郵政事業の民営化について

economy/0286 / 18 レス / 2001/06/08〜2001/06/13

1 :すりらんか:2001/06/08(Fri) 22:24
郵政事業の民営化について
・国営郵政事業の必要な部分・不要な部分
・郵貯の存在は日本の資本市場をゆがめているか
・財政投融資問題
について,疑問点から,ご意見等……面白い意見のコピペなど.
2 :すりらんか:2001/06/08(Fri) 22:27
とりあえず2つスレ作ってみた.それにしても,こんなに政策問題
が盛り上がってるのに全然その話題無く,方法論争というのはなん
か好みじゃない.論争スレで「とりあえず語れる問題を語るべき」
みたいな事書いちゃったし,実践してみっかな.ROMってるひともど
んどん話題ふってこうよ.
3 :名無し時々雨:2001/06/08(Fri) 23:48
どうせ政府は民営化したら株式市場に資金が流れるじゃないかと思ってるんだろうけど、
意味がないと思われ。国民は民間の金融機関が信用できないから郵貯に預けている。
つまり一種のセーフティネットの役目を果たしている。金融システムの改革をきちんとしないで
民営化しても、たんす預金が増えるだけと思われ。
4 :すりらんか:2001/06/08(Fri) 23:53
>国民は民間の金融機関が信用できないから郵貯に預けている
ホント~?ペイオフ解禁後も保全される(郵貯預け入れは1000万まで)
のにぃ?預金保険機構は信頼できないけど郵貯は信頼出るって何か曲が
ってません?
5 :ドラエモン:2001/06/09(Sat) 00:56
>すりらんか氏

それは変カモ。預金保険で1000万まで保護されても、実際に引き出すには時間も手間も
かかるわけで「心配」なのには変わりない。その点、郵貯は「ペイオフ」自体がないわけで
超1000万の違法なアングラ貯金は別にしても、金融不安のなか選好される理由はあるの
ではないかね?
6 :すりらんか:2001/06/09(Sat) 17:41
なるほど.ただ,リスクの観点から郵貯を選択しているとは思えないんですよ.
むしろ利便性かなぁとおもいます.その意味では全国にまんべんなく展開して
いる郵貯は銀行の個別預金者サービスの強化圧力になる点でよいかもしれませ
ん.しかし,これってオンラインの普及でだいぶ優位性を失うのではと思いま
す.また,個々の預金者にとっては郵貯への貯金が合理的でも,郵貯資金が生
産性の低い投資に当てられていく状況だと社会的には問題だと思います.郵貯
の運用先を広げる・民間銀行への資金供給源になるなどの改革が必要かと思い
ます.
7 :ドラエモン:2001/06/09(Sat) 17:44
>すりらんか氏

>郵貯の運用先を広げる・民間銀行への資金供給源になるなどの改革が必要かと思います.

というより、コールでの運用(本当は短国一杯あれば短国だけでの運用)に制約すればいいと
思う。ただ、これやると系統金融(農協)と地銀の生きる道がなくなるけどね・・・
8 :すりらんか:2001/06/09(Sat) 17:52
>銅鑼さん
いや,まさにコール中心に運営しろと言いたかったんです.そうすれば
圧倒的に規模の経済性が生きる「預金獲得」を公的に運営して,投資活
動は(公よりは)効率的な民間に任せられ,銀行は貸付業務に専念でき
る.
9 :堵窮鼠:2001/06/11(Mon) 07:45
(公よりは)効率的な民間
10 :堵窮鼠:2001/06/11(Mon) 07:49
すみません。09はミスです。

09
>(公よりは)効率的な民間

公よりも民間の方が効率的であることを説明するために用いられる手法は何でしょうか?
11 :@:2001/06/11(Mon) 10:14
>10
うん、むずかしいですね。
公の機関は損得勘定なしで、国民に有益なことが
前提ですので、数字に出にくい。民間企業ならすぐ
損益に出てくるので量りやすいけど、公的な機関は
そうでもない。というかそうでないから、公的なんでしょうけど。
12 :名無し時々雨:2001/06/11(Mon) 11:14
>>11
ですよね。そもそも公的機関の目的関数が何であるかを特定するところから議論しなきゃ
いけなくなりますよね。目的あっての経営の効率性ですから。

あと、商工中金とか中小企業金融公庫とかの中小向け金融機関はどうなるのでしょうか?
「中小企業=弱者」といったステレオタイプな図式に基づいた締まりのない融資は削減
されるべきだとおもうのですが、と同時に、この中小企業こそ直接金融の恩恵を受ける事が
できないグループだという気もします。大手企業が直接金融に逃げてしまった都市銀あたり
の貸し出しが代わりに伸びるのでしょうか?拓銀亡き後の北海道を見るにつけ、この手の
代替には困難が伴うのではないかといういやな予感がします。
13 :すりらんか:2001/06/12(Tue) 00:41
現実厨房なので何とも言えないんですが,中小企業向けの融資はかなり高度
なリスク管理を要する分野と思います.銀行がこの能力を身につけられない
なら銀行の存在意義はホントにない!といってよいのではないだろうか.借
り手に応じた利子率の設定(銀行側),貸してとしては危険な中小企業への
直接融資を組み入れたポートフォリヲ商品の企画などが相互補完的に発展し
ていくのが理想です.政府系中小企業向け融資機関は,期間・目的を限定し
(重点産業中心・初期投資及び業務安定に要する数年以内の貸出)特化して
いくべきではないでしょうか.ソフトな制約ではそれこそ権力と非効率の温
床になりかねない……難しい問題と思います.
14 :堵窮鼠:2001/06/12(Tue) 07:10
>11,12
レスありがとうございます。

>08
公よりも民間の方が効率的であることというのは、何らかの
手法により示されたものではなく、一種のドグマなのでしょ
うか。
15 :すりらんか:2001/06/12(Tue) 10:44
>堵窮鼠さん
産出物がはっきりしているセクタに関しては労働生産性を比較すれば
わかるとおもいます.国鉄とJRが好例でしょう.公企業の場合生産
性を上げることは一義的な目的ではないですから.金融の場合はプロ
ジェクト選定の上手下手ということになるでしょうが財投の場合融資
先もまた利潤追求と縁遠いものですから確かに直接比較は困難ですね.
ただ,財投機関の現状をみればお世辞にも効率的とは言い難い気がし
ますが.
16 :堵窮鼠:2001/06/13(Wed) 07:51
>すりらんかさま
>公企業の場合生産性を上げることは一義的な目的ではないですから.
>金融の場合はプロジェクト選定の上手下手ということになるでしょ
>うが財投の場合融資先もまた利潤追求と縁遠いものですから確かに
>直接比較は困難ですね.

ご説明ありがとうございます。

このご説明を踏まえれば、08の「(公よりは)効率的な民間」とは
「公とは目的が異なる民間」と言い換えることができるものでしょ
うか。
17 :すりらんか:2001/06/13(Wed) 23:39
>堵窮鼠さん
私としては「民間とは目的は異なる公」と言いたいのですが(笑).
公的企業の存在意義は,
・自然独占が生じる産業において独占者への規制をしっかり行いたい
・寡占産業における民間企業の独占力の行使を防ぐために低い価格付け
をおこなう
のどちらかだと思います.道路工事とかを公企業にやらせるというのは,
根拠がない(どうしても必要なら予算で直接行えばよい).郵貯に関して
はそれが預金(郵貯なので貯金ですが)集めに特化して民間銀行への資金
供給元になるというなら規模の経済の意味で意味がある.また,郵便業務
については第2点の意味で,存在意義を与えることが出きるかもしれない.
ただ,第2点については公企業の物的生産性が民間のそれより極端に低い
ならサポートできない議論と思います.また,現状の郵便サービスの維持
が経済全体の発展のために不可欠という議論も次第に説得力を失うでしょ
う.かつてならば,郵便費用の赤字覚悟の低価格維持は大きな外部効果を
もったのでしょうが,現在,郵便の代替品は民間企業の潜在的参入のみな
らずネットの活用にまでおよぶ.郵便を使うことに暗黙の補助金を与える
理由は薄いように感じるのです.
18 :堵窮鼠:2001/06/13(Wed) 23:47
>すりらんかさん
ありがとうございました。