エコノミックス5 金融政策の論点
economy/0305 / 114 レス / 2001/07/07〜2001/08/23
- 1 :すりらんか:2001/07/07(Sat) 23:56
- とりあえず買ってきたんでスレたてときますかな.
- 2 :ららら:2001/07/08(Sun) 01:20
- 金融緩和反対論が根強い中、究極的に金融緩和反対者の問題というのは、
国債の大量発行が金融緩和に効果がないといいつつ、
ある日突然、国債の暴落=ハイパーインフレーション、につながってしまうと考えることだとと思います。
ここでの議論では二つに分けるべきで、それは、金融緩和がまったく効果がない=やってもやらなくても同じ、なのか?
(それならやってみてもよいではないか)
あるいは金融緩和がすなわちハイパーインフレにつながる=少なくとも金融緩和の
効果があるのか?
ということだと思います。
さて、ここでドラエモンさんやすりらんかさんに質問です。
金融緩和反対者に国債の発行がすぐにハイパーインフレにつながるわけではないということを
説得するためにはどう説明するのがベストでしょうか? - 3 :ドラエモン:2001/07/08(Sun) 02:19
- 1)過去にハイパーインフレの起こった事例は全てが天災・戦争・国家転覆(ソ連)といった場合
です。つまり生産設備が消滅したか、それと同じような事態になった場合だけと言うこと。南米
の高インフレ経済は有名ですが、あそこは徴税機構が機能していなかったわけで貨幣発行利益が
税収でしたから直接比較できません。
2)そもそも、大幅な超過供給がある状態でインフレとはなんぞや?70年代後半から80年代
前半のスタグフレーションを見よと日銀関係者が騒いでるそうですが、どうかしてます。あれは
原油価格の急騰という本源的生産要素の人為的な価格引き上げですから、マクロの供給曲線は左
にシフトしてたわけですから、今のようにそう言うボトルネックが存在しない状態とは同日の談
ではありません。
3)さらに、ハイパーインフレが期待インフレ率の自律的な上昇で起こるのであれば、みんなが
インフレ懸念を持っているわけで、換物運動が起こります。起こって需要が増えて、販売価格を
引き上げる生産者いると思いますか?少なくとも債務返済の圧力に直面している生産者は、価格
据え置きで利益極大化を図るのは間違いないでしょう。 - 4 :ららら:2001/07/08(Sun) 03:15
- ドラエモンさん返答ありがとうございます。
しかし、(私は金融緩和論者なのですが)金融緩和反対者に対してより説得的な議論を展開
しようとするとき、例えば、国債がこれだけ買われているという状況下で、
ある日とつぜん、国債が買われなくなる=国債金利が上昇する(額面価格は下がる)。
という状況を危惧するような、元日銀審議委員、某S塚さん等に説得的であるかどうかは
ちょっと難しいと思うのです。
私は不良債権さえ片付ければ、日本経済は再建すると喧伝してはばからない輩、
あるいはそこまではいわないが、ほぼ同じようなことを言っている金子勝(&自民党の若手)のような
人間に対し、金融政策や財政政策は決して無力ではなく、経済の状況に応じて
適宜それを発動していくのはちっとも悪いことではないと訴えたいのです。
しかし、現在、金融政策については、マンデル・フレミングモデルが
示すような(変動相場では金融政策が有効)基本的な認識は簡単に無視されるような状況です。
そこで、もう一度質問、不良債権処理が日本経済を復活させるというのは、
本当に厳密な議論を経たうえでの理論なのか?
あるいは、Monetary authortyである、日銀が「物価の安定」を政策目標として否定
(現実的には否定しているのと一緒だと思うが)したとき、
その存在意義というのはいったい何なのか?
この辺から追求するとき、金融緩和政策というのはさらにその存在意義を高めることは可能でしょうか? - 5 :ドラエモン:2001/07/08(Sun) 03:22
- 某しのずかさんを説得するのは無理でしょう。就任会見でスティグリッツのマクロ入門を読むと
か読まないとか言ってたわけで、学部の学生以下の知識だと白状したわけですから(藁
いや、もっと悪い。いやしくも国立大学の経済学教授やってるくせにマクロの入門書も読まずに
これまで来たと言うこと自体が噴飯物ですよね。あの人のレベルは2ちゃんの煽り野郎とかその
追随者程度なわけで、これまでの空しい努力の結果を見ても分かるように、説得は不可能でしょう。 - 6 :名無しの夏:2001/07/09(Mon) 03:07
- よくわかっていないのでどなたか教えてください。
>国債が買われなくなる=国債金利が上昇する(額面価格は下がる)
という文章をみて思ったことですが、
国債金利の上昇が銀行の企業への貸し出し金利に影響を与える
チャンネルは
国債価格の下落(国債金利の上昇)→銀行の自己資本の減少→
貸し渋り→日栄、商工ローンなどがコール市場で高い金利でコール市場
で資金調達、企業への貸し出し→コール翌日もの金利が上がる。
ということでいいのでしょうか?
国債が買われなくなるという場合の国債というのは、
長い償還期間が残っている新規国債なのですか?
償還期間が短い新規国債なのですか?すでに流通している国債価格も
買われなくなるのでしょうか? - 7 :ドラエモン:2001/07/09(Mon) 10:58
- 債券としての国債の価格=(厳密ではないが)逆数としての金利は、二種類の要因で決まる。第一は一般的な資金需給であり、第二はその債券のクレジットリスク。
巷間言われている「日本政府はデフォルトの危機にあるが、トヨタやソニーはグローバル企業であって日本国の破綻に関係ない」という妄想が真実なら、財政破綻シナリオに依拠する国債価格の暴落は社債の利回りの上昇を結果しないし、それと裁定関係にある銀行貸し出し金利にも上昇圧力をかけず、設備投資に直接悪影響を与えない事になる。
君の言う
>国債金利の上昇が銀行の企業への貸し出し金利に影響を与える
という言い方は、暗黙にクレジットリスクゼロの国債の利回りが、資金需給一般の状況を反映している場合に成り立つが、日本政府破綻シナリオの下では成り立たない。
>国債価格の下落(国債金利の上昇)→銀行の自己資本の減少→
>貸し渋り→日栄、商工ローンなどがコール市場で高い金利でコール市場
>で資金調達、企業への貸し出し→コール翌日もの金利が上がる。
は因果関係が逆というかなんというか。短期金利は中銀の完全な支配下に置ける。その気
があればコールの変動は狭い範囲に押し込めることは可能。一方、長期債利回りは残高が多いから並大抵の手段では直接管理不可能。
>国債が買われなくなるという場合の国債というのは、
>長い償還期間が残っている新規国債なのですか?
>償還期間が短い新規国債なのですか?すでに流通している国債価格も
>買われなくなるのでしょうか?
新発も既発も長期国債が買われなくなること。 - 8 :すりらんか:2001/07/09(Mon) 12:34
- 斎藤精一郎がダイヤモンドで量的緩和は知的退廃とか言ってたね.ここで何回も
議論している「何の効果もないんだからやってもしょうがない論」でした.しか
も全然,理屈がとおってないの.んで実質金利論しか答えがないけど,それは不
可能で,損な話が出てきたのは「構造改革の痛みから目をそらさせる目くらまし」
なんですって!
「戦争を起こせばインフレを作れる…だがその考えは正気ではない」
……あたりまえだ(爆) - 9 :すりらんか:2001/07/09(Mon) 12:42
- 実は,私もはじめは「何の効果もないんだからやってもしょうがない論」だ
ったんだけど(1年ほど前),そのうち「害はたいしたことないのだから(
なにも起きない論が正しければ何も起きない)やるだけやればよい」論にな
ってきました.
私は,投資の利子弾力性が極限まで低くなっているので効果なしと考えてい
たんですが,これは良く考えると不充分な議論です.IS-LMだけで考えてる
はなしなんだもの.「ミクロ基礎が大事」とか言っときながらしっかりオール
ドケインジアンな考えをしてしまってた.何がなんでもインフレを起こすこ
とで,
・実質金利にはまだ引き下げの余地がある
・負債の実質残高を減少させ資金需要を掘り起こすかも
・価格調整が行いやすくなる(特に労働市場)
わけです.このうち全2者は私はいまだに懐疑的ですが,第3点を忘れていた!
これ重要ですよ.エコノミクスの大竹論文とかね. - 10 :すりらんか:2001/07/09(Mon) 15:20
- 追加
まぁ,名目価格の下方硬直性ってのもすごく古くからのケインズ的問題意識ですけ
ど.インフレの効果はこれに「インフレによる貯蓄への課税」まで加わってくる.
これは消費に影響すると思います.「消費不況」への対策としては十分理由ある政
策だと思います.金融緩和反対論は(ハイパーインフレ云々の人を除くと)なんと
も勢いがない感じではある.結局につめると「なにも起きない」という話(じゃぁ
やってもいいじゃん),「日銀の権威が」(日銀より日本の方が大切では?)とい
うものが多い気がするのですが如何でしょう. - 11 :名無しの夏:2001/07/09(Mon) 18:44
- 君の言う
ドラエモン様へ
以下の説明がよくわかりません。もうすこし詳しい説明をお願いします。
国債価格下落→企業の貸し渋り→企業への貸し出し金利↑ と06は書いています。
>国債金利の上昇が銀行の企業への貸し出し金利に影響を与える
という言い方は、暗黙にクレジットリスクゼロの国債の利回りが、資金需給一般の状況を反映している場合に成り立つが、日本政府破綻シナリオの下では成り立たない。 - 12 :ドラエモン:2001/07/10(Tue) 01:21
- いわゆる「貸し渋り」が、銀行のバランスシート悪化で起こるものなら、現時点では国債の
価格下落はあまり問題になりません。これは、時価会計が導入されていないこと(9月から)と
国債のリスクウェイトがゼロでBIS規制で言う資産に含まれないため。 - 13 :名無しの夏:2001/07/10(Tue) 01:58
- 「何の効果もないんだからやってもしょうがない論」の背景には
「効果がないだろう」ってのと同時に
「なにか弊害があるんじゃないか」という素朴な信仰があるわけです.
一方,「害はたいしたことないのだからやるだけやればよい」論も
「害はたいしたことないだろう」ってのと
「効果があるんじゃないか」という非常に素朴な信仰があるわけです.
どっちもどっちで,見たくない部分には目をそらしている知的に誠実じゃない
議論のように,専門外の私にはみえてしまいますが.
トラディショナルな経済学の人は自分のフレームワークで
理解できることのみに目がいって(価格面からの話しかしないってことです)
構造改革や,小林・加藤流のニューケインジアン流の
議論も黙殺しているので,はたからみてると
何かトラウマでもあるか,頭が悪いのか,という感じがします.
議論のバランスが悪くみえる,ということです. - 14 :すりらんか:2001/07/10(Tue) 03:07
- >>13さん
ただ議論の途上で出てくる金融緩和の弊害って言うのは前述の通り「ハイパ
ーインフレ」だったり「日銀がめちゃくちゃになる」だったりするのに対し
て(前者は起こす気になればおきないし,後者はなんだかよく分からない),
効果の方は
・実質賃金が下がり投資を刺激するかもしれない(これは私は懐疑的)
・貯蓄へのペナルティとなるためフローの消費が活性化する
・累積国債の軽減になる
・価格調整を行いやすい環境が生まれる
とやけに具体的でしょ?そうすると賛成の方に傾いて仕舞うのはわりと自然
な気がする.あと,
>構造改革
これは価格調整が行いやすくなるんですからいろいろな意味で「動きやすい
環境」を整えることになる上,低リスク商品からハイリスク商品へのポート
フォリオ組み替えを通して金融界の構造改革にも資する.この手の議論は量
的緩和論の人は良くしているはずですよ?そして,規制緩和等を通じた構造
改革の進行は金融政策のあり方とは問題が別だから両方やればよろしいとい
うだけでしょう. - 15 :すりらんか:2001/07/10(Tue) 03:08
- >ニューケインジアン
(「小林・加藤流」のはなしってどういうのですか?)
タダ単に複数均衡があって,いまわるい方にいるっていう話しだと「じゃぁ
どないせいというんじゃ」という感想しか出てこない(もちろんBlanchard
and Kiyotaki以来のモデルで出てくる乗数効果を信じるなら「財政支出を」
何だろうけど規模の意味でこれを増やすのは現状では相当困難).公共投資
の支出先を(供給能力を増強するようなものに限らず)よりよい場所へ再配
分するという議論は全く御説ごもっともだけど,これについては山形氏の小
野氏批判がそのまま当てはまるでしょう.ついでに文句たれとくと,価格調
整のスムーズ化を図るという話しなんかはオールドケインジアンの問題意識
と同じなんだけど,それを支える基礎づけはBall and Romer以来,全くもっ
てニューケインジアンの中心的話題でもあるんです.
ニューケインジアンの複数均衡の考え方というのはそのまま政策適用できる
ものではないと思いますよ.政策にて起用できるモデルにするためにはもう
一歩モデルの一般性を捨てて特定化しないと余り意味のある結論は引き出せ
ない.んで,それをやるとかなりオールドケインズモデルorそれに近いもの
が出て来るという感じがするのですが(<これについては別スレでIS-LMは
複数均衡の概念がないと支えられないよみたいな話しを書いたことあると思
うので暇なときにでも捜してみて下さい) - 16 :ドラエモン:2001/07/10(Tue) 11:12
- >>13氏
>どっちもどっちで,見たくない部分には目をそらしている知的に誠実じゃない
>議論のように,専門外の私にはみえてしまいますが.
ミネルバの梟は夕闇に飛び立つわけでして、データが揃い今は隠されている事実が色々と
明らかになった10年後なら「知的に誠実」な議論も可能でしょう。その意味では、量的
緩和&インフレターゲットに関する議論は知的と言うより実践的な次元の問題です。
現在の日本経済の状態を前提にして過剰な政策発動により事態をこれ以上悪化させる懸念
もあるが、そうなった場合の状態を、放置して置いた場合に考え得る最悪の事態との比較
では、まだマシだと考えるなら「常軌を逸した政策」も必要です。 - 17 :13:2001/07/10(Tue) 23:12
- 一つ一つ順番に.
>「ハイパーインフレ」
>「日銀がめちゃくちゃになる」
このあたりは哲学的問題ですな.
中央銀行という制度や姿勢が過去の歴史的経験から
できあがった制度だということを考えると,
効果がはっきりしているわけでもないのに
デシプリンを安易にまげるべできてはない,
という議論は十分に成り立ち得るわけです.
憲法9条を変えるべきかどうか,という論争に近い.
緩和論者には憲法改革論者が多いかも. - 18 :ららら:2001/07/11(Wed) 00:27
- 〉17氏
ディシプリンの問題ですが、周知のとおり日銀のディシプリンは「物価の安定」を
達成することであり、本来、「日銀がめちゃめちゃになる」といった具合の
あいまいなものとは違います。
但し、「物価の安定」をどう捉えるかについてははっきりしたコンセンサスはありません。
基本的には2%ぐらいのインフレ状態が定常であると考えると、
デフレ状況は明らかに「物価の安定」に反しているのではないかというのが、
金融緩和論者の論点のうちのひとつだと思います。
これに対し、日銀側(+”速水さん”に代表される構造改革論者)は
デフレの中にはユニクロに代表されるような
供給ショックによる部分(良い物価下落)があると反論しています。
しかし90年代のアメリカを考えた場合、
生産性の上昇率は明らかに日本よりも高ったにもかかわらず、
(ユニクロ程度の革新的な企業はたくさんあったと考えられ
良い物価下落も結構あったはずだ(笑)、
流通ではウォルマート、コストコ等)
が、同時にその間一度も(ただの一度も)デフレには陥っておらず、
インフレ経済の中で繁栄を謳歌してきました。
もちろん、人口構成の問題もありますから、
日本がデフレ的な経済に陥りやすい傾向があるということはあるかもしれませんが、
それにしてもやはりデフレ状態を何年も放っておいている
日銀はとても「物価の安定」を果たしているとは思えません。
にしても、最近日銀は物価統計も信用できないなどと言い出す始末。
(物価統計にいろんな誤差が含まれてしまうという状況は今も昔も変わらない、
むしろ現在のほうがそれでも統計上の信頼は以前よりも向上している)
中央銀行の役割って何?と
真剣に考える今日この頃ではある。 - 19 :ドラエモン:2001/07/11(Wed) 00:40
- これ私いつも強調するんですが、経済危機を横目に打つべき手も(あるいは「効果はハッキリしなくても」打てる手を打たずに)本当の危機が来たら、政治の圧力に徹底的に強姦されちゃいますよ。大体、構造問題は日銀の守備範囲ではないと自ら明言しているのに、それと引き替えに金融政策を変更しようと言うのは徹底的な職権乱用でしょう。なにが妥当で適切な構造政策かを、直接国民の選挙で選ばれない中銀が決める権限はない。中銀の独立性は、マクロ金融政策という専門知識と、時によって秘密裏に処理しなければならない金融システム防衛という任務があるから、あえてテクノクラート支配が認められているわけでしょうに・・・
- 20 :プロボーラー[プロボーラ]:2001/07/11(Wed) 00:42
- 久しぶりに書きます。
ここが良いかどうかは分かりませんが、7月14日付の週間東洋経済の論点は良いです。銅鑼先生もすりらんか先生も多分好きなはず(笑)。ちなみに参考文献がうな重の山椒みたいです。 - 21 :すりらんか:2001/07/11(Wed) 00:54
- >最近日銀は物価統計も信用できないなどと言い出す始末。
じゃあ自分トコのWPIがゼロになるように緩和しておくれという気はします(核爆).
白塚推計によると日本のCPIは0.9%(だっけか?)過大推計なんだから,CPI0%を目
標にするのもおかしいですよね.CPIが信頼おけないならCPIがやや上昇する感じに
調整しないと.あと,良いデフレなんてあってたまるかについてはエコノミストの
野口論文がオールドケインズのThe標準見解だと思います.
>プロボーラーさん
お久しぶりです!東洋経済明日読んで見よっと.経済誌は毎週ダイヤモンドと東洋
経済で見出しに興味が覚えた方を買うようにしています.今週は地方財政の特集の
あったダイヤモンドに軍配でした(笑). - 22 :13:2001/07/11(Wed) 01:47
- 歴史的にみると、中央銀行の役割はフィアットマネーの
価値の下落をふせぐことだと思うのです。
そういう歴史的背景によって培われた中央銀行の態度のことをデシプリンという
言葉で表現したわけです。
ところでフィアットマネーの価値の上昇をふせぐことも
伝統的な中央銀行の役割であるというのは自明なことですか?
私は自明だとは思いません。
なぜなら、中央銀行が防ぐべきフィアットマネーの価値下落と
今おこっているようなフィアットマネーの価値上昇とは
原因がぜんぜん違うからです。
でも世の中の議論は、インフレとデフレとは対称性がって、
政策も対称的にすればよい、って感じなので、あらい議論だなあ、
と思うわけです。
経済学の教科書的教育の弊害だと思います。 - 23 :13:2001/07/11(Wed) 02:03
- >効果の方はやけに具体的でしょ?
>そうすると賛成の方に傾いて仕舞うのはわりと自然な気がする.
たしかにトラディショナルな経済学の観点からすると
具体的効果を列挙することができます。
でも、それで賛成の方に傾くのはどうかと思う。
こんなご時世にあっても、経済の専門家が
トラディショナルな発想しかしないってのが私の不満です。
はっきり言えば、自分の頭を使っているという感じがしない。
教科書的発想だけではバランスのよい議論はできないと思います。
その意味で、小林・加藤の本は新鮮でした。
自分の頭で考えてるなあ、という感じがします。
こういう議論とあわせてみて
はじめてバランスのよい議論ができると思うのです。
その結果としてニューケイジアン的な処方箋はだめだ、
というならわかる。
しかし、いまの金融緩和論は
一番たたきやすいからたたく、
という風にしか私には見えないのですが
偏った見方でしょうか。
あと、年金とかどうなるか分からないこのご時世、
貯蓄のペナルティなんかがあれば、
私だったら、金とかに投資をする一方、
消費はいっそう控えると思いますが、
世の中の人たちは、ばんばんモノを買うようになるのですか。
なるほど、ふーむ。 - 24 :13:2001/07/11(Wed) 02:20
- >ニューケインジアンの複数均衡の考え方というのはそのまま政策適用できる
>ものではないと思いますよ.
小林・加藤は複数均衡をぬけだすために(十分ではないが)必要な政策提言をしています。
あと、政策適用できないような複数均衡論でも重要な含意があります。
それは、金融緩和しても効果はあまりないよ、ってこと。
いまの金融緩和論は、こういう議論は無視してます。
複数均衡ではない、と言ったあとで緩和論を述べてほしいです。
なお、理論面では「複数均衡のうち、どういうときにどの均衡が選ばれるのか、
よい均衡へのジャンプを起こすにはどうしたらよいのか」という研究をする
必要があるはずですが、これも、マクロの人は興味ないのが不思議ではあります。 - 25 :ドラエモン:2001/07/11(Wed) 03:00
- でも、今の状態が「均衡」なんですか?複数均衡の内の低位均衡というやつが定常均衡かどうか知りませんけど、もしそうなら財政緊縮してもOKなんでしょうね???
- 26 :ららら:2001/07/11(Wed) 03:49
- >13氏
小林・加藤の議論は追ってないのでよくわかりません。ハイ。
中央銀行の役割がブンデスバンク流のインフレ・ファイターであることのみ、
というのであれば、それは誤りではないでしょうか。
戦後、先進国においてデフレ経済というのはあまりないものなので、
貨幣価値をわざわざ下げるような政策に対して疑問を持たれるのは
わからないでもありませんが、
日銀、FRBそしてブンデスバンクですら、インフレ経済の中ではあっても
景気に合わせて金利を引き下げて、金融緩和を実施してきた経緯があります。
これだって一応、フィアット・マネーの将来価値を下落させている
とは言えないでしょうか。
ようは、より一層の量的緩和がこれとどう異なるのかということだと思います。
私はこのことは、より強力ではあるが、基本的に金利引下げによる緩和方法の
延長線上にあると思っています。 - 27 :ららら:2001/07/11(Wed) 03:50
- ただ、確かにフィアット・マネーであることを考えると、
兌換紙幣の時代とは若干異なり、
貨幣に対する需要があるにもかかわらず
(一応こう議論しておく)、
貨幣の供給側の制約があってデフレになっている、
という状況とは異なるかもしれません。
しかし、それでも量的緩和がはっきりとした
マイナスを持つという議論が説得的でない限り
(少なくとも13氏は、多くの反対者と同じように
あまり効果がないといっているだけですね)
量的緩和を実行することへの妨げにはならないと思います。
(この辺はドラエモンさんのご指摘どおり、量的緩和は
理論的というよりは、より実践的な話だと思います)
で、もう一度確認すると、日銀の役割は「物価の安定」であって
インフレのみという但し書きがついているわけではありません(笑)。
で、さらに極論をしてしまうと、13氏さんは
これからどんなにデフレがひどくなっても
中央銀行の役割はまったくないとお考えなのですね?
>なぜなら、中央銀行が防ぐべきフィアットマネーの価値下落と
>今おこっているようなフィアットマネーの価値上昇とは
>原因がぜんぜん違うからです。
インフレとデフレ、現象は違いますが、
その原因について、そんなにはっきりと(ミクロ的に)
特定することは可能でしょうか?
もし、現在のデフレに対するはっきりとした原因について
何かお考えをお持ちでしたらぜひともお聞かせください。 - 28 :ららら:2001/07/11(Wed) 03:50
- >しかし、いまの金融緩和論は
>一番たたきやすいからたたく、
>という風にしか私には見えないのですが
>偏った見方でしょうか。
えー、まぁ、緩和論者としては
さほど味方がいないなー(意外に叩きづらい)
というのが実感です(笑)。
だって、糸瀬繁や金子勝、リチャード・クー、池尾和人
田原総一郎、宮崎てつやまで・・・
金融緩和反対あるいは効果がないという人の中には
マスコミ登場するビックネームが多い。
に対し、反対に金融緩和論者は岩田、深尾、浜田と
業界では有名でもいまいち一般受けする人は少ない
せいぜい、森永、植草くらいか?
>あと、年金とかどうなるか分からないこのご時世、
>貯蓄のペナルティなんかがあれば、
>私だったら、金とかに投資をする一方、
>消費はいっそう控えると思いますが
本当に貴金属なんかに投資をしますか?
私なら戦争にでもならない限りそんなものには
手を出す気はありませんが(笑)。
しかし、もし10年単位で貯金をしたいと
お考えでしたら、今土地や株に投資をするのは
決して損ではないと思いますよ。
(土地だってよほど極端なことがなければ、この先10年も20年も
価値が下がりっぱなしということはないでしょう)
で、みんながそう考えるとどうなるか?
金融緩和はポートフォリオのリバランス効果を生み、
まず最初に資産デフレを食い止めるということになります。
これは結構重要な金融緩和の効果だと思いますが
いかがでしょうか? - 29 :ららら:2001/07/11(Wed) 03:51
- うわっ、書きすぎた。
ゴメンナサイ。 - 30 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 04:27
- ずっとよく分からないのですが、デフレってなにが悪いのでしょう。
たしかに、予期されない急激なデフレは、債権者への所得移転になるので、
有効需要をさげることになるのかもしれませんが、
今の日本に起こってるような緩やかで、かつ、予測可能なデフレの何が
問題なのでしょう?
そもそも、IS-LMでは価格水準の減少はLMの外側へのシフトになる
わけだし。 - 31 :@:2001/07/11(Wed) 07:28
- >そもそも、IS-LMでは価格水準の減少はLMの外側へのシフトになる
>わけだし。
そこらへんは教科書の「流動性の罠」にのってると思う。
果たしてインフレなしで経済は成長するか?という疑問がわいてきますが
これは古典派、ケインズ派(あまり詳しい分類はわかんないです。)
で意見がわかれるんじゃないかな?でも、少なくとも今の日本は
問題だと思う。 - 32 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 08:06
- ここ10年良いデフレで、財政赤字が何倍になったか。
もう財政赤字は増やせないっと。 - 33 :すりらんか:2001/07/11(Wed) 09:39
- >>13さん
>複数均衡ではない、と言ったあとで緩和論を述べてほしいです。
えーと,複数均衡の話しは腐るほど学術論文出ていて金融緩和によって複数均
衡の低位均衡を避けられると言うものも多いです.ついでに不良債権消却によ
って経済が立ち直るというなら(実は資金需要はあって不良債権の問題が「資
金の流れをくい止めているだけ」)実質金利にも効果があるといっているに等
しいと思いますよ.
>理論面では「複数均衡のうち、どういうときにどの均衡が選ばれるのか、よい
>均衡へのジャンプを起こすにはどうしたらよいのか」という研究をする必要
ニューケインジアン流に言うと,オールドケインズのやってたことは全部これ
なんです.ニューケインズがなぜ「ニュー」なのかというといわゆるアドホッ
クなケインズ経済にミクロ的基礎をつける点が「ニュー」なんであって,問題
意識や結論が違うわけではないんです.道具立ての問題.私,ニューケインジ
アン専門のひとつなんで「複数均衡こそがニューケインズでそれは全然今まで
の経済学と違う」なんていわれるとつっこみたくもなります.
>貯蓄のペナルティなんかがあれば、私だったら、金とかに投資をする一方、
>消費はいっそう控えると思いますが、世の中の人たちは、ばんばんモノを
>買うようになるのですか。
ここについてはそれこそニューケインジアンの小野理論でも参照下さい.つい
でに私,前レスでそうやってリスク資産に資金が流れるのは好ましいと書いた
でしょ?でも金はやめときなさい(爆).
『日本経済の罠』は良い本だそうなので,それを読んで感動するのは大変良い
とおもいますが,それが全てだというのは馬鹿な話しです.13さんが「伝統的」
「教科書的」と呼ぶ議論についてもしっかり勉強する必要がある. - 34 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 11:15
- 複数均衡といってもいろいろ意味があって
オールドケイジアンのそれはぼやっとした均衡概念(そもそも均衡なのかも
わたしにはよくわからんですが)であり,
ゲーム理論的に複数ナッシュ均衡とはみなせないような気がします.
すりらんか氏が言うように,
ニューケインジアンではミクロ的基礎付けをした=均衡概念として
ナッシュ均衡を選んだわけですが,
少なくともゲーム理論の世界では,
均衡のジャンプについての説得的議論はありません.
だから,オールドケイジアン的均衡の移動と,ニューケイジアン的均衡の移動と
区別する必要があると思いますが,いかがでしょうか.
オールドのような連続的な均衡の移動であれば緩和政策は有効でしょうが,
ニューのような離散的均衡の移動については緩和政策はあまり有効でないと思います. - 35 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 11:18
- >ニューのような離散的均衡の移動
訂正.
小林・加藤のような離散的複数均衡の移動 - 36 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 11:24
- >ここについてはそれこそニューケインジアンの小野理論でも参照下さい.
理論のことを言っているのではありません.
そんな理論はいくらでも作れます.
わたしは「皆さんは個人として,消費を活発化させますか?
と聞いているのです.
私自身は将来所得に対する不確実性から消費をおさえようとしています.
貯蓄へのペナルティはさらに不確実性を増すことになるので,
景気回復につながるような消費の活性化は私はしないですけど,
みなさん個人はそうではないのですね?と確認したまでです. - 37 :ドラエモン:2001/07/11(Wed) 11:46
- >36氏
インフレによる金融資産の減価の効果(キャピタルロス)と、景気動向による所得の先行きについての見通し(カレントインカム)は、一応区別して考えた方が良いんではないですか?大インフレ期のように一年で30%位のキャピタルロスが生じる場合ならいざ知らず、せいぜい5%以下のインフレを達成しようというインフレターゲティングと、現行統計始まって以来の5%台に乗ろうかという失業率や財政赤字の拡大を比較すれば、答えは自ずから明らかだと思いますけどね。 - 38 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 11:57
- 理論的にはもちろんそうです.わたしは
個人的感情として,みなさんはそういう理屈が納得いくのですね?
と確認したかったのです.
金融緩和やインフレによる一時的な家計から企業部門への所得の移転によって,
みなが将来所得が増えると合理的にきたいしているのならよいのです.
橋龍増税では,理論的にはあそこまで消費を冷え込ませることは
なかったと思うのですが,その後,みな合理的になったというなら
それはそれで億けーです. - 39 :すりらんか:2001/07/11(Wed) 12:31
- >だから,オールドケイジアン的均衡の移動と,ニューケイジアン的均衡の移動と
>区別する必要があると思いますが,いかがでしょうか.
なるほど.確かに言われてみれば….ゲームを良く知らないのですが,ゲームに
おいても行動が対称的ならなんでもN.E.みたいなモデルは作れますよね.また少
なくとも,マクロでつかわれる離散的均衡は一種の単純化だという思いが強くあ
るのです.特に,「上か!下か!」みたいなごく単純な複数均衡のモデルはあく
まで単純化のための方便では?
>ニューのような離散的均衡の移動については緩和政策はあまり有効でないと思い
>ます
そうだろうか?
http://www22.big.or.jp/~15ch/readres.cgi?bo=economy&vi=0175&rm=50
のすりらんかモデル(自爆)をいじって緩和策の有効性を出すことは容易だと思
いますよ? - 40 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 13:23
- >マクロでつかわれる離散的均衡は一種の単純化だという思いが強くあるのです.
必ずしもそうではないと思います.
Diamond and Dybvig,Kiyotaki and Wrightなんかは
戦略空間の性質上,均衡は離散的であり,政策変数をちょこっと変えたからといって
均衡のジャンプはおこらないと思います.
Diamondのサーチモデルは,戦略の離散化は単純化ではありますが,
均衡が離散であるというのは,モデルの単純化というよりは,
ペイオフ構造からの自然な帰結です.
戦略空間が連続であっても,
ナッシュ均衡が連続的に存在しないゲームはいくらでもあります.
セルフインフォーシングな均衡が離散的にある場合,
均衡のジャンプをおこすのはなかなか難題だと思います.
その意味で,オールドケイジアンとニューケイジアンとは
理論的射程が相当違うようにみえますが.
>すりらんかモデル(自爆)をいじって緩和策の有効性を出すことは容易だと思いますよ?
そういうモデルがあるのは否定せんのですが
小林・加藤のモデルではおこらないということです.
彼らのイイタイことはまさにそこにあり,
そこから従来のような政策ではダメだと言っておるわけです. - 41 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 13:43
- >>13
御本人か関係者の方ですか? - 42 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 13:58
- まさか.わたしは,単に
昨今のややヒステリックな緩和議論に,
違和感を覚える一市井人です.
小泉内閣の異常なまでの高支持率に対する違和感と似てるかも.
議論のバランスの悪さという点で.
バランスをとるネタとして小林・加藤をあげただけであり
別に彼らの主張に全面的に賛成するわけでもない.
あの本には応用ゲーム理論についての誤解と思われる記述も実はあるし. - 43 :ドラエモン:2001/07/11(Wed) 14:30
- >昨今のややヒステリックな緩和議論に
それは言える。大体、量的緩和論者の少なからぬ人が訳分かってないのは事実です(爆)
95年以来、現金通貨供給残高の増加率は異常に高いわけで、「世の中をお金でジャブジャブにする」というだけならとっくの昔に量的緩和は実現してるし、時間軸効果を通じて長期金利の引き下げを図るなんて無意味なステートメント。マネタリーベースの増加率だって、実は関係ないけど、そう言う人も少ないし。本質はクルッグマン提案に有るとおり、中長期のインフレ期待にどう働きかけるかなんだけど。
もっとも、>42さんは「貯蓄へのペナルティー」には否定的だから、僕も「ヒステリック」な奴の分類に入るだろうけど・・・。 - 44 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 14:49
- >マネタリーベースの増加率だって、実は関係ないけど、
>そう言う人も少ないし。
日銀関係者以外で「関係ない」と述べた人を初めてみました.
これが市井人の普通の感覚ですが,
訳わかっているはずのマクロ経済学者の一部も
マクロ経済学の「素朴な」マネー観に立脚して
まだベースマネーの供給が足りない,
と主張しているようにみえますが,
訳分かってて言っているのか,わかってないのか,
私には訳わかりません. - 45 :ドラエモン:2001/07/11(Wed) 15:36
- ちょっと遡りますがプロボーラ氏@>>20
確かに山椒ですな。それも年季の入った奴だ(爆)サプライサイドって騒ぐなら結局は多部門モデルで考えるのは当たり前と思うが、どうも「新古典派」的に余暇と労働とか現在消費と将来消費の代替みたいな議論になるから訳ワカラン話しになりますよね(w) - 46 :ららら:2001/07/11(Wed) 16:58
- >44氏
確かに岩田さんあたりは、ベース・マネーの供給から
マネー・サプライの伸び率へと転化させようとしているふしがありますが、
このチャネルはちょっと無理っぽいというのは、私もドラエモンさんに賛成です。
(ほんとはこのチャネルをたどってくれればどんなに話が早いことか)
ですから、むしろ金融緩和が中長期のインフレ期待に働きかけるような作用、
つまりポートフォリオのリバランス効果を狙っていきたいということだと思います。
で、見識のある44氏には失礼な質問かもしれませんが、
あえてもう一度たずねると、
通貨当局が自身の発行する貨幣の価値を落とそうとしている。
で、この場合紙幣を保有することは他の資産を保有することよりも
不利化しますね。
その時、44氏はやっぱりそれでも貴金属に投資をしますか? - 47 :ドラエモン:2001/07/11(Wed) 17:04
- >ららら氏
岩田さんも理論的変遷があって、最近は明確にクレジット・チャネルの話しになってます。 - 48 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 19:19
- 手っ取り早くは金融資産以外の資産課税減税だよ、懲罰的っていうぐらい高すぎるんだから。
- 49 :すりらんか:2001/07/11(Wed) 23:29
- 東洋経済読みました.参考文献には確かにびっくり.期待インフレ率の
引き上げが必要なんだという論点は全くその通りですね.
で,話しを戻すと,いつまでも消却されない不良債権があるから貸借が
スムーズに行われず日本経済が低位均衡から抜け出せない,という話し
で前提になっているのは「貸借がスムーズなら貸借は行われ経済は高位
均衡に移るはず」との考え方ですよね.私自身これについては結構支持
できるなぁと考えているのですが,「それさえやれば」という議論には
13さん(コテハンつけません?)がインフレで万事オッケーに反感を感
じるのとと同じ理由で賛同できません.不良債権処理に伴う倒産等の痛
みの部分はこの際追いとくとして,この不良債権処理に対しインフレタ
ーゲットをおこなうことがマイナスになる要素はあるのでしょうか?イ
ンフレが銀行の問題先延ばしを助長するという意見もあるようですが,
これには相当懐疑的です.
最もインフレターゲット論にもアキレス腱があり期待インフレ率の引き
上げなんて出来るのかい,との問題はある.これについては話題が一段
落したら話し合いましょう. - 50 :名無しの夏:2001/07/11(Wed) 23:32
- >(「小林・加藤流」のはなしってどういうのですか?)
わかりやすくいえば(ちょっと違うけれど気持ちとしては),
Bernanke-Gertler理論やKiyotaki-Moore理論の
複数均衡・理論精緻化バージョンみたいなものです.
>インフレとデフレ、現象は違いますが、
中央銀行制度が設立された歴史的経緯にあるところの
インフレの原因はマネーの規律のない発行です.
マネタリーなことが原因なので,
マネタリーな手段で対応しようってのは道理です.
いまのデフレと不況の原因は,
必ずしもマネタリーなものではありません.
中央銀行に求めることも違ってくるのが道理というものです.
>その時、44氏はやっぱりそれでも貴金属に投資をしますか?
金というのはたとえです.
フィアットマネーによる貯蓄にペナルティが生じるのであれば
ペナルティが生じないような貯蓄手段を探すということです.
土地でもよいです.地価が上がって,そこから景気回復に
つながることはあるかもしれません.
いずれにせよ,老後が心配なので(といってもそんなに歳でもないですが)
貯めても無駄だからといって,今の消費をバカバカ増やしはせんです. - 51 :すりらんか:2001/07/11(Wed) 23:41
- >フィアットマネーによる貯蓄にペナルティが生じるのであれば
>ペナルティが生じないような貯蓄手段を探すということです.
耐久消費財購入というタイプの貯蓄というのもありますし,資金運
用が多様化すれば「お金のまわり」が不良債権で身動きのとれない
銀行の頭越しで行われることになる.これは銀講にとってもそうと
うな改革圧力にはなるかと思います. - 52 :13=・・・=44=祝ヤクルト奪首:2001/07/11(Wed) 23:46
- >「貸借がスムーズなら貸借は行われ経済は高位
>均衡に移るはず」との考え方ですよね.
小林・加藤をよく読んだ上でゲーム理論的に考えると分かることなのですが
彼らの提言は高位均衡に移るための必要条件に過ぎません.
彼らの提言を実現すれば,高位均衡へのハードルの高さがゼロにはなるが
だからと言って高位均衡に移るとは限らない.
>「それさえやれば」という議論には
なので,私も賛成しません.
前にも書いたように,わたしが最も違和感を覚えるのは
バランスの悪い議論,ヒステリックな緩和論です.
円の支×○みたいな,
とても知的に誠実に書かれているとは思えないような本が
ベストセラーになるようなこのご時世です.
きちんとした経済学のバックグランドをもった人々が
緩和論のみを唱えることは,たとえてみれば
(極端なのを承知で言いますが)
ヒトラーの勢力拡大に知識人が大きな声で反対しなかったのと
同じようなものだという気がします. - 53 :ヤクルト’:2001/07/11(Wed) 23:49
- いまどきの耐久消費財は数年で陳腐化するので買いません.
銀行の改革圧力にはなると思いますが,とても間接的な改革圧力ではある. - 54 :ドラエモン:2001/07/12(Thu) 00:58
- >ヒトラーの勢力拡大に知識人が大きな声で反対しなかったのと同じようなものだという気がします.
ハァ。量的緩和論主張するのも命懸けなんですけどねぇ。何人かの先生に脅迫状とか来てるみたいよ。
それと木村某氏の「ハイパーンフレ必至」とかいう煽りも、ヒステリックさではヴェルナーも顔負けだと思うけどね(藁えない(宇津 - 55 :ヤクルト’:2001/07/12(Thu) 01:18
- >木村某氏の「ハイパーンフレ必至」とかいう煽り
あれは単に北陸人特有の虚勢はりです.
>ヴェルナーも顔負け
あれは少し電波はいってます. - 56 :ららら:2001/07/12(Thu) 02:08
- >ヤクルト’様
おっしゃるとおり、あまり感情が入りすぎて、まわりから木村某氏とかと一緒になって
見られてしまうのであれば、あまりうまくはありませんね。
まぁ、そう見る人はそんなに多いとは思えませんが。
ただ、現象的には先に日銀の中途半端な政策と頑なな姿勢があったとは思いますよ
(80年代からずっとだけど…)。
やっぱり、裁量的な政策は“Too late too small.”
ではまずいのではないんですかね?
政策発動のタイミングが困難なことは、
新古典派からずっと批判されてきたことではないでしょうか?
ですから、私は橋本行革に対し「やったことは悪くはないんだ」というような言い方を
する人があまり信じられません。
それにしても、私の割と近くにもやはり、
ヤクルトファンのアンチ金融緩和論者いるのですが。
まさか…。
こっ、怖すぎる…。
いや、やっぱりヤクルトファンは金融緩和が嫌いなんだということにしておこう(笑)。
だって、オーナーがジャイアンツファンなんて変なチーム応援してるんだもん。
うん、うん、納得、納得(笑)。 - 57 :名無しの夏:2001/07/12(Thu) 05:37
- ヤクルトファンの方は金融緩和は効果がないと主張されていますが、
効果がなくても、別に害があるわけではないのですから、
やるだけやって政府にボールを返せばいいんじゃないですか?
まさか、スタグフレーションが来るとでも? - 58 :名無しの夏:2001/07/12(Thu) 05:40
- 量的緩和に効果がないという議論はたくさんありますが、
やってはいけない理由を聞いたことがないのは私だけでしょうか。
model uncertaintyの議論からは、こういう場合は大抵、
「とりあえず、やっとけ」的な結論が正当化されると思います。 - 59 :ドラエモン:2001/07/12(Thu) 11:32
- もう、ここ(&弐扁)だけでも1年以上に渡り量的緩和and/orインフレターゲットに関し
堂々巡り(というか、私は元々緩和論者で、すりらんか氏は徐々に緩和論に傾き、批判者
が時々出てくるパターン)を繰り返してます。ついては、自説からは離れて一般的な感想。
この問題は、結局のところ純経済的な意味で高橋財政とかライヒスバンクを使ったナチス
の政策が世界恐慌からの脱出に役立ったか否かについての評価の問題になるんだと思う。
もちろん、高橋財政については円の大幅切り下げで近隣窮乏化輸出をとったに過ぎないと
いう批判があるのは承知してますが。
旧平価復帰と震災手形の組み合わせっていう大戦前の状況と、プラザ合意と不良債権とい
う組み合わせはある意味パラレルですし、フォードシステムの確立と情報化経済の台頭と
いうのもパラレルです。基本的には、世界大恐慌時と基本的な条件は同じに見えるのは私
だけなんだろうか? - 60 :名無しの夏:2001/07/12(Thu) 15:46
- 世界恐慌当時にしてもつぶれる企業がつぶれてウミを出してきってから
経済が回復したのであって いまのようにウミをかかえたまま
BSチャネルも クレジットチャネルもぶっこわれた状態のままで
やみくもにベースマネーの供給を増やしたからといって効果はしれてるのではないでしょうか
数%のインフレによる負債の減価で不良債権問題が解決するわけでもなし - 61 :ドラエモン:2001/07/12(Thu) 16:55
- >60
いや、だから事実として高橋財政やライヒスバンクの赤字国債の中銀引き受けは機能した
わけでしょ?もちろんその効果のメカニズムについてはいろんな意見が有るだろうけど。
それから「数%のインフレ」が不良債権削減に効果があるかどうかは、その支出に与える
効果が問題で債務の実質残高に与える効果はどうでも良いでしょう。それが目的なら、
正真正銘ハイパーインフレなわけで(w)
それから財政赤字の持続可能性の問題も無視できない。さし当たり対名目GDP比率の
安定化を実現するだけでも名目成長率>金利(フィッシャー効果は1以下として)の実
現のためなら、数パーセントのインフレでも効果は有るんじゃない?特に、財政破綻の
可能性がリカード効果でも何でもセンチメントに効くなら(僕はそう思わないけど) - 62 :ドラエモン:2001/07/12(Thu) 17:54
- >ヤクルト’殿
経済セミナーめくってたら「夏に読もう30冊」と言う特集で、東京経済大学のセンセイ
が「通貨の堕落する日」を押してた。曰く「近未来を予測する経済小説のニューウェーブ
」であり「日本経済を再生するには、なにが必要なのかを考えさせてくれる好著」だって。
ただし、野口旭せんせいの連載エッセイは、またまた結構でした。 - 63 :石井逝ってよし:2001/07/12(Thu) 23:32
- 「通貨....」はちらっと立ち読みしかしておらんのです.
役人系の人の書いた小説は
「3本の矢」の読後感があまりにむなしかったので,
それ以降は買わないことにしております. - 64 :名無しの夏:2001/07/12(Thu) 23:52
- >>63
小林さんって通産省の人ですけど、
シカゴ大でルーカス教授のんもとPh.Dを取っています。
顔は爆笑問題の田中に瓜二つです(w - 65 :名無しの夏:2001/07/13(Fri) 00:32
- >何が必要か考えさせてくれる
正しい経済学の知識じゃないの? - 66 :名無しの夏:2001/07/13(Fri) 15:31
- 日銀の政策委員会、現状維持を決定。竹中は文句言わず。ダウ上昇後も日経下落。
http://news.msn.co.jp/articles/snews.asp?w=32225
竹中の金融政策に対する知識ってどんなもんなの?
構造改革のデフレ+金融政策の中立→デフレスパイラルって構造が見えてないらしい。 - 67 :み:2001/07/13(Fri) 15:56
- 量的緩和がクレジット増加につながる経路は確かに不透明な部分はあるけど、日銀の意思表示ってマーケットのセンチメントには必ず影響を与える。日本はまだまだとはいえ、ディスインターミフェィエーションはだいぶ進んでるわけで、マーケットを無視した金融政策っておかしいんじゃない?銀行の機能不全が続いてるなかで株式市場までつぶされたら資金調達が出来ずにますます成長率は落ち込む。
そういう意味ではグリーンスパンは徹底的に批判されるべき。最近の利下げはともかくとして、バブルを放置した責任はあるでしょう。ITバブルは銀行じゃなくて株式市場の過剰流動性が原因なんだから。彼は96年当時から根拠なき熱狂とかいってたくせに何もしなかった。置かれてる状況はちがうけど、今の日銀と罪は同じだと思う。 - 68 :みーく:2001/07/13(Fri) 16:01
- 訂正
み→みーく
ディスインターミフェィエーション→ディスインターミディエーション - 69 :@:2001/07/15(Sun) 01:33
- >グリーンスパン
でも、ダウはあそこから倍くらいのところを、うろうろしてるし
ドット・コム・バブル(?)は中央銀行のせいではないと思う。
逆にいえば、うまく行きすぎたので、なんでもありを信じた
投資家のせいだとおもうけど。 - 70 :ドラエモン:2001/07/15(Sun) 01:46
- >@
成功しすぎの「モラルハザード」みたいなものだよ。 - 71 :@:2001/07/15(Sun) 04:58
- え?ドラさんわかんないです。
でも、個人的には10年続いた好景気と
この間はじけたドットコムばバブルは分けて
考えないといけないような気がします。 - 72 :みーく:2001/07/15(Sun) 17:30
- でも如実な例としては99年後半のIT株急騰は2000年問題を過剰に意識して流動性を供給しすぎた影響があるわけでしょう。2000年以降のバブル破裂はその過剰流動性を吸収しようとした動きと関連してるわけだし。日本の80年代しかり、アジアの通貨危機しかり、バブルはほとんどの場合で中央銀行の政策の失敗ですよ。99年まで米国の投資家がなんでもありを信じたのは「グリーンスパン神話」を信じてた部分があると思う。中銀がCPIばっか目標にして資産価格の動向に無責任決め込むっておかしくないですか。(日銀はCPIのデフレにも無責任なようだけれども。)
- 73 :名無しの夏:2001/07/15(Sun) 18:32
- 良くも悪くもアメリカはインフレで掃けてゆくんじゃないの。
過去の流動性なんてものは・・・。 - 74 :名無しの夏:2001/07/15(Sun) 18:39
- >でも如実な例としては99年後半のIT株急騰は2000年問題を過剰に意識して
>流動性を供給しすぎた影響があるわけでしょう。
>2000年以降のバブル破裂はその過剰流動性を吸収しようとした動きと関連してるわけだし
それってホントですか?
2000年問題からみのベースマネー供給増は
インターバンク市場参加者が
システミックリスク顕現化等による資金ショートをおそれて
「手元に流動性をもっていたい」
という形の流動性需要の増大に対応したものです.
インターバンク市場参加者が,資金ショートをおそれてゲットした流動性を
非流動的資産にもちかえるというのは道理に合わない話です.
だから,2000年問題絡みの流動性増がIT関連株へのマネー流入に
つながるというのも道理に合わないようにみえるのですが,
何か根拠でもあるのですか?
> 中央銀行の政策の失敗ですよ。
うーん,極論にしか聞こえないのですが..
日本のバブル崩壊も,一番きいたのはMOFによる不動産向け貸出の抑制だし. - 75 :@:2001/07/15(Sun) 22:34
- 2000年問題の資金が株相場に流れたのは良くテレビで言ってましたね。
でも、これは中央銀行のせいではないでしょう。(みーさんは別にそういってる
ようには聞こえないけど、一応)
ドットコムバブルはNASの株価を見ればひどいの一言ですが、もともとNASは
高リスクの株式投資の中でも、リスクがさらに大きい。さらにいうならば、株価を
見て中央銀行が金利政策をするのはおかしい。というか間違ってる。
やはり、物価の安定という観念からするのが、中央銀行の使命でしょう?
日銀の日本のネット(小)バブルをゼロ金利政策の失敗だという人は
いないしね。
でも、あのNASのあげ方は普通じゃななかったですよね。何でだろ?
空売りヘッジファンドの買戻しとか、一時的に個人の貯蓄が急速に
回ったのかも知れないし、デイトレードがはやって個人で資金
無い人が信用(マージンっていうのかな?)やったからかもしれない。 - 76 :名無しの夏:2001/07/15(Sun) 23:13
- >良くテレビで言ってましたね。
データありますか?
マネーサプライが増えないのに一部の資産価格があがると
ベースマネーを増やしたからだとされる.
バブル期のように,ベースマネーは極端に増えてなくとも
資産価格が上昇したのはマネーサプライが増えたからだとされる.
かように資産市場におけるマネーの流通速度は
わけわからん,コントロールできないものだと思います.
経済理論でもちゃんとはわかってない.
それでもなお,みーさんは,
資産市場についても中央銀行は責任をもつべきだ,というのですか?
専門の経済学者がわかってないものを,
中央銀行はわかるべきなんでしょうか?
だとすれば,どうしたらわかるんですか? - 77 :@:2001/07/15(Sun) 23:30
- ないです、ないです。
年末の急騰を説明するのにアナリストがよくそういってました。
私はそれを信用してるわけでも、信用してないわけでもないです。
どちらにしても、たいしたインパクトでは無かったはずです。 - 78 :みーく:2001/07/16(Mon) 01:25
- >インターバンク市場参加者が,資金ショートをおそれてゲットした流動性を
>非流動的資産にもちかえるというのは道理に合わない話です.
>だから,2000年問題絡みの流動性増がIT関連株へのマネー流入に
>つながるというのも道理に合わないようにみえるのですが,
というか、資金ショートに備えて銀行が必要とする以上の資金をFRBが供給したんだと思います。それに銀行が直接株式投資をするわけじゃありません。銀行→証券会社→個人(マージンローン)など、経路はいくつかあるし、証券会社向けの貸付なら会計上は銀行にとっては流動資産になります。量的な面で実際いくら流動性が株式市場にながれたかっていうデータを出せといわれても困りますが、金利引上げを2000年問題を考慮して引き伸ばしたとすれば、単純に考えて債券市場から株式市場に資金が流れていくでしょう。 - 79 :名無しの夏:2001/07/16(Mon) 01:47
- >資金ショートに備えて銀行が必要とする以上の資金をFRBが供給したんだと思います。
だとすれば,市場金利がさがるはずではありませんか.
>それに銀行が直接株式投資をするわけじゃありません
えーと,2000年問題で懸念されていたのは,
短期のマーケットでショートがおこるのではないか,ということだと理解しています.
なので,ゲットした流動性をわざわざまた短期のマーケットに
ほうりこむ理由がよくわからないのですが.
また,短期じゃない貸し出しであれば,流動性は著しく低く,そういう貸し出しを
行うインテセンティブが生じる理由もわかんないです.
教えていただけるとありがたいです. - 80 :みーく:2001/07/16(Mon) 02:34
- >かように資産市場におけるマネーの流通速度は
>わけわからん,コントロールできないものだと思います.
>経済理論でもちゃんとはわかってない.
>それでもなお,みーさんは,
>資産市場についても中央銀行は責任をもつべきだ,というのですか?
本当に金融政策と資産市場の動向が関係ないなら責任の持ちようはないですね。でもそうですか?
今は主要国の金融政策はマネーサプライをターゲットにベースマネーをコントロールするってやりかたじゃないでしょ。CPIとの関係もよくわからなかったんだから資産市場におけるマネーの流通速度ってのはそもそも意味がないと思いますよ。
実際には90年代からインフレターゲティングの枠組みが支配的になりつつあるけど、これって中銀は実はあんまり定量的に効果のあるツールはないんで、将来の期待の形成に働きかけることで物価を安定させましょう、ってことでしょ。
で、米国におけるFFレートっていうのはもちろん短期的に資産市場への流動性をコントロールすることはできるけれど、むしろFRBのメッセージとして市場はとらえてる。90年代後半、グリーンスパンはインフレが起きてないからぎりぎりまで金利を上げなかった。市場はこれをFRBによるニューエコノミーの追認とみて株価の上昇に拍車をかけた。アメリカの低インフレって生産性上昇によるものっていうけど、超過需要を海外からの輸入で賄ってたからで、その分経常収支は悪化してる。ちょっと前のアジア諸国と同じ構造。 - 81 :みーく:2001/07/16(Mon) 02:35
- 株式市場がクローズド・サーキットでリスクの負担者が株式投資家だけなら影響は限られるけどこれだけ規模が大きくなれば株価急落で逆資産効果も起きるし金融不安も起きる。例えば株価上昇で資金調達余力の上がった通信会社は銀行や債券市場から大規模に借り入れてるし、一部はデフォルト一歩手前まで来てる。
バブル破裂で米国だけじゃなく世界中が迷惑してるわけでしょう。グリーンスパンはバブルの形成を食い止められたかもしれないのにそれをしなかった。なんでみんな怒らないのかなあ。
日本の80年代のバブルは構造が全然違うのでまたの機会にしますね。 - 82 :みーく:2001/07/16(Mon) 02:47
- >79
即レス感謝です。
>だとすれば,市場金利がさがるはずではありませんか.
実際そうだったのでは?それは株式市場にとっては好都合です。
>ゲットした流動性をわざわざまた短期のマーケットにほうりこむ理由がよくわからないのですが.また,短期じゃない貸し出しであれば,流動性は著しく低く,そういう貸し出しを
行うインテセンティブが生じる理由もわかんないです.
銀行が2000年問題対応で必要とする以上の資金があるということはおっしゃるように資金コストが下がるということで、普段なら割に合わないような短期の貸付もおこなうはずです。期間のミスマッチによるリスクも賄えると判断すれば一部は中長期の貸付にも向かうでしょう。そうやって資産市場にもお金が流れていくということです。 - 83 :@:2001/07/17(Tue) 12:34
- えーっと、誰もレスしないんで私が答えてみます。
ドット・コム株安は中央銀行の責任か?
との事ですが、基本的には違うと思います。
金融緩和で景気が良くなったので、それを見越して
投資家が株を買う、又は個人が株を買う。
個人が買ったのは、預金の金利が低かったら
だとすれば、それなりに因果関係が成り立つわけですが、
NASやドットコムの会社の株を金利が低いからといって
買う人はいないでしょう。証券会社が安全高利回り
をうたって個人をだましたのだとすれば、SECの管轄でしょうし。(?ですが)
金融危機が起こってそれでも、何もしないというのはおかしいですが、
金融危機は起こってないし、ジャンクボンド買った人は自己責任です。
金融政策はGDPが潜在GDPをうわまわら無いように、したまわらないように
することであって、GDPGAPが+になると引き締めということになりますが
GDPGAPは見えませんから、CPIを見ることになります。
だから、CPIが大幅に上昇しなければ経済は順調に成長してるわけですよ。
それを見越して、投資家は買う。逆に物価が上昇してないのに、金利を上げて
成長を遅らせたなら、それは中央銀行の失敗を意味します。
GDPが順調にあがっていて、物価もそのままならいうこと無いじゃないですか?
もしDOWが6000の時にこりゃいかんといって、好景気をつぶしていたとすれば、
それこそ、みんなが怒っていたでしょう。 - 84 :@:2001/07/17(Tue) 13:01
- うーむ。自分で読んでみたけど、なんか爆撃されそうな予感…。というか内容・・。
おてやわらかに、おねがいします。 - 85 :みーく:2001/07/17(Tue) 20:37
- よかったー。無視されてなくて。(藁
中央銀行が資産価格をターゲットにするべきだってのはちょっとウケ狙いもはいってたんで、正確じゃないです。いいたかったのはCPIって金融政策にとってそんな金科玉条じゃないんじゃないか、ってこと。
貯蓄-投資=財政収支+経常収支
ですよね。CPIさえ安定してればすべてよしってのは対外的なバランスが取れてる場合であって、経常収支の赤字が続いているアメリカはあきらかに消費と投資が過剰だった。経常赤字だと普通通貨安でインフレ要因になるけど、ドル高でそれも抑制された。
経常赤字が正当化されるのはそれに見合うだけの海外からの資金流入が生産的な投資に向けられて将来の供給力を増加させるかどうか。でもITバブルの破裂で投資はいますごい勢いで縮小してるでしょ。普通の国なら海外からの資金流入がとだえて通貨危機でおじゃん。
でも家計部門の消費は落ち込んでいない。(世界七不思議のひとつ。)なんとかなるかもっていんで、まだアメリカにカネが流れてる。日欧もだめだし他に行くと来ないからってのもあるけど。これで消費がこけたら確実にリセッション突入だし金融不安も起きる。
こういう状況は安定成長とはいわんでしょう。グリーンスパンは96年くらいから「根拠なき熱狂」とかいって、こういう状況うすうすわかってたと思う。たしかにダウ6000くらいの時に引き締めやってたらみんな怒るよね。でもはやめにやっとけば成長率が1%程度下がるくらいの話で、それとひきかえに今の不安定な状況が回避できたとすればよっぽどいいんだけど、それができなかったのが彼の小心さと、エコノミストとしての限界だった思う。 - 86 :すりらんか:2001/07/17(Tue) 23:15
- >CPIって金融政策にとってそんな金科玉条じゃないんじゃないか
CPIという基準(かつてはコールレートという基準)がないと,金融政策の
目標が何になっているのかがわからないからでしょうね.「総合判断」され
るよりよいという話しでしょう.上で誰かが書いてましたが中銀の「目標」
ってけっこうなアナウンスメント効果があるのは確かではないだろうか.そ
の意味でもわかりやすい基準設定がいる.余談ですが,日銀があんなにも「
量的緩和やりたくねー,デフレはいいことだけど,俗世間がうるさいから言
うだけ言ってみなくなくもなくもない(藁)」という態度だとせっかくのア
ナウンスメント効果台無しだと思う.
>家計部門の消費は落ち込んでいない。(世界七不思議のひとつ。)
これほんと謎なんですよねぇ~…….なんでなんでしょうこのラチェット
効果の強さは.これに対して何か説明を与えているものってありますか? - 87 :名無しの夏:2001/07/18(Wed) 00:07
- みーくさんは真面目に中央銀行が資産市場のバブル形成をくいとめられると思っているようなので教えてください.
まず,歴史的に見て,バブルは潰れたあとにはじめてバブルるものばかりです.ふくれている最中にバブルとわかっているものってないんですね.だいたい,バブルと分かった時点で,つぶれはじめるわけですから.そこで,中央銀行はどのようにしたら,世間がそれをバブルと分かっていない時点で,バブルだと判別すればよいのですか? - 88 :名無しの夏:2001/07/18(Wed) 10:55
- >>87
>まず,歴史的に見て,バブルは潰れたあとにはじめてバブルるものばかりです.ふくれている>最中にバブルとわかっているものってないんですね.だいたい,バブルと分かった時点で,
>つぶれはじめるわけですから.
そうはいえないと思う。
オランダのチューリップにせよ、日本のバブルにせよ、
異常な好景気がバブルであるということは、その最中にも認識はされていた。
ただ、いつ崩壊するかという予測がまちまちであったために、
有効な政策を準備できなかっただけではないか。 - 89 :@:2001/07/18(Wed) 12:09
- 中央銀行にとっては失業率の低下を取るか、物価の安定を取るか
が問題なんですが、失業率は低く物価は安定してる。
トレードオフとなるものが見当たらないんですよね。
みーさんのあげる金融危機や通貨危機はアメリカに限っていえば
今のところ問題無いみたいですし。(シティーバンクは増益だそうですし、
ドル相手に空売りするヘッジファンドなんて、いないだろうし)
「グリーンスパンにアメリカ人がおこるなら、日銀総裁は打ち首だ」って気もするし…。
資源が最大限に生かされて、なおかつインフレ無しなんだから満点挙げたいくらいです。
確かにIT投資は落ち込んでるだろうけど(よくは知らない)ズルズルいちゃうより
良いと思う。IT関連企業はズバズバ首切ってるしね。日本の企業は10年前のバブル
の清算のための首切りを、今になってようやく本腰入れてきたってのに比べると、
経済的にはよっぽど健康的だと思うんですよね。かつての日本野球みたいに日銀も
外人選手がいるのかな? - 90 :みーく:2001/07/18(Wed) 14:23
- >86
そうなんですよねー。どうも日銀には1920年代のライヒスバンクの教訓が染み付いちゃってるみたいでインフレは低ければ低いほど良い(マイナスでも?)みたいなのが遺伝子に組み込まれてるんじゃないかと。
それで米国の消費の問題ですけど、ロンドン・エコノミスト誌6.23-29が面白い論文を紹介してた。米国の貯蓄率統計は現金化したキャピタルゲインや年金収入を所得とみなしていない。こういう点を修正したり、クルマなど耐久消費財を投資とみなしてコストを平均化すれば2000年の貯蓄率はマイナスどころか13.9%になるっていう話。次の週では経常収支が赤なんだからネットではやっぱり家計部門の収支は赤なんだって反論も載せてる。でも企業部門の収支が悪化してるなら説明はつくでしょ。米国企業の債務がここ数年で増えてる(要確認)ってのを前提にすると家計部門のバランスっていうのは言われてるほどは悪くないのかなっていう気も最近してきてるんですが。
>89
固定相場制の下で経常収支の悪化を許していいなら、インフレなき、失業なき高成長がつづきますよ。でもアジア諸国はそれでどうなりました?アメリカは資源を最大限生かしてるどころか、他人の貯蓄をつかってまで成長してきたんです。
今の状況はドル高と楽天的な消費者にささえられてるだけで、いま金融不安が起こってないからといからOKっていうわけでもないと思いますが。もっとも米国のバブルは日本ほどひどいもんじゃないし、グリーンスパンも日本の事例をつぶさに研究して日銀とくらべれば迅速に行動してるので、ソフトランディングも可能かもしれません。でも景気が回復したらFRBは経常収支改善を中長期的目標に置くべきです。でないと我々が迷惑する。
>「グリーンスパンにアメリカ人がおこるなら、日銀総裁は打ち首だ」って気もするし…。
打ち首でいいんじゃないんですか?(藁 - 91 :みーく:2001/07/18(Wed) 14:51
- >87
バブル形成の最中でも株価や地価がファンダメンタルズから乖離してることはPERだの収益還元法だのあるわけですから市場参加者は気づいています。でも理由はなくても価格が上がるから買う。問題は売りのタイミングですよね。どこまで積み上げたら砂上の楼閣が崩れるか。
で、多くの場合、中央銀行の政策転換が引き金になってる。中銀はどうせいつかバブルを壊さなくちゃならないんだから、早いほうがいいんですよ。ただ早すぎても健全な設備投資まで冷え込ませるかもしれないし、判断が難しいのは確か。重要なのは中銀がバブルは許さん、っていう姿勢を示すことです。そうすれば市場の非合理的な期待形成を抑えられるわけだから。80年代末期の日銀も、ここ数年のFRBも十分それをやってこなかったですね。 - 92 :名無しの夏:2001/07/18(Wed) 15:43
- バブルの経済理論や,ましてみーくさんの言うような,みながうすうす気づいていてもバブルでありつづけるような非対称情報下の資産価格理論なんてのは,ぜんぜん未発達なんですね.私はこの分野,少し勉強しているんですが,とても中央銀行の政策に使えそうな理論はありません.どうしたらいいんでしょうか?バブルを絶対に許さない,なんて姿勢だけで大丈夫なんですか?バブルと同じ仕組みのねずみ講なんてのは法律で禁止されててもやる人がいるってのに.
- 93 :みーく:2001/07/18(Wed) 19:48
- >92
非対称情報下の資産価格理論ってのはよくわかりませんが、いくらまでだったら買っていいか?っていう投資家には役立つかも知れませんが、中銀の政策にはどうでしょうかね。むしろ単純に効率的市場仮説に基づく理論値と実際の地価や株価を比べてバブルの存在を検証することは可能でしょう。植田和夫がそうやって89年の時点でバブルを警告しています。
あと中銀は銀行与信をモニターすることができるわけで、不動産や株式市場に過剰にマネーが流れていればバブルの警告と受け止めていいと思います。個人や企業が所得を超えてまで投資してるわけですから。実際、80年代末は日本のマネーサプライが異常に上昇して、株や土地にマネーが流れてるのが明らかだったのに日銀は89年5月まで超低金利政策を続けてました。
90年に入ってバブルがつぶれたのは金利引上げもあるけど、三重野の登場が大きいんじゃないですか。バブルは許さん、っていったら実際にバブルがつぶれた。彼の登場は遅すぎたし、その後の彼の政策は「クルマで人を轢いといて、しまったと思ってバックしてまた轢く」ようなものだったけどね。(クルーグマンでしたっけ?) - 94 :名無しの夏:2001/07/18(Wed) 20:17
- >効率的市場仮説に基づく理論値と実際の地価や株価を比べて
>バブルの存在を検証することは可能でしょう。
バブルの検証以上に大変なのは,
どうやってバブルをコントロールするかということです.
バブルがおこる理由は,経済理論的にはけっこう難しくて,
(ちょっと違うんだけれど,数学的には)一種の情報の非対称性に
帰着するのがたぶん標準的だと思います.
それをうまくコントロールする理論ってのはありません.
マクロの人たちは,代表的個人しか考えないから,
市場内に情報の非対称性があって,
それを踏まえた市場のコントロールが大事だって発想は全くありせん.
なお現場の人はそういう発想をしてます.
最近,マーケットマイクロストラクチャー理論が少しはやりつつあり,
そこでは,情報の非対称性と市場動向の理論的解明が中心テーマです.
市場の期待をどう調整するか,なんてのはこれからの課題だと思います.
簡単にバブルをコントロールせよ,と言いますが,
私にはとてもそんなに簡単なこととは思えないのですが...
>三重野の登場が大きいんじゃないですか。
日本のバブル崩壊で一番きいたのは,MOFによる不動産向け貸出の量的規制です.
>彼の登場は遅すぎたし、
最初の頃は,ほっておいてました.
また,バブルをつぶした直後は(MOFの規制が一番効いたにも
関わらず)バブル退治の平成の鬼平などともてはやされていたなんて,
今は昔となったものです. - 95 :ドラエモン:2001/07/18(Wed) 20:57
- 資本主義経済の本質がバブルと切っても切れない以上、バブルを起こさない方法を論じても
意味はないと思う。問題は、結局発生してしまうバブル(この場合、事後的に根拠無き資産
価格の急騰)がパンクした後、それが実物経済にどのような問題を起こすのか?ネガティブ
な面を最小化するような制度的な枠組みをどうやって設計するかではないだろうか?
日本の80年代のバブルの遺産と、95年以降のアメリカITバブルの遺産を比較すれば、
少なくとも「リゾート施設の廃墟」と「インターネットの日常化」では、後に残る効果は
全然違う。
日本の場合ですら、大都市特に東京の都心三区の超高層ビルとシーガイアの類では全然意味
が違うわけでね・・・ - 96 :名無しの夏:2001/07/18(Wed) 21:11
- バブルを起こさないことが、経済学のすべてですよ
- 97 :ドラエモン:2001/07/18(Wed) 21:45
- >96
そんなアホな・・・。理論的に言っても事前的にはバブルか本当の構造変化かは不可知でしょうが。 - 98 :名無しの夏:2001/07/18(Wed) 21:58
- >それが実物経済にどのような問題を起こすのか?
>ネガティブな面を最小化するような制度的な枠組みを
>どうやって設計するかではないだろうか?
まったくそのとおり.
このことを現実的かつ最新の理論的成果を踏まえて
議論を行っている数少ない論者が小林加藤本なので
もっと議論したいのだけど,どうもそういう議論は
苺の人たちにはあまりポピュラーじゃないようですな. - 99 :ドラエモン:2001/07/18(Wed) 23:24
- >96氏
>>95で「バブルを起こさない方法を論じても意味はないと思う」と書いたのは言い過ぎでした。
正確に言えば、80年代後半みたいにマネーサプライ無視、マネタリーベースは統計公表さえ拒否じゃあどうしようもないが、さりとてマネーの量的指標をウォッチしていても(多分)バブルの発生は防げなかったと言う意味ね。最善を尽くしたところで(そして知りうる範囲内で最善は尽くすべきだ)問題は起こるが、その問題をどうやって最小の被害で押さえるかも重要と言うこと。 - 100 :すりらんか:2001/07/18(Wed) 23:26
- >バブルを起こさないことが、経済学のすべてですよ
そんなこともないですよ.あからさまな過剰投資によってそれまで
到底採算ベースに乗らなかった産業が基幹産業として確立していっ
たという事例は多い.いわゆるビックプッシュです(あっ,これな
んかヤクルト’さんに指摘いただいた離散的な複数均衡の議論が本
質的なモデルの好例ですね.)
>小林加藤本なのでもっと議論したいのだけど
小林さんだとディスオーガニゼーションの実証の方がすぐに思い浮
かんじゃうけど,モデルの方はどんな話しですか?っていうか議論
したいならその「さわり」位は自分で紹介しましょうよ. - 101 :名無しの夏:2001/07/18(Wed) 23:52
- >80年代後半みたいにマネーサプライ無視
円高不況でやむをえない部分もあったと言った方がフェアでは?
>マネタリーベースは統計公表さえ拒否
足し算すればいいじゃないですか.
>「さわり」位は自分で紹介しましょうよ.
彼等の議論のベースになっているのは
バランスシートチャネルがぶっこわれているってことです.
だから,緩和論の前に,バランスシートチャネルをどうなおすか,とか,
いや,ぶっこわれていないんだ,とか,
マクロ理論のはやりからいえば,
そういう議論があるのがふつうかと. - 102 :名無しの夏:2001/07/19(Thu) 00:10
- マクロ理論のはやりからいえば,
そういう議論があるのがふつうかと
具体的には
どういう論文があるのですか? - 103 :名無しの夏:2001/07/19(Thu) 00:34
- Bernanke, Gertler, Gilchrist, Kiyotaki, Mooreあたりの人がくさるほど書いてるようですが,私も専門家じゃないのでどれが決定版かわからんです.どなたかお願いします.
- 104 :みーく:2001/07/19(Thu) 00:57
- >99
確かにバブル発生は事前にはわからないですよね。
でも早く検知して対応できれば、最小の被害ですむんじゃないですか。そんな難しい話なんですかね。マネーサプライの動向を見ても発生は防げなかったかもしれないけど、80年代末の伸び率みたらこりゃやばい、なんとかしなきゃって思わないですかね。
ここでバカにされてるヴェルナー先生によれば(少なくとも当時は)日銀は窓口指導で月次ベースで不動産部門向け融資の動向を把握できるわけだし。 - 105 :ドラエモン:2001/07/19(Thu) 01:15
- >>101氏
>>80年代後半みたいにマネーサプライ無視
>円高不況でやむをえない部分もあったと言った方がフェアでは?
87年10月にブラックマンデーがあってドル暴落の懸念から利上げの時期を逸したのは気の毒
だけど、88年中盤以降はどの景気指標でも強烈な拡大過程にあり、円高不況とか対米配慮とか
を言い訳には出来ない。そのころの異常さは、僕程度の人にも自明だったよ。
>>マネタリーベースは統計公表さえ拒否
>足し算すればいいじゃないですか
末残はIMFへの「義理」で昔から公表してたけど、経済学的に重要な月中平残は毎日の準備預
金と現金の増加額のデータが無けりゃ足し算できません。それが公表されたのは89年以降でし
ょう。お世辞にも経済分析フレンドリーではなかった。
大体、今頃になって計量経済モデル開発専門家募集なんかしてるのをご覧なさい。80年代にそ
れまでの伝統(というほどたいしたもんでもないけど)をゴミでも捨てるように破棄してしまっ
たつけが今頃回ってる。これだって、政策審議委員の要請や、内閣府のモデル構築をきいてあわ
てて付け焼き刃で何とかしようとしてるだけでしょう。
誤解を避けるために書いときますが、僕は日銀は失われた10年に関して政策的な対応の失敗の
うちでは「従犯」で「主犯」は旧MOFだと思う。しかし、それだからって居直り的な遁辞を弄
するのは(構造改革が成功して資金需要がでたらそれに応じて緩和を行うって、何それ?それは
景気が勝手に良くなるのを邪魔しないと言うだけでしょう?それを偉そうに総裁談話で話すなよ
と言いたい)あまりにみっともないと思うよ。
>>みーく氏@104
それは、吉川せんせの得意技ね。 - 106 :@冗談じゃねぇ:2001/07/20(Fri) 18:46
- だからさぁー
いろんなご意見あるんでしょうけど、誰も責任とらないことが
腹がたつということなのよ。
三重野がぶっ壊して、ナンタラバンカーのメダルもらったんでショ。
そいで、BOJに肖像画がかけられてる。
冗談じゃねぇーーー
韓国なら ジェール もんだよ。 - 107 :@:2001/07/21(Sat) 06:12
- ↑私じゃないです。
- 108 :@:2001/07/21(Sat) 12:36
- 私でもないです↑↑
- 109 :@:2001/07/21(Sat) 12:49
- あーあ、15chですよ、ここ。
えー加減にせいよ。
107は私ですけど106、108は私じゃないです。
これやからコテハンつける人減るんやんけ。2chにいきなよ。 - 110 :@’:2001/07/21(Sat) 12:50
- これってお遊びなんですか?僕は@さんではないです。遊んでみました
- 111 :名無しの夏:2001/08/01(Wed) 19:37
- hage
- 112 :ドラエモン:2001/08/12(Sun) 02:04
- >76
>データありますか?
>マネーサプライが増えないのに一部の資産価格があがるとベースマネーを増やしたからだとされる.
>バブル期のように,ベースマネーは極端に増えてなくとも資産価格が上昇したのはマネーサプライが増えたからだとされる.
>かように資産市場におけるマネーの流通速度はわけわからん,コントロールできないものだと思います.
>経済理論でもちゃんとはわかってない.
>それでもなお,みーさんは,資産市場についても中央銀行は責任をもつべきだ,というのですか?
>専門の経済学者がわかってないものを,中央銀行はわかるべきなんでしょうか?
>だとすれば,どうしたらわかるんですか?
読み直していたらコメントしてない一節が気になったので遅レスながら一言。
バブルの最中のマネタリーベースの増加率知ってます?マネーサプライM2+CD
が8%から10%位だったのに、15から20%位のびてますよ。これは、準備率
調整済みって奴ですが。悪いけど、あなたのコメント全く事実と違うように思う。 - 113 :(・v・):2001/08/15(Wed) 14:25
- さあ、量的緩和開始!
効果の程は如何に? - 114 :名無しの夏:2001/08/23(Thu) 09:39
- age