰囲気と共に振り返る、という感じです。
japanの文字が登場するは323さんの引用した個所1回だけです。
一般均衡は概してうまくいくよ。僕はマクロの授業でIS-LMは教えない。でも例外が…、という感じで323さんの引用した段落に続きます。
ちなみに、これ自体は
The IS-LM Model: Its Rise, Falland Strange Persistence
と題されたコンファレンスの一部で、
Vroey, Michel de., Hoover, Kevin D.,
Introduction: Seven Decades of the IS-LM Model
では、ルーカスの主張はこのように要約されてます。
In his keynote address, Lucas suggests another reason for the persistence
of the IS-LM model—its flexibility and adaptability. He argues
that the microfoundational models that he, as the leader of the new classicals,
has championed for a quarter century try to capture quite detailed
optimization problems. But they are nevertheless more stylized than realistic.
They work in environments that suit them. The postwar macroeconomic
environment has, he believes, favored them. Central bankers
and government policymakers in developed countries have more or less
followed sensible policies and have successfully stabilized the economy.
In these stable environments, microfoundational models are at home and
work well. But in novel and highly disrupted environments—for example,
in the Great Depression or in the various crises of the developing
countries—they hardly work at all. In contrast, the IS-LM model, although
it is unsatisfactory from a purely theoretical point of view, nonetheless
provides a framework on which practical empirical analysis can
be hung. Lucas still hopes that better models will one day supplant it
completely. But that day is not yet at hand.
苺で「パッチワーク」論として知られる議論と同じですね。 - 328 :名無しさんの冒険:2005/06/28(Tue) 14:09
- 「—」はダッシュ「--」です。文字化けしてすまそ。
- 329 :中継ぎ要員:2005/06/29(Wed) 13:32
- 検索してみて、「パッチワーク」の意味がだいたいわかりました。役立つモデルを便宜的に使うという意味ですね。面白いです。
- 330 :名無しさんの冒険:2005/06/30(Thu) 08:50
- >>僕はマクロの授業でIS-LMは教えない。
もうそうなんや。