経済成長を予想するために
economy/0145 / 10 レス / 2000/12/20〜2001/01/07
- 1 :すりらんか:2000/12/20(Wed) 23:09
- 経済成長についてはここでも2chでも議論が盛んですが,
ここでは
「経済成長の長期的トレンドを予想する方法は」
に絞って考えてみたいと思います. - 2 :すりらんか:2000/12/20(Wed) 23:13
- まずは最もメジャーな方法は生産関数推計ですね.成長の源泉は
生産要素の投入増と技術進歩しかない.労働投入ののびや資本蓄
積についてはおおまかに予想が立つんで,技術成長がわかれば今
後の経済成長のトレンドもわかるというわけ.
この方針には私はいくつかどうしても反論したい点がある.
・技術進歩なんてはかれるのか?
・測れたとして,そのトレンドは安定的なのか
・資本蓄積(つまりは意味ある投資)の予想なんて出来るのか
上2点は以前にも書いたことあるので,敢えて第3点に注目し
てみましょう. - 3 :ドラエモン:2000/12/20(Wed) 23:28
- すりらんか氏に賛成
この手のモデルは、気を付けないと変なことになる。
設備投資主導で景気拡大すると資本蓄積が進み潜在GDP上昇する。逆は逆。
つまり、好景気の時は強気で不景気では弱気の潜在成長率を予言ししちゃう。
これじゃ、潜在成長率とはいえんわね・・・ - 4 :すりらんか:2000/12/20(Wed) 23:42
- 長期的に設備投資が大きくなると言うのは投資のリターンが
大きいということに他ならないですよね.それってやっぱり
新しい市場が開拓されたときって言うことになるのでしょう
か.それじゃコンドラチェフだよ,と思う人もいるかもしれ
ないけど,経済成長って日々の小さな「新市場開拓」の積み
重ねに他ならないんではないだろうか.
IT革命なるものが長期的にも経済の成長に寄与するところ
があるとしたら,ここにイノベーションを起こした場合でし
ょう.ネットワークの充実によって,新たな商品の可能性が
うまれ,独占利潤なりをもとめて投資が起こる,これは(初
速のほうが大きいではあろうけど)一度限りのプロセスでは
ないわけですよ.広義のコンサルティングなんてのがネット
によって可能になるかもしれない.まぁならんかもしれない
けどね. - 5 :@:2000/12/20(Wed) 23:49
- 潜在成長率のもとめかたって、いろいろあるんでしょうけど、
OECDのをみると1998年はたぶん‐2%ぐらいだったと思います。
‐2%はちょっと多すぎきたいな感じがしますが、もっと正確に
潜在成長を求める方法としてはどのようなものがあるんでしょうか?
そう言えばクルーグマンのHPには「日本の経済は長期的にはしぼんでいく」
みたいなことが、とうまわしに書いていましたがどうなんでしょう?
やはり海外の需要で引っ張ってもらう経済成長モデル(?)から日本は
抜け出せないのでしょうか?
なんか質問ばかりですみません。 - 6 :名無しングエルス:2000/12/21(Thu) 00:26
- マルクスにしろケインズにしろ昔の経済学者の共通の認識に「長期停滞」というのがあったのに
最近はトンと聞かない
どうなっちゃったの?
資本蓄積に関してはもう十分に成功したじゃない?
今はもう人間は「長期停滞」を前提に(十分現実的な)について考えるべき時 - 7 :ドラエモン:2000/12/21(Thu) 01:30
- >05
昔、OECDのミッションの連中と潜在成長率の推計方法で喧嘩したことあるよ。まさにこの
ポイント。やっぱり98年みたいなときにはマイナスとかになっちまうんだよね。それは不況
で設備投資少ないだけで、中長期の潜在成長率と関係ないのにねぇ。 - 8 :プロボーラー:2000/12/21(Thu) 03:11
- (方法)
生産要素を突き詰めていく方法と要素価格から突き詰めていく方法があると思います(Duality)。あと、要素市場からみるオークンなぞも、意外と結果が宜しいようです。
あと、消費者物価から責める方法もありましたね。
個人的には、データがボロボロの中での推計なので、要素アプローチにせよ、価格アプローチにせよ限界を感じるところです。
(成長の限界)
資本の蓄積が限界に達しているということは、資本の収益率が低いことになりますけど、世界中を見渡せば、まだまだ資本は足りない。
これこそ、マルクス的な(いやレーニン的か)要素均等化の原動力なので、さえない国内投資よりは、開発途上国への投資を進める方が老後のためだと
思うこのごろです(危機があっても懲りない性分のようです)。 - 9 :@:2000/12/22(Fri) 06:00
- ドラエモンさん、プロボーラーさん、レスありがとうございます。
潜在成長率って意味自体はわかりやすいんですけど、具体的に
どんなものか?というと、いろいろ意見がわかれるとこですよね。
だから沢山の算出方法があるんですね。
日本が資本貯蓄の限界に達しているかどうかは私にはわかりませんが、
私も海外投資すべきとかんじます。なぜかそう思うのか?とか書くと、ぼろが出そうなので
もうちょっとここで勉強してからにします。ありがとうございました。 - 10 :植田[植田]:2001/01/07(Sun) 01:48
- >07
ドラさんの意見に賛成。
あんなやり方じゃダメですよ。
彼らは算出さえすればOKなんでしょうがね。
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