経済学関連の質問箱
economy/0142 / 63 レス / 2000/12/16〜2001/12/10
- 1 :迷える子羊:2000/12/16(Sat) 13:07
- 『メタ生産関数』とはどんな生産関数のことをいうのか教えて下さい。
できるだけ易しく解説をお願いします。 - 2 :プロボーラー:2000/12/17(Sun) 03:52
- Hayami, Y. and V.W. Ruttan, "Agricultural Productivity Differences among Countries," American Economic Review, Vol.60, 895-911, 1970.
Lau, Lawrence J. and Pan A. Yotopoulos, "The Meta-Production Function Approach to Technological Change in World Agriculture," Journal of Development Economics 31 (1989) 241-269.
Boskin, Michael J. and Lawrence J. Lau, "International and Intertemporal Comparison of Productive Efficiency: An Application of the Meta-Production Function Approach to the Group-of-Five Countries," The Economic Studies Quarterly, Vol. 43, No.4, Dec. 1992. - 3 :@:2001/03/07(Wed) 17:55
- 先進国のNAIRUと失業率の4半期データのあるのはどこなんでしょう?
IFSは失業率80年代ぐらいからしかないし…。たぶん統計の手法が
かわったからだと思うんですが、ないと困りません?少なくとも失業率は。 - 4 :ドラエモン:2001/03/07(Wed) 23:07
- Ray Fairって馬鹿の一つ覚えみたいだけど、世界経済モデルのデータセットダウンロード
できるよ。 - 5 :竜馬:2001/03/09(Fri) 15:27
- 経済学を深く勉強するなら入院とかしなきゃ駄目???
一般企業とか官庁(私大だから見込みなし)ぢゃ駄目会??? - 6 :ドラエモン:2001/03/09(Fri) 16:20
- >坂本さん@05
入院して先生や同僚と議論する方が、道に迷う確率が下がるので、よりよいことは確か。
ただし、実験に金の掛かる学問を除けば、ホントに必要なのは根性かもよ。でも、経済
勉強してた人が就職すると、学部でよく勉強してた人ほど激職だったりするので、勉強
続けるのが大変だったりする。 - 7 :竜馬:2001/03/19(Mon) 13:22
- >6
もとケイキ庁のセンセがいるんすけど入院してたセンセのゼミとどっち選ぶかまよってます。
経済政策やるやらどっちがいいんですかね???
厨房私立です。 - 8 :ドラエモン>07:2001/03/19(Mon) 13:55
- こう言うと身も蓋もないけど、経済政策って独立した分野じゃないでしょう?学部段階
ではともかく、専門家とか大学院とか言う話しになるなら、なんか専門があって応用の
一部として「政策」が出てくるんじゃないかな? - 9 :名無しさんのマーチ:2001/03/20(Tue) 01:19
- Computational? General Equilibriumってなんですか?
ごぞんじのかた教えてもらえませんか?
普通の実証とはちがうのですか?
どんなソフトが一般的ですか?
なにか理論的に新しいところはあるのですか? - 10 :プロボーラー:2001/03/20(Tue) 04:10
- CGEは実証というよりは、実験です。
実証研究はパラメーターをエスティメートしますが、CGEはパラメーターをカリブレートします。
エスティメートは普通のエコノメで出てくる奴ですが、カリブレートは、ある時点で成立している変数関係をユニークに決定しているあるべきパラメータ(セット)を逆算しているわけです。
まあ、ウソっぽいという人もいるでしょうが。
ソフトは色々ありますね。コロラドやカナダの人は、GAUSS、インディアナやオーストラリアの人はGEMPACKだったと思いますが。
面白いところは、理論的なモデルの数値例を示せることでしょうね。特に税制や規制による市場均衡の変化を特定の国の例に則して示せるというところ。「理論的に新しい」っていうことは論理的にありえない話ですね。 - 11 :名無しさんのマーチ:2001/03/20(Tue) 20:46
- お答えありがとうございます。
需要関数を定式化して、推定して、生産関数も同様にして、
簡単な一般均衡モデルを適当に作って、そのパラメーター(税率など)
を変えればどう内生変数が変わるかの比較静学をするという予測をすること
がCGEなのではないのですか?
>ある時点で成立している変数関係をユニークに決定しているあるべきパラメータ
(セット)を逆算している
というのが少しわからないので例をあげてもらえないでしょうか?
またこれら数本を読めばCGEがわかる というような論文はないでしょうか? - 12 :ドラエモン:2001/03/20(Tue) 20:52
- 統計的推定ではないんだよ。言ってみれば仮想係数モデルというののミクロ板みたなもんだ。
データセットに無矛盾な係数を決めちゃうのがカリブレーション。例えば、経常収支=0でな
いと困るケースでは、そうなるように輸出を減らしたちゃったりするね。
こう言うときっと猛反発があると思うけど(藁)、慶応にいた辻村さんの一派の消費モデルの
推定とよく似てるところがある。
応用一般均衡分析とか言うタイトルで何冊か本が出てる。 - 13 :プロボーラー:2001/03/21(Wed) 12:43
- >11さんへ
銅鑼先生の回答で尽きますが、例えば、消費者行動を考える場合、我々が観察できるのは個別財の消費財需要量、価格、所得ですね。
で、(ずうずうしく)最適化が実現しているとするならば、それぞれはある最適化行動を表した関数によって結ばれるわけです。で、所得弾性値や価格弾性値を逆算するわけです。
もっと言えば、定義関係の整合性がとれたデータが一時点あれば、仮想的な均衡体系が実現しているわけで、それを満たすようなパラメータの体系も存在しているわけです。
辻村先生のはよくしらないんですが、フリッシュの所得弾性値と価格弾性値が同時決定にできる需要体系の話だとしたら、CGE的ですね。
本としては、Shoven and Whally (1993)小平氏翻訳(東洋経済)とかでしょうかね。最近は世界貿易モデルでHertel ed (1996)とかFrancois and Reinert (1997)とかが出てます。日本語では、川﨑さんという人の本が出てますが、モデルはHertel (1996)です。
余談ですけど、多分、CGEの本を見る前に産業連関表(IO)や国民経済計算(SNA)社会会計表(SAM)を確認したほうがすっきりするでしょう。結構、IOモデルの投入係数がコブダグラスやCESの生産関数になってたり、最終需要がそれなりにおしゃれな関数形にお化粧している
といった代物ですから。 - 14 :名無しさんのマーチ:2001/03/21(Wed) 20:41
- 十分わかりました。文献も教えていただきありがとうございました。
ある人がCGEで実験をしようとしたとして、オイルショック(バブル)という
珍しい時のデーターを使うと、変なパラメーターが出て全然近未来の
予想などはできないですね。データには誤差があるのに、CGEはそういうものを
どう考えているのですか? - 15 :名無しさんのマーチ:2001/03/22(Thu) 10:54
- ちょっと話題が変わるのですが、HayashiのEconmetricsを買いました。
EViewsやTSPやRatsも挙がっていたのですが、プログラムを書くことが
必要なソフトとして、GAUSSとMATLAB挙がっていました。
それぞれ使い方の本などないでしょうか?(一般的な使い方と
計量での使い方)。またGAUSSやMATLABでなくて、MAPLEなどでは
どう不都合があるのでしょう? - 16 :@:2001/03/22(Thu) 18:47
- えーっと最近自分で調べてみたので、知ってることだけ書きますね。
ガウスやMATLABは経済学ようのソフトではないので特別な
プロシージャはついてこないようです。
しかし、個人の方が作ったのを利用できるみたいです。
数も結構あって、ガウスなんかはratsつかってる私なんかうらやましい
プロシージャーもあります。サーチすればいっぱい出てくるし、
メーリングリストにもたくさんのってます。
matlabもたくさんありますよ、探せば。メイプルはつかったことないので分かりません。 - 17 :名無しさんのマーチ:2001/03/23(Fri) 02:43
- ありがとうございます。(とりあえずのお礼)
ガウス=14万円+計量用のパッケージ4万円。
どうやって調達すればいいことやら。
ソフトの使い方を勉強ばかりしていては肝心の経済学はどうなることやら。
はぁ~(とためいき) - 18 :すりらんか:2001/03/23(Fri) 03:26
- ソフトの使い方ってマニュアルとかも重要だけど,それを
使ってる友人から教えてもらうのが一番早いし,欠点まで
含めていろんなことが分かりますね.そして,現在それを
使っている友人を見つければ……これ以上書くと教唆にな
るのでやめます(藁).どうでもいいがGauss(やそのオ
プション)を大枚はたいて買うと送られてくるものの少な
さにおどろく. - 19 :@:2001/03/23(Fri) 08:03
- 高いっすよね。あの手のソフトは何でだろ。
でも、WWWには多くの「タダ」ソフトがあります。
RってのはSのタダ版だし(一応TIME SERIESのパッケージがある)、最近見つけたのは「easyreg」
ペン・ステートの先生が作ったやつで、eviewsと張り合うって
自分でHPに書いてます。ダウンロードしたけどエラーで
つかえなかったけど、たぶんこれは私のpcが悪いから。
ドラえもんさんに教えてもらった、レイフェアのソフトもあります。
(これはマクロの巨大モデルが一緒についてくる、MC2ってのを
実行したら、pcハングアップした(RAM124M必要)。
データも半端ではない。プロ用です)
リンクは下のほうにあると思う。
でも、つかい方が一番大事なので、スリランカさんが言ってるように
みんながつかってるのをつかったら言いと思う。とすれば…ガウスorTSPかな?
そうそう、EVIEWSは学生版ってあったんではないですか?それも一応考えて選んで
ください。
>ソフトの使い方を勉強ばかりしていては肝心の経済学はどうなることやら
同感。 - 20 :プロボーラー:2001/03/25(Sun) 06:44
- (データ)
基準となるデータセットが歪んでいれば、それに応じてカリブレートされたパラメターも歪むのは自明なので、オイルショック時はお勧めできませんね。
基本的に一時点とはいってもあまりにも需給がインバランスで、特殊な構造変化が考えられる場合、CGEやAGEはそぐわないということです。
(ソフト)
しかし、インターネットの御蔭でサンプル版のモデルは考えられないほど手軽に入手できるし、数少ない専門家のメールリストもあるし、環境としては考えられない進歩ですね。
しばらく経済学を放置してソフトに熱中しても前者の方が進歩率が低いような気がするので(早めにソフトの勘所の基礎を築けば)OKでしょ。
所詮、人生という制約条件付最適化ですから、何もしないということ以外は多少の見返りはあるというふうに思いますよ(笑)。 - 21 :新世紀名無しさん:2001/06/03(Sun) 01:08
- CPAの短答式に受かってそうです。しかし、論文式とくに経済学の自信がありません。
ここにいる優秀な人達の力でヤマ当てをして頂き、僕を合格させてください。
努力はおしみません。教材も絞ってます。しかしヤマが分かりません。
試験委員の先生方は:
篠原 総一(同志社大学経済学部)
藪下 史郎(早稲田大学政治経済学部)
奥野 信宏(名古屋大学経済学部)
西村 和雄(京都大学経済学研究所)
となっております。 - 22 :名無し時々雨:2001/06/03(Sun) 02:29
- カオス的景気循環が出る
- 23 :21:2001/06/03(Sun) 23:06
- >22
出ないと思います。 - 24 :名無し時々雨:2001/06/05(Tue) 20:53
- 情報の非対称生が入った金融の理論がでる
- 25 :すりらんか:2001/06/05(Tue) 22:28
- こっちでやってね.
http://mentai.2ch.net/tax/index2.html - 26 :>21:2001/06/06(Wed) 08:57
- 分数・小数の足し算が出る
- 27 :傍観者:2001/06/06(Wed) 19:14
- >25
社会的貢献度の低い経済オタクが活躍できる唯一の場である教育現場での提言というチャンスを失うあなたって人は、本当に道楽もん。 - 28 :ふーばー:2001/06/06(Wed) 22:11
- 大恐慌の原因解明というのは、経済学においては確立されているのでしょうか。
そうであるのであれば、教えていただけるでしょうか。
大恐慌は、又米国ではどのような経過を経て、克服されたのでしょうか。
ニューディール政策ではなく、戦時経済によって克服されたのであれば、
具体的な財政規模、GNPの経過等を知ることのできる資料をお教えください。 - 29 :ドラエモン:2001/06/07(Thu) 02:14
- 大恐慌の話なら、まずはキンドルバーガーの本を読みましょう。
- 30 :名無し時々雨:2001/06/07(Thu) 02:23
- 昔ここのどなたかがニューディール政策は実はぜんぜん効果が
なかったという主張があるんだと紹介されていたように記憶します - 31 :名無し時々雨:2001/06/07(Thu) 02:44
- 日本経済学会行かなかった。プログラム表がなくなっていて、
ちょっとぼけてて・・・
それはそうと、なんだか難しそうな論題ばかりだった。
インセンティブ?なんじゃそれ?資産価格付け理論?なんじゃ?
ネットワーク?なんじゃそれ。なんて具合。(ほんとはもっと
難しそうなのがあった)
で質問じゃ。経済学の曲がり角といえるような発展を時系列
であげて解説してくれんかの。おいどんの経済学の知識が劣化
していっちょると。まずかのぉ - 32 :名無し時々雨:2001/06/13(Wed) 23:13
- はじめまして。ここでよいかどうか判じ得ませんが、
経済学でシュンペーターはあまり取り上げられないのでしょうか?
たくさんのスレがあるにもかかわらず、彼を語っているスレは無いようですし、、、
「孤高の経済学者」で、その流れを汲む者が居なかったから?
ケインズのかげに隠れてしまっているから?
どうなんでしょうか? - 33 :ドラエモン:2001/06/14(Thu) 00:24
- 恐らく、最後にたどり着くんでしょうけど、数学的な定式化は難しすぎるからだと思う。
- 34 :すりらんか:2001/06/14(Thu) 16:12
- AghionやHowittの成長理論とかはシュンペーター的と呼ばれますね.
僕は古典としてのシュンペーターは読んでもわかんなかった+新成長
論への興味も薄いので,なんとも言えませんが興味のある人は結構多
いのではないだろうか. - 35 :32:2001/06/15(Fri) 02:45
- レスありがとうございます。いつも(一方的に)お世話になってます。>両氏
経済学に関しては厨房ですのでビシビシお願いします。
>ドラエモン氏
私がイメージしたのは、、、
例えばシュンペーターの言うイノベーションを数式化しようとすると、
どうしても関数の連続性を捨てなければいけなくなり、不連続関数を扱うとなると、
いろんな有用な定理とかが使えなくなってしまい、いきなり複雑になってしまう。
指摘されてみるとそんな感じがします。
>すりらんか氏
Aghion, Howitt で探してみますと、ネットだけでも結構調べられるもんですね。論文とか。
できれば、目を通してみたいと思います。
「古典としてのシュンペーター」とは「経済発展の理論」のことでしょうか?
題名しか知りませんが。(笑)
ちなみに、私がシュンペーターに興味を持ちはじめたのは、技術革新という観点からです。 - 36 :名無し時々雨:2001/06/15(Fri) 02:59
- >>35
AghionとHowittがモデル化したのは、まさにシュンペーターのいうところの
「創造的破壊」です。つまり、R&D投資によって新たな財が開発され、
その開発に成功した企業は、特許を得て独占利潤を貪ることが可能と
なる、と。企業はR&D投資をして研究開発を行う誘因が出てくるワケです。 - 37 :プロボーラー:2001/06/15(Fri) 06:35
- Barro-Sala-i-Martinの教科書(多分7章?)に丁寧な説明があったようにも。
Sala-i-martinはこの章のアップデートをしているところらしい。 - 38 :32:2001/06/19(Tue) 00:44
- >>36 氏
解説ありがとうございます。
共著で本を出しているようですが、私には荷が重そうなので、
いまは Aghion の page にある summary の方を選好します。
ところで、特許というものはどういう意味を持つのでしょうかね?
企業を利潤を追求する集団として捕らえると、企業に R&D をさせるための根拠、
裏付けになることは理解できますが、その一方でいち私企業(もしくは少数の企業)
による、特許を通した技術の独占は、消費者からみると(的確な語を知らないので、
とりあえず消費者。つまり、企業の枠を超えた枠で考えると)、
適切とはいえないような気がします。
消費者(仮想)にとっては意味のない、存在しないほうがよいものに思えますがが、
いかがでしょうか。 - 39 :32:2001/06/19(Tue) 00:48
- >>プロボーラー氏
紹介ありがとうございます。
が、当方、経済学のケの字も学んだことのないので、教科書と言われましても、、、
Barro, Sala-i-Martin の Economic Growth のことでよいのでしょうか?
和訳も出版されているようですし、いろんなところ(といってもネット上)で
言及されているようですので。
update しようとしているとのことですので、改訂版が出るまでは「待ち」ですね。 - 40 :32:2001/06/19(Tue) 00:55
- さて、自己レスになりますが、いろいろ読み回ってみますと、
経済の成長、発展という話題は、ここ十数年の話題なんですね。
1910 年ごろに Schumpeter が論文を出してから半世紀、1960年ごろに Solow の成長モデルとして
あつかわれる。ただし、この時点ではまだ外因性経済成長(exogenous economic growth)として扱われ、
1990 年ごろになって、Romer などによって、やっと成長それ自体、つまり内因性経済成長
(endogenous economic grouth)として扱われるようになった。
つまり、はじまりは古いが、まだまだこれからの分野だということがいえよう。
と、こんな回答でしょうか。ツッコミ、補足、訂正、等々お願いします。 - 41 :プロボーラー:2001/06/20(Wed) 01:07
- 32さん
つっこむほどのことじゃないけど、「まだまだこれから」かどうかは?ですね。何となく、90年代のブーム期で一通りのモノがでた感じがするんです。
内生的成長(誤解を恐れずに言うと、単なるAKモデル)系の理論もどうやって技術革新が出てくるのかというフロンティアで止まった感があります。
例えばNBERのWPのタイトルで経済学の流行り廃りを見ると、最近は成長系のペーパーが減っているのも事実。
チャールズ・ジョーンズあたりは超長期(もう歴史だね)に関心を広げているし、サラ・イ・マーティンは制度と成長へ展開中。
未知のことが多いから、成長論は発展して欲しいけど、行き詰まり感ありということです。次のブームはいつ来るんでしょうね。 - 42 :32:2001/06/21(Thu) 00:43
- >>プロボーラー氏
そうなんですか。
流行り廃りって、ちゃんとトレースしてないとわからないことですから、
シロートには、こういうのは非常にありがたいです。
出来上がった理論とかは、あとから本ででも確認できますから。
ときに、次のブームは、、、成長論成長論が確立されれば明らかに、、、なんてね。
たぶん経済学発展史みたいのがあるとは思いますが。 - 43 :プロボーラー:2001/06/21(Thu) 08:20
- 私の場合,先にも書きましたけどNBERの黄色い本ですね(大学や図書館のインターネットでもダウンロードできると思います)、の見出しでチェックします.元々は開発経済をやってたんですけどね,あれって基本的にはマクロ的には成長理論系,ミクロ的には市場の失敗系,そんでもって一番包括的(かつめんどくさい)のがモデルなんで,
結局広く薄く勉強してます.あと、多いのが貿易(国際経済)関連ですね.
普通は流行り廃りは気にしませんけど,やっぱり投稿をしようと思うとトレンドって気になりますからね.
あと,コンファレンスボリュームなんかも良いですよね.こまめに学会にでも行けばよいんですが,会費の無駄払い状態(笑).
先に特許制度のことに触れてましたね.これは例の二部門モデル(独占的部門(いわゆるR&D)と生産部門)でいろんなペーパーが出てますね.成長の源泉が技術革新である限り,どうやってインセンティブを付与するか?またはどうやって社会へのフィードバック(マクロの成長経路を高める)を実現するかという議論の前提となるものですが,流石に実証は難しいですよね(数値例はありますけどね).
それに、そもそも内生的なこういうモデルは統計的に否定(Jones@QJEだったと思う)しているペーパーもあるし.
壁に当たっているということは逆にチャンスかもしれませんけどね.誰かのを数理的に展開したり,実証を追加したりするタイプのペーパーは書きにくい状態です.
個人的なイメージですけど,成長と制度についての雑ぱくな回帰分析系のペーパーは一通りでてますけど,ある国が成長するのにある国が成長しないのは何故か?とか、ある制度がある国では機能して他の国では機能しないのは何故か?という問いは未解答ですからアプローチを変えてみるのも良いかもしれないですよね. - 44 :名無し時々雨:2001/06/23(Sat) 02:41
- >>43
環境要因を付加した経済成長モデルというのはやはり超傍流なんでしょうか。
まぁ天然資源量は成長に影響を与えない模様・・・とかローマ-の教科書にもあったし、
実はあまり要因として大きくないのかもしれませんが。。
慶應の細田先生がハロッドモデルに環境要因を含めたモデルが・・・とか言ってるけど、
それが載ってるペーパー見つからないんですよね。
洋物だと、ソローモデルやAKモデルなんかにいれこんで考えるみたいな論文が結構あるみたいですが。。 - 45 :ドラエモン:2001/06/23(Sat) 02:58
- 大昔、最大原理が経済学に導入された頃は有限資源を取り扱ったモデルは結構あったよ。
もちろん、経済学的問題意識じゃなくて、燃料一定のミサイルをぶっ放すというポントリヤーギン
の「オリジナルな問題意識」の直訳(藁藁 - 46 :32:2001/07/03(Tue) 02:16
- >>43 プロボーラー氏
いろいろ勉強してらっしゃるようで、有用な助言ありがとうございます。
> どうやって社会へのフィードバック(マクロの成長経路を高める)を実現するか
消費者(仮想)はまさにこのことを表現したかったのです。しっくりきますね。
Sala-i-Martin の summary にも二部門制と特許の話がのってましたね。
失業者は技術革新の狭間で必ず出るものだ、というのも、ふーむ、なるほどねー、といったとこです。
#読むだけでも結構苦しい。一文が長すぎ。条件を明確にしようとすると仕方ないんですけどね。
##単に英語力の問題かも。
また、チャールズジョーンズの訳本、経済成長理論入門を注文して、
やっと手に入れました。パラパラ見た感じではよさそげです。
#私にはこれで十分かも。 - 47 :32:2001/07/04(Wed) 02:06
- >>46
Sala-i-Martin ではなく Aghion の summary でした。 - 48 :新天地名無しさん:2001/12/04(Tue) 22:00
- マネーサプライが増えると貨幣流通速度のVが低くなるのは何故なのでしょうか?
厨房的質問で申し訳無いですが、逆じゃないの!?と思ってどうしても分からない
ので教えてください。 - 49 :すりらんか:2001/12/04(Tue) 23:27
- M=PY/VでMが上がってPもYも上がらないならVが低くなるしかない.
っていう説明じゃダメ? - 50 :すりらんか:2001/12/04(Tue) 23:31
- あっ,ちょっと不親切すぎかな……とりあえず何で48さんが
「逆じゃないの!?」なのか書いてくれませんか. - 51 :48:2001/12/05(Wed) 00:11
- >M=PY/VでMが上がってPもYも上がらないならVが低くなるしかない.
そうですよね。上の質問に答えるならそうならざるをえないですよね。
すいません。質問が悪かったみたいです。
ネタばらしをしますと、吉川洋先生の「ケインズ」の一節で短期のハイパワードマネーの増加の影響を論じているところで、「低金利は貨幣使用の節約を弱めることにより流通速度Vを低める・・・」と書かれていたのですが、どうもこのロジックが理解できないのです。
すりらんかさんが答えたようにPもYも上がらないならVが低くなっているしかないと考えられるのですが、上の文のように金利が低くなって貨幣の節約を弱めるというところまで前提に入っているならPもYも増えて従ってVも上がっているんではないかな?と思ったのです。
どこの理解がおかしいのでしょうか? - 52 :新天地名無しさん:2001/12/05(Wed) 11:29
- >51
元ネタは読んだことはないが、恐らく、低金利で、流動性選好を考慮すれば、貨幣以外の資産への選好が弱まるので、流通貨幣量が増えて、他が一定ならば、流通速度が低下すると行っているだけでは。高金利だと、貨幣使用が節約され流通速度が上昇するというのはよく言われるが、その逆に他ならない。 - 53 :すりらんか:2001/12/05(Wed) 14:39
- 私もだいたい>>51さんの話が頭に浮かびますね.貨幣使用を節約しなくてもいいと,
何となく(使うでもなく)貨幣を持っていても別にそんなに機会費用かかんない.
すると,「あまり使われない貨幣」があるが故に平均的な流通速度は低くなる,と. - 54 :48:2001/12/05(Wed) 23:09
- ウワー!!そうだったのか。
短期的には貨幣所有の機会費用が下がるから流通速度が下がるというわけですか。
吉川先生もドキュンのためにもう少し解りやすく書いてくれれば良かったのに・・・。
これはまるっきり今の日本の状態でもあるわけですね。気づかなかった、鬱だ・・・。
ありがとうございました。 - 55 :ドラエモン:2001/12/06(Thu) 00:11
- すりらんか氏>>53
いやぁ、今の金利じゃ遅い時間に他行引き落としなんかした日にや金利なんてアットいう間に
蒸発。しかもデフレじゃ、現金保有には積極的な理由があるでしょう。 - 56 :すりらんか:2001/12/06(Thu) 00:26
- >>48さん
確かに,吉川先生の新書『ケインズ』は親切度の面でそんなに良い出来の本だ
と思わないです.なんか無理に分かりやすくしようとしてかえってわかりにく
いような…….
>銅鑼さん@53
う.確かに…….低金利(=貨幣保有の機会費用低)どころか貨幣保有の機会
費用マイナスかもしれませんね確かに. - 57 :らぷらす:2001/12/06(Thu) 00:34
- 株板がひまなので(爆)、ひとつ質問させてください。
デフレで日本の実質金利はめちゃ高のはずなのに、最近ドル高にふれています。
アルゼンチン問題がなければたぶんもっとドル高に逝ってるでしょう。
いやチャート上は@124.60抜ければ126円でもおかしくないし、株板ならそれが相場だというはなしでおしまいなんですが、いったい何なんでしょう。
アメリカの景気はやっぱり悪くて、実質金利同士を比べるとこの数ヶ月でアメリカの実質金利は度重なる金融緩和にもかかわらず、相当高くなってるんでしょうか。 - 58 :ドラエモン:2001/12/06(Thu) 11:37
- >らぷらすさん
そうなんだよね。この新春頃からアメリカの景気後退が歴然としてきた段階で、一番怖れてい
たのは円高だったんだが、その割に円安で推移していて助かってる。でも、普通の実質金利
平価モデルで考えれば、おかしな事態だとも言える。ただし、9月11日後に、一時すごく
円高に振れて(116円位までいったんじゃなかった?)、その段階でかなりの規模の介入
を行ったのが、効いてるんじゃないかな?通貨の押し下げ介入は、限度がインフレしかない
わけだが、それのないことの破壊力を市場が見せつけられたと言ったところじゃない? - 59 :新天地名無しさん:2001/12/06(Thu) 22:48
- テキストに、
政府部門をモデルに加える際に、政府の支出(購入)は民間消費による効用には関係しないことを仮定する。つまり
①政府がその財をそもそも効用には一切影響しないような何らかの活動に活用する場合
②全体の効用が民間消費による効用と政府が供給する財による効用の和であるような場合
である。
とあったのですが、この①と②の意味するところがわかりません・・・。
これは一体何のことを言ってるのでしょうか? - 60 :すりらんか:2001/12/07(Fri) 00:05
- 政府支出の生産力効果を捨象したモデルを組みますよ,という宣言文みたいなものです.
①のひとつは政府が集めた税金をどぶに捨てるようなケース
……こいつは純粋に「税金を取る」ことが経済にどんな影響を与えるか見たいときに使う
①のもう一つの例は「穴掘ってうめる」ような公共事業をやるケース
……これは政府支出の需要効果だけを取り出してみたいときに想定する
②はさすがに何の訳にもたたんとは言わないけど,民間の支出パターンには影響を与えな
いような財を供給しますよということ(これに影響するとなると複雑になり論点が見えづ
らくなるから) - 61 :新天地名無しさん:2001/12/07(Fri) 00:44
- >>60
59です。すりらんかさんお答えありがとうございました。 - 62 :2ちゃんの相場師:2001/12/09(Sun) 04:46
- >>58
あいだからすいませんが,為替相場は金利差に
反応してるのでしょうか?
にけい新聞で,阪大の小野せんせが,
アメリカの景気後退⇒輸入の減少⇒経常収支の改善
円需要の減少⇒円安
という構図で,経常収支に注目していました。
マンデル・フレミングモデルでは,金利差に
よって資本移動が起こるとなってますが,現実には
どうでしょうか?
株式投資など短期資金の移動を見ると,金利よりも
資産価格の上昇期待(=日本の景気動向)に反応して
移動しているように思われます。
あと,資本移動は,長期・短期どちらに反応するので
しょうか?アメリカのばやい,公定歩合やFFレートは
低いのですが,長期金利は高止まりしているようにも
思います。 - 63 :ドラエモン:2001/12/10(Mon) 22:10
- >相場師殿
相場師にしとくのは勿体ない(w)実は金利平価の金利はどれかは大問題なんです。債券価格の
変動が無視できない長期金利を持ってくると、為替のリターン(キャピタルゲイン)+金利+
債券のキャピタルゲインの三つを考えたポートフォリオ選択になるので、話がややこしくなる。
「アメリカの金利は日本より高いが、これからもう一段上昇しそうだ(債券価格は低下しそう
だ)」という場合には、円高方向の圧力が働く」ことになるんですね。
ですから、よく植草氏が描いてますが、金利差と為替変化率のグラフを重ねると、短期金利と
為替変化率がよく相関していることになる。この場合には、債券価格変化を無視できるからで
す。
しかし、為替レートが中長期的に購買力平価へ回帰するというメカニズムで期待為替レート変化
率を決め、これが対応する期間の金利とバランスするという形で金利平価を考えることもできる
わけですが、この場合には中長期金利で考えないと辻褄は合わない。深尾先生が日銀にいる頃に
熱心に研究してたのは、このタイプのモデルの一般化した奴の多通貨版です。
ぶっちゃけた話、僕の知る限り、決着はついてませんね。で、僕自身は短期金利で話してます。