Kemp and Wan について

economy/0114 / 13 レス / 2000/11/16〜2000/12/01

1 :経済学士代理補佐見習い:2000/11/16(Thu) 03:53
M.C.Kemp and H.Y.Wan "An Elementary Proposition Concerning The Foemation Of Customs Unions",Journal of International Economics,Vol.6,1976,pp.95-7
での,関税同盟が,域外国の経済厚生を低めずに,パレート改善をもたらすことの証明(本文第2章)が分かりません.出来るだけ,やさしく教えて下さい.

PS;この論文は,かなり引用されているみたいです.
2 :名無しングエルス:2000/11/24(Fri) 21:29
誰か答えてあげてくださいよ。
3 :すりらんか:2000/11/24(Fri) 22:19
よんだことないもん.何がわかんないのかわかれば
答えられるけどね.意味なのか,単に数式の展開の
話なのか.
4 :名無しングエルス:2000/11/25(Sat) 05:37
確か、消費集合がコンパクトで、下に凸。選好も凸で、連続な序数的効用関数で示される。
生産集合も閉で、凸で、・・・・・・。
とかで、関税同盟が、域外の国の経済厚生を悪化させずにパレート改善
(この場合、域外の国は関税同盟前の水準になるように、域外共通関税設定して、
域内国のみパレート改善)をもたらすことを証明する。
条件より、厚生経済学第2定理が関係している気がする。
5 :すりらんか:2000/11/25(Sat) 23:23
うーん.読んだことないからどうしても当てずっぽうなんだけど

こんないつも通りの設定だと,自由貿易ならば(国なんてないも
同然に取引が行われて)厚生経済学の第一基本定理だよね.だか
ら必ず何らかの仕掛けが含まれてなきゃなんない.どっかでディ
ストーションが入っていて関税同盟がその改善となりうるってス
トーリーがなきゃね.

良くある仕掛けとしては
・収穫逓増(これは今回話みたいね)
・不完全競争
・外部性
このケースだとさらに
・関税同盟が交渉の歪み・情報の非対称性を軽減する仕組みが入っている
・関税同盟加入に外部性がある(どうあるのかさっぱりわからんが)
くらいかなぁ.思いつくの.

以前どっかのスレでも書いたけど,厚生経済学の第1基本定理って無茶無茶
強力だから,政策を考えるためにはこれを犯すなんらかのネタを考えないと
決して何にも出てこないと思うよ.
6 :名無しングエルス:2000/11/27(Mon) 16:34
>05
この論文は,3ページ無いので,
読まれてみてはどうですか?
って生意気な事言ってすいません。
7 :名無しングエルス:2000/11/28(Tue) 00:02
読もう!!!
8 :すりらんか:2000/11/28(Tue) 13:38
絶対読むまいと思ったんだけど,つい目がいっちゃった.
Rotten Kidsの彼もそうだけど,レポート・宿題の回答
を求めてるなら答える気はないよ.だから回答は小出し
にするね.

なんだ05でかいたこと完全訂正だね.
最初っから自由貿易じゃないんじゃん.だったら一部の国が関税同盟
を結ぶってのは,国の数が減ってくってことだよ.
9 :犬プー & 『ワン』:2000/11/30(Thu) 00:40
一部が関税同盟を結ぶことは,国の数が減っていくことというのは分かりました。
この証明は,文学部的に言うと,域外の国の輸出量が関税同盟結成後と前で,変わらないように
同盟域外の関税率をまず下げます。これにより,域外国の経済厚生は,
関税同盟結成後と前で変わりません。
次に,関税同盟国ですが,関税同盟結成後は,同盟国間内の関税がないので,
あたかも1国のように考えることで,予算制約はきつくなっても,
より経済厚生を高めることができる。
以上のような解釈で良いのでしょうか?
しかし,選好の凸性等はそこで使うのか?
私は,厚生経済学第2定理の証明のときに
選好の凸性等を必要とするので,(第1定理では必要なし)
関税同盟国間のある配分が,パレート効率的配分な時,
それが競争均衡として達成されるってな具合に使われるのでしょうか?
10 :すりらんか:2000/11/30(Thu) 00:58
>犬プー & 『ワン』(座布団一枚!)
うわ.もしかしてわかってて聞いてる人だったりする?
11 :Gerard Debreu[Gerard Debreu]:2000/12/01(Fri) 13:43
証明は普通の一般均衡論なので、読んでみた。
おいおい、こんなんありかよ?
証明を読む限り、既に世界全体で一回均衡取り引きをやっている。
(これは必ずしも自由貿易でない。)
そこで同盟全体が得た資源の総和を初期保有として、
この均衡が同盟内でパレート効率的でなかった場合、
これを支配する所望のパレート効率的配分がなされるよう、
加盟各国に所得再配分をやった後で、
もう一回同盟内で再取り引きをやる(ここで第2定理を使う)。
ってことしか言ってない。
つまり、同盟内で再取り引きすることで、最初の均衡よりも同盟内でパレート優越してる
、ってことだけ。
これを果たして関税同盟が域外国の厚生を低めずに同盟内でパレート改善できる、
って言ってよいものやら。
貿易論に詳しい方、どうなんすか?
12 :Gerard Debreu[Gerard Debreu]:2000/12/01(Fri) 13:54
ちょい訂正。
そのあと、その域内再配分均衡(とその価格価格)が域外国との間の資源分配を保つように
(つまり、同盟全体対非同盟全体との資源配分は、初回の均衡のままにするように)
同盟の共通域外関税を設定しなおすんですね。しかしやっぱりそれでいいのかしら?
13 :すりらんか:2000/12/01(Fri) 17:10
05での誤答にもあらわれてるけど,これで
「関税同盟がパレート改善をもたらす」
は誇大広告ですよね.