恒例、夏休み経済/経済学教室
economy/0316 / 113 レス / 2001/07/25〜2001/09/15
- 1 :ドラエモン:2001/07/25(Wed) 21:38
- さて、毎日異常に暑い日の続く今日この頃ですが、夏休みに入った学生さん達は
いかがお過ごしでしょうか?
経済学部に入れば株で儲ける方法を教えて貰えると思ってたのに、二度目の授業か
ら先生が黒板一杯にグラフを描き始め「制約条件」だとか「極大極小」とか言って
るのを聞いてショックを受けてるあなた!!残念ですが、ここでは君の質問は誰も
答えてくれません(藁)
それよりはマシだけど、やっぱりピンとこない君や貴女。オジサンやお兄さんが、
暇なときには答えてあげますから、日頃の経済学への疑問を開陳してみてください。
とはいうものの、私が知ってる経済学はかなり古めなので、ROMしてる諸賢の
ご助力が得られるよう、威儀を正して質問しましょう。
ではどうぞ・・・ - 2 :へなへな@勧誘員[へなへな]:2001/07/25(Wed) 23:02
- >経済学部に入れば株で儲ける方法を教えて貰えると思ってたのに、二度目の授業か
>ら先生が黒板一杯にグラフを描き始め「制約条件」だとか「極大極小」とか言って
>るのを聞いてショックを受けてるあなた!!残念ですが、ここでは君の質問は誰も
>答えてくれません(藁)
そういう良い子は15chの株・ベンチャー版へ(笑) - 3 :ドラエモン:2001/07/26(Thu) 01:04
- >そういう良い子は15chの株・ベンチャー版へ(笑)
未成年を勧誘すると淫行条例じゃなかったFSAのお怒りに触れます(w) - 4 :名無しの夏:2001/07/26(Thu) 07:12
- 院と学部のマクロってものすごいギャップがありますよね?
一向に縮まる気配が無いんですが(藁)、わたしは院に入ってからというもの、
最近の流行と思われるLindquist&Sargentみたいな「新しい」マクロの教科書に遭遇する間に、IS-LMとかAS-ADの議論とかが全くできなくなり、素人の誘引たちの質問を誤魔化すことにも四苦八苦する毎日です(藁。こういう悩みを抱えたことはありませんか?みなさん。
これでは国家公務員の問題すら解けず、官僚との論争にまでまけそうです。
なんのために進学したのだかわからなくなりますよ。 - 5 :へなへな[へなへな]:2001/07/26(Thu) 08:46
- >>04
それありますよね。
それに、学部のマクロと院レベルのテキストの間にちょうどいい中級のマクロとか
ないのでしょうか。(数学的な橋渡しがたりないのか?)
大学院レベルのマクロ:見事な切れ味だけど剃刀のように弱
学部レベルのマクロ:大雑把で切れ味は良くないが斧のように丈夫
という感じがします。 - 6 :へなへな@勧誘員[へなへな]:2001/07/26(Thu) 08:51
- >銅鑼師匠
>未成年を勧誘すると淫行条例じゃなかったFSAのお怒りに触れます(w)
じゃ、株ベンチャー版「も」来てねならいいですか?
でも、学部レベルのマクロミクロ統計計量は知っておかないと良い投機家にはなれませぬ。
ところでFSAのお怒りって? - 7 :ドラエモン:2001/07/26(Thu) 09:16
- >へなへな氏
すみませぬ。いや、最近は2chにましな人も出没してるし、院生板もあって、どうも
ここの「存在意義」が低下してるもんで意地悪言っただけです。
で、FSA云々は間違いで日本の証券会社の内規で「オプション、ワラントは女と年寄り
には売ってはならぬ」という「差別的」な奴があるもんで、やっぱり「良い子」はまずは
経済学かと(爆 - 8 :へなへな[へなへな]:2001/07/26(Thu) 09:39
- なるほど・・・
投機な私からみて経済学を学んでよかったことは
・ばかげた間違いをしないですむ
・ミクロ的な合理思考を身につけられた
の二つでした。
いってみれば、相手に対して有利性をもつというよりも、間違いを減らすといういみで
役立つとおもいます。
(もちろん投機の必要十分条件ではないのですが) - 9 :一年坊主:2001/07/27(Fri) 01:58
- 一ヶ月まえにこのページを知って、たまにROMってたとある経済学部の一年坊主です。
マクロ経済学は大変きれいな学問だと思いますが、同時にこんなにうまくいくのかよみたいな胡散臭さを感じてしまうのは僕だけでしょうか?(乗数理論とか為替市場の変動とか一物一価の法則とか)
ここの版に出入りしているくらいの人は、どう感じてるのでしょうか。
たんにマンキューが初心者にわかるように甘ーく味付けしてごまかしてるからなんでしょうか。
やけに突っ込みたくなるんですよね。
あと夏休みは豊富に時間が有り余ってるので、ちょっと経済学の古典と呼ばれている本でも眺めてみようと思います。とりあえず初めに読むお勧めはありますか。 - 10 :ドラエモン:2001/07/27(Fri) 02:09
- >09
僕、マクロ専門(といっても「実務」)だけどね、「綺麗」だと思ったことないよ。というより、
経済学の中では一番「汚い」分野でしょう(爆)
まず君は、綺麗な体系とは何かを経験する方が、古典なんか読むより先だ。マクロなんか止めて、
ミクロの中級テキストを一日10時間くらいreproduceしながら(以上より明らかに以下の結果
を得るなんて書いてあったら、ゴシゴシ計算してほんとかどうか確かめる)読んでごらん。秋風
の吹く頃には「マクロやるのは低脳の証拠だな」と確信を持つよ。
しかし、半年か1年して「いったい日経には何書いてあるんだ?」という深刻な疑念がわいてく
るだろうから、そしたらマクロに戻っておいで(w) - 11 :名無しの夏:2001/07/27(Fri) 02:36
- 不良債権はデフレになれば銀行にとってはどんな影響を蒙るのですか?
- 12 :ドラエモン:2001/07/27(Fri) 11:26
- >11
「不良債権はデフレ」?なんか論旨不明。 - 13 :ドラ様:2001/07/27(Fri) 14:26
- 11の方はたぶん留学生の方だと思います。
(こういう日本語を使う留学生を何度も見たことあります。)
いぢめないで,意図をくみ取ってあげて答えてあげて下さい。 - 14 :ドラエモン:2001/07/27(Fri) 14:59
- いや、いじめてなんかいないです。本当に、質問の意味が分からないだけ。
質問の意図は、
1.不良債権が原因でデフレが進み、それが銀行経営にどう影響するか?
あるいは、
2.デフレになると、銀行の抱えてる不良債権はどのような影響を受けるのか?
とか、内容の違う質問出る可能性があるので。 - 15 :11:2001/07/27(Fri) 16:28
- わかりにくい質問をしてしまい申し訳無いです。
2の趣旨で質問しています。
よかったら教えていただけないでしょうか?
私は「債権価値が下落するので銀行は悪影響を受ける」と考えているのですが
どうでしょうか? - 16 :ドラエモン:2001/07/27(Fri) 18:03
- もちろん、その通り。
- 17 :名無しの夏:2001/07/27(Fri) 18:39
- >「マクロやるのは低脳の証拠だな」と確信を持つよ。
銅鑼さんも、この確信を持っているんですか? - 18 :ドラエモン:2001/07/27(Fri) 18:59
- >17
明晰なロジックと隙のない構成。スミス以来の経済学の本流であるミクロ経済学の体系に
触れたら、最初は誰でもいかがわしい45度線なんかで議論してるマクロ経済学を低脳な
奴のやる分野だと思うんじゃない?
だけどある種のタイプの人は、そのうちに自問自答し始める。ミクロ経済学は美しい公理
系だが、公理系っていうことは経験に開かれていないことだ、と。つまり、公理系は計算
間違えない限り「絶対正しい」わけで、反証不可能なのだよ。
万有引力みたいな絶対の真理(相対性理論とかはこの際おいといて)を基礎にうち立てら
れたものならともかく、確立して安定して整合的な個人の嗜好の体系とか、どうして達成
されるのか理由の説明できない一般均衡価格の成立とか、一次接近のための作業仮説なら
ともかく、壮大な体系の基礎に置くにはあまりに脆弱なものが多いことや、現象の分析を
軽視し、公理系からの帰結を無批判に適用する傾向とかに疑問を感ずる人もいるわけ。
そう言う目でマクロ経済学を眺めると、そこでは怪しいデータと格闘するのが学問の中心
になってることがわかる。ある意味で、経験科学の世界に近い物だと言うこと。そうなる
と、敢えて泥沼に飛びこうもうという人も出てくる。
結論:マクロをやるのは低脳の証拠とは言えない。しかし、整合的で首尾一貫した論理の
体系とは何かを実感するためには、マクロやろうと思う人も、ミクロの世界に自分なりの
レベルで沈潜してみるのは絶対に必要だと思うよ。 - 19 :ドラエモン:2001/07/27(Fri) 19:12
- 補遺
但し、マクロ経済学を美しいミクロ経済学の基礎の上に再構成しようというのが現在は
多数派なんでしょうね。そうなると、マクロ経済学は操作可能な簡便型動学的一般均衡
理論ということになって、やっぱり経済学のカーストでは下の方と言うことになるんで
しょうな。
まして、そういう再構成の方法に批判的なDQNケインジアンは、不可触選民>銅鑼 - 20 :11:2001/07/27(Fri) 19:27
- 先ほどの質問の続きですが
「債権価値が下落するので銀行は悪影響を受ける」
と答えた所
「ちょっとちがう。実質価値はどうなる?」
といわれました。何が違うのか全然わかりません。
そもそも単なるイチャモンかも知れませんが・・どうでしょう? - 21 :へなへな[へなへな]:2001/07/27(Fri) 21:03
- >まして、そういう再構成の方法に批判的なDQNケインジアンは、不可触選民>銅鑼
ミクロ的な演繹とマクロ的な帰納を使い分けるのならともかく、
帰納法の学問の基礎に演繹の学問を載せるのは方法論的に支離滅裂。
とおもう私も不可殖民。 - 22 :一年坊主:2001/07/28(Sat) 01:09
- >ドラエモンさん
そういうことなら、頑張って自分なりにミクロの教科書一冊読破することを夏休みの目標としてみます。
マクロの本はいくつか読んだけど、ミクロはまだあんまり知らないんで。
その上で考えることがあったらまた書き込みます。 - 23 :ドラエモン:2001/07/28(Sat) 01:35
- 誤字脱字訂正 不可触賤民が正しい。英語で言うとアンタッチャブル。
>20
多分その人はデフレが問題を起こすのが名目価値での契約だと言うことが分かってないのかな?
例えば1000平米の土地の実質価値=名目価値/地価と定義すれば地価下落は実質価値に影響
しない。しかし、その土地の購入資金の借入はあくまで名目額での契約だからね。 - 24 :名無しの夏:2001/07/28(Sat) 01:41
- >23
不可触選民=数理経済学者 ? - 25 :11:2001/07/28(Sat) 01:47
- >>23
なるほど。わかりやすい解説ありがとうございます。
自分の考えでほぼ間違いないということですね。
勉強になりました。 - 26 :名無しの夏:2001/07/28(Sat) 02:00
- >>21
Gerardさんに喧嘩売ってるの?
2人が論戦することキボーン - 27 :ドラエモン:2001/07/28(Sat) 02:15
- >24
何勘違いしてるの?ドマクロ(ミクロ的基礎付けの曖昧な経験論的なマクロ屋)エコノミスト
(僕を含む「市井のエコノミスト」)がアンタッチャブルなのであって、数理経済学者はバラモン。 - 28 :プロボーラー[プロボーラ]:2001/07/28(Sat) 04:37
- ドマクロはまだまだでしょう。カーストなら「開発経済学」を忘れずに(笑)。
最近食傷気味で、フォローしてませんけどね。「開発経済学」が経済学の王道だったこともあったのになあ。数学できなくても「格好」つくし、実証やらなくても「格好」つくところがあるからかなあ。 - 29 :どちらかといえば、:2001/07/28(Sat) 06:28
- 1.不良債権が原因でデフレが進み、それが銀行経営にどう影響するか?
のほうに私は興味があります。
不良債権が原因でデフレが進むとは?
デフレが銀行に与える影響とは? - 30 :名無しの夏:2001/07/28(Sat) 11:16
- >>28
いまどきそんなことを言っている人がいたとは・・・
いつ頃のことを話しているのか知らんけど今の開発経済学は
数学も実証もできなければ格好どころか行き場が無いでしょう。 - 31 :名無しの夏:2001/07/28(Sat) 11:26
- >今の開発経済学は
数学も実証もできなければ格好どころか行き場が無いでしょう。
「できる」のレベルじゃないの? - 32 :名無しの夏:2001/07/28(Sat) 12:09
- うちで開発経済学をやっている人の特徴。
1.金持ちの女の子
2.人生をマターリ楽しく生きている
・・・ - 33 :名無しの夏:2001/07/28(Sat) 13:41
- 経済学で美しさを実感できることなんてありますか?
美しさはどんな形に具現化されて、この世に現れるのでしょうか? - 34 :プロボーラー[プロボーラ]:2001/07/28(Sat) 18:28
- こんなに「開発経済学」を評価する人がいたんだ(笑)。嬉しいような気もするけど、なんだか伝わっていないみたいなんで。
31さんの言うとおり、「格好」つくっていうなかに修士レベルの数学や実証は入らないよ。専門系のジャーナルみたらそうだってこと。
一応、経済学なんだから数学も実証もあるのは当然です。言おうとしたのは「制度」や「フィールド調査」という紙と鉛筆以外があるということ。これらは本質的には重要なんだが、やっている連中の経済学が怪しいといっているわけ。それらの融合がチャーミングなんだが、作業が大変すぎて虫食いの感があるわけです。
33さん
聞いた話だけど、均衡モデルを化学の構造模型みたいなオブジェにしている人もいるみたいよ(笑)。モデル屋さんは意外と収束パラメタ-やらテスト(ファイナルやらセンシティビティやら)で興奮していたりする(笑)。 - 35 :名無しの夏:2001/07/28(Sat) 21:35
- 開発経済学は、問題意識の面では経済学の王道だと思うんだけどね。社会科学の王道かも
しれない。
ここ20年くらい全く新しい知見が出てないような気がする。
学説史屋さんばっかり増えちゃって。「開発経済学はこれこれこういうわけでこんなに駄目に
なってしまったんだ!」なんてことばっかり研究されてもねえ。
日本独自の開発援助政策の理論的裏づけを作る、って作業は、外務省がこんなになってしまっ
た現在、もう無理なんだろな。 - 36 :初学生:2001/07/31(Tue) 17:59
- 質問です
90年代、銀行貸出が伸び悩んだのは「貸し渋り」のせいなんでしょうか?それとも市場に「需要」がなかったのでしょうか?
吉川洋先生の「金融政策と日本経済」(日本経済新聞社)によると、(91年1月から93年11月までの分析ですが)市場に需要がなかったためで、「貸し渋り」は存在しなかった(P221)と結論付けています。吉川先生によると、「貸し渋りがあれば、資金の供給曲線は左上にシフトし、貸しだし量も減少するが、金利も上昇する。一方、需要減であれば、資金の需要曲線が左にシフトし、貸出量も金利も減少する」と述べています(P218)。しかし、私が思うに、直感的ですが「貸し渋り」は存在したのではないかと思います。このことをマクロ的に実証分析する方法を教えてください。 - 37 :名無しの夏:2001/08/01(Wed) 13:47
- 実質貨幣供給への影響によるケインズ効果では、物価の下落は貨幣供給を
増加させ国民所得が増加する、となっていますが、
物価が下落した場合、実質賃金の上昇により雇用量が減少して国民所得が
減少するというケインズ的労働市場とどのように関連するんですか?
物価が下落した場合結局どうなるのか、混乱してきました。 - 38 :ノビタ:2001/08/01(Wed) 17:04
- 質問です。いまはやり(?)の複雑系の経済学ってどう思いますか?どこにいけば
これを勉強できますか? - 39 :みーく:2001/08/01(Wed) 18:22
- >36
93年までだったら貸し渋りはなかったんじゃないですか。
バブルがはじけて不動産部門などの資金需要が急速にしぼんだ時期ですから。
貸し渋りは銀行がリスクに敏感になるということですから、銀行資産に占める現金や国債などリスクフリー資産の割合とか、もっと細かく見るなら、債券市場における低格付け債のスプレッドとか見ればいいと思います。後者は98年に劇的に拡大してます。
吉川先生のロジックは政府の資金需要が一定という前提を置いてないですか?90年代後半は財政赤字が拡大していったので、企業部門への貸し渋りはあっても、金利は上昇しなかったわけです。 - 40 :みーく:2001/08/01(Wed) 18:30
- 訂正
金利は上昇しなかった→(公的部門を含めた)貸出量は減少しなかった - 41 :ドラエモン:2001/08/01(Wed) 19:34
- >ノビタ君@38
複雑系については、過去レスあり。参照のこと。
>37
有効需要の所得決定モデル(IS-LM)と、貨幣賃金率一定の下での利潤極大条件から
所得を決定するモデルは、原理的には両立しない。前者の背後にあるメカニズムは総需要
総供給の不均衡が生産量を調整する(数量調整)ものだが、後者は価格調整を前提にしな
いと成立しない。(完全競争企業の主観的需要曲線は水平で、利潤極大になるまでいくら
でも生産しても売れるという確信があることを含意してるから)
このため、ケインズの一般理論の記述に忠実であろうとすると、ケインズの核心を見失う
というパラドックスに陥る。最近はしらんが、昔の多くの教科書は、それを意識せずに、
IS-LMで「総需要曲線」、実質賃金=限界生産物から「総需要曲線」を導出し、その
交点をケインズ均衡としていた。
ただし、総供給曲線をフルコストないしマークアップなどの量から価格を決める式として
解釈するなら、見かけ上は上記のモデルと同じながら、経済学的には無矛盾な体系を作る
ことは可能だ。つまり、I=S均衡の成立過程で企業の販売価格も変化するというものだ。
つまり、フィリップス曲線+マークアッププライシングで描かれた総供給曲線はケインズ
的であると言えるのである。 - 42 :名無しの夏:2001/08/01(Wed) 20:56
- デフレが起きたのは、海外製品の質・価格の両方の効果で
輸出競争力が高まった結果起きるようになったと言われています。
その一方で日本は中国などの発展途上国に
技術移転を積極的に行っています。
(ニュースで見た限りでは農業、工業ほとんどの分野で行われているようです)
単純にかんがえると、自分で自分の首をしめているようにも
みえるのですが・・・。経済学では技術移転の効果というものを
どのように捉えてらっしゃるのでしょうか? - 43 :初心者:2001/08/02(Thu) 17:54
- 理論経済学の院を目指して勉強中なのですが、数学の勉強として
小山昭雄著『経済数学教室』(岩波)を使おうと思っているのですが、
学部生が読むには難しいでしょうか? - 44 :名無しの夏:2001/08/02(Thu) 22:30
- >>43
学部のうちからそういうものを読むほどのやる気があれば、
大学院に行くという大多数の人間にとって間違っている選択を
正しい選択に代えることが出来るだろう。(英訳せよ) - 45 :通りすがり:2001/08/03(Fri) 17:16
- >37
ん? 「物価の下落が実質貨幣供給を増加させ国民所得を増加させる」と
いうのはAD曲線が右下がりということで、「物価が下落した場合、実質賃
金の上昇により雇用量が減少して国民所得が減少する」というのはAS曲線
が右上がりということだから、物価に対して符号が逆になるのは当然では? - 46 :名無しの夏:2001/08/03(Fri) 19:47
- ADAS曲線だと、デフレスパイラルは景気にどういう影響を与えるかを
考えることじたい意味がないですね。貨幣供給量が足りないからGNPが低い
とか財政支出が低いからGNPが低いということは意味のあることなのでしょうが。
物価は内生的に決まるものだし、物価が下がりつづけるのはただたんに調整過程
にあるというだけなのだから。 - 47 :ドラエモン:2001/08/04(Sat) 18:13
- >43
小山昭雄さんは、不思議な経歴の先生です。もともとは高校の数学の先生だったらしい。武蔵
で蝋山昌一を教えたことがあるとか無いとか聞いたことがある。それと同時に、東大の近経の
始まった時期に宇沢とか稲田あるいは(ここじゃ評判最悪だけど)慶応の福岡といった面々の
集まってる研究会に出入りしていて経済学者の数学の相談相手みたいなことしてたらしいね。
だから、経済学者が雑な方法で済ませていた数学的な問題の取り扱いをキチンとした形で解き
直したり、整理し直して見せてくれるという点で大変にお世話になった先生です。
岩波の「教室」は、そういうこれまでの仕事をまとめ直したものだから、経済学プロパーの陥
る穴とかに良く気の回った数学のテキストと言えるでしょう。
ただし、ここに出没する専門の数理経済学者から見れば、取り扱うテーマは古めかしく、経済
学部の学生には理解できそうもない証明が飛ばしてある(明記してある。君等には無理って(w)
ところとかがあるので、評判良いとは思えないけどね(笑)
それと、いかんせん分量が膨大で、頭から読み通していくのは少々厳しいのではないかと思う。
応用経済学(含むマクロ)の人が、半分は事典の代わりに使うのが良いのかも知れない。 - 48 :名無しの夏:2001/08/04(Sat) 22:24
- 手っ取り早く経済数学を勉強するには、
稲田健一の「経済数学の手ほどき」(日経文庫)がいいですよ。 - 49 :学部生:2001/08/17(Fri) 03:25
- この間、新聞を読んでいたら、
「アメリカ経済において生産性の上昇がインフレプレッシャーを抑え、
利子率を低く保つことに貢献してきた」
と書いてありました。(この記事の利子率は名目ですよね?)
これを自分で説明しようと思って、どうもうまく行かないので、助けてください。
いま、来季の生産関数がy=zF(k,l)だとすると(z>1);今期の生産関数はy=F(k,l))、
今期消費者が貯蓄に当たって直面する実質利子率は、この限界生産力に等しいので、
r=zF1(k,l) です。これはz(=生産性)の上昇にともなって上昇します。
実質利子率は、今期の物価/来季の物価=p(t)/p(t+1)なので、これが上昇するということは、
これの逆数である期待インフレ率は下落します。
なお、フィッシャー方程式より、名目利子率=実質利子率+期待インフレ率
ここで、今後生産性が上昇しつづける限り、
・実質利子率は上昇しつづける
・期待インフレ率は下がりつづける
すると、両者の大小によって名目利子率のレベルは上がったり下がったり
するのではないでしょうか? - 50 :ドラエモン:2001/08/17(Fri) 03:37
- >49
それで良いんじゃない。貨幣供給増加率与えないと名目金利や均衡インフレ率は決まらないわけ
ですから。 - 51 :学部生:2001/08/17(Fri) 12:04
- ドラエモンさん、レスありがとうございました。
つまり、その新聞の意味は、貨幣の需給を度外視すれば、生産性の上昇期待は期待インフレ率をおさえるので名目利子率をも低くおさえている、となりますね。
でも、実質利子率が上がっているので、かならずしも正しい記事ではないですね。。。 - 52 :野次馬:2001/08/17(Fri) 15:08
- >>49
単純なマクロ生産関数を想定する限り、生産性が上昇すれば期待インフレ率は必ず下がる関係にありますから、実質利子率は名目利子率-期待インフレ率で定義する限り必ず上がります。
逆に名目利子率は、実施率利子率を一定とする限り必ず下がります。
(この時実質利子率が動くと考えると「循環論法」に陥りますから注意して下さい。)
記事の内容は、当然名目利子率のことで、統計的にもそのような事実が確認されたということなのでしょう。実質利子率というのは、普通は統計的には容易に観察され得ない理論上のお話です。 - 53 :↑訂正:2001/08/17(Fri) 15:12
- (誤)実施利子率 → (正)実質利子率
- 54 :ドラエモン:2001/08/17(Fri) 15:42
- >>49
要素投入が一定で技術進歩だけで経済成長が起こる経済を想定し、経済成長の黄金律が成立して
ると仮定すれば、
(1)技術進歩率=実質金利
貨幣数量説から
(2)インフレ率=貨幣供給増加率-経済成長率
フィッシャー公式で
(3)名目金利=実質金利+インフレ率
(1)を(2)に代入し、さらに(3)に代入すると、
名目金利=貨幣供給増加率
だから、最適成長経路の上では、実質金利は技術進歩率で決まり、名目金利は貨幣供給増加率
だけで決まる。二分の世界ですな。この世界で技術進歩率が上昇すれば、実質金利は同じだけ
上昇し、インフレ率は同じだけ低下する。それが相殺するから名目金利は変化しない。 - 55 :ドラエモン:2001/08/17(Fri) 15:44
- あ、黄金律は関係ないです。ゴメン。
- 56 :名無しの夏:2001/08/17(Fri) 20:06
- 学部の卒論を書くときに、その分野色々な論文を参考にしたいのですがどのように調べたらいいのでしょうか?
- 57 :名無しの夏:2001/08/17(Fri) 22:54
- 図書館にいけば学術雑誌総合目録のCDがあります。キーワードで
ひいてみて下さい。 - 58 :学部生:2001/08/19(Sun) 14:49
- 49です。
ドラエモンさん、野次馬さん、ありがとうございます。
新聞の一行だけでここまで議論できるとは、奥深いですね。
野次馬さんに、一つ質問があります。
私の記憶では、
名目利子率=現在の1円あきらめたら将来の何円もらえるか
実質利子率=いま一個の財(たとえばアンパン)を諦めたら、将来何個のアンパンが買えるか
と習いました。
すると、実質利子率は事前には観察できないものの、事後的には観察可能ですよね?
それこそ実現インフレ率の逆数ですよね。
すると、事後的には、名目利子率=実質利子率+インフレ率は成立しているのでしょうか?
ちょっとわかりにくいですが、上の実質利子率の定義はふっぃしゃー方程式と両立するのか、
ということが質問です。
ちなみにインフレ率というときには、財の価格をどうやって集計しているのでしょうか?
1年のマクロで財のバスケットを年々後進しているとか聞いたような気がします。 - 59 :名無しの夏:2001/08/19(Sun) 16:23
- 学部の3年生です
経済学に関するというわけではないのですが
教科書について質問させて下さい
利子率に興味を持って少し知識を広げようと思い
一般的な教科書の利子率の部分だけ拾って読んでみました
「貯蓄と利子率」についてもう少し具体的な内容を知りたい場合
どのような本が良いのでしょうか?
図書館で探すとかなり専門的な分野の教科書しか見つからないので・・
読んだのは、ヴァリアン、マンキュー、武隈くらいの初級者です - 60 :名無しの夏:2001/08/20(Mon) 15:09
- >59
貯蓄と利子率ですか。マクロ系のテキストよりも、金融論のテキストの方がよいかも知れません。利子率というのは、奥が深いテーマで学説史的には色々とありますが、主流派だと、貸付資金説しかないので、理論的には意外と無視されているような気もする。
あるいはマクロ系のテキストでも、中級から上級のにはニューケインジアン当たりの話も結構載っているので、そちらを見ると良いかも知れません。 - 61 :ドラエモン:2001/08/20(Mon) 22:15
- >>58
>それこそ実現インフレ率の逆数ですよね。
では、ないでしょう。現時点での1年物期待実質金利=現時点での1年物金利-今後1年の期待インフレ率です。つまり、去年の今日の(実現)実質金利=去年の今日の1年物金利-過去1年間のインフレ率。
>すると、事後的には、名目利子率=実質利子率+インフレ率は成立しているのでしょうか?
>ちょっとわかりにくいですが、上の実質利子率の定義はふっぃしゃー方程式と両立するのか、
>ということが質問です。
実質金利の定義式だから、いつでも成立してはいるけど、合理的期待の想定が置けなければ、
事後的な実質金利と期待実質金利の間にはシステマチックなバイアスは存在することになる。
>ちなみにインフレ率というときには、財の価格をどうやって集計しているのでしょうか?
>1年のマクロで財のバスケットを年々後進しているとか聞いたような気がします
厳密な意味では「計測」はできないでしょうね。各消費者、各企業にとっての期待インフレ率が
違ってもかまわないから。まあ、集計量はそんなもんでしょう。あと、日本の物価統計は、基本
は5年毎にウェイトが変わり(更新され)ます。 - 62 :すりらんか@ご無沙汰しました:2001/08/21(Tue) 00:02
- >それこそ実現インフレ率の逆数ですよね。
名目利子率が0の時に,グロスで考えればそれでいいです.財1/p_0コが
1/p_1コになるわけですから1決まったおかげで買える物がp_0/p_1倍に
なるという意味で.でも普通インフレ率っちゅうたら(p_1/p_0)-1です.
>日本の物価統計は、基本は5年毎にウェイトが変わり(更新され)ます
付け加えておくと,戦前基準での指数も一応発表され続けてはいたと思い
ます.何に使うのかは今ひとつ思い至りませんが. - 63 :胎児:2001/08/21(Tue) 02:13
- 昨年秋に亀井静香が補正予算で真水で10兆ぶち込めって
言ってましたが、もしやってたら今ごろ効果はあったと思いますか?
なにぶん胎児で厨房以下ですので優しくしてね(w - 64 :59:2001/08/22(Wed) 00:44
- >60
ありがとうございます
まず金融論関係から探してみます
このまえ見たのはファイナンス?関係だったようで
数学の本みたいで意味不明でした・・ - 65 :すりらんか:2001/08/22(Wed) 00:48
- >59さん
堀内昭義『金融論』(東大出版)は読まれましたか?学部レベルでは
標準的な金融のテキストだと思います.小野善康『金融』(岩波)は
趣味的にはすごくお薦めなんですけど(核爆!)59さんの臨むところ
とは違うと思うので推薦は控えます(といいつつ書いちゃった^^). - 66 :>>65:2001/08/22(Wed) 04:06
- 院レベルで標準的な金融論の教科書ありますか?
ファイナンスは除外してよいです。 - 67 :野次馬:2001/08/22(Wed) 12:58
- >>58
暫く見に来ていなかったら、質問がでていたのですね。すみません(^^;。
えっと、>>61さんの回答でほぼ尽くされていると思いましたが、要するに、フィッシャー方程式というのは、「期待インフレ率」なるものによって定義していますから、そもそも「実測」に足るような関係式ではない、というのが俺の理解です。
仮に、期待インフレ率=実際のインフレ率という「完全予見」が成立するならば、フィッシャー方程式から実質利子率を「正確に」計算することが可能になるはずです。
それから、財の集計によるマクロのインフレ率の測定ですが、インプリシット・デフレータってのをご存じですか?
いきなりのデフレータの計測は困難なので、財の一つひとつ(といっても実際には商品分類上で分類される商品数に過ぎない)実質値を出して合計し、それでマクロ集計量の名目値を割ることで求めるやり方です。
これは理論的には、パーシェ型物価指数と同じものになりますから、一応理想的な物価指数となり得ます。
但し、実証上インフレ率を把握する場合にはインプリシット・デフレータとは限らずに、鉱工業物価指数だったり、卸売物価指数だったり、消費者物価指数だったりしていますから、経済学者の間でも「定説」があるわけじゃないと思います。
どの物価指数を使用するかによって当然インフレの認識が若干異なって来ることになります。
なお、これらの物価指数は速報性の観点から、全てラスパイレス型の指数ですから、バイアスを持って計測されることになります。
理論上は「インフレ率」という一言で代数化可能でも、実証上は結構面倒な内容を持ってます。 - 68 :ドラエモン:2001/08/22(Wed) 13:15
- >野次馬殿@67
>これは理論的には、パーシェ型物価指数と同じものになりますから、一応理想的な物価>指数となり得ます。
これはいかがな物か?物価指数の理論によればパーシェとラスパイレスは方向は逆だが
理想的な物価指数に対しバイアスを持っていると分かっている。まあ、商品が入れ替わ
る現実の世界で余り細かい事言ってもしょうもないような気もしないではないが(笑) - 69 :野次馬:2001/08/22(Wed) 14:10
- >>68
>物価指数の理論によればパーシェとラスパイレスは方向は逆だが
>理想的な物価指数に対しバイアスを持っていると分かっている。
とは?
俺には意味不明。
パーシェのバイアスって何を指しているのですか?
ラスパイレスにせよ、パーシェにせよ、デフレータは実質額を出すための物価変動指標に過ぎません。この場合、「実質額」の定義は物価変動を想定しない場合の売上価額としますから、パーシェでデフレートした結果と同じになります。
この限りではバイアスは残りません。 - 70 :ドラエモン:2001/08/22(Wed) 14:42
- >野次馬殿@69
最近の物価指数論には疎いのですが、古典的な物価指数の理論は次のような形式で議論し
ます。
代表的個人の効用関数を想定すると、それから得られる一本の無差別曲線に接する予算線
は価格の与え方で無限にあります。そこで、0時点で与えられた価格体系(価格ベクトル)
に対応して決まる支出金額E0と、時点1の価格ベクトルに対応する支出額E1を計算し、
時点0を基準にした時点1での「理想的な物価指数」はE1/E0と定義されます。
つまりここで言っている理想的な物価指数とは「効用水準を一定に維持するために必要な
支出額の比率」ということです。それを前提にすれば、ラスパイレス指数は過大評価であ
り、パーシェ指数は(厳密には成り立たないが)過小評価という傾向があることが理論的
に分かっているということです。
もちろん、あなたの言っているインプリシットデフレータとパーシェ物価指数の同値なこ
とは間違い有りません。問題なのは、日本のGDP統計などで使われる「実質額」の意味
なわけです。一定の実質額を、一定の効用水準と対応させるなら、上述の指摘に意味があ
ることになります。 - 71 :野次馬:2001/08/22(Wed) 15:30
- >>70
俺は、効用の「可測性」に対して懐疑的なので、どちらかと言えば顕示選好的な立場ですが、いずれにせよ、そのような説明を昔、森田優三氏辺りの著作で勉強したような気もします。
(俺も最近の物価指数論はフォローできてはいません。)
ですが、「支出額の比率」(あるいは「スルツキー分解」の話)と「物価指数」は同義ではありません。
前者は(同一効用水準を保つために)数量の変動を含んでいるのに対して、後者はあくまでも(数量の変動を除去して)物価だけの変化を問題にしています。
ベンチマークをどの地点に取るかによって、物価指数はいろんなバリエーションがあり得ますが、パーシェで見る限り理論通りに実質額を求めるのに有用です。
(支出額比率を物価指数と同義だとしてしまうと、確かに過小評価だとか過大評価だとかになるでしょう。)
そして、この場合の「実質額」とは、物価変動を除去した後の売上総額、ないしはGDP総額(付加価値の合計額)という意味です。
これが理論的に知られている物価指数の基本性質でしょう。 - 72 :ドラエモン:2001/08/22(Wed) 17:03
- >野次馬氏@71
別に、あなたの結論にケチ付けてるわけじゃないんですけどね。ただ、インフレターゲッ
ティングで問題になる消費者物価ベースのインフレ率って「同じ生活水準(効用水準)維
持して余計に必要なお金の率」っていう意味じゃありません?だとしたら理想的な物価指数っ
て奴は無差別曲線なり効用関数とつないで議論すべきと言うことになりません?
何度も繰り返しますが、あなたの言うとおり、日本のGDP統計でいう実質値の定義に
対応する物価指数がパーシェ指数だということ自体には異存はありません。 - 73 :すりらんか:2001/08/22(Wed) 19:55
- >パーシェ型物価指数と同じものになりますから、一応理想的な物価指数とな
>り得ます。
多分「理想的」の言葉の使い方に銅鑼さんと野次さんでズレが生じていると
おもいます.True cost of livingという意味で使っているのなら,パーシ
ェはけしてTCLに対して下方バイアスを持ちます.理論的にはラスパイレスが
TCLの上限をパーシェが下限を示しているとなると思いますよ.ラスパイレス
の「過去のウェート付けで現時点での生計費を評価する」と全く逆の問題がパ
ーシェにありますから.ってうろ覚えだけど僕も森田優三でよんだ気がします.
GDPの実質化などでパーシェが使い勝手がよいのは実質化を行って出てきた物
の評価が非常にわかりやすいからでしょう.基準時点と価格が同一だったらGD
Pはいくらになるか,という. - 74 :野次馬:2001/08/22(Wed) 23:35
- というか、要するにですね・・・・・
(理想的理論的)実質値をどう捉えるかってことに帰着してるのだと思いましたよ。
価格変化後に効用水準を一定に保つ支出額=理想的理論的実質値とするならば、おそらくラスパイレスとパーシェでは、バイアスを含むことになるでしょう。
その理由は、(上述したように)「価格変化後に効用水準を一定に保つ」には数量変化を含んだ支出額を把握せねばならないからです。
ところが、理想的理論的実質値=基準時点での不変価格で評価した売上総額としてしまうと、これはパーシェでデフレートした結果と一致します。基準時点数量で評価されるラスパイレスはデフレート時にバイアスが残ります。
おそらく、上述したコメントのズレは、この「効用水準一定」のアプローチで行くか、「不変価格表示」のアプローチで行くかってことのズレのような気がします。
それで、今思い出しましたが、確か森田氏は前者のアプローチを「経済理論的アプローチ」と呼んでいたような気もします(うろ覚えで、いい加減ですが(^^;)。
ですが、(時点間を比較して)効用水準を一定に保つ支出額を正確に測定することは実際上は困難ですから、実務上は不変価格表示で良しとしているというのが実態だと思います。 - 75 :へなへな@厨房[へなへな]:2001/08/23(Thu) 00:43
- まえから聞いてみたかった超厨房質問です。
政府外国なしの場合、あまりが在庫投資としてIに含まれてI=Sですよね。
政府外国があると、I=Sでなく、IとSのアンバランスが政府と経常収支にあらわれる
ようにSNAは出来ていますが、
在庫投資はどこにいっちゃってるのでしょうか?
売れ残り全部を在庫投資にしていたら、
政府外国なしと同じようにI=Sになりますが・・・・・・。
SNA入門とかいう本が見つからないので質問させていただきました。
SNA体系っていまだに良くわかりません。 - 76 :ドラエモン:2001/08/23(Thu) 01:00
- >へなへな氏
ありゃ。貴君のごとき聡明な人が意外な誤解をなすってる。貯蓄投資バランスで考えない
で、元の総需要・総供給ベースで考えれば分かるよ。ただしI(投資)は意図せざる在庫
投資は含まないと定義しておく。
総需要 D=C+I+G+X
総供給 Y=C+S+T+M
意図せざる在庫投資 Y-D=C+S+T+M-(C+I+G+X)=(S-I)+(T-G)+(X-M) - 77 :ららら:2001/08/23(Thu) 01:03
- ドラエモンさんの言っている意味での理想的な指数って、
多分、フィッシャー算式のことですよね。
これは確か、パーシェとラスパイレスを掛けたものの幾何平均だったように思いますが、
この意味では、野次馬さんのいうパーシェ指数は「理想算式」ではありませんが、
実務的にはパーシェ指数を正確に捉えること事態が困難なので
(手間隙がかかる=予算がつかない)
あまりこだわっても仕方ないのかもしれませんね。 - 78 :野次馬:2001/08/23(Thu) 15:39
- >>75
在庫投資は、政府及び外国の有無とは無関係に把握されていますよ。SNA的には。
>>76さんの示した二本の式の右辺から、G,X,T,Mを除去したモデルで在庫を定義しても同様に定義されます。すなわち、需給がバランスしていない限り、S-Iが在庫投資分に相当します。
I=Sバランスとして通常マクロで習っているのは、在庫投資分を考慮すれば(すなわち不足分の投資を在庫投資として把握すれば)事後的に必ずこのバランス式が成立するからに他なりません。 - 79 :野次馬:2001/08/23(Thu) 15:45
- >>77
>実務的にはパーシェ指数を正確に捉えること事態が困難なので
おそらくそういうことだと思います。その「困難」ということの意味なんですが、パーシェの場合は、比較時点の数量を期末にしか把握できないという大きな制約がありますから、速報性に優れないという弱点があるわけです。
だから、実際上はラスパイレスのほうが有用であるということだと思います。 - 80 :ドラエモン:2001/08/24(Fri) 09:57
- あ、間違えた。スマソ。
>>76
>意図せざる在庫投資 Y-D=C+S+T+M-(C+I+G+X)=(S-I)+(T-G)+(X-M)
最後の(X-M)は(M-X)が正しいです。 - 81 :学部生:2001/08/24(Fri) 12:44
- 遅レス申し訳ないっす。
15chらしく、わたくしの出した厨房質問から、
どんどん高等レベルの議論へと発展していってしまいましたね。
名前を挙げるのもなんですので、皆様にお礼を述べさせていただきます。
いろいろと(本当にたくさん!)疑問はあるのですが、
すごく基本的なことを伺います。(つまり、議論の最初からということですね^^;)
>>67;野次馬さん
インプリシット・デフレータ(以下ID)なるものはじめて耳にしました。
考え方としては、GNPデフレータと同じですよね?
(基準年を決めて、その価格で固定;数量は変える)
このIDを算出するときは、数量を「1」とするのでしょうか?
なにがインプリシットなんでしょうか?
>>理論上は「インフレ率」という一言で代数化可能でも、実証上は結構面倒な内容を持ってます
うーん。これは難しい問題ですね。日銀はどれに一番注目しているんでしょうかね。(w - 82 :野次馬:2001/08/24(Fri) 15:19
- >>81
>このIDを算出するときは、数量を「1」とするのでしょうか?
質問の意図がよく分からないのですが、物価指数なりデフレータなりを作成する目的は、数量の変動を除去した後の価格変化を見ることにありますから、イメージ的に言えば数量を規準化する=すなわち「1」とする、ということになるでしょうね。
ただ、実際には他種類の商品を扱ってますから単純に数量を「1」にするってことにはなりませんが。
>なにがインプリシットなんでしょうか?
すみません。名前の由来までは知りません(^^;。
前述したように、マクロレベルのデフレータを一遍に求めることが出来ない、つまり、イクシプリシットにデフレータを求められない、ということからこの名が付いているのではないでしょうか?
あるいは、デフレータから実質値を求めるというのが通常の手順なのに、インプリシット・デフレータはまず個別商品レベルの実質値合計から逆にデフレータを求めるという手順になっているので、これがイクシプリシットじゃないということなのかも知れません。
>日銀はどれに一番注目しているんでしょうかね。
どれか一つだけの指標に注目しているということはあり得ないでしょう。
様々な物価指数を総合的に判断していると思いますよ。 - 83 :野次馬:2001/08/24(Fri) 15:29
- >>80
>最後の(X-M)は(M-X)が正しいです。
細かなことを言えば(^^;、ここは-(X-M)とし、「純輸出分の控除」と把握したほうが、経済学的な意味はクリアだと思います。 - 84 :ドラエモン:2001/08/24(Fri) 16:15
- >野次馬氏@83
S-Iは民間、T-Gが政府、そしてM-Xは海外のネットの貯蓄と読むことも可能なり。
なお、インプリシットデフレータとは、デフレータが名目/実質で定義されるからです。
野次馬氏の推測は正しい。 - 85 :へなへな[へなへな]:2001/09/02(Sun) 22:44
- >ドラ氏 野次馬氏
どうも私の理解に根本的に穴があるみたいなんで、もうちょい考えます。
(わたしの理解した順番にかいていくので、おかしいところを突っ込んでもらう
えるとありがたいです。自分でどこで躓いているのかわかってないので。
SNAのところは式覚えてしまえば、あとは均衡式との違いをおさえれば、
国際収支いがいはOKなんですよね・・・。いまだに国際収支があやふやなのは
このせいだろうか。)
で、新しい質問なのですが、
不良債権処理が、マクロに及ぼすえいきょうってどんなものでしょう?
短期には、企業倒産でしょうが、長期のプラスの影響はどういう経路で
得られるのでしょうか。 - 86 :ドラエモン:2001/09/03(Mon) 19:05
- >へなへな氏
>不良債権処理が、マクロに及ぼすえいきょうってどんなものでしょう?
>短期には、企業倒産でしょうが、長期のプラスの影響はどういう経路で
>得られるのでしょうか。
財界お好みの理論は、競争相手の死滅による利益機会の向上ですね。結構これを信奉して
る人は多い。腐れ企業が粘ってるんで、俺まで値下げしないといかん、ゴラァ。っていう奴
ね。でも、これって、価格支配力強めて超過利潤を追求しようって話しで、言ってみれば
不況カルテルの焼き直しみたいなもんです。この理屈が通るなら、労組も攻撃的に賃上げ
追求して「消費拡大に寄与」って言えちゃいますよね。要するに、マクロの貯蓄投資バラ
ンスの視点を欠いた部分均衡論の過誤です。
結局、総需要の底支え無しに不良債権処理=限界企業淘汰敢行しても、得るものはないと
思うよ。それがあれば、生産性が高いから生き残る企業の利益率向上や株価上昇などのポ
ジティブな効果が期待できるでしょう。
さらに、労働力の再配置を通じて部門間の生産性格差の縮小=マクロベースの生産性上昇
つまり(過渡期間中の)潜在成長率上昇などが予想されるのではないでしょうかね。
ともかく、総需要の下支えとデフレ克服なしには、こうしたプラスの効果は期待できない
と思います。あと、不良債権処理が終わっても、銀行の能力は(不良債権処理に忙殺され
ないで前向きにビジネスできる僅かな効果は別として)変わらないので、間接金融の復活
とか、銀行融資の大々的な拡大なんて期待できない。前にも書いたが、要するに
今の銀行=80年代前半の融資先無いけどバランスシートはOKだった銀行+不良債権
という定義式が成立しますから(藁)、不良債権処理の終わった後には、バブル直前の
行き詰まり状態の銀行が、蘇るだけでしょう。 - 87 :へなへな[へなへな]:2001/09/07(Fri) 10:57
- >財界お好みの理論
>競争相手の死滅による利益機会の向上ですね。結構これを信奉してる人は多い。
>腐れ企業が粘ってるんで、俺まで値下げしないといかん、ゴラァ。っていう奴ね。
同感。
>結局、総需要の底支え無しに不良債権処理=限界企業淘汰敢行しても、
>得るものはないと思うよ。
そうなんですよね。
言ってみれば、麻酔や輸血なしで大手術をしようという意見と同じ
感じがします。
>それがあれば、生産性が高いから生き残る企業の利益率向上や株価上昇などのポ
>ジティブな効果が期待できるでしょう。
>さらに、労働力の再配置を通じて部門間の生産性格差の縮小=マクロベースの生産性上昇
>つまり(過渡期間中の)潜在成長率上昇などが予想されるのではないでしょうかね。
なるほどよくわかりました。
最終的には、生産性の向上に結びつくわけですね。
>今の銀行=80年代前半の融資先無いけどバランスシートはOKだった銀行+不良債権
>という定義式が成立しますから(藁)、不良債権処理の終わった後には、バブル直前の
>行き詰まり状態の銀行が、蘇るだけでしょう。
ということは、またまた貿易黒字を大量に計上して、いろいろ言われて、
結果的に内需拡大爆走なんてことになったりして。
今後ゆるやかに貯蓄が減少していくならば、それもかわるかもしれませぬ。 - 88 :野次馬:2001/09/07(Fri) 14:24
- 「9月危機説」が出現しつつあるようでイヤな感じですね。
でも、4-6の成長率がマイナスになるという見込みは以前からあったので、この株価下げは予想された事態なのかな。そんな余裕はなさそうだけど。
>>85
>不良債権処理が、マクロに及ぼすえいきょうってどんなものでしょう?
>短期には、企業倒産でしょうが、長期のプラスの影響はどういう経路で
>得られるのでしょうか。
不良債権処理はストックベースでの変化ですから、それがマクロのフローベースに「直接」どのような影響を与えるかは何とも言えない部分があります。
今の日本経済においては、消費需要はそれほど大きく落ち込んでいるわけではなく(輸入は微減)、投資と輸出の減退が現不況の大きな要因です。
不良債権処理が、この二つにどのように影響するのかはいろんなケースがあり得ますが、問題は投資へのプラス効果と輸出へのプラス効果があるかと考えたほうがスッキリするでしょう。
一般的には、不良債権の処理が進み、個別企業レベルで資産保有の不透明性が払拭されますから株価が上昇する可能性があります。株価上昇は、融資条件の改善に繋がりますから、新規投資に向かう可能性があります。新規投資増は、総需要増大に貢献しますからマクロにプラス効果として現れます。
また、不良債権の処理によって淘汰される企業は、一時的に失業等によって賃金下落→消費低迷というショックを与えますが、処理された企業等を健全企業等が買い取り、事業再建したり、新規事業を興したりすれば当然マクロ経済にはプラス効果です。ただ、この新規事業投資の内容や規模は、不良債権とは独立の変数だと思われますから、必ずそうなるかどうかは分かりません。
なお、輸出に関しては、日本の経済再建を見て日本からの輸入を増加させるという行動は考えにくく、むしろ、アメリカやアジア各国の景気の回復に依存している面のほうが強いですから、不良債権の処理効果は一層不透明です。 - 89 :野次馬:2001/09/07(Fri) 15:01
- 追伸:
そう言えば、先週号か何かの週間ダイヤモンドに、今の不況の原因は不良債権の増大ではない、というレポートが出てましたね。
それによれば、今の不況の(直接の)原因は不良債権の増大や貸し渋りではなく、現状への不安から企業間の信用取引が大幅に減っていることだとしていました。
実際の企業間の取引現場はそうなのかも知れないと感じました。
でも、資金需要の低迷という現象は、信用取引の減少とは矛盾する気もしますが。 - 90 :ドラエモン:2001/09/07(Fri) 15:07
- >野次馬氏
銀行が客と思うような企業は資金需要なく、相手にしない企業にはあるとかでしょう。
僕もクレジットカードでリヴォルビングなんてしたことないが、必要な人はサラ金にでも
いってるわけでして。 - 91 :悩める入院決定者:2001/09/09(Sun) 01:24
- こんにちは、来年から理論系院への進学が決まった者です。
ところで論文を読んでいてわからないところがあったので質問なのですが・・・。
需要が不確実な独占市場において、密度関数f(u)に従って分布している確率変数uを考えて
需要をXとするとX=X(p)+uであるとする。
そうすると価格をpと決めたとき、生産量をzとすればX≦zなら収入はpX
X≧zなら収入はpzであってすると期待収入は、収入をRとすると
E[R(z,p)]=pX(p)-pD(z,p)
ここでD(z,p)は平均超過需要である。つまり
D(z,p)=∫[z-X(p),∞]uf(u)du - [z-X(p)]∫[z-X(p),∞]f(u)du
である。
となっていますが最後の2式の意味がわかりません・・・。見たところ最後のDの式はuのz-X(p)から∞の期待値から何かひいているようなのですが・・・。
教えてください - 92 :名無しSeptemberLove:2001/09/09(Sun) 08:12
- 多分これでいいと思うけど…
超過需要の量はX-Zであらわせる。で実際に超過需要が起こるのはX-Z>=0のときである。
すなわちX(P)+u-z>=0 or u>=z-X(p)。つまり∞>=u>=z-X(p)のときに超過需要は
起こる。で超過需要の平均を考えると
D(z,p)=∫[z-X(p),∞](x-z)f(u)du
=∫[z-X(p),∞](X(p)+u-z))f(u)du
ここで、uに依存しない積分の中身を外に引っ張り出すと論文の式が得られる。 - 93 :92:2001/09/09(Sun) 08:15
- どっちでもいいけど
∞>=u>=z-X(p)
は
∞>u>z-X(p)
のほうがよかったね。 - 94 :名無しSeptemberLove:2001/09/09(Sun) 10:00
- 特殊法人改革で政府系金融機関の統合や廃止をして、
官から民へ債権や仕事を移譲したら銀行は健全になるんですか? - 95 :悩める入院決定者:2001/09/09(Sun) 11:27
- >92-93さん
どうもありがとうございました。とてもよくわかりました。 - 96 :悩める入院決定者:2001/09/09(Sun) 20:43
- >>92さん
あ、すみませんがもうひとつ。。。
そのD(z,p)を、pで編微分した式として
X'(p)[1-F(z-X(p))]
となっているのですが、この導出もわかりません。。。
お手数おかけしますが、、、どうしてこうなるんでしょうか・・・ - 97 :悩める入院決定者:2001/09/09(Sun) 20:44
- >>92さん
あ、すみませんがもうひとつ。。。
そのD(z,p)を、pで編微分した式として
X'(p)[1-F(z-X(p))]
となっているのですが、この導出もわかりません。。。
お手数おかけしますが、、、どうしてこうなるんでしょうか・・・ - 98 :悩める入院決定者:2001/09/09(Sun) 20:46
- あ、二重投稿すみません・・・。
- 99 :名無しSeptemberLove:2001/09/09(Sun) 22:06
- 違う人ですが、ラドンニコディウムとかではなかったですか?
- 100 :92:2001/09/09(Sun) 23:21
- 積分で表現されている関数を微分する方法としてライプニッツ(Leibniz)フォーミュラというのがあります。ご存じなかったらMathematics for Economics Anlysis by Sydsaeter and Hammondをご覧ください。(別にほかの本でもいいけど、載ってないことがある。)
これを使うと微分の影響は3つに分解されます。1)積分の区間の上限が変化する2)積分の区間の下限が変化する3)積分される関数自体が変化する。このD(z,p)をpで編微分するケースだと、2)と3)が問題になるわけです。
2)に関してはx'(p) (u-z+x(p)) evaluated at u=z-x(p)が出てきますが、これはゼロです。
3)なのですが、 ∫[z-X(p),∞]x'(p)f(u)du=x'(p)∫[z-X(p),∞]f(u)du
で最後の∫[z-X(p),∞]f(u)duは累積密度関数のz-X(p)より右の部分になるので、
(z-X(p)の左の部分がF(z-X(p))であることを利用して)1-F(z-X(p))になります。
よってx'(p)(1-F(z-X(p))が得られます。
ちなみにさっきあげたSydsaeter and HammondとMathematics for Economics, Hoy et.al.っていう経済数学の本がいいから入院前に読んでおくと入ってから楽だよ。特に後者はチャンよりもわかりやすくてお勧め。最近はMIT Pressから出てます。ただし、Leibniz Formulaが載ってない。 - 101 :悩める入院決定者:2001/09/10(Mon) 00:28
- >100
そ・・・そうなんですか。。。
全然知らなかったです。読んでおきます。
教えていただいてどうもありがとうございました。 - 102 :悩める入院決定者:2001/09/10(Mon) 21:48
- >>100さん
ちなみにその本は、難しいですか?
どのくらいの数学予備知識が必要でしょうか。。。
私のような学部生でもいきなり読めるようなものですか?教えてください・・・ - 103 :名無し:2001/09/10(Mon) 23:56
- 質問というか、ちょっと聞きたいんですが。
今の日経平均株価ってのは数年前と銘柄が変わってるんですよね?
ハイテク株などと入れ替えたと聞きました。
今の日経平均は1万円割れ秒読み段階のようですが、
変更前の銘柄の株価だと今の平均はどれくらいなのですか?
知ってる方がいたら教えてください。
経済初心者により読みにくい文章ですいません。 - 104 :ドラエモン:2001/09/11(Tue) 00:04
- 約20%増し。つまり旧日経平均で12000円くらいじゃないかと思う。それでも
旧日経平均で13000円以下はやっぱり凄い水準だ。最大の問題は銀行の含み益。
これまでの不良債権処理で保有株式の取得原価が上がってるので含み益はもうない
みたいだね。 - 105 :92:2001/09/11(Tue) 12:25
- >>102
心配しなくても大丈夫。教養の微分積分・線形代数が出来てれば難なく読めると思う。 - 106 :悩める入院決定者:2001/09/11(Tue) 16:52
- >>105さん
かさねがさねありがとうございます。
今日さっそく学校で借りてきました。これから読んでいきます。 - 107 :名無しSeptemberLove:2001/09/14(Fri) 18:13
- すいません、質問なんですが。。。
ある独占市場において、需要関数はX(p)で、企業は価格pをきめるものとする。
そのとき費用を無視すると、総収入はR(p)=pX(p)である。
とここまではわかるのですが、その後、
ゆえに限界収入は{dR(p)/dp}/X'(p)である。
となっているのがわかりません。なぜこうなるんでしょう。普通にR(p)を微分したら
X(p)+pX'(p)ではないのですか? - 108 :すりらんか:2001/09/14(Fri) 23:20
- pで微分したらでしょ.xで微分してみ.
- 109 :107:2001/09/15(Sat) 00:06
- >>108さん
す・・・すみません。そうおっしゃられてもわからないです・・・。
xで微分しているのにどうしてdR(p)/dpなんていう項が出てくるのですか?
すみません、無知なもので・・・ - 110 :すりらんか:2001/09/15(Sat) 01:28
- いきなりは出てこんよ.R(X)=P(X)XをXで微分したらP+(dP/dX)Xだよ.これまさに
{dR(p)/dp}/X'(p)でしょ(君が自分で書いてるdR/dP=X(p)+pX'(p)代入してみ). - 111 :107:2001/09/15(Sat) 04:01
- >>110すりらんかさん
どうもありがとうございました。式の導出については完全にわかりました。
でもまだ疑問が・・・。
xで総収入を微分するということは、この独占企業は最適生産量をきめようとしているわけですよね?ところが総収入の式を見てみると、R(p)と、価格の関数になっています。これってこの企業は価格を設定しようとしているのではないのですか?ということはpで微分して最適価格を求めようとしなければいけないはずでは・・・? - 112 :すりらんか:2001/09/15(Sat) 11:53
- 所与の需要関数について考えているわけですから(そして独占なのだから),
価格を決めると言うことは数量を決めることだし,数量を決めれば価格が決
まっちゃうという設定.
>pで微分して最適価格を求めようとしなければいけないはずでは
目的関数をXで微分しているのだから,Xを動かしての最適化問題です.ん
で式の上ではそれをdR/dPを使って表せるという話し.その方が計算楽なケ
ースとかあるでしょ. - 113 :107:2001/09/15(Sat) 12:12
- >>112
なるほど。よくわかりました。すりらんかさんどうもありがとうございました。