公定歩合の引き下げ
economy/0170 / 34 レス / 2001/02/09〜2001/03/04
- 1 :新世紀名無しさん:2001/02/09(Fri) 22:59
- こういう事態になって無念
O/NCRの水準を維持した歩合の下げは
実質的な効果ではなく世間受けを狙った
ものなのか
ロンバート貸のみで充分。金融政策の景気維持
に対する有効性について議論が纏まらない中で
なぜ中途半端な決定がなされたのだろうか - 2 :すりらんか:2001/02/09(Fri) 23:21
- そうですね.私はゼロ金利回帰の方になるんじゃないかと思って
いたんですが.もちろん,現行制度のままで公定歩合を上下させ
てもそれは「日銀の緩和スタンスの公示」以外の効果がないのは
確かですが,日銀貸出に関する新制度を考慮するとのことですね
(具体的にどうするのかはTVでしか情報得てないので知らない)
>金融政策の景気維持に対する有効性について議論が纏まらない
ただ,これについては,好影響こそはっきりした議論はまとまら
ないものの,悪影響のほうはもっと曖昧なイメージしかないから,
「悪い」影響はそんなに思い至らない.分析としては1さん私的
の通りだけど政策的にはありかなぁと思います.
ただ,別スレにも書いたけど,日本の政策は「果断さ」ないよね
,確かに. - 3 :新世紀名無しさん:2001/02/10(Sat) 17:20
- 前のゼロ金利政策は公定歩合を引き下げていたのではないのですか?
なんか15ヶ月ぶりの公定歩合引き下げとニュースで言ってました。
ゼロ金利政策とはなんだったのでしょうか? - 4 :すりらんか:2001/02/10(Sat) 23:19
- ゼロ金利ってのは,日銀の貸出利子率(公定歩合)の話ではなく
銀行間の資金貸借時の利子率(コールレート)の誘導水準をゼロ
に限りなく近づけることを差します. - 5 :新世紀名無しさん:2001/02/11(Sun) 15:45
- >すりらんか様
ありがとうございます。
なんというか忘れましたが、一日だけ貸す資金市場の金利をゼロに置く
ということを教えていただいてありがとうございます。
公定歩合をゼロにするのと、銀行間の貸し借りの市場での金利をゼロに
するのとどういうちがいがあるのでしょうか?銀行間金利をゼロに
できるのは日銀がその市場に資金を供給するからなのでしょう?
ジャパンプレミアムというヨーロッパでの銀行間の貸し借りの市場での
金利が勝手にあがってしまって困ったりするくらいだろうから
市場の金利の調整なんて難しいものだと思うのですが、どうして
そういうものから日銀は手をつけたのでしょうか?
窓口規制とか公定歩合を変えたりとかをするほうが日銀にとっては容易な
ことではないのですか?(それで市場の金利がどうなるかはわかりにくいでしょうが)
公定歩合を引き下げて、銀行間の貸し借りの市場での金利はあげるということで
どういうことが生じてくると思われますか? - 6 :新世紀名無しさん:2001/02/11(Sun) 15:46
- 銀行間貸し借りの市場への資金の提供は、短資会社を使ってやるのでしょうか?
- 7 :新世紀名無しさん:2001/02/11(Sun) 15:57
- 以下ドラエモン様の文章です:
昔は、日銀天下りの受け皿である別働隊「短資会社」が、
日銀の意向を受けて、コール金利を事実上直接統制していた
といっても間違いないでしょう。しかし、現在はもう少し
「マーケット」寄りです。
具体的にはいわゆる「積み進捗率の(スピード)調整」
ということになります。
これまで日本の銀行は毎月15日の午後3時の時点で、
先月の預金残高によって決まってしまっている準備を
保有する「義務」があったので、日銀が市場に供給する
資金の総量を削減すると徐々に積み不足懸念が高まり
コール金利が上昇するわけです。
これは日銀が、これだけしか貸すお金がないと民間銀行に言って、
すると民間銀行は、日銀に一定量の預金を持たなければならない義務が
あるから、市中に貸している資金を回収するなりして、日銀に預金しなければ
ならないから、民間銀行の間の貸し借りの市場にまわるお金も少なくなり
そこでの金利が上がるということなのでしょうか?
今は、日銀が金を供給しても、
民間銀行は日銀にある預金口座に預金したままで民間の製造業などに
貸してくれないから信用創造がされない。
だから、公定歩合を引き下げることで日銀からお金をかりてもらおう
とするのですか?つまりコール市場でのゼロ金利に誘導する手段が
有効でなくなったから、公定歩合を引き下げて有効にしようということ
なのでしょうか? - 8 :ドラエモン:2001/02/12(Mon) 01:36
- >07氏
3月の年度末を控え、株安とRTGS(債券売買の即時決済制度)導入の相乗効果で金融市場で
不安感が台頭してきている。下手すると、問題行が資金繰りに窮する局面の発生も懸念される。
そういう事態はコール金利の急騰で現象するが、現行の間接的なコール金利誘導のもとでは、別
に危機が起こらなくても一時的なコール金利の急騰は起こりうる。そのため、危機=>金利が、
金利=>危機と言う具合に逆転しかねない。
そこで債券担保貸出制度を導入し、コールの上限を公定歩合にしたわけだ。これで、一時的な需給
のぶれが、危機の引き金を引くような事態は回避できる。
しかし、この「ロンバード貸し制度」の導入は、マクロ的にはどうでも良いことだけど、金融調整
と言う面では「画期的」な出来事だね。コール市場に日銀が直接介入するルートが出来たわけだか
ら。超過準備の持ち越し容認と受動的日銀貸し出しの組み合わせで、日本の準備市場も一応は欧米
型の物と言うことになったわけだ。もう、日銀のお家芸だった金融調節(積み進捗理論?)の出る
幕は、事実上終わり。
さらに、コール<公定歩合というノーマルな関係が今後は続くわけだ・・・ - 9 :新世紀名無しさん:2001/02/12(Mon) 18:04
- 末期の日債銀でも市場で調達できるという仕組みですね。
つぶれそうな銀行が突然つぶれるようなことを避けれるという仕組みですね。
でもそれでは、コールレートで借りれない銀行が日銀から公定歩合を払って
自由に借りるということになりませんか?それとも日銀から借りる段階で
すでに「管理ポスト」に入っているとみなされるということでしょうか - 10 :新世紀名無しさん:2001/02/12(Mon) 18:06
- 公定歩合の引き下げというのは金融緩和とはぜんぜん関係ないこと
だったんですね。
「公定歩合を引き下げると金利が下がる」というようなことはないと
いうことですね - 11 :ドラエモン:2001/02/12(Mon) 18:11
- そういうこと。通常の日銀貸出は日銀が特に認めた場合だけ貸すという制度だけど、今度のは
債券を担保にすればいくらでも借りられる。
でも、「末期の銀行」という表現は妥当ではない。これまでの金融調整が、そもそも、公明正大
なシステムじゃなく、チクチクいびってコールを誘導するような変なシステムだったわけで、
今度の制度は普通の欧米並システム。
ご存じかもしれませんが、今までは毎日の資金需給を推測して金利誘導するためにもの凄い量の
人的資源の無駄使いをしてきたのだよ。秀才集めて、担当銀行の毎日の資金繰りを監視するわけ
だから。今までが馬鹿馬鹿しい制度であったわけです。
担保に入れる国債あるなら大手を振って資金調達できるんですから、別に管理ポストとかいう話
にはならないでしょう? - 12 :ドラエモン:2001/02/15(Thu) 21:58
- またまた出ました、速水語録。
国会で鈴木先生に質問されて、逝っちゃいました。「ロンバート貸しは破綻金融機関にも日銀
貸出する制度です」。ガチョーンとはこれね。これで「ロンバート借りする銀行は破綻行」と
いう風評が立つ可能性が出てきた。制度考えた日銀マンは泣くに泣けないだろう(心から同情)
マジで労咳が目立ってきたように思う今日この頃・・・ - 13 :へなへな[へなへな]:2001/02/16(Fri) 00:46
- ロンバート型貸し出し・・・
私は「ロンバート街」しか思いつきません。
なんで、宇野弘蔵が訳したんだろ(笑) - 14 :すりらんか:2001/02/16(Fri) 01:13
- バジョットだよね?<ロンバート街
訳宇野弘蔵なの?……知らなかった. - 15 :ぼけ老人[ぼけ老人]:2001/02/16(Fri) 16:01
- M山局長更迭らしいですな。
( 役に立った! | 元スレ ) - 16 :U:2001/02/16(Fri) 23:54
- そうなんです。。。(泣)
でもH川さんは隠しダマなので
面に出て欲しくないなあ。。。。 - 17 :へなへな[へなへな]:2001/02/17(Sat) 00:02
- 結局、量的緩和ですかね?
- 18 :ぼけ老人[ぼけ老人]:2001/02/25(Sun) 02:59
- >関係者各位
H新局長の評判はどうですな?
噂では日銀内で独立政権樹立だとか(苦笑)。
( 役に立った! | 元スレ ) - 19 :新世紀名無しさん:2001/02/25(Sun) 05:49
- 学術論文じゃないけれど、
H新局長は中央公論の3月号に日銀の金融政策について、いろいろ書いてた。 - 20 :へらへら:2001/02/26(Mon) 19:52
- すみません、教えてください。
今の日本経済って、流動性の罠という状態に
陥っているというのは正しい見方でしょうか?
もともと曖昧な概念ですので一概にはいえないんでしょうが・・ - 21 :通りすがりのしろうと:2001/02/26(Mon) 20:04
- > 今の日本経済って、流動性の罠という状態に
クルーグマンの紹介者であるところの山形浩生氏が
かつて「消費税引き上げ」を宣言すれば、
そのトラップから抜けられるのでは、てなことをのたまっておりました。
http://www.hotwired.co.jp/altbiz/yamagata/981020/
この板の諸賢は、その説をどうジャッジしますか?
専門でもないヤツの半端な思いつき?
それともそれなりに妥当性のある話?
#もし話の流れを阻害しているようでしたら、黙殺してくださいな。 - 22 :ドラエモン:2001/02/26(Mon) 22:12
- あるエコノミストが言ってましたが、一回ゼロに下げて逐次引き上げるのが更に効果的でしょう。
終わり無き駆け込み需要(苦笑)だけど、余計なコストも馬鹿にはならないよね。 - 23 :ドラエモン:2001/02/26(Mon) 22:21
- >>22 は>>21 へのコメント。
>へらへら(紛らわしい名前だ)@20
昔のケインズ経済学の「病理的ケース」である流動性トラップ+投資の利子非弾力ケースの両方
をまとめて、今では「流動性の罠」と呼んでるようですね。さらに、消費の動学理論に立脚すれ
ば消費性向もある条件下では低下してしまう。これも混みで、流動性トラップなんでしょう。
要するに、通常の金融政策が機能不全に陥る(現在の先進国経済では短期の有効需要政策=金融
政策だから、マクロ経済政策一般の機能不全とほとんど同じ)場合を、流動性トラップと呼んで
居ると言っても良い。
さて日本ですが、ゼロ金利+設備投資不振+消費性向低下ですから、まさに上に上げた条件を全
部満たしていることになる(w
結論:現代風の用語法に従えば、クルッグマンの命名自体は極めて適切だった。 - 24 :ドラエモン:2001/02/26(Mon) 22:49
- 訂正@23
短期金利を引き下げても長期金利が低下しないのが、オリジナルの「流動性トラップ」でした。
名目長期金利は下がってるので必ずしも、この古典的な定義には従っていない。しかし、デフレ
を考慮して実質期待長期金利を考えればやっぱり高いよね。 - 25 :通りすがりのしろうと:2001/02/27(Tue) 18:53
- なるほど。
話としては面白い、ていどのことなんですね。
ありがとうございました。
もちっと勉強してみよう。 - 26 :すりらんか:2001/02/28(Wed) 16:34
- また利下げですね.もういいじゃん0にしようよ(藁).
- 27 :ぼけ老人[ぼけ老人]:2001/02/28(Wed) 17:17
- 植田さんは恐るべき強運(?)ですな。
( 役に立った! | 元スレ ) - 28 :ドラエモン:2001/03/01(Thu) 02:20
- しかし、2・28の会見で、あの速水総裁が「普通でない手段も考慮する」と述べた・・・
遂に、史上最大のマネタリーポリシーの実験開始の日も、幻ではなくなるのだろうか。 - 29 :すりらんか:2001/03/01(Thu) 02:33
- >「普通でない手段も考慮する」
インフレ・ターゲットのことかなぁ?単に0金利復活を差している
ような気もせんではないですが. - 30 :ドラエモン:2001/03/02(Fri) 00:47
- 速報だけど、1月の鉱工業生産の前月比の落ち込みは凄かった。4%以上減ってますから、年率
換算したら、4割減になっちゃうスピードだ。やはり、アメリカのITセクターの急失速が、もろ
に日本の当該産業を直撃している。さすがに、これを見たら、いくらなんでもアノ速水翁といえ、
これ以上何もせんとはいえないし、かたくなな態度を続けるわけにもいかないんだろうと思う。
しっかし、すりらんか氏の表現どおり「嵐に向かって扉を開いた」気配がますます濃厚ですな。
蒙古破局道氏、見てますか?どうも、僕の大負けでケリが付きそうですな。スマソ。 - 31 :名無しさんのマーチ:2001/03/02(Fri) 04:01
- ロンバート型貸し出しに名前がつきました。詳しくは昨日の新聞を見てください。
「潰れそうな銀行も公定歩合で好きなだけ借りれる」ようにする
ための制度ではなくて、5日までは公定歩合で借りれるけど、5日を
超えて借りつづけようとすると5%の金利を払わなければいけないと
いうものだということになったと新聞に書いてありました - 32 :蒙古破局道:2001/03/03(Sat) 19:22
- >蒙古破局道氏、見てますか?
レスが遅れてすいません。
>どうも、僕の大負けでケリが付きそうですな。スマソ
謝ることはないです。ただ、エコノミストの人には、地価や株価の動向
(歴史的な推移)をもっと重視した予測をして欲しいものです。そうす
れば、日銀のダム論といった、浮世離れした予測が出ることはないと思
います。 - 33 :ドラエモン:2001/03/03(Sat) 20:40
- いや、ご丁寧なお返事有り難うございます。
だけどね、ホントに去年の暮れまでは、消費性向も上昇しながら、総就業者数も増加してたんですよ。
もちろん、だからって日銀みたいに強気に転ずるのはナンセンスだと私自身に言い続けてはいたんで
すけど。
経済予測が難しいのはここでして、アメリカの急激な景気後退がなければという条件付きなんです
が、その条件自体も、まさに予測でして、それが外れれば、当然ながら本体の予測も外れる。
まあ、確かにあなたの言うとおり、株価の下落はなにか警告してはいたんでしょう。だけど、
金融屋のエコノミストの場合、株価の趨勢をファンダメンタルズで予測したい人に話すわけで、
逆のロジックというのは結構話しづらくはあるんです。しかも、アメリカの場合、ナスダック
以外の株価指標がほとんど調整してない。これに幻惑されたのは事実です。
ともかく、依然として道はとおいなぁ。(景気回復と私の仕事) - 34 :@:2001/03/04(Sun) 03:43
- アメリカどうしちゃったんでしょう。
やっぱ、あの好景気はバブルだったのかな?(少なくとも後半は)
テクニカルな株価予測は結果的に、こういうのを招くんでしょうか?(ナスダック)
何が原因なんでしょう。