発泡酒への増税案

economy/0125 / 18 レス / 2000/11/28〜2000/12/04

1 :すりらんか:2000/11/28(Tue) 23:12
発泡酒への増税は必要か不必要か?
効率的か効率的でないか?
練習問題代わりに考えよう.

参照スレ
http://www22.big.or.jp/~15ch/readres.cgi?bo=lobby&vi=0597
2 :ぼん:2000/11/28(Tue) 23:55
今の時期を考えると、これが一番効率的なんではないでしょうか。
消費税の税率を上げるとなると消費行動も歪めてしまいそうですし。
総額が違うので比較にはならないかもしれませんが・・・。
たいした根拠なくてすみません。
3 :すりらんか:2000/11/29(Wed) 00:14
>ぼんさん(<何か違う意味にとれちゃうなコレ)
教科書的には嗜好品への課税は効率的なんですよね.ただ,
今回のみに関して言えば,酒税一般ではなくて発泡酒ねら
い打ちだからなぁ.発泡酒はビールとの代替性ホント高そ
うですから.
4 :名無しングエルス:2000/11/29(Wed) 10:33
http://www.megabbs.com
5 :Zarathustra:2000/11/29(Wed) 15:13
消費税はそれが恒久的なものなら,理論的に消費に対して中立であるだけでなく,
実証的にも消費には影響しないはず(長期的には).例えば日本で消費税が導入された
1989年や引き上げられた1997年にはいずれも一時的な消費の落ち込みはみられたけど,
その後すぐに元の水準近くまで回復している.現在のように消費の回復だけが待たれている
状況は消費税率引き上げのタイミングではないだろうけど.
6 :ベルリン帰り:2000/12/04(Mon) 04:35
でも消費にかかるなら、金融的財産移転の取引は、税金がかからないのでは?
すると一般所得税や源泉徴収よりも消費行為を重点的に課税するのだから、相対的には消費を引き下げ
財産移転取引を優遇する政策でしょう。発泡酒は庶民の嗜好品なので(金があればモールツかイェビスがいいもの)、より庶民に打撃を与えることになるでしょう。
 推進側は、ビール・発泡酒自体の消費を減らす人が多いか(ホントにお金がない人は)、節税メリットがないためもっぱらビールに切り替える人が多いか、
そのどちらであるか、あらかじめ予測したでしょうか。
7 :名無しングエルス:2000/12/04(Mon) 07:48
反政府運動の煽りはよそでやってくださいね
8 :すりらんか:2000/12/04(Mon) 14:26
練習問題として,
「発泡酒への課税が非効率的なのはなぜか」
を考えましょう.ヒントは
>発泡酒は庶民の嗜好品なので、より庶民に打撃を与える
これのどこが間違いかを考えるとわかりやすいよ.
9 :やんばるくいな:2000/12/04(Mon) 15:58
税金をあげれば個人消費が低くなるのは実質所得が減るのだから当たり前。
消費税は現在、未来ともの価格レベルを上げるのだから、消費税の上げは、
現在と未来両方の実質所得をさげる。
実質所得が下がっても、長期的に消費が減らないという議論は説得力に欠ける。
(需要には収入効果がないといっているのと一緒)。
(研究が短期的な凸凹ばかりみているような気がする。)

発砲酒への課税は、代替のビールの税金が同じ程度に高いのなら、消費者に
同じ程度の税率のビールの需要を増やし効率的。もしビールの税率が
低いのなら、すりらんかさんの仰っている様に不効率。
10 :すりらんか:2000/12/04(Mon) 16:25
ぎゃー!いきなり模範解答ですね.代替効果はないよ
(または増税が続くという期待を生むのなら逆に働く)
という話をしたかったわけです.ラムゼイの最適課税
もそういうこと.
11 :やんばるくいな:2000/12/04(Mon) 16:33
>すりらんかさん
なるほど、なるほど。
12 :やんばるくいな:2000/12/04(Mon) 16:37
もしスレ潰してしまったのならごめんなさい。
13 :すりらんか:2000/12/04(Mon) 16:40
>やんばるさん
とんでもない.がんがんいきましょーぜ.
14 :ドラエモン:2000/12/04(Mon) 18:45
>Zarathustra氏@05

やんばるくいな氏@09の回答に対する反論やいかん?
15 :Zarathustra:2000/12/04(Mon) 21:36
おーやっとレスがついていますね.
レスが欲しかったわけではないんですが.

>税金をあげれば個人消費が低くなるのは実質所得が減るのだから当たり前
さあ,それはどうでしょう.税金は何のために徴収するのでしょうか?
もちろん政府が国民に再分配するためです.一時的な「吸い上げ」でなければ,
消費税だろうが何だろうが結局は国民に還元され,それを合理的に予想するから
実質所得は減らないし消費も落ち込まないんですよ.

「財政赤字のファイナンスに使われることが明白ならば,還元されると誰も予想しない」
という反論が返ってきそうですが,消費性向の低下は所得水準の落ち込みによって
もたらされているというよりは,「期待」,すなわち景気の先行きに対する不安感から
もたらされていると思います.ならば,例え「財政赤字のファイナンス」に使われる
ことが明白であっても,それは政府の健全化というよいシグナルとして受け止められ,
結果として消費を増やす可能性すらあるかもしれません.
16 :ドラエモン:2000/12/04(Mon) 21:48
ふむ、やっぱりそうでたか。賛否は別にして、この板では珍しい新古典派mark2ですな。
ここは、ご存じのように新(すりらんか)、旧(わし)といったケインズ派の跳梁が目に余る
から(w)、あなたのような人は歓迎。

ところで、>15を主張しちゃうのは、前半はバーロー的(政府の予算制約を家計の予算制約
が包含する)なのに、後半になるとリカード命題が否定されるのは、なんか変でないかね?
17 :Zarathustra:2000/12/04(Mon) 22:19
>ドラエモンさん
ちなみに,私は'neo-classical head, but Keynesian heart'を目指しています.

>前半はバーロー的・・・後半になるとリカード命題が否定される
実証的にはリカード命題は否定されますよね.そこのところを説明するには
上のようなものがよいかと思ったんですが・・.Hallのモデルではそんなこと
いっちゃいけないんですが,理論モデルを現実のレベルにおろしていくと,
たぶん期待のチャネルみたいな話になってくるんだと思うんです.厳しく
突っ込まれたら返す自信はないんですが.
18 :すりらんか:2000/12/04(Mon) 23:55
ちなみに僕は
New-Keynesian Head, but Old-Keynesian Heartを目指しています.

>消費税だろうが何だろうが結局は国民に還元され,それを合理的に予想するから
>実質所得は減らないし消費も落ち込まないんですよ.
還元の方法が中立的でないならばそうとはがぎらない.政府が行う還元は(公共財
供給・外部性の性格のないもので返すとしましょう),高々,実質消費を下げない
に過ぎない.政府が想定している選好とちょっとでも違う人にとっては実質所得が
減ってる.

お金で返すとすると,多く徴税された人からそうでない人への所得再分配になる.
税の支払い分,しばらくしてから還付される(変な税金だけど)としても時間費
用が生じる.

新古典派の世界はあまりにもきついナイフエッジの世界にたっていると思うのです.
現実の政策を考えるときはかなりの部分設定の変更が要されると思います.新古典
派の世界はあくまでベンチマークというのが私の考え方です.

なんちって.Zarathustraさんの後半部分がまさにその微変更と思います.