受験生にお勧めの経済本

economy/0105 / 202 レス / 2000/11/05〜2005/03/06

1 :受験生:2000/11/05(Sun) 16:24
東京大学後期試験対策模試で文化二類の論文を書いたんですが、
手応えが芳しくありませんでした。解説を読んで見ると、今から
ある程度の経済論文を読んでおくようにとのことでした。
しかし何を読んでいいか皆目見当がつきませぬ。これだけは読んどけ
というのがあったらご教授ください。
ちなみに最近の出題は公共経済学・経済史・開発経済学・労働経済学
・マクロ経済学・ゲーム理論なんかから出ているようです。
2 :先公[先公]:2000/11/05(Sun) 16:36
東大後期って、そんな高級なこと要求してたかなあ?
どなたかよろしく。

( 役に立った! | 元スレ )
3 :ドラエモン:2000/11/05(Sun) 16:51
>1

もし出題範囲がその通りなら、経済学一通りやらねばならない・・・。そんなん
ばっかが学部に入っているなら、経済学教育問題で、この板が紛糾するだろうか?
4 :へなへな:2000/11/05(Sun) 16:56
問題未見である事を断っておきます。

文二の数学にマルコフ過程がでたという噂は聞いた事ありますけど・・・

基本的に、経済学の「考え方」を問われているのだと思います。

とりあえず、全く予備知識のいらない本をあげておきます
「クルーグマン教授の経済教室」(タイトルうろおぼえだけど)
を読んで、マクロ関係の経済学の考えをさらったあとは、

下のミクロをつかったエッセイ本をとりあえず一冊選んで読んで見るといいです。

・ベッカー
「ベッカー教授の経済学ではこう考える」

・フリードマン
「日常を経済学する」

・なまえわすれた
「フェアプレイの経済学」
「ランチタイムの経済学」
5 :受験生:2000/11/05(Sun) 17:19
ご教授ありがとうございます。早速本屋で探してきます。
ちなみに今回受けた試験の出題は
西垣透「電子マネーは究極の貨幣か?」からの一節で、前近代における贈与交換で
成り立つ共同体の文章から、贈与と市場交換の関係についての設問ともう一つは、
加藤寛・浜田文雅「公共経済学の基礎」の一節と厚生省「高齢社会白書」のデータから
年金の方式をめぐる問題についての設問でした。
今年の実際に出た問題ではサミュエルソンの「経済学」の一節が出題されたそうです。
>ドラエモンさん
一応、課題文があってそこから考察する形式にはなっています。
6 :Gerard Debreu[Gerard Debreu]:2000/11/05(Sun) 17:25
マルコフ過程は「確率漸化式」と称してよく出ますね。
確かに東大後期や京大前期経済論文(数年前に手直しがあって以降はよく知りませんが)
経済学のちょっとしたパズルを解かせる事がある。
(あまり経済学的には良問でなかったという記憶があるけど)
ただ、問題をしっかり読めば予備知識無しに解けるようには作られているので、
特に心配することはないと思われます。
ただもちろん、予備知識があったほうが良いでしょうから、簡単なミクロ・マクロの
入門書を読んでおいてもいいかもしれない。
類題演習は、公務員試験対策用で代用する、という手もあります。
(西村の「入門経済学ゼミナール」とか)
あれはほんとただのパズルだから、深い経済学知識は実はいらなかったりする(w
ただ、パズルを解く訓練を経てセンスを磨く、ということもあるわけで。。。
7 :Zarathustra:2000/11/05(Sun) 17:59
ミクロ&ゲームは

梶井基志・松井彰彦『ミクロ経済学:戦略的アプローチ』日本評論社

がよいと思う。
8 :Zarathustra:2000/11/05(Sun) 18:06
名前を訂正.

梶井基志ではなく,梶井厚志です.筑波大の先生.何で間違えたんだろう・・・
9 :名無しさん@まだ16歳:2000/11/05(Sun) 18:14
>カオスやフラクタルは汚い数学なので
> (数学的に美しい理論があるわけではないので)
> 数学者はほとんどやってないと思いますがいかがでしょうか。

そんなことはありません。数学的に美しい理論があります。そこでは、古典的
な数論の問題がフラクタルを考えることで解決されていたりします。カオスに
ついてもきちんとした数学的な話はちゃんとあります。問題は、それを理解し
ないで(主に物理の人たちですが)でたらめな論文が量産されていることです。
10 :名無しさん@まだ16歳:2000/11/05(Sun) 18:15
↑はスレッド間違いです。すいません。
11 :名無しさん@巨人優勝:2000/11/05(Sun) 19:01
>梶井基志・松井彰彦『ミクロ経済学:戦略的アプローチ』日本評論社

これって一見簡単そうだけど、
よく読むと難しくない?
(それとも僕がドキュンなだけか?)
でもいい本なので、各章の頭の部分だけでも
読んでみたらいいと思う。
12 :先公[先公]:2000/11/05(Sun) 20:28
ところで、模試はどちらのをお受けになりました?
>今からある程度の経済論文を読んでおくように
なんて解説で書きそうなのは、S台あたりでしょうか?
皆さんがご紹介下さった参考資料をお読みになることは、大学に入ってから
必ず役立つので良いと思います。
それはそれとして、たかが学部の入試、しかも文二の後期に東大がそこまで要求
するだろうか? 気を悪くなさったら申し訳ないけれど、東大入試の華は前期
(実際、入学後の学業成績・無留年進級率等をみると、前期で合格した者に後期
の者はかなわない傾向にある)、で、その前期で入った連中が受験前から経済学
の入門書を一通り読んでいたかというと、そんなことはなかったもので……。
上記は5年ほど前まで勤めていた某男子校の教え子をみた体験談なのですが、
いまどきは事情が変わったのかなあ。う~ん
大受請負をアルバイトでやってるもんだから、余計な口出しをしてしまい、
すみません。ただ、私の立場から一言、アドバイスを申し上げるならば、
 1 諸氏がご紹介下さった資料に目を通すことは「良い」  ただし、
   理解して自己の知識に組入れることができなくても入学前は全く問題なし。
   在籍校の公民科で詳しそうな教員が(仮に)いたらイントロデュースのみ依頼する。
 2 できれば前期で合格する
といったところです。前期を受けず後期のみ狙っていくならば、入学後こぼれないように
語学を重点的にやることが肝心ですが、これは合格後の話。
論文入試は予備知識よりも長文の情報(要点)の整理と手堅く常識的な答案の構築が
ポイントです。特に東大後期はパターンに変更がなければ2題出題されると思うので、
目を見張る答案1本よりも、資料文と設問の要点を外さずかつ要約に終わらない堅実な
答案を2本書くことが大切だと思います。がんばってください。
13 :先公@補足[先公]:2000/11/05(Sun) 21:25
不親切に書いた点を少し補います。

【答案作成時の要領】
 1 まず、「設問」をよく読んで、要求を確実に理解する
   =何について・何をふまえつつ書けと言われとるんぢゃ ということ

   ※大半の受験者はここをおろそかにし、あちゃら向いた答案書いて落ちる

 2 次に、設問で考えろ(→読みとれ)と言われてることを忘れず確認しつつ、
   資料文の「具体例・引用」以外 の部分を読む

  ※過去問題で幾度か練習すれば、10分以内に余裕でこなせるようになります。
   その際、要点と思われる部分のブロックを線形で囲みましょう。
   (アンダーラインでもよいけれど、長い部分だと時間のムダ+後で見づらい)
   この練習をするためにコピーはとりましょうね。そういうゼニけちったらだめ。

  これを何年分かやってみると、「あれ?読まされる文章ってパターンがあるじゃん」
  と気づきます。そうなったらしめたもの。作業の重要な要領が見えたと言うことです。
  (G.Debreu氏の言「パズルを解く」の要領の重要な一)

 3 答案は手堅い構成で。これはいくつか定番があるけれど、ここで解説しきれません。
   信用のおける国語の教員に添削してもらって下さい。
   内容よりも、主に答案の展開構造について、自分の安定した展開パターンを
   身につける(できれば2種類)。

   ※「書き出しでインパクトを」なんて教える教員の指導はダメです。
14 :受験生:2000/11/05(Sun) 22:21
みなさん有難うございます。丁寧な解説、痛み入ります。
夕方に近所の本屋に行ってみたのですが、どれも見当らなかったので、明日の帰りに
街の本屋で皆さんに紹介されたに目を通して、自分にあったものをとりあえず一冊だけ
選んで読んで見ます。
>先公さん
もちろん前期で受かるつもりで勉強しているのですが、あまりの出来なさに少し愕然として
しまいましたので。しかしよく考えてみれば、受験者はみんな条件は同じわけですよね。
今回は河合塾の東大後期模試でした。代々木・駿台の試験も後日受ける予定です。(勿論、前期型も)
解説していただいた答案作成方法をさっそく参考にしてみます。
懇切ご丁寧なご指導感謝致します。
15 :名無しさん@まだ16歳:2000/11/05(Sun) 23:22
>11
確かにさわりがやさしい割に中身とのギャップがつかみにくいですね。
あと、一応ネットあの本の訂正が載ってるという意味でこちらをどうぞ。
(無断転載ですが・・)
梶井厚志さんのHP
<a href="http://shakosv.sk.tsukuba.ac.jp/~akajii/"target="_blank">http://shakosv.sk.tsukuba.ac.jp/~akajii/</a>
松井彰彦さんのHP(本の訂正部分もあります)
<a href="http://infoshako.sk.tsukuba.ac.jp/~amatsui/index_j.html/"target="_blank">http://infoshako.sk.tsukuba.ac.jp/~amatsui/index_j.html/</a>
16 :すりらんか@元予備校講師:2000/11/06(Mon) 02:33
先公さんの意見とたいしてかわらんけど,大学受験の
ために大学レベルの話を勉強するのはかなりの愚作だ
と思いますよ.ゲームの話が出ようが,貨幣論だろう
がその理論の内容を聞くような問題(一見そう思えて
も)は出ない.要約+パターン答案で対応するのがい
いでしょう.是非経済の本は読むと良いけど,参考程
度にね.

どうしても後期対策をっていうならば,確率・統計を
勉強しましょう.といっても特別のものをヤル必要は
ないマルコフ連鎖が出たとしても,それを知ってる必
要はなくて,ちゃんと誘導がついてるから……とにか
く高校の確率がわかってれば対応できるよ.
17 :受験生:2000/11/06(Mon) 21:22
梶井基志・松井彰彦『ミクロ経済学:戦略的アプローチ』日本評論社
を今日の帰りに買ってきました。他の本もないか探してみたんですが、見つからなくて。
さっそく読んでみたんですがかなり面白いです。大学ではこういうことを勉強しているのだと
思うと経済学に対する興味がますます湧いてきました。良書を紹介していただき有難うございます。
>すりらんかさん
わかりました。勉強の合間の頭安めに読むようなスタンスをとろうと思います。
18 :名無しさん@はぴばすでい:2000/11/07(Tue) 03:08
変だよ,絶対。受験生が経済論文読んでおけなんて。受験生はやっぱり,
高校生が学ぶべきないようをしっかり身につけて,あとはできれば岩波文庫を
1冊でも2冊でも読むのが一番だよ。

どうせ入ったらさんざんやらされる。それよりも,今からそういうときの
ために硬い本を読む訓練をしておくほうがよっぽど重要。その訓練さえ
積めば,受験で出てくる問題文ぐらいいくらでも理解できるし,そこで
的確な答えを書けるに決まってる。大丈夫,安心して。
19 :Zarathustra:2000/11/07(Tue) 04:43
>受験生
その本にしたんだね.でも梶井先生の名前が間違ってるよ~.
私が最初に間違ったのをコピペしてるからだろうけど,
梶井「厚」志先生ね.HPで質問を一般に受け付けている
素晴らしい(と思う)先生です.

それから,受験生が経済論文を読む必要は私もないと思う.
それこそアカデミック・ジャーナルのペーパーを読め,
ということなら,一通り理論を勉強した4年生でなんとかってレベルだし.

Journal of Economic Literatureあたりのサーベイ論文を
概要だけ掴むというやり方はありかもしれないけど,それにしても
トピックがかなり限定的なので,今学ぶ効用は限りなく低いと思う.
20 :すりらんか:2000/11/07(Tue) 05:08
>19氏
18氏は経済論文いうよりもむしろ経済学の本なんか
読む必要ないと行ってるんでない?私も18氏に全く
同感.高3の受験直前ってわけもなく、または国語
とかでやけにむずい文章読まされるせいでこういう
のを内容的に理解しなければいけないのではないか
とかおもっちゃうわけです.ここいらは先公さんの
方が詳しいか.

ほんとは18さんのいうとおり岩波文庫でも読むべき
何だけどそれより過去問解いた方が今はいい.合目
的的に行動せねば.

学部後半にかんしては
JELとかPerspectivesから入るのは最も薦めない.
あれはむしろ院生(特に博士)以上がちょっと新
たな分野に参入する時に参考にする……という性
質のものではないかしら.ジャーナルもの読むな
らスタンダードな理論の元ネタを読むのがベスト
では?
21 :へなへな:2000/11/07(Tue) 07:42
>すりらんかさん

うわっそうなんですか・・・いまでもPerspective またよみたいなぁ
なんて思ってる私は、真正どきゅん。
22 :18です:2000/11/07(Tue) 13:56
私は,経済用語に関する知識がまったくない人,あるいは
そういうものにまったく触れてこなかった人が,啓蒙書の
薄いのでも読むのは,多少いいのかなという気がしないでも
ないです。でもあたりはずれが大きいので,逆効果になる
リスクもあります。だから,やっぱりやめたほうがいいかな
という気がします。

岩波文庫に関しては,私も,もう冷たい風が身にしみる
この時期になって読むべきとは実はあまり思いません。
(書きながらそう思ってました。(笑))でも,少なく
とも経済論文なんてものを読む時間があるのなら,そっちの
ほうが絶対にいいし,本来高校生,あるいは学部1,2年生は
そうあるべきだろうと思います。

なんかこの板で,はじめて「同感」と言ってもらった気がする。
うれしいもんですね。(笑)
23 :18です(追加):2000/11/07(Tue) 14:21
22の第1パラグラフのカキコは,「お前結局どっちだよ?」
と言われても仕方のないものになってしまいました。

うーーーん,まあ,お好きなように判断して下さい。(笑)
ごめんなさい。
24 :名無しさん@はぴばすでい:2000/11/07(Tue) 17:30
受験対策としては、梶井松井のゲーム本も岩波文庫も
読む必要はないと思う。他の教科を勉強した方がいい。

その上で、仮に余裕があるならば、何を読むかは
本人が面白いと思うものを読めばいい。
梶井松井のゲーム本が面白いと思えば読めばいい。

別に、岩波文庫を薦めるのは悪くないと思うが
いろんな人がいるんだから
高校生は、どういう本を読むべきだとか
どうあるべきだとか
安易に決め付けない方がいいよ。
25 :受験生:2000/11/07(Tue) 21:17
新書は夏までにけっこう読みましたね。
最後に読んだのは確か「豊かさとは何か」という本だったと思います。
わりと前に書かれた本でしたが面白かったです。(西ドイツを地上の楽園のように書いてるのは
なんとなく表面的な感じはして、少し気にかかりましたが。)
ところでこの本はバブルの絶頂期に書かれたもので、加熱しすぎた投資熱を暗に批判しているんですが、
その当時(1980年代後半)においてはこういう意見はどういう風に捉えられていたんでしょうか。
やはりせっかくの好景気に水を差すような亡国の小唄に過ぎないと黙殺されていたのでしょうか?
親父が言うには朝日新聞さえもが財テクを指南するぐらい日本がうかれていたそうですが……。
>24
ええ、他の教科の重要性は充分に認識しているつもりです。その上で小論文に関して、少し知識が
不足しているのではないかと心配になったもので。後期は保険とは言え、そうそう疎かにはできませんから。
――もっとも皆さんの意見を聞いてると杞憂であったのかもしれません。
26 :22>24:2000/11/08(Wed) 01:44
確かに決めつけのように書いてありますね。すみません。

なぜあんなこと書いたかと言うと,私は現在30をこえたぐらいの年齢で,
高校から大学にかけてろくに(岩波文庫にあるような)「古典」と呼べる
本を読まずに,読んだかどうかの記憶もあやしくなるような本ばかり
読んでました。その結果,いまになって自分の教養のなさに情けなくなる
毎日をおくっており,えらく後悔しています。

そういうコンプレックスから,「いまの若い人には私のような思いをして
欲しくない」というつもりで書いたまでです。押しつけるつもりはあり
ません。書き方が非常にまずかったですね。誤解を与えてしまいすみません。
27 :名無しEND×YURI:2000/11/08(Wed) 19:39
誰かもう書いた人がいるかもしれないけど

日本経済新聞のやさしい経済教室などを読めばいいでしょう
28 :ドラエモン:2000/11/10(Fri) 15:51
>27
>日本経済新聞のやさしい経済教室などを読めばいいでしょう

スペクトル解析すると、「やさしい経済学」と「経済教室」に分解できる(W
実は、僕もこの板でやった合成・・・。

でも「大機小機」を、「おおいそ・こいそ」と信じていた人が少なくとも2人
いたのには笑った。
29 :へなへな:2000/11/10(Fri) 22:59
>どらえもんさん

某外銀の為替ディーラーさんが書いていた相場日記が「大磯小磯」っていう名前でした(笑)。
職場の関係でかけなくなってしまったようですけど。
30 :ドラエモン:2000/11/11(Sat) 01:37
>29
あれも酷い話で、本来のSECの規則で言えばたぶん違反行為だよ。リサーチでも
ないひとが顧客向けにああいう物書いちゃいけないんだ。そこら辺は、極めて厳格
なはずなんだけど。
31 :?:2000/11/11(Sat) 18:14
15chは終わりじゃああああい!!!!
今から新しい時代がやってくるんじゃぁ!!!
32 :名無しングエルス:2000/11/14(Tue) 20:48
NHKの調査によると、ふくやん内閣の支持率は、17%まで落ちたそうです。
逆に、不支持率は、過去最大の68%だそうです。
[15ch新聞11月14日]
33 :受験生:2000/11/27(Mon) 07:52
ご無沙汰しております。昨日代ゼミの後期対策模試を受けてきました。
ここで頂いたアドバイスを生かして、なんとかまとめあげることができました。

話は変わりますが、松井・梶井先生の本を少しづつ読んでいるのですが、一つ教えて頂きたいところがあります。
「強支配戦略があるならば、ナッシュ均衡において必ずその戦略が使用されることを示せ」
という問題です。
強支配戦略は相手のどの戦略に対しても最適反応となりうるからということだけじゃダメなんでしょうか?
34 :Gerard Debreu[Gerard Debreu]:2000/11/27(Mon) 08:26
高校生でそこまで大学生向けのテキストを読み込んでるなんて、
末おそろしい。。。^^;(冷汗)
梶井・松井先生の本自体を読んだわけではないですが、たぶんこの問題が言いたいのは、
強支配戦略がナッシュ均衡戦略になりうることを示すだけじゃなく
(ここまでなら貴方の答えで○です)て、
その戦略しかとらない、つまり、
他の戦略は決して(そのプレイヤーの)ナッシュ均衡戦略になりえないことも示せ、
ということだと思います。
それの答えは、。。。今書かないほうがいいかな?
問題の意味がわかれば、あとは一直線だと思うので。
35 :受験生:2000/11/27(Mon) 21:54
なるほど。それでは……。
強支配戦略X以外にナッシュ均衡となる戦略があると仮定する……1
その戦略をKと置く。相手がn人にるゲームにおいて、
Kを用いたナッシュ均衡を(K,K1,K2,……,Kn)と表わすことができる。
しかしKはXに強支配されているのだから、Kは(K1,K2,……,Kn)の最適反応とはなれない。
故に1の仮定は誤りである。
従って強支配戦略が存在する場合に、そのプレイヤーの他の戦略はナッシュ均衡にはなり得ない。

……背理法と組み合わせてやってみたんですが、いかがでしょうか?
36 :Gerard Debreu[Gerard Debreu]:2000/11/27(Mon) 23:01
正解です。すばらしいです。
高校生でここまで熱心にゲーム論および経済学の勉強やってる人がいて、感動ですよ。
それにしてもいい時代になりました。
私のころは、学部生向けのゲームの入門書は鈴木光男しかなかったですから。
読みにくかったし、非協力ゲームはスカスカだし。。。

おっと、一応受験勉強のほうもがんばってね。
37 :すりらんか:2000/11/27(Mon) 23:37
>受験生君
おぉ.しばらく見ない間にずいぶんと進化してますね.結構数学は
得意な方なのかな.だったら結構前期は乗り切りやすいから頑張っ
てね.君のような勉強熱心な子には是非頑張ってほしい.数学・英
語・国語どれでも質問合ったらどうぞ.ここの常連は多種多様だか
らまぁ答え帰ってくるよ.大学決まったら是非教えて下さいね.
38 :受験生:2000/11/28(Tue) 00:24
正解で良かったです。背理法を使用して良いのか少し迷ったんですが。
数学はわりと得意な方です。だからまっさきに背理法で飛びこんだわけですが(苦笑)

それにしても経済学、そしてゲーム論はとても面白いです。参入阻止価格の設定についてのくだりは
かなりの感動をおぼえました。新規参入企業との実際の価格競争がなくとも商品の価格が下がり得る
というのは実に興味深いことでした。

受験勉強の方も英語を中心に最後の仕上げに入っています。
色んな人や場所からの情報では、やはり東大が一番勉強しやすいだろうとのことで、ますます気合が
入っております。松井先生も駒場で授業をもっているようですし。
来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、早く大学で勉強したいと先走っています(笑)
39 :Zarathustra:2000/11/28(Tue) 12:34
>受験生君

高校時代から経済学に興味を持ち,そういう人にはまさに最高の掲示板で
意見を聞けるとは,君は幸せ者だね.その知的好奇心を失わず,大物になって下さい.

ただ,ゲーム理論に興味を持つのは結構だけど,経済学はもっとおもしろい分野が
色々とあるから,今のうちからゲーム理論に固執するのは得策ではないと思う.
特に東大だとゲーム理論を専攻するのが自然になりすぎている節があるから.

一昔前にゲーム理論が大流行して,世界中の優秀な研究者がこぞって研究したために,
今では研究分野を探すのにも一苦労(てなもんじゃないな)するようになってるから.
マクロなんてスカスカだから,改良の余地がいっぱいあるよ(さりげなく宣伝).
って受験生に研究云々語るのは気が早すぎるか(笑
40 :すりらんか:2000/11/28(Tue) 13:32
>Zarathustraさん
僕も同感.マクロも楽しいよ.4月になったら死ぬほど
アドバイスしたるでー<受験生君
41 :受験生:2000/11/28(Tue) 19:49
なるほど。もっと視野を拡大することも必要ということですね。
マクロと言うと、貧困問題を扱ったセンとかいう教授がしているような研究でしょうか?
夏休みに補習がない期間に読んだんですが、文化的ハンディキャップについては日本人の僕には
実感が無く、少しわかりづらかったです。でもこれって「機会の平等」という視点から考えると、
「文化的」ではなくとも日本社会の中にもハンディキャップはあるんじゃないかと、代ゼミの模試で
出された『不平等社会日本』(佐藤俊樹著)の一節を読んで思いました。
なんだか話がずれてきましたが、「木を見て森を見ず」「森を見て木を見ず」どちらの状態にもならないよう
多角的なモノの見方を身につけようと思います。色んなアドバイス本当にありがとうございます。
42 :すりらんか:2000/11/28(Tue) 23:05
センはもはや近経という枠組みではとらえきれない領域まぁ,
厚生経済学という意味ではミクロに近いのかしら(実際セン
の研究はミクロの先生がやってたりする).『不平等社会日
本』(佐藤俊樹著)は社会学(賛否両論あるでしょうが,私
はドキュソ本に近いと思っています)

マクロは……なんだろ,すごく単純に言ってしまえば,この
板で僕とドラさん,へなへなさん,やんばるさんあたりがや
り合っているのがマクロだと思っておくといいかと思います.
43 :名無しングエルス:2000/11/28(Tue) 23:29
松井先生は2ちゃんねる経済板見てるから、こっちもしってるかもよ。
44 :受験生:2000/11/28(Tue) 23:45
>すりらんかさん
つまりマクロ経済学というのは、経済の理論を実際の政策にまで拡大を試みる学問なんでしょうか?
(ここでのやりとりを見た感じです。間違っていたらごめんなさい。)
『不平等社会日本』は社会学の本だったのですね。僕が読んだところは経済的な側面が強い所だったので
勘違いしていました。僕個人としては全肯定はできないものの、視点としては面白い切り口だと思いました。
45 :受験生:2000/11/28(Tue) 23:49
>名無しングエルスさん
そう意識するとなぜか緊張しますね(笑)
46 :すりらんか:2000/11/29(Wed) 00:23
>マクロ経済学というのは、経済の理論を実際の政策にまで拡大を試みる
そんな感じでしょうか.マクロ側からの片寄った意見ではありますが,
ミクロ=基礎理論,道具を用意する人
マクロ=応用理論,道具を使う人
というのが大まかなイメージかと思います.例えば,ゲーム理論の話をそ
のままつかって現実経済(特に一国全体の経済)を分析することはまず無
理でしょう.マクロではゲーム理論のひとが整備してくれた均衡概念とか
を援用して現実経済への援用をはかったりします.ただ,ミクロにはない
マクロならではの基礎理論ってのもあったりしてそう単純ではないですけ
どね.また別の分類法としては,
ミクロ=個人の行動を基礎とする人間行動を解明する学問
マクロ=多数の人間行動の相互関係が経済に与える影響を解明する学問
といってもいいかもしれません(よくないかもしれません^^)
47 :ぺいぺい[ぺいぺい]:2000/11/29(Wed) 18:00
> ゲーム理論の話をそのままつかって現実経済(特に一国全体
> の経済)を分析することはまず無理でしょう。

やっぱ、そこですよね・・・集計量の経済であるマクロにミクロに無い
マクロ独自の理論があるのか・・・一国全体の経済に対する俯瞰図を、
曲がりなりにも、描くことができるということが、マクロの魅力だろう
と思っています。ちなみに、曲がりなりにも、というところに、すりら
んかさんがおっしゃるように、スカスカなマクロにゲームなどの多様な
アプローチを可能とする大きな余地があるのでしょう。

受験生マクロ勧誘スレになっちゃった・・・ごめん。2年生をうちの
マクロのゼミに連れ込むために、そんなことばっか、いってるので・・・
48 :受験生:2000/11/29(Wed) 18:44
なるほど。マクロもなかなか魅力がある分野ですね。受験が終わったら、また本を買って読もうと思います。
でも一つ気になることがあるんです。マクロは文字通り広い意味での経済活動を考察する分野のようですが、
ゲーム論とかミクロの理論(すりらんかさん言う所の『道具』)をまったく知らないままに、理論を構築すると
視野狭窄と言いますか、トンデモ論のような理論になってしまう危険性があるんじゃないでしょうか?
そう考えると、ここで議論されている皆さんのようにミクロとマクロの両方を学習するのが最善だと思うんですが。
これって贅沢な悩みなんでしょうか?(ますます鬼に笑われてしまいそうですが)
49 :通りがかり:2000/11/29(Wed) 20:50
>受験生さん(48)
まったく、あなたのおっしゃる通りだと思うけど。
50 :名無しEND×YURI:2000/11/29(Wed) 22:11
ミクロ(ゲーム理論)
   =少数の人間行動の相互作用によって生じる経済現象を
    少数・複数の主体のモデルを作って解明しようとする学問

マクロ=多数の人間行動の相互関係によって生じる経済現象を
    なぜか代表的個人という名の単数の主体のモデルを作って解明しようとする学問
    (複数の主体のモデルを作る試みもなされていて
     それはマクロへのゲーム理論の導入ということです)
51 :すりらんか:2000/11/30(Thu) 00:42
>ゲーム論とかミクロの理論(すりらんかさん言う所の『道具』)をまった
>く知らないままに、理論を構築すると視野狭窄と言いますか、トンデモ論
>のような理論になってしまう危険性があるんじゃないでしょうか?
その通りだと思います.ただ,こんなこと,学部終わりにしりゃいいって
ことなんだけど,学習することと研究者になることってのは全然違うんだよ
ね.ミクロの研究者になるために必要なミクロの学習と,マクロの研究者に
なるために必要なミクロの知識って微妙に違っている.マクロ専攻とミク
ロ専門の人とでミクロの話をしてると「おいおい,そんなこともしらねーのか
よ」と互いにびっくりしあうこと暫し(藁).
52 :すりらんか:2000/11/30(Thu) 00:46
>ミクロとマクロの両方を学習するのが最善だと思うんですが。
高校生だと,まだ大学での(まじめな)学習のイメージがつかめない
ンだと思うけど,専攻って言うのはそんなにがっちりはめられたもの
じゃなくて少なくとも(マルクスとか経営・会計は知らないが)学部
の間にミクロのゼミにいるのとマクロのゼミにいるのにそんなに差は
ないよ,第1,両方勉強しないと少なくとも君の希望大学は卒業出来
ない仕組みになってます.
53 :受験生:2000/11/30(Thu) 20:19
なるほど。つまり専攻分野間の垣根は高くは無く、相互に結びついているわけですね。安心しました。
どうやら自分には杞憂が多いようです。
ゲームの質問から大学のことまで教えてくださり、いつもながら皆さんには感謝しています。
また模試の結果が返ってくる頃に、多分新しい質問と共に(笑)来ると思います。では。
54 :名無しングエルス:2000/12/02(Sat) 01:56
こういう方が教え子だと、教員は嬉しくなります。
その一方でまた、「おめーはほんとにダメだなこりゃ」てのも、これはこれで
手がかかる分、かわいいのですが(笑)
一番いやになるのが素直じゃない自称「通」です。こっちの指摘も説明も
まったく聞かずにいながら、「あんたの指導が悪いから俺が伸びない」とか
ぶーたれる類。こういうのの相手をしている時、教員はニコニコしながら
腹の中で「○○は死ななきゃ治らない」と溜息をつき、早く消えてくれないかな、
などと思っております。

>受験生氏
「大巧如拙」=大巧は拙なるがごとし
ぜひ、現在の姿勢を持ち続けてください。期待してますよ。
55 :54=先公:2000/12/02(Sat) 01:57
でした。失礼
56 :受験生:2000/12/07(Thu) 23:46
模試の結果が返ってきました。順位は51人中6位。偏差値は60.5。判定はBでした。
これを受けたのはこのスレッドをつくった時点だったのですが、思ったより良かったのでびっくりしています。
(もっとも母集団が少ないのですが)
答案を見てみると問題に対する考察・意見のところがよくできてきていて、そこで点数を稼いでいる感じでした。
>先公さん
恐縮です。私は知らないこと・分からないことをそのままにしておくのが、どうも気にかかる性分でして……。
なるべく自分で調べはしますが、それでも理解できないことがある場合は皆さんの助力を請うかと思います。
その時はどうぞよしなに……。
57 :すりらんか:2000/12/08(Fri) 00:25
>受験生君
おかえり.
>順位は51人中6位
うーんなんてわかりにくい位置なんだ.僕も経験あるけどB判って
どうとっていいのかわかんないよね.受験生君は高校生?現役はセ
ンター後でも充分のびるからあと3ヶ月もある……まだまだ伸びる
よ.浪人なら,伸びる余地のある科目に絞って後一押し必要だとお
もう.がんばれ.
58 :受験生:2000/12/08(Fri) 00:38
早速の質問なんですが、
  c1   c2   c3   c4   c5
@―――*―――@―――*―――@―――(4,7)
↓   ↓   ↓   ↓   ↓
(1,0) (0,3) (3,2) (2,5) (5,4)
↓印の戦略は左から順にD1、D2、D3、D4、D5とし、括弧の中は(@の利得,*の利得)のことです。
このゲームにおけるバックワード・インダクションの解は(@,*)=(D1・D3・D5,D2・D4)であることは自明です。

問題はこの後でして、『バックワード・インダクションの解が現実的でないのを示すのにこのゲームはよく使われる。
プレイヤーは完全に合理的ではないという観点から論ぜよ。』という問題なんです。
自分が考えた答えとしては、まずこのゲームの特徴として
1:どちらかがDnの戦略を選んだ時点でゲームが終了する。
という点があげられます。しかし一方で
2:双方ともにもっと高い利益を得られるのは右側(Cnの戦略の方向)にある
という点もあります。バックワード・インダクションの解によると、@がD1の戦略をとり
ゲームは終了してしまいます。しかしこの結果は@にとって2番目に悪い結果です。
結局、このゲームでバックワード・インダクションの解は自分にとって最悪な結果を回避することに
終始することになります。
しかしプレイヤーがより高い利益を指向するとき――例えば300万円の利益を生み出さなければならず、
0円儲けても、100万円儲けても結局は会社が倒産してしまう時――は利益が減退する可能性はあっても、
さらに利益を得られる可能性がある戦略を選ぶ可能性があります。
それをこのゲームで考えたとき、@が2以上の利益を必ず出さなければならない時はC1の戦略を選ぶ可能性が
あり得る。

長くなりましたが、このように考えました。ご助力お願いします。(かなり時間がかかってしまいました)
59 :受験生:2000/12/08(Fri) 00:40
>すりらんかさん
そうなんです。曖昧な位置なんですよね。しかし4位までが成績優秀者ということになってるので、
少しは心の安定剤となっております。では気を抜かずに頑張ります。
60 :名無しングエルス:2000/12/08(Fri) 01:30
>受験生さん
すごいね.大学入試の対策にしちゃ、あまりにも本格的.
どの程度の割合の受験生がここまで勉強してるんだろか.

お互いが完全に厳格に相手を自分の都合のよいふうに追い込むことができる、
と考えると50のようなサブゲーム完全ナッシュ均衡が得られる.
でも、単純にお互いが協力して、Dの戦略を選ばずにCばっかり選んでたら、
なし崩し的にお互い得する.だから几帳面にバックワードインダクションで
自分に有利なように振る舞い、そうすることで相手をコントロールしようとすることは損.
だからお互いのプレイヤーが高度に合理的だったら目先のつまらぬ得にはこだわらずに、
自発的に一見したところ損な戦略(Cのこと)を選び続ける.

お、なんか話が逆転しとる.プレイヤーが逆に賢いほうが
こういう得体の知れん腹芸が効く、っていう結論になっちった....
どっかで何か話が抜けてるな...
61 :名無しングエルス:2000/12/08(Fri) 02:57
以下のように記号をおく
@=1、*=2とし
R1:1は合理的に行動する。 K1:1は以下のことを知っている。
R2:2は合理的に行動する。 K2:2は以下のことを知っている。

解がc5とならないためには
R1であることが必要、つまり1が合理的でありさえすればよい。
解がD5とならないためには
R2、K2R1であることが必要
解がD4とならないためには
R1、K1R2、K1K2R1であることが必要
(K1K2R1=K1は「K2はK1が合理的であることを知っている」ということを知っている)

解がD3とならないためには
R2、K2R1 K2K1R2、K2K1K2R1であることが必要
解がD2とならないためには、つまり解がD1となるためには
R1、K1R2、K1K2R1、K1K2K1R2、K1K2K1K2R1であることが必要。

しかし人間はここまでの共有知識が無いので、D1は非現実的。また
実際のムカデゲームのような状況でD1達成されることは考えにくいので、
バックワード・インダクションの解が現実的でないのを示すのにこの例が使われる?
(最後の解釈は曖昧です。)

>60
Really?
62 :名無しングエルス:2000/12/08(Fri) 13:03
>解がc5とならないためにはR1であることが必要、
これは必要十分、ではないんでしょうか。
もしただの必要なんだったら、R1であるにもかかわらず
プレイヤー1がc5を選ぶ可能性が出てきませんか。
63 :60:2000/12/08(Fri) 18:40
要するに、プレイヤーが考えを尽くして推論し、お互いが「合理的」である
ことを考慮して行動したら、均衡利得は(1、0)になる.
ところが(4、7)というすばらしい利得が目の前にぶらさがってプレイヤーに
獲得されるのを待ち受けてるというのにそれを獲得出来ないのは両プレイヤーが
合理的だからではなく、日常使う意味合いで馬鹿だからである.
あるいはバックワードインダクションに悪い意味で忠実に振る舞ってるからである.

言い方を変えれば、一般ピープルが考えそうな合理性、というものを
バックワードインダクションでは概念化出来てない、ということ.
バックワードインダクションが示してる「合理性」のおかしさを指摘する
にはこれで十分.簡単な質問には取り合えず簡単に答えればよいと思う...
64 :受験生:2000/12/08(Fri) 20:49
レスポンスありがとうございます。
>60さん
僕もそこで悩んだんです。c5に行きつくということは結果として高い利得を得るために
二人のプレイヤーが「合理的」に動くことではないかと思いましたので。でも61さんと60さんが63で
述べたことで納得しました。
>61さん
なるほどと思いました。バックワード・インダクションにおいては、相手の動きをどんどん先読みして遡っていくわけで、
そこでは実際には多くの条件が絡んでいるんですね。数字だけを追って行くと、見逃してしまう事実がここにあるんですね。
>62さん
すみません。58の図は微妙にずれて見にくくなっています。@(=1)の三番目の戦略選択場面において、
c5で@が得られる利得は4、D5で得られる利得は5になっています。だから61さんのおっしゃる通り、
R1は必要十分条件になっているはずです。
>63さん
とどのつまり、そういう結論になりますよね。僕もバックワード・インダクションにおける合理性を定義することで
それを示そうと思ったんですが(58の後半)、あまり上手くいきませんでした。

ここまでで二つの解答を得ることができました。それで僕なりに結論をまとめてみたんですが…・・。
一つは61さんの言う通り、バックワード・インダクションには多くの共有情報が必要であるということ。
これは完全情報ゲームにおいてでしか、バックワード・インダクションは用いることはできないことの証明であり、
現実には完全情報ゲームはほとんどあり得ない。
二つ目には60=63さんの発言のように、そもそもバックワード・インダクションにおける「合理性」の概念が
その一般的な概念とはかけ離れているということ。

この二つからバックワード・インダクションの解が必ずしも現実的でないということが言えるということでしょうか?
間違った解釈がありましたらご指摘お願いします。
65 :受験生:2000/12/08(Fri) 20:57
しかし一つの疑問が残っています。
「ではバックワード・インダクションにおける合理性とはどういうことなのか?」という疑問です。
一般的な意味における合理性とは違うということはこれまでで明らかになりました。
しかし相対的に一般と異なっているということだけではなく、その本質的な意味を明らかにすることはできないんでしょうか?
これを定義しさえすれば、問題が一挙に解決できる気がするんですが……。
66 :名無しングエルス:2000/12/08(Fri) 22:55
こりゃアンケートでもとったらおもろいかな.
理論で押すよりまずfact finding.
俺が@なら戦略としては単位が1×100万円くらいだったら
c1をとるよ.やっぱでも単位が1×1000円くらいだったら
c1をとらない.1000円くらいだったらいいだろう.
損した気持ちになっても.普通そうだろう.
単位が1000円なのにいきなりc1とるなんて奴は相当せこい奴だ.
みなさんはどうなの?
67 :名無しングエルス:2000/12/08(Fri) 22:57
↑
c1はd1の間違い
68 :牛田モー:2000/12/08(Fri) 23:38
この問題は、専門家間でも決定的解答のない問題です。
だから、小論文に出ることはないでしょう。
自分なりにいろいろ考えてみることはとてもよいことです。
板を通じて議論することもとてもよいことです。
大学に入ったあと、もしゲーム理論を専門的勉強する機会があれば
受験生さんが述べていることの一部の疑問は解決し、一部は解決しない、
という結果になるでしょう。
いずれにせよ、いろいろな答えがあり得るので、
いろいろな答えを考えてみてください。
69 :61:2000/12/09(Sat) 00:07
>62
そうですね。あんまりそこらへん考えてなかったんで。
すいません。
70 :Gerard Debreu[Gerard Debreu]:2000/12/09(Sat) 16:42
うーん。相手によりけりだけど、私もd1はとらないなあ。
実際問題としては、相手(自分)の行動によって自分(相手)の条件付き選好も
変わるだろうからなあ。
71 :受験生:2000/12/09(Sat) 21:12
決定的な答えは出ない問題みたいですね(笑)
結局はプレイヤーの環境によって大きく左右される問題…ということでとりあえず納得しておきます。
小論文対策よりも、逆に今は問題を吟味することを楽しんでいたりします。
勉強合間のリラックス、あるいは合格へのモチベーションを高めるなど、精神衛生にこのスレッドは
大きな助けとなっています。
ちなみに僕もd1はとらないですね。
72 :受験生:2000/12/11(Mon) 23:08
小論文とは直接関係ないんですが、地理の論述に関わる問題について質問させてください。
地理の論述で自分らは「国際競争力」という言葉を使います。
例えば「近年、東南アジアへの繊維業・機械組み立て業などの進出が盛んなのは何故か?」という問題に対しては、
「多くの労働力を必要とするこれらの産業では、人件費を安く抑えられる東南アジアで生産することで、製品の国際競争力を
高めることが可能となるから。」という感じで「国際競争力」を使います。
しかし経済学の分野ではこの言葉はトンデモの類に分類されているみたいですが、それはどうしてなんでしょうか?
それともう一つ。マル経はマルクス経済学の略だとわかるんですが、近経とは何の略ですか?
マル経・近経と並べてるのをよくみるので、マルクス経済学に近い学問なんでしょうか?
この二つについてお願いします。
73 :へなへな:2000/12/11(Mon) 23:14
製品の持つ国際競争力というのはいいんですよ。
たとえば、国際競争力を持っていない国はだめだとかというのはトンデモです。


近経は、近代経済学の略です。ま、おおまかにいえば、主流派経済学、
ノンマルクス主義経済学の総称
74 :すりらんか:2000/12/11(Mon) 23:26
>72
一応経済学流に言うと
>多くの労働力を必要とするこれらの産業では、人件費を安く抑えられる東南
>アジアで生産することで、製品の国際競争力を高めることが可能となるから
は「東南アジアは労働の(賦存)量が多いため,労働が相対的に安価なので
労働集約財に比較優位を持つ」というところですね.あと,近経という言葉
自体がかなり使われなくなってきていますね.
75 :受験生:2000/12/12(Tue) 20:40
>へなへなさん、すりらんかさん
いつもながら素早いお答えありがとうございます。二つの言葉の意味、よくわかりました。

またクリスマスあたりに質問のために繋ぐと思います。それでは……。
76 :ケーキと:2000/12/17(Sun) 17:37
「ある商品を輸出するのは別の商品を輸入するからだ。どの商品を輸出するかは
相対的な得意さ(比較優位)によりきまる。だから、賃金が低ければすべての
商品を輸出して貿易黒字を蓄えられるというわけではない。さらにいうなら、
輸出を行うのは輸入をしたいがためだ。輸入して消費を行う。消費してはじめて
人々はうれしがるのだ。だから国際競争力ということばを特定産業について用いる
のはいいが(絶対優位というような意味で)、国全体に用いるのは間違いだ。」
というへなへなさんの主張(を敷衍したもの)は無条件に信じ込んでもいいのでしょうか?
理由は、①輸出額が輸入額に等しいのは異時点を考えていないため。
②異時点を考え、しかも無限期間の場合には、「今年の貯蓄は明日の消費だから貿易
黒字や赤字は国の選択の結果だから問題はない。」ということは言えなくて、
ずーっと貯蓄しつづける国や、借りて借りて借りまくって、将来のことはどうにでも
なれという国もあるでしょう。貿易均衡はパレート最適でもありません。
③貿易黒字を出しつづけている国はのちのち、貸したお金の利子だけでやりくりすること
ができ、継続的な貿易赤字国は利子支払いに追われながら働きつづけなければならない
プロレタリアートのような国に成り、継続的な貿易黒字国は、資本家のような国になり
2つの国の間には搾取が生じるのではないでしょうか?
77 :ドラエモン:2000/12/17(Sun) 17:43
国ごとに時間選好率が違うと技術は一緒でも恒常的黒字国と赤字国に分裂する可能性は否定でき
ない。そのような貿易を含む二国(ないしそれ以上)の成長モデルは、ケンプだとかが研究して
るけど、あんまり読んでない・・・
78 :プロボーラー:2000/12/17(Sun) 17:48
へなへなさんのでいいんじゃないですか。国際収支統計は企業会計とは違いますしね。
あと、オープンマクロのラムゼー型成長モデルの解で、借入れに適切なバインドをかければ(例えばヒューマンキャピタルの蓄積制約とか)、
それなりの格好になるので、①②は問題にならんのではないでしょうか。
それに、A国が労働者、B国が資本家になったとして、それを搾取っていうのはどうかと思いますけど。
結局のところ、生産活動において労働と資本は補完的でしょう。限界生産性に見合う報酬を得る限りは、適切な経済だと思いますが。
79 :ケーキと:2000/12/17(Sun) 18:05
レスどうもありがとう。賃金が低いから、それを生かして貿易黒字を
出し資本蓄積率(つまり成長率)が高くなるというのはソローモデル
の含意ではないでしょうか?結局すべての国の一人当たり資本は等しく
なるので、現在それが低い国は成長率が高くなるというわけです。
(「先進国の国際競争力がなくなる」という危惧は、それによる各国
間での富の分配が変わることに対する心配だといえるのでしょうか?)

ところで特定の産業に補助金をだすことは意味のないことなのかな?
ロストーの発展段階説は南の国は、ある段階まで経済が発展してはじめて
それ以降は飛躍的に成長する経路に乗れる、そういうスレッシホールド
があるということなのでしょうが、それと同じことが先進国にもいえないですか?
ニューエコノミー論みたいですが。
80 :ケーキと:2000/12/17(Sun) 18:18
--初心者の質問--
あまりよく知らないのでお聞きしたいのですが、「貿易収支黒字
は問題ではない。その分外国にお金を貸している(つまり資本収支赤字だ)
から」というのは
貯蓄と投資が常に等しいというようなことを言っていませんか?
事後的には等しいかも知らないですが、有効需要を増やすことは、GNPの
増加のためには必要なのではないでしょうか?だから貿易黒字を増やす
(つまり純輸出を増やすこと)は国内の雇用を増加させるのに有効
なのではないでしょうか?
81 :名無:2000/12/18(Mon) 00:48
>80
また来たね、クー理論
82 :すりらんか:2000/12/18(Mon) 01:23
>①輸出額が輸入額に等しいのは異時点を考えていないため。
異時点間を考えるからこそ必ず成立している,していないはずが
ないのですよ.これが成立しない世界で何で財をタダで他人に渡
す人がいるのでしょうか.

>ずーっと貯蓄しつづける国や、借りて借りて借りまくって、将来のこと
>はどうにでもなれという国もあるでしょう。貿易均衡はパレート最適で
>もありません
特定の2国が念頭にありそうな話ですね(藁).でも日本は一時かりてか
りて,の国だったんですよ.そこで借りられなかったら復興は何年遅れて
たか……貸借双方にとりあきらかにパレートの意味で優位ですよね.借り
て借りてが通用するのはそこに貸しても大丈夫という判断があるからなわ
けです.これを阻害する理由はそんなに多くは見つからない.
83 :すりらんか:2000/12/18(Mon) 01:28
>だから貿易黒字を増やす(つまり純輸出を増やすこと)は
>国内の雇用を増加させるのに有効なのではないでしょうか?
とっとっと,まずは粗輸出の話から始めましょう.粗輸出が
増えるために国ができることなんて無いよね(まぁ余所の国
に脅しをかけて拡張政策とらせるとかは別),じゃぁ,輸入
は……これは引き締め政策を採ると減るよね.今の日本の現
状に則して考えると純輸出を増やすために政府がとるべきな
のは緊縮財政ってことになっちゃう.雇用対策とは逆の話だ
よね.
84 :軍令課長:2000/12/18(Mon) 01:50
>ところで特定の産業に補助金をだすことは意味のないことなのかな?
ぜんぜんそうは思いません.幼稚産業保護は重要だろうし,ビックプ
ッシュ論は非常に説得的だとおもいます.ただ,問題は幼稚産業保護
ではなく衰退産業保護にお金が使われている点.
85 :すりらんか:2000/12/18(Mon) 01:51
ぐえ.余所の板でのコテハン使っちゃった.わすれてくれ.
86 :ケーキと:2000/12/19(Tue) 03:32
貨幣供給を増やせば、円が下がり、日本企業は円での収益に関心が
あるから、そのうちドル表示の輸出品価格を下げる。その結果
輸出が増加する。緊縮財政をとって輸入を減らすのではなく、
為替レートを下げて、純輸出を増やせますね。
87 :怪人33面相:2000/12/19(Tue) 07:27
>86
よく考えたな。
緊縮財政をすれば純輸出は増えてGDPは減る。
貨幣供給を増やせば純輸出は増えてGDPは増える。
つまり、純輸出もGDPも、財政とか貨幣供給に依存して決まる内生変数ってことさ。
ということは、「純輸出が増えるからGDPは増える」ってわけじゃないことが分かったろう。
88 :プロボーラー:2000/12/19(Tue) 09:17
問題です。昨日の夜考えていたんですが、上の議論に引っ掛けて「円高(交易条件の改善)は経済成長にプラスか?」
89 :ドラエモン:2000/12/19(Tue) 17:47
>プロボーラー氏@88

あはは、またまた新古典派総合的(=時代遅れ的)回答をしてしまうぞ(w

完全雇用で生産可能性曲線上なら、交易条件の改善は実質所得の増加だから、それだけで
経済成長する!

しかし、円高が原因で結果的に交易条件が改善しても、不完全雇用下なら逆に実質所得は
減少するだろう。

それにしても、円の名目レートの変化と交易条件の変化のあいだの関係自体、前提にする
モデルによって違ってくるよね・・・
90 :ケーキと:2000/12/19(Tue) 18:33
ドラ氏のいうとおり、いろいろちがってくる。
しかし普通は、為替レートが変ってもノミナルなものなので、
実質的なものに影響をあたえない。技術かふぞんに
影響を与えないかぎり生産可能性領域は変化しない。
交易条件の改善は一国の厚生を増加させるが経済成長率には
影響を与えない。
(内生成長理論ならどうなるんでしょうね?)
91 :すりらんか:2000/12/19(Tue) 20:26
>貨幣供給を増やせば、円が下がり、日本企業は円での収益に関心が
>あるから、そのうちドル表示の輸出品価格を下げる。その結果
>輸出が増加する。緊縮財政をとって輸入を減らすのではなく、為替
>レートを下げて、純輸出を増やせますね。
それ円建て貿易収支の話だよね.国内物価がぜんざい比例的に上がる
場合,実質的には貿易収支変わってないよ.2国モデル(日米)でア
メリカのISバランス変わらないなら,ドル建ての純輸出は同じという
わけ.しかも,

>貨幣供給を増やせば純輸出は増えてGDPは増える。
これはどういう意図でかわかりませんけど,ちょっと注意しなきゃ
ならない.名目の話と実質の話を混同しやすい表現だ.マネー増え
てるんですよ.名目GDPはとっくに増えてます.マンデルフレミング
の話をしているのかな.なら留保つきで納得ですが.

>「純輸出が増えるからGDPは増える」ってわけじゃない
そのとおりです.企業レベル(しかも輸出企業)の話とマクロの話を
混ぜちゃいかんわけです.
92 :ドラエモン:2000/12/19(Tue) 21:24
>ケーキと氏@90

>交易条件の改善は一国の厚生を増加させるが経済成長率には影響を与えない。

動学モデルのなかでなら、実質所得の増加は「普通なら」貯蓄の増加でもあり、資本蓄積の増加
を通じて経済成長率を(均斉成長軌道に乗るまでの過渡的には)引き上げるような気がするが。
93 :ドラエモン:2000/12/19(Tue) 21:25
上述は新古典派成長モデルのフレームワークでの話し。
94 :プロボーラー:2000/12/19(Tue) 23:23
ウーン。ドラエモン先生のラインで考えていたんですけどね、新古典派の成長モデルで表現すれば、交易条件の改善は技術進歩と同じだと表せるわけですよね。
で、ここからが難所なんですけどね、為替ショックで拡大した需給ギャップの下で(当然、長期の期待成長率(投資収益率)は高まっている)
、どのような金融政策が民間投資を適切に引き出して順調に新しいフロンティアでの経済活動に移行するのか?という点を考えていたんです。
要は、単純な新古典派のモデルだと、名目は実質とパラレルなのでインプリケーションが読めないんですけど。
答えとして想像したのは、マネーの流通速度を一定に保つようにアコモデートするっていうのはどうかということなんですけどどうでしょうか。K/Yが一瞬下がっているということは、一方で、GDPギャップも開いているということは資本財価格とGDPデフレータの比率を経由した
実物経済へのルートがあるんではないかと。どうでしょ、皆さん。
95 :すりらんか:2000/12/19(Tue) 23:33
おっと,ひさびさの金融ネタですね.ここは銅鑼さんと意見が
分かれるトコかもしれないけど,

>マネーの流通速度を一定に保つようにアコモデートする
は無理!というのが私の考え方です.貨幣は基本的に内生!M
2+CDは政府が左右できるかもしれないけど,「貨幣」を政
府がコントロールできる余地はそう多くはない.M2+CDが
不足しているけど実質経済が盛んに動いているという場合には
企業間信用・信用売買が貨幣を補完する部分が大きいでしょう.

貨幣→実質経済へのチャネルとしては貯蓄-投資バランスが悪
いときのインフレ政策(インフレターゲットとか)のような単
純なものの方が説得的に感じます.
96 :ケーキと:2000/12/20(Wed) 03:12
為替レートの変更が交易条件に影響を与えるというのは本当ですか?
短期の話ではなく長期では?
97 :プロボーラー:2000/12/20(Wed) 07:15
>ケーキと先生
短期の調整過程の入った長期モデルをイメージしてください。
為替レートは、最終的には購買力平価が成立しているという動学経路の回りで動いていると考えています。
>すりらんか先生
確認です。貨幣が内生というのは、クレジットが貨幣に入っているんですよね。そうだとの理解で展開します。
先の金融政策は一時保留ということで、サプライショック⇒(国内実質収益の上昇と資本係数の低下)が足元で起こっているところからはじめます。
そうすると、国内では、物価の下落⇒家計の実質所得(資産)増加、企業部門は所得と資産は両建てなので中立も、意図せざる貯蓄の増加
⇒消費の拡大⇒輸入拡大が起こることになります。他方、企業部門では、産出価格より輸入の分だけ投入価格が大きく下がることから、意図せざる利潤が発生すると。
これによって、初めてサプライショックが設備投資につながっているキーワードにたどり着くんですけど、この推論はあっているでしょうか?
その後は超過流動性⇒信用創造⇒という循環なんですが。
98 :すりらんか:2000/12/20(Wed) 23:17
>貨幣が内生というのは、クレジットが貨幣に入っている
そういうことです.さらに,M2+CDの貨幣の流通速度
も大きく変化するものだと思います.

ところでプロボーラーさんはサプライショックって具体的
に何が起こることを想定して議論を進めていますか?それ
によって後の議論が相当変わってくると思います.たとえ
ばオイルショック(または原油が安くなる)もサプライシ
ョックだし,急激な生産性上昇もサプライショックなわけ
です.
99 :ドラエモン>すりらんか氏:2000/12/21(Thu) 01:33
>ところでプロボーラーさんはサプライショックって具体的
>に何が起こることを想定して議論を進めていますか?それ
>によって後の議論が相当変わってくると思います.たとえ
>ばオイルショック(または原油が安くなる)もサプライシ
>ョックだし,急激な生産性上昇もサプライショックなわけ
>です.

プロボーラー氏の考えてるのは交易条件の外生的な上昇だから、原油価格が一番それらしい話な
のではないのか?
100 :プロボーラー:2000/12/21(Thu) 03:02
具体的にはプラザ合意時の円高からバブル形成、そしてその後の不況を考えるにあたり、プラザ=レジーム変化としての外生ショック、当時の原油下落=外生ショック
ということを出発点にしてます。これは、ドルペッグによる途上国のバブルクリエーションとクラッシュへの展開も念頭にしてます。
どうも、この当たりの説明がしっくりこないという印象があるもんで。
101 :ドラエモン:2000/12/21(Thu) 10:55
>プロボーラー氏@100<祝100レス

結局、マクロの問題は25年まえからいつもここに行き着いてこけてるんです。資源配分
(相対価格)の話は完全雇用下の新古典派モデルでしか議論できないのに、相対価格ショ
ックが生じて起こる不完全雇用状況ではケインズ的モデルも無効で、新古典派モデルはも
ちろん無効。

サックスのモデルなんかはまさにこうした状況を記述しようとしてると言えばいえるけど、
なんかあんまりぴんとこない・・・
102 :プロボーラー:2000/12/22(Fri) 18:22
ドラエモン先生
25年前(1975年)っていうのは何を指しているんですか?オイルショック?
それとも別の話ですか?
103 :ドラエモン:2000/12/22(Fri) 19:03
そうです。石油危機という相対価格の大規模な変化(交易条件ショック)に対する政策
としてケインズ政策のパフォーマンスが悪かったのは、ある意味致し方ない。

同時に、不完全雇用下の相対価格変化の問題をまともに取り扱える理論を、いまだに
経済学は提供できないということです。

これって、実に深刻な問題で、オーストリー学派(ハイエク等)の景気循環理論って
それを取り扱おうとしていた。それがケインズ革命で忘れられて、ルーカスやらプレ
スコットになってある意味復活してるんじゃないでしょうか?

以前も、バブル崩壊後の調整メカニズムの解釈で、すりらんか氏とも議論した点です。
104 :ケーキと:2000/12/22(Fri) 21:39
あの、僕は理解が遅いようなのでお尋ねしたいのですが、
ポロボーラーさんが言っているような
石油が安くなる外生ショック→輸入品が安くなる→
「実質資産が増加→消費が増加」+「企業の原材料費の低下→投資の増加」
→GNPの増加
というのは単にピグー効果を入れたIS-LM,あるいは、輸入が安くなること
による実質貨幣残高増加による総需要曲線の右側シフトということ、
と原材料費が落ちるから投資が増えるという普通の投資理論のことを
話してはいないですか?
105 :プロボーラー:2000/12/23(Sat) 05:11
普通の話をしています(笑)。
pm↓⇒(Y/pd↑、i/pd↑、M/p↑)でどうなるんだです。
IS-LMに期待を匂わせる変数でもあれば、もOLSと一緒です(正確にはIS-LMは最適化が入ってないけど、結果が同じ)。
「実質貨幣残高」なる変数(M/P)は、一体何者なのかと。M/P=kyを新古典派的に予算制約式に書き直して、モデルを組んで、
投資理論にqでもストック調整でも使えば、格好はつくけど、通貨高が必ず(といっていいほど)バブルを生み出している姿を説明するにはどうも
新古典派のフレームは足りないというお話です。
106 :すりらんか:2000/12/23(Sat) 12:24
プロボーラーさんのような議論へ進む前にもっと簡単な経路を考えておいた
方が良いと思います.中間投入(ここでは原油)価格の低下は付加価値の生
産関数にとって外性的な技術の向上と同じ効果があるわけですよね.という
ことはサプライサイドだけを考えても,

石油価格の低下→投資の限界効率の向上→投資の増大→GDPの増加

という経路がマズあるわけです.でもこれはまったく
>通貨高が必ず(といっていいほど)バブルを生み出している
ではない.サプライサイドのキッチリした理論のある話ですね.そこ
で「バブル」的状況がうまれるとしたらどこからなのか,という説明
を考えたいという事で,消費への影響を考えている…と言う事でいい
のでしょうか.
107 :すりらんか:2000/12/23(Sat) 12:27
するってぇと,一時的な輸入財価格の低下による実質所得・実質資産残高
が消費におおきな影響を与えると言う事を語らなきゃならない.このはな
しって一時的所得変化が消費に影響するかという旧来の問題点に逝きつく
ようなきがするんだけどどうですか?
108 :プロボーラー:2000/12/23(Sat) 15:07
消費ではないんではないか?というところがあります。私はいみじくもすりらんか先生が言った信用創造と企業行動がバブルの要因であって、
消費はあんまり関係ない(というよりは後追い)と思っているんです。で、一時的な交易条件効果が「ある金融政策(もしくは金融政策によって一部形成される期待)の下で、
投資関数に影響を与えるというルートの定式化に関心があったりするわけです。
109 :ケーキと:2000/12/23(Sat) 17:48
>一時的な輸入財価格の低下による実質所得・実質資産残高
が消費におおきな影響を与える
バブル的現象が起こると言っていますが
長期の均衡は交易条件の改善で別のサドルポイントパスに移る。
だけど一時的にオーバーシュートがおこるということを言えばいいんではないですか?
(以上素人のたわごと)
110 :受験生:2000/12/24(Sun) 23:37
どうもこんばんわ。受験生らしいイヴを過ごしています。ちなみに我が家は神道ですが、クリスマスケーキは
しっかりいただきました(笑)
模試の結果も満足いくものが出て、日に日にモチベーションが高まっております。
昨日、駿台の後期模試を受験したところゲーム理論の囚人のジレンマ・混合戦略・パレートから
出題されて、かなり良い手応えを得られました。

本題の質問の方なんですが、ゲームからは少し離れた質問になるんですが、消費の問題と貨幣についての問題を
質問させていただきます。
111 :受験生:2000/12/25(Mon) 00:00
まず消費について。
一般的に消費支出が増大すれば、景気はよくなると言われます。
そしてユニクロや百円ショップみたいな薄利多売の商売が多くの消費を生み出していると言われますが
それではユニクロや百円ショップのようなタイプの店が増えることは、果たして景気においてプラスに
なるんでしょうか?
薄利多売型の商売が大きくなるということは、相対的に物価がさがり貨幣の価値があがることになります。
これって景気には1番よくない(と言われている)デフレと本質的に同じではないんでしょうか?
いわゆる激安ブームというものは僕には不景気を長引かせる悪循環のもとに思えるのですが……。
112 :すりらんか:2000/12/25(Mon) 00:11
はたして,100円ショップで売られている商品はスーパーで
うられているものと同じか(例え物理的に同じでも)という問
題があるので一概には言えないでしょう.不良在庫や倒産商品
を効率よくさばく新チャネルが出来たといって言えないことも
ない.最近は100円ショップは独自の商品開発やってるそう
だけど,それも新たな商品の登場なわけですよね.そういった
(ある意味の)新商品の登場は既存業種としては大きなダメー
ジでしょうが経済にとって悪いとは限らない.

デフレスパイラルってのは全く同じものが,しかも全般的に,
ずるずる値下がりしているような感じを差すことが多いと思う.
こんなトコで納得?
113 :すりらんか:2000/12/25(Mon) 00:17
ごめん上はちょっと混乱気味だね.

安売りショップの登場で消費総額自体が増えているなら
それは悪いことではないよね.
114 :Merry Fuckin' Christmas!:2000/12/25(Mon) 00:27
>安売りショップの登場で消費総額自体
ミクロの最初の方に出てきた需要の価格弾力性の話ですか?
115 :マーロウ:2000/12/25(Mon) 00:33
不完全競争のマクロ的意味というのは、
税金と同じわけです。

小売価格を、「コスト」掛ける「マークアップ」で
あらわすと、その「マークアップ」が、マクロ的に見ると、
生産要素に対する税金と同じ働きをするわけです。

「薄利多売」にむかうことは、生産要素に対する税が
下がった状態と(マクロ的には)同じなので、
GDPを上げる方向に働くはずです。

この点は重要で、たとえば、価格が硬直的な時の
マネタリーポリシーも最適税制の理論をもちいて
分析可能なんです。
いいかえると、マネタリーポリシーも、形式的には
財政政策と同じなんです。
116 :ケーキと:2000/12/25(Mon) 03:30
ユニクロは中国から仕入れて安売りしています。
国内の同様の繊維業者が価格の値下げを強いられたり潰れたりして、
その企業のある地方の雇用やその企業に悪影響を与えます。
(だから繊維業者が通産省に規制してほしいと言っていると
新聞に書いてあった。)
 他方消費者にとっては物価が下がることはうれしいことです。
国全体としては外国から安い商品が入ってくることはいいことなのか
悪いことなのか?そういう問いをもうけることができるでしょうが、
得をした人から損をした人への補償はされないのが普通なので、
地方の雇用を守るという見地から、僕は大店舗法を緩めて外資が
入ってくるようにしたり、安い輸入をいれたりすることには
あまり賛成できません。(もちろん株価をあげるために、外資を
いれることは重要だと思いますが、それと、大店舗法改正や
安い輸入を入れて価格破壊をすることとは別です。
)(以上ナイーブな主張)
117 :@:2000/12/25(Mon) 06:09
私はまだまだ素人なので、なんとか経済学の基本で説明できる
ことを書いてみたいと思います。つっこみはご勘弁を。
いきなり結果から言うと、ものが安くなるということは、いいことだと思います。
海外から安く製品が入ってくることによって、国内の同業者がダメージを受ける
というのは短期的には悪影響ですが、これはとめることのできない流れだと思います。
問題は日本の労働力の流動性がまだまだ十分ではないので、動きの激しい円相場に
国内の経済がうまく調整できてないことではないでしょうか。だから、政府としては
その変化が潤滑に行われるように、法律をつくったり、規制をかけたりするのが
べストの方法だと思います。
118 :受験生:2000/12/25(Mon) 23:43
つまり安売りにおいて消費総額自体が増えているなら、本質的にはそれはプラスであることには変わりないということですね。
すりらんかさんや@さんがおっしゃるように、同業者に対するダメージにはなるかもしれないけれど、
長期的に考えれば競争の活発化などのプラス要因が大きくなるということですね。
ただ現在の問題点として、日本の場合はそういう競走になれていない。だから既存業者へのある程度の保護政策
(安売り店の買い付け先が外国であれば特に)を行わなければならないという一面もある……というのが、
ケーキとさんと@さんの意見と考えてよろしいんでしょうか?
 ただ、デフレスパイラルがどういう現象なのか少し捉えづらいです。
お金の価値があがる=デフレなわけで、そうするとやっぱり物価がさがっていく現象はデフレそのものに思えるし
でも逆に考えると物価が下がるのは自由競争の結果なわけで、経済的に見ればプラスなはず……。う~ん。
競争の結果が物価が下がることとデフレとは全然違うものと考えた方がいいんでしょうか?
>マーロウさん
「マークアップ」を調べてみたんですが、要するにマークアップというのは利益率とほとんど同じことと考えていいんですか?
商品価格=「コスト」掛ける「税率」掛ける「マークアップ」と考えれば、確かに同じ要素だと言えることはわかります。
で、税金を減らせば生産が増えるのと同じで、マークアップを減らせば生産量は増える(というか増やさなければならない)
だからGDPは上昇する…という理解でいいでしょうか?
119 :すりらんか:2000/12/26(Tue) 00:06
>不完全競争のマクロ的意味というのは、税金と同じわけです。
おぉ,Carltonとかの話ですね.NBERのWPはかなり興味深いと
思います.ただ,その増減の経済への影響はともかく,制度的
独占・差別化による独占・税金ではその改善のために要される
政策インプリケーションが(そのプロセスにおいて)大分違う
ので,両者を識別する方法は充分考慮する余地があると思う.

あとこのスレは受験生君@工房へのスレなのでもう少しわかり
やすく書いて挙げよう.
120 :すりらんか:2000/12/26(Tue) 00:12
>マークアップを減らせば生産量は増える(というか増やさなければならない)
>だからGDPは上昇する…という理解でいいでしょうか?

瞬時的な生産量=取引量ではない,とうるさいことを言いつつ,そういうこと
です.価格が下がってそれによって取引が増えているというならそれは大変結
構なことなわけです.デフレスパイラルみたいな話は価格下がって取引増えず
みたいな話だからちょっと当てはまらない.あとGDPの増減=厚生水準(経済
的豊かさの上下)ではないことにも注意が必要.GDPは現在ある指標のなかで
は比較的経済的豊かさの代理として優れているとはいうものの万能というわけ
ではないわけです.
121 :マーロウ:2000/12/26(Tue) 00:29
>118 受験生さん。

その直感で正しいです。
簡単でしょう、マクロは。(笑)
(ただ重要なのは、マークアップは生産要素への税と同じということです。
消費税とは違う。)

>119 すりらんか氏。

もちろん「マークアップ」と「税」は、違うものですが、
GDPへの影響という観点ではよくにてます。
その点を指摘するのがこの問題に対するもっともわかりやすい
説明と思ったのですが、書き方がだめなんですかね。
改善への努力をします。

Carltonの論文は僕もすきですが、この点に関しては、
最近の価格の硬直性をいれたモデルでの、金融政策の話しが
またおもしろいとおもいます。
122 :@:2000/12/26(Tue) 16:31
インフレは買い手がわが困るとするとデフレとは売り手側が
困るということではないでしょうか。お金の価値が増すというので
一見よいように聞こえますが、経済全体としてはサイズが縮んでいく事なので
(供給が需要にあわせていくので)喜んでばかりもいられません。
もし、価格が下がって収入が増えればそれに越したことはないのですが、
デフレの問題は価格が落ち込むのと同時に実質収入が落ち込むわけで
これはまずいです。円高(日本は売り手)をなんとかしない限りは、
どんどん経済のサイズがちぢんで行ってしまうのではないかと心配です。
123 :受験生:2000/12/27(Wed) 00:20
どうも、納得した答えが出来ました。デフレの構造もスリランカさんと@さんの説明で
大体の輪郭が掴めました。
>すりらんかさん
GDPの幻想については高校でも習いました。確かその時引き合いに出されたのブータン王国のデータだったと思います。
確かにGDPは一つの指標であって、万能ではないですね。
>マーロウさん
マクロも面白いですね(笑)
消費税とマークアップは同一と考えてはいけないというのはなんとなく分かります。
消費税はあくまでおまけでくっついてくるもので、コストと同一の概念とはしづらいですから。
>@さん
デフレの問題点は経済の縮小にあるわけですね。売り手が困るというのは、即経済活動が停滞することと
この場合捉えられるわけですね。そう考えると薄利多売の新しい商売は経済規模が縮小するわけではないので、
それはデフレとはまったく異なる……納得しました。
124 :受験生:2000/12/27(Wed) 00:40
もう一つの貨幣(というかマネーについてですが)についての質問です。
昨今、電子マネーについて色々と話題にされています。将来的に電子マネーは貨幣の持つ交換機能を
もっとも高くしたものとなりうる代物です。そうなるとドルも円もポンドもマルクも元も電子マネーという巨大な
一つの巨大な貨幣に吸収される可能性だってあるわけです。それはまさに貨幣における究極のグロバリゼーション
と言っていいかと思います。
しかしその一方でこれとはまったく逆とも思える運動も起こっています。地域通貨運動というやつです。
これは前述のグローバリゼーションとは逆ベクトルの性格を持っているように僕には思えます。

この対極的なふたつの貨幣の背景にある考え方とは一体何なのか?というのが質問です。
前者が一つの貨幣が媒介する市場の拡大の象徴とすれば、後者はそれに反抗する動きなんでしょうか?
125 :名無しさん20世紀:2000/12/27(Wed) 01:10
>この対極的なふたつの貨幣の背景にある考え方とは一体何なのか?
この対極軸を考える場合に必要なのはそもそも貨幣がなぜ国ごとに別れているかを考えることで
はないでしょうか。例えば、例に挙がっているドルや円、それにポンドやマルクは電子マネーが
普及したからといってなくなると思いますか?おそらくその答えは否でしょう。確かに、ユーロ
のようにヨーロッパのかなりの地域が参加している通貨が誕生している事実から見れば可能性が
ないとは言いません。さて、ユーロをあげたのはもう一つの視野を持っているからです。実際電子
マネーがネット上で普及してもユーロがEU加盟国すべての国が参加できなかったと同じ理由で
グローバリぜーションな通貨とはならないといえるからです。つまり、電子マネーは一見すべての
通貨を統一するようにみえ、現在ドルが演じてる役目を演じれるように考えられますが、
実際は根拠のない貨幣に過ぎないのではないかということです。
126 :名無しさん20世紀:2000/12/27(Wed) 01:10
続き
さて、次に地域通貨運動を考えて見ます。何かの運動が起きるということはそれにメリットを感じる
(少なくともそれを薦めてる人にとっては)からに他なりません。では、その利点とはなんでしょうか。
まず考えられるのは地域の貨幣が存在すれば、その貨幣は別のところで使えない、従って、
貨幣の交換によって経済活動が起きる。と言う物です。これは今の国と国の関係を考えれば、
なぜメリットが生じるのかはたやすく推測できます。次にもっと直接的な問題として、その地域
出しか使えない貨幣を持っていたら人はどのような消費行動にでるかと言う事です。はしょって
書けば、つまり通貨を交換してまで人は別のところで買い物をすると言うインセンティブが生じ
るとは考えにくいのです。それは逆に見れば、地域の中で消費活動がおこなわれる結果その地域
が活性化するという考え方ともいえます。
長々と書いて申し訳ありませんでしたが、背景にあるのは現在の通貨が人の経済活動と
合致していないという反発からくるものではないかと言う物ではないでしょうか。
ただ、この辺は語弊を恐れずに書くのなら数字的証明を適用できない社会学的アプローチが
必要な分野であり、明確な答えはないのではないかと言うのが率直な感想です。

ああ、叩かれるぐらいの文章がかけない物かな・・。
127 :ケーキと:2000/12/27(Wed) 01:27
地域貨幣があると、比較優位にしたがって2つの地域で貿易を
行うようになるから、生産性の劣った東と西と南の地域でも
生産が行われて地域間格差がなくなるから良いのでは?
為替レートの動きがある地域がどの財も輸出してというようなことを
なくする。
128 :ケーキと:2000/12/27(Wed) 01:29
その他通貨の発行権があると、いくら経常収支赤字をだしても
貨幣を刷れば支払いができるので良いから、通貨の発行権を
どこも持ちたがる
129 :ケーキと:2000/12/27(Wed) 01:35
通貨がことなることは、要素と財の移動を妨げる取引費用に
ほかならないわけだが、取引費用の存在によって、より望ましい
結果になるからよいというわけ(ただし、全体の厚生は下がる。
しかし自由貿易に移ることで損をする主体に補償をすることなど
ありえないので、自由な取引を制限することは、正義にかなっている
(正義とは地方でもちゃんとした生活をおくれるほうがよいと
多くの人が考えていること))
130 :すりらんか:2000/12/27(Wed) 02:49
えーと.教科書的には通貨統合が合理性を持つのは
為替交換等の取引費用>金融政策が可能であることのメリット
ってことです.EUとかは域内での経済変動に相関が高いので
「各国独自の」金融政策をとることのメリットは小さく,域内
貿易が盛んなので取引費用は膨大.故に統合となるわけ.電子
マネーで決済を行う方が効率的だと考えるのはネット上でのソ
フトのやりとりとかは国無関係でネット上での取引空間みたい
なものが成立していると考えるとわかりやすいでしょう.

すると地域貨幣の持つ合理性ってのも,見えてくる.ある地域
内での取引ってのが他地域の取引動向とずいぶん違うものだと
いうのなら地域貨幣は合理的なわけですね.日本の地域貨幣と
いえば滋賀県の「オウミ」ですが,地域コミュニティへの参加
によって獲得できて,公共施設の利用などに用いられるところ
が基礎づけになっている.住民の公共施設の利用状況なんて,
日本国の景気とはそんなに強く結びついていないと仮定するな
らばこれもまた合理的なわけです.
131 :すりらんか:2000/12/27(Wed) 02:51
>地域貨幣があると、比較優位にしたがって2つの地域で貿易を
>行うようになるから
これはまったく意味不明では?これに従うと固定相場制では貿
易がシュリンクすると言っているに等しい.
132 :ケーキと:2000/12/27(Wed) 07:53
固定相場制だと2国の賃金率が変化することで、
比較優位に従った貿易パターンが可能になるけれど、
たとえば九州と本州といった、比較的移動が容易な
地域間では、賃金格差が出稼ぎを容易にもたらして
しまう。出稼ぎが所得の送還を地元にすることで
貿易収支が均衡する。出稼ぎはよくないのはNHKの
アーカイブスを見ていて思うことなので、出稼ぎを
せずにすむ方法はないだろうかというと、2つの
地方を変動相場制にしていずれかの財について優位
をもたせれば地方にいて出稼ぎをしなくてもすむと
いう話ですが、あらがあるかもしれません。
(ゼミナール国際経済学入門に書いてある話です)
133 :ぺいぺい[ぺいぺい]:2000/12/27(Wed) 13:29
>固定相場制だと2国の賃金率が変化することで、
>比較優位に従った貿易パターンが可能になるけれど

2つの財の価格比が2つの財の労働投入係数×賃金率
の比に一致しないような価格比を与える為替レートで
あるのなら、変動であれ、固定であれ、

>比較優位に従った貿易パターンが可能になる

ように思えるのですが・・・むろん、賃金率は
変動しない、と仮定します。
134 :ぺいぺい[ぺいぺい]:2000/12/27(Wed) 13:31
あ、まちがい、賃金率が変化しても、その比に
一致しない為替レートなら、でした・・失礼!
135 :すりらんか:2000/12/27(Wed) 13:38
比較優位ってのは相対的な問題だから,比較劣位(優位)な財
しか持っていない地域ってのはありえないと思いますが?

あと,
生産性格差が何から生じているのかという問題があるのですが,
真の全要素生産性がまったく変動しない状態で,と仮定するな
らば,生産性の低い地域での生産に労働を貼りつかせるという
のは一国全体のPPFをちじめてしまうということですよね.こ
れはパレート劣位な話と思いますが?
136 :ぺいぺい[ぺいぺい]:2000/12/27(Wed) 13:39
133の最後も削除して下さい。すみません。
しかし、この議論だと、相対価格を決定する
為替レートが先に与えられて、それによって、
技術係数一定の下に、賃金率が決定されるか
その逆なのか、イマイチ、分からない・・・
いつから、国際経済学スレッドになったので
しょうか・・・??
137 :受験生:2000/12/28(Thu) 00:21
電子マネーや通貨統合の理念というのは、異なる通貨の交換にかかる諸々のコストを
削減しようという発想から始まっている。だがコストを削減できるかわりに、自由な
金融政策をおこなえるメリットが失われてしまう。ユーロの場合は前者が後者が上回る
(と判断した国によって)実現となった。
他方、電子マネーが世界の通貨を統合する可能性は極めて低い。なぜなら円・ドル・ポンド
マルク・フラン……等の諸々の通貨単位を持つ各国が金融政策を行えるメリットを捨ててまで
交換コストを削減するための電子マネーのグローバリゼーションに参加することは考えにくいからである。
電子マネーはネットという限られた取引の場ではグローバルなものとはなりうる。
政府は通貨を持つことのメリットを捨てずに、交換コストを削減することができるからである。

電子マネーと通貨統合についてはこんな風に理解しました。
つまり電子マネーが本当の意味での統合通貨となりうる可能性は極端な話、
1:ネット上での商取引に関しては既に統合された電子マネーでの決済が100%を占めている。
2;今以上に流通、通信関連が進歩して、世界中どこでもネットであらゆる商品が売買でき、さらにその商品が
  即座に手に入れることができる。
1の状態であり、かつ2の要素が強くなって全取引に対するネット上の取引の割合が限りなく100%に
近くなることで金融政策が行えなくなる=「一般の」通貨が通貨として機能しなくなる。
というシナリオしかなさそうですね。
138 :受験生:2000/12/28(Thu) 00:22
10行目のこんな風には上の9行までまでのことです。
それから下は僕の推論です。
139 :受験生:2000/12/28(Thu) 00:46
地域通貨の持つ合理性について。
126さんのおっしゃるような地域振興策と、すりらんかさんのおっしゃる公共政策を効率的に
行うための政策という二つの側面があるわけですね。この場合、地方自治体が一つの小規模な金融政策
を行うことが可能になっていると考えていいんでしょうか?

根底にあるのは126さんの指摘通り、社会学的アプローチが必要なのかもしれませんね。
通貨の持つ社会的機能というのも確かにありますよね。銀行口座の100万円より、現金の100万円が
嬉しかったりするように。通貨というものが極端に見えにくい存在となっているのが、身近な
地域通貨を生み出している一つの要因なのかもと思ったりしました。
140 :ケーキと1:2000/12/28(Thu) 01:40
ぺいぺい@133さんのおっしゃっていることは正しくて、
『国際貿易』(伊藤・大山)の68~73にこのことは書いています。
これはすりらんかさんのおっしゃる、「「各国独自の」金融政策(をとれる
メリット)」に関することでもあります。つまり、
 固定相場制の場合は賃金率が貿易収支の調整を行うことで、
リカードモデルにおける二国での二産業の生産性の比のあいだに
交易条件が来るようにします。ある国(日本)が貿易黒字なら、外国(米)
から外貨(ドル)が入ってきて、固定相場制を維持するために日銀
が買い取ることで、貨幣供給が増加して物価(あるいは賃金率)が
増加するというふうにです。(アメリカの金融政策が日本の物価に波及してしまう)
141 :ケーキと2:2000/12/28(Thu) 01:41
また変動相場制の場合は為替レートが貿易収支の調整を行うことで、
リカードモデルにおける二国での二産業の生産性の比のあいだに
交易条件が来るようにします。日本が貿易黒字ならドルが入ってきて、
国内での過剰なドルが、ドルの価格を低下させて、貿易収支を
均衡させる結果、上のことが生じます。(アメリカの金融政策が日本の物価に
はきゅうすることはない)
 ところで、現在、日本の南と北の端を含む日本全国で、
固定相場制(同じ通貨だから)がとられています。
南と北の端は貿易赤字です。これを補うものが、
出稼ぎと、中央からの所得移転(補助金)です。
固定相場制であれば、貿易収支赤字をなくすように
賃金率が調整するはずなのですが、これが働きません。
なぜ働かないかというと、地方の賃金率は十分に低く
(法定最低賃金に触れそうなほど低く、)また物価は
輸送費込みであるためかどちらかというと高いということから
実質賃金が著しく低いためです。(生存賃金に近いために下方硬直
性が強いということ)
142 :ケーキと3:2000/12/28(Thu) 01:42
このため、都会よりも低価格で生産できる財があまりないわけです。
そのため職がなく、若者が地元に定着することも少なく、また
父親は穀物の栽培の季節を過ぎると出稼ぎに行かなければその地方では
生活できないのです。
 たしかに「生産性の低い地域での生産に労働を貼りつかせるという
のは一国全体のPPFをちじめてしまうということですよね.」というご批判
にも一理はあります。しかし地方に移住して、開拓してがんばってきた
その土地を移れというのは傲慢な考え方ではないか 、そう最近の
青森県六ヶ所村(核廃棄物再処理施設があるところ)での立ち退きのテレビ
を見て思いました。地方を移りたくない人に移ることを余儀なくさせるのは
その人たちを困惑させるゆえに、パレート優位をもたらすのではないことでしょう。
143 :ケーキと4:2000/12/28(Thu) 02:06
異なる通貨を用い、南と北の端が変動相場制を取る場合、賃金の
硬直性があるなしに関わらず、競争力を持つ産業を保持することが
できます。この場合、中央からの商品の輸入価格は高くなります。
(パルキーが400円くらい、になるかもしれない)
しかし地方は輸入だけでやっているわけではなく、非貿易財産業
(甘藷、砂糖黍、大根、牛乳、米、豚肉、牛肉)も持っているので
生活水準が下がるものの、やっていけると思います。それによって
働き場所を確保できる、発展させていける産業を持つことで将来に
期待をつないでいけると考えます
144 :ケーキと:2000/12/28(Thu) 02:59
僕の書きこみが相次いでいることをまずおわびしてその上で書きこみます。

電子マネーがグローバルとかいっていますが、結局銀行口座からの引き落とし
でしょう。ということはですね、ドルで買い物をネットでしても、
アメリカで電子マネーを使ってしても、日本の銀行がドルを円に換える
手数料をとり、日本の口座から引き落としになるということだけでは
ないでしょうか?
 ただIT取引だと、手数料は安くはなるのでしょうが。電子マネー
だからどうこういうことはなく、ITの進展が取引費用を削減する
効果を持つということなのではないでしょうか?
145 :>37:2000/12/28(Thu) 13:50
電子マネーの特徴は匿名性の一点につきる。銀行券の代替物にしぎない。
そんな大袈裟なものではない。
通貨統合と並べて考えるのはナンセンスなり。

銀行券は金融政策のエッセンスでもなんでもない。
電子マネーが普及してもしなくても、金融政策には全然影響ない。
146 :すりらんか:2000/12/29(Fri) 23:35
>これを補うものが、出稼ぎと、中央からの所得移転(補助金)です。
出稼ぎのシェアはそんなに大きくないし,出稼ぎ=悪というのは全く
納得できない理屈ですよ.昔の話はいざ知らず,日本国中どこでも1
日で帰れる状態で,出稼ぎがそんなに悲惨な雇用形態とは思わない.
サラリーマンの出張・単身赴任と有意に違うのだと主張でないのでな
いかい?

>地方の賃金率は十分に低く(法定最低賃金に触れそうなほど低く、)
まず,これは反論しないとね.ちほうの賃金がそこまで低いというの
は幻想でしょう.さらに下方硬直性の説明としてパシネッティの考え
方はほとんどナンセンスと言えるくらい無茶な話だ.先進国でする話
じゃないと思うけどどうよ.

>父親は穀物の栽培の季節を過ぎると出稼ぎに行かなければその地方では
>生活できないのです。
えーと,こんな大時代な話をしてもしょうがない.生活できないならば
移動すればいいだけの話です.そこにいる合理性があるからそうしている
とは考えないのですか?
>しかし地方に移住して、開拓してがんばってきた
>その土地を移れというのは傲慢な考え方ではないか
成田の話なんかで良く出てきている論理ですが,これは全く賛同できない
理屈でしょう.高度成長は人口移動の時代です.産業が再編されるときに
人が動くのは(そこに様々な悲喜こもごもあっても)これを否定するのは
ノスタルジー以外の論理ではサポートできない.実際多くの都市住民は地
方から実際に移住してきているわけですよ.最近ではその移住が減じてい
るから目立つのでしょうが,その行動を人為的に押しとどめる合理的理屈
はないと思いますよ.

143みたいな書き込みを見ると思うのは,地方は貧しい自立共同体たれみた
いな話を感じてしまうので反論せずにはいられない.全ての人が自己の効用
を最大化しようとした結果として現在の状況があるのを,それを制限して
地方の共同体を維持しようとする……これはちがうだろっておもうわけです.
147 :すりらんか:2000/12/29(Fri) 23:38
>異なる通貨を用い、南と北の端が変動相場制を取る場合、賃金の
>硬直性があるなしに関わらず、競争力を持つ産業を保持することが
>できます。
これは要するに交易条件を悪化させて,ということだよね.地方の生
活水準を落とせば地方は活性化する……ホントだろうか?そうすると
地方・都市間の賃金格差は大きくなるわけだけど,そのとき人口移動
は何で起きないの?(変動相場制だと出稼ぎ起きないが幻想だという
のは外国人労働者を見ればわかるよね)
148 :すりらんか:2000/12/29(Fri) 23:43
>銀行券は金融政策のエッセンスでもなんでもない。
>電子マネーが普及してもしなくても、金融政策には全然影響ない。
現行のオンライン決済に関して奈良全くその通り.だけど,電子マ
ネーによる決済が大きなシェアを占めるようになると,それがすぐ
に預金通貨・現金に変換されるとは限らなくなるよね.電子システ
ム内での信用が発生するわけだ.そのとき,ホントに事実上の貨幣
量は現在と同じになるだろうか?貨幣の内生性の問題が出てくると
思うよ.(まぁ,これって現在の手形・企業間信用と同じはなしな
んだけどね,企業間信用まで考慮した「流動性」議論はほとんどお
目にかからない.結構重要だと思うけどどう?)
149 :ケーキと:2000/12/30(Sat) 00:32
日本国中どこでも1日で帰れる状態で,出稼ぎがそんなに悲惨な雇用形態とは
思わない.サラリーマンの出張・単身赴任と有意に違うのだと主張でないのでな
いかい?

テレビで爽快な風を切って赤い車が走っているよ。
外貨をたくさん稼いでいる車は決してさわやかに造られているわけでは
ないんだね。出稼ぎ者が多いことを知っていたかい?さわやかな仕事
でないことは「自動車絶望工場」を読めばわかるさ。
 現実感がなしに、理論だけやっているととんでもない結論がでると
いう好例を示していただけてありがたいです。

重工業やその他楽でない職場の企業の幹部がテレビに出ているのを
見ると、お公家さんだなぁと思います。君もお公家さんですね。
大学の先生になろうという人はお公家さんなのかもね
 ちなみに出稼ぎ3ヶ月やる(出稼ぎ手帳を見せてね)と、しっかり半年分くらいの失業手当
をもらう権利が発生します。(出稼ぎでなければ6ヶ月必要です)
150 :ケーキと:2000/12/30(Sat) 00:37
生活の基盤を地元に残しながら(つまり家族を置いて)、出稼ぎ3ヶ月
して帰るのが出稼ぎです。高い賃金に引かれて人が動くのならば、
首都圏に人口のほとんどが集中しているはず。だから大阪とか名古屋とか
ほっとけば人口激減が避けられないです。でもそうじゃなく、地方にも
人が住んでいるんですね
151 :ケーキと:2000/12/30(Sat) 00:49
沖縄、北海道はこれまで開発庁設けられ、全国の公共事業の10%を使ってきた。
中央から落ちてくる金での公共事業がなければ、仕事がなく、人が住めなくなって
いる地域だ。今度開発庁がなくなり総務省?の一部分として縮小しながら存続
することになっている。またそれぞれの自治体が独自財源(外形標準課税など)を
模索し始めたために、国に入る税が減り、辺鄙な地方に配られる地方交付税交付金
すらへるだろう。こういう状況で、仕事を造っていくにはどうすればいいのか
というと、生活水準が減っても、競争力のある産業を造ることではないでしょうか?
そのために変動相場制にすることは意味のあることだと思う。
 また地方の賃金率は高い。東京で豊かな生活を謳歌できる時代にあっても
地方は貧しいということを知っておいていただきたいな
152 :ケーキと:2000/12/30(Sat) 00:55
>電子システム内での信用が発生するわけだ。そのとき,ホントに事実上の貨幣
量は現在と同じになるだろうか?

貨幣の定義に電子システムというのが増えて、M4?とかが通常使われる
貨幣の定義になるだけ
153 :ケーキと:2000/12/30(Sat) 03:11
感情的な書きこみをしました。ごめんなさい。
(でも、貧しい人って本当に損ですよ。たとえば鶏を飼育して卵を出荷
するのですが、卵の値段など本当に低い。それでも喜んで
飼育しているわけです。動物を飼うこと自体が楽しいから。酷い生活環境
の中でのささやかな楽しみです。そういった他人の善意の上に、都会
での生活が成り立っているんだと最近電車に乗って席が同じになった
おばさんと話しながら思いました。(花だってそうですよ。生産者が
もらうお金は花屋で売っている値段の10分の1くらい。それでも
花は楽しいからで作っている。)
完全競争的な市場は効率的だというけれど、生産者を犠牲にしている
と思います。
154 :ドラエモン:2000/12/30(Sat) 21:26
>ケーキと氏

ある意味、お気持ちは判ります。しかし、あなたが自動車産業の労働者について書いていた事
は、都市の中小企業労働者一般に関してはさらに過酷な形で妥当するのではないですか?
(なんか、こんなこと書いてると、講壇社会主義者とかという罵声が飛んできそうだけど・・・)

冷酷のようですが、人口をベースにして考えると、そうした人々の生活改善(食費・住居費・
通勤時間を含めた労働時間など)の改善を実現する道は、結局は競争市場による効率性改善しか
ないのではないでしょうか?

そもそも、花や卵の生産価格と小売り価格の差が滅茶苦茶に大きいとして(花はしりませんが、
卵は疑問)それが流通段階での「搾取」だとしても、それを解消する手段は流通合理化でしか
ないでしょう?
155 :ドラエモン:2000/12/30(Sat) 21:30
↑意味不明でした。人口をベースに考えると、まず改善すべきは都市の低所得勤労者の生活
水準ではないかと思うということです。数多いから。<=旧厚生経済学だな。
156 :すりらんか:2000/12/30(Sat) 22:57
えーと,けーきさんの手の話っていうのを見てかんじるのは
報酬は現金であるとは限らないということなんですよ.たと
えば,絵を描くことが好きで好きでたまらない人がいたとし
ましょう.でも評価されない,生活は苦しい.でも絵を描く
以外のことはしたくないわけです.これを見て,

「その画家(?)の生活は保障されるべき」

と考えるかどうかが議論の分かれ目です.もしその生活を保証
するならば,それを支えるのは誰なんだい?国民全員が絵描き
(別に卵作りでもいいよ)という社会が豊かなものとはほど遠
いのわわかるよね.すると,絵描きをやっていい人を何らかの
方法で選抜することになる.私は貧乏してでも自由なことをす
る権利ある社会が健全だと思う.(ここいらはハイエクの受け
売りそのままです^^)
157 :すりらんか:2000/12/30(Sat) 23:00
>貨幣の定義に電子システムというのが増えて、M4?とかが通常使われる
>貨幣の定義になるだけ
うんそうだね.でもたとえば手形をM何とか含めて貨幣を定義したとき,
貨幣量は今までと同程度にコントロール可能かな?企業間信用の動向が
現行の貨幣量動向と正相関・無相関・負相関かどうなってるのかちょっ
と知りたいよね.
158 :すりらんか:2000/12/31(Sun) 00:24
おっと自分のレスみてて
>貨幣量は今までと同程度にコントロール可能かな
これじゃ今現在貨幣量をコントロールできてるみたいじゃないか.
訂正訂正
>今まで以上にコントロールできなくなるんじゃないかな
159 :すりらんか:2000/12/31(Sun) 16:01
>どらどの@155
というよりも所得再分配政策を行うのに,産業政策は必要ないと思う
んですよね.私自身は所得再分配はある程度行われてしかるべきたと
思う.でも,その手法として産業保護は(所得再分配だけでも歪みが
生じるというのに)市場に与えるダメージが大きい.単純に包括的所
得を基準に行うべきだと思います.ただ,所得の計測はホント難しい
ので難しいところではありますが.
160 :ドラエモン:2000/12/31(Sun) 16:14
>すりらんか氏@159

仰るとおりです。まあ、毎度のことですが、パイの拡大と切り分けを区別するのが第一歩ですね。
161 :プロボーラー:2001/01/07(Sun) 16:23
賃金センサスなりをみると、地方公務員(教職)を筆頭に(経済学的には)豊な生活をしていることが示されています。
親かじいさんが都会に出てきて、都会で実質所得の低い生活をしている1960年代から70年代生まれ以降は、多分相当悲惨な将来が待っているのではないかと危惧します。
他方、これらのローカルリッチを支える交付金はこれ以上増やせない状況にあります。
要は、付加価値を生み出さない(もしくは限界生産性以上の賃金をもらう)連中の処理をどうするかという明治維新と同じ問題が起こっています。(パイの拡大!)
でも、日本の一人当たり税負担って決して高くないんだけどね。(パイの切り分け!)
162 :ろくでもない一言(謙遜):2001/01/07(Sun) 17:00
29歳で19万しかもらえない(昇給は一年に一度)
地方公務員(教職)もあるといっても信じてもらえないでしょうけど
たしかにあるんですねぇこれが。
163 :ろくでもない一言(謙遜):2001/01/07(Sun) 17:28
一晩で掲示板がアカデミックに戻っていることを発見!
思えば、一番ひどい書き込みは僕だったんだなぁと
今日初めて気づいた。(反省)
 勉強しなくっちゃ 紀要の論文書けなかったし・・
マセマティカで{x^0.003+x^0.4+4y^0.06+y^0.76=8,x^0.25x^0.5+4y^0.08+y^0.76=10}
なんて連立方程式どうやってとけばいいんだろうか?
マセマティカで経済学のシュミレーションをやるために読むといいという
本があったらご紹介してください
164 :ろくでもない一言(謙遜):2001/01/07(Sun) 17:30
ちなみにNSolveだと ぜんぜん答えが出てこなかったです。
(もしかして30時間放っておいたら答えが出てくるのかなぁ)
165 :痔持親爺:2001/01/31(Wed) 09:23
はじめまして。こんな掲示板があるのですね、驚きました。
小生受験生ではないのですが、みなさんにお聞きします。

先日偶然、小野善康「景気と経済政策」(岩波新書)を読んだのですが
この本の内容は、みなさんどう評価されるでしょうか
たくさん読まれた本と言うことで、読んでみたのですが、
「景気のために公共投資はやっぱり大事、でも無駄なモノはノンノン」
言ってるのはつまり、こういうことだったと思うのですが、、

私のように経済の体系的知識のない者は、経済本を読んですぐに
問の答を求めてしまうので、著者の言いたいことは別にあり
私がそれを読み切れていないのかもしれませんが、
後学のためにも、この本に関するご意見お願いします。
166 :ドラエモン:2001/01/31(Wed) 10:48
>165さん
小野さんの言いたいのは、「失業者を出すのは資源の無駄遣いの最たる物。だから、不景気
の時には失業者を雇って何か役に立つ物を作りましょう。」というのに尽きます。

失業者が怠け者だから雇う方が無駄という厳しいご意見の向きからは批判されてますが、
いつ失業するか分からない我々中年から見ると、誠に説得的な意見だと思います。
167 :痔持親爺:2001/01/31(Wed) 11:11
>小野さんの言いたいのは、「失業者を出すのは資源の無駄遣いの最たる物。だから、不景気
>の時には失業者を雇って何か役に立つ物を作りましょう。」というのに尽きます。

役に立つもの、つまり生産性の向上に貢献するようなモノを作ることが大事なのは
みんながわかってることで、そして、そういうモノを作れない、または作る
インセンティブがないシステムであることも、みんな知ってると思います。

じゃあ、どうすれば合理的にそのシステムを変えて、役に立つモノを作れるように
なるのか、その方法論を知りたくて、この赤い本を読んでみたのですが、
その答えは結局、最後の方にあった「意識改革」と言う言葉でしかなかったと思います。

民主主義の限界とか、あんまり言いたくありませんが、民度の低さを感じずには
いられなくなりました、
学問はどんなに発達しても、最終的には家族とか地域社会といったコミュニティで
子供をあるいは大人たちどうしで啓蒙しあうことによってしか、解決はないのかなと
思った次第であります。
168 :すりらんか:2001/01/31(Wed) 11:37
失業者が存在するときにその経済学的な解釈は2つに分かれます
・働きたくないから働いていない(自発的失業)
・現行賃金では労働への需要が不足していて働き口がない(非自発的失業)
自発的な失業なら何も言うべきことはない(ほっておけばよい)わけですが
非自発的な失業は問題だ.そこで需要を増やしてやる……ここまでは伝統的
な総需要管理の考え方です.小野先生の新書は啓蒙書にしてはめづらしく,
非自発的失業がなんでまずいのかを,資源のムダという点で説明していると
言う点が面白くなくもないわけです.

したがって結論は
>「景気のために公共投資はやっぱり大事、でも無駄なモノはノンノン」
という単純なものになってしまうわけですが(だからつまらないと言えば確
かにつまらん話).多くのエコノミストがこんな当たり前なことすらわから
なくなっている向きがあるので,この本は私としてはかなり「おすすめ」の
部類に入る本です.

>どうすれば合理的にそのシステムを変えて、役に立つモノを作れるように
>なるのか
一般論としてこれを組み立てるのは難問でしょうね.ただ足元の日本経済で
はやるべきことは見えているんではないでしょうか.それが行われないのは
私は個人的に政治的混迷によるところが大きいように感じますが?
169 :痔持親爺:2001/01/31(Wed) 13:02
>小野先生の新書は啓蒙書にしてはめづらしく,
>非自発的失業がなんでまずいのかを,資源のムダという点で説明していると
>言う点が面白くなくもないわけです
なるほど、これがこの本の新味だったのですね。
私のように安易に答えを見つけようとするのは、いけないようですね

しかし、この掲示板、みなさんの回答の早さに驚きました。
読んでるだけでも非常に有意義ですね。みなさんの議論を拝見していて
自分がどれだけモノを知らないか、再認識できました。

>私は個人的に政治的混迷によるところが大きいように感じますが?
これは具体的にどういうことでしょうか、民主主義の未成熟ということでしょうか
170 :すりらんか:2001/01/31(Wed) 16:51
>民主主義の未成熟ということでしょうか
というよりも,短期的批判を恐れずに何らかの政策を行うことが可能な
政治環境にない状態が10年も続いてしまっているという問題です.個
人的意見としては90年代の日本には少なくとも2回景気を回復軌道に
乗せるチャンスがあったと思うのですが,それを政治的批判が怖くて行
えなかった.こんな事書くとナチかニューディーラかみたいな叩かれか
たされるかもしれないけど,「民主主義」(あくまで「」つきの)が過
剰なんではないかとさえ思えます.
171 :ドラエモン:2001/01/31(Wed) 17:51
>すりらんか氏
要するに、強制資本注入+強制リストラを、銀行も庶民も嫌がったと解釈して良い?
172 :すりらんか:2001/01/31(Wed) 22:46
>銅鑼さん
いや,それよりも公的資金投入が遅れた方を考えていました.
173 :痔持親爺:2001/02/01(Thu) 22:54
なるほど、そういう具体的な方法論に問題があったのですね

政府の舵取りが我々の生活や、さらに言えば人生にまでも大きなく左右する
というのは、いやはや恐ろしいものです。
将来の子供たちには、こういう感覚を持ってほしいモノと思います。

ところで、このスレッド元々「受験生にお勧めの経済本」と言うことですので、
今後もみなさんがお読みになった経済関係の本に関しての投稿、期待しております
個人的には、絶賛するモノより、これはいかがなモノか、ちょっと
おかしいのじゃないか、というのを知りたいです
174 :東大後期合格者。:2001/02/02(Fri) 04:18
>受験生さん
ども。唐突ながら失礼しますね。
参考までに私の東大後期の体験。

結構前ですが、私が受験した時は
確か囚人のジレンマが出題されました。
当時、私が「囚人のジレンマ」というゲーム理論を
知っているはずがありません。
けれども、普段から社会事象に対して問題意識を持つことと
論理的に物事を見つめることができれば
「経済理論」をそんなには知らなくてもいいと思いますよ。
(もちろん、事前に理解していた方がいいでしょうが)
後期受験なら、経済学に偏らず、様々な社会問題に対して
どう解決策を求めるか、という合理的な感覚を持てばいいと思います。
それは一朝一夕には身につくことはできませんが
普段から考えることを怠らないで下さい。

あと、「これ読んでおけ!」という経済学の本は
受験生にはあまりないですが、本当に「痛快!経済学」あたりで
いいと思いますよ。(文句いわれそうだけど、十分だと感じます)
つけたして、後期論文Ⅰは慶應義塾湘南藤沢の英語、論文ⅡもSFCって
相性がいいです。湘南藤沢を受験しなくても目を通せば
プラスになることは確かです。(経験上)

寒いですから、お体に気をつけ頑張って下さい。
では。
175 :受験生:2001/03/03(Sat) 01:06
昨日、前期の試験+東京観光から帰ってきました。
おそらく前期で行けるとは思うんですが、気を引き締めて論文模試の見直しを行っています。

それにしてもここ数日の株価の下落は恐ろしい勢いですね。
一体どうなってしまうんだろう……と不安に思わずにはいられないんですが、
やはりこれってマスコミの煽りにのせられているんでしょうか?
確かに煽りにのせられて売りが先行し、下落に拍車がかかるっていう悪循環もあると思うんですが、
どこまでがただの現状報告で、どこからが煽りなのか……なかなか見分けがつきません。
皆さんは最近の動向についてどうお考えですか?

>174さん
貴重なご意見ありがとうございます。東大の方の過去問はあらかたやってしまったので、
おすすめのSFCの過去問に取り組んでみます。
176 :名無しさんのマーチ:2001/03/03(Sat) 01:24
>>175

ohisa!!
177 :すりらんか:2001/03/04(Sun) 11:53
>受験生くん
お久しぶり.
>昨日、前期の試験+東京観光から帰ってきました。
ってことは関東の人じゃないんですね.合否報告よろしくね.
(常連一同君を洗脳するの楽しみにしてます)
178 :世間師:2001/03/10(Sat) 15:44
以前このスレで、小野善康「景気と経済政策」について話してましたけど、
それに関してこんなの見つけました。ここでの議論に近いモノが
展開されてましたよ。ここ↓
http://www.post1.com/home/hiyori13/ono2.html
この山形浩夫氏、最近結構名前を聞くのだけど、有名人らしいね
みなさんの感想を聞きたいです。
179 :名無しさんのマーチ:2001/03/10(Sat) 15:59
>>178

よく2chの山形浩夫スレで
本人が実名で書き込んでますよ。
180 :世間師:2001/03/10(Sat) 16:04
話としては、学者はどこまでやるべきでかってことなんでしょうけど、
学者の作った理論を現実に適用させるように導くのって
誰の仕事なんでしょうかね?
マスコミ?やはり学者の仕事なんでないの?
181 :名無しさんのマーチ:2001/03/10(Sat) 16:19
>>180

政策担当者
182 :世間師:2001/03/10(Sat) 16:32
そりゃそうだ
183 :受験生:2001/03/10(Sat) 20:43
お蔭様で合格することができました。後期は受けなかったけど、このスレッドで自分がこれから勉強する分野のことを
少しでも知ることができて良かったです。
さっそくですが、入学までの間にしておいた方がいいことってありますか?
とりあえず先輩の奨めで習っていない行列を自習でやっているんですが……。
そして入学後の勉強についてもアドバイス頂けると有難いです。
184 :通りがかりの名無しさん:2001/03/10(Sat) 21:38
>>183
おめでとー!
発表って今頃だったっけか?
185 :ぺいぺい[ぺいぺい]:2001/03/10(Sat) 23:17
>受験生君

おめでとう! HN変える? で、すりらんかさんに足りないところは
補って頂くとして、入ってからについて話しておくと・・・

ゲームとか好きなら、やっぱり、松井&梶井「ミクロ経済学戦略的アプローチ」
じゃないかなぁ・・・って、ミクロ厨房(他もだけど・・・)としては、復習
しなきゃ、って思ってる本なのだけど・・・

もっと、具体的な話とかは、テキストネタが紛糾してる最中だから、メールで
送ってもらえれば、知ってるハンイで答えますよ。 まぁ、正体というホドの
ものじゃないから言ってしまうと、経済学部の3年生なので、学部のことなら、
そこそこ、話せるんじゃないかな?
186 :すりらんか:2001/03/11(Sun) 00:11
祝!合格!

まぁ,予想通りではありますが.そっかー最近の高校は行列やらんのか~.
大学生活をエンジョイがてらこれからも15chであそぼーね.とりあえずお薦
めは,入学前にでもよめるお薦めは
『経済対立は誰が起こすのか』(ちくま新書 野口旭)
『統計でうそをつく方法』(ブルーバックス ダレル・ハフ)
『金融工学の悪魔』(日本評論社 吉本佳生)
なんてどう?ミクロはやっぱりミク戦はいい本だなぁ&ベッカーの本とかね.
または渋いトコで経済白書なんてどうよ.

>ぺいぺいくん
メール来たら僕のHPにでも誘導しといてよ.
187 :受験生改め修行中の猫:2001/03/11(Sun) 21:21
ありがとうございます。
>ペイペイさん
やはり「ミクロ経済学戦略的アプローチ」がオススメですか。
入学までの空き時間を利用して、再び読み深めて見ます。
後ほどメール送ります。
>すりらんかさん
最近はどんどん学習範囲がせばまっております。複素数平面も僕達の年で打ち切りだとか・・・。
オススメの本をまた本屋に行って探してきます。試験が終わってしまうと一日が長いですから(笑)
188 :名無し時々雨:2001/06/18(Mon) 14:47
age
ほんとに受験生??
189 :すりらんか:2001/06/18(Mon) 16:06
もう受験生じゃないけどね(祝)
190 :名無し時々雨:2001/06/18(Mon) 16:25
「統計でうそをつく方法」は懐かしいですね。中学生の時に読んで、これは面白いと思ったのだ
が、最近読み返してみても、全く、色褪せていない。
191 :経済楽優:2001/06/30(Sat) 16:45
>>1
経済楽優が書いた本が一番
わかりやすいです。
192 :名無し時々雨:2001/06/30(Sat) 21:30
このスレの受験生は、君より経済学出来る子なんだけどね(藁)。
193 :名無し時々雨:2001/07/01(Sun) 00:55
例の受験生来ないねえ。
大学に入ると勉強どころじゃないのかな。
194 :経済楽優:2001/07/01(Sun) 04:33
>>192
私は上智の経済学部で
「楽々と優を連発」していた者ですが、
それでもこの受験生のほうが
優秀であると断言するわけですか?
195 :名無し時々雨:2001/07/01(Sun) 05:31
>194

100%間違いない。俺も情痴だから確信があるよ(嘲
196 :わたしゃ、法哲学:2001/07/01(Sun) 14:29
>193
志の高い受験生に限って、大学にはいると麻雀やバイトにはまってしまうことが多いね。
親記事の彼がそうだというわけではないのだけど。
197 :経済楽優:2001/07/01(Sun) 14:58
>>195
100%とは言い切れない。
大学で学ぶ内容は
大学受験とは比較にもならない。
上智では勉強が主なのです。
198 :経済楽優:2001/07/01(Sun) 15:01
>>195
事実私の高校では
上智の経済学部に落ちて、
東大の文科三類に合格した例を知っているし、
東大の文科三類クラスにやっと合格できるような
学力の学生は、早稲田の政経や慶応の経済、上智法・経済は
滑り止めにはできない。
併願しても50%~60%
くらいの合格率でした。
199 :名無し時々雨:2001/07/01(Sun) 16:13
>>197-198

2chの学歴板でやってくれよ。
場違いすぎる。
200 :名無し時々雨:2001/07/01(Sun) 20:34
>199
私見では、経済学優は、この板には珍しい真性電波だと思う。
191,194,198あたりを読むと、関わりになってはいけないことがよく分かる。
201 :すりらんか:2001/07/01(Sun) 22:24
続きは学歴板でね(はぁと)

---------------------終了---------------------
202 :名無しさんの冒険:2005/03/06(Sun) 00:33
>>1
こんな頭のいい人がいたんだ~・・。
いま4年生ですよね?もうすごいたくさん経済学勉強したんですか?