やはりインフレなのでは?
economy/0162 / 31 レス / 2001/01/28〜2001/02/10
- 1 :新世紀名無しさん:2001/01/28(Sun) 13:00
- 消費税5パーセント以後の物価は上がっていると思うんですけど?
どうでしょうか?
デフレとインフレ再考もかねてご教示を - 4 :新世紀名無しさん:2001/01/28(Sun) 20:03
- >ビックマックのレタスの仕入れ先
あれってなんか世界中に仕入先があり
その時期でもっとも安いのをえらんでるらしいよ。
よー知らんが。 - 5 :すりらんか:2001/01/28(Sun) 22:36
- 消費者物価の下がり方は公的なCPIの低下どころじゃないと思
いますけどね.-0.6%というのが統計上の数字だけど,おそら
くもう少し下がってるでしょう(単なる実感だけじゃなく,理
論的な問題としても).
>生鮮食料品の類に限るのであれば、上がっているかもしれません
経済の実証とかで使うときのCPIは気象などでの変動が激しい生
鮮食料品はたいてい除いてます.
>ハンバーガーの値段など
マックの場合は原料費というよりも,それに付け加える部分に大き
な変化がありましたから,そっちの影響が大きいと思います. - 6 :黄金虫:2001/01/30(Tue) 02:37
- テーマをみて、ハッとしました。なかなか鋭いご指摘だと思います。
NY原油先物が99年の$11.31を底に2000年末に突然$34.26(いずれも月足)まで急騰しました。
国内のガソリン価格も確かに上昇しましたよね。運送業界は、昨今の不景気で荷動きが鈍いので同業者との競争が激しく、かつ物価の下落で取引先には値上げも認められず、原油高騰による燃料費上昇の悪循環で結構大変なはずです。
現在は物価上昇は消費者物価に反映されていませんが、原油価格が現状の$30でも140円程度の円安水準になれば、原材料を輸入品に頼る他の業種にも広く影響がでるのではないでしょうか。製造業は原料インフレ製品デフレの悪循環に陥り、雇用不安から個人消費に悪影響のでることが特に心配です。
実は、最近出入りの運送業者の運転手さんが元気がなかったり、機嫌の悪い日が多くなったりするようで気になっていたのです。
雑談していると、結構お客がわがままで忙しいようですが、そのほか色々なことが分かります。その根本原因が原料インフレなのではないかと思いました。
運転手さんは純情な人達が多いので、その傾向が多くに認められれば黄信号、営業担当者が運賃交渉に来たら赤信号としたいと思います。
政府が統計を発表したり新聞記事になったときはすでに手遅れですよね。 - 7 :プロボーラー[プロボーラ]:2001/01/30(Tue) 08:08
- 消費者物価指数の作り方は、基準年毎に詳細な資料が総務庁から出てますが、指数の性格上、基準年のウェイトバスケットを変更しない、家計調査によるバスケット調査
なので、割引制度や基準年後の新商品が入っていない、都会に住んでいる独身者や一人暮らし老人の購買行動とは異なっている、ことが実感とのズレにありますね。
ちなみに、前のCPIには携帯電話は入っていないんではなかったかと思います。
高いと思う人とコンビニの利用頻度に相関があるように思います。(あたりまえですが)コンビニは明らかに高いです。 - 8 :ドラエモン:2001/01/30(Tue) 09:46
- >黄金虫さん
インフレと相対価格の変化を混同しちゃマズイでしょう。一般物価水準下がってるのに、
石油関連価格上がってるなら、その他物価はもっと大幅に低下しているということになる。
石油は輸入財だから、結局国内生産物・サービスの価格が激しい低下を続けているという
意味ですよ。それなのに、インフレ懸念とか言ってると、ホントに古典的恐慌が来ちゃうよ。 - 9 :新世紀名無しさん:2001/01/31(Wed) 02:54
- >>07
私事ですが、臨床試験の実務に携わった経験があるので、統計解析の技術的な困難さもある程度察しがつきます。皆さん苦労している様ですね。
今更言うまでもありませんが、客観的な判断のために抽象的な統計数値も大切ですが、統計数値は必ず誤差を含みますので信頼度や数値の前提となる要素の抽出方法を理解することなしに妄信的に引用することは大変危険です。
臨床試験の場合は対象となる症例数に限界があるので、試験薬による副作用かどうかなどの微妙な判定は、最終的には数値に頼らず個別に議論することになります。つまり統計数値よりも専門医の経験に頼るわけです。そして意外なことに、案外そちらの方が統計解析による解釈よりも本質を突いている場合が多いものでした。
もちろん、統計は統計で自分の仮説を検証する上で有用な情報を提供してくれます。実際、市販後調査をして症例が集まれば専門医の経験も数値的に裏付けられる場合も数多くあると聞いています。経済学は実験ができないから自然科学のようにはうまく検証できないという立場の人が多いこととは思いますが、実は医学の世界も似たようなものです。
「サラリーマンの靴をみれば景況診断ができる」というのも、たまたまそういう経験があったので、経済指標を検証する上で大変興味深く思われました。
かくいう私も経済統計の実務は分からないことが多いので、いろいろ教えていただくことができれば助かります。(閑話休題) - 10 :黄金虫:2001/01/31(Wed) 02:58
- >>8
ドラエモン:通貨膨張による貨幣価値の下落と石油関連製品の価格上昇を混同するな
という趣旨でよろしいのでしょうか?
原油価格が上昇すれば「石油関連商品に限らず」物流コストが原料価格に転嫁され、「あらゆる産業の」コストプッシュインフレの要因になるでしょう。生産者物価と消費者物価の間にはタイムラグがありますが、遅延の程度は業態によって異なるでしょう。ですから、今の消費者物価の上昇には現れる訳がないし、統計的に他の業種との有意差を検出することは困難だろうというのが私の見解です。
しかし、消費者物価の上昇が確認された時点で相乗的に物価は上昇するものと推測されます。なぜ、そのようなことに確信が持てるかといいますと、私の場合は子供の頃に石油ショックを経験して、原油価格の上昇による物価上昇は自明のことと思っていましたので「狂乱物価」を経験されていない世代の皆さんには理解ができなかったのかも知れませんね。当時は、原油が不足しているという噂が広がるだけでも、サービス業までもが「便乗?」値上げせざるを得ないほど物価上昇とインフレ懸念(購買力の低下)が深刻だったのです。
ところで繰り返しになりますが、70年代以上に円高原材料安の恩恵を受けて、しかも食料を含めた輸入品原材料までもが過度に海外に依存している今日の日本経済で、突然の円安と原油高に襲われたら当時以上に衝撃が大きいのではないかということを本気で心配しているのです。生産者はコスト上昇分を瞬時に価格転嫁して売掛金を回収することは不可能ですから、製造業が「原料インフレ製品デフレ」で資金繰りの悪化が深刻になるという事態は避けられるはずがありません。史上希にみる金融緩和をしても資金調達が難しいデフレ型の金融経済と、輸入原材料価格の上昇商品経済、想像するにもおぞましいことです。現在の過剰流動性を抱えた状況では通貨インフレというおまけ付きになるのでしょうか? - 11 :ドラエモン:2001/01/31(Wed) 10:27
- >黄金虫さん
>私の場合は子供の頃に石油ショックを経験して、原油価格の上昇による物価上昇は自明のことと思っていましたので「狂乱物価」を経験されていない世代の皆さんには理解ができなかったのかも知れませんね。
あぁ、その頃私、大学生だった(宇津田)
つまり、あなたの言ってるのは交易条件(製品価格/原料価格)が低下してると言うことでしょう?
だけど、第一次石油危機のころと今をチャント比較してみなくちゃわかりませんよ。
原油・粗油・天然ガスなどの鉱物性燃料の輸入額の対名目GNP比率は第一石油危機前の
期間、ずーっと2%位だった。それが第一次石油危機で6%、第二次では7%まで上がった。
で、現在でも2%位。これでは同じことは起こらないよ。 - 12 :黄金虫:2001/02/01(Thu) 02:37
- >>11 ドラエモンさん、大変失礼いたしました。
鉱物性燃料の輸入額の対名目GNP比率から推察して、「現状においては」消費者物価に与える影響はほとんどないということをご指摘いただいたのだ思います。現在の統計値を原因と考えて推論する限り、反論の余地はありません。しかし、例えば名目GDP比2%という数値は結果であって、原因ではないと私は考えます。
昨年の暮れの欧米での石油不足騒動を尻目に、日本はほとんど消費者物価に影響がありませんでした。なぜでしょう?日本の場合、生産者段階でコストが吸収されたからであり、余りの不景気のため消費者に代わって生産者がコスト負担を強いられていたのです。このような異常事態がいつまでも続くはずがない、というのが私の基本的な見解です。
将来、何かのきっかけ(景気回復、急激な円安、等)で更に原材料コストがあがれば、コストは第三者に波及して状況は明らかに変わるでしょう。そのとき、今まで蓄積された歪みが一気に物価上昇という形で消費者物価に波及する可能性を恐れているのです。原油価格が3倍の範囲で急騰しても、輸入額の対GDP比2%で「変化がなかった」という事実こそ、日本経済の異常性を裏付ける注意信号だと思うのです。 - 13 :黄金虫:2001/02/01(Thu) 02:50
- >>12
正:現在の統計値(=鉱物性燃料の輸入額の対名目GNP比率)を(物価上昇の)原因と考えて推論する限り、反論の余地はありません。しかし、名目GDP比2%という数値は結果であって、(物価上昇の)原因ではないと私は考えます。 - 14 :ドラエモン:2001/02/01(Thu) 12:20
- 生産者がコスト負担を強いられると、付加価値額(賃金+利潤)が減少する。鉱物性燃料
の輸入額が増えてる上に、分母の名目GDPも減る。そうすると、この比率は、鉱物性燃
料価格上昇のインパクトを敏感に反映する。それが第一次石油危機前と余り変わらず、
第二次石油危機の直後より全然低いと言うことは、やっぱり大したことではないという意
味ではないのかな?
もちろん、上の説明では、鉱物性燃料/名目GDP比率が「結果」であることが論理展開
の鍵になっている。 - 15 :プロボーラー[プロボーラ]:2001/02/01(Thu) 13:17
- CPIに原油価格が波及する経路は、電力価格が最大です。が、電力価格に対する原油価格の跳ね返りは思った以上に小さく(為替×ウェイト)、また在庫と原燃料調整制度のために半年は関係ありません。
輸送費に対するエネルギー価格のウェイトは手元に資料がないんですが、人件費のウェイトが高かったと思います。バスの場合は6割を超えている。
だから、インフレとは話がずれますが、年功賃金制度による平均的なコストアップの方が(年齢と生産性に関係が薄そうな分だけ)燃料費よりも構造的に深刻でしょうね。 - 16 :新世紀名無しさん:2001/02/01(Thu) 14:07
- 通りすがりのものですが、
>>12
>昨年の暮れの欧米での石油不足騒動を尻目に、日本はほとんど消費者物価に影響がありませんでした。なぜでしょう?日本の場合、生産者段階でコストが吸収されたからであり、余りの不景気のため消費者に代わって生産者がコスト負担を強いられていたのです。
欧米に比べ遥かに重い、石油関連の税金がバッファーになっているため、
多少の原油価格高騰も、消費者段階での価格上昇は比率としては小さな
ものに留まったため、という点をお忘れなく。 - 17 :黄金虫:2001/02/02(Fri) 01:57
- 皆さんのご意見拝読いたしました。いろいろ勉強になりました。有り難うございます。
さて、本題から多少話題がそれるかも知れませんが、ご勘弁ください。
自分の会社はさておいて、プロボーラーさんの例を参考に、バス会社の経営者の立場で価格を考えてみたいと思います。
簡単のため、年商10億円、人件費が6割、燃料費が1割、その他の間接経費が1割で、荒利が2割と仮定します。燃料価格の上昇が10%とすれば、年商1億円に対して1000万円(1%)のコスト負担になります。
日本経済全体からみれば石油製品の価格変動率や原価比率が数値的に微々たるものであることは皆さんのご指摘の通りだと思いますが、経営者にとっては燃料費の1000万円の「損失」はそれに比べて重要な問題であることが気になるのです。
さて、何れにしても1000万円の損失が発生したわけですから、経営者はコスト負担を価格に転嫁するか人員削減などの合理化により内部吸収するかの二者択一をしなければなりません。値上げの場合100円のバス代を101円に値上げするような価格改定は考えられませんから、次回値上げ時は110円になるでしょう。単価1万円の商品でも基本的には同じと考えて差し支えないと思います。
つまり、経済学の理論のイメージでは約1%程度の僅かなコスト上昇でも巨視的には速やかに価格に転嫁され、市場価格に織り込まれるという前提で理論が構築されているのだと思いますが、バス会社の例を見るまでもなく現実社会ではそのような仮定は必ずしも正しくないというふう思うのです。 - 18 :プロボーラー[プロボーラ]:2001/02/02(Fri) 18:10
- コメント
黄金虫さんの話はわかりやすいんですが、コメントを。
1)投入価格が変動した時、企業の生産活動が完全競争に直面しているのであれば最終価格は変動せず、要素価格も変動せず、単に生産量を減らすことになると思います。
2)現実に生産量が減らせない(サービスの場合)は、要素価格を減らすこともあるんでしょうが、利潤一定で労働賃金を減らすのは(短期的には)無理です。
3)だから、今回のような原油高でもっとも考えられるストーリは利益率の圧迫でしょう。1%のコスト上昇は市場価格に織り込まれずに、小売価格よりは、資本収益に影響するんではないですかね。 - 19 :黄金虫:2001/02/04(Sun) 02:30
- >>18 プロボーラー殿
小売価格に転嫁されないコスト上昇は、企業収益の減少という形で吸収されているとういう貴殿の洞察には異論はありません。しかし、長期にわたり種々のコスト上昇が蓄積されれば、企業が倒産しない限り、いつかは価格に転嫁されざるを得ないはずです。
国内の商品取引価格体系は配送込みで、しかも歩合制の帳合先が多重構造になっていますので、条件さえ揃えば、石油関連商品の価格上昇の波及効果は絶大であるはずです。ところが、直近は原油価格の高騰にもかかわらず、運送業界はもとより、一般の消費者物価に影響が認められませんでした。従って、インフレの懸念はないというのは一つの立派な見解だと思います。
確かに、インフレが統計的に顕在化していない。しかも、インフレ懸念も顕在化していないのに、インフレを心配するのは常識的にはおかしいかも知れませんね。しかし、何かの契機で、企業収益に蓄積されたあらゆるコスト負担の歪みが価格に転嫁され始めたとき、金融緩和で溢れている資金が流動化して一気に商品市場に向かうことは容易に想像できます。
歴史的に見ても、恐慌の後に超インフレが起こることはすでに経験済みです。わたしは、その主な原因の一つに「改訂価格の非連続性」と「物価上昇の相乗性効果」があるからだと見ています。過度の企業収益圧迫の反動から、ある日突然、消費者物価が高騰仕始めても私は驚きません。やはり、物価上昇インフレの種はすでに捲き終えられているのではないでしょうか。
1)について
生産量を5%削減すれば、売上見込みが5%減少して、生産ロットあたりの利益は半減するというのが相場です。恐らく在庫負担は軽減されますが、5%の製品の原材料費を圧縮しても、経験的には収益維持につながらないと思います。 - 20 :平岡:2001/02/04(Sun) 04:01
- >>19
同意。
生産量を削減しても、比例して売上も減少するので収益維持は見込めないでしょう。
物価上昇の相乗効果を視野に入れますと、価格転嫁しませんと他の部分の上昇に対応できないはずです。
石油会社の場合は、収益現象よりも市場拡大を重視していたために、
先物上昇よりも値上げが抑制されていたといえるようです。
また、デフレ傾向が強いので、石油の値上がり分が吸収されているとも考えられるのではないでしょうか。
原油価格の上昇が、数字に表れない今の状況は、不気味な感じもします。
価格転嫁を抑えている企業が多いからだと思います。 - 21 :ドラエモン:2001/02/04(Sun) 11:03
- 議論、空中を舞ってません?企業のキャッシュフロー自体は、石油価格急騰以前の段階では史上
最高水準なんですけど?潜在的なインフレ圧力が著しく高まるような利潤のスクイーズなんか、
特に観察できないと思うんですがね...
そもそもコスト上昇圧力を価格転嫁できないのがデフレのデフレたるゆえんでしょう。平岡さん
の言い方じゃ、インフレはインフレ、デフレもインフレ(の準備段階)。いつでもインフレだ。
だからいつでも金融引き締め????? - 22 :名無し:2001/02/04(Sun) 16:36
- はよう、お金の資産性を認めろ 限定的でもいいから
- 23 :平岡:2001/02/05(Mon) 02:13
- 確かにミクロとマクロが錯綜していますね。
消費支出も微増ですし、コスト対策としてアジア諸国からの輸入も増加しています。
企業は、生産量を削減という方法ではなく、原価引き下げの手段を模索し続けていると思います。
これから後半期の決算報告の発表の段階ですから、はっきり申せませんが、
石油会社に関しては、コスト上昇圧力を価格転嫁できないのデフレだと思います。
他の産業に関しては、経営努力で価格転嫁を防止しているが、限界に達している。
(マクドナルドの半額バーガーは、デフレと言うよりも先行投資的な色彩が強いでしょう)
従って、黄金虫さんは、今後インフレになると言う主張をなされているのではないでしょうか。
大雑把に書きましたが、
>物価上昇インフレの種はすでに捲き終えられているのではないでしょうか。
という危惧には同感です。 - 24 :プロボーラー[プロボーラ]:2001/02/05(Mon) 02:59
- やはり、物価上昇をもって全てインフレというのは大雑把ですよ。長期的な需給の交点(モングレル)の推移を見ると、右上がりが正常な動きです。
が、日本経済を見ると、90年代は垂直落下(デフレ)です。経済にはある程度最適な物価上昇率があり、それを超えるものをインフレと呼ぶべきだとしたら、現下の状況はインフレを懸念するところではないと思います。 - 25 :黄金虫:2001/02/07(Wed) 00:47
- 私自身、初めのうちは現在のデフレを克服するには、人為的にインフレにすればちょうど良いのではないかと思っていたこともありました。
しかし、現実の経済を見てみると「インフレかデフレか」という二者択一なのではなく、「インフレもデフレも」というのが正しい認識ではないかと思うようになりました。
例えば金融政策にしても、インフレとデフレがマクロ的に同居する余地などあり得ないことでしょうから、議論の前提となる認識が噛み合わなかったのではないかと思います。 - 26 :プロボーラー[プロボーラ]:2001/02/07(Wed) 15:36
- 私は今でも「人為的」なインフレが出来るのであれば、それが必要だと思ってます。
ミクロベースで考えたときに、売上高を将来の利益の期待値とするエージェントで構成される社会で、価格が時間に対して低下する(数量単位でね)って場合には新規投資は無理でしょう。
これは余談ですから皆さんに考えてもらいたいんですが、将来の期待収益が(pe,σe)に従うときに、σeが正規的でなくて下に対して裾が伸びるような分布になっているとしたら、投資の割引現在価値が低下することでもって経済が低迷するんでないかと思っているわけです。
分布の形状だけですけどね。 - 27 :黄金虫:2001/02/08(Thu) 01:08
- >>26
インフレが進行すれば借入金や在庫の実質的な金利負担が軽減されるため、投資しやすい環境になるということは自明だと思います。では、期待収益はどのような分布関数になるでしょうか?簡単のため
期待収益=売上高*確率密度*収益率
(確率密度と収益率は売上高の従属変数で、確率密度関数は任意)
と仮定しましょう。収益率は広義の単調増加関数で明らかに偶関数ではないことから、期待収益の分布関数に正規性の仮定は間違っています。
では、次に将来の期待収益の分布関数を本当に予測することは不可能でしょうか?収益の平均値をpe、標準偏差をσeとしているのだと思いますが、peもσeも現実問題として予測することは不可能でしょう。さらに、当たり前のことですが売上高の確率密度関数の期待値ばかりでなく関数型も予測することはできません。無理に例えば売上高の確率密度関数の対数正規性を仮定しても、デフレになればpeが小さくなるといった程度の予測しかできないでしょう。残念ながら、難しい議論をしても、デフレでモノが売れなければ収益の期待値も減少するので投資が控えられると言った程度の予測しか信頼できないもの思います。 - 28 :ドラエモン:2001/02/09(Fri) 00:47
- 要するに黄金虫氏は、今はインフレだと言いたい訳ね。あるいは、インフレが起こる準備が出来ていると。
で、どうすれば良いというわけ?金利上げろと言うの?それとも、利下げを主張する連中に、そんな馬鹿
な事言うなと説教したいの?御説の目的は何? - 29 :すりらんか:2001/02/09(Fri) 13:26
- >次に将来の期待収益の分布関数を本当に予測することは不可能
これは他分野から経済学に入ったときに勘違いしやすいポイントだと思
うのでちょっとひとこと.収益の分布は主観的なものでも全然,問題な
いのでこれは全然議論とは関係ないです.ここの主体が好き勝手な分布
を心に描いていて,デフレの影響の方向だけが共通していればそれでい
いわけです.
>デフレでモノが売れなければ収益の期待値も減少するので投資が控えられる
うーん,これってなんか逆じゃない?ついでにかいとくと,デフレが景
気にマイナスの効果をもつってのは,将来の期待収益云々とか難しい話
を持ってこなくても,教科書レベルのマクロ経済学だけでも主要な悪影
響の経路が2つあるのだが. - 30 :黄金虫:2001/02/10(Sat) 02:49
- >>28 ドラエモン様
仰せの通り「どうすればよいか」ということを考えることが一番大事だと思います。
少し時間をください。 - 31 :黄金虫:2001/02/10(Sat) 03:39
- >>29 前半
確かに>>27 では、正規性の仮定に疑問を持つ余り、議論の本質を見失ってしまった可能性があるような気がします。申し訳ありません。
「平均値」のような(量)ではなく「分布」(質)に注目された、プロボーラー氏の発想には大変興味を持ちました。
この場合、平均値を変えずに分布の変化だけに注目すると、関数型を仮定しないで定性的な議論は出来ない筈だと思ったからなのです。私の先入観かも知れませんが。
もちろん、「任意の関数を自由に想定して、定性的な議論が出来れば要が足りる」という考えは、経済学に限らず常に実用的だと思います。ご指摘に異論はありません。
後半のご指摘については、自分なりに再考してみます。
プロボーラーさんのコメントの主旨については、もう一度落ち着いて考え直さなければいけないのかも知れませんね。 - 32 :Ω:2001/02/10(Sat) 14:48
- 金利を下げることに意味があるかのような意見が
でているけど、今の状態で金利を下げてどういった
効果があるのでしょう。公定歩合下げみたいな
アナウンス効果で充分っすよ。これ以上下げたら
コールで運用したくないっすよ。 - 33 :黄金虫:2001/02/10(Sat) 23:11
- >>29 後半
MV=PQ
物価Pの下落と生産・消費Qの低迷の影響ですね。
誤:難しい議論をしても、デフレでモノが売れなければ収益の期待値も減少するので投資が控えられると言った程度の予測しか信頼できないもの思います。
正:難しい議論をしなくても、消費が低迷ししている時に物価が下落傾向にあれば、投資が控えられることは自明だと思います。