関税と輸入数量制限
economy/0159 / 16 レス / 2001/01/21〜2001/01/28
- 1 :経済初心者:2001/01/21(Sun) 03:40
- なぜ関税の方がいいのですか?
- 2 :すりらんか:2001/01/22(Mon) 00:15
- ミクロの余剰分析の部分を読みな!とつっぱなしつつ,その
理屈を説明すると,
輸入数量制限によって国内の消費量,生産量,輸入量が,ある
率の関税をかけたときと同じになったとしよう.この時に,割
り当てだと発生しないけど,関税だと発生するものがあるよ.
それな~に. - 3 :新世紀名無しさん:2001/01/22(Mon) 01:24
- 01の質問から考えると,すりらんかさんの回答にある「発生する」ものを生み出す政策手段は関税と割り当てが入れ替わっているのではないでしょうか?(レントだとするとです.)
- 4 :ドラエモン:2001/01/23(Tue) 22:38
- そうだよね。変でない?>すりらんか殿・・・
- 5 :すりらんか:2001/01/23(Tue) 23:34
- あれ?そうだっけ.余剰とかしばらくふれてない概念だからなぁ.
割り当てを使って,ある率の関税下と同じ国内消費量・生産量・
輸入量を達成しても,関税収入はないよね.関税収入分関税の方
がお得,と遙か昔にやった覚えがあるんだけど. - 6 :ドラエモン:2001/01/24(Wed) 00:09
- ああ、言ってる意味理解>すりらんか氏
ただ、割り当てではレントが発生し、当該産業で過剰能力(割り当てが能力に応じて行われる場合)
が発生し資源配分上好ましくないという間接効果もあった。でも、間接だわな。あなたの方が、直裁。
スマソ。 - 7 :新世紀名無しさん:2001/01/25(Thu) 19:07
- ヘクシャー=オリーンモデルの
関税の理論でどこがポイントなのでしょう?
小国の場合、関税は厚生を下げるということですか?
(だとしたらつまらない)
大国の場合、交易条件の改善がみこめるから、資源配分を歪めても
厚生があがる。(ゼロの関税からなら必ずあがる)
ということですか?(最適関税の話のどこがおもしろいのだろう)
それとも輸出補助金と輸入税がまったく逆の効果をもつので同時に
やっても打ち消しあって意味がないということ?
関税と生産補助金+消費税が同じ効果をもつということ?
どういうところが関税の理論のポイントなのでしょう?
関税を掛けたとき、貿易三角形が縮むという図がホモセティックな
無差別曲線を考えるとああいうふうになるということや、税収がどの
部分かを示すのだけで大変で、そのあとそれがどうしたんだろうと
いうむなしさを感じてしまうのは僕だけなのでしょうか?
もし完全競争の関税の理論でココが面白いということをご存知の方がおられたら
教えていただきたいです。 - 8 :07:2001/01/26(Fri) 12:22
- ちぇっ。誰も答えてくれないので自己レス。
関税と数量制限は資源配分のことを考えると同値ですね。
ただ数量制限の場合は場合によってはレントを外国に取られてしまうと
いう分配面での違いはあるでしょうが、それは些細なことです。
だから関税と数量制限は同値・・まずこのことを押さえていて
ほしいとおもいます。
さてではなぜに、GATT(ウルグアイラウンド?)で、非関税障壁を
関税障壁に置き換えようという主張が出たのか?そして日本が
米について輸入割当から関税に切りかえることを余儀なくされたのか?
ここが問題になるでしょうね。
それについては入門・国際経済学(石井他)のp69図3-4を参照して
ください。お互い報復を生む結果、貿易をなくしてしまうのが、数量制限
のほうが関税よりも強いということですね。
ちなみにラーナーの対称性定理とは輸入税と輸出税が同値だということで
して
>輸出補助金と輸入税がまったく逆の効果をもつので
というのは間違っていないと思います - 9 :ドラエモン:2001/01/26(Fri) 12:33
- >07
>関税と数量制限は資源配分のことを考えると同値ですね。
動学的な世界で、数量割当てがマーケットシェアとか生産能力によって決まる世界では
過剰投資という数量制限に固有の資源配分上の問題が生じるのではないですか?
戦後の日本経済では貿易自由化が進むまで、この問題は非常に重要だった。また、現在
のオーバー・バンキングも、コールレート>公定歩合=数量割当のある日銀貸出の金利
という「数量割当て固有の資源配分上の問題」の結果でしょう。その意味で、「些細」な
こととは言え無いのではないだろうか? - 10 :07:2001/01/26(Fri) 23:18
- >割り当てが能力に応じて行われる場合
というのが理解できないです。能力に応じて行われるというのは
しらないですが、レントシーキング活動という資源浪費にしか
すぎない政治家への働きかけについては知っています。
だけどその場合でも、もし輸入業者が自国民ならば、そのレント
が国民の一員である政治家に渡るだけなので資源配分に問題はないのでは?
(とレント・・・について勉強したことがない僕が書いている)
「些細な」といえるのは、レントの受け取り人は外国人か自国民かと
いうことは、自国民が受け取るとしましょう。(まぁ、そうでない場合は
たしかに分配面で割り当てと関税は違いますが、そういうことは経済学
の問題ではないのでと片付けていいだろうくらいの意味です。)
確かに割り当てが元の生産能力に応じて行われるならば、あらかじめ投資を
行おうとするでしょうね。関税とは違ってきますね。 - 11 :すりらんか:2001/01/26(Fri) 23:57
- >数量割当てがマーケットシェアとか生産能力によって決まる世界
教科書的な話で逝くと,数量割り当てが単純なくじ引きで行われる
世界と,何らかの基準でA社の供給能力の限界まではA社,園のこ
りをB社,そののこりをC社とい感じにする場合では独占死荷重の
大きさが変わってきますね. - 12 :ドラエモン:2001/01/27(Sat) 00:22
- だから若い奴はキライダ(爆
通産が原材料輸入の割り当てを日本のメーカー全部に行っていた「官僚達の夏」が暑かった時代
には、工場の生産能力に輸入割当が比例したりしてたのだよ。そして、工場建設資金の貸出も割
り当てで決まってた。ほんとだよ。小宮・天野の「国際経済学」には、まだその話がでてくると
思うよ。 - 13 :へなへな:2001/01/27(Sat) 00:26
- >どらえもんさん
官僚たちの夏って、城山三郎のやつですね。
私もちょっとあこがれた(笑)。 - 14 :すりらんか:2001/01/27(Sat) 00:33
- >だから若い奴はキライダ(爆
えっへん.私は若者であるぞよ(日本の身分制度ではガキの次に偉い^^)
高度成長期の話になると,もちろん理屈は変わってくる.私は70年以前の
日本経済って基本的にルイスモデルみたいな状態だと思うんですよね.供
給能力の方にはいつでも余裕があって,という話.そういう場合には,急
激な産業間人口構成の変化を防ぐために,レントの取り分を官が配分する
という事態が正当化できる.問題は,貿易をする2国がともに完全雇用状
態なのか,古典派的状況なのかというところに落ち着くと言うことでしょ
うか? - 15 :新世紀名無しさん:2001/01/28(Sun) 01:22
- Helpman and Krugman, Trade Policy and Market Structre, 1989, MIT Press
よんだら? - 16 :>15:2001/01/28(Sun) 02:04
- あれって1章まちがえがあるんだよねえ。