アナーキストについて
economy/0217 / 33 レス / 2001/03/12〜2004/11/11
- 1 :名無しさんのマーチ:2001/03/12(Mon) 00:45
- ロスバード、D.フリードマンなどに代表される、
市場にすべてを委ね、国家の完全廃止を主張する
「無政府資本主義」の可能性について議論しませう。 - 2 :名無しさんのマーチ:2001/03/12(Mon) 03:28
- ケインジアンの失業について
- 3 :へなへな[へなへな]:2001/03/12(Mon) 20:03
- 思想的にはリバタリアンとひとくくりにしていいかな?
N・ノージックあたりが思想的には中心人物ということで。
日本だと、竹内靖夫成蹊大教授だろうか・・・。
頭への刺激を与えるという意味で面白いのだけどね、竹内先生の本は。
Dフリードマンというと、「日常生活を経済学する」ってのをかいている
Mフリードマンの息子のほうかな? - 4 :01:2001/03/13(Tue) 00:40
- >>03
はい、ミルトンの息子です。リバタリアンの究極形です。
政治が悪い、財政赤字がどうこうと騒いでもキリがないので
おもいきって政府をなくしてしまえばと思います。
一見とんでもないけど、けっこう新しい発想ができると思います。 - 5 :わたしゃ、法哲学:2001/03/13(Tue) 02:21
- リバタリアンとアナーキストが同じというのは、無理があるんでないかい。
リバタリアンは、政府の消滅によって、自由競争が生じ結果の不平等が発生しても構わないと述べるのに対し、
通常のアナーキストは、バクーニンやプルードンを指すと思うんだけど、
経済学の世界では、リバタリアンとアナーキズムを同視するのかな。 - 6 :ドラエモン:2001/03/13(Tue) 10:59
- >法哲学氏
哲学的には無理があるかもしれないが、歴史的には関係あるかも。欧州のアナキズムは
都市の思想だけど、アメリカのは本来は独立自営農(モンタナ州とか)の思想だという
ことで全然違うけど、その農民は欧州の都市労働者出身だったりするからね。
昔見た映画で、モンタナを舞台にして「国家」に嫌気の差した退役軍人の父親と、奴隷
解放の理想を北軍に志願して実現しようとする息子達の角逐を描いたのがあったが、あ
れ見て初めてリバタリアンって何なのか分かった気がしたよ。 - 7 :へなへな[へなへな]:2001/03/17(Sat) 00:24
- だれか詳しい日といませんかね?
- 8 :minpha?:2001/03/17(Sat) 00:51
- >へなへな氏
R.Nozickを一概にアナーキスト(無政府主義者)と断ずるのは早計かと思います。
彼が希求するのは「暴力・窃盗・詐欺からの保護、契約の執行等に限定される
『最小国家』」であり、「無政府主義は必然的な帰結ではない」と論じています。
尤も、彼が「リバタリアニズム」(それは決して無政府主義を意味しない)の礎を
築いたのは事実ですけどね。その点に於いて、法哲学氏の主張にはほぼ同感です。 - 9 :名無しさんのマーチ:2001/03/17(Sat) 01:27
- 最近
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061495429/qid%3D984759980/249-2339674-8195527
を読んだんですけど、ちょっと関係ありそう。 - 10 :やんばる:2001/03/17(Sat) 06:13
- 経済学用語で言うlaissez-faire capitalismの事ですか?
Laissez-faireとアナーキズムとは違いますよ。Laissez-faire capitalismは
経済と政治の完全分離が良いが、防衛、法などの完全公共財などでの政府役割を認める
みたいですよ。
http://www.ocf.berkeley.edu/~shadab/
上のサイトは英語ですが、あるていどきちんと説明してますよ。
主題に戻ると、自分はlaissez-faireは国民全体の効用を低下させると思う。
年金を例にとると、
たとえば年収1000万円ある30歳の人にとって100万円てのは年収0円の69歳の
人にとっての100万円より効用は小さいと思う。だから経済学的にみて30歳の人から
69歳の人へ(高所得者から低所得者へ)所得を移すのは理にかなっていると思う。
(だから頭がしっかりしている人は老後の為に貯蓄をして所得を時間的に移すのだと思う。) - 11 :すりらんか:2001/03/18(Sun) 22:35
- >国民全体の効用を低下させると
タダやっかいなのは,基数的じゃない効用は単純和出来ないから
なぁ.アドホックな社会厚生関数みたいなの置かないとこういう
議論は正当化するのは難しい(社会厚生関数として何がよいかは
もはあ経済学を超えた問題かとも思う).するとパレート効率性
が出てきて,再分配の考え方を徹底爆撃することになっちゃう. - 12 :へなへな[へなへな]:2001/03/18(Sun) 23:15
- >すりらんかさん。
パレート最適の話と再分配の話はどうやって整合性をつけているのですか? - 13 :やんばる:2001/03/20(Tue) 14:54
- >すりらんかさん
社会全体の人の効用を最大化すると、一人一人の限界効用が一定になる。
人間の資産を時間と金だけに単純化すると人Aが時間、金両方とも人Bより多ければ人Aは人B
よりも効用が大きいはずである。絶対効用は全体効用が増えるとともに低下すると考えると
人Aの限界効用は人Bの限界効用より大きいはずである。
どれだけの量のお金を移すのがいいのかは厳密には解らないけど、所得移動によって人Aと
人Bの限界効用が近づくはずである。 - 14 :へなへな@無節操[へなへな]:2001/03/20(Tue) 23:09
- 教科書的な限界効用の均等化の議論ですね。
しかし、現実的には無理・・・。
やろうとしたら共産化するしかないでしょう。 - 15 :すりらんか:2001/03/20(Tue) 23:16
- >パレート最適の話と再分配の話はどうやって整合性をつけているのですか?
これは難問ですよね.「再分配」って定義上「誰かの効用を下げて,誰かの
をあげる」でしょうから.ほんで,効用関数を可加算として,その単純和を
社会厚生関数とするなら,
>社会全体の人の効用を最大化すると、一人一人の限界効用が一定になる。
で,悪平等の代表になっちゃう.お金だけから効用が決まり,MU逓減なら
全員の効用関数が同じなら完全平等になってしまうもの.
再分配を論じると来よく使う手は,再分配でどっかの部門が景気良くなって,
その上がりが「取られた側」に帰属して,結果としてはじめの状態と,最終的
帰結ではパレート改善だみたいな話になると思う.パレート効率性はやっぱり
捨てられない.とまぁ,経済学学の話はこれくらいにしといて,ちなみに私は
資産の再分配は断じて行うべきだが(とくに移転・遺産に関して),所得の再
分配はしない方がいいと思う. - 16 :ドラエモン:2001/03/20(Tue) 23:43
- >すりらんか@15
という、ありがちな批判にフリードマンは反論する。じゃあ、頭脳や体力は人生の出発において
平等に再分配されるか?ぼんくら息子・娘を持った親が苦労して遺産を子供に残しても相続税で
ゴッソリ取られるのに、優れた頭脳を持ったり傑出した運動能力を持った子供に十分なトレーニング
やら教育を施す(人的資本への投資)のは、相続税の対象にならないのは「不平等・不公正」
ではないか! - 17 :へなへな@無節操[へなへな]:2001/03/21(Wed) 00:34
- ヨーロッパのことわざで
「本当の財産は頭の中にある」というのがありますけど、
これは人的資本への投資は課税されないし収益をいくらでも生み出すと解釈できますね。
といことで、自分に投資するのが一番というわけですな。
あと、選挙地盤も非課税だ・・・・売りに出ている選挙地盤とかあったりして。 - 18 :すりらんか:2001/03/21(Wed) 00:49
- 銅鑼さんの指摘に対する反論としては,
・相続税を増税しての資産再分配は人的資本投資へ補助金を出すと言うこと
・人的資本のアウトプットほどネットワーク外部性の大きいものはない
・したがって,相続税強化はピグー的な外部性対策として理に適っている
という所でしょうか. - 19 :やんばる:2001/03/21(Wed) 13:04
- >へなへなさん
完全に限界効用を同じにするのは不可能だけど、政府介入によって限界効用を近ずける事は
可能だと思う。
>すりらんかさん
効用関数がわからないし、時間的に一定でもないから限界効用を同じにする事はできないです。
だけどもたとえば、母子家庭や定年退職者などの低所得者層へ高所得者層からある程度の
所得移転は社会全体の効用を高めると自分は思う。
>資産か所得か。
自分は資産より所得を再分配するべきだと思う。というより資産に対する過剰な税金には
反対だ。
資産に対する過剰な税金は資産の所有権の概念を薄くする。資産を将来の所得とすると
将来の所得の所有権の概念を薄くするのは資産への投資を減らし将来の所得もしくは
効用を低下させる。 - 20 :名無しさんのマーチ:2001/03/21(Wed) 17:07
- 百姓はより豊かに、サラリーマンはより貧しく
それが日本の進路 - 21 :すりらんか:2001/03/24(Sat) 23:49
- 僕も緩やかな再分配は(理屈を離れては)賛成なんだけれども,この種
の社会的な議論は安易には受け入れないように気を付けています.
>母子家庭や定年退職者などの低所得者層
この種の外形標準はすごく危ない.日本の年金なんかでまさに問題なんだ
けど大手企業を引退して悠々自適の定年退職者は貧者でしょうか?外資の
ファンマネを首になって職探し中の失業者は貧者でしょうか.外面的属性
やフローで貧富を論じることは出来ない.すると結局ストックに目を向け
ざるを得ないのでは?
>ある程度の所得移転は社会全体の効用を高めると自分は思う。
そういう気もするんですけど,配分の問題はやはり難しい.効用の単純和
こそ社会厚生関数だといった場合,消費より余暇を選好するひとへの補助
金になる. - 22 :へなへな[へなへな]:2001/03/25(Sun) 00:29
- 究極的には
1 効用で考える→所得の再分配容認
2 個人の自由・私有財産を重視→再分配否定、納税にあわせて選挙権与える
の二つが両端になるのでは。
論理的に考えると
レストランで
所得が少ない人は100円で食事ができても
所得が多い人は1000円で同じ食事しかでてこない。
こう考えると、所得と関係なく権利とやらがあるのは
とってもへん。 - 23 :新学期名無しさん:2001/03/31(Sat) 23:03
- 限界効用均等化の原理をルーズに使うと混乱の元になるな。
ピグーやラーナーの議論では効用はあくまで所得のみの関数として定式化して
ある。これは間接効用関数と読める。だからこの設定にアドホックに
余暇を入れちゃまずいね。もし余暇を入れたいんだったらもう少しモデルを
一般均衡風にしないといけない。>13.
あと,所得分配の話を静学的な枠組で話すのは限界があるね。私としては
才能のある連中に自由な活動を保証した結果,技術進歩が促進され,経済が
悪平等の制度の場合よりも豊かになるが,多少の所得分配の拡大も避けられ
ないが,才能もなく運にも恵まれない人達の厚生も悪平等社会よりはまだ
まし,というのがセカンド・ベストであるような気がする。人々の
インセンティブ制約を考慮した上での効率性が達成される状態ね。
こういうビジョンを表現した動学的一般均衡モデルはないのかな? - 24 :すりらんか:2001/04/01(Sun) 01:34
- >23さん
>こういうビジョンを表現した動学的一般均衡モデルはないのかな?
標準的なモデル(15で書いた姑息な手を使わないなら)はどれも
この手のビジョンを暗黙に提示していると思うのですが如何でし
ょう? - 25 :新学期名無しさん:2001/04/01(Sun) 12:21
- >すりらんかさん
これはあくまで私の趣味なんだが,誰か23で描いたビジョンを数学的に明快に
モデル化したほうがいいと思う(もしなければの話だが)。最近のマクロでは
所得分配の不平等の現象を扱うため動学的一般均衡モデルを構築したりしてますね。
この動向を念頭において言ってるわけです。1度は妥協なきモデル構築のプロセス
を通じて,どこかしら漠然としたビジョンを徹底検証すべき,という提案ですね。 - 26 :名無し時々雨:2001/06/03(Sun) 11:08
- age
- 27 :乱視:2001/06/07(Thu) 00:28
- いいぞ、アスキーアート!!
- 28 :名無しさんの冒険:2004/11/10(Wed) 00:20
- 積もり積もった再配分の結果、一般会計80兆円、特別会計350兆円……つまり、GDPの大部分が
公的部門。日本が社会主義の国であるという分析はとても的を射ている。 - 29 :名無しさんの冒険:2004/11/10(Wed) 01:15
- poka-nn
- 30 :名無しさんの冒険:2004/11/10(Wed) 01:36
- >>28
GDPって何だかわかってます?
不動産を買うとか、何も付加価値を生まない取引はGDPの計算には含まれません。
特別会計にはそういうものが多く含まれるので、GDPと比較することはできませんよ。 - 31 :名無しさんの冒険:2004/11/10(Wed) 23:15
- GDPで質問なんですが、法人相手のサービス業の売上ってGDPを構成しないんですか?
GDPって、「家計・政府の最終消費支出+総固定資本形成+在庫の増加+純輸出」
とすると、法人相手のサービス業(法人向けコンサルティングとか法人向弁護士料とか
会計監査に対する支払)ってどこにも行き場がないように思えるんですが、中間投入
にはカウントされるけれど、GDPにはカウントされないという理解でよいでしょうか? - 32 :名無しさんの冒険:2004/11/11(Thu) 08:31
- 家計・政府の最終消費支出に結果的に含まれている。
- 33 :名無しさんの冒険:2004/11/11(Thu) 21:31
- なぜ、法人が最終消費したものなのに、家計・政府の最終消費支出に
含まれているの?