読んではいけない翻訳

economy/0304 / 57 レス / 2001/07/07〜2004/04/25

1 :名無しの夏:2001/07/07(Sat) 11:51
やっぱり、翻訳に頼りがちになりますが、
その意味で、
読んではいけない翻訳を教えて下さい。
2 :名無しの夏:2001/07/07(Sat) 13:02
その意味も、あの意味も無いです。
翻訳を読むこと自体いけないのです。
3 :ドラエモン:2001/07/07(Sat) 13:10
>02

必ずしもそうとは限らない。例えばマクロの入門書なら、最近まともな翻訳はデータを日本の
に入れ替えてある。それだけでも「経済学はお勉強であって現実とは別」という感覚を減らす
効果はある。上級の本では、たまにだけど、オリジナルの計算間違いとか作図の間違いとかを
根刮ぎ訂正してるのもある。ヒックスの「資本と時間」の根岸隆訳とか、マンデルの2冊目の
本とか。

まあ、どっちもレアケースではあるけどね。
4 :名無しの夏:2001/07/07(Sat) 13:21
専門研究者なら、翻訳に頼るべきではないでしょう。
でも、専門外の図書については、翻訳にたよるしかないと
思います(時間もないし)
で、読んではいけない翻訳を教えて欲しいのです。
(昔、翻訳の世界に乗ってた、欠陥翻訳時評は面白かった)
5 :ドラエモン:2001/07/07(Sat) 13:58
どうでも良いことだけど、例えばヴィクセルの自然利子率の理論をケインズはかなりいい加減
な翻訳で読んで、ヴィクセル解釈としては間違った議論を貨幣論で展開したのは有名な話。
大体、1930年代まで英米の研究者は独・北欧の経済学の本を素人翻訳で読んでた。結局、

原書読むとかどうとかより、読んだ物からどういうオリジナルなアイデアを生み出せるかが
重要なんじゃないの???
6 :@:2001/07/07(Sat) 15:43
難解な直訳で書かれてる本は避けたほうがいいと思う。
ひょっとしてこれ英語で読んだほうが、ましなんじゃあないの?
というところが、判断の分かれ目でしょうか。
ヨダンですけど、最近、映画やテレビの字幕が多くなってきたと思う。
わざとやってるのもあるけど、単なる勘違い結構多くなった。
7 :名無しの夏:2001/07/09(Mon) 12:17
>01
ドラエモンさんの言うことは正論。
マンキューの訳には日本の対応するデータが載ってていいよ。(完璧という訳には
いかんけど。)
ブランシャールの訳はあんまり関心しないね>>disinflationをそのまんま
ディスインフレーションってカタカナにしてどうすんのよ。(w
あと細かいこと言うと,ジョン・テーラーとスタンレー・フィッシャーの写真が
逆になってる>>翻訳者の皆さん,マクロの有名人の顔知らないの?(激爆
>>だから有名なテキストの翻訳は気軽に引き受けるもんじゃないのよ。(w

あ。そういえば第5章の章末問題5にミスプリがある:正しくは(1)人々は
通貨を保有しない。>>こう訂正しないと問題が解けない。>>念のため
原書の第2版を見ると,ほらやっぱり翻訳が間違ってた。(w
>>こういう細かいところから翻訳者のレベルが透けて見えるんだよね。
>>やっぱ翻訳やるんなら根岸さんみたいにプロの仕事しなくちゃね。(^^)
8 :ドラエモン:2001/07/09(Mon) 13:21
>>07

>翻訳やるんなら根岸さんみたいにプロの仕事しなくちゃね。

ありゃ、どさくさ紛れに凄い事言っちゃって(w)確かに根岸先生は「メジャー理論&マ
イナー学史」で、古いタイプかもしれんが、森嶋&宇沢の困ったちゃん雑文書きよりは遙
かに経済学と世の中のために役に立ってるように思いますよ(どうも、口の悪いのが伝染
してきた(藁))
9 :名無しの夏:2001/07/09(Mon) 13:31
>>08
ちょと、文脈が読めなくてすみません(経済学は不案内なので)が、
このレスは、
根岸先生をけなしているのか、評価しているのかどっちでしょうか?
10 :名無しの夏:2001/07/09(Mon) 13:31
(続き)
あと、最近、宇沢の数学入門書(岩波、全5冊)を買ったのですが、
それもドキュンなんでしょうか?
11 :ドラエモン:2001/07/09(Mon) 14:32
>09

評価してます(本気)ただ、専門理論+副業学史ってのは余りに昔風だなといってるだけ。

宇沢さんの数学の本については読んでいないので論評せず。
12 :名無しの夏:2001/07/09(Mon) 14:48
>10
 ヴェブレンよりはお買い得だと思います。(爆
いやそれにしても宇沢先生,ネタの使いまわし何回やれば気が済むのか。
ヴェブレンとあんまり関係のないフランク・ナイト+フリードマン+
スティグラーのネタ,他の本でも読んだような気がするけど。
13 :名無しの夏:2001/07/09(Mon) 15:38
ブランシャールの翻訳の揚げ足取りした07です。(w
この流れだとブランシャールの訳本読んじゃいけないってことに
なりかねないので,読めばそれなりにタメになりそうだから
買ってください。あんなこと言っといてアレですが。(マジ
 いや翻訳は難しいんすよ。マジで。日本語+英語+経済学+数学の理解の
4拍子そろってないと,ふとしたところでボロがでるから。
14 :名無しの夏:2001/07/09(Mon) 16:00
例えばラフォンの不確実性と情報の経済学の翻訳>>翻訳者が確率・統計・不確実性
関係に関して弱いから,確率・統計の専門用語と知らずに自分勝手な翻訳をしたとか,
ラフォンがサヴェッジ理論に関して間違った記述をしているのをそのまんま翻訳した
とか。>>自分がこんな翻訳してしまうことを想像するだけでも恐ろしい。(w
>>でもまあ,しっかり中級ミクロが判っていれば間違いは見つかるから,皆さん
この翻訳書も買いましょう。(w
 あと,大きなお世話の意訳・超訳パターンってのもある。ヴァリアンのintermediate
microeconomicsの翻訳で競売理論のところで,common value auctionを
一般価値競売と訳していたような。私的価値競売は他のbuyerのタイプに関する主観的
分布が独立っていうことで,共通価値はそれが文字どおり共通っていうことな訳。ここは
直訳するのが正解な訳ね。>>でもヴァリアン好きだから,皆さん買ってね翻訳書。(w
それにしてもこういう基本的な訳出ミス誰か言ってあげなかったのか?>>共訳者。
15 :名無しの夏:2001/07/09(Mon) 23:23
>>ヴァリアンのintermediate microeconomicsの翻訳
クリス回避的ってのもあった
16 :名無しの夏:2001/07/10(Tue) 01:38
>15
それは誤訳ってか誤植では。
17 :BCKT@独り言:2001/07/11(Wed) 18:14
MM『マクロ経済学も読むのでR!NO.057』によれば,
「スティッキー・ウェイジ・モデル」なる訳語があるみたい。
翻訳を試みる学者の皆様,お願いですから,「翻訳」していただけませんか?
「モデル」は国語辞典にも載ってると思うけど,
カタカナの乱用は衒学的な小手先。
「音訳」なら,帰国子女でもできます。
# あ,帰国子女に対する侮蔑発言・・・。
18 :ドラエモン:2001/07/11(Wed) 21:26
>17

でも、日本の学部出てすぐに留学したりすると専門用語は全然知らない人もいる(w)
19 :名無しの夏:2001/07/12(Thu) 14:01
>17
sticky prices,sticky wagesは硬直的価格,硬直的賃金とかでいいのでは。
マンキューの翻訳ではsticky=硬直的と訳しているようです。
20 :名無しの夏:2001/07/12(Thu) 15:53
19の続き。
硬直的は英語だとrigidで,stickyは粘着的(べたべたした)というニュアンス
なんですが,翻訳語としては粘着的という言い方は定着してないようです。
21 :ドラエモン:2001/07/12(Thu) 16:47
>20

そうですね。stickey riceっていうと(日本では端午の節句に食べる)チマキのことだ。
昔は結構、貨幣賃金の粘着性って言ったもんですが、確かに最近は硬直性だけしか見ま
せんね。
22 :名無しの夏:2001/07/12(Thu) 16:54
>21
 というか日本米はstickyだとかいうように使われます。
23 :BCKT@独り言:2001/07/13(Fri) 21:43
>19さま

たぶん,このカタカナの意味するところは,
「下方硬直的」くらいだとは思うのですよ。

でもですよ,日本語として,「スティッキーなんとか」というカタカナ語が
果たして日本語としてのcurrencyがあるのかどうか? わたしが“茶化している”のは,
その点です。

もちろん,これは(生意気な)反論などではなく(少なくとも主観的には),
丁寧なご議論の対象として選んでいただいたことについては,
19氏を始め,この書き込み常連の皆様に感謝しております。
# <(_ _)>

どちらにせよ,大真面目にお願いしたいのは,

   “やい!専門家ども,素人相手に玄人にしか
    通用しないカタカナを連発しやがんな!
    (ド素人の僕が読んでもわかんないじゃないか…)”

ってことです。サミュエルソン(とノードハウス)のEconomicsなど,
英語のできないわたしでもまあ辞書なしで概要は掴めるのに対して,
邦語教科書に苦労するってのは,ど~~ゆ~~わけ!?ってことなのです。
生意気いって御免なさい。
24 :名無しの夏:2001/07/13(Fri) 22:09
>23
19です。
>“やい!専門家ども,素人相手に玄人にしか
>    通用しないカタカナを連発しやがんな!
>    (ド素人の僕が読んでもわかんないじゃないか…)”
>ってことです。サミュエルソン(とノードハウス)のEconomicsなど,
>英語のできないわたしでもまあ辞書なしで概要は掴めるのに対して,
>邦語教科書に苦労するってのは,ど~~ゆ~~わけ!?ってことなのです。

そうです。やはり原書で読むのが正しい。(w
 英語のテキストは独学が可能なように非常に平易な表現を
使って書かれますから。日本のテキストよりははるかにいい。(ただ長過ぎる
かもしれない。)
 英語のテキストを読んだ経験があると翻訳から英語の原文を推測できたりする。
私も色々と揚げ足取ってますが(w),やはり翻訳は難しいと思います。(仮に
内容をしっかり理解できているとしてもね)。翻訳だと原文の楽しさを保存するのは
不可能だし。翻訳が直訳気味になっても仕方のないところはあるとは思うが、
やはり限度というもんがある。
 disinflation=ディスインフレーションは許せない。
>だってディスインフレだとdisinflationなのかthis inflationなのか区別がつかない
もの。(w
私はこれは素人を幻惑するためにこんな『訳』をしたというよりは,disinflationに
対応する日本語を思いつかずに苦し紛れにカタカナを使ったのではないかと踏んでい
るんだが>>『そんなに日本語の語彙力がないのによくもまあ有名経済学者のテキスト
の翻訳なんて大それたことする度胸があるね。この怖いもの知らず!』(爆)
 ちなみに私だったら『インフレ抑制』という訳をつける。
25 :BCKT@追加:2001/07/13(Fri) 22:11
ついでに付け加えておきますると,
不肖私,マンキューを一冊も読んでおらず,
購入してもおりません。悪しからず。
# (〇o〇;)
26 :BCKT@追加:2001/07/13(Fri) 22:21
>名無しの夏さま

「disinflation」を,意味をとって「インフレ抑制」と訳されるあたり,
“(英語の)腕におぼえのある方”と推察申し上げます。<敬意を込めて
# ちなみにわたしは,音訳で教え込まれました。
27 :名無しの夏:2001/07/13(Fri) 22:33
>26
 ども。またまた19です。
いまどきはスティグリッツだマンキューだ言うご時世にサミュエルソン=
ノードハウスの原書というチョイスはいい!
 で興味本位で訊くんだけど(w),選択の経緯は?
28 :ドラエモン:2001/07/14(Sat) 00:54
>BCKT&19殿

つまらんことで反論する気は無いのですが、


>「disinflation」を,意味をとって「インフレ抑制」

と訳するのはいかがなものか?この用語は85年の原油価格急落以降のインフレ率低下局面で
使われたんだと思う。それまでも「インフレ抑制」は先進国経済の目標だったが「ままならな
かった」のに、原油価格低下で「思いの外」実現したという時期に使われたように思う。だと
すると、能動的な「抑制」というのはニュアンスが違うように思う。あのころも結局はカタカナ
のまま使っていたよ。敢えて言えば「インフレ昂進」の逆の意味で「インフレ沈静化」といった
ところではないか???
29 :@:2001/07/14(Sat) 02:20
辞書には「インフレ緩和」ってのってました。
30 :BCKT@ur comment is deeply appreciated:2001/07/14(Sat) 19:44
>19さま

(1)ただたんに手に入ったから(しかも無料,私は貧乏でケチ)
(2)サミュエルソンが有名人だから(私はミーハー)
(3)サミュエルソン『経済学』は,その総合性・歴史・知名度などの点で,
   どう考えても経済学の教科書市場では,外せない著作だと考えたから(私は正統派?)
(4)数学だけの論文は読めないし,読む気も起こらないから(私はバカです,ごみんなさい)
(5)(ご指摘どおり)英語が易しいから(でも口語がかなり混入しているから,
   正統派受験英語の力だけでは充分に読めん---というより堪能できない----と思う)
(6)頻繁にヴァージョン・アップされてて(3~4年おき?),内容が比較的あたらしく,
   サミュエルソンのスタンスがわかるから(たとえば私の14版では「湾岸戦争」が
   挙がっている)
31 :BCKT@御手やわらかに:2001/07/14(Sat) 19:48
>28ドラエモンさま

仰るとおり自動詞的に訳すも,19さまの言われるように他動詞的に訳すも,
文脈次第と思われますが,いかがですか?
32 :ドラエモン:2001/07/15(Sun) 01:51
>BCKT殿

御意。で、前回ディスインフレの使われた「文脈」を述べました。
33 :BCKT@感謝:2001/07/15(Sun) 10:10
>ドラエモンさま

「ディスインフレ」という言葉に,
こんな歴史背景があったなんて初めて知りました。

トクした気分です。いつものことですが,
貴重なコメント,ありがとうございます。
34 :名無しの夏:2001/07/16(Mon) 12:13
>28
 いやインフレ抑制でいいんです。
 ブランシャール翻訳下巻第18章『インフレーション,ディスインフレーション,
及び失業』において議論されているエピソードは1979年当時14%であった
インフレ率の低下すべくFRBがいかに悪戦苦闘したか,であって
ドラエモンさんの紹介した1985年のエピソードはとりあえず無関係です。
 ちなみにインフレ抑制のための貨幣成長率の制御の問題がその章で議論されています。
オークン法則,フィリップス曲線,貨幣数量説といった枠組に静学的期待を仮定して,
目標インフレ率の経路を達成するような貨幣成長経路を算出する,といった大昔の(w)
議論をしています。
 この議論を受けてdisinflationを訳せば『インフレ抑制』となります。
35 :ドラエモン:2001/07/18(Wed) 20:50
>34氏

今手元に資料ないんで、アカデミックな定義は別の機会に議論するとしますが、さし当たり日本
で政策当局が使っていた定義は、やはりインフレ沈静化と言うニュアンスです。

>注1 本章では「ディスインフレ」とは物価上昇率が低下する現象、「ゼロインフレ」とは物
>価上昇率がゼロの状況、「低インフレ」とは物価上昇率が数パーセントの状況、「デフレ」と
>は物価が下落している状況と定義する。

出所:世界経済白書平成11年版

http://www5.cao.go.jp/j-j/wp-we/wp-we99/sekaihakusho-99-31.html#c1
36 :BCKT@平身低頭:2001/07/18(Wed) 23:00
2chなんて「便所の落書き」(筑紫哲也)なんだろ~な~と思っていたけど,
15chは,質が高い・・・。

下手な大学の授業よりも,身近にわかる・・・。


ところで,最初の「読んではいけない翻訳とは?」という問題提起には,こう答えてみよう。
“読んで訳文が理解できない”,“主部と述部が不明”
“カタカナを乱発した訳文”“「くちばしを突っ込む」という日本語の
沢庵臭い(国広正雄)慣用語がありながら,
「鼻を突っ込む」というバタ臭い訳語を乱発しているような訳文”を見かけた
ら(わたしは言語的には国粋主義者),要注意。

だけど,まあ,翻訳書を気にするより,オリジナルの本の内容・主張・議論の展開技術などの
ような要素が,著作には決定的ですよ。
# と我おもう,ゆえに我あり。(まあ正論でしょうけど)
37 :名無しの夏:2001/07/19(Thu) 05:58
>35
>今手元に資料ないんで、アカデミックな定義は別の機会に議論するとしますが、
>さし当たり日本で政策当局が使っていた定義は、やはりインフレ沈静化と言う
>ニュアンスです。
 日本の政策当局がどのようなニュアンスでdisinflationという用語を
使っていたかについてはブランシャールのテキストの適切な翻訳という点から
すると全く無関係です。
 ドラエモンさんのコメント自身の情報的価値は認めますが。>>掲示板
でのやりとりの効用ですよね。
>36
>だけど,まあ,翻訳書を気にするより,オリジナルの本の内容・主張・議論の
>展開技術などのような要素が,著作には決定的ですよ。
そうです。そして私の翻訳はオリジナル本の内容を最も適切に表現しているから
絶対的に正しい。(w
38 :ドラエモン:2001/07/19(Thu) 11:55
>37氏

嗚呼、そうですね。もともとブランシャールのテキストの翻訳での話だったのを失念してた。
わたし、訳も原書も読んでないので発言権はありませんでした、スマソ。

ということで、ディスインフレに関する私の発言は、disinflationではなく「ディスインフレ」
についての普通の用語法ということで勘弁して頂戴。
39 :ところで:2001/07/19(Thu) 14:09
ダフィーの資産価格の理論ですけど、邦訳されてますけど
あれ日本語で読む人いるのかな・・・?あのレベルだったら、原著で読むでしょう

あのレベルでない私がいうのもなんだが.…
40 :ドラエモン:2001/07/19(Thu) 14:39
>>38の補遺

ブランシャール&フィッシャーでのdisinflationの記述は(原著611ページ、L4)、

Then the government, in weighing the possibility of disinflating, knows that it will pay the price of a one-period recession.

これだと、インフレ沈静化でも良いと思う。別に文句を言ってるわけじゃなく、結局は
文脈依存的だという意味です。しつこくてスンマセン(笑)
41 :名無しさん:2002/04/05(Fri) 00:08
>>03ドラえもん様
突然で恐縮ですがもしよろしければ『資本と時間』の
寸評を是非頂きたいのですが・・・・
42 :ドラエモン:2002/04/05(Fri) 11:25
>>41

私、理論家じゃないので、惚けた評価しかできないだろうけど(汗

生産期間(原料の購入から最終生産物の出荷までの期間)とか、投資期間(ある生産活動が収
益性あるとわかって、投資計画を立ててプラントが完成し、生産が始まるまでの期間)の存在
は、現実の経済変動では重要な意味を持っているのは自明だ。例えば、バブル末期に大規模な
建設プロジェクト(テーマパークとかの類)がスタートし、完成した頃には不況になっていて
立派なホテルや超高級分譲住宅地がゴーストタウンになったりする。これが不良債権となる。

問題は、こうした本質的なタイムラグ構造は、生産関数では表されていないこと。特にマクロ
生産関数では全然表現できない。便宜的に雇用調整関数(最適雇用量にすぐには到達できない)
とか投資の調整費用(最適資本ストックへの調整にコストが掛かる)といった方法で、ラグの
持つ意味を部分的に表現する努力は、西部(昔は経済学者だった)や宇沢先生が開拓したわけ
だが、まあ「部分的」ではある。

こうした問題を扱うために案出されたのが「資本と時間」モデル。これを使えば、投資ブーム
下での強制貯蓄とかいったオーストリー学派の残した「謎」の多くが良く理解できる。

だが、中間財を明示的に考慮したフォン・ノイマンのフレームワークに従えば、こうした議論
は遙かに洗練された形で議論できるというのが、バーマイスターが書いた書評の核心でしょう。
43 :名無四月馬鹿:2002/04/05(Fri) 20:00
フォンノイマンのフレームワークに従いながら、かなり長い生産期間を有する資本財をどの
ように考えるのですか?
44 :ドラエモン:2002/04/06(Sat) 01:00
>>43

ノイマンモデルでは、中間財を全て明示的に扱うから、いくらでも長い生産期間を扱える。
45 :名無四月馬鹿:2002/04/07(Sun) 02:53
>ドラエモンさん

固定資本をどうあつかってますか?
流動資本のみじゃないの?
46 :ドラエモン:2002/04/07(Sun) 12:08
>>45

純粋のオーストリー理論は流動資本だけだけど、ヒックスのモデルは固定資本あります。という
か、新古典派モデルでの固定資本の取り扱いに不満だから(その意味で、ロビンソン一派の批判
に共感して)作ったのが、このモデル。

でも、解説書き始めると、君は読んでないし、僕は25年も前に読んだので忘れてるし(汗、
此処には相応しからぬテーマではある。暇があったら図書館で読んでみて下さい。
47 :菊千代:2002/04/11(Thu) 15:02
昔のTOEFLの点数で600点よりも下の人は、コネテンヤミテン論文テンPHDであっても、翻訳の仕事は禁止すべき。学位ではなくて、TOEFLの点数と海外の居住年で決めた方がいい。出版社の方、厳格なルールの適応を。別に学者が訳さなくてもいいのでは。

しかし、ラッセルクロウの通訳やってた日本人おばさん、すごい達人だった。だれか見ました?
48 :名無四月馬鹿:2002/04/11(Thu) 22:12
ホントにすごい通訳は日本語ができる。
英語の理解まちがってるなんてのは
初歩の初歩。
49 :買い付けままさん:2003/11/25(Tue) 18:25
皆さんこんにちは、この意味が分からないので教えていただきたいのですが。
「Government Prices」です。
希望小売価格が Suggested Retail Prices であるのに対して、Government Prices とは何ですか?
宜しくお願い申し上げます。お願い申し上げます。
50 :名無しさんの冒険:2003/11/25(Tue) 19:53
Greene の某社からの。値段が高すぎる。この会社はすべて
LATEXで提供された原稿を使っているらしい。それなのに、
なぜこんなに高いんだ。
51 :名無しさんの冒険:2003/11/25(Tue) 20:22
>>50
経済学を勉強していれば、高い理由が分かりそうなものだが。
52 :走る名無しさん:2003/11/25(Tue) 20:40
>47: 菊千代  2002/04/11(Thu) 15:02
翻訳ったってhouseholdの訳が家事とかじゃ困るからじゃないのか?
全訳を有名な経済学者がしている暇は無いと思われ
53 :名無しさんの冒険:2004/04/25(Sun) 14:06
誰かMWGを翻訳してくだちい。
54 :名無しさんの冒険:2004/04/25(Sun) 15:42
アマゾンの書評にも書いたし出版社にも直接抗議のメールを送ったが、
「マクロ経済学はどこまで進んだか」の悪訳ぶりは凄まじかった。

同じ出版社から出たマートン・ミラーの本では、market orderを「市場取引注文」、
limit orderを「取引制限」と訳していたのには絶句した。

映画ネタで言えば、昔「未来世紀ブラジル」という映画をビデオレンタルしたら
Information Retrievalを「情報剥奪」と訳していたのにはワラタな。
55 :名無しさんの冒険:2004/04/25(Sun) 16:11
>ピッグ(豚)書評だよな?
56 :名無しさんの冒険:2004/04/25(Sun) 20:50
高森のおやじを学長にしてやると持ち上げれば、あのグループが訳してくれるので
ないかい?MWGは。
57 :名無しさんの冒険:2004/04/25(Sun) 20:55
>>56 私怨を持ち込むな。喪前はいつもそういうネタだな。