迫り来る9月危機とぶれない改革路線
economy/0315 / 26 レス / 2001/07/23〜2001/09/21
- 1 :ドラエモン:2001/07/23(Mon) 18:35
- 危惧されたことではあるが、遂に金融システムの不安定化が顕在化する9月危機が
現実の物になりつつあります。日経平均(基準改訂は無視すると)は終値ベースで
バブル後最安値を一時更新していますし、円も安くなりませんし、長期国債利回り
は若干上昇中です。要するにリスク資産全体が売られている訳です。これがコンフ
ィデンス崩壊による流動性選好の高まり以外の何ものでしょう?
それを横目に我らがヘイゾー師匠は「株安にぶれずに改革断行」を叫んでいます。
改革こそコンフィデンス回復への唯一の道だというのでしょうか?
金融庁は問題金融機関への資本注入に反対し、一段の日銀は量的緩和を拒否したま
まです。
景気動向指数は年末頃には景気の底入れを示していますが、果たしてこんな状態で
本当に底入れが可能なのでしょうか???
改革断行か、あるいは尋常に有らざるマクロ経済政策の発動か?ROMの諸君の御
意見募集。 - 2 :名無しの夏:2001/07/23(Mon) 20:11
- 改革断行具体策の提示と、更なる金融緩和。
結局これに尽きると思う。 - 3 :@:2001/07/23(Mon) 21:01
- 竹中さんもさすがに一万割ってくれば、そんなこといってられないんじゃないでしょうか。
改革はすすめても、すすめなくてもいいけど、日銀の総裁はすぐ変えてほしい。
森総理はめちゃめちゃに叩かれてたのに、なんでマスコミは日銀を非難しない
のか疑問。なんで日銀はあんなに金融緩和をしぶるのか疑問。
株はなんでだろう?外人売りか?とれとも持ち合い株の売りか?
どっちにしろ買う人がいないんだろうなぁ。個人的には小泉さんには
がんばってほしい。支持率高いトップは国力にも影響するみたいだし。 - 4 :名無しの夏:2001/07/24(Tue) 02:41
- 改革しようと思ったらこの有様。
橋本の時と同様。なぜ? - 5 :名無しの夏:2001/07/24(Tue) 07:59
- へいぞーは危機に弱いはずだが・・・・。
本当の危機到来で何を言い出すか見物だが
へいぞーウォッチングを楽しんでばかりはいられない。
改革と声高に叫んではいるが、大量に発生するはずの
失業者の引き受け先となる新産業等については未だなきに等しいので
全くどうするつもりか、矢張り行く末は奈落か?
としか思えない。 - 6 :名無しの夏:2001/07/25(Wed) 01:49
- >>4
それは改革に市場が反発していると見るべきでわ? - 7 :なる:2001/07/26(Thu) 21:41
- 9月危機が言われているのは、「制度会計」にかなりの責任があると思います。
銀行が所有する「持ち合い株」(つまり、取引関係のある会社の株式)の時価評価です。
バブル崩壊以降、銀行は「益出し」の株式の売却と買い戻しで、簿価を高くして、
利益を捻出してきました。まあ、明らかな粉飾決算です。
そもそも、その様な利益の出し方を認めてきたMOFの責任は大きいのです。
その結果(益出しです)、簿価が高くなり、時価会計の導入で(つまり今年の9月から
持ち合いの株式も時価評価する)、
資本の部(資本金+資本・利益準備金+その他の剰余金)が、減少する。
もともと、自己資本比率が低い上に、株価も低迷。
9月決算期に株価がどうなっているのか、興味深いところです。
(借方)有価証券評価損 (貸方)その他の剰余金+利益準備金(までにおさまるか)
「益出し」をしていない会社は、多少株価が暴落しても、大丈夫ですが、
銀行、特に体力の弱い銀行は、国有化も含めて、問題になると思います。
銀行は株を売りたいけど、売ると下がるので売れない。
それでも、株価が下がる。株価の下落はスパイラル化していると思って、
「空売り」しても、今のレベルでは売れないので、売りがストップして、
「空売り」の買い戻しだけで、株価が上がってしまう。
当然、企業への貸出も不良債権化してますよね。(これはまた別に考えましょうね) - 8 :ドラエモン:2001/08/01(Wed) 01:51
- 株価に一喜一憂しないと元気だったのもつかの間、7月31日の与党政策担当者会談で、景気対策
を最重要課題とする事に決まった(それ自体は良い)。これに関連し、ヘイゾー大臣も景気対策
の重要性を強調したとかしないとか・・・。ついては補正予算2兆円は確定みたいです。
まぁ、これでいいんだけど、もはや日本には節操とか恥とかいう言葉はないのかな???
ブレないと いったはしから 出る対策。オソマツ。 - 9 :名無しの夏:2001/08/01(Wed) 02:08
- どなたか
2chの選挙議員版の「舛添議席返せ」と言うかんじのスレッドで
インフレターゲッティングについて説明してください
そこではインフレ・・・は閉鎖経済なら可能だが開放経済では不可能となっています
私は恥ずかしながら上手い説明が出来ません
どなたかお願いします - 10 :訂正:2001/08/01(Wed) 02:16
- 舛添議席返せ
じゃ無く
調子コイた発言多い1回生議員の舛添に何が出来る? - 11 :名無しの夏:2001/08/01(Wed) 12:30
- >>08
まあ、「大胆かつ柔軟に対応する」だから
柔軟性があっていいんじゃない?
俺は、この変わり身の早さは、ヘイゾーの長所だと思うよ。
批判の対象にはなるけど。(笑)
>>09
他の国ができて日本だけできないなんていいわけだぁ。
確かに資金は海外に流れる可能性はあるけど
それでもできない事も無い。 - 12 :ドラエモン:2001/08/01(Wed) 19:39
- >09
開放経済で世界価格に収斂しなければならないのは「相対価格」であって絶対価格では
ないのです。インフレは絶対価格の持続的上昇ですから、経済の開放化と関係はありま
せん。世界インフレ率=日本のインフレ率+円レート変化率 - 13 :ドラエモン:2001/08/04(Sat) 02:21
- 話は元に戻りますが、遂に足利銀行が資本注入された優先株への配当が出来なくなり、可能性と
していつでも国家管理下に置かれる事態になりましたな。それから、大和銀行は信託部門を商業
銀行と分ける準備として持株会社を発足させることになった。いよいよ、9月まで27日です・・・ - 14 :みーく:2001/08/04(Sat) 02:58
- 銀行の改革ではなくて、ダウンサイジングという発想はないんでしょうかね。あいつらリスク判断能力がないんだから、健全化を進めようとすれば単なる国債運用機関でしかなくなる。日本で銀行改革ばかりが話題になって債券市場育成が語られないのは何でだろう。金融庁がその辺までわかってるなら柳沢の資本注入はしない、ってのは正論。その代わり不良債権をディスカウントして買い取って銀行のアセットを減らしてけばいい。
- 15 :名無しの夏:2001/08/04(Sat) 12:53
- >>7
ちょっと違うんでない?時価会計導入の問題点は、株・土地など、バブル
以来猛烈に資産価格を下げているが、貸借対照表上では簿価で載ってる
含み損資産が、帳簿上、突如猛烈な資産劣化を起こすことっしょ。
しかも、劣化した分は、特損処理かなんかで経常利益から差っ引かなきゃしょうがない。
今年の決算の退職給付会計の積立不足額みたいなのが規模を拡大して
襲い掛かって来るってことだな。まあ、分割計上は出来るんだけどね。何年だったっけ?
銀行保有株が含み損に転換する水準は13000って言われてるから、中間決算までに
回復する見込みはまずなし。うーっ、寒・・・。
で、ゼネコンあたりはもう潰さなきゃしょうがないとしても、銀行の資産劣化は
放置出来んでしょ。それで、塩爺(だっけ?)あたりの公的資金再注入発言が
出てくる訳だわな。もうしょうがないんでないの?それしか手がないよ。
それより誰か歯や見を殺してきてくれ。 - 16 :atmark:2001/08/05(Sun) 00:21
- かえることのできない流れかも知れないですけど、銀行の巨大化って
問題ですよね。そりゃあ、大きくなることで効率化、リスクが減るなんて
こともあるだろうけど、それだけどうにもならなくなった時のショックが大きい。
(一つの銀行がつぶれた時のショックが大きい)
日本は、この手の法律の整備って遅れてるんですか? - 17 :ドラエモン:2001/08/05(Sun) 18:32
- >アットマーク@16
つーか、それって世界的な大問題でしょう。金融機関の数は商業銀行でも投資銀行でも、
ドンドン減ってきている。しかも、投信会社も大手の金融機関の傘下に入ってきてない?
これは困った事態だ。第一に、エコノミストの就職・転職口が減る(って個人的理由)
第二は、サンプル数の減少から市場で顕現する期待が不安定になりやすくなるのでは
ないか?第三は、君のいうとおり、ある程度までの耐ショック性は強まるが、転け始める
と、一斉に派手に転ける可能性強まるよね。 - 18 :ドラエモン:2001/08/06(Mon) 10:58
- 東洋経済8月11日号に竹中大臣のインタビューが掲載されており、これまで不分明であっ
た彼の日本経済に対する認識と理解がかなり明らかになりました。そこでの論点を整理す
ると以下のようなものです。
1)彼はサプライサイド政策を推進しようとしている。
2)赤字国債増発による需要喚起政策は、不況下でもサプライサイドを犠牲にする。
3)(公表)資本ストックはユースレスなものを多く含んでおり、そこから推計される
潜在GDPの水準は無意味だ。そのユースレスな過剰供給を削減しなければならない。
4)潜在成長率は2%程度。
5)不良債権処理で10%しか回収できなくても、それを成長分野に回せばよい。
6)成長分野は規制緩和の結果として顕在化する。
7)デフレの原因は国際価格への収斂、技術進歩、需要不足の結果。ただし需要不足の寄
与は小さい。
8)構造改革は国際価格への収斂を早め、デフレを加速する。また、デフレは金融的現象
である。このため、構造改革の推進は金融緩和でサポートしなければならない。
9)これまで構造改革ができなかった理由はストック価格は下落しているが、フローでの
実質所得が上昇してきたことが原因だ。
10)株価は日本経済の実力を反映している。現在の株価下落に歯止めを掛けるには構造
改革を推進するしかない。 - 19 :ドラエモン:2001/08/06(Mon) 11:06
- これって、尤もらしい事言ってるが、結局は2ちゃんの平均的意見と同じだわね(ハァ
彼の指摘してるポイントの多くは事実だけど、その相互関係についての理解が、ポイント
ごとに矛盾していることに気づいていないみたいですね(宇津
例えば、なぜ不況下での赤字国債発行はサプライサイドを犠牲にするのだろうか?デフレは金融現象なのか、実物現象なのか、結局ワカランし。金融政策で決まる名目資産価格が
経済の実力とは何が言いたいのかワカラン・・・
なんか、問題意識ばっかり肥大化した学部生が、経済政策のゼミかなんかで書いたレポー
トみたいな気がするのは私だけだろうか???? - 20 :ドラエモン:2001/08/06(Mon) 11:08
- 同じ号に掲載されているブラインダーや吉川先生のインタビューの方が、やっぱりマトモ
に見えるよね・・・。 - 21 :名無しの夏:2001/08/07(Tue) 00:22
- 金融機関の数が減ってくると、独占的になってサービスが低下する筈だが。実際、アメリカだと、合併が相次いで寡占化が進んで、大銀行の手数料は上昇しているそうだ。日本でも、そうなる可能性があると思うが。
- 22 :Midas:2001/08/07(Tue) 00:59
- >実際、アメリカだと、合併が相次いで寡占化が進んで、大銀行の手数料は上昇しているそう
>だ。日本でも、そうなる可能性があると思うが。
もうすこし、詳細にいうと、差別的手数料体系になる。
預金量が多い顧客の手数料は低く、少ない顧客は高く。
貧乏人に厳しくなる。 - 23 :atmark:2001/08/07(Tue) 01:09
- そーなんですよ。最近私が使ってる銀行も合併したようです。
アメリカのローカル・バンクは最近(10年ぐらい前かな)まで沢山
あったようなきがしたんですけど、減ってきてますね。(感じとして)
しかし、日本の「地銀」よりいかにもローカルって感じの銀行は結構あります。
それで、やっていってるんだから、たしたものです。
(法律的にフェデラル・バンクとローカル・バンクは、その役割で規制されてるのかもしれませんが。)
竹中さんにはアドバイザーがいりますね。
政治家としては、ものごし柔らかく説明上手で、よいと思ったんですが
経済(学?)はどうやら、かなりDQNみたいですね。
各論を眺めて見る感じでは、竹中さんもどうやら
問題の核となる部分が見えてないようにおもえます。(私がわかってるわけではないですが)
そういう意味では、マスコミと一緒というか、同レベル。でも、それじゃあマズイ。
ぜひ、アドバイザーつけてもらってほしいものです。 - 24 :質問:2001/08/08(Wed) 02:13
- 舛添氏の日銀にさらなる金融緩和を求めるやりかたはどう思いますか?私は彼は財務省の
手先のように感じていますが。 - 25 :ぺいぺい[ぺいぺい]:2001/08/08(Wed) 22:01
- バラッサ・サミュエルソン・モデルから考えてみると、為替のレートが
一定であるとすれば、貿易財と非貿易財の生産性の伸び率の差によって
インフレ率が決定されるのだから、構造改革によって、どっちの分野の
生産性が上がるのか、ということが、実物的な観点からインフレを見る
とき、大切なのかもしれません。 まぁ、なんといっても、インフレは
マネタリーなものだと、思うのですが・・・ ちなみに、このモデルで
為替の下落を認めると、インフレも上がります・・・が、下落を許して
くれませんねぇ・・・いろんなとこが。
( 役に立った! | 元スレ ) - 26 :ドラエモン:2001/09/21(Fri) 21:46
- さて、先日のロイター端末に出ていた記事を紹介すると、竹中大臣が「骨太の指針」の前提条件は駄目になったと認めたのこと。しかし面白いのは、30兆円枠だけは死守すると言ってる。どうも、小泉改革は財務省のシナリオだったことが明白になって来たみたいですな。
一方、日銀は相変わらずで、「インフレ政策などと言う馬鹿げた物は・・・」発言から、山本議員に突っ込まれて「調整インフレは馬鹿げているが、インフレターゲッテイングは勉強中」へ変わり、今日は「何%のインフレ率以上を許容するのが調整インフレかという質問には答えられない」というお答えでした。やっぱり、最初の発言が本音だったんですな。
そのあげく、不良債権の政府買い切りという話しが刻々と現実味を帯び始めている。
まさに9月危機の始まりです・・・