ここが変だよ「新古典派マクロ」
economy/0253 / 26 レス / 2001/05/01〜2001/05/08
- 1 :すりらんか:2001/05/01(Tue) 00:51
- 新古典派マクロ経済学のおかしな点を曝しあげていきましょう.
・現実説明力ないじゃん
・その仮定って,オールドケインズなみのアドホックさだね
などなど. - 2 :すりらんか:2001/05/02(Wed) 23:46
- ところで,現実経済,特に近年の日本経済に関して新古典派的な(かつまと
もな)説明を加える人が少ないんですけど,そういうのについて新古典派の
人はどう考えてらっしゃるのでしょう.ホントに疑問なんですこれ. - 3 :連休名無しさん:2001/05/05(Sat) 02:28
- ケインズ派マクロvs新古典派マクロって
ひと昔前の話じゃないの? - 4 :連休名無しさん:2001/05/05(Sat) 02:56
- >特に近年の日本経済に関して新古典派的な(かつまと
>もな)説明を加える人が少ないんですけど,
新古典派といえるかどうかわかりませんが
ミクロ経済学的知見にもとづく
「日本経済の罠」by 小林 and 加藤(@MITI)
はどうでしょうか? - 5 :03:2001/05/05(Sat) 03:01
- >>04
それってニューケインジアンと違うの? - 6 :すりらんか:2001/05/05(Sat) 10:29
- >ケインズ派マクロvs新古典派マクロって
>ひと昔前の話じゃないの
って言うのが学問として経済学やってる人間の「模範解答」みたいになって
るけど,ホントそれでいいの?最近(といっても90年代)はやんないってだ
けでしょ.何か決着ついてる?ついてないから近年急激に(ニューではなく)
あっと驚くオールド・ケンジアンの議論が説得力を持ってでてきたり,これ
また驚きのプリミティブなサプライサイド説が説かれたりしていると思いま
すよ. - 7 :03:2001/05/05(Sat) 12:32
- 応用ミクロだったら、
独占的競争の理論と完全競争の理論が
対立してるわけじゃないし、
貿易論でも、HOモデルと、規模の経済性を重視する「新しい貿易の理論」が
対立しているわけでもない。
モデルを構築したいときは、その目的にあったモデルを構築したらいいわけです。
マクロにしても同様で、ケインズ的要素を強調したければ、
そのような特徴のでるミクロ基礎をおけばいいし
他の側面を強調したいときは、
モデルが複雑になるだけなので、そんなことをする必要はない。
結局は、ただ、使い分けたらいいだけだと思うのですが。 - 8 :すりらんか:2001/05/05(Sat) 14:17
- >03さん
確かにその通りですね.でも,応用ミクロでも貿易でも興味の中心は
ファーストベストの話ではなくなってきてるではないですか.ファー
ストベストを興味の中心においた論文は,ある意味,経済を考える上
でのメルクマールとしての役割を持つのであって,政策インプリケー
ションの意味では劣るというのが私の考えです.でも,マクロ経済学
では,結構ファーストベストの話をそのまま当てはめて経済が説明つ
く,って話が多いですよね.それはどうかいなとか思うのですよ. - 9 :すりらんか:2001/05/05(Sat) 14:44
- >結局は、ただ、使い分けたらいいだけだと思うのですが。
これには全面賛成です.だから,方法論的にこの2つを対立させる
のはホントに時代遅れでしょう.ただ,やはり対立点として
・ファーストベストマクロはメルクマールに過ぎない
・いや,現実に適用できる理論である
は残ると思います.ここに無自覚だと,経済学が全くもって「難し
い概念と数学をいじってる」役に立たない学問といわれても仕方が
ない. - 10 :連休名無しさん:2001/05/05(Sat) 16:40
- (ちょいと横槍レスで失礼なんですが)
吉川洋さんが彼の最近の著書『現代マクロ経済学』において
新古典派マクロを散々に撃破していますが、あの内容について
皆さんどう思われますか?私なんかは、彼の論調に結構説得力
を感じてしまうのですが。 - 11 :連休名無しさん:2001/05/05(Sat) 19:39
- >10
新しい古典派マクロの批判を超越的にやるだけだったら誰でもできるのでは?
ここ20年のマクロの潮流を全否定することの引き換えに海のものとも山のものとも
つかぬモノをオルタナティブと称するのは如何なものか?というのがまともな
バランス感覚を持った人達の意見でしょう。
そういえば2ウン年前この種の批判をなさった方が東大におられましたね。
で,その方が提唱された不均衡動学なるものの運命はどうであったかというと・・。
まあ歴史は繰り返す,ということじゃないですか。 - 12 :ドラエモン:2001/05/06(Sun) 01:12
- >11
宇沢先生の新古典派批判と代替理論に関してはあなたの意見に同意する。しかし、20年やろう
と30年やろうと、やっぱり駄目な物は駄目ではないだろうか?
又聞きで申し訳ないが、サージェントが「今の日本には新古典派は適用できない」と言っちゃ
たそうだが、彼らにとっては余所の国の病的ケースでも我々にとっては現実そのものだ。経済
を研究してるなら新古典派アプローチに批判的になるのは当然でしょう。 - 13 :連休名無しさん:2001/05/07(Mon) 16:35
- >12
経済学にミクロとマクロの二つの異なった説明原理があるという50年前の教義を
信じ続けるのもよし,ルーカス批判を無視してアド・ホックな期待形成仮説を使い
経済予測を工学的に=反経済学的に行うのもよし。
ただケインジアン・どマクロで良し,と割りきることは,結局迷信に身を委ねるのと
大差はない:If you belive in what you don't understand, you suffer.
Superstition ain't the way.
ってか~。 - 14 :ドラエモン:2001/05/07(Mon) 17:13
- でたな、妖怪(って、俺のことだよな(w))
でもね、例えばテイラー先生のモデルなんかまでは、ケインズモデルに入れて良いんじゃ
ないの?そうなら、合理的期待(モデル整合的期待)も入ってるし。実用上は、大規模モ
デルの経済予測でも、その程度までは行ってるよ。日本の外では商業ベースでね。 - 15 :連休名無しさん:2001/05/07(Mon) 18:50
- >If you belive in what you don't understand, you suffer.
Superstition ain't the way.
訳;理解してないくせに、ただ信じ込んでいるんなら、君病気かな?
迷信を抱くなんてまっとうではないよ。 - 16 :連休名無しさん:2001/05/07(Mon) 19:06
- >13
訂正:If you believe in the things that you don't understand,you suffer.
スマン - 17 :連休名無しさん:2001/05/07(Mon) 19:10
- >15
訳が間違ってるよ。素直に理解しよう:
『理解してないことを盲目的に信じると,困ることがある。迷信は信じないことだ。』 - 18 :ドラエモン:2001/05/07(Mon) 19:13
- >15
それはそうかもね。でも、今の日本経済を見て、これが例えば自然失業率の変動の結果だ
と信じられる方が迷信の虜ではないかのう? - 19 :連休名無しさん:2001/05/07(Mon) 19:19
- >18
日本経済の現状を見て,クルーグマン先生の処方箋に従うのがいいと判断するのも
迷信かな? - 20 :ドラエモン:2001/05/07(Mon) 19:30
- クルッグマン自身も書いてるように、最初のエッセイは新古典派でも納得せざるを得ない
ように書いたのではないのかな?あのフレームワークを彼自身が金科玉条信じているわけ
でもないだろう。
まして、僕自身は98年末までの段階に関しては金融システム危機による不確実性増大の
方がデフレやら実質金利の高さより決定的に重要だと思っているので、最初のエッセイは
的はずれな分析だと思う。有効性が出てきたのは99年半ば以降だろう。現時点では、ほ
ぼ完全に結論には同意だけどね。 - 21 :連休名無しさん:2001/05/07(Mon) 23:11
- 1:believe in what
と
2:believe in the things that
ではどうちがうんだろう?1は文法的に間違い?
そんなことはあるまい。
sufferは困るでしたね。病んでいるではありませんでした。
the wayはまっとうなやりかたというのが直訳なのでは?
ちがう? - 22 :連休名無しさん:2001/05/07(Mon) 23:25
- 不良債権に追われて、技術開発を企業がしなくなった
結果、生産関数が内側にシフトして、その結果均衡
生産量や雇用量は減った。
また、継続的な労働節約的技術の開発により、
失業率は高まる傾向がある。
これらの偶発的な事柄に対して、財政政策は
有効ではなくなってきている。財政乗数が
低下しているのだ。この原因は、日本に十分インフラスト
ラクチャが行き渡ってきたこと、大規模なダム建設なども
環境を重視する住民の反対により行えなくなっていること
、財政赤字からパソコン講習に補助を与える程度の小規模な
公共事業しかできなくなっていることが理由に挙げられる。
また金融政策も景気をよくするために利用できなくなっている。
中央銀行の独立性を確保させようとしたために、景気対策として
貨幣供給を増やすことに中央銀行が難色を示すようになったからだ。
このため政府は思い切った構造改革を行い、一から始めよう
とするに至った。これまでの経済運営が間違っていたので
最初からやりなおそうということだ。 - 23 :すりらんか:2001/05/08(Tue) 00:11
- >経済学にミクロとマクロの二つの異なった説明原理があるという50年
>前の教義を信じ続けるのもよし,ルーカス批判を無視してアド・ホック
>な期待形成仮説を使い経済予測を工学的に=反経済学的に行うのもよし。
そうは思わないなー.ケインズ的なマクロ経済学におけるアドホックな仮定
って次第にファウンデーションついてきてるじゃない.Old Keynesianのま
ずいところはそこいらの基礎をすっ飛ばして現象論的なモデル組んだせいで
「実は何をやっているのか」が分からなくなったところにあると思いますよ.
経済学の論理に従った基礎がある上でその帰結を仮定として,ショートカッ
トなモデルを組むことは,むしろ現在の経済学の最重要課題ではないかとさ
え思う.
ケインズの一般理論や,ルーカスへのグラモンの批判にもあるとおり,新古
典派的均衡は数多くありえる均衡の1つに過ぎない.それが実際の経済の姿
なのかどうか……こいつはどっちが現実説明力を持っているかで判断すべき
事何ではないかしら. - 24 :すりらんか:2001/05/08(Tue) 00:17
- ちょっと厨房な疑問かもしれませんが.
フォワードルッキングな解とバックワードルッキングな解がともに
オイラー方程式を満たすとき,後者の否定のために単調なバブル項
を入れて,それがいつの日にか(0や∞の)あり得ない値を指すこ
とをもって反証しているテキストとかあるけど,えっ!何で単調な
の?三角関数とかだったらどうよと思います……これに明確な回答
をくれる論文とかありましたら,是非お教え下さい.OLG使わなく
てもこういうの排除できないケースがある様な気がしてならないの
ですが. - 25 :ドラエモン:2001/05/08(Tue) 00:42
- >22
おお、オーストリア理論ですね。ミーゼスとかハイエクみたいでかっこいいな。
これ嫌味じゃありませんから誤解しないでね。
でも、労働節約的技術進歩の進展と生産関数が凹んだのは両立しないんじゃなかろうか?
それから、昔ルーカス自身や根岸がやっていたように、財政乗数は公的支出の限界生産力が
低くないと大きくならないはずだが、それとの関係や如何に? - 26 :連休名無しさん:2001/05/08(Tue) 04:02
- かっこいいと誉め殺されてしまったので、ドラエモンさんの
質問には答えられません。どなたか答えてください。