インフレターゲットの素朴な疑問
economy/0325 / 151 レス / 2001/08/19〜2002/05/08
- 1 :会員:2001/08/19(Sun) 14:25
- 量的緩和の議論の中で、期待されていた効果が出ていないことから
インフレターゲットの政治圧力が再び活性化していますね。
このインフレターゲティング、政治サイドからの「不満そらし」では
なく、学者からの圧力も目立ちますね。そこで、その是非について
ご意見賜りたいのです。
インフレを起こして、実質利子率をマイナスにする(あるいは低下させる)
というのが大きな目標となるのでしょうが、この議論、納得できない
ことがあるのです。
買切オペのみでインフレを起こすのは技術的に困難ですので、
中央銀行がインフレ政策を持続させるということを市場が信じさせなければ
この政策は達成できませんが、このインフレ政策を市場が信認した時点で、
名目利子率が「固定」ではなくなるのではないでしょうか。
つまり、
名目利子率(固定)-インフレ率=実質利子率
であったものが、市場がインフレが持続すると期待した時点で、
実質利子率+インフレ率=名目利子率
となるのではないかということです。インフレが続くと
わかっていて、金融機関がそれを織り込まずに貸出を実施する
こともないでしょうし。常に貸し手の予想を上回るインフレが
起き続ける必要があるのですか。
そもそも海外のインフレターゲットとは意味合いも違いますし、
日本で議論されているような(あとクルグマンもか?)インフレターゲットは
実現すると大変なことになりそうな気がします。それ以前に、
インフレが信認されるような状況を作り出すことは困難であるようにも
思うのですが。
まず、インフレターゲット肯定論者の方には、
「インフレが信認された時点で、実質利子率は低下しなくなるのではないか」と
いう疑問について反論していただければと思います。
そのほかにも意見がお聞かせ下さい。 - 2 :ドラエモン:2001/08/21(Tue) 00:27
- なぜ実質金利が金融政策から独立であると想定するのか、その理由が不明>1。実質金利に対し
金融政策が作用しないなら、そもそも金融政策とは何なのか?
ただし、実質金利が一定で名目金利が期待インフレ率の分だけ上昇しても、消費需要にプラスに
作用する可能性はあるのではないか?現時点での非銀行部門の保有している現金残高は異常に多
く、僅かなインフレ懸念でも消費か投資に振り向けられる可能性は十分あるように思われる。
>インフレターゲットは実現すると大変なことになりそうな気がします。
今既に、大変な事になってるでしょう?ほっておけば、株の日銀引き受けとか、不良債権の日銀
引き受けとか、本当に滅茶苦茶な政策を強要される可能性の方が高いのではないか?
>インフレが信認されるような状況を作り出すことは困難であるようにも思うのですが。
それは、仰るとおりでしょう。容易なはずはない。で、お聞きしたいのは、どうすれば今の危機
的な状況から脱出できるかと言うことです。そんなのは政府の責任で、日銀には関係ないとか、
金融政策は景気対策ではないとかいう答えなら、返事は要りませんけど・・・ - 3 :すりらんか@ご無沙汰しました:2001/08/21(Tue) 00:30
- あ!ほぼ2hen時代の僕と同じ理由でのインフレターゲット懐疑論です.
んで,以下が「我は如何にして金融緩和論者と成りしか」です.
>インフレが信認されるような状況を作り出すことは困難
これは今でも相当困難だと思っています.ただし,インフレを起こそう
という一連の行動によって生じる痛みの方がそう大きいと思われないな
らば,政策的な意味では「買い」なのではないかと思いました.また,
現時点で最大の資金需要者である政府に資金を持続供給することを決め
ればは相当なインフレ期待を有無と思うのですが如何でしょう.
>インフレ政策を市場が信認した時点で、名目利子率が「固定」ではなく
>なるのではないでしょうか。
これについては,インフレが続けば(or続くと信じられるなら)いつかは
そうなるとき(というかそうなる期間)が出るでしょう.しかし,現時点
での名目利子率0は「名目利子率さえもマイナスにしたいぐらいだが出来
ない」という0なのではないでしょうか.均衡実質利子が-1%,名目利
子率が0,期待デフレ率(!?)が2%としたときに,現時点では期待実
質利子率は均衡水準に対して3%高いわけです.インフレ率が1%を超えるま
では名目利子一定で考えても構わない.現状での実質利子率がいかに高い
かを示す好例として有名なのが生保が預金で資金運用をしようとした話し
などが伝わっていますね.
また,会員さんは挙げられていませんが「実質利子が下がったって投資が
増えるとはかぎらんだろ(投資の利子率弾力性の問題)」というのも私にと
って「引っかかるところ」だったのですが,インフレから景気の影響は投資
経由のものだけとは限らないと思い,考え直しました.退蔵的な貯蓄の叩き
出し効果です.インフレ期待が高まれば,個人・企業は現金での資産保有の
みでなく現物でつなごうと考えるでしょう.また,世代館での再分配の効果
も重要ではないかと思います. - 4 :1:2001/08/21(Tue) 02:50
- 最初に、御復活おめでとうございます。>すりらんか様
天の岩戸に御隠れになった天照大神に因んで、
天照尊すりらんか様とお呼びする失礼を御許しください。
今回だけ。(藁
ところで14日の量的緩和の結果をご存知のことと思います。
株価の上昇は一時的に留まり、大引けで14日は終わり。
意に反して円高になったとのことです。
そのせいか2ちゃんねるでは、量的緩和が無意味だという
論調が現れ始めました。(脇井さんなど)
そちらを見ていただきたいのですが、僕の理解するところ
次のような主張を含んでいます。 - 5 :2:2001/08/21(Tue) 02:51
- 日銀の「国債を買い、民間銀行の日銀に持つ当座預金を増やす」
という量的緩和は、証券、生保、銀行が預金を国債の購入に
向けることになり、製造業など企業への資金の供給には予想通り
繋がらなかった。このように量的緩和が貨幣供給に与える効果は、
銀行の貸し渋りの現状では限定的なものになる。
インフレが消費を増やすという主張については、
EUがインフレで実質所得の減少から消費が減り、不景気になって
きたという新聞記事がある。インフレが消費を増やしたと
いう実例はあるか?(「アルゼンチンやペルーでは
インフレの時に消費が増えて景気が良かった」という話を
聞かない)。 - 6 :3:2001/08/21(Tue) 03:01
- インフレで、企業の収益を上げ株価をあげ、不良債権を軽減し
銀行が貸し出しやすくしようとする一方で、インフレは消費者に
実質的に課税されるのと同じ負担を負わすことになり消費の
減退を招き、その結果企業の業績を下げ株価を下げる効果もある。
量的緩和の結果起こる円安により輸出を増やして景気回復を
することはアメリカの景気が悪くなってきたことから
不可能に近い。
また様々な実質的な補助金を銀行に与えつつ不良債権処理を
銀行に任せることは、できるとしても時間がかかり、この
間の負担をインフレという形で消費者が負ったり、景気の
低迷が続くことによりたくさんの失業者が負うことになる。
以上のことから、ルールを決めることで、短期金融市場で
パニックを起こさないように配慮しながら
銀行を整理し、そのときには貸し出し先をできるだけ
政府が保護するようにすることが金融財政政策の有効性を
取り戻すためには必要ではないか。また貸出先でも切らなければ
ならないところがあるが、部分的に切ってしまえば、
金融政策、財政政策の有効性を取り戻すことにより、全体として
景気回復に繋がるのではないか。
というものです。
ここでのドラエモン様と天照尊すりらんか様のこれらの主張に
対するご意見をお聞かせ願えたらと思い書き込ませていただきました。 - 7 :ららら:2001/08/21(Tue) 03:02
- >05さん
高インフレ下の経済と、デフレ状況におけるその克服という文脈は一緒なんですか?
貸し渋りって政治家&金子勝が大騒ぎしている状況下ではありえない話じゃないですが、
Y川洋先生の貸し渋りについてはちょっとその計量の仕方に?がつきます。
05さんは現在の日本経済では、貯蓄投資バランス論における投資の問題以上に
本当に貸し渋りのほうが問題であるとお考えですか?
でも、銀行の経営ははっきりと失敗してるといえると思いますけど。 - 8 :名無しの夏:2001/08/21(Tue) 03:12
- 2ちゃんに次のように書いてありました
設備投資意欲は低い。しかし日々の仕事にお金が
必要だ。中小企業はこういうお金を借りたいのだが、
銀行は貸さない。日栄などすら貸さない。そのため
倒産したりする。
投資を上げようと実質利子率を下げても、設備投資は
起こらない。投資の限界効率が悪いから。 - 9 :名無しの夏:2001/08/21(Tue) 03:15
- さらにインフレにすると消費が増えるかどうかは疑問。
先行き不安だから消費をしようとせず貯蓄をする。
円で貯蓄をすると価値が目減りするのでドル預金を
考えるから - 10 :ららら:2001/08/21(Tue) 03:28
- >08さん
うーん、そりゃめちゃくちゃだよーん。
中小企業頑張って欲しいけど、日本の社会ではそれなりに
保護を受けてきた部分もあるよーん。
N栄から借りれたって、先行きはそのほうが不安だ。
で、日々のやりくりが一番円滑に行く状況って何だ?
そりゃ景気がいい状況に決まってるだよ。
だけど、日銀がその景気を回復するかもしれない、数少ない手段である、
金融政策についてもたもたしてたんじゃ、そんなのまったく望めないしねー。
構造改革とやらで、さらに中小企業の倒産が増えるかもしれないって
考えない?
だって、不良債権の特定って言ってもさー、
銀行がインターミディエイトな役割を果たすことが務めである以上、
不良債権が0なんて銀行の本当に健全な状態なのかなーって思うんだよねー。
だれもその辺のことを言わないけど、どうなの? - 11 :ららら:2001/08/21(Tue) 03:33
- ほんと?
南米張りにキャピタル・フライトしちゃう?
そんなに日本国内でお金使いたくない?
日々あっちこっちに行ったり来たりの為替レート相手に
儲けが出る?
当たり前だけどそんな簡単にグリーンカードなんか取れないよ。 - 12 :名無しの夏:2001/08/21(Tue) 04:23
- 永住権を取得する必要あるんですか?(ないでしょう)
ドル預金したことないから詳細は知らないですが、
シティーコープとかでドル預金できるとかそんなことを
どこかに書いてありました。さらに、証券会社が
米財務証券かなにかそういうものも入った信託を昔
売り出していました。ドル人気が出てくるとこういう商品
も人気が出るでしょう。 - 13 :ららら:2001/08/21(Tue) 04:35
- >12さん
とりあえずご自分でやってみたら? - 14 :ドラエモン:2001/08/21(Tue) 10:12
- インフレによる実質賃金率の低下が消費支出にマイナスだと言いつつ、マクロのリストラ
である構造改革の推進が有効だというのは論理矛盾ではないかな?基本的に、現在の実質
賃金率が時間当たりで異常に高くなっている(裏返しで利潤分配が異常に低下している)
のは、ほぼ間違いないのであって、ディマンドサイドなら投資の限界効率を通じて、サプ
ライサイドならそのままで、経済成長の足をひっぱているのは間違いないだろう。問題は
ディマンドサイドでいうなら、
インフレによる将来不安が引き起こす消費性向の低<資本収益率向上・株価等資産価格の上昇による将来不安の沈静化の消費性向引き上げの効果
という関係が成立するかどうかではないのか? - 15 :すりらんか@ご無沙汰しました:2001/08/21(Tue) 13:56
- >最初に、御復活おめでとうございます。
どうも過日はお騒がせしました.
>ところで14日の量的緩和の結果をご存知のことと思います。
数日の反応を見て,量的緩和の効果と言うことは出来ないと思いま
す.相場がニュースに対して短期的にどう反応するかはファンダメ
ンタルな経済環境とはかなり無関係な物でしょう.
>このように量的緩和が貨幣供給に与える効果は、
>銀行の貸し渋りの現状では限定的なものになる。
だからこそ,インフレ目標の設定が重要になると思います.
>EUがインフレで実質所得の減少から消費が減り、不景気になって
>きた&インフレが消費を増やしたという実例はあるか?
インフレーション・アウトプットトレードオフはかなりこれに近
い話しで,実証的にもかなりサポート可能だと思います.フィリ
ップスカーブの妥当性は経済環境が「需要不足か供給不足か」に
よって大きく左右される(だから80年代は実証的に観察できない
とも考えられる).日本の現状が供給不足だとはどうにも思えな
いのです.
>インフレは消費者に実質的に課税されるのと同じ負担を負わすこ
>とになり消費の減退を招き……
これはかなりS塚理論に近い話しだと思います.現在高い消費意欲
を持っているのはけして「名目建ての資産を多く持つ老人世代」で
はないでしょう.インフレによってこの老年世代から若~中年代へ
の再分配の効果がある.また,名目建ての資産(そのほとんどは安
全資産)の保有にペナルティがかかると言うことは多少なりとも危
険性のある資産へのポートフォリヲシフトをもたらすでしょう.こ
れは非常に望ましいのではないだろうか.ただし,まず考えられる
危険資産である投資信託が日本では余り顧客に有利な物ではないの
はマズイと思いますが……. - 16 :すりらんか@ご無沙汰しました:2001/08/21(Tue) 13:57
- ただし,消費不振の最大の原因は「先行き不安」です.これは消費
を減少させているのがだれかを見れば分かる(勤労者世帯です,だ
からこの世代・階層への再分配は重要でしょう).本当の対策とい
うのは財政支出の支出先見直し・産業転換を推進する(需要創出型
イノベーションってやつですか)政策だというのは確かでしょう.
しかし,それと並行してインフレ政策をとってはいけないと言うこ
とはないわけです.
>また様々な実質的な補助金を銀行に与えつつ不良債権処理を
>銀行に任せることは、できるとしても時間がかかり、……景
>気の低迷が続くことによりたくさんの失業者が負うことになる。
これも良く聞くんですが,だから金融政策のサポートが重要だとい
う結論に達すると思うのです.
>ドル預金したことないから詳細は知らないですが、
>……ドル人気が出てくるとこういう商品も人気が
>出るでしょう。
いやぁ,株板でも書いたりしたけどこの不安定な為替環境でポジシ
ョン取る気には正直なれませんよ. - 17 :会員:2001/08/21(Tue) 21:32
- 会員です。
沢山の議論、感謝です。
ドラエモンさんとすりらんかさんの意見、さすが鋭いですね。
すりらんかさんは以前は懐疑派(?)だったのに肯定派になった
ということでしょうか(笑)。
さて、お二人のご意見になるほどなと思いつつ、まだ納得できない点が
ありますので、議論を深めさせていただければと思います。それができるのが
@苺のいいところでしょうか。
まず、ドラエモンさん、
>なぜ実質金利が金融政策から独立であると想定するのか、その理由が不明>1。実質金利に対し
>金融政策が作用しないなら、そもそも金融政策とは何なのか?
っとありますが、誤解なきよう(きっと誤解されているのではなく、わざと言われた
のでしょうが)言っておきますが、実質金利が金融政策から独立とは考えていません。
単純なフィッシャー方程式で表されるように「期待インフレ率」が名目値から差し引かれること
によって実質利子率が変化する、というメカニズムは否定しません。ただ、これは、
物価が安定している場合か、物価上昇が一時的、と考えられている下の話です。
「継続的に物価が上昇する」と市場が予想すれば、資金の出し手はリスクプレミアム(ここでは
物価上昇による損失の可能性)を上乗せした値付けをします。もちろん、合理的に行動すればという
前提付きですが。私は >>1で、「名目金利=固定」と書きましたから語弊があるの
かもしれませんが、趣旨は前述のとおりです。例えば、現在、6%のレートで資金を出している
主体が、5%程度の物価上昇が生じ、それが持続すると予想したら、(単純に言
えば)5%の金利上乗せをして11%で資金を出すようになる、ということです。
次に、すりらんかさん、
均衡実質利子率が-1%の状態とはどういう状況ですか(現実には
あり得る、達成し得る均衡なのですか)?このへんを、私にもう少し
解説していただければ嬉しいです。
やはり、インフレターゲットは貯蓄を強制的に消費に向かわせる、という効果が主体に
なるのでしょうか。 - 18 :名無しの夏:2001/08/22(Wed) 00:03
- ららら様、ドラエモン様、すりらんか様レスありがとうございました。
インフレーション・アウトプットトレードオフ、篠塚理論と
いう言葉についての知識を持ち合わせておりませんが、だいたい
主張は理解できました。
日栄だけじゃなく商工ローンも、信用金庫や信用組合も
ありました>ららら様。
実質賃金率を一人あたり所得と置き換えてもおかしいですか?
インフレが一人あたり所得を減らし、消費を減らすというふうに
>ドラエモン様
日銀が国債債を買い、銀行の当座預金を増やしたお金で銀行が
国債を買うということを延々とやってどうやってインフレになるの
でしょうか?インフレになったとしてコントロールできますか?
インフレにすると景気はよくなるのでしょうか>すりらんか様
とりあえず御礼を述べまして、今日のところはこれで失礼いたします。 - 19 :すりらんか:2001/08/22(Wed) 00:44
- >すりらんかさんは以前は懐疑派(?)だったのに肯定派になった
>ということでしょうか(笑)。
ええ.15ch経済板の歴史(?)はかつて2hen(現MegaBBS)で私と銅鑼さんが
出会って盛り上がっていたのに,やたら落ちるので,誰かががここの管理人
に頼んで移住したという感じで始まったというものです.2henの頃は私は主
に投資需要がないんだから金融政策に効果はないという根拠で金融緩和反対
だったんです.
>趣旨は前述のとおりです。例えば、現在、6%のレートで資金を出している
>主体が、5%程度の物価上昇が生じ、それが持続すると予想したら、(単純
>に言えば)5%の金利上乗せをして11%で資金を出すようになる、
私の話の趣旨は,2%デフレ下で2%で資金供給が行われている.2%(名
目)の貸出利子は手数料等の問題でこれ以上は下がりようがない.すると実
質利子率は4%で高止まっている.インフレによって実質0近傍まで下がり
得るはずだ,というものです.
>均衡実質利子率が-1%の状態とはどういう状況ですか(現実には
>あり得る、達成し得る均衡なのですか)?
というわけで-1%は確かに失言です.アメリカで実質金利がマイナスに成
るりかんねんなぁという感想があったものですから.不確実性無しの世界で
実質金利がマイナスという状態は確かに考えられません.ただし,非常に不
確実性が大きく期待収益率が正の(たとえば1%の)投資プロジェクトのリ
スク込みの評価が-1%となるような世界は考え得ます.無利子の貸付が受
けられたとしても個別投資主体にとっては到底とれないプロジェクトだが,
期待値としては正のリターンがあるような場合です. - 20 :すりらんか:2001/08/22(Wed) 00:45
- >やはり、インフレターゲットは貯蓄を強制的に消費に向かわせる、という効
>果が主体になるのでしょうか。
だからこそ危険資産への投資環境の整備・新産業創出への財政支出こそが正道
だと思うのです.しかし,これら構造改革は当然痛みが伴う.その痛み止めと
して雇用保険等に比べると転換が政治的に容易な(そして財政支出を要される
どころか債務残高軽減効果まである)金融緩和は考慮すべき策なのではないか
と思うのです.ただし,私は強制消費(?)とともに価格調整のスムーズ化に
もインフレは一役買うと考えています.
>篠塚理論
0金利政策は年金生活者の生活を苦しくする.したがって0金利政策こそが消
費を不振にしているのだという理論.90年代に消費を引き締めたのは資産家世
帯ではないのでこの理屈は駄目です.
>インフレーション・アウトプットトレードオフ、
フィリップスカーブみたいな物だと思っておいて下さい.インフレと経済成長
には正相関があるという話しです.
>インフレにすると景気はよくなるのでしょうか
にも絡んでくるのですが,インフレは財価格・実質賃金の調整をスムーズにし
ます.価格硬直性の話しです.価格調整がいつでもスムーズに行われる(Money
is neutral)というのならインフレ政策を採っても何もおこらんわけですから
反対する理屈もないわけです.
>インフレになったとしてコントロールできますか?
これは,金融緩和反対派の「金融は引き締めることは出来ても緩和は出来ない
(馬に水を飲ませ理論?)」からすれば可能なんではないだろうか.さらにイ
ンフレを(コントロールする気があるのに)コントロールできなかった例を知
らないのですが? - 21 :質問君:2001/08/27(Mon) 21:30
- >20
>これは,金融緩和反対派の「金融は引き締めることは出来ても緩和は出来ない
>(馬に水を飲ませ理論?)」からすれば可能なんではないだろうか.
うまいこと説明できたように思えるのですが、インフレターゲティング主張派の理論的基礎は
通貨主義でしょ。これを肯定すれば、理論的な基礎を失うことになるぞよ。 - 22 :すりらんか:2001/08/27(Mon) 22:35
- >21さん
ちょっと言いたいことが分からないんだけど,私の話は緩和反対論の
1.経済効果はない,なぜなら金融引締は出来ても緩和和出来ないのだ
2.インフレをコントロールできなくなるぞ
のふたつが矛盾しているというものです(小泉首相がばっちりやっちゃ
ってましたね).内的整合性の問題です. - 23 :2ちゃんの相場師@ときどき佐藤和三郎:2001/08/30(Thu) 16:29
- 素朴な疑問なんだが,インフレターゲット論と期待インフレ論とは同じなのか?
- 24 :元学生:2001/08/30(Thu) 18:03
- >素朴な疑問なんだが,インフレターゲット論と期待インフレ論とは同じなのか?
もともとクルーグマンが言ってたのは、
期待インフレ率を長期的に3,4%にするということ。
くわしくは、
http://www.strategy-business.com/thoughtleaders/98410/page1.html - 25 :R:2001/08/30(Thu) 18:14
- 小泉も与党も、金融緩和は賛成だけど
インフレターゲットは危険だと言ってるだけだろ。
亀井君はインフレターゲット賛成らしいね。
でも、インフレターゲットには、いくつか問題がある
まずインフレを正確に測定できる方法が無い事が
問題の1つにある。
2つ目に、失敗した場合、誰が責任を取るのかって事もある。
政府なのか?日銀なのか?
3つ目に、緩和するための手段をどうするのかって事。
手段を示さず、緩和をしろって言ってる人が多すぎる。
しかし、民間がデフレで経営を圧迫され始めて、リストラを増やし
それがデフレを進めるスパイラルに入りかけてる。
状況は、深刻だ・・。
何かやらなければ構造改革も進められなくなってしまう可能性があるのも確かだと思う。 - 26 :ぺいぺい[ぺいぺい]:2001/08/30(Thu) 20:16
- 院試も終ってないけど、来ちゃいました・・・
1 代替効果を考慮しないラスパイレス型のお蔭で、CPIの測定誤差に
よって、上方バイアスが0.9%程度、トゥルンクヴィスト価格指数への
移行をするのなら、ウェイトを毎年調べることが必要になる。
2 たしか、ニュージーランドなら、総裁のクビが飛びますよ。 目標は
政府と協議して決定するが、達成の手段は中央銀行の自由というケースも
あるけれど、じゃあ、怪しげなCPでも何でも買っても良いのか?
3 マネーサプライのこれ以上の拡大は、資金需要が弱まっている今は、
TB市場などが未整備な日本では、難しいかもしれない。 その意味で
他の面からデフレ圧力を緩和する方策、たとえば、翁先生が前向きな検討
を始めたという為替の円安などは、とても検討の余地がある。 これって
近隣窮乏化じゃない?、って人もいるけど、日本の景気が悪いことの方が
よっぽど迷惑である、というクルーグマンの考えは正しいかも。
( 役に立った! | 元スレ ) - 27 :ぺいぺい[ぺいぺい]:2001/08/30(Thu) 20:31
- >>23
統計データにある実質利子率って、後から観測した現実のインフレ率を
むろん、観測できる名目利子率から差し引いたもの。 つまり、その
ときのインフレ期待で測った数字でないんだよね。 で、日銀の調統が
実質利子率の低下なんて、所得効果>代替効果なんだから、ダメじゃん
というワーキング・ペーパーを出してるけど、もちろん、そこで使って
いる数字だって、事後的なもの。 たとえば、カールソン・パーキン法
(だっけ?)とかで、製品価格DIから割り出した期待インフレ率から
割り出した実質利子率とかで、追検定してみると、どんな結果が出るん
だろうね・・・?
( 役に立った! | 元スレ ) - 28 :こてはん29[こてはん29]:2001/08/31(Fri) 12:37
- >24
そうそう、期待インフレのことは気になっていたんですよ。
すりらんかさんはインフレはコントロールできるって言っていたけど、
そのあたり気になるので、どなたかご存じの方ご教示ください。
つまり、期待インフレ率が上がってしまった場合、逆にその期待インフレ率を
押し下げる際には、景気悪化の犠牲が必要なのではないかということです。
例えば、80年代前半のアメリカで、スタグフレーションを退治するために
期待インフレ率を押し下げる政策をとっていましたよね。その時、景気は
悪くなっていましたよね。
( 役に立った! | 元スレ ) - 29 :ドラエモン@出張帰り:2001/08/31(Fri) 13:38
- >こてはん29殿@28
確かにインフレ期待をコントロールすることは困難です。で、インフレターゲットはまさ
にそれを実現する手段として導入されたのです。動学的非整合性つまり、都合がいいとき
だけ反インフレ政策採って、インフレが弱まるとすぐ景気刺激政策を取ると民間が考える
ようでは、そもそもインフレ率の引き下げは期待インフレ率の高止まりを通じて実現でき
ないので、一定の目標インフレ率にコミットしようというわけです。(なんて、偉そうに
説明してますが、実はここで教わったのである)
ですから3%なり4%にインフレ率を目標にすると宣言する方が、しないよりも「インフ
レ的経済」では期待をコントロールし易いはずということです。今のままなし崩しに金融
緩和を続け、批判派が憂慮しているように急激にインフレ期待が高まるよりも、インフレ
目標にコミットした方が結果的に副作用として生じるインフレの昂進のリスクは低くなる
はずです。
もちろん、この頃渡辺努一橋大助教授が強調しているように、デフレ克服の過程では、一
時的に本来のインフレ目標をオーバーシュートする必要があるのかもしれませんが、それ
なら目標値を高め(4%か5%)に設定してしまうのも手です。
なお、80年代のスタグフレーションのケースでインフレ期待の鎮圧が難しかった理由と
しては、それが石油価格という多くの先進国経済にとって事実上の本源的生産要素の上昇
であったという問題があります。現代のテクノロジーが石油エネルギーに大きく依存して
いるのは明らかで、石油からそれ以外の生産要素へのマクロでの代替は、産業構造の大幅
な変化が必要であり、インフレの本質は単なる貨幣的な現象ではなかったからです。しか
も石油価格の決定は(少なくとも短期的には)非経済的/政治的要因に依存しており、需
要の減少がストレートに価格に反映しなかったのです。 - 30 :こてはん29[こてはん29]:2001/08/31(Fri) 16:40
- ドラエモンさん、ご教示ありがとうございます。
もう少し、私の理解と疑問を整理しておきますね。過ちがあれば、
ご指摘のほどを。
私は、期待インフレ率をコントロールすることは、基本的には可能だと
理解しているのですよ。
そこで、今回、期待インフレ率を上げることに成功したとしますよね。
しかし、その上がったままの期待インフレ率をいつかは下げないといけ
ないわけです。そうでないと、高インフレ&高失業率といったスタグ
フレーションがおこりうる状況、つまり、フィリップス曲線が上方に
シフトしてしまった状態のままになるのではということです。
それを戻すためには、期待インフレ率を下げるわけですが、そういう
ことをやると、80年代初頭のアメリカ(実質GDPが潜在GDPを
かなり下回っていた時期ですね。)のように景気の悪化を招くのは
避けられないと思うのですよ。つまり、将来時点の不況を心配している
わけです。
ドラエモンさんは、期待インフレ率を下げるコストが、80年代初めに、
高かったのは、石油価格の不透明さといった外的条件にあるとみている
わけですね。つまり、今回の日本の場合は、それほどの景気の犠牲を
払わずに期待インフレ率を下げられるとみておられるのでしょうか。
( 役に立った! | 元スレ ) - 31 :ドラエモン:2001/08/31(Fri) 17:03
- というか、それ以上のインフレ率は許容しないゾというコミットメントがインフレ目標で
もあるわけで、せいぜい5%位までのインフレ期待しか形成されないのでは?
あなたが想定しているのは、インフレ目標を5%にしても10%くらいのインフレが発生
したりするような事態ですか? - 32 :2ちゃんの相場師@ときどき宇野弘蔵:2001/09/01(Sat) 00:39
- マル経で経済学を学んだものにも解るように整理してほしいよな。
んで,否定派は,現実に利子率を操作できるかどうかは別として,期待インフレ率を上げて
実質利子率が多少低下しても,投資は増加しないと言ってるの?それなら解るよ。
でも,個別の経済主体は多くの場合実質値ではなくて名目値に反応するから,>>02の
ドラエモン博士の「ただし、実質金利が一定で名目金利が期待インフレ率の分だけ上昇しても、
消費需要にプラスに作用する可能性はあるのではないか?現時点での非銀行部門の保有している
現金残高は異常に多く、僅かなインフレ懸念でも消費か投資に振り向けられる可能性は十分ある
ように思われる。」
ってのがよくわかるんだけど? - 33 :2ちゃんの相場師@ときどき佐藤和三郎:2001/09/01(Sat) 00:45
- 追伸
朝までテレビのレベルで言うと,森永ちゃんなんかがわかり易かった
よな。 - 34 :野次馬:2001/09/01(Sat) 01:21
- インフレターゲットに懐疑的な理由の一つとして上げられているのは、インフレが起きる前に、日銀が引き受ける国債の暴落=長期金利の上昇が発生する可能性があるということだと思います。これが結局円の増加につながらないということではないでしょうか。
それから、アメリカの景気の具合で円高・ドル安で進行している為替相場が、何らかの契機によって円安に反転したときに、そのスピードや日本の経済の調子などによって更なる円暴落につながらないとも限らないという側面もあるのでは。
ただ、このインフレターゲットは「やってみないと分からない」という面と、「やる以上は効果が出るまでやらないと無意味」という面が並存しています。懐疑的な立場からは「予期せぬインフレ等の結果に歯止めが効かなくなる」恐れを強調していますね。 - 35 :こてはん29[こてはん29]:2001/09/02(Sun) 11:48
- >ドラエモンさん
>せいぜい5%位までのインフレ期待しか形成されないのでは?
期待インフレ率を5%にしたとして、一度インフレに対する期待が形成されてしまうと、景気が過熱したときなど、それ以上(たとえば、10%?)のインフレがおこることはあり得ると思いますが、それは私の想定している事態とはそれほど関係はありません。
私の言っているのは、繰り返しますが、フィリップス曲線のシフトの話なんです。長期のフィリップス曲線は、垂直だと思いますが、短期的には、期待を組み入れたフィリップス曲線は、
インフレ率=期待インフレ率−e*(失業率−自然失業率) (e>=0)
と書けるでしょう。
期待インフレ率をあげるということは、このフィリップス曲線を上にシフトさせることを意味します。そこで、私が問題としているのは、将来時に、期待インフレ率を下げるように調整するためのコストです。その時、もし、インフレ・ターゲティングなりで、インフレ率を下げようとすれば、一時的には、短期的なフィリップス曲線上で動くことになるので、(下方への)期待調整過程では、一時的に失業が発生(景気悪化)することになるでしょう。
もし、短期的なフィリップス曲線の傾きが水平に近い(eが0に近い)場合には、インフレ率の低下が小さくとも、失業率は大きいものになるということがありえます。つまり、(下方への)インフレ期待調整のコストが非常に大きいかもしれないということです。
結局、現在、期待インフレ率の上昇させることはできるけれど、将来、期待インフレ率を下げるときは、景気悪化のコストが必要ではないかということです。つまり、現在の不況を回避するために、将来の不況で贖っていることにならないですかということです。
( 役に立った! | 元スレ ) - 36 :すりらんか:2001/09/02(Sun) 12:54
- 3%程度のインフレ期待が成立したとして,それを引き下げなきゃ成らない
理由が分からないです.3%程度のインフレが継続する経済というのは特に
不健全な物だとは思わないのですが,如何でしょう.
あと,こてはん29さんの想定するインフレ・アウトプットトレードオフ
の源泉は貨幣錯覚ですよね.それだと,期待インフレを裏切ることが経済
を動かす原動力ということになる.ってことははじめからターゲットイン
フレを守る気がないという前提で政策を採ると言うことです.しかし,こ
こで議論されているインフレターゲットはその種の物ではないと思います. - 37 :ドラエモン:2001/09/02(Sun) 14:08
- >こてはん29殿
このデフレの経験で重要な教訓は、平時でもインフレ率3%か4%くらいを維持しないと、需要
サイドに下向き圧力が働いた場合に金融政策の有効性が著しく減殺されるということと、効率的
なサプライサイドを維持するために必要な相対価格の調整もクリーピングなインフレがないと実
現できないという事だと思う。その意味で、最終的にゼロインフレに到達するために必要な費用
を心配する必要はないでしょう。 - 38 :ドラエモン:2001/09/02(Sun) 14:10
- 失礼。クリーピングというのは不適切な単語。マイルドですね(w)
- 39 :こてはん29[こてはん29]:2001/09/02(Sun) 15:18
- すりらんかさん、ドラエモンさん、色々ご教示ありがとうございます。
私、マクロ厨房なもんですから、勉強になります。
>3%程度のインフレ期待が成立したとして,それを引き下げなきゃ成らない
>理由が分からないです.
そうですね、例えば、現在の失業率増大が、労働市場の構造変化によるもの
(日本社会の高齢化、IT化、金融再編、改革の痛み?)であったとしたら、
どうしますか?これは、ベバレッジ曲線を右上にシフトさせていることに
なりますよね。すると、当然、フィリップス曲線も上にシフトすることに
なりますから、失業率が下がるには、かなりのインフレになりませんか?
そこで、インフレ期待を下げるように期待調整するときには、前述のような
景気悪化のコストが出てくると思いますけど。
そういう意味では、ドラエモンさんが31でいっている私の想定は間違って
いないのかもしれないと思い直しました。それとも、私は、かなり変なことを
考えています?
実は、現在の期待インフレ率は、マイナスで、それをゼロに持っていくと
いうなら、まだ話は理解できるのですが。
( 役に立った! | 元スレ ) - 40 :ドラエモン:2001/09/02(Sun) 15:31
- >こてはん29氏@39
インフレ目標であっても失業率目標ではないですから、労働市場の構造問題に由来する失業を
総需要で減らそうとして加速的なインフレに突っ込むケースは問題外ではないか?当面は、
デフレ由来の失業率の上昇を抑えようというだけですし。 - 41 :元学生:2001/09/02(Sun) 16:56
- >デフレ由来の失業率の上昇を抑えようというだけですし
これってフィリップ曲線のことを言ってるんですか?
フィリップ曲線とインフレターゲット論を関係づけるような論文など出てるんですか? - 42 :名無しSeptemberLove:2001/09/02(Sun) 19:19
- インフレ率をあげても一時的に失業率があがるだけで、
長期的には期待インフレ率があがり、失業率は自然失業率
にもどるという話があるのに、なぜインフレターゲットは
実物経済に影響するなんて話をするのでしょう? - 43 :ドラエモン:2001/09/02(Sun) 23:46
- >42氏
つまり、あなたの想定してる世界は自然失業率と、それに対応する自然利子率の成立してる世界
なわけですよね。だから金融政策が雇用に影響しないし、インフレ期待の変化した分だけ名目金
利が上昇し、実質利子率は一定。結局、議論の前提が金融政策の有効性を排除してるわけです。
最近、この手の新古典派マクロ経済学の総帥の一人であるサージェント先生が、こと日本で生じ
てる現象に関しては新古典派は有効ではないと告白したという興味深い噂が流布してますが、多
分本当ではないかと思います。
ここでインフレターゲットの話をしてる連中(含む僕)は、基本的にはケインズ派つまりかなり
の長期にわたり貨幣の中立性が成立しない世界を前提に議論してるわけです。まったくもって、
70年前にマクロ経済学は逆戻りの今日この頃(笑) - 44 :すりらんか:2001/09/03(Mon) 01:03
- >失業率は自然失業率にもどるという話があるのに、なぜインフレ
>ターゲットは実物経済に影響するなんて話をするのでしょう?
貨幣錯覚説でも,ルーカス島でも少なくとも一時的には実物経済に
影響するんですよ?というよりも36でも書きましたが,貨幣錯覚か
らフィリップスカーブって説明は「全ての失業は自発的である」と
いう前提が端から効いてるんですよ.現在の日本の状況を考えてこ
の前提での議論が妥当だとは到底思えないのですが…….ケインジ
アンと新古典派の違いは期待形成にあるのではありません.
P.S.
とぎれとぎれにしか見てなかったんだけど,NHKの夜の討論番組で塩
じいが「自発的失業が多い」とか言ってましたね.おいおい,とか思
っちゃった(モー娘。見つつだったからどういう文脈かは分からない
んですが^^). - 45 :質問:2001/09/03(Mon) 02:17
- 766 名前:岩井克人 投稿日:01/09/02 05:05 ID:7/6iQ4CI
>>762
狂う愚マンは読んでいる。
ある意味で、当たり前のことが書かれた論文だった。
ただし、そうした当たり前のことさえ書けないことが問題なのだが。
で、何が問題なのかというと、実態を明らかにしてないことによるのだが、
彼が、日本の不良債権問題を知らないで書いていること。
仲のよい吉冨勝が、狂う愚マンにそのことをいったら黙り込んだといっていた。
吉冨は最近、狂う愚マンに、アメリカの大規模財政出動こそ世界のために必要だ、
と書くように勧めているらしい。
767 名前: 投稿日:01/09/02 05:10 ID:XxVVgBRs
>>766
ありそうな話でわあるが、一応聞いておく。
「ソースは?」
768 名前:岩井克人 投稿日:01/09/02 05:24 ID:o5TlGXyg
>>767
ありきたりではあるが、一応、答えておく。
ソースは、おたふく!
と言う書き込みがありましたが、ドラエモンさんはどう思われます? - 46 :名無しSeptemberLove:2001/09/03(Mon) 02:27
- 岩井先生が書いてないことだけは確か。
- 47 :ドラエモン:2001/09/03(Mon) 18:42
- クルッグマンが日本の不良債権問題を知らないというのは間違いでしょう。ただ、不良債
権の蓄積=>金融機能の低下=>需要減少=>デフレ=>不良債権の一層の増価という悪
循環をどこで断ち切るか?どうやって断ち切るか?という視点が、構造主義者には欠けて
いると思う。デフレ期待はストレートに資産の名目価格の下落を即時的に結果するわけで
それはそのまま不良債権の増加なわけです。ですから、デフレ期待を逆転させる手段を欠
いている処方箋は、間違いなく有効なはずはない。もちろん、クレディブルな金融政策だ
けでデフレ懸念を払拭できるか否かははっきりしないのも事実ですけど、少なくともそう
した金融政策を欠いている限りどのような構造政策も有効ではない。それこそが、クルッ
グマンが、ワルラスの手順通りに「交換の一般均衡」からスタートして「信用の一般均衡」
までモデルを拡張しながら説明したことではないでしょうかね? - 48 :三流大学ドキュン:2001/09/06(Thu) 18:04
- ゼロ金利政策とインフレターゲットの整合性はあるんでしょうか?
ゼロ金利を持続するというのは、(均衡実質利子率が正であるとして)中央銀行が
マイナスのインフレ率にコミットすることを宣言していると同じことですから、
これとインフレターゲットの整合性は無いように思うのですが? - 49 :ドラエモン:2001/09/06(Thu) 18:27
- >48
ゼロ金利ってオーバーナイトコールレートですよ。長期金利は1.4%でしっかり金利
ついてます。その言い回しは、なんか斉藤誠せんせいと一緒だな。区別しなきゃね、
長短金利。
もちろん、インフレターゲットと長期金利の低下は整合しません。ところがこれがゼロ
金利の「時間軸効果」といって日銀が自画自賛してる奴です。その点では、仰るとおり
政策とその意図は不整合で、コミットメントを疑わせるに十分なものです。 - 50 :ドラエモン:2001/09/08(Sat) 10:35
- 第2四半期GDP統計速報の名目成長率は凄かった。季節調整済み前期比成長率の年率換算たる
や、なんとマイナス10%を越えてる。名目GDPの構成項目全てが前期比でマイナス。これで
もブレずに放置プレイなんて言ってると、補正30兆円の怪人あたりが総理になりかねない。そ
うなれば、マジで日銀のバランスシート(資産サイド)に駅前のウナギ屋の跡地とかスキーリゾー
トホテルあるいは上場日経平均連動投信とかいう㌧でもないもんが乗っかる日も遠くない鴨(欝) - 51 :名無しSeptemberLove:2001/09/08(Sat) 14:58
- ドラエモン@50
今どのような経済政策が必要だと思われますか?
http://www.geocities.co.jp/Milano-Killer/6419/dooraemon.swf
民衆は貴方の言葉を待っています。 - 52 :ドラエモン:2001/09/08(Sat) 19:04
- >51
け、経済政策についてはこの掲示板のあちこちで説明してますからそれ読んで下さい。
しかし、↑(上の)これは凄すぎ!ダウンロードして、今度パワーポイントでのプレゼン
の前に起動しちゃいたい誘惑に駆られます(爆) - 53 :名無しSeptemberLove:2001/09/08(Sat) 21:38
- 2chの金融板「日本銀行関係者」からコピペ。日銀関係者とか自称金融政策通などが多いスレッドだけど、下記のごときていたらく。何なんでしょう???
163
なぜ、日銀はインフレターゲットを実行しないのかについて、
おそらく日銀はインフレターゲットを実行しても特効薬にはなりえないから、この特効薬を使用する時期は日本経済が本格的に持ち直し始めた頃に実行するという腹積もりがあるのではと思っています。
例えるなら、優秀な雨乞いの巫女は雨が降りそうなときに雨乞いを始めるという逸話を思い出しますが。
164
う~ん、どうでしょう。日本経済が本格的に持ち直したときにインフレターゲティングなんかやるか~?ハイパーインフレになる確率は今以上に高くなるけど...
166 名前:名なしさん 投稿日:01/09/06 23:58
>>163
そこがインフレターゲットの難しいところというか急場に無理やりこしらえた政策というか・・・
こういう時期だったらいいけど、本格的に持ち直したらマイナスになるよね。
つっても、本格的に持ち直したという経済状態を認知・政策の実行・政策の実効が現れるというロスがあるんで、本格的に持ち直したら、インフレが相当進行してまた構造が歪むでしょうね。
だいたい日銀の金融政策の目的は物価の安定・為替の安定をずっと目的としてたし。
だから、持ち直す気配を素早く察知して、インフレターゲット政策やりますというポーズを見せるだけであまり大規模にはやらずに、早めに止めるというシュミレーションを考えているのでは?と思っています。 - 54 :名無しSeptemberLove:2001/09/09(Sun) 03:22
- クルーグマン著、山形浩生訳
「復活だぁっ! 日本の不況と流動性トラップの逆襲 (pdf)」
http://www.post1.com/~hiyori13/krugman/krugback.pdf
があがってます。是非御一読を。 - 55 :2ちゃんの相場師:2001/09/17(Mon) 01:22
- >>24 日本語のやつおしえてちょ?
- 56 :すりらんか:2001/09/17(Mon) 23:25
- >>51
すごい.何かかっこいいし.銅鑼さんのテーマ決定? - 57 :名無しSeptemberLove:2001/09/20(Thu) 22:39
- 結局、1の質問への回答は、
「(設備)投資にはマイナス影響だが、消費にはプラス」と
いうことなのでしょうか?どうでしょう、すりらんかさん、ドラエモンさん。 - 58 :名無しSeptemberLove:2001/09/20(Thu) 22:41
- 消費には中立的で
投資の方に効果があるような。。。 - 59 :すりらんか:2001/09/21(Fri) 02:14
- >消費には中立的で
>投資の方に効果があるような。。。
実質金利が高止まっているという点を考えると,その修正は投資刺激的
でしょう.ただ,投資の利子率弾力性がそんなに高い状態ではないだろ
うからこっちの効果はどうなんだろ.ただし,インフレ債務者利得によ
る債務者利得経由での効果はあるでしょう.あと消費者にとって,安全
資産保有にコストかけられるわけだから,リスク資産へのシフトを促進
するかも……それはさておきメインの効果としては「今のうち買おう」
で消費が刺激されるのではないかと思うのですが.
というわけで,私の考えでは「双方に+」 - 60 :ドラエモン:2001/09/21(Fri) 15:08
- インフレ率をプラス3~5%くらいにするのは、消費、投資、(円レート経由で)輸出
まで全ての民間需要項目にプラスと思うよ。インフレと不況が併存したスタグフレーショ
ンは、あくまでも原油価格の(短期的には政治的に起こった)上昇の結果であって、それ
は石油消費国から産油国への所得移転での実質所得下落と物価の上昇だった。それ以外の
ケースでスタグフレーションは起こったことない。
もちろん、生産力壊滅してた大戦後の敗戦国とか、徴税をインフレでしか行えない南米の
ケースでは、低所得とインフレの組み合わせは当然だが。 - 61 :すりらんか:2001/09/21(Fri) 15:21
- AD-ASで考えるなら,スタグフレーション(インフレ+不況)がおきるのは
ネガティブサプライショックの時だけです.そう考えると,オイルショック
やなんかはバッチリそのケースですね.南米のケースは……もはや当該国で
は貨幣であって無いような状態になっているからちょっと別モデルでしょう
し.ある日突然,誰も日銀を信頼しなくなる,とか多少のインフレが始まっ
たとたんにそのような状況になるという想定がないと,ネガティブサプライ
ショック抜きのスタグフレーションは考えずらいなぁ.私日銀の「経済理論
」は信頼してないけど日銀券への信頼はそうそう揺るがないもん. - 62 :野次馬:2001/09/21(Fri) 16:17
- IとX-Mへのプラス効果はおそらくあるでしょうね。
ただ、Cへの効果はちょっと不透明な気がします。
手持ちの現金が増えたら、資産選択行動としてやはり貯蓄に回すのではないか、という気がします。あるいは、消費に回ったとしても、それは輸入品に向かい、国内需要には跳ね返らないかも。
金融商品への知識が殆どない日本人が、急にリスク資産保有に回るとは思えない。
(中長期では個人投資家が育成されるべきだという、「べきだ」論は分かりますが。)
日本人の消費行動は二極化しているという実証研究が「流行り」(?)ですから、集計された状態の予想は難しい面があります。 - 63 :名無しSeptemberLove:2001/09/21(Fri) 17:25
- >>60
>徴税をインフレでしか行えない南米
とはどうゆう事なのでしょうか? - 64 :ドラエモン:2001/09/21(Fri) 17:50
- >>63
税金を取らないでも、お札を刷って政府が物買うことは可能です。もし生産能力が十分余裕があれば、物価は上がらず、物が余計に売れて景気良くなるわけです(という主張はケインジアンの主張であり、当然ながら反対の人もいますけど)
ところが生産能力が目一杯まで使われている経済で、税金取らずに政府が物買う場合には、民間と政府が物の取り合いをすることになります。つまりインフレです。税金を取れてれば、そんなことにはならないわけ。
で、どれだけインフレになるかと言えば、政府の支出の分だけ民間の保有する現金の価値が低下するまでのインフレ。これが「インフレ課税」といわれるわけです。
まあ、以上は極端に簡単に書いたので、専門家諸子は突っ込まないでね(w) - 65 :63:2001/09/21(Fri) 19:50
- >>64
ドキュンな私は満足です。感謝。 - 66 :へなへな[へなへな]:2001/09/21(Fri) 21:10
- デフレギャップがあるなら、その分だけ景気対策として国債引受
という政策はどうなんでしょう。
(デフレギャップの測定の問題でしょうか)
あまり正面から語られない話題ですがいかがでしょう? - 67 :名無しSeptemberLove:2001/09/21(Fri) 22:10
- >>62 野次馬さん
>日本人の消費行動は二極化しているという実証研究が「流行り」(?)ですから、集計された>状態の予想は難しい面があります。
というのはどのように二極化しているのでしょうか。リスク回避的な層とリスク中立的な層って感じでしょうか?実証はどうやってやるんですか?教えてくんで申し訳ないのですが。 - 68 :野次馬:2001/09/22(Sat) 00:21
- >>67
「不平等社会日本」とか「日本の所得格差」とか、新書レベルで日本の賃金格差を論じているものが出ています。他にもあったと思うけど、思い出せない(苦笑)。
論調は「日本には賃金格差が殆ど無くかなり平等だと言われてきたが、もはや幻想だ」というものです。要するに、古典的な貧富の差の拡大というお話です。
リスク対応と関連させて言えば、リスクラバーとアバーターに分解しているということになるでしょう。
これらの実証は、個別テーマの統計実態調査やコーホート調査、ミクロレベルのパネルデータのような手法だったと思います。
卑近な例では、ダイソーの百均ショップが大繁盛する一方で、ブランドものバックや高級宝石店に行列が出来る現象や、東大や京大に子供を進学させる家庭や弁護士や医者になる人の家計は平均所得を上回っているという「観察事実」(?)・・・・・など、でしょうか(笑)。 - 69 :名無しSeptemberLoveこてはん29:2001/09/22(Sat) 09:13
- >68
あのー、「不平等社会日本」は、ドキュソ本決定、だったのでは。
「日本の経済格差」は、ドキュソじゃないけど、その主張の一部に
批判がでていましたよね。 - 70 :こてはん29[こてはん29]:2001/09/22(Sat) 09:22
- >69
名前を間違って入れてしまいました。すいません。
それと、
>61
すりらんかさんも、あのスタグフレーションは、ネガティブサプライショック
によってのみ起こったと考えられているようですね。ということなら、
すりらんかさんの考えの辻褄も理解しました。
( 役に立った! | 元スレ ) - 71 :野次馬:2001/09/22(Sat) 11:01
- >>69
そうですか。あの本はドキュソだったのですか(ワラ。
では、もう少し他のものを待ったほうがいいのかな。
それと、消費の二極化は90年代に女性研究者が著したある本(だったと思う)が、そもそも「流行り」のきっかけだったと思うのですが、ゴメン、ずっと思い出せないでいる(苦笑)。
でも、この所得格差の問題はジニ係数やローレンツ曲線などの古典的な方法を用いた研究も数多くありますね。日本では高山憲之や、最近は橘木などが有名です。
結果としては、格差が広がっているというのと、広がっていない、それほどでもないというのと、両サイドの主張があったように思うんだけど。
ただ、バブルが崩壊して、「一億層中流」みたいな神話が崩れ去ってくると、恒常所得の高い層とそうでもない層が出現しているように思える事実が散見されるわけで、その意味で「流行り」になるのはそれなりに必然だと思いますね。
でも、やっぱり東大に行くヤツや医者になるヤツの家計収入は、平均値以上だというのは、経験的事実として当たっているような気がしてたんだけどなぁ。
こんなこと書いてたら俺もドキュソだと言われるか(笑)。
ま、院生の人でこのテーマに興味がある人は実証してみたら、とは思うけどね。
労働経済学の分野は、阪大の大竹氏辺りが入門書も出していたし。 - 72 :名無しSeptemberLove:2001/09/22(Sat) 13:04
- 岩波の「所得と富」とかは違うのですか?
- 73 :67:2001/09/22(Sat) 13:26
- レスありがとうございました。なるほど消費行動の二極化とは所得分配の不平等化にともなう話でしたか。確か橘木さんの新書の中の実証分析って日本とアメリカの比較不能な所得を使って日本の所得分配は意外やアメリカに比べてすら平等ではない(かたっぽが税・移転後の所得でもう片一方が生の所得とかそんな感じだったと思う.)みたいな話をしているって大竹さん+斎藤さんに批判されてたんじゃなかったでしたっけ。アメリカでの研究だと普通は生の所得を使って不平等度を議論していますよね。
もとより高年齢層ほど所得分配は不平等だから、人口の高齢化が所得分配の不平等かをもたらしている、みたいな話を大竹さんどこかでしてたと思いました。じゃあ年齢構造が不変だったとして今の不平等度はどのくらい減っていたのかみたいなDecompositionみたいな話っておもしろそう。
あとまたもや大竹さんで欧米諸国で観察された所得分配の不平等化が同じ先進国日本であまり観察されなかった理由として本来なら落ちこぼれていた中高年の未熟練労働者が公共事業に誘発された建設業に吸収されたからだみたいな分析をしていますね。ということは構造改革でこの辺の層が激しく吐き出されてくる可能性がありますね。 - 74 :野次馬:2001/09/22(Sat) 14:03
- >>72
石川経夫・・・でしたっけ?
>>73
>かたっぽが税・移転後の所得でもう片一方が生の所得とかそんな感じだったと思う
比較不能というよりも、データを統一して比較してなかったということですね。その批判、聞いたことがあるような気がします。事実だとすれば、かなり初歩的なミステイクですね。
でも、税引後の所得でのほうが格差が大きいとしたら、日本の税制は高額所得者に有利になっているか、それほどとんでもない大金持ちはいない、ということになるという、また違った面の議論に発展していかないといけないですね。
>アメリカでの研究だと普通は生の所得を使って不平等度を議論していますよね。
国民所得のレベルで比較するのか、可処分所得のレベルで比較するのかは、この手の議論の出発点だと思うんですが。「生の所得」というのは、おそらく税引き前の所得のことでしょう。
「所得の格差」を正確に比較しようと思ったら、国民所得のレベル(要するに「生の所得」)のほうが相応しいでしょうね。
>構造改革でこの辺の層が激しく吐き出されてくる可能性がありますね。
というか、構造改革とはそれを狙ってると思います。問題は、その吐き出された人々が再雇用されるような流動化政策なり、雇用制度が出来ているかと言えば、全然なってない、というのがマーケットや大方の日本人の感覚ではないでしょうか?
だって、ほんの少し前までは「ITでなんとかなる!」などと超楽天的なことをのたまわっておられたじゃないですか(笑)。
産業構造の転換を大規模に進めるのに、制度的整備や移行期間の保障もないまま、かけ声だけで進むのなら、それこそ発想がバブルだわな。 - 75 :すりらんか:2001/09/22(Sat) 15:33
- おひさしぶり<こてはん29さん
昔のスレで『不平等社会日本』はまずいだろ,っていってたのは「日本経済に
2極分化なんておきてない」という意味ではなくて,彼の論法の話しです.ホ
ワイトカラーの子がホワイトカラーになる率が上がっているという話しとかは
「それはちょっとまずいんじゃないの,WC自体が増えてるんだもん」と感じ
たりしました.それにWC自体の意味合いが日本では微妙ですもの.やはり比
べるなら生涯所得しかないだろ,と思うんですよ. - 76 :野次馬:2001/09/22(Sat) 18:55
- >>75
なるほど。
でも、
>彼の論法の話しです.ホワイトカラーの子がホワイトカラーになる率が上がっているという話
>しとかは「それはちょっとまずいんじゃないの,WC自体が増えてるんだもん」と
この論法って、実は俺は西村氏辺りの「今時の大学生の学力低下」って議論と似たものを感じる。
「それはちょっとまずいんじゃないの、大学に行くやつ自体が増えてるんだもん」と(笑)。
間違いなく「学力」なるものは落ちていると思いますが、それにはそういう人口変動や社会状況のような「構造変化」があると思うんだけど、西村さんほどの人が結構安直な解決の処方箋を書いているのを見て、逆にちょっと失望したのを思い出しました。
・・・・と、思いっきりこのスレとは違った内容のものに変質してしまいました。スマソ - 77 :こてはん29[こてはん29]:2001/09/23(Sun) 06:08
- >>75
>ホワイトカラーの子がホワイトカラーになる率が上がっているという話し
もう少し正確に言うと、戦後の混乱期や都市への労働移動の激しかった
高度成長期と比べれば、80年代以降、階層が安定的に見えるのは
当たり前じゃないのってことです。
>それにWC自体の意味合いが日本では微妙ですもの
また、WC上といったってリストラされそうな管理職まで含んでいる
わけですからね。大竹さんが指摘しているように、現在、所得格差が
拡大しているのは、むしろ、まさに50代のこの階層内でしょう。
それに、いわゆる一流大学に子弟を入学させている裕福な家庭は
実は、自営業者だったりしますからね。
ストーリーのロジックが荒っぽいなあってことです。
( 役に立った! | 元スレ ) - 78 :すりらんか:2001/09/24(Mon) 00:32
- >WC上といったってリストラされそうな管理職まで含んでいる
>わけですからね。
まさにその通りだと思います. - 79 :開田:2001/09/26(Wed) 22:54
- 少し前にこの板で議論されてましたが、
インフレターゲットを成功させるためには
� 嵎�価が持続的に上昇すると市場が信じる」ことが必要。
�∋�続に物価が上昇すると信じるならば、物価上昇分をリスクプレミアムとして
金利にマークアップする。
�6睛�に上乗せされるリスクプレミアム分の余分な金利以上にインフレを起こさなければ
実質金利が低下しない。
このよう考え方では、インフレターゲットはうまくいかない、と主張していると思うのですが、
それへの反論が(あったかもしれないが)よく理解できません。
やはり強制消費効果しかもたらさないのでは? - 80 :すりらんか:2001/09/27(Thu) 00:00
- >開田さん(なんてよむの?)
反論は3つあります
1.「強制消費効果しか」というがこれが一番大きい.
2.現時点では均衡の実質利子率がもっと低いのに名目利子率の下限に阻まれ
ているCPIの上方バイアスやWPIを考えれば日本のデフレ率は2%どころじゃない.
3.リスクマネーへのシフトがおこる
んで,私は1を重要視しています. - 81 :H1:2001/09/27(Thu) 22:00
- >>2のすりらんかさんへ
>現時点で最大の資金需要者である政府に資金を持続供給することを決め
>ればは相当なインフレ期待を有無と思うのですが如何でしょう.
これはどういうことですか? - 82 :開田:2001/09/28(Fri) 00:31
- すりらんかさん、ご回答ありがとう。
ちなみに「かいだ」と読んでください、これで固定しますので。
すりらんかさんは、「� 廚龍�制消費効果を重視する、とのことですが、
この点では私も同じ意見です。ただ、重視する、というのではなく、それ以外の
効果を予想しないだけというのが本音ですが。
さて、この強制消費効果、勝手に名付けたので、(他の人のために)断っておきますが、
「消費しなければ実質的な意味で損をする状況を作り出すことで、消費を誘発すること」です。
この効果を期待することには賛同できないのです私は。
まず、第1に、強制消費は、インフレターゲットの枠を逸脱している、ということです。
インフレーターゲット論者は調整インフレではない、といっていますが、強制消費を期待する
ならば、それはもう調整インフレの域に達しています。 - 83 :開田:2001/09/28(Fri) 00:31
- 第2に、強制消費効果が顕れるには、人々が「物価上昇が持続する」と信じなければいけません。そう信じなければ無理矢理に消費しませんから。そう信じることで、≫1:会員さん が言っているように、実質金利を低下させる効果はなくなり、物価上昇を勘案したリスクプレミアム分が金利に上乗せされます。この結果、金融機間の貸出金利は上昇します。貸出金利の上昇を上回るだけの効率の良い投資案件が醸成されるかは疑問です。これは、投資を投機的案件に誘導する可能性を示唆するものです。逆に、貸出金利の上昇が儒資抑制に働けば、(設備)投資を抑制する結果になります。消費が活発になって、生産が増加して、高い金利を払ってでも能増投資するほうが儲かる、という状況になればいいのでしょうが、この状態が続くとスパイラル的な金利の上昇になるのかもしれません(すみません、この点に関しては詰めていません)。
第3に、強制消費効果を引き起こすためには、2~3%のインフレでは難しいということ。2桁のインフレの時代を含めると実証できるかもしれませんが、インフレ率0±5以内での状況で有意な結果を導き出すことは困難です。ある程度高いインフレ率を持続させなければ効果がないとして(効果があるということを主張できる方があれば教えてください)、それを続けるとバブル。勿論、需資があればそうならないのだけど。 - 84 :開田:2001/09/28(Fri) 00:35
- 本当は第6まであったのですが、分割して送信している間に、なくなってしまいました。
いまからうち返すのでも時間的に無理なので、追って載せていきます。 - 85 :すりらんか:2001/09/29(Sat) 00:00
- >81のH1さん(水素?ロケット?^^)
マネー拡大といっても,ハイパワードマネーの供給が預金通貨の減少と
一対一対応してたらなんもならない.あなたの国債を日銀がかって,そ
れをタンス預金するなら,インフレは起きない(名目需要を刺激しない)
わけです.でも,国はタンス預金しないですから,これは名目需要を刺
激して物価は上に押されるでしょう.
>開田さん
追加掲載楽しみにまっときます.また,古い話しなのではやりではないので
すが期待インフレに固執せず,インフレそのものの持つ市場調節機能も重要
です(名目価格の下方硬直性とデッドデフレーションの話し).また実質金
利については,現在,実質金利は名目金利の下限制約とデフレのせいで均衡
水準まで下がりようのない状態にあるという点にも注目が必要でしょう.CP
Iは上方バイアス考慮してもせいぜい(?)3%のデフレでしょうが,企業に
とって意味を持つのはCPIじゃない.
>インフレ率0±5以内での状況で有意な結果を導き出すことは困難です
これはどういう実証でしょうか.まず,戦後の先進国で持続的なデフレ状況
は生じていない.またインフレ率水準ではなく,その傾向の変化が消費にも
たらす影響が重要なのです.その意味では
>2桁のインフレの時代を含めると実証できるかもしれませんが
こちらの方が困難なくらいなのではないでしょうか? - 86 :H1:2001/09/29(Sat) 01:07
- >>85
>すりらんかさんへ
日銀国債買い切りで「ハ」イパーインフレって起きるの? スレの1です。
クルーグマン流の長期インフレ期待の話より、このスレに流れ着きました。「h」elp!
お金が投資に向かうためには、国債よりも有利な投資条件があるか無いかの
問題と思うのですが、有利な投資条件を発生させるのは財政出動以外ないのでは?と思い
なんだか日銀の宣言ってどのような意味があるのか理解できません。
インフレを起す(信じさせる)のは財政出動による実需増と考えてよいのでしょうか? - 87 :ドラエモン:2001/09/29(Sat) 01:38
- >H1氏
横レス失礼。期待インフレ率上がれば、実質金利は下がる。それが投資や消費を刺激する。
つまり、期待に直接働きかけるような政策が必要。ケインジアン的には財政がそうなんだが、
橋本緊縮・小泉緊縮を経験してるから、持続性に難。
僕は、禁じ手の大規模長期国債買いきりとインフレ目標の明言に効果を期待してるんです。 - 88 :H1:2001/09/29(Sat) 13:22
- >>87 銅鑼さんへ
>期待インフレ率上がれば
これは「何かが値上がりする」との予想が有力になることだと思うのですが
>禁じ手の大規模長期国債買いきりとインフレ目標の明言に効果を期待
によって、新聞紙面に「円崩壊の危機!」みたいなトンデモ記事が踊って、
ここぞ!とばかりに「〇〇ファンド」「〇〇投資信託」で発売され
馬鹿売れするということでしょうか? - 89 :ドラエモン:2001/09/29(Sat) 14:30
- >H1
今でもハイパーインフレ到来の危機を煽りまくってる人や組織はいっぱいありますよね(w)
「トンデモ経済学追究委員会」のスレにあるように、東洋経済とかのましなはずのメディアで
も、そう言う話は根強い・・・。
ただ、家計調査とか見てみるとわかるんですが、どうも異常に消費性向が低下してる。その原因
を「金融システムリスク要因」と「デフレ要因」に分けると、どうも99年以降はデフレ要因が
大きくなっているらしいことが分かります。 - 90 :H1:2001/09/29(Sat) 15:17
- >>89 銅鑼さんへ
機関投資家は引っ掛かるのでしょうか?ミニバブルで終わるのではないでしょうか?
最終的には景気回復の本命は財政出動(再分配)と考えてはいけないのでしょうか?
(スレとずれてたらすいません。) - 91 :ドラエモン:2001/09/29(Sat) 15:26
- 今なぜ期待インフレ率を騒いでるかと言えば、財政政策の作用する経路である「所得」から「支出」という部分がおかしくなってるからなんです。消費性向の低下はその典型。財政政策が良く
効くようにするにはどうするか?なんです。 - 92 :開田:2001/10/02(Tue) 21:24
- ≫91
ドラエモンさんは、「期待インフレ↑」→「支出↑」ということを
期待しているのですか?(これは反論ではなく質問)
仮にそうだとしたら、どの程度の期待インフレが支出増加に繋がると
予想しますか? - 93 :ドラエモン:2001/10/02(Tue) 21:39
- >>開田さん@92
はい。現在の消費性向は異常に低くなってますが、これはデフレ期待・資産価格の下落・金融
システム不安の相乗した結果だと考えてるからです。通説は少子高齢化・年金不安だけど僕は
そう思わない。こうした要因を取り除くには、税制・金融システム安定化策は不可欠ですが、
マクロ政策としてのインフレ期待引き上げも不可欠です。更に言うなら、それなくしては、資産
価格も不良債権問題も結局は解決しません(それだけでも解決しませんが)。
企業サイドでも、あるいは住宅投資でも、実質金利引き下げ効果は効いてくるはずです。 - 94 :ドラエモン:2001/10/02(Tue) 21:41
- 追伸
こうした目標レンジとしては、コアCPIで3~5%位が良いと思う。 - 95 :名無し体育の日:2001/10/02(Tue) 22:01
- プライスターゲットだってさ
- 96 :R:2001/10/02(Tue) 22:05
- 景況感の大幅悪化が確認され、政府や日銀は思い切った景気浮揚策が
求められている日銀内で新たな案が浮上している。
目標の対象を物価の上昇率ではなく物価指数の水準に設定する手法
「インフレターゲット」に対して「プライスレベルターゲット」と称される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011002-00000426-jij-bus_all - 97 :ドラエモン:2001/10/02(Tue) 23:29
- >96
ごめん。2ちゃんで同じテーマでカキコしたののコピペ。
今の段階では、ゼロインフレ率ないし若干プラスが政策目標と言うことになってる。
まあ、事実上ゼロという事ね。だとすると、次のような問題が起こる。
今年、なんか厳しい変化があって物価が下がる。ところが翌年はゼロが目標だと、
その物価のまま維持で良いことになる。でも、これってまずいよね。
ホントなら2%とか(僕は4%前後で良いと思うが)のプラスを目標にすれば良い
のだが、それにはもの凄いアレルギーがあるのは、この掲示板を見れば明らか。
ナント言ってもハイパーインフレの危機だから(w)
だとすると、次善の策として「プラスのインフレは目指しません。しかしデフレの
後は水準戻るまで物価上げます」というのも一つの策と言うことになるんだろう。
妥協の産物ではある。 - 98 :R:2001/10/02(Tue) 23:43
- >翌年はゼロが目標だと、その物価のまま維持で良いことになる。
>妥協の産物ではある。
そこまでしてインフレ目標をやりたくないのか・・。
つーか、つまりデフレ阻止に失敗したって事だろ。
テロのせいにでもして逃げる気か・・。
デフレ阻止に失敗したんだから、諦めてプラスインフレを
目指すべきなんじゃないのか?
なんか名前を変えただけって感じもするんだけど・・。
やれる手段は限られてるんだし。 - 99 :ドラエモン:2001/10/02(Tue) 23:47
- なんか、中原委員が提案してるみたいだ。彼も戦略家だから>>97で書いたようなロジックで
反対派を追いつめてるのかも知れないね。 - 100 :開田:2001/10/04(Thu) 00:32
- ドラエモンさん、ありがとう。
物価水準ターゲットの議論ということでしょうか。妥協の産物とは
いえ、非常にわかりやすい提案と思います。
この点について、実りある議論にするために、熟考したい点があります。
近々書き込みますね。 - 101 :R:2001/10/04(Thu) 02:40
- <植田講演>インフレ目標策の導入に慎重な見解
日銀政策委員会の植田和男審議委員が先月29日に福島大学で開催された日本金融学会で講演した内容が3日、公表された。インフレ目標策の導入について、「景気を刺激するための金融政策手段が限られている現状では、市場の冷ややかな反応を招くにとどまり、金融政策に対する信認を失わせる」と慎重な見解を示した。(毎日新聞)
思い切った財政出動が有効=デフレ対策、金融には限界-植田日銀審議委員
日銀は3日、植田和男審議委員が9月29日、福島大学で開かれた日本金融学会で行った講演内容を公表した。この中で同委員は「デフレの悪影響が非常に心配で、ゼロインフレへの到達(デフレ解消)をできるだけ早めたければ、政府が思い切った拡張的財政政策を実施することが考えられる」と述べ、デフレ対策としては、既に限界にある金融政策よりも、財政面からの対応が効果的との見解を表明した。
同委員は「金融政策の物価制御能力は大きく低下している」と述べる一方で、早期のデフレ解消のカギを握るのは、財政出動を中心とする政府の経済政策と指摘。また、不良債権処理を含む構造改革もデフレ対策の選択肢だが、解決までには「比較的長い時間を要する」と分析した。 (時事通信)
さて竹中&小泉はどうする気でしょう・・。
なんか金融政策は、もう限界って言ってます。
しかし、さらなる国債買い切り増額をしない理由は何? - 102 :植田[植田]:2001/10/17(Wed) 00:02
- 顔を出したついでに。
お久しぶりですね、銅羅さん。
過去の議論をざっと読んだのですが(貴方は
アンチBOJなのですね)、少しひかかったところが
あり(熟考することもできぬままで申し訳ないですが)、
質問といか意見を言わせて下さい。
開田氏の前半の意見は素朴ながら面白いものが
あると思います。92の質問に対して、実質金利の
低下が支出面のみならず企業サイドでも、住投にも
いい影響を与えるとされてますが、これはどうなん
でしょう。住宅投資を例にとれば、インフレニなる前に
住宅ローンを固定で借入れた人ならいいのでしょうが。
サプライズがない中でインフレ期待が高っても実質金利を
通じた投資効果は続かないと思うのですが。
( 役に立った! | 元スレ ) - 103 :ドラエモン:2001/10/17(Wed) 00:25
- >植田さん
おお、お久しぶりです。もう半年くらい前でしたか、前回に議論したのは?
>貴方はアンチBOJなのですね
今はね。前は、MOFよりずっとBOJをリスペクトしてましたが、どうも独立した
ころから、なんだか気に入らない点が増えてます。まあ、以前はただの判官贔屓だっ
たのかもしれませんが(笑)
>インフレニなる前に住宅ローンを固定で借入れた人ならいいのでしょうが
これは、意味不明。住宅投資需要に、事後のインフレ再分配は関係ないでしょう?
>サプライズがない中でインフレ期待が高っても実質金利を通じた投資効果は続かない
これもよくわからない。需要じゃなく、ルーカス供給関数ならサプライズなしに
生産増えないのは解りますが。IS曲線が実質金利に対して右下がりなら、インフレ
期待の引き上げは、実質金利の低下を結果するでしょう? - 104 :ドラエモン:2002/03/08(Fri) 21:32
- ECBは英国型のインフレ目標採用する必要ある
欧州委員会のラミー委員は、8日付のFTで、欧州中央銀行は許容できる物価上昇
率の上限を設定するのではなく、インフレ率の中心目標を設定すべきだとの認
識を示した。
「インフレ圧力にも、デフレ圧力にも同様のウエートを置く均整のとれたイン
フレ目標を重視する英国型に強い魅力を感じる」
ECBの政策は、インフレ率の上限ばかりを懸念してきたため、昨年の景気後退期
には、利下げが手遅れになるという結果につながったという批判がある。
以上、ロイター通信から。 - 105 :dell:2002/03/09(Sat) 00:27
- >104
これ、結構ビッグニュースかもしれません。
保守的なECBまで、インフレ、デフレ両にらみの「英国型のインフレ目標採用」となると世界の金融政策の流れが変わる可能性大。
日銀の金融政策姿勢も変わるかもしれない。 - 106 :名無しさん2002:2002/03/09(Sat) 00:43
- >>104
ドラエモン氏も転換点を迎えたか?
期待は大きいかも?
>>105
dell氏も変われるのか?
変われたらスゴイネ。 - 107 :ドラエモン:2002/03/09(Sat) 18:56
- >>106
?私、掲示板登場以来、一貫してインフレターゲット付き量的緩和論をぶってきたと思うが? - 108 :2ちゃんの相場師:2002/03/11(Mon) 20:30
- >>107
もうそれしかないかも?
『(何とか)?の罠』を読んでクルーグマン先生
の意見に賛成。 - 109 :ドラエモン:2002/03/20(Wed) 14:44
- ニュース速報
[東京 20日 ロイター] 一橋大学経済研究所教授の渡辺努氏は、
日銀が1990年代初めにもっと積極的な金融緩和を行っていれば結果
は異なっていただろうとの見方を示した。また、99年4月、2001年3月
にそれぞれ示した時間軸は不十分であり、3-4%のインフレ率について
コミットメントするべきだと述べた。
内閣府経済社会総合研究所主催で行われている「金融問題に関する
国際金融フォーラム・金融政策」の席上、述べたもの。
渡辺氏は、1990年代の金融政策は拡張的ではなかったとし、その理由
として、実質金利が低くなかったことや、M2+CDやマネタリーベースは、
実質、名目ともに、伸びがそれほど高くなかった点を挙げている。「ここ2年
の米国を見ていると、テーラールールより早く金利を下げてきた。90年代初
めに日銀が同じことをやれば、違う結果が90年代後半に出ていただろう。
ゼロ金利やデフレに陥るリスクへの認識が十分ではなかった」との見方を示した。
また、同氏は、1999年4月と2001年3月に用いられた時間軸は十分
強いものではなかった点を指摘した。日銀は物価安定水準より高いインフレ
率を目指すべきだったとし、「3-4%のインフレ率を目指すべきだ」と述べた。
そのうえで、日銀のコミットメントが市場関係者から信頼されるためのコミュニ
ケーションスキルが不足していた、とした。
カリフォルニア大学サンディエゴ校教授の星岳雄氏も、渡辺氏と同様の理由で、
日銀は拡張的な金融政策を試みなかったと指摘した。日銀は問題の所在は
構造改革にあり、金融政策で解決できないと考えていたためだという。星氏は、
「マネタリーベースとM2+CD、マネタリーベースと名目アウトプットの関係は弱
まっている」としながらも、「マネタリーベースを早く成長させなくてはならない。20
-30%の伸びではなく、50-60%の伸びが必要だ」との考えを示した。 - 110 :てみ:2002/03/20(Wed) 16:22
- >108
バラッサ=サムエルソン論文まで持ち出して、相対価格変動が一般物価水準の変動に結びつくことを「理論的に」議論してみたり、ちょっと最近気に食わなかった日銀出身の渡辺氏ですが、さすがに論理と実証には勝てない、というわけですね。遅すぎるが、喜ぶべきことです。 - 111 :てみ:2002/03/20(Wed) 16:24
- >110
訂正。>>109についてでした。 - 112 :ぺいぺい[ぺいぺい]:2002/03/20(Wed) 16:41
- Balassa-Samuelson は賃金の均等化が成立するときの
話ですよね。 Convergenceしてるなら、分かるのですが
そんな傾向ってあるのですか? さらに、貿易財産業での
生産性の伸びが非貿易財産業での生産性の伸びを上回れば
為替が一定なら、インフレなのですが、そうはなってない
ハズです。 今の日本を語るのに、妥当なモデルといえる
のでしょうか?
( 役に立った! | 元スレ ) - 113 :てみ:2002/03/20(Wed) 17:31
- >112
いや、全然妥当じゃない(w。だから困った人と思っていたのですが。
論文は、「デフレーションと金融政策」『エコノミックス』5号、2001年夏。
ちょっと検討してみてください。 - 114 :ドラエモン:2002/03/20(Wed) 18:40
- <<さっきの続き>>
[東京 20日 ロイター] 一橋大学経済研究所教授の伊藤隆敏氏(前財務省副財務官)は、日銀は、財政や税制も含む政策パッケージのなかで、CPや上場投信、REIT(不動産投資信託)などの購入を行うべきだとの考えを示した。さらには、インフレーションターゲットの導入によって、日銀のコミットメントの強さを示すことは大事だ、としている。
伊藤氏は、日銀は従来の金融政策以外の政策を取るべきだとしたうえで、「インフレターゲットは重要で、それなりの意味を持つ。責任の所在や独立性、インフレ期待にインパクトを与えるという点で需要だ。インフレターゲット導入で、日銀がどれだけコミットメントを持って臨んでいるかを示すことが大事だ」と述べた。
中央銀行が物価ターゲットを設けるなら、小泉内閣が成長率ターゲットを設けるべきだとの指摘に対しては、「日銀は、物価安定が委任事項になっている。また、インフレもデフレも金融現象だ」とし、様々なものの影響を受けるため、政府が影響力を発揮することができてもコントロールできない成長率とは異なる、と反論した。
カーネギー・メロン大学特別教授のベネット・マッカラム氏が、日銀は外貨を購入するべきだと指摘したことについて、伊藤氏は、「財務省と日銀が合意すれば、どちらのリーダーシップで介入するかは、それほど問題ではない」としながらも、日銀は為替政策と金利政策は分離して考えたいとしていると述べた。さらには、ドル/円の相手国である米国は、介入による円安を望んでいないと語った。伊藤氏は、「今求められているのは、マネタリーベースを伸ばすことだ」と指摘。不良債権処理や財政、税制政策などを含めた政策パッケージのなかで、CPや上場投信、REITなどを購入するべきだとした。日銀による実物資産の購入については、バランスシートのき損を懸念する声が出ているが、伊藤氏は、「日銀のバランスシートと日本経済の健全性のどちらが大事か」と問い掛け、積極的な政策を取るべきだと強調した。 - 115 :ドラエモン:2002/03/20(Wed) 18:41
- 河合せんせいの発言
また、財務省副財務官の河合正弘氏は、インフレーションターゲティング導入について、「消費者や企業に確信を持たせるプラスの政策目標を掲げ、モデレートなインフレを作るべきだ」と述べ、積極的な姿勢を示した。この点に関して、参加者からは、デフレ脱却にはインフレターゲティングではなく、インフレレベルターゲットを導入して、オーバーシュートさせることが必要だとの指摘も聞かれた。
河合氏は、外貨購入などで為替レートを円安にする政策については、米国やアジアに受け入れられないことなどから、困難だとした。 - 116 :ドラエモン:2002/03/20(Wed) 18:57
- 貨幣発行利益をアメリカに献上するのは業腹だから、当面は長期国債巨額の買い切りで良いよ
うねぇ。今の新発額が2兆円前後だから、当面3兆円でしょうか。 - 117 :ドラエモン:2002/03/21(Thu) 23:14
- 以下、2ちゃんからひろってきたので真偽のほどは不明ですが(w)、本当なら、ぼけ老人氏
の解釈は、贔屓の引き倒し。まさか、こんな妄論吐いてんのかしら?
小林Kイチロー、加藤ソータ両氏が言ってたが、インフレターゲット論の欠陥として
1.インフレが一度起こるとそれを制御する方法は現在のところ開発されていない。
2.年率3%のインフレで財政赤字を92年のレベルまで減らすにはその政策を20年以上続ける必要がある。
3.1%インフレが増える度に国民1人当りのGDPを0.3%押し下げる。
4.インフレターゲット論は何らかの理由でその国の経済が衰退に向かっているという事を前提にしているため国の政策としては到底受け入れられない。
だそうだ。 - 118 :すりらんか:2002/03/21(Thu) 23:27
- >>117
いくらなんでもそれは書いた奴のフカシor誤解なんでない?
1.「インフレターゲットは全ての国で失敗している」ということか?
2.これは何を言いたいのかわかんない.
3.フィリップス曲線は右上がりという主張(それとも10%デフレだと
3%成長する?回帰にハイパーインフレ経験国いれるとこういう値も出る
カモだけど)
4.まぁ日本はもう高度成長期でないのは確かですが……やっぱり何が
言いたいのかわかんないなぁ.
4. - 119 :dell:2002/03/21(Thu) 23:40
- 小林Kイチロー、加藤ソータ両氏の1~4は、2chでも(私が叩かなくとも)しっかり叩かれています。
2chも健全化してきてますよ。 - 120 :名無しさん日本語版:2002/03/21(Thu) 23:59
- �”當未離ぅ鵐侫譽拭璽殴奪�
暴走しているから、ブレーキを踏もう
�△海糧弔離ぅ鵐侫譽拭璽殴奪�
低速になってしまったから、いったん暴走させてブレーキを踏もう
でも何で低速なのかな?壊れたパーツ修理せずに、全体暴走させるほうがいいのかな? - 121 :ドラエモン:2002/03/22(Fri) 00:09
- >>120
だから、イギリスでもスウェーデンでも、ターゲットは下限付きであろうが。長年に渡る
ブレーキ掛けすぎでエンストしてんだからアクセル踏むのが、なぜ変なのだ?ルーカス教授
もお墨付きを与えてるくらい、全ての学派の共通理解だろうに。反対してんのは、日本の一部
の連中だけだよ。残念ながら小宮先生もそうだけど。 - 122 :名無しさん日本語版:2002/03/22(Fri) 00:23
- ブレーキ掛けすぎでエンストしてんのならエンジンかけてからの方がいい
ブレーキ掛けすぎでおたおたしているのならアクセル踏んでみるのもいい
でも、他の理由でおたおたしているのなら別の方法考えた方がいい - 123 :すりらんか:2002/03/22(Fri) 00:28
- 良い比喩は時として理解の助けになるかも知れないが,大抵は
論点ずらすだけですから比喩中心の話は避けましょうよ.
例)
「日本経済は重病人である!」との比喩に続けて
→根本的な手術が必要だ(構造改革論)
→基本的な体質改善から始めねばならない(構造改革’)
→ひとまずは体力の充実が必要だ(景気対策)
と全く意味の無い上滑りな議論になっちゃう. - 124 :名無しさん日本語版:2002/03/22(Fri) 00:32
- 経験的事実としての価格の下方硬直性&過去債務の名目価値の固定性の前提の下では、緩やかな
インフレが資源配分の適正化のための必要条件となっていることは、結局全ての学派の共通理解
だぞ。新古典派バリバリの中西部のPh.D.持ちの友人(アメリカ人)も、結局この意見に同意し
てるし、例のルーカス発言だって、そういう意味だろう。
デフレ下ではエンジンが止まっちゃうのだよ。もちろん他の要因も経済成長のために必要なのは
自明だが、それはそれでやればいい話で、マクロ政策の話ではないというだけだ。 - 125 :名無しさん日本語版:2002/03/22(Fri) 00:38
- >>123
禿同
でも、これだけの量的緩和してきて
この期に及んで金融緩和が足りないって本当? - 126 :横レスですが:2002/03/22(Fri) 04:16
- インフレターゲット導入国はインフレ抑制に成功している。導入後の経済パフォーマンス
も高まった。
インフレ政策が正しいとサポートする材料もわんさかある。
んで、何で日銀はインフレターゲットを導入しないorできないのだろう?
導入できないなにか大きな制約でもあるのですか? - 127 :すりらんか:2002/03/22(Fri) 09:52
- >この期に及んで金融緩和が足りないって本当?
「足りないです!」というのが結論ですがただこれだけ書くと誤解がある
ので付け加えると,「早晩引締になるかもしれない」と言う状況下では,
今どんなにベースマネーを供給してもそれがマネーに結びつく力は弱い
でしょう. - 128 :名無しさん日本語版:2002/03/23(Sat) 03:04
- 「中央銀行はデフレ止める力ある」・国際金融フォーラム
内閣府の経済社会総合研究所は20日と22日の2日間、日米の有識者による「金融問題に関する国際フォーラム」を開き、日本の金融政策や不良債権処理の問題点を中心に議論した。会議では「中央銀行が本気になってデフレを止めようとすれば止められる」と、日銀に明確な姿勢を打ち出すよう求めるとともに、一層の金融緩和を求める意見が大勢を占めた。日銀による外貨建て資産購入の是非なども議論され、資産悪化のリスクは認めつつも「日本経済の健全性回復の方が重要」とする意見が大勢だったという。
出席者の1人である米カーネギー・メロン大学特別教授のベネット・マッカラム氏は「日銀はインフレ率を1―2%に設定するインフレ目標政策をとるべきだ」と提案。インフレターゲティング政策を通じてデフレ脱却をめざすことについて、出席者から多数の賛成を得たという。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20020322CIII126222.html - 129 :一夢庵@勉強やっと開始3ヶ月:2002/04/27(Sat) 14:08
- 別スレで相場師さんの奮闘が続いているのですが、一夢庵もクルーグマンの
意見に興味を持って勉強しています。まだ未完で申し訳ないのですが、
とりあえず今まで書いた覚書をpdfにしました。
http://users.hoops.ne.jp/ichi_m_an/baak.pdf
厨房なので間違い&勘違いが多いと思いますので、お時間のある方、
変な部分を叩いていただけるとうれしいです。 - 130 :名無四月馬鹿:2002/04/27(Sat) 15:43
- 米国のGDP見た?すごいね。
なんで、日本は…って感じ。
このままでは、いけない! - 131 :名無四月馬鹿:2002/04/27(Sat) 21:35
- 円安誘導によるインフレって、サプライ・ショック系のインフレ?
- 132 :ドラエモン:2002/04/27(Sat) 22:01
- >>131
金融緩和の結果としての円安と、そういったファンダメンタルズから乖離していた円高の修正と
しての円安では、経済に与える効果は多少違うだろう。君の言うのが後者なら一種のサプライ・
ショックだね。 - 133 :名無四月馬鹿:2002/04/28(Sun) 21:31
- 後者ですか?
- 134 :ポチ:2002/04/28(Sun) 22:20
- デフレを止める最も有効な策は財政政策のようにも思えるなー。
少なくともケインズはそう言っているように読める。 - 135 :名無四月馬鹿:2002/04/28(Sun) 23:02
- >>134
この板にはあまりいないと思われる正統派ケインジアンと思われ - 136 :ポチ:2002/04/28(Sun) 23:40
- インフレターゲット論はニューケインジアンの発想かなー。
例えば、Pデビットソンは肯定するだろうか。
中央銀行は貨幣供給をコントロールできるのだろうか?
実質金利の低下は、真に投資のエネルギーの低下した企業の投資を
引き出すのだろうか?
インフレターゲット論には、貨幣賃金の下方硬直性が不況の原因であるという
発想があるように思えてならない。
こんなHPもあった。
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~saiton/evoeco-nabesima.htm - 137 :名無四月馬鹿:2002/04/28(Sun) 23:48
- >>136
こんなの見ると別スレの
>かつてのマルクス
>いまどきケインズ
が現実味を帯びてしまう - 138 :名無四月馬鹿:2002/04/28(Sun) 23:50
- 論点は貨幣の中立性なのかなー。
貨幣が短期的にも長期的にも中立なマネタリストの世界では
インフレは実質金利の低下をもたらさない、名目金利も同様に上昇するから
貨幣が非中立であるという仮定に基づけば
貨幣供給とインフレは必ずしも相関しないし、貨幣供給を中央銀行がコントロール
できるのかという疑問も起きる。
貨幣が短期的には非中立だが長期的には中立であるなら
インフレターゲットは意味を持つ - 139 :ドラエモン:2002/04/29(Mon) 01:09
- >>138
マネタリストマーク1は短期の中立性は言ってないよ。マーク2(ルーカス以後)でも
非中立性の生じる原因を解明したと称している。
>貨幣が短期的には非中立だが長期的には中立であるならインフレターゲットは意味を持つ
には同意。 - 140 :すりらんか:2002/04/29(Mon) 02:01
- >インフレターゲット論はニューケインジアンの発想かなー。
>例えば、Pデビットソンは肯定するだろうか。
ニューケインジアンとポストケインジアンを重ねられるととても
こまる.少なくとも僕が言及するニューケインジアンはニューマ
ネタリズム+ミクロ的基礎を持つ新古典派総合,のこと.そこの
問題意識とはターゲットはかなり適合性高いと思います.
>貨幣が短期的にも長期的にも中立なマネタリストの世界では
ふつうマネタリストって言ったら「短期的には非中立」ではない
でしょうか. - 141 :一夢庵@勉強開始3ヶ月:2002/04/29(Mon) 08:56
- クルーグマンは一連の論文の中で
「実質金利に1を足したものが、連続した2期間での限界効用の比率に等しくなる」
"one plus the real interest rate equals the ratio of marginal utility in any two successive periods"
と定義(?)しているのですが、なぜこうなるのか分かりません。。。
誰か教えてくださいませ。。。 - 142 :一夢庵@勉強開始3ヶ月:2002/04/29(Mon) 10:58
- >なぜこうなるのか分かりません。。。
自分の手で式を書いてみたら分かりました。。。鬱堕死脳 - 143 :ポチ:2002/04/29(Mon) 11:04
- >すりらんかさん。
そういう意味ではなく、ニューケインジアンの発想だから
Pデビットソンは肯定しないだろと考えたのです。 - 144 :ポチ:2002/04/29(Mon) 11:14
- それで、貨幣が短期的には非中立で長期的には中立になる
理由は理論的にはどのような説明がなされるのでしょうか?
実証的には、貨幣供給とインフレ率の関係が長期的には
なりたつと言うものだと思うのですが。
>140
合理的期待形成が短期的にも非中立であるとは
知りませんでした。
短期的に貨幣が非中立なら
合理的期待形成は中央銀行による利子率の操作を短期的には
認めるのでしょうか?
インフレターゲットを考える上で
貨幣供給のが内製的であるか外製的であるかも大きな論点と
なるはずですが、
インフレターゲット論はそこをどのように考え、乗り越えて
いるのでしょうか? - 145 :ポチ:2002/04/29(Mon) 11:30
- 合理的期待形成で
短期的に貨幣が非中立であるということは
必ずしも、流動性選好を認めるということ
ではないのだろうか?
流動性選好を認めないなら、中央銀行の
利子率の操作は困難になる。 - 146 :一夢庵@人生すでにやる気なし:2002/05/04(Sat) 23:40
- やっとクルーグマン論文の基本部分が読み終わった。
ある程度分かったような気が。。。(するだけかも) - 147 :一夢庵:2002/05/05(Sun) 16:46
- 129:一夢庵 worte:
>まだ未完で申し訳ないのですが、
一応、完結しました(藁 URL(URI)は変わらずです。
今度は簡単な図も(山形氏の翻訳のfigure2は少し不十分(おそらく)だと
思うので)入れてみました。
間違い&勘違いを見つけた方がおられたら、教えてくださいませ。 - 148 :どんたく名無しさん:2002/05/07(Tue) 18:44
- スレタイどおりの素朴な疑問。
インフレターゲティングには賛成なんですが、
実際に目標とするインフレ率(の範囲)はどうやって、
はじき出すんでしょうか?
過去のデータから具体的にどのように計算するのですか? - 149 :ドラエモン:2002/05/07(Tue) 20:50
- >>148
クルッグマンはデフレギャップを埋めるのに必要な実質金利の低下幅を見積もって、それによっ
て目標インフレ率を決めてる。その根拠になる実質GDP(総需要)の実質金利弾力性の大きさ
を巡って、色々疑問が提示されているようだ。僕も、98年にクルッグマン読んだときには、こ
れは余りに当てずっぽうだと思ったもんだよ。
でも、今の時点では、デフレからインフレに切り替えるだけで、財政政策や輸出の乗数効果が大
きくなると考えており、直接の効果をそれ程重視しなくても良いように思う。
で、結論としては、過去に経済が比較的うまくいっていた時代のインフレ率の上限がまあ5%で
下限はCPIの推計バイアス1%をいれてネットで1%程度のインフレといえる2%でいいので
はないかと思う。つまり、2%~4%を目標にすれば良いのでは? - 150 :148:2002/05/08(Wed) 22:23
- 過去のうまくいっていた時の経験から、判断するという分けですね。
ちょっとまとめてみました。
クルーグマン 4% 15年 (確実に効くように高めに設定)
バーナンケ 3,4%を数年維持。 (今までのデフレがひどかったのでちょっと高めに設定)
ポーゼン 3%→2% (2、3年で。円安は避けよう)
岩田 1~3% (マイルド)
伊藤 1~3% (マイルド)
銅鑼 2~4%
スベンソン クルーグマンみたいにあまり過激な目標を設定すると、市場からその実行性を
疑われて、信用されないかも。
クルーグマン 中途半端な目標を設定して、効果がなかった時、問題が起きる。
あまり高く設定して、市場から信用されないのも問題ですが、
逆に、1~3%とマイルドに設定して、下限の1%付近に市場の予想が
へばり付いてしまうのも問題かと。というわけで、2~4%という
銅鑼さんのが妥当なのかなと。
素人の疑問。
経済構造or状況の変化によって、「妥当な目標インフレの範囲」が変わることって
理論的にありえますか。 - 151 :すりらんか:2002/05/08(Wed) 22:37
- 速報性を重視してCPIを使うならやや高めの設定が望ましい
と思います(3%以上など).また,ここは私自身にちょっと
迷いがあるのですがフローの価格のみに注目するんでよいの
かなぁ(See 動きとしては逆だけどバブル期のフロー価格
の安定を想起されたし)と思っています.
>下限の1%付近に市場の予想がへばり付いてしまうのも問題
というのは確かにそうです.というわけで,3%プラマイ1%
の目標圏を設定したときには2-3%の時高め誘導,逆は逆の
行動をとるようなデザインが欲しいですね.