金融業界で仕事をするのに必要な知識

economy/0042 / 50 レス / 2000/09/02〜2000/11/18

1 :名無しさん@古いVerだったゴメソ:2000/09/02(Sat) 20:13
金融業界で仕事をするのに必要な知識を仕入れるにはどんな本を読んだらいいのでしょうか?

今度の4月から証券会社に就職するのですが、
商品開発あるいはディーリング業務に従事する際に読んでおいたらいい本などありますか?
2 :名無しさん@古いVerだったゴメソ:2000/09/02(Sat) 22:37
証券アナリストの資格でも取ったらどうでしょうか?
アレの「経済」の科目は、かなりデタラメだけど。。。
まぁ、細かいことは気にしない!
3 :名無しさん@古いVerだったゴメソ:2000/09/02(Sat) 22:39
読んでおいたほうがいいい本。

大破局(フィアスコ)―デリバティブという「怪物」にカモられる日本
349p 19cm(B6)
98.2.28 出版
徳間書店

アメリカでトップの証券会社モルガン・スタンレー。
そこにヘッドハントされた若き著者は、デリバティブ商品の開発と海外へのセールスに携わる。
それはごく1部の専門家にしか仕組みがわからない複雑な怪物金融商品だった。
やがて94年から、カリフォルニア州オレンジ郡をはじめメキシコで、タイで、そして日本でデリバティブによる巨額の損失が続々出はじめる。
しかし、モルガン証券は大損をして必死になった客をさらに食い物にしていく―。
本書はモルガン証券元社員が金融機関の驚くべき内情を暴露した衝撃の手記である。
4 :ドラエモン:2000/09/02(Sat) 23:31
ここで続けるのはいっこうに構わないけど、2chの政治金融板の方が専門家多い
よ。銀行とか証券とかの現役。
5 :すりらんか:2000/09/03(Sun) 01:56
03の爆撃行動はされないのですか<ドラエモン先生
6 :ドラエモン:2000/09/03(Sun) 02:39
>05
わかった。逃げない。
>01
日本の証券会社に学部卒ではいるんなら、9割方は個人営業だろう。直接業務に
関係する知識なんて期待すると、裏切られるよ。修卒で本社の商品本部(株式・
債券)でディーラーとか商品開発するなら、金融工学の入門書レベルは当然終わっ
てるだろう。僕は詳しくないので、2Chに該当するスレがあるからそっちを参照。

>03
あのさぁー、この手の話は嘘じゃないんだけど、M資金と同じで、カモられる方も
メチャ問題あるんだよね。オレンジ郡の財務担当者もそうだけど、プロの振りした
ど素人がウジャウジャ生息していて、大体そんなのがカモなのよ。

大和銀行NY支店の国債ディーラーの場合も、商品は別に特殊じゃないけど、なに
も知らないのと同然の人が、ホントになにも知らない人に管理されていた結果なの。

>大損をして必死になった客をさらに食い物にしていく―。
これってまるで個人投資家を日本の証券会社が食い物にする時と同じパターンでしょ。
個人の場合は言語道断なんだけど、03の例は機関投資家とか大手の事業会社でしょ。
こういうことは許せないと思う気持ちはよく分かるんだが、プロがフリーランチ(リ
スクなしでリターンを得られる機会)の発生を固唾を飲んで見守ってるとこに、なん
にも知らないのに飛び込んだらズタズタにされるのは、しょうがないとも言えるのよ。

(続く)
7 :ドラエモン:2000/09/03(Sun) 02:39
怪しい金融エコノミストからの忠告
正直に言って、金融市場というのは見かけの華やかさは虚構で、実際は弱肉強食の掟
の支配するジャングルなんだよね。給料も良いからドンドン優秀なのからバカまで人
材が流入してきて、ドンドン浪費されすりつぶされる世界。だから給料高いとも言え
る。それがアングロサクソン世界の常識なのに、規制産業だった日本の銀行証券が参
加したら、どれほど酷い目に遭うかは、ある意味予見可能だった。ジャングルで戦い
続ける覚悟なしにこの世界に身を委ねるのはよした方がいいよ。

ただ、リカードやケインズもある意味で「株屋」なんだよ。実際、カシコイ人も時々
居る。でもソロス、タイガーそしてLTCMと見てみれば、たかがしれたカシコサに
過ぎないと言うことになろうね。
8 :03:2000/09/03(Sun) 02:51
ゴメンなさい。
03の書評は下記URLからのコピー&ペーストしたものであって、ワタシの意見ではないです。
結構面白い本だったので、紹介しました。
http://value1.goo.ne.jp/cgi-bin/book-search.cgi?WD=%A5%D5%A5%A3%A5%A2%A5%B9%A5%B3&CD=1&SW=1&DN=1
9 :ドラエモン:2000/09/03(Sun) 03:18
>03
なにもあなたが謝ることはないです。僕は本の中身にご託並べただけですから。
それに、本自体は面白いと思いますよ。実際面白いんだこの世界<抜けられん理由
10 :1:2000/09/03(Sun) 13:09
1です。

2さん、3さん、ドラエモンさん、すりらんかさん、有難うございます。
2chの該当スレッド探してみます。

>日本の証券会社に学部卒ではいるんなら、9割方は個人営業だろう。修卒で本社の商品本部(株式・
債券)でディーラーとか商品開発するなら、金融工学の入門書レベルは当然終わっ
てるだろう。

エンジニアコースなのでほぼ、ディーラー行きです。
しかし理系だったので、今必死に金融工学の基礎からやっているところです。

>ジャングルで戦い続ける覚悟なしにこの世界に身を委ねるのはよした方がいいよ。
、、、いつまで生き残れるのでしょうか、、、。
11 :ドラエモン:2000/09/03(Sun) 13:25
純然たるエンジニアなら、そんなに心配はしなくてもいいかもね。それに、今時
どこに行っても多かれ少なかれサバイバル・ゲームだというのはかわらんしなぁ。
12 :すりらんか:2000/09/03(Sun) 23:12
>03さん,ドラさん
いや,僕もノリでふってみただけですから.すいません.
13 :渦巻き:2000/09/06(Wed) 10:49
はじめまして。渦巻きと言います。
太古の昔に岩井先生の辺微分記号を「あの渦巻きはなに?」と言った婆です。
自己紹介はさておき、
最近の金融工学専門書ブームは困ったものです。
にわか研究者、にせ専門家が跋扈しています。
まじめなクオンツを志す方であればあの手の書物は避けて
オーソドックスなミクロ経済とCorporate Financeの基本書を読み、
専門的なものでしたらIAFE(International Association Of Financial Engineers)の
ウェブサイト(www.iafe.org)のリンクを辿って探されることをお勧めします。
14 :ぼけ老人[ぼけ老人]:2000/09/06(Wed) 13:14
>13
あ。
渦巻きさんですな。
こんにちは。
2chのミルトンは私です。
渦巻き仲間ですな(笑)。
ファイナンスは全く専門外なので、
そのうち質問でもするかも知れません。
今後もよろしく。
15 :名無しさん@しゃべり場:2000/09/06(Wed) 21:32
私はあの三角(△)は何?と言ってました。
△とdと渦巻きの使い分けを理解するしたのは、
院試の勉強をはじめてから。
・・・といったことを告白するスレではないですね。
失礼しました。
16 :ぽけっと2K@もう仕事いらない!:2000/09/09(Sat) 04:55
池田昌幸先生の『金融経済学の基礎』という本はいい本だとおもいます。
渦巻きさんのおっしゃるように最近うざい金融工学書が多いのですが、この本はミクロ経済学とのつながりを常に念頭において書かれているし、本人も書いてるように定理の導出や数式の展開がとても丁寧。
(したがって誤植があってもちゃんと自分で直して読める。これはじつは大変なことだとおもう。この本は丁寧でえらい。だってふつうnotationの抜けとか、^が抜けてるとか間違ってるかどうかなんて判断できないもんね。)
ファイナンスの分野まあまあ詳しい人でも、へえこういうところとこんな関係があるんだとか発見がある本だとおもいます。

あとはもうちょっと実務に近いのだとBaxter and RennieのFinancialCalculus(だったですかね)。
もう4,5年前の本だとおもうけど、金利derivativesのマーチンゲール測度論を用いた価格付けを分かりやすく書いています。
それかNetfciのIntroduction of Financial Mathematicsというタイトルでしたかね。どっちかは翻訳も出てたとおもいます。
どうしてμがrに替わってもいいのか納得してないひと、測度変換という手法のパワフルさと美しさを垣間見たいひとはどっちか必読じゃないでしょうか。
17 :ぽけっと2K@もう仕事いらない!:2000/09/09(Sat) 05:04
>16訂正
すいません、NetfciのやつはAn Introduction to the Mathematics of Financial Derivativesというタイトルでした。これが翻訳でてるやつですね。
でも数学の本なのに別に翻訳なくても十分読めるような。あ、でもきっと翻訳本のほうが日本で買ったら安いですね^^).
18 :渦巻き:2000/09/09(Sat) 09:37
>ぽけっと2K@もう仕事いらない!様
池田先生の本、紹介してくださってありがとうございます。
観てみます。

NETFCIとは渋いですねー。しかしこの人の名前、なんて読むんでしょうねー。
金融工学関係は読みづらい名前ばかり・・・。

金融工学とは言えないかもしれませんが、理系でこれから金融を学ぶという方で
あればFABOZZIのFixed Income Mathematics(きんざいで訳書があったはず)
もよろしいかと。やはり基礎はANNUITYとかPV計算ですよね。
19 :すりらんか:2000/09/09(Sat) 23:25
NETFCIは翻訳ではネッフィになってますね.数学の本な
のに言葉での説明もしっかりしていて,数学厨房の私は
重宝しています.

うざい金融工学の本といえば,野口逝男(字忘れた…公共
経済の,というより超整理法のおじさん)がなぜか金融工
学のテキスト書いてますね.もはや逝ってよし!とつぶや
きながらネタとして購入したところ……とってもいい本で
した.学部上級生・院初級のテキストとしては最適ではな
いかしら(数学的説明と直観的説明のバランスがよい)?
野口逝男ってこういう本も書ける人なんですね(<嫌味で
す念のため).
20 :渦巻き:2000/09/10(Sun) 07:19
おお!そうなんですか。
野口逝男もさることながら共著者の某大蔵キャリア女史には
昔苦い思いをしたことがあるので(笑)避けていたのですが
ちょっと立ち読みしてみます。
やはりBrealey&Myersが一番好きな老婆より
21 :先公:2000/09/10(Sun) 14:11
野口さんて、整理屋さんじゃなかったんですね(笑)
22 :すりらんか:2000/09/10(Sun) 14:28
>野口逝男もさることながら共著者の某大蔵キャリア女史
後者もかなりなにな人ですよね.結局アノ本が信頼でき
る点は多分この二人があまり書いてないであろう所だっ
たりして(爆).
23 :渦巻き:2000/09/15(Fri) 23:56
話をタイトルに戻しまして(笑)
金融業界で仕事をしていくのに必要な知識を身に付けるための
情報源について、教科書に限らず話してみませんか?

たとえば今朝の日経の社説はチェースによるJPモーガンの買収を
大きくとりあげていましたが、その持つ意味についての解説は
充分でなかったように感じました。
一方、FTの解説は「なるほど」というものでした。

渦巻きは「なにがなんでもアングロサクソン」主義では決してないつもりですが
FT、ECONOMIST、(好みはわかれますが)WSJに匹敵するような金融の専門紙(誌)
があればなぁ、といつも思います。
24 :P2K:2000/09/17(Sun) 00:31
新聞はやっぱFTかな。業界紙だと公社債情報にIFRとリスクマガジンてとこですか。
このなかで学生さんが読んでも多少意味があるのはFTとRiskくらいですかねぇ。Riskはさすがに大学図書館じゃとってないか。学生諸氏がお小遣いで買うにはちと高いです。スマソ。

金融業界で必要な知識といえば法律(とりわけ民・商法、破産法、民事再生法、証取法など)と会計・税務の知識ということでしょうかねぇ。
不良債権売買するときには前者が、企業買収とかやるときには後者がとりわけ役に立ちます。商品開発や実際の取引の現場においてこれらの知識は必須ですが、まあOJTで身につくものではあるかな。

ところで、渦巻きさんは18でFabozziの分厚い本を理系初学者のひとにすすめてますが、内容かったるすぎない?大体重すぎて寝転んで読もうとすると肩がこる。
それに20ページくらいで言える内容のような気が(笑)。annuityも含むcashflowのPV計算が全ての基礎なのはおっしゃるとおりですが、オーソドックスにHullの教科書でいいのでは?
そのうち、これがおもしろいとおもってはまっていくひとはdurationやconvexityの話のあとに、futuresの値段とforwardsの値段の差について学ぶ。わからないとconstant maturity swapやyield curve swapの理論(均衡)価格がわからなくて、ポジションとったときに大変なことになります(^^;)。
25 :P2K:2000/09/17(Sun) 00:43
失礼、業界紙→業界誌デス。
26 :渦巻き:2000/09/17(Sun) 10:24
P2Kさん、はじめまして。
リスクマガジン、高いしいつ来るかよくわかんないですよねー。

FABOZZI、分厚いですか?すいません、渦巻きは分厚い&巨大な教科書に
慣れているので気づきませんでした。HULLは確かにすばらしい教科書ですが
理系でファイナンスの基礎を知らない人には入りにくいかな、と思っただけです。
時間をかけていいならBrealey&MyersからHull、参考としてNeftci、Fabozziなどを
使う、というのがオーソドックスでしょうね。
(企業財務の学部3-4年から大学院1年向けのテキストには
いいのが色々ありますが渦巻きはBrealely&Myersを偏愛しているので
お許しください。)
27 :byrd:2000/09/17(Sun) 14:27
Neftci, Fabozzi いいかなあ?
ちゃんと読んでないけど、数学的には厳密じゃないし
かといって Hull ほど割り切って書いているわけでもないし。
Hull はとってもいいとおもう。
28 :P2K=ぽけっと2K:2000/09/17(Sun) 14:58
=ぽけっと2000です、渦巻きさん。HN書くのがだんだん面倒くさくなって勝手に縮めて書いておりました。
今後ともお見知りおきください^^)。

27>byrdさん、Neftciのどのへんが数学的に厳密でないのでしょうか?
測度0点やヒルベルト空間の話、ルベーグ積分への言及がないとかいうのは無しですよ。そういうことが何の抵抗も無く分かるひとは最初からDuffieの本読めばいいのです。
あるいはHarrison-KrepsやHarrison-Pliskaを読めばいいのです。こういう人は最初からHullなんか読まなくてもいいですよね。
Hullは素晴らしい教科書ですが、あのレベルの人が読んでも分かるように、確率測度の変換のはなし(Girsanovの定理やRadon-Nikodym微分など)を書いてある本はほとんどないとおもいます。
同値マーチンゲール測度の話がしっくり来てないと、HJMモデルのことはわかんないですよ。Hull自身、Neftciの本のことは誉めてるとおもいます。
29 :名無しさん@匿名キボーン:2000/09/17(Sun) 18:31
やっぱりここは2chとちがって、27みたいなはったり野郎はあっという間
に撃墜だな。ちゃんと読まずに批判するなよ、恥ずかしいから。
27は2ちゃんに逝け!
30 :P2K:2000/09/18(Mon) 13:51
>29 まあまあ、そう煽らないで(^^;)

ところで2chで1回スレがたってたような気がするんですが、エコノミストやストラテジストとして金融業界でお仕事する以外に、経済学の知識ってどの程度必要なんでしょうか。
スレどおり金融業界に限ってもいいんですけど。
ぼく個人としては金融業界ではないですが、マスコミのひとたちに経済学の最低限の知識は教えとくべきだと思うんですけどね。
経済部の記者になるには社内で最低マクロの基本的な問題について試験して合格しないとなれないとか。そうしないといつまでも熊さん・はっつぁんレベルのまま記事が書かれ続ける気がする…。
31 :渦巻き:2000/09/18(Mon) 20:45
P2Kさん、前のハンドルネームは正しく打つ自信がなくて
カット&ペーストさせて頂きました(笑)。

28&30は全面的に賛成です。
渦巻きはずっと日本の新聞の記事がよくわからなくて
「やっぱ頭が渦巻きだからなー」と思っていました。FTを読み始めるまで(笑)
自分が飯の種にしている分野の記事を読むと
「X省がぶちあげた提灯記事だ」「某紙の受け売り」とかわかるようになりました。

渦巻きが危惧しているのは、Quantitative Analysisの方法
(少なくとも初歩的な統計まで)は欧米で教育を受けたプロフェッショナルの
教育インフラになってきているのに、日本では追いついていないことです。
文系・理系をはやばやと分けてしまうことの弊害ですかねぇ。
32 :先公:2000/09/19(Tue) 08:30
文理のコース分け、そんなに早いかな?
特殊な学校に行ってない限り、早くて高2のはじめ、遅くて高3のはじめだと思うのですが。
33 :先公:2000/09/20(Wed) 02:09
ちなみにアメリカを例にとり、教育事情について補足すれば、後期中等教育は日本で
採用されている科目選択制なんかとは比較にならないくらいの徹底した履修科目自由
選択制=単位制だよ。渦巻き氏が比較してるのはアメリカの優秀なプロフェッショナル
と日本の素人(凡人)との比較じゃないんですか?
比較する双グループの整合性について疑問があるのですが。
34 :P2K:2000/09/20(Wed) 03:49
>33
渦巻きさんが言ってるのは、経済現象を経済学という切り口で理解するときに、最低限あった方がよいであろう線形代数と微積分と初歩的統計学の知識が、高校の文系では供給されてないのではという危惧じゃないでしょうか。
文科系の=算数どまりで数学いらない学問だとおもって経済学部に入ってみたら大変なことになったというひとが多いということではないですかねぇ。経済学ってこんなに数学使うんだというのが学生時代の正直な感想で、なにもしらなかったので随分驚きました。
たとえば、むかしだと経済学入門の1時間目の効用関数と代替性のところでいきなり渦巻きマーク(笑)がでてきてびびるわけですよ。ま、先生もわるいんですけどね。
比較対象云々というより、経済学=文系=数学いらないという誤った認識が高校段階で流布しているということかもしれません。

ただ、必要な道具の供給のちぐはぐさってある程度はしかたないかも。ぼくが三角関数の微分と微分方程式のことを最初に習ったのは高校物理のばねの授業でしたから。数学で出てきたのは1年以上あとだったです。
35 :P2K:2000/09/20(Wed) 04:11
補足。
最近ここに出入りするように(^^;)なって、たまに本屋さんで経済学の本をみてみるのですが、
梶井・松井両先生の「ミクロ経済学-戦略的アプローチ」(日本評論社)なんていう本は、中学3年か高校1年でも十分分かるように記述されており、
しかも内容的には、けっこう新しい成果へのヒントを与えることまで念頭において書かれています。こういう本で入門できるいまの学生さんはうらやましいと同時に、このくらいの算数でこのくらいのことが言えるんだなあと感心します。
36 :先公:2000/09/20(Wed) 04:41
>34=P2K氏
ちょうど私が和名字類抄や影印本に文学部2年で直面した時の衝撃と同じですね。
あれで国語学の単位を落とした連中は周囲にずいぶんいましたからねえ。
他にも、訓点本とアクセント類型の知識なんてのも、高校では習いもしなかったし。
(国語でも日本史でも)
結論を言えば Fittests shall survive てことでしょうね。大学でつまずくか否か
は学生の自己学習能力にかかわる問題だと私は考えています。
学部生にもなって「そんなこと高校までに習わなかったもん」なんて、ちょっとね。
ただまあ、渦巻き氏はなんだかだと言いながらアングロサクソンを高きに置いて崇拝
してるんだなあ、と。教育問題はへたに例示に使うと、ボロが出ちゃうよ。変な居候が
一匹いるから(笑)
大学での高等教育=学問をこなす力は、自己学習力にほかなりません。口を開けて
親鳥が餌を運んでくれるのを待ってるピヨピヨ気分の連中には高等教育なんか施す
必要はない。施す意味もない。与えてもどんどん剥落しちゃいますから。
という観点から私は高等教育をとらえています。

*P2K氏の学力に関しては十分高いと認識しております。僭越な物言いご容赦。
37 :渦巻き:2000/09/20(Wed) 08:49
先公さん、はじめまして。
P2Kさん、補足ありがとうございます。

アングロサクソンを高きに置いて崇拝している、ってことはないですが
日本の4年生大学を出て、しばらく勤めた後、アメリカの大学院に行って
「高等教育ってこんなに面白いものなの!」と感動したことがコメントに
滲み出ていることは否めないと思います。
なんていうのか、テストでいい点とるとか単位をとるとかいった結果じゃなしに
新しい物の見方を知る、ものごとを分析する手段を得るといった過程が面白くて
勉強が楽しくて楽しくてしょうがない、という経験をしたのは初めてだったので。
(しかし、TA曰く「アメリカの院生=イギリスの学部生くらいに
イギリスの経済学部の教育はしっかりしている」そうなので、
世界は広いと思います。)

渦巻きは子供をアメリカのハイスクールにやった経験がないので
伝聞ですが、制度としては先公さんの言われるように徹底した登録制です。
それは一方で「文系」「理系」というメニューを学校側が用意しない、ということでもあり
所謂「いい学校(アメリカも受験はそれなりに熾烈です)」を目指す生徒は
幅広い科目をとっていたような印象があります。

先公さんのFittest Shall Surviveは理念としては賛同するのですが
大学では学問をするモティヴェーションが高い学生が自助努力すればいい、
という考え方はいまの日本ではどうかな、と思います。
もっとも渦巻きの頃(ドイツ語でいきなりフンボルトがテキストだったり
最初の経済学の教科書が根岸の価格理論だった)からは進歩していると思いたいのですが(笑)
38 :渦巻き:2000/09/20(Wed) 08:52
補足

金融(Corporate Finance)に限って言えば、
日本の高等教育(大学、大学院)はあまり上手く機能していない、と
言えるのではないでしょうか。
例えば、日本の大学・大学院で、ゲスト・スピーカーとしてではなく
金融の実務者が財務分析や投資について教えているところはどれだけあるのでしょうか?
39 :ドラエモン:2000/09/20(Wed) 21:04
>34:P2K氏

>比較対象云々というより、経済学=文系=数学いらないという誤った認識が高校
>段階で流布しているということかもしれません。

これは、別に高校段階の話ではないと思う。日本は、悲しいかな輸入近代化のせい
で、和魂洋才なのだと思うよ。つまり、物質的なことは洋才を使うが、非物質的と
いうか精神的・社会的な事柄は「洋才」=近代科学・技術とは別の次元であると思
いたいのだ。

例のクルッグマン翻訳で悪名高い山形浩生氏も強調してるが、なぜ日本じゃSF小
説とか、科学雑誌が売れないかというのは、結構レベルの深い問題を示唆している
ように思うんだけど。
40 :ドラエモン:2000/09/21(Thu) 07:30
↑正誤表

(誤)精神的・社会的な事柄は「洋才」
(正)精神的・社会的な事柄は「和魂」

失礼しました・・・・。
41 :渦巻き:2000/09/21(Thu) 09:03
話はずれるのですが、あおぞら銀行(旧日債銀)社長の
自殺のニュースを見て暗澹たる気持ちです。
金融業界で仕事をするのにはメンタル・ヘルスケアも
必須なのかもしれませんねぇ。
42 :ドラエモン:2000/09/21(Thu) 09:19
昔、アメリカでサプライサイドとかレーガノミクスとかが流行っているのを見ていて、
経済学の揺らぎが、全然分かってないのを呼び出しちゃう恐怖ってのを感じました。

でも、日本も不況が長引き、こんな風になってくると、トンデモ説が流布し始め、2ch
の経済論議みたいのが本気で実行されそうな気がして恐ろしい。

↑の話だって、「ざまあみろ」って意見が出てますからね。やっぱり、ドン臭くて
も、ケインズ主義=全体主義台頭を防ぐ護符という価値は変わらないな・・・。
43 :初心者:2000/09/22(Fri) 04:20
FTってなんですか?
僕も来年から金融工学を仕事にする学生です
44 :渦巻き:2000/09/22(Fri) 10:18
FTとはFinancial Timesという新聞の略称です。
ウェブページでも読めます。
45 :先公:2000/09/23(Sat) 16:53
わーい「初心者」さんみたいな人が来るとちょっとうれしいぞ
46 :初心者:2000/09/24(Sun) 03:29
>先公
そうですか? いやでもほんとに経済は初心者なので
これからよろしくお願いします
>渦巻き
読んだほうがいいですか
47 :名無しさん:2000/09/24(Sun) 04:08
いくらHNとはいえ、相手にレスするんだから呼び捨てはやめようよ。礼儀だとおもう。
45はちゃんと「さん」づけですよ。
48 :渦巻き:2000/09/24(Sun) 16:27
別に呼び捨てでいいですけど、ご配慮ありがとうございます。47の名無しさん。

>初心者さん
あー、ご自分で見て決めてみてください(笑)
ところで、学生→金融工学って最近はよくある就職なんですか?
そういうのって理系の学生さんを将来のQUANTSとして自前で養成するトラックなんでしょうか。
49 :初心者:2000/09/25(Mon) 23:25
よくある就職ではないと思います
候補も3つか4つくらいしかなかったような気がします。
50 :名無しングエルス:2000/11/18(Sat) 02:21
NetfciのIntroduction to the Mathematics of Financial の翻訳が出てるそうですが邦
題教えてください。

お願いします。